JP2010098565A - センサネットワークシステム、プログラム配信装置、センサノード、およびプログラム - Google Patents

センサネットワークシステム、プログラム配信装置、センサノード、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】センサノードに対してノードプログラムを配信する際にセンサノードで消費する無線通信電力を削減する。
【解決手段】プログラム配信装置10で、距離データ14Bに基づいて配信先ノードまでの最短経路を計算し、最短経路を構成するセンサノード20が配信順に記載された配信リスト14Cをノードプログラム14Aに添付し、これら配信データを当該配信リスト14Cに基づき無線通信により配信する。センサノード20で、無線通信により受信した配信データに含まれる配信リスト14Cで指定された次のセンサノード20へ、センサネットワークを介して当該配信データを無線通信により配信し、当該配信データが自ノード宛の場合は当該配信データ内のノードプログラム14Aを記憶部24へ格納する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、センサノード技術に関し、特にセンサノード上で実行されるプログラムを配信する技術に関する。
センサネットワークシステムは、室内に配置されている家具、食器、器具、道具、装置などの固体状の物体、および床、壁、天井、支柱のような建築物の一部をなす物体に、演算処理機能、無線通信機能、センシング機能を有する小型のセンサノードを取り付け、これらセンサノードでネットワークを形成して、個々のセンサノードで取得したセンサデータを収集するシステムである。
従来、このようなセンサノードで実行されるノードプログラムを変更する方法には、無線通信機能を用いてノードプログラムを変更する手法がある(例えば、被特許文献1など参照)。この手法は、プログラム配信装置(サーバ)に用意したノードプログラムを、指定したセンサノードに対して無線通信機能を用いて送付し、センサノード上のノードプログラムを書き換えている。
T.Liu, C.M.Sadler, P.Zhang,and M.Martonosi,"Implementing software on resource constrained mobile sensors: experiences with impala and zebranet," In Proc. or the 2nd Intl. Conf. on Mobile systems, applications, and services (MobiSys), pp.256-269 (2004).
センサノード上のプログラムを配信する際に、プログラム配信装置(サーバ)とセンサノードとの間で行う無線通信方式としては、プログラム配信装置とノードプログラムを書き換える対象となるセンサノードとの間で直接無線通信を行う方式と、他の1つ以上のセンサノードを経由してノードプログラムを対象のセンサノードまで無線通信を繰り返して送信する方式がある。
ここで、無線通信方式を用いる場合、センサノードが消費する電力は、直接、無線通信を行う二者間の通信区間距離の2乗に比例する。このため、電力消費を抑えるためには、無線通信を行う二者間の無線区間距離を短くすることが重要である。しかし、従来の方式では二者間の無線区間距離が考慮されていないため、無線通信にかかる電力コストが増大する可能性がある。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、センサノードに対してノードプログラムを配信する際にセンサノードで消費する無線通信電力を削減できるセンサネットワークシステム、プログラム配信装置、センサノード、およびプログラムを提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかるセンサネットワークシステムは、無線通信によりセンサネットワークを構成する複数のセンサノードを含み、センサノードでセンシングしたセンサデータをセンサネットワークを介して収集するセンサネットワークシステムであって、センサノードのうちのいずれかの配信先ノードに対し、センサネットワークを介してノードプログラムを無線通信により配信するプログラム配信装置を備え、プログラム配信装置は、センサノード相互間の距離およびセンサノードと自装置との距離を示す距離データに基づいて、配信先ノードまでの最短経路を計算する経路計算部と、最短経路を構成するセンサノードが配信順に記載された配信リストをノードプログラムに添付し、これら配信データを当該配信リストに基づき無線通信により配信するプログラム配信部とを備え、センサノードは、センサネットワークを介して配信データを無線通信により受信し、当該配信データに含まれる配信リストで指定された次のセンサノードへ、センサネットワークを介して当該配信データを無線通信により転送し、当該配信データが自ノード宛の場合は当該配信データ内のノードプログラムを記憶部へ格納するプログラム転送部を備えている。
この際、センサノードに、異なる位置に配置された複数の無線通信部を設け、経路計算部で、センサノードの無線通信部相互間の無線区間距離およびセンサノードの無線通信部と自装置の無線通信部との無線区間距離を示す距離データに基づいて、配信先ノードまでの最短経路を計算し、プログラム配信部で、最短経路を構成するセンサノードの受信用および送信用の無線通信部が配信順に記載された配信リストをノードプログラムに添付し、これら配信データを当該配信リストに基づき自装置の無線通信部から配信するようにしてもよい。
また、プログラム転送部で、自ノードの無線通信部で受信した配信データの配信リストから自ノードの受信用および送信用の無線通信部に関する自区間情報を切り取った後、残りの配信リストとノードプログラムとからなる新たな配信データを、当該自区間情報で指定された自ノードの送信用無線通信部から、残りの配信リストで指定された次ノードの受信用無線通信部へ転送するようにしてもよい。
また、経路計算部で、配信先ノードまでの無線区間距離の総和が同一である複数の最短経路が計算された場合、各センサノードと当該センサノードの無線通信部との有線区間における有線区間距離を示す距離データに基づいて、それぞれの最短経路のうち当該最短経路に含まれる有線区間距離の総和が最も小さいものを、ノードプログラムを配信するための最短経路として選択するようにしてもよい。
また、本発明にかかるプログラム配信装置は、無線通信によりセンサネットワークを構成する複数のセンサノードを含み、センサノードでセンシングしたセンサデータをセンサネットワークを介して収集するセンサネットワークシステムで用いられ、センサノードのうちのいずれかの配信先ノードに対し、センサネットワークを介して無線通信によりノードプログラムを配信するプログラム配信装置であって、センサノード相互間の距離およびセンサノードと自装置との距離を示す距離データに基づいて、配信先ノードまでの最短経路を計算する経路計算部と、最短経路を構成するセンサノードが配信順に記載された配信リストをノードプログラムに添付し、これら配信データを当該配信リストに基づき無線通信により配信するプログラム配信部とを備えている。
この際、センサノードに、異なる位置に配置された複数の無線通信部を設け、経路計算部で、センサノードの無線通信部相互間の無線区間距離およびセンサノードの無線通信部と自装置の無線通信部との無線区間距離を示す距離データに基づいて、配信先ノードまでの最短経路を計算し、プログラム配信部で、最短経路を構成するセンサノードの受信用および送信用の無線通信部が配信順に記載された配信リストをノードプログラムに添付し、これら配信データを当該配信リストに基づき自装置の無線通信部から配信するようにしてもよい。
また、経路計算部で、配信先ノードまでの無線区間距離の総和が同一である複数の最短経路が計算された場合、各センサノードと当該センサノードの無線通信部との有線区間における有線区間距離を示す距離データに基づいて、それぞれの最短経路のうち当該最短経路に含まれる有線区間距離の総和が最も小さいものを、ノードプログラムを配信するための最短経路として選択するようにしてもよい。
また、本発明にかかるセンサノードは、無線通信によりセンサネットワークを構成する複数のセンサノードと、センサノードのうちのいずれかの配信先ノードに対し、センサネットワークを介して無線通信によりノードプログラムを配信するプログラム配信装置とを含み、センサノードでセンシングしたセンサデータをセンサネットワークを介して収集するセンサネットワークシステムで用いられるセンサノードであって、センサネットワークを介して配信データを無線通信により受信し、当該配信データに含まれる配信リストで指定された次のセンサノードへ、センサネットワークを介して当該配信データを無線通信により転送し、当該配信データが自ノード宛の場合は当該配信データ内のノードプログラムを記憶部へ格納するプログラム転送部を備えている。
この際、異なる位置に配置された複数の無線通信部を備え、配信リストとして、最短経路を構成するセンサノードの受信用および送信用の無線通信部が配信順に記載されたリストを用い、プログラム転送部で、自ノードの無線通信部で受信した配信データの配信リストから自ノードの受信用および送信用の無線通信部に関する自区間情報を切り取った後、残りの配信リストとノードプログラムとからなる新たな配信データを、当該自区間情報で指定された自ノードの送信用無線通信部から、残りの配信リストで指定された次ノードの受信用無線通信部へ転送するようにしてもよい。
また、本発明にかかるプログラムは、無線通信によりセンサネットワークを構成する複数のセンサノードを含み、センサノードでセンシングしたセンサデータをセンサネットワークを介して収集するセンサネットワークシステムで用いられ、センサノードのうちのいずれかの配信先ノードに対し、センサネットワークを介して無線通信によりノードプログラムを配信するプログラム配信装置のコンピュータに、センサノード相互間の距離およびセンサノードと自装置との距離を示す距離データに基づいて、配信先ノードまでの最短経路を計算する経路計算ステップと、最短経路を構成するセンサノードが配信順に記載された配信リストをノードプログラムに添付し、これら配信データを当該配信リストに基づき無線通信により配信するプログラム配信ステップとを実行させる。
また、本発明にかかる他のプログラムは、無線通信によりセンサネットワークを構成する複数のセンサノードと、センサノードのうちのいずれかの配信先ノードに対し、センサネットワークを介して無線通信によりノードプログラムを配信するプログラム配信装置とを含み、センサノードでセンシングしたセンサデータをセンサネットワークを介して収集するセンサネットワークシステムで用いられるセンサノードのコンピュータに、センサネットワークを介して配信データを無線通信により受信し、当該配信データに含まれる配信リストで指定された次のセンサノードへ、センサネットワークを介して当該配信データを無線通信により転送し、当該配信データが自ノード宛の場合は当該配信データ内のノードプログラムを記憶部へ格納するプログラム転送ステップを実行させる。
本発明によれば、1つ以上のセンサノードを介して、指定されたセンサノードへノードプログラムを配信する際、その配信経路として通信区間距離の最も短いセンサノード間がそれぞれ選択されるため、各センサノードで消費する無線通信電力を最小限まで削減することができる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[一実施の形態の構成]
まず、図1を参照して、本発明の一実施の形態にかかるセンサネットワークシステムについて説明する。図1は、本発明の一実施の形態にかかるセンサネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
このセンサネットワークシステムは、無線通信によりセンサネットワークを構成する複数のセンサノード20と、センサノードのうちのいずれかの配信先ノードに対し、センサネットワークを介してノードプログラムを無線通信により配信するプログラム配信装置10とから構成されている。
本実施の形態では、プログラム配信装置10で、センサノード20相互間の距離およびセンサノード20と自装置10との距離を示す距離データに基づいて、配信先ノードまでの最短経路を計算し、最短経路を構成するセンサノード20が配信順に記載された配信リストをノードプログラムに添付し、これら配信データを当該配信リストに基づき無線通信により配信している。また、センサノード20で、センサネットワークを介して配信データを無線通信により受信し、当該配信データに含まれる配信リストで指定された次のセンサノード20へ、センサネットワークを介して当該配信データを無線通信により配信し、当該配信データが自ノード宛の場合は当該配信データ内のノードプログラムを記憶部へ格納している。
[プログラム配信装置]
次に、図1を参照して、本実施の形態にかかるプログラム配信装置10の構成について詳細に説明する。
図1のプログラム配信装置10は、全体としてサーバ装置やパーソナルコンピュータなどの情報処理装置からなり、主な機能部として、無線通信部11、操作入力部12、画面表示部13、記憶部14、および演算処理部15が設けられている。
無線通信部11は、専用の無線通信回路からなり、演算処理部15からの制御に基づいて、センサノード20と無線通信を行う機能を有している。
操作入力部12は、キーボードやマウスなどの操作入力装置からなり、オペレータの操作を検出して演算処理部15へ出力する機能を有している。
画面表示部13は、LCDやPDPなどの画面表示装置からなり、演算処理部15から出力された操作メニューや配信リストなどの各種情報を画面表示する機能を有している。
記憶部14は、ハードディスクやメモリなどの記憶装置からなり、演算処理部15での処理に用いる各種処理情報やプログラム14Pを記憶する機能を有している。
プログラム14Pは、プログラム配信装置10に設けられている入出力インターフェース部(図示せず)を介して、外部装置や記録媒体から読み込まれ予め記憶部14に格納されたプログラムである。演算処理部15により読み出されて実行されることにより、演算処理部15の各種処理部を実現する。
記憶部14で記憶する主な処理情報として、ノードプログラム14A、距離データ14B、および配信リスト14Cがある。
ノードプログラム14Aは、センサノード20で実行されるプログラムである。プログラム配信装置10に設けられている入出力インターフェース部(図示せず)を介して、外部装置や記録媒体から読み込まれ予め記憶部14に格納され、必要に応じてセンサノード20へ配信される。なお、プログラム配信装置10の演算処理部15に、ノードプログラム14Aのソースコードをユーザが記述し、これをコンパイルしてノードプログラム14Aを生成する処理部を設けてもよい。
距離データ14Bは、各センサノード20相互間の距離、および各センサノード20とプログラム配信装置10との距離を示すデータである。この際、各センサノード20が異なる位置に配置された複数の無線通信部を備えている場合、距離データ14Bとして、各センサノード20の個々の無線通信部相互間の無線区間距離、および各センサノード20の個々の無線通信部とプログラム配信装置10の無線通信部との無線区間距離を示すデータを用いる。
配信リスト14Cは、プログラム配信装置10から、センサノード20のうちノードプログラム14Aの配信先となる配信先ノードまでの最短経路を構成する各センサノード20が配信順に記載されたリストである。また、各センサノード20が異なる位置に配置された複数の無線通信部を備えている場合、配信リスト14Cとして、最短経路を構成する各センサノードの受信用および送信用の無線通信部が配信順に記載されたリストを用いる。
演算処理部15は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路を有し、記憶部14からプログラム14Pを読み出して実行することにより、上記ハードウェアとプログラム14Pとを協働させて、各種処理部を実現する機能を有している。
演算処理部15で実現される主な処理部として、経路計算部15Aとプログラム配信部15Bがある。
経路計算部15Aは、記憶部14の距離データ14Bに基づいて、プログラム配信装置10から配信先ノードまでの最短経路を計算する機能を有している。最短経路を計算する具体的なアルゴリズムについては、公知の技術を利用すればよい。また、最短経路を評価する距離として、プログラム配信装置10から配信先ノードまでの経路上に位置するプログラム配信装置10およびセンサノード20のうち、直接無線通信を行う二者間の直線距離の2乗の総和を用いてもよい。これは、センサノード20が消費する電力は、直接、無線通信を行う二者間の通信区間距離の2乗に比例するからである。
このようにして、プログラム配信装置10から配信先ノードまでの最短経路を選択することにより、プログラム配信に必要となるセンサネットワークシステム全体での無線消費電力を最小限に削減できる。
プログラム配信部15Bは、経路計算部15Aで計算された最短経路を構成する各センサノード20が配信順に記載された配信リスト14Cを生成して記憶部14へ保存する機能と、この配信リスト14Cを記憶部14のノードプログラム14Aに添付して配信データを生成する機能と、この配信データを配信リスト14Cに基づき無線通信部11により配信する機能とを有している。この際、各センサノード20が異なる位置に配置された複数の無線通信部を備えている場合、最短経路を構成する各センサノード20の受信用および送信用の無線通信部が配信順に記載された配信リスト14Cを生成する。
[センサノード]
次に、図1を参照して、本実施の形態にかかるセンサノード20の構成について詳細に説明す。
図1のセンサノード20は、演算処理機能、無線通信機能、センシング機能を有する小型の電子機器からなり、例えば室内に配置されている家具、食器、器具、道具、装置などの固体状の物体、および床、壁、天井、支柱のような建築物の一部をなす物体に取り付けられて、周囲の状況をセンシングし、得られたセンサデータをセンサネットワークを介して無線通信で送信する機能を有している。
センサノード20には、主な機能部として、1つ以上の無線通信部21(21A〜21N)、センシング部22、記憶部24、および演算処理部25が設けられている。なお、図1のセンサノードX,Y,Zは、いずれも同様の構成を有しているものとする。
無線通信部21は、専用の無線通信回路からなり、演算処理部25からの制御に基づいて、他のセンサノード20やプログラム配信装置10と無線通信を行う機能を有している。この際、無線通信部21で用いられる具体的な通信方式としては、ZigBee(登録商標:IEEE802.15.4)や無線LAN(IEEE802.11シリーズ)、UWB(Ultra Wide Band:IEEE 802.15.3a)に類する電波を用いた通信、赤外線通信、磁気による通信、可視光による通信方式がある。
図1の例では、1つのセンサノードに、配置位置の異なる複数の無線通信部21A〜21Nが設けられている。なお、これら無線通信部21と演算処理部25とは、有線の信号線により接続されており、両者間におけるデータ送受信については、両者間の距離による消費電力の差は、他のセンサノードとの間の無線通信にかかる電力と比較して、無視できる程度に小さいものと考える。
また、センサノード20の各無線通信部21には、センサネットワーク上で固有のIDが予め付与されており、このIDを用いて配信データの送信元および送信先を特定する。この際、IDとして無線通信方式で用いるアドレスを用いてもよく、IDとアドレスとの対応表を記憶部24に設定しておいてもよい。
センシング部22は、センサノード20の周囲の状況を示す各種物理量をセンシングするセンサである。具体的なセンシング部22の構成としては、加速度センサ、ジャイロセンサ、画像センサ、温度センサ、湿度センサ、磁気センサ。照度センサ、心拍センサ。血圧センサ、音声センサのうちのひとつ、あるいは複数の組み合わせによって実現される。
記憶部24は、メモリなどの記憶装置からなり、演算処理部25での処理に用いる各種処理情報やノードプログラム24Pを記憶する機能を有している。
ノードプログラム24Pは、無線通信部21を介してプログラム配信装置10から配信されて予め記憶部14に格納されたプログラムである。演算処理部25により読み出されて実行されることにより、演算処理部25の各種処理部を実現する。
演算処理部25は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路を有し、記憶部24からノードプログラム24Pを読み出して実行することにより、上記ハードウェアとノードプログラム24Pとを協働させて、各種処理部を実現する機能を有している。この際、演算処理部25では、Linux OSに類するオペレーティングシステムを用いてノードプログラム24Pを実行してもよく、特別なオペレーティングシステムを持たず、機械語で記述されたノードプログラム24Pを直接実行するようにしてもよい。
演算処理部25で実現される主な処理部として、ノード処理部25Aとプログラム転送部25Bがある。
ノード処理部25Aは、センシング部22でセンシングしたセンサデータを無線通信部21から送信する機能を有している。
プログラム転送部25Bは、センサネットワークを介して配信データを無線通信部21で受信する機能と、当該配信データに含まれる配信リストで指定された次のセンサノード20へ、センサネットワークを介して当該配信データを無線通信部21から転送する機能と、当該配信データが自ノード宛の場合は当該配信データ内のノードプログラム24Pを記憶部24へ格納する機能とを有している。
[プログラム配信装置の動作]
次に、図2および図3を参照して、本発明の一実施の形態にかかるプログラム配信装置10の動作について説明する。図2は、本発明の一実施の形態にかかるプログラム配信装置のプログラム配信処理を示すフローチャートである。図3は、無線通信部の配置例である。
図3の配置例において、プログラム配信装置S(10)と配信先ノードであるセンサノードY(20)との間にセンサノードX(20)が存在しており、最短経路としては、センサノードXを経由してプログラム配信装置SからセンサノードYへの経路が選択される。また、センサノードXには、3つの無線通信部XA,XB,XCが接続されているとともに、センサノードYには、3つの無線通信部YA,YB,YCが接続されている。
以下では、各センサノード20が異なる位置に配置された複数の無線通信部21を備えているものとし、プログラム配信装置Sの記憶部14に予め格納されているノードプログラム14Aを、プログラム配信装置SからセンサノードXを経由してセンサノードYまで配信する場合を例として説明する。
プログラム配信装置Sの演算処理部15は、操作入力部12で検出されたオペレータのプログラム配信要求操作に応じて、図2のプログラム配信処理を実行する。
まず、演算処理部15は、経路計算部15Aにより、記憶部14の距離データ14Bに基づいて、プログラム配信装置Sからプログラム配信要求操作で指示された配信先ノードまでの最短経路を計算する(ステップ100)。
この場合、距離データ14Bは、各センサノード20の個々の無線通信部21相互間の無線区間距離、および各センサノード20の個々の無線通信部21とプログラム配信装置10の無線通信部11との無線区間距離を示すデータで構成されている。したがって、経路計算部15Aは、各センサノード20において受信用および送信用として用いる無線通信部21を特定した最短経路を計算する。
このうち、センサノードXでは、複数の無線通信部XA,XB,XCのうちプログラム配信装置SAの無線通信部SAと通信可能な1つ以上の無線通信部のうちから、無線通信部SAと最も無線通信距離が短い無線通信部XAが、センサノードXの受信用無線通信部として選択され、センサノードYの無線通信部YAと最も無線通信距離が短い無線通信部XCがセンサノードXの受信用無線通信部として選択されている。また、センサノードYでは、複数の無線通信部YA,YB,YCのうちセンサノードXの無線通信部XCと通信可能な1つ以上の無線通信部のうちから、無線通信部XCと最も無線通信距離が短い無線通信部YAがセンサノードYの受信用無線通信部として選択されている。
次に、プログラム配信部15Bは、経路計算部15Aで計算された最短経路を構成する各センサノードX,Yの受信用および送信用の無線通信部21が配信順に記載された配信リスト14Cを生成して記憶部14へ保存する(ステップ101)。
図3の無線通信部の配置例では、配信リスト14Cとして、前述した送信用および受信用となる無線通信部のIDが配信順に記載された「SA,XA,XC,YA」という配信リスト31Sが生成される。
続いて、プログラム配信部15Bは、生成した配信リスト14Cのうちから、自区間情報、すなわち自装置に接続されている無線通信部11に関するIDを切り取り(ステップ102)、残りの配信リスト31Xとノードプログラム14Aとから配信データを生成する(ステップ103)。
したがって、図3の例では、最初に生成した配信リスト31Sの内容が「SA,XA,XC,YA」となり、このうち自区間情報32Sである無線通信部11のID「SA」を切り取り、残りの配信リスト31Xの内容は「XA,XC,YA」となる。
この後、プログラム配信部15Bは、自装置の無線通信部11のうちから、切り取った自区間情報32Sで指定されている無線通信部SAを配信データの送信元として選択するとともに(ステップ104)、残りの配信リスト31Xの先頭に指定されているセンサノードXの無線通信部XA(21)を配信データの送信先として選択する(ステップ105)。そして、これら送信元および送信先のIDに対応するアドレスをそれぞれ配信データに添付して、送信元となる無線通信部SAから配信データを送信し(ステップ106)、一連のプログラム配信処理を終了する。
[センサノードの動作]
次に、図4を参照して、本発明の一実施の形態にかかるセンサノード20の動作について説明する。図4は、本発明の一実施の形態にかかるセンサノードのプログラム転送処理を示すフローチャートである。
ここでは、図3に示したように、プログラム配信装置S(10)から配信されたノードプログラム14Aを、センサノードX(20)を経由してセンサノードY(20)まで配信する場合を例として説明する。
センサノードXの演算処理部25は、プログラム配信装置Sから送信された配信データを、無線通信部XA(21)を介してプログラム転送部25Bにより受信した場合、図4のプログラム転送処理を実行する。
まず、プログラム転送部25Bは、受信した配信データに含まれる配信リスト31Xのうちから、自区間情報、すなわち自ノードXに接続されている無線通信部21に関するIDを切り取る(ステップ200)。したがって、図3の例では、配信リスト31Xの内容が「XA,XC,YA」であるから、自区間情報32Xとして「XA,XC」が切り取られ、残りの配信リスト31Yの内容が「YA」となる。
ここで、プログラム転送部25Bは、残りの配信リスト31Yに配信先があるかどうか確認し(ステップ201)、この場合には配信先として「YA」が残っていることから(ステップ201:YES)、残りの配信リスト31Yと配信データに含まれているノードプログラム14Aとから新たな配信データを生成する(ステップ202)。
この後、プログラム配信部15Bは、自ノードの無線通信部21のうちから、切り取った自区間情報32Sの最後尾で指定されている無線通信部XCを配信データの送信元として選択するとともに(ステップ203)、残りの配信リスト31Yの先頭に指定されているセンサノードYの無線通信部YA(21)を配信データの送信先として選択する(ステップ204)。そして、これら送信元および送信先のIDに対応するアドレスをそれぞれ新たな配信データに添付して、送信元となる無線通信部XCから配信データを送信し(ステップ205)、一連のプログラム転送処理を終了する。
一方、センサノードYの演算処理部25は、センサノードXから送信された配信データを、無線通信部YA(21)を介してプログラム転送部25Bにより受信した場合、前述と同様に、図4のプログラム転送処理を実行する。
まず、プログラム転送部25Bは、受信した配信データに含まれる配信リスト31Yのうちから、自区間情報、すなわち自ノードYに接続されている無線通信部21に関するIDを切り取る(ステップ200)。したがって、図3の例では、配信リスト31Yの内容が「YA」であるから、自区間情報32Yとして「YA」が切り取られ、残りの配信リストの内容が空白となる。
ここで、プログラム転送部25Bは、残りの配信リストに配信先があるかどうか確認し(ステップ201)、この場合には配信先として何も残っていないことから(ステップ201:NO)、配信データからノードプログラム14Aを抽出し、記憶部24へノードプログラム24Pとして格納し(ステップ206)、一連のプログラム転送処理を終了する。この際、更新前のノードプログラムが実行されている場合、当該ノードプログラムの実行を停止して、新たなノードプログラム24Pを上書きした後、新たなノードプログラム24Pを実行すればよい。
[一実施の形態の効果]
このように、本実施の形態では、プログラム配信装置10で、センサノード20相互間の距離およびセンサノード20と自装置10との距離を示す距離データ14Bに基づいて、配信先ノードまでの最短経路を計算し、最短経路を構成するセンサノード20が配信順に記載された配信リスト14Cをノードプログラム14Aに添付し、これら配信データを当該配信リスト14Cに基づき無線通信により配信している。
また、本実施の形態では、センサノード20で、センサネットワークを介して配信データを無線通信により受信し、当該配信データに含まれる配信リスト14Cで指定された次のセンサノード20へ、センサネットワークを介して当該配信データを無線通信により配信し、当該配信データが自ノード宛の場合は当該配信データ内のノードプログラム14Aを記憶部24へ格納している。
したがって、1つ以上のセンサノード20を介して、指定されたセンサノード20へノードプログラム14Aを配信する際、その配信経路として通信区間距離の最も短いセンサノード20間がそれぞれ選択されるため、各センサノード20で消費する無線通信電力を最小限まで削減することができる。
また、本実施の形態では、各センサノード20に、異なる位置に配置された複数の無線通信部21を設け、プログラム配信装置10において、経路計算部15Aで、センサノード20の無線通信部21相互間の無線区間距離およびセンサノード20の無線通信部21と自装置10の無線通信部11との無線区間距離を示す距離データ14Bに基づいて、配信先ノードまでの最短経路を計算し、プログラム配信部15Bで、最短経路を構成するセンサノード20の受信用および送信用の無線通信部21が配信順に記載された配信リスト14Cをノードプログラム14Aに添付し、これら配信データを当該配信リスト14Cに基づき自装置10の無線通信部11から配信するようにしてもよい。
これにより、各センサノード20の異なる位置に配置された複数の無線通信部21を用いて、ノードプログラム14Aを配信する場合には、その配信経路として通信区間距離の最も短いセンサノード20の無線通信部21間がそれぞれ選択されるため、各センサノード20で消費する無線通信電力をより正確に削減することができる。
また、本実施の形態では、各センサノード20において、プログラム転送部25Bで、自ノード20の無線通信部21で受信した配信データの配信リスト31から自ノード20の受信用および送信用の無線通信部21に関する自区間情報32を切り取った後、残りの配信リスト31とノードプログラム14Aとからなる新たな配信データを、当該自区間情報32で指定された自ノードの送信用無線通信部21から、残りの配信リスト31で指定された次ノードの受信用無線通信部21へ転送するようにしてもよい。
これにより、複雑な処理を必要とすることなく、プログラム配信装置10で選択された最適経路に基づいて、ノードプログラムを適切に配信先ノードまで転送することが可能となる。
なお、各センサノード20に無線通信部21が1つしか接続されていない場合や各無線通信部21の設置位置がほぼ同じ場合には、センサノード20に予め付与されている固有のIDを用いればよく、距離データ14Bや配信リスト14Cについても、センサノード20のIDを用いて記述すればよい。
また、本実施の形態では、記憶部14の距離データ14Bに、各センサノードとその無線通信部とを結ぶ有線区間における有線区間距離を予め設定しておき、プログラム配信装置10から配信先ノードまでの最短経路を計算する際、この有線区間距離も考慮して最短経路を計算してもよい。
具体的には、プログラム配信装置10の経路計算部15Aにおいて、配信先ノードまでの無線区間距離の総和が同一である複数の最短経路が計算された場合、各センサノード20と当該センサノードの無線通信部21とを結ぶ有線区間における有線区間距離を示す距離データに基づいて、それぞれの最短経路のうち、当該最短経路に含まれる有線区間距離の総和が最も小さいものを、ノードプログラムを配信するための最短経路として選択してもよい。
これにより、無線区間および有線区間の両方で最も距離が短い経路を選択することができ、配信先ノードまでノードプログラムを配信するための経路として、最も信頼性の高い経路を選択することが可能となる。
本発明の一実施の形態にかかるセンサネットワークシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態にかかるプログラム配信装置のプログラム配信処理を示すフローチャートである 無線通信部の配置例である。 本発明の一実施の形態にかかるセンサノードのプログラム転送処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…センサネットワークシステム、10,S…プログラム配信装置、11,SA…無線通信部、12…操作入力部、13…画面表示部、14…記憶部、14A…ノードプログラム、14B…距離データ、14C…配信リスト、14P…プログラム、15…演算処理部、15A…経路計算部、15B…プログラム配信部、20,X,Y,Z…センサノード、21,21A〜21N,XA,XB,XC,YA,YB,YC…無線通信部、22…センシング部、24…記憶部、24P…ノードプログラム、25…演算処理部、25A…ノード処理部、25B…プログラム転送部、31,31S,31X,31Y…配信リスト、32,32S,32X,32Y…自区間情報。

Claims (11)

  1. 無線通信によりセンサネットワークを構成する複数のセンサノードを含み、前記センサノードでセンシングしたセンサデータを前記センサネットワークを介して収集するセンサネットワークシステムであって、
    前記センサノードのうちのいずれかの配信先ノードに対し、前記センサネットワークを介してノードプログラムを無線通信により配信するプログラム配信装置を備え、
    前記プログラム配信装置は、前記センサノード相互間の距離および前記センサノードと自装置との距離を示す距離データに基づいて、前記配信先ノードまでの最短経路を計算する経路計算部と、前記最短経路を構成する前記センサノードが配信順に記載された配信リストを前記ノードプログラムに添付し、これら配信データを当該配信リストに基づき無線通信により配信するプログラム配信部とを備え、
    前記センサノードは、前記センサネットワークを介して前記配信データを無線通信により受信し、当該配信データに含まれる配信リストで指定された次のセンサノードへ、前記センサネットワークを介して当該配信データを無線通信により転送し、当該配信データが自ノード宛の場合は当該配信データ内のノードプログラムを記憶部へ格納するプログラム転送部を備える
    ことを特徴とするセンサネットワークシステム。
  2. 請求項1に記載のセンサネットワークシステムにおいて、
    前記センサノードは、異なる位置に配置された複数の無線通信部を備え、
    前記経路計算部は、前記センサノードの無線通信部相互間の無線区間距離および前記センサノードの無線通信部と自装置の無線通信部との無線区間距離を示す距離データに基づいて、前記配信先ノードまでの最短経路を計算し、
    前記プログラム配信部は、前記最短経路を構成する前記センサノードの受信用および送信用の無線通信部が配信順に記載された配信リストを前記ノードプログラムに添付し、これら配信データを当該配信リストに基づき自装置の無線通信部から配信する
    ことを特徴とするセンサネットワークシステム。
  3. 請求項2に記載のセンサネットワークシステムにおいて、
    前記プログラム転送部は、自ノードの無線通信部で受信した配信データの配信リストから自ノードの受信用および送信用の無線通信部に関する自区間情報を切り取った後、残りの配信リストと前記ノードプログラムとからなる新たな配信データを、当該自区間情報で指定された自ノードの送信用無線通信部から、残りの配信リストで指定された次ノードの受信用無線通信部へ転送することを特徴とするセンサネットワークシステム。
  4. 請求項2に記載のセンサネットワークシステムにおいて、
    前記経路計算部は、前記配信先ノードまでの無線区間距離の総和が同一である複数の最短経路が計算された場合、前記各センサノードと当該センサノードの無線通信部との有線区間における有線区間距離を示す距離データに基づいて、それぞれの最短経路のうち、当該最短経路に含まれる有線区間距離の総和が最も小さいものを、前記ノードプログラムを配信するための最短経路として選択することを特徴とするセンサネットワークシステム。
  5. 無線通信によりセンサネットワークを構成する複数のセンサノードを含み、前記センサノードでセンシングしたセンサデータを前記センサネットワークを介して収集するセンサネットワークシステムで用いられ、前記センサノードのうちのいずれかの配信先ノードに対し、前記センサネットワークを介して無線通信によりノードプログラムを配信するプログラム配信装置であって、
    前記センサノード相互間の距離および前記センサノードと自装置との距離を示す距離データに基づいて、前記配信先ノードまでの最短経路を計算する経路計算部と、
    前記最短経路を構成する前記センサノードが配信順に記載された配信リストを前記ノードプログラムに添付し、これら配信データを当該配信リストに基づき無線通信により配信するプログラム配信部と
    を備えることを特徴とするプログラム配信装置。
  6. 請求項5に記載のプログラム配信装置において、
    前記センサノードは、異なる位置に配置された複数の無線通信部を備え、
    前記経路計算部は、前記センサノードの無線通信部相互間の無線区間距離および前記センサノードの無線通信部と自装置の無線通信部との無線区間距離を示す距離データに基づいて、前記配信先ノードまでの最短経路を計算し、
    前記プログラム配信部は、前記最短経路を構成する前記センサノードの受信用および送信用の無線通信部が配信順に記載された配信リストを前記ノードプログラムに添付し、これら配信データを当該配信リストに基づき自装置の無線通信部から配信する
    ことを特徴とするプログラム配信装置。
  7. 請求項6に記載のプログラム配信装置において、
    前記経路計算部は、前記配信先ノードまでの無線区間距離の総和が同一である複数の最短経路が計算された場合、前記各センサノードと当該センサノードの無線通信部との有線区間における有線区間距離を示す距離データに基づいて、それぞれの最短経路のうち、当該最短経路に含まれる有線区間距離の総和が最も小さいものを、前記ノードプログラムを配信するための最短経路として選択することを特徴とするプログラム配信装置。
  8. 無線通信によりセンサネットワークを構成する複数のセンサノードと、前記センサノードのうちのいずれかの配信先ノードに対し、前記センサネットワークを介して無線通信によりノードプログラムを配信するプログラム配信装置とを含み、前記センサノードでセンシングしたセンサデータを前記センサネットワークを介して収集するセンサネットワークシステムで用いられるセンサノードであって、
    前記センサネットワークを介して前記配信データを無線通信により受信し、当該配信データに含まれる配信リストで指定された次のセンサノードへ、前記センサネットワークを介して当該配信データを無線通信により転送し、当該配信データが自ノード宛の場合は当該配信データ内のノードプログラムを記憶部へ格納するプログラム転送部を備える
    ことを特徴とするセンサノード。
  9. 請求項8に記載のセンサノードにおいて、
    異なる位置に配置された複数の無線通信部を備え、
    前記配信リストは、前記最短経路を構成する前記センサノードの受信用および送信用の無線通信部が配信順に記載されたリストからなり、
    前記プログラム転送部は、自ノードの無線通信部で受信した配信データの配信リストから自ノードの受信用および送信用の無線通信部に関する自区間情報を切り取った後、残りの配信リストと前記ノードプログラムとからなる新たな配信データを、当該自区間情報で指定された自ノードの送信用無線通信部から、残りの配信リストで指定された次ノードの受信用無線通信部へ転送する
    ことを特徴とするセンサノード。
  10. 無線通信によりセンサネットワークを構成する複数のセンサノードを含み、前記センサノードでセンシングしたセンサデータを前記センサネットワークを介して収集するセンサネットワークシステムで用いられ、前記センサノードのうちのいずれかの配信先ノードに対し、前記センサネットワークを介して無線通信によりノードプログラムを配信するプログラム配信装置のコンピュータに、
    前記センサノード相互間の距離および前記センサノードと自装置との距離を示す距離データに基づいて、前記配信先ノードまでの最短経路を計算する経路計算ステップと、
    前記最短経路を構成する前記センサノードが配信順に記載された配信リストを前記ノードプログラムに添付し、これら配信データを当該配信リストに基づき無線通信により配信するプログラム配信ステップと
    を実行させるプログラム。
  11. 無線通信によりセンサネットワークを構成する複数のセンサノードと、前記センサノードのうちのいずれかの配信先ノードに対し、前記センサネットワークを介して無線通信によりノードプログラムを配信するプログラム配信装置とを含み、前記センサノードでセンシングしたセンサデータを前記センサネットワークを介して収集するセンサネットワークシステムで用いられるセンサノードのコンピュータに、
    前記センサネットワークを介して前記配信データを無線通信により受信し、当該配信データに含まれる配信リストで指定された次のセンサノードへ、前記センサネットワークを介して当該配信データを無線通信により転送し、当該配信データが自ノード宛の場合は当該配信データ内のノードプログラムを記憶部へ格納するプログラム転送ステップを実行させるプログラム。
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