JP2010098113A - Ccd型固体撮像装置およびその製造方法 - Google Patents

Ccd型固体撮像装置およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高い感度特性と優れたスミア特性を有しながら、転送効率の低下を抑制することができるCCD型固体撮像装置およびその製造方法を提供する
【解決手段】CCD型固体撮像装置1では、複数の転送電極の各々が、積層されてなる第1転送電極104と第2転送電極105とから転送電極が構成されている。第1転送電極104は、多結晶シリコンからなり、第2転送電極105は、金属材料からなる。ここで、金属材料からなる第2転送電極105は、遮光性を有する。そして、第2転送電極105は、Y軸方向における両外縁が第1転送電極104の上で止められ、一方、X軸方向における両外縁がゲート絶縁膜103に接している。絶縁膜107上であって、隣接する第2転送電極105の互いの間隔に相当するギャップ部分には、遮光膜111が形成されている
【選択図】図2

Description

本発明は、CCD型固体撮像装置およびその製造方法に関し、特に斜め入射光の基板内への侵入抑制技術に関する。
近年、ディジタルスチルカメラ、ディジタルムービカメラや携帯電話機などをはじめとする装置に、CCD型固体撮像装置が用いられている。従来技術に係るCCD型固体撮像装置の構成について、図12を用い説明する。図12は、従来技術に係るCCD型固体撮像装置における主要部の構成を示す断面図である。
図12に示すように、従来技術に係るCCD型固体撮像装置は、シリコン基板900のウェル領域900aに、フォトダイオード901および電荷転送チャネル902が形成されている。ウェル領域900aの上は、ゲート絶縁膜903で覆われており、その上であって電荷転送チャネル902に相当する領域には、転送電極904が形成されている。
また、ゲート絶縁膜903の上であってフォトダイオード901に相当する領域には、反射防止膜906が形成され、転送電極904および反射防止膜906を覆う状態に絶縁膜907が形成されている。さらに、絶縁膜907の上であって転送電極904の周囲に相当する領域には、遮光膜905が形成されている。
絶縁膜905および遮光膜905は、層間絶縁膜908で覆われ、層間絶縁膜908上には、カラーフィルタ層909およびマイクロレンズ910が積層形成されている。
従来技術に係るCCD型固体撮像装置には、マイクロレンズ910を通して光が入射し、入射した光は、遮光膜905の開口を通り、フォトダイオード901へと入射する。そして、フォトダイオード901では、光電変換により、入射光の綱領に応じた電気信号を生成する。
ここで、CCD型固体撮像装置における感度特性は、遮光膜905の開口幅Lに影響を受ける。このため、CCD型固体撮像装置における感度特性を向上させるためには、X軸方向における転送電極904と遮光膜905との距離Lをより小さくすることが必要となる。
ただし、図12に示すように、遮光膜905とシリコン基板900との間には、ゲート絶縁膜903と絶縁膜907とが介挿されて距離tがあいているので、斜め入射光がこの間を通過して電荷転送チャネル902へと漏れ込む場合がある。電荷転送チャネル902に漏れ込む斜め入射光が増大した場合には、スミア特性の悪化を招く。
このような斜め入射光に起因するスミア特性の悪化を防ぐために、種々の技術が提案されている(例えば、特許文献1および特許文献2)。
特許文献1では、ゲート電極を金属膜と多結晶シリコン膜との二層構造とすることで、電荷転送領域への斜め入射光の漏れ込みの抑制を図る、という技術が提案されている。ただし、特許文献1で提案されている技術では、図12における距離tに相当する距離は、余り小さくできず、斜め入射光の漏れ込み抑制という観点では不十分である。
一方、特許文献2では、上記特許文献1と同様に、ゲート電極を金属膜と多結晶シリコン膜との二層構造として、金属膜を遮光膜として機能させるのに加え、ゲート電極の側壁に金属材料からなるサイドウォール膜を設けることで、斜め入射光の漏れ込みの抑制を図る、という技術が提案されている。サイドウォール膜は、ゲート絶縁膜に接する位置まで形成されているので、斜め入射光の漏れ込みを効果的に抑制できる。
特開平03−19367号公報 特開平07−94700号公報
しかし、特許文献2で提案されている技術では、金属材料からなるサイドウォール膜がゲート絶縁膜に接しており、これに起因して電荷転送時における電荷転送残りが発生し、転送効率の低下という問題を生じる。即ち、ゲート電極を構成する多結晶シリコン膜と金属材料からなるサイドウォール膜とは、仕事関数の差異を有し、このために電位深さの差を生じ、電荷転送時における電位差による電荷転送残りを生じてしまう。
本発明は、上記問題の解決を図るべくなされたものであって、高い感度特性と優れたスミア特性を有しながら、転送効率の低下を抑制することができるCCD型固体撮像装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
そこで、本発明に係るCCD型固体撮像装置は、次の構成を採用する。
本発明に係るCCD型固体撮像装置は、半導体基板の主面に沿った方向において、光電変換機能を有する受光部と、受光部で生成された電荷を半導体基板における主面の一方向に向けて転送する電荷転送部とが、隣接形成されてなるものである。そして、本発明に係るCCD型固体撮像装置では、電荷転送部が、半導体基板の内方において、半導体基板における主面の上記一方向に向けて延伸形成された転送チャネルと、転送チャネルに対して絶縁膜を介し、且つ、互いに間隔をあけて配された複数の転送電極とを有する。
また、本発明に係るCCD型固体撮像装置では、複数の転送電極の各々が、互いに構成材料が異なる第1転送電極要素と第2転送電極要素とが、絶縁膜側から順に積層された構成を有し、この内の第2転送電極要素が、遮光性を有するとともに、転送チャネルの延伸方向側の外縁が第1転送電極要素の上にあり、転送チャネルの延伸方向とは交差する側の外縁が絶縁膜に接する状態にある。
また、本発明に係るCCD型固体撮像装置の製造方法は、次のステップを含む。
(a) 半導体基板に対し、光電変換機能を有する受光部を形成するステップ
(b) 半導体基板の主面に沿った方向において、受光部に隣接させ、半導体基板における主面の一方向に向けて延伸する転送チャネルを形成するステップ
(c) 半導体基板の主面上に絶縁膜を形成するステップ
(d) 転送チャネルに対して絶縁膜を介し、且つ、転送チャネルの延伸方向において互いに間隔をあけて複数の第1転送電極要素を形成するステップ
(e) 第1転送電極要素の各々の上に、当該第1転送電極要素とは異なる材料からなる第2転送電極要素を形成するステップ
ここで、本発明に係るCCD型固体撮像装置の製造方法では、第2転送電極要素を形成するステップにおいて、遮光性を有するとともに、転送チャネルの延伸方向側の外縁が第1転送電極要素の上にあり、転送チャネルの延伸方向とは交差する側の外縁が絶縁膜に接する状態に、第2転送電極要素を形成することを特徴とする。
上記のように、本発明に係るCCD型固体撮像装置では、転送電極を、第1転送電極要素と第2転送電極要素との積層構造とし、上層側の第2転送電極要素が遮光性を有する、という構成を採用している。また、第2転送電極要素は、転送チャネルの延伸方向とは交差する側の外縁が絶縁膜に接する状態にある。よって、転送チャネルの近傍領域においては、絶縁膜を介した位置まで遮光性を有する第2転送電極要素が配されているので、転送チャネルなどへの斜め入射光の漏れ込みが抑制され、高いスミア特性を有する。
また、本発明に係るCCD型固体撮像装置では、第2転送電極要素における転送チャネルの延伸方向側の外縁を、絶縁膜に接触させることなく、第1転送電極要素の上で止めている。このため、本発明に係るCCD型固体撮像装置では、第1転送電極要素だけが、絶縁膜を介して転送チャネルに対向関係を有し、上記特許文献2で提案されている技術に比べて、電荷転送残りに起因する転送効率の低下を生じることはない。即ち、本発明に係るCCD型固体撮像装置では、第1転送電極要素と第2転送電極要素とが、互いに異なる材料から構成されているので、仕事関数の差を有するが、絶縁膜を介して転送チャネルと直接対向するのは第1転送電極要素だけであるので、電位深さの差異を生じることがない。よって、本発明に係るCCD型固体撮像装置では、電荷転送時における電位深さの変動を生じることがなく、高い転送効率を得ることができる。
なお、上記本発明に係るCCD型固体撮像装置では、転送チャネルの延伸方向において、隣接する転送電極と転送電極との間に間隔があいているが、転送電極を覆うように第2絶縁膜を形成しておき、第2絶縁膜上における転送電極間のギャップに相当する部分に遮光膜を形成しておくこともできる。このような構成を採用する場合には、遮光膜によって、転送チャネルの延伸方向における転送電極と転送電極との間からの光の漏れ込みが抑制され、より優れたスミア特性を有する。
また、本発明に係るCCD型固体撮像装置の製造方法では、上記ステップを実行することにより、上記本発明に係るCCD型固体撮像装置を確実に実現することができる。
以下では、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参酌しながら説明する。なお、以下の各実施の形態は、本発明の構成およびそこから奏される作用・効果を分かり易く説明するために用いる一例であって、本発明は、本質的な特徴部分以外に何ら以下の形態に限定を受けるものではない。
[実施の形態1]
1.全体構成
本実施の形態に係るCCD型固体撮像装置1の全体構成について、図1を用い説明する。
図1に示すように、CCD型固体撮像装置1は、シリコン基板10の主面に沿った方向(図1の紙面に沿った方向)において、マトリクス状に配された複数の撮像画素部11と、Y軸方向に延伸配置された垂直CCD部12と、X軸方向に延伸配置された水平CCD部13と、これに続くアンプ部14などが形成されてなる。このように、本実施の形態では、その一例として、インターライン(IT)−CCD型固体撮像装置の構成を採用する。
撮像画素部11では、光電変換により、入射光量に応じた電荷を生成する。
垂直CCD部12は、各列の撮像画素部11に対して隣接形成されており、撮像画素部11で生成された信号電荷を受け、Y軸方向下方へと転送する機能を有する。垂直CCD部12における信号電荷は、並列的に順次水平CCD部13へ移され、アンプ部14を介し出力される。
2.CCD型固体撮像装置1の主要構成詳細
CCD型固体撮像装置1の主要構成詳細について、図2および図3を用い説明する。なお、図2と図3との対応は、図3におけるA−A’断面を図2(a)に示し、図3におけるB−B’断面を図2(b)に示す。ただし、図3では、CCD型固体撮像装置1の構成要素の内の一部だけを抜き出して描いている。
図2(a)に示すように、CCD型固体撮像装置1では、シリコン基板10のウェル領域10aに、フォトダイオード101および電荷転送チャネル102が形成されている。フォトダイオード101は、撮像画素部11の各々に対応して形成されており、光電変換機能を有する。電荷転送チャネル102は、X軸方向において、フォトダイオード101に隣接した位置に形成されており、図2(b)に示すように、シリコン基板10の主面に沿った方向の一方向(Y軸方向)に延伸形成されている。
電荷転送チャネル102およびウェル領域10aの上は、ゲート絶縁膜103で覆われており、その上であって電荷転送チャネル902に相当する領域には、第1転送電極104と第2転送電極105とが順に積層形成されている。第1転送電極104と第2転送電極105とは、互いに構成材料が異なっており、具体的には、第1転送電極104が、多結晶シリコンからなり、第2転送電極105が、金属材料(例えば、タングステン、モリブデン、アルミニウム、チタン、チタンナイトライド、タングステンシリサイド、モリブデンシリサイド)からなる。
CCD型固体撮像装置1では、第1転送電極104と第2転送電極105との組み合わせをもって、電荷転送チャネルに対する転送電極として機能する。
また、図2(b)に示すように、ゲート絶縁膜103上のフォトダイオード101上方に相当する領域には、反射防止膜106が形成され、第2転送電極104および反射防止膜106を覆う状態に絶縁膜107が形成されている。さらに、図3に示すように、絶縁膜107上の第2転送電極105間のギャップ部分(図2(b)のg部分)に相当する領域には、遮光膜111が形成されている。
絶縁膜107および遮光膜111は、層間絶縁膜108で覆われ、層間絶縁膜108上には、カラーフィルタ層109およびマイクロレンズ110が積層形成されている。
図2(a)に示すように、第2転送電極105は、電荷転送チャネル102の延伸方向とは直交する方向(X軸方向)において、その外縁105aがゲート絶縁膜103に接している。一方、図2(b)に示すように、電荷転送チャネル102の延伸方向においては、第2転送電極105の外縁105bが第1転送電極104のZ軸方向上面で止められており、外縁105bはゲート絶縁膜103に接していない。即ち、図2(b)に示すように、第2転送電極105は、第1転送電極104に対して、Y軸方向において、間隙gをあけて形成されている。
3.優位性
CCD型固体撮像装置1では、第1転送電極104と第2転送電極105との積層構造をもって転送電極を構成し、上層側の第2転送電極105が上記のような材料から構成されて遮光性を有する。また、図2(a)に示すように、第2転送電極105は、電荷転送チャネル103の延伸方向とは交差する側の外縁105aが絶縁膜に接する状態にあり、当該部分における第2転送電極105とウェル領域10aとの間隙(ゲート絶縁膜103の厚み)t1となっている。よって、電荷転送チャネル102の近傍領域においては、図12に示す従来技術に係る該当箇所の間隙が間隙tであるのに対して、本実施の形態に係るCCD型固体撮像装置1では、間隙tまで薄くなっており、電荷転送チャネル102などへの斜め入射光の漏れ込みが抑制され、高いスミア特性を有する。例えば、50[nm]程度は薄くすることができる。
なお、図12に示す従来技術では、シリコン基板から遮光膜までの高さが約400[nm]であったが、本実施の形態に係るCCD型固体撮像装置1では、図2(a)に示すように、約250[nm]まで低くすることができる。よって、本実施の形態に係るCCD型固体撮像装置1では、斜め入射光に対する蹴られ成分を約1/2に抑制することができる。
また、図2(b)に示すように、CCD型固体撮像装置1では、第2転送電極105における電荷転送チャネル102の延伸方向(Y軸方向)側の外縁105bを、ゲート絶縁膜103に接触させることなく、第1転送電極104の上で止めている。このため、CCD型固体撮像装置1では、第1転送電極104だけが、ゲート絶縁膜103を介して電荷転送チャネル102に対向関係を有し、上記特許文献2で提案されている技術に比べて、電荷転送残りに起因する転送効率の低下を生じることはない。
即ち、CCD型固体撮像装置1では、第1転送電極104が、例えば、多結晶シリコンから構成され、第2転送電極105が、例えば、上記金属材料から構成されているので、仕事関数の差を有するが、ゲート絶縁膜103を介して電荷転送チャネル102と直接対向するのは第1転送電極104だけであるので、電位深さの差異を生じることがない。よって、CCD型固体撮像装置1では、電荷転送時における電位深さの変動を生じることがなく、高い転送効率を得ることができる。
また、CCD型固体撮像装置1では、図2(b)に示すように、電荷転送チャネル102の延伸方向において、絶縁膜107上における第2転送電極105間のギャップ部分(図2(b)のg部分)に相当する領域に遮光膜111が形成されているので、当該ギャップ部分を介しての光の漏れ込みが抑制され、より優れたスミア特性を有する。ここで、CCD型固体撮像装置においては、受光開口が第2転送電極105と第2転送電極105との間隔Lにより規定される。
一方、図12に示すように、従来技術に係るCCD型固体撮像装置では、受光開口幅Lが、転送電極904と遮光膜905との間隙Lによって規定されることになる。間隙Lは、約200[nm]であり、これより、本実施の形態に係るCCD型固体撮像装置1では、図12に示す従来技術に係るCCD型固体撮像装置の開口幅Lに対して、開口幅Lを約400[nm]大きくすることができる。
また、上記特許文献1などで提案されているCCD型固体撮像装置では、150[nm]の厚みの多結晶シリコン膜と100[nm]の厚みのタングステン膜との積層構造をもって転送電極を構成している。これに対して、本実施の形態に係るCCD型固体撮像装置1では、図2(a)、(b)に示すように、多結晶シリコンからなる第1転送電極104を薄く、金属材料(例えば、タングステン)からなる第2転送電極105を厚くしている。例えば、第1転送電極104を50[nm]、第2転送電極105を150[nm]としている。
このため、本実施の形態に係るCCD型固体撮像装置1では、上記特許文献1で提案されているCCD型固体撮像装置に比べて、金属材料からなる第2転送電極105の厚み増加により、配線抵抗を60[%]程度低減することができる。また、遮光には、第2転送電極105の厚みが90[nm]以上あればよいと考えられるが、本実施の形態に係るCCD型固体撮像装置1では、遮光性という観点も十分である。なお、従来技術に係るCCD型固体撮像装置では、転送電極に”裏打ち構造”が採用されることが多いが、上記のように、本実施の形態1に係るCCD型固体撮像装置1では、転送電極の配線抵抗が十分に低いので、このような裏打ち構造(シャント構造)を採用しなくてもよい。
以上より、CCD型固体撮像装置1では、第1転送電極104と第2転送電極105が、配線抵抗と遮光性との両観点から優位である設定となっており、斜め入射光の蹴られを最小にすることができる。
4.CCD型固体撮像装置1に具備のトランジスタ素子15の構成
次に、CCD型固体撮像装置1における撮像領域の周辺に形成されているトランジスタ素子15の構成について、図4を用い説明する。
図4に示すように、トランジスタ素子15は、シリコン基板10におけるウェル領域10a内に形成されたソース115およびドレイン116と、ゲート絶縁膜103を介して形成された第1ゲート電極117および第2ゲート電極118とを有し構成されている。そして、第1ゲート電極117および第2ゲート電極118は、絶縁膜107で覆われている。ここで、第1ゲート電極117は、例えば、多結晶シリコンから構成されており、第2ゲート電極118は、金属材料(タングステン、モリブデン、アルミニウム、チタン、チタンナイトライド、タングステンシリサイド、モリブデンシリサイド)から構成されている。
第2ゲート電極118は、その外縁118bが第1ゲート電極117の上面に位置し、ゲート絶縁膜103に対して接触していない。このため、本実施の形態に係るCCD型固体撮像装置1のトランジスタ素子15では、第2ゲート電極118がシリコン基板10に対して影響を及ぼさず、安定したトランジスタ特性を有する。
5.CCD型固体撮像装置1の製造方法
CCD型固体撮像装置1の製造方法について、その特徴となる部分を図5及び図6を用い説明する。なお、図5および図6は、図5(a)と図5(d)と図6(a)がそれぞれ対応し、同様に、図5(b)と図5(e)と図6(b)、図5(c)と図5(f)と図6(c)が、それぞれ対応する。また、図6においては、ゲート絶縁膜103をはじめとする絶縁膜の図示を省略している。
図5(a)、図5(d)および図6(a)に示すように、ゲート絶縁膜103上における電荷転送チャネル102を覆う領域に第1転送電極準備膜1040をY軸方向に延伸形成する。ここで、第1転送電極準備膜1040の形成にあたっては、図6(a)に示すように、電荷転送チャネル102に並行するようにしておく。
次に、図5(b)、図5(e)および図6(b)に示すように、反射防止膜106を電荷転送チャネル102に並行するように形成する。また、第1転送電極準備膜1040を覆うように、第2転送電極準備膜を成長させた後、エッチングによりパターニングを行い第2転送電極105を形成する。このとき、下地である第1転送電極準備膜1040の表面が露出した後、これをエッチングして行き、第2転送電極105に対し間隙g2を有する第1転送電極104を形成する(図5(e)および図6(b)を参照)。
なお、第2転送電極105の構成にはタングステン(W)を用い、第1転送電極104の構成には多結晶シリコンを用いているので、それぞれの膜のエッチング条件を変更することで、下地である第1転送電極104のエッチング量を最小に抑えることができる。
その後、図5(c)、図5(f)および図6(c)に示すように、第1転送電極104、第2転送電極105および反射防止膜106を覆うように絶縁膜107を積層形成し、第2転送電極105間のギャップ部分に遮光膜111を形成する。そして、Z軸方向上側面が平坦化された層間絶縁膜108を形成し、カラーフィルタ層109およびマイクロレンズ110を順に積層形成する。
以上のようにして、本実施の形態に係るCCD型固体撮像装置1が完成する。
[実施の形態2]
1.CCD型固体撮像装置2の構成
実施の形態2に係るCCD型固体撮像装置2に構成について、図7を用い説明する。なお、CCD型固体撮像装置2は、主要部の構成を除き、上記実施の形態1に係るCCD型固体撮像装置1と同一構成を有するので、収容部を除く部分についての図示および説明を省略する。また、図7においても、上記実施の形態1に係るCCD型固体撮像装置1と同一の構成要素部分については、同一符号を付し、その説明を省略する。
図7(a)および図7(b)に示すように、CCD型固体撮像装置2は、ゲート絶縁膜123の形態にその特徴を有し、その他の部分については、上記実施の形態1に係るCCD型固体撮像装置1と同一構成を有する。
図7(a)および図7(b)に示すように、CCD型固体撮像装置2では、ゲート絶縁膜123が、第1転送電極104の下部に対し、その他の部分の膜厚tが薄く形成されている(図7(a)のC部分および図7(b)のD部分)。そして、図7(a)に示すように、CCD型固体撮像装置2では、ゲート絶縁膜123の上記形態により、第2転送電極105におけるX軸方向側外縁105aが、上記CCD型固体撮像装置1よりも、さらにシリコン基板10のウェル領域10aに近づいている。
本実施の形態に係るCCD型固体撮像装置2では、上記のように、第2転送電極105におけるX軸方向側の外縁105aに相当する部分のゲート絶縁膜123の厚みtが、上記実施の形態1に係るCCD型固体撮像装置1よりも薄く形成されているので、この部分からの光の漏れ込みをより効果的に抑制することができる。
なお、図7(b)に示すように、第2転送電極105におけるY軸方向側の外縁105bは、第1転送電極104の上で止まっているので、上記同様に転送効率の低下を抑えることができる。
以上より、本実施の形態に係るCCD型固体撮像装置2においては、上記実施の形態1に係るCCD型固体撮像装置1に対して、より優れたスミア特性と、同等の転送効率を得ることができる。
2.CCD型固体撮像装置2の製造方法
本実施の形態に係るCCD型固体撮像装置2の製造方法について、その特徴となる部分を図8を用い説明する。
図8(a)に示すように、電荷転送チャネル102の上に相当する箇所に対し、電荷転送チャネル102に沿った方向(Y軸方向)に第1転送電極準備膜を形成し、これをエッチングによりD部分を除去することで、パターニングして第1転送電極104を形成する。この後、ゲート絶縁膜123におけるギャップ部分(D部分)をオーバーエッチングする。これにより、図7(a)および図7(b)に示すようなゲート絶縁膜123が完成する。
次に、図8(b)に示すように、第1転送電極104上に、上記と同様にして第2転送電極105を積層形成する。そして、図8(c)に示すように、絶縁膜107を形成した後に、第2転送電極105間のギャップに相当する部分に遮光膜111を形成する。
以上のようにして、本実施の形態に係るCCD型固体撮像装置2が完成する。
[実施の形態3]
実施の形態3に係るCCD型固体撮像装置3に構成について、図9を用い説明する。なお、CCD型固体撮像装置3は、主要部の構成を除き、上記実施の形態1,2に係るCCD型固体撮像装置1,2と同一構成を有するので、収容部を除く部分についての図示および説明を省略する。また、図9においても、上記実施の形態1に係るCCD型固体撮像装置1と同一の構成要素部分については、同一符号を付し、その説明を省略する。
図9(b)に示すように、本実施の形態に係るCCD型固体撮像装置3では、絶縁膜137が第1絶縁膜要素1371と第2絶縁膜要素1372との二層構造を有している。図9(a)に示すように、第1絶縁膜要素1371は、第1転送電極134に対し、そのX軸方向両側をサイドウォールとして覆っている(E部分)。また、図9(b)に示すように、第1絶縁膜要素1371は、第1転送電極134のZ軸方向上側面と略面一となるように、隣接する第1転送電極134間のギャップを埋めるように形成されている(F部分)。
ここで、図9(a)および図9(b)に示すように、本実施の形態に係るCCD型固体撮像装置3においても、第2転送電極135のX軸方向両側の外縁135aはゲート絶縁膜133に接しており、対して、Y軸方向両側の外縁135bは第1転送電極134の上で止められている。この構成については、上記実施の形態1,2と同様である。
なお、本実施の形態に係るCCD型固体撮像装置3では、第1転送電極134の厚みが上記実施の形態1,2に係るCCD型固体撮像装置1,2の第1転送電極104よりも厚く形成されている。これは、第1絶縁膜要素1371を確実に形成するためである。
また、CCD型固体撮像装置3の製造においては、ゲート絶縁膜133上の電荷転送チャネル102に沿った部分に第1転送電極134を形成した後、ギャップを埋めるように第1絶縁膜要素1371を形成する。その後、第1転送電極134の上に第2転送電極135を形成するのであるが、本実施の形態では、第1転送電極134間のギャップが既に第1絶縁膜要素1371で埋められているので、第2転送電極135のY軸方向位置が多少ずれても、外縁135bがゲート絶縁膜133に接触することがない。
以上より、本実施の形態に係るCCD型固体撮像装置3では、より確実にY軸方向側における第2転送電極135とゲート絶縁膜133との接触が防止され、上記実施の形態1,2と同様の効果を確実に得ることができる。
[実施の形態4]
実施の形態4に係るCCD型固体撮像装置4の構成について、図10を用い説明する。なお、本実施の形態に係るCCD型固体撮像装置4は、遮光膜141の形態に特徴を有し、その他の部分については上記実施の形態1に係るCCD型固体撮像装置1の構成と同一である。
図10に示すように、CCD型固体撮像装置4では、遮光膜141が第2転送電極105間のギャップに相当する部分だけでなく、第2転送電極105の形成領域の上も覆うように形成されている。このように、上記実施の形態1に係るCCD型固体撮像装置1に比べて広い領域を覆うように遮光膜141が形成されたCCD型固体撮像装置4では、より確実に斜め入射光のシリコン基板10内への漏れ込みを防止することができる。
なお、詳細な説明は省略するが、第1転送電極104と第2転送電極105との配置関係は、上記実施の形態1と同様であるので、これから奏される効果、即ち、転送効率の低下抑制については上記同様である。
[変形例]
変形例に係るCCD型固体撮像装置の構成について、図11を用い説明する。図11は、変形例に係る電荷転送チャネル102と、第1転送電極104および第2転送電極155との相互の位置関係を示す平面図である。
図11に示すように、本変形例に係るCCD型固体撮像装置では、上記実施の形態1〜4の各CCD型固体撮像装置1〜4に対して、第2転送電極155の形状に特徴を有する。より具体的には、本変形例に係るCCD型固体撮像装置では、第2転送電極155のY軸方向側の外縁155bが直線状に形成されているのではなく、X軸方向両端がクランク状にY軸方向へと突出している(G部分)。
なお、二点鎖線で囲む部分に示すように、Y軸方向側での第1転送電極104と第2転送電極155とは間隙gを有し、また、X軸方向においては両端突出部分(G部分)と第1転送電極104とが間隙gを有する。そして、第2転送電極155は、X軸方向側の外縁155aがゲート絶縁膜103に接している構成については上記同様である。
本変形例に係るCCD型固体撮像装置のような転送電極の構成を採用する場合には、上記実施の形態1〜4に係る各CCD型固体撮像装置1〜4よりも、第2転送電極155で遮光される領域が広くできるので、より高いスミア特性を得ることができる。
[その他の事項]
上記実施の形態1〜4および変形例に係る各構成は、本発明を分かりやすく説明するために用いた一例であって、本発明はこれらに限定を受けるものではない。例えば、上記実施の形態1〜4では、転送電極の平面形状を矩形としたが、装置レイアウトに応じて、円形や五角形以上の多角形などを採用することもできるし、より複雑な形状を採用することもできる。
また、上記実施の形態1〜4および変形例に係る各構成においては、第1転送電極と第2転送電極との間に間隔(例えば、図2(b)に示す間隔g)をあけることとしたが、これは製造上のマージンを考慮したものであって、間隔gは、遮光という観点からできる限り小さくすることが望ましい。
また、上記実施の形態1〜4および変形例では、転送電極間のギャップの上部に遮光膜111を形成することとしたが、遮光膜111は必須の構成要素ではない。遮光性能が許容できるのであれば、遮光膜111を省略し、マクロレンズ110からシリコン基板10までの距離をできる限り小さくすることが、感度向上のためには望ましい。
また、上記実施の形態1〜4および変形例では、第1転送電極の構成材料の一例として多結晶シリコンを、第2転送電極の構成材料の一例として金属材料(例えば、タングステン、モリブデン、アルミニウム、チタン、チタンナイトライド、タングステンシリサイド、モリブデンシリサイド)を採用することとしたが、本発明ではこれらの材料に限定を受けるものではない。特に、第2転送電極の構成材料には、導電性と遮光性が多結晶シリコンに比べて優れているものであれば採用することが可能である。
⇒その他に記載しておくべき事項がございましたら、追記をお願いします。
本発明は、高い感度特性と優れたスミア特性を有しながら、転送効率の低下を抑制することができるCCD型固体撮像装置を実現するのに有用である。
実施の形態1に係るCCD型固体撮像装置1の構成を示すブロック図である。 CCD型固体撮像装置1における主要部の構成を示す断面図である。 CCD型固体撮像装置1における主要部の構成を示す平面図である。 CCD型固体撮像装置1に設けられているトランジスタ素子15の構成を示す断面図である。 CCD型固体撮像装置1の製造方法を示す断面図である。 CCD型固体撮像装置1の製造方法を示す平面図である。 実施の形態2に係るCCD型固体撮像装置2における主要部の構成を示す断面図である。 CCD型固体撮像装置2の製造方法を示す平面図である。 実施の形態3に係るCCD型固体撮像装置3における主要部の構成を示す断面図である。 実施の形態4に係るCCD型固体撮像装置4における主要部の構成を示す平面図である。 変形例に係るCCD型固体撮像装置での第1転送電極104と第2転送電極155との位置関係を示す平面図である。 従来技術に係るCCD型固体撮像装置における主要部の構成を示す断面図である。
符号の説明
1,2,3,4.CCD型固体撮像装置
10.シリコン基板
10a.ウェル領域
11. 撮像画素部
12.垂直CCD部
13.水平CCD部
14.アンプ部
15.トランジスタ素子
101.フォトダイオード
102.電荷転送チャネル
103,123,133.ゲート絶縁膜
104,134.第1転送電極
105,135,155.第2転送電極
106.反射防止膜
107,137.絶縁膜
108.層間絶縁膜
109.カラーフィルタ層
110.マイクロレンズ
111,141.遮光膜
115.ソース
116.ドレイン
117.第1ゲート電極
118.第2ゲート電極
1040.第1転送電極準備膜

Claims (14)

  1. 半導体基板の主面に沿った方向において、光電変換機能を有する受光部と、前記受光部で生成された電荷を前記主面の一方向に向けて転送する電荷転送部とが、隣接形成されてなるCCD型固体撮像装置であって、
    前記電荷転送部は、前記半導体基板の内方において、前記一方向に向けて延伸形成された転送チャネルと、前記転送チャネルに対して絶縁膜を介し、且つ、互いに間隔をあけて配された複数の転送電極とを有してなり、
    前記複数の転送電極の各々は、互いに構成材料が異なる第1転送電極要素と第2転送電極要素とが、前記絶縁膜側から順に積層された構成を有し、
    前記第2転送電極要素は、遮光性を有するとともに、前記延伸方向側の外縁が前記第1転送電極要素の上にあり、前記延伸方向とは交差する側の外縁が前記絶縁膜に接する状態にある
    ことを特徴とするCCD型固体撮像装置。
  2. 前記複数の転送電極は、第2絶縁膜により被覆されており、
    前記第2絶縁膜上であって、前記複数の転送電極の互いの間隔に相当する各領域には、遮光性を有する遮光膜が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のCCD型固体撮像装置。
  3. 前記第1転送電極要素の幅は、前記転送チャネルの幅よりも広く、
    前記第2転送電極要素の幅は、前記第1電極要素の幅よりも広い
    ことを特徴とする請求項2に記載のCCD型固体撮像装置。
  4. 前記絶縁膜の膜厚は、前記第2転送電極要素の外縁が接する領域の方が、前記第1転送電極要素の下部領域よりも薄い
    ことを特徴とする請求項2から3の何れかに記載のCCD型固体撮像装置。
  5. 前記第2絶縁膜は、第1の膜要素と第2の膜要素との積層構造を有し、
    前記第1の膜要素は、前記複数の転送電極の互いの間隔において、積層方向上面が前記第1電極要素の上面と同一レベルにある
    ことを特徴とする請求項2から4の何れかに記載のCCD型固体撮像装置。
  6. 前記第1転送電極要素は、多結晶シリコンから構成され、
    前記第2転送電極要素は、タングステン、モリブデン、アルミニウム、チタン、チタンナイトライド、タングステンシリサイド、モリブデンシリサイドの何れかを含み構成されている
    ことを特徴とする請求項2から5の何れかに記載のCCD型固体撮像装置。
  7. 前記半導体基板には、前記電荷転送部に対し接続されたトランジスタ素子が形成されており、
    前記トランジスタ素子は、前記半導体基板の内方において、前記主面に沿った方向に互いに間隔をあけて形成されたソースおよびドレインと、前記絶縁膜上であって、前記ソースと前記ドレインとの間に相当する箇所に形成されたゲート電極とを有し、
    前記ゲート電極は、互いに構成材料が異なる第1ゲート電極要素と第2ゲート電極要素とが、前記絶縁膜側から順に積層された構成を有し、
    前記第2ゲート電極要素は、遮光性を有するとともに、前記ソースおよび前記ドレインの側の外縁が前記第1ゲート電極要素の上にあり、前記ソースおよび前記ドレインの側を除く外縁が前記絶縁膜に接する状態にある
    ことを特徴とする請求項2から6の何れかに記載のCCD型固体撮像装置。
  8. 前記遮光膜は、前記第2絶縁膜上であって、複数の前記ギャップの上に相当する領域を覆うように、一体に形成されている
    ことを特徴とする請求項2から7の何れかに記載のCCD型固体撮像装置。
  9. 半導体基板に対し、光電変換機能を有する受光部を形成するステップと、
    前記半導体基板の主面に沿った方向において、前記受光部に隣接させ、前記主面の一方向に向けて延伸する転送チャネルを形成するステップと、
    前記主面上に絶縁膜を形成するステップと、
    前記転送チャネルに対して前記絶縁膜を介し、且つ、前記延伸方向に互いに間隔をあけて複数の第1転送電極要素を形成するステップと、
    前記第1転送電極要素の各々の上に、当該第1転送電極要素とは異なる材料からなる第2転送電極要素を形成するステップと
    を有し、
    前記第2転送電極要素を形成するステップでは、遮光性を有するとともに、前記延伸方向側の外縁が前記第1転送電極要素の上にあり、前記延伸方向とは交差する側の外縁が前記絶縁膜に接する状態に、前記第2転送電極要素を形成する
    ことを特徴とするCCD型固体撮像装置の製造方法。
  10. 前記第1転送電極要素と前記第2転送電極要素との積層構造をもって各々が構成される複数の転送電極を被覆するように、第2絶縁膜を形成するステップと、
    前記第2絶縁膜上であって、前記複数の転送電極の互いの間隔に相当する各領域に、遮光性を有する遮光膜を形成するステップと
    を有する
    ことを特徴とする請求項9に記載のCCD型固体撮像装置。
  11. 前記第1転送電極要素を形成するステップでは、前記転送チャネルよりも幅広に前記第1転送電極要素を形成し、
    前記第2転送電極要素を形成するステップでは、前記第1転送電極要素よりも幅広に前記第2転送電極要素を形成する
    ことを特徴とする請求項10に記載のCCD型固体撮像装置の製造方法。
  12. 前記第1転送電極要素を形成するステップには、
    前記絶縁膜上に第1転送電極要素用準備膜を形成するサブステップと、
    前記第1転送電極要素準備膜に対し、前記間隔に相当する領域をエッチングにより除去するサブステップと
    が含まれており、
    前記除去するサブステップでは、前記絶縁膜の膜厚が、前記第1転送電極要素の下部領域よりも、その他の領域で薄くなるように、エッチングを実行する
    ことを特徴とする請求項10または11に記載のCCD型固体撮像装置の製造方法。
  13. 前記第2絶縁膜を形成するステップには、
    前記第1転送電極要素の互いの間隔において、上面が前記第1電極要素の上面と同一レベルである第1の膜要素を形成するサブステップと、
    前記第1の膜要素上に形成された前記第2転送電極要素を被覆する第2の膜要素を形成するサブステップと
    が含まれている
    ことを特徴とする請求項10から12の何れかに記載のCCD型固体撮像装置の製造方法。
  14. 前記第1転送電極要素を形成するステップでは、多結晶シリコンを用い、前記第1転送電極要素を形成し、
    前記第2転送電極要素を形成するステップでは、タングステン、モリブデン、アルミニウム、チタン、チタンナイトライド、タングステンシリサイド、モリブデンシリサイドの何れかを含む材料を用い、前記第2転送電極要素を形成する
    ことを特徴とする請求項10から13の何れかに記載のCCD型固体撮像装置の製造方法。
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