JP2010097909A - バックライト及び液晶表示装置 - Google Patents

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Yuichi Nishikoji
祐一 西小路
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Abstract

【課題】薄型軽量でローカルディミング制御が可能であり、均一性が高く高画質な映像を実現することができるバックライト及び液晶表示装置を提供すること。
【解決手段】導光板ユニット110a〜110fは、互いに並置され、光出射面114としての表面112a〜112fを有する。導光板ユニット110b〜110eは、隣接する導光板ユニット110a、110b、110e、110fに比べて厚い。LED120a〜120fは、導光板ユニット110a〜110fの側面116a〜116fの近傍に配置される。また、LED120b、120c、120d、120eは、導光板ユニット110a、110b、110e、110fの背面118a、118b、118e、118fの後方に配置される。バックライト100は、LED120a〜120fからの入射光を、導光板ユニット110a〜110fの内部にて拡散しつつ、光出射面114から出射する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば発光ダイオード(LED)等の点光源と導光板とを備えたバックライト、及び当該バックライトを備えた液晶表示装置に関する。
近年、薄型テレビ用ディスプレイとして液晶表示装置(LCD)の利用が大幅に拡大されている。そのため、LCDに対して高性能化、薄型化、低コスト化等の要求がますます強くなっている。従来、バックライトの光源としては主に冷陰極ランプ(CCFL)が使用されている。冷陰極ランプ(以下、単に「ランプ」という)を用いたバックライトにおける高画質化技術として、ダイナミックコントラストを向上させるために映像信号に応じて輝度制御を行う機能や、動画におけるボケ感を解消するために冷陰極ランプをスキャン駆動する機能が採用されている。また、ランプに代わる光源としてLEDが提案されており、LEDがLCDのさらなる高画質化に非常に有用であることが知られている。
例えば、線状光源であるランプと異なりLEDが点光源であることを利用し、多数のLEDを配置した直下型バックライトを作製した場合には、複数のLEDを一つのブロックとして接続及び制御することにより、ローカルディミング駆動が可能となる。すなわち、液晶パネルに送られてくる映像信号の輝度レベルに対応して、エリア毎にバックライトの輝度レベルを制御することにより、明暗部分のコントラスト比を大きくとることが可能となり、ダイナミックレンジの広い高画質な映像を実現できる。また、黒表示画面の場合には、光源を完全にオフすることにより、ダイナミックコントラスト値を大幅に向上することができる。
上記の直下型バックライトにおいて、面内輝度分布が十分な均一性を有するためには、光源と拡散板との距離をある程度大きくとる必要があり、薄型化が困難である。また、映像の中のグレーレベルが高いエリアに対応するブロックのLEDのみを点灯させると、放射された光は、バックライトユニット内の拡散板と反射板との間を何度も往復しながら液晶パネル側へ出射されるため、グレーレベルが低くバックライト光があまり必要でないエリアにまで回り込むことがある。その結果、ピーク輝度を持つエリアの周りには、ハロー現象のように光が漏れて、画質が大きく低下することがある。
一方、特許文献1には、LEDを備えたエッジライト型バックライトでローカルディミング制御が可能な形態が開示されている。これによれば、薄型化が可能であり、また各エリアの光量分布が明確に区分され、上述のようなハロー現象が低減できるとされている。
特開2007−293339号公報
しかしながら、特許文献1記載のエッジライト型バックライトにあっては、LEDから導光板へ入射された光のうち、液晶パネル側へ導光されずに側面から出射する光が発生する。特に、導光板ユニットのサイズが小さくなるにつれて、側面からの出射光は非常に大きくなる。したがって、それを制御しなければ隣接するブロックへの光の回り込みが生じ、直下型バックライトと同様にハロー現象が発生し得る。また、隣接ブロックへの光の回り込みが生じると、各エリアに対するLEDの配置によっては、LEDからの光の出射方向に全体として偏りが生じることがあり、この場合には、バックライト全体での輝度分布が不均一となる。
さらに、エリア区分の明確化を図った場合には、平均グレーレベルが高く白表示部が多い画像が表示されると、ユニット毎の境界がムラになって見えるという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、薄型軽量でローカルディミング制御が可能であり、均一性が高く高画質な映像を実現することができるバックライト及び液晶表示装置を提供することを目的とする。
本発明のバックライトは、互いに並置され、光出射面としての表面をそれぞれ有する複数の導光板ユニットと、複数の点光源と、を有し、一つ以上の導光板ユニットは各々、隣接する導光板ユニットに比べて、前記表面から背面までの厚さが大きく、前記複数の点光源は、前記複数の導光板ユニットの側面の近傍に配置され、且つ、前記一つ以上の導光板ユニットの各々の前記側面の近傍に配置された一つ以上の点光源は、前記隣接する導光板ユニットの前記背面の後方に配置され、前記複数の点光源から前記複数の導光板ユニットの前記側面に入射される光を、前記複数の導光板ユニットの内部にて拡散しつつ、前記光出射面から出射する、構成を採る。
本発明によれば、薄型軽量でローカルディミング制御が可能であり、均一性が高く高画質な映像を実現することができるバックライト及び液晶表示装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
(実施の形態1)
〔バックライトの基本構成〕
図1(a)及び図1(b)は、本発明の実施の形態1に係るバックライトの基本構成を示す図である。図1(a)は、バックライト100を光出射面側から見た平面図であり、図1(b)は、図1(a)のバックライト100のA−A線に沿った断面図である。
バックライト100は、複数の導光板ユニット110a、110b、110c、110d、110e、110fと、複数のLED120a、120b、120c、120d、120e、120fと、を有する。なお、以下の説明において、全ての導光板ユニット110a〜110fについて言及するときは、単に「導光板ユニット110」といい、全てのLED120a〜120fについて言及するときは、単に「LED120」という。
導光板ユニット110は互いに並置され、集合的に液晶パネル(図示せず)を照明する分割導光板を構成する。導光板ユニット110aは、表示画面の最上部に対応する最も上の行に配置された五つの導光板ユニットであり、導光板ユニット110bは、その下の行に配置された五つの導光板ユニットであり、導光板ユニット110cは、その下の行に配置された五つの導光板ユニットであり、導光板ユニット110dは、その下の行に配置された五つの導光板ユニットであり、導光板ユニット110eは、その下の行に配置された五つの導光板ユニットであり、導光板ユニット110fは、その下の行つまり表示画面の最下部に対応する最も下の行に配置された五つの導光板ユニットである。
導光板ユニット110は、導光板ユニット110の表面112a、112b、112c、112d、112e、112fにて、共通の光出射面114を形成する。すなわち、導光板ユニット110は、LED120から入射される光を光出射面114から出射する。
また、導光板ユニット110は、LED120から入射される光を内部にて拡散する。このため、導光板ユニット110は、バルクに拡散機能を有したものが望ましい。バルクに拡散機能を有する導光板ユニットとしては、光学的に透明な樹脂中に屈折率の異なる微粒子を分散させたもの、光学的に透明な樹脂中に多孔質微粒子を分散させたもの、或いは光学的に透明な樹脂中に2種類以上の異なる高分子材料を含有してその相分離構造を利用したもの、等がある。
導光板ユニット110の材料は、光学的に透明な樹脂である。例えば、ポリスチレンやポリメチルメタクリレート等のアクリル系樹脂、ポリカーボネート等のポリエステル系樹脂、シクロオレフィン系樹脂、セルロース系樹脂、ABS樹脂、AS樹脂、或いはメタクリレートとスチレンとの共重合体、等が挙げられる。また、散乱剤として添加する微粒子としては、シリカ等の無機粒子、ポリスチレン等のプラスチック粒子、等が挙げられる。
また、導光板ユニット110のヘイズ特性に関しては、単位厚さ(10mm)当たりのヘイズ値が20%から99%であることが好ましく、さらには30%から95%であることが好ましく、さらには40%から90%であることがより好ましい。なお、ヘイズ値は、拡散透過率/全光線透過率×100(%)で定義される。
また、導光板ユニット110の厚さに関しては、互いに隣接するものが互いに異なる厚さを有することが好ましい。本実施の形態では、上下辺に位置する導光板ユニット110a、110fが最も薄い。導光板ユニット110a、110fに隣接する導光板ユニット110b、110eは、導光板ユニット110a、110fよりも厚い。導光板ユニット110b、110eに隣接する導光板ユニット110e、110fは、光出射面114の中心領域である中心線111に最も近く、最も厚い。よって、光出射面114の反対側には、導光板ユニット110の側面116a、116b、116c、116d、116e、116f(以下「側面116」と総称する)と背面118a、118b、118c、118d、118e、118f(以下「背面118」と総称する)とにより、階段状の領域が形成される。この領域は、LED120の収容領域として利用される。すなわち、LED120の収容領域を形成するために導光板ユニット110を特殊な形状に加工する必要性をなくすことができる。
ここで、分割導光板の作製方法の一例を説明する。先ず、アクリル樹脂にシリカ微粒子を混合して成る透明材料から、押出法にて厚さ10mmの平板(10mm品)と、厚さ7mmの平板(7mm品)と、厚さ4mmの平板と(4mm品)とを作製する。そして、それらを32インチの30等分に相当するサイズで切り出し、30個の導光板ユニットとする。そして、4mm品を1行目と6行目に各5個、7mm品を2行目及び5行目に各5個、10mm品を3行目及び4行目に各5個という形で隙間なく配置する。これにより、6行x5列の30ブロックを有する分割導光板が得られる。
なお、上述した材料、サイズ、個数、列数及び行数は一例であり、種々変更して実施することができる。
また、導光板ユニットの作製方法は、押出し成型のみに限定されない。射出成型、圧縮成型、キャスティング法等で、導光板ユニットを作製してもよい。平板状態での面精度が高く仕上がる製法が望ましい。上述の方法のいずれかを用いれば、様々な形状に加工することが可能である。
各導光板ユニット110の側面近傍には、一つ以上のLED(図1(a)では四つのLED)が配置され、一つのブロックを形成する。なお、他種の光源をLEDに代わって用いてもよいが、小型化や高効率の観点からLEDやレーザダイオード(LD)等を用いることが好ましい。
LED120aは、導光板ユニット110aの側面116aの近傍に配置され、導光板ユニット110aに向かって発光し、側面116aに光を入射する。LED120bは、導光板ユニット110bの側面116bの近傍に且つ導光板ユニット110aの背面118aの後方に配置され、導光板ユニット110bに向かって発光し、側面116bに光を入射する。LED120cは、導光板ユニット110cの側面116cの近傍に且つ導光板ユニット110bの背面118bの後方に配置され、導光板ユニット110cに向かって発光し、側面116cに光を入射する。LED120dは、導光板ユニット110dの側面116dの近傍に且つ導光板ユニット110eの背面118eの後方に配置され、導光板ユニット110dに向かって発光し、側面116dに光を入射する。LED120eは、導光板ユニット110eの側面116eの近傍に且つ導光板ユニット110fの背面118fの後方に配置され、導光板ユニット110eに向かって発光し、側面116eに光を入射する。LED120fは、導光板ユニット110fの側面116fの近傍に配置され、導光板ユニット110fに向かって発光し、側面116fに光を入射する。
LED120からの光の出射角度は、導光板ユニット110との結合効率や導光板ユニット110が有する拡散機能から勘案して、大きく広がらないことが望ましい。広がり角度を制御するために、LED120にレンズを付与してもよい。また、出射角度がランバーシャン状に分布する場合には、導光板ユニット120の側面116に微細プリズム構造を形成して入射光を制御してもよい。
LED120としては、白色LEDを用いることができる。白色LEDとしては、青色LEDチップと黄色蛍光体とを有するもの、青色LEDチップと黄及び赤色蛍光体とを有するもの、青色LEDチップと緑及び赤色蛍光体とを有するもの、青色LEDチップではなく紫外LEDチップを用いたもの、RGBの三原色のLEDチップを一つのパッケージに入れたもの、等がある。また、白色LEDの代わりにRGBの三原色のLEDを用いることもできる。
また、三原色の半導体レーザダイオード(LD)を用いることもできる。LDを用いる場合には、そのスペクトル幅がLEDに比べて非常に狭いため、色再現性の高い液晶表示装置が実現できる。なお、色度点の観点から、青色としては430〜480nmに、緑色としては520〜550nmに、赤色としては620〜660nmに、それぞれピークを有するものが好ましい。また、特に短波長のものについては、SHG(Second Harmonic Generation:2次高調発生器)を用いることにより光の波長を半分にできるため、長寿命で高出力化が容易な赤外LDと組み合わせることができる。例えば、LD励起ファイバーレーザとSHGとを組み合わせた場合には、高出力な緑色レーザを実現することが可能であり好ましい。
例えばファイバを用いてRGBのレーザ光をミキシングし、さらに光学レンズ等で線状ビームに広げた後、導光板ユニット110の側面116に入射することが可能である。
以上、バックライト100の基本構成について説明した。
上記基本構成においては、全てのLED120が、光出射面114の中心線111に向かって光を出射するため、隣接ブロックへの光の回り込みが生じたとしても、ユーザの視点が集まりやすい表示画面中央部の輝度を比較的高くすることができる。
また、上記基本構成においては、導光板ユニット110がバルクに拡散機能を有するため、効率的に光を拡散させることができる。その結果、LED120からの入射光は散乱されて液晶パネル側に導光される。一方、側面116から入射された光のうち他の側面から隣接する導光板ユニットへと回り込む光成分(主に横方向に広がる成分)は、隣の導光板ユニットに入っても、導光板ユニットの持つ拡散機能によりすぐに液晶パネル側へ出射される。
導光板ユニット110の背面118に反射シート(図示せず)を配置する構成が採用される場合には、背面118側に進行する光を、反射により液晶パネル側に戻すことができる。導光板ユニット110のヘイズ特性を最適に制御することによって、側面116に入射される光のうち側面116と対向する面まで到達する光成分(主に直進する成分)を調整することが可能であり、輝度分布が均一となるように制御可能である。また、拡散フィルムを用いることで光出射面114における輝度分布をさらに均一化することができる。
バックライト100は、行毎に順次消灯するスキャニング駆動や、文字スクロールの表示エリアに対応する導光板ユニットのみのブリンク駆動を、容易に適用することができる。これにより、液晶表示装置の動画解像度を高めることが可能である。
なお、バックライト100の基本構成は、上記のものだけに限定されず、例えば下記のように種々変更して実施することができる。
導光板ユニット110の断面形状に関しては、図1(a)に示す例では、安価で生産性が高いという利点を有することから平板形状が採用されている。しかし、断面形状はこれだけに限定されない。
例えば図2に示すように、導光板ユニット110b、110c、110d、110eの側面に、表面側が窪み且つ背面側が突出するような段差を形成して、窪みの部分に、隣接する導光板ユニット110a、110b、110e、110fを位置合わせすることにより、導光板ユニット110が互いに重なるようにしてもよい。この場合、各導光板ユニット110を互いに固定しやすくすることができる。
また、例えば図3に示すように、導光板ユニット110をより軽量化するために、楔形の断面形状を採用してもよい。
また、導光板ユニット110の角に丸みをつけてもよい。
導光板ユニット110の表面形状に関しては、図1(a)に示す例では、導光板ユニット110が全て同一の表面形状を有する。そして、それらが格子状に配列される。しかし、導光板ユニット110の表面形状は、正方形や長方形等、液晶パネルのサイズに応じて適宜選択することができるものであり、全て同一でなくてもよい。表面形状を統一させない場合は、様々な配列を形成することができる。
例えば図4に示すように、導光板ユニット110をデルタ状に配列することができる。この場合、特に斜めのエッジラインを有する映像を表示するときに、ハロー現象を抑制し高画質化を図ることが可能である。
また、例えば図5に示すように、導光板ユニット110のうち、比較的表面面積の小さいものを光出射面の中心付近に配置し、比較的表面面積の大きいものを光出射面の外周付近に配置することもできる。この場合、ユーザの視点が集まりやすい表示画面中央部にて、より細かいブロックによるローカルディミング制御が可能となり、その結果、高画質化が視覚に訴える効果を増大させることができる。
LED120の配置に関しては、図1(a)に示す例では、各ブロックに同数のLEDが配置される。しかし、LED120の配置はこれだけに限定されない。
例えば図6に示すように、光出射面の中心線111に近いブロックに比べ、光出射面の上下端に近いブロックに、少ない個数のLEDを配置することにより、消費電力を低減させることができる。このとき、適切に各ブロックのLED個数を配分すれば、輝度勾配を緩和させて目立たなくすることができる。
なお、特に図示しないが、光出射面の左右端に近いブロックに、より少ない個数のLEDを配置してもよい。この場合も消費電力を低減させることができる。また、適切に各ブロックのLED個数を配分すれば、輝度勾配を緩和させて目立たなくすることができる。
また、図1(a)に示す例においても、図6に示す例においても、光出射面の中心線111に対してLED120が線対称状に配置される。しかし、LED配置は必ずしも線対称状である必要はない。特に、温度上昇によるLEDの効率が低下する場合、すなわち輝度低下が発生する場合には、上半分側のブロックにおいてはLED個数を増やすことも可能である。
さらには、例えば図7に示すように、ライン状のプリズム構造130を、導光板ユニット110の背面に形成してもよい。LED120からの光を横方向にはあまり広げ過ぎず、しかしLED120の出射方向(図中の矢印の方向)への光の進行を阻害しないように制御するという観点から、ラインは出射方向に平行であることが好ましい。この場合、より確実に横方向への光の広がりを抑え、横方向に隣接する導光板ユニットへの回り込みを抑制することができる。また、液晶パネル側へ効率よく導光することができる。
なお、図7に示す例では、ラインの配置が連続的であるが、ラインを独立してランダムに、つまり不連続に配置してもよい。いずれの場合においても、輝度分布が均一になるような配置であることが望ましい。ラインの断面形状については、全てのラインが同一形状である必要はない。例えば、様々な頂角度の三角形状を混在させてもよく、三角形状の代わりに、半球や半円、四角形状等、様々な凹凸形状を適用してもよい。また、プリズム構造130を形成可能な面は、導光板ユニット110の背面だけに限定されず、導光板ユニット110の光出射面を形成する表面であってもよい。これら両方の面にプリズム構造130を形成してもよい。
導光板ユニット110にプリズム構造130等の微細構造を形成する方法としては、金型を用いて射出成型や圧縮成型時に賦形する方法、押出し成型やキャスティング法で作製した平板に熱やUVによるインプリント法により転写する方法、炭酸ガスレーザ等で溶融飛散させて形成する方法、ダイヤモンドバイトで切削して形成する方法、等がある。
〔バックライトの支持構造〕
図8は、バックライト100の支持構造を示す図である。既述のとおり、バックライト100においては、互いに隣接する導光板ユニットが互いに異なる厚さを有することが好ましい。よって、バックライト100の支持構造においては、その厚さ変化に沿った形状に成形された金属フレーム140が用いられる。これにより、各導光板ユニット110を固定することができる。また、液晶モジュールとしての下フレーム150を金属フレーム140の外方に配置することにより、十分な強度を与えることができる。
なお、必要に応じて、一部を粘着テープ等で固定してもよい。また、LED120からの熱を金属フレーム140に逃がすために、一部を接触させるとよい。また、金属フレーム140の内側に白色インクを塗布することで、反射機能を付与することができる。
図9は、バックライト100の部分的な支持構造をより具体的に示す図である。金属フレーム140は、導光板ユニット110の厚さ変化に沿った段差形状を有し、各段にはLED120a、120b、120cがそれぞれ実装されるフレキ基板(FPC)160a、160b、160cが固定される。さらに、FPC160a〜160cには、LED120a〜120cからの光が入射される導光板ユニット110a〜110cが、それぞれ実装される。ここで、導光板ユニット110a〜110cは、FPC160a〜160cに実装されたときに、一部分がFPC160a〜160c上になく、隣接する導光板ユニット110b、110c、110dに向かって延在する。これにより、隣接する導光板ユニット110b、110c、110dへの入射光を発光するLED120b、120c、120dの収容領域を確保することができ、バックライト100の薄型化に寄与することができる。
FPC160a〜160cは、FPC160a、160bについて図10に示すように、同一の行に含まれる全てのブロックの導光板ユニット110a、110bとLED120a、120bとを実装できるよう、横方向に伸延した形状を有することが好ましい。
FPC160a〜160cに導光板ユニット110a〜110cを固定する方法としては、例えば図9に示すように、導光板ユニット110a〜110cのコーナ部には凹部を形成し、FPC160a〜160cの対応部分には光学的に透明な突起170a〜170cを形成し、突起170a〜170cを凹部に差し込む方法がある。この方法を採用しても、導光板ユニット110a〜110cがバルクに拡散機能を有するため、凹部や突起の形状がムラとなって見えることが抑えられる。なお、透明な両面テープを用いて導光板ユニット110a〜110cをFPC160a〜160cに貼付してもよい。また、導光板ユニット110a〜110cの実装位置がずれないようにするために、導光板ユニット110a〜110cの背面に、実装部分が窪み且つ非実装部分が突起するような段差を形成して、窪みの部分に、FPC160a〜160cを位置合わせしてもよい。これにより、バックライト100の支持を機構的に強化することができる。なお、導光板ユニット110a〜110cの背面に段差を形成しても、導光板ユニット110a〜110cが拡散機能を有するため、ムラ発生の懸念は少ない。
以上、バックライト100の支持構造について説明した。なお、ここでは導光板ユニット110a〜110cとLED120a〜120cとを含む部分の支持構造について図面を用いて説明したが、導光板ユニット110a〜110cとLED120a〜120cとを含む部分の支持構造も同様である。
〔バックライトの輝度特性〕
次いで、バックライト輝度特性について説明する。図12(a)は、本実施の形態に係る分割導光板を備えたバックライト(つまり上記構成を有するバックライト100)に液晶パネルを重ね、導光板ユニット110の一つと同じサイズの白ウィンドウを黒背景に表示した状態を示す図である。図12(b)は、従来の分割導光板を備えたバックライトに液晶パネルを重ね、導光板ユニットの一つと同じサイズの白ウィンドウを黒背景に表示した状態を示す図である。比較のため、双方のバックライトにおける分割導光板の材料、製法、寸法等は同一と仮定するが、点光源の配置の点では、図示されるように双方のバックライトは互いに相違する。
図13は、図12(a)及び図12(b)に示された状態にて測定されたX方向における輝度分布を概略的に示す図であり、図14は、図12(a)及び図12(b)に示された状態にて測定されたY方向における輝度分布を概略的に示す図である。図13及び図14において、実線は図12(a)に示す本実施の形態に係るバックライトに関するものであり、点線は図12(b)に示す従来のバックライトに関するものである。
図13及び図14から分かるように、本実施の形態に係るバックライトは、従来のバックライトと比較すると、導光板ユニットの拡散機能により、隣接する導光板ユニット間の境界における輝度傾斜が十分に急峻である。このため、光の回り込みによるハロー現象の発生が抑えられる。
(実施の形態2)
図15は、本発明の実施の形態2に係る液晶表示装置の構成を示す図である。液晶表示装置200は、バックライト100のほか、偏光板210と、基板220、230及び液晶層240を有する。
バックライト100の構成は実施の形態1で説明したものと同様であるため、同一の構成要素には同一の参照番号を付与し、その詳細な説明は省略する。
基板220は、透明シート上に薄膜トランジスタ(TFT)等のアクティブ素子と画素電極と配向膜とを有し、基板230は、カラーフィルタと対向電極と配向膜とを有し、基板220、230は、互いの配向膜が向かい合うように配置され、中間部に液晶を充填され、シール剤で封印される。基板220、230間の間隔はスペーサにより保たれる。偏光板210、基板220、230及び液晶層240は、バックライト100から出射される光により照明される液晶表示素子としての液晶パネル250を構成する。なお、液晶パネル250の構成は、液晶層240の配向モードによって異なるものであり、種々変更して実施することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。
なお、以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されない。つまり、上記装置の構成及び使用状態等についての説明は例であり、本発明の範囲においてこれらの例に対する様々な変更及び追加が可能であることは明らかである。
本発明のバックライトは、液晶テレビ及び液晶モニタ等の液晶表示装置の用途に好適である。
(a)本発明の実施の形態1のバックライトを光出射面側から見た平面図、(b)(a)のバックライトのA−A線に沿った断面図 本実施の形態の導光板ユニットの断面形状についての第1の変形例を示す図 本実施の形態の導光板ユニットの断面形状についての第2の変形例を示す図 本実施の形態の導光板ユニットの配置についての第1の変形例を示す図 本実施の形態の導光板ユニットの配置についての第2の変形例を示す図 本実施の形態のLEDの配置についての変形例を示す図 本実施の形態のプリズム構造を示す図 本実施の形態のバックライトの支持構造を概略的に示す図 本実施の形態のバックライトの部分的な支持構造を具体的に示す図 本実施の形態のFPCの形状の一例を示す図 本実施の形態のバックライトの支持構造の変形例を示す図 (a)本実施の形態のバックライトに液晶パネルを重ね、所定の表示を実行した状態を示す図、(b)従来のバックライトに液晶パネルを重ね、所定の表示を実行した状態を示す図 図12(a)及び図12(b)に示された状態にて測定されたX方向における輝度分布を概略的に示す図 図12(a)及び図12(b)に示された状態にて測定されたY方向における輝度分布を概略的に示す図 本発明の実施の形態2の液晶表示装置の構成を示す図
符号の説明
100 バックライト
110、110a、110b、110c、110d、110e、110f 導光板ユニット
111 中心線
112a、112b、112c、112d、112e、112f 表面
114 光出射面
116a、116b、116c、116d、116e、116f 側面
118a、118b、118c、118d、118e、118f 背面
120、120a、120b、120c、120d、120e、120f LED
130 プリズム構造
140 金属フレーム
150 下フレーム
160a、160b、160c FPC
170a、170b、170c 突起
200 液晶表示装置
210 偏光板
220、230 基板
240 液晶層
250 液晶パネル

Claims (9)

  1. 互いに並置され、光出射面としての表面をそれぞれ有する複数の導光板ユニットと、
    複数の点光源と、を有し、
    一つ以上の導光板ユニットは各々、隣接する導光板ユニットに比べて、前記表面から背面までの厚さが大きく、
    前記複数の点光源は、前記複数の導光板ユニットの側面の近傍に配置され、且つ、前記一つ以上の導光板ユニットの各々の前記側面の近傍に配置された一つ以上の点光源は、前記隣接する導光板ユニットの前記背面の後方に配置され、
    前記複数の点光源から前記複数の導光板ユニットの前記側面に入射される光を、前記複数の導光板ユニットの内部にて拡散しつつ、前記光出射面から出射する、バックライト。
  2. 前記光出射面の中央部からより近くに位置する導光板ユニットは、前記厚さがより大きい、請求項1記載のバックライト。
  3. 前記複数の点光源は全て、前記光出射面の中心領域に向かって光を出射する、請求項2記載のバックライト。
  4. 前記複数の導光板ユニットは、前記表面又は前記背面にプリズム構造を有し、
    前記プリズム構造のラインは、前記複数の点光源の出射方向と平行である、請求項3記載のバックライト。
  5. 前記光出射面の前記中央部からより近くに位置する導光板ユニットは、前記表面の面積がより小さい、請求項4記載のバックライト。
  6. 前記一つ以上の導光板ユニットの前記側面には、前記表面側が窪み且つ前記背面側が突出するよう段差が形成され、前記窪みの部分に、前記隣接する導光板ユニットを位置合わせする、請求項1記載のバックライト。
  7. 所定の導光板ユニットと、前記所定の導光板ユニットの前記側面の近傍に配置された前記一つ以上の点光源と、を実装する基板を有し、
    前記所定の導光板ユニットは、前記基板の端部から、前記所定の導光板ユニットに隣接し且つ前記所定の導光板ユニットよりも前記厚さが大きい導光板ユニットの側に、延在する、請求項1記載のバックライト。
  8. 前記所定の導光板ユニットの前記背面には、前記基板に実装される側が窪み且つ前記基板の前記端部から延在する側が突出するよう段差が形成され、前記窪みの部分に、前記基板を位置合わせする、請求項7記載のバックライト。
  9. 請求項1記載のバックライトと、前記バックライトにより照明される液晶表示素子と、を有する液晶表示装置。
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