JP2010097280A - Rfidシステム構築方法、rfidシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの意に反する無線タグを読取ることを防止し、RFIDリーダ固有の設定を容易に行えるRFIDシステム構築方法及びRFIDシステムを提供する。
【解決手段】RFIDリーダ200は、設定ボタン203を押すことによりRFIDリーダのモードを通常モードから設定変更モードに移行させ、アンテナ部202からRFIDリーダ設定用の弱い電波を出力する。無線タグ100が検知されると、無線タグ100の記憶部103からデータを読取り、RFIDリーダ制御コンピュータ300によりRFIDリーダの設定変更が認められた場合には、読取った情報に基づいてRFIDリーダ200の設定を変更し、変更された設定の情報を設定保持部204に保存する。
【選択図】図1

Description

本発明は、RFIDリーダの設定変更に無線タグを用いるRFIDシステム構築方法及びRFIDシステムに関する。
近年、微細な無線タグやPC(Personal Computer)を用いて人やものを識別又は管理するRFID(Radio Frequency IDentification)システムが普及している。このRFIDシステムは、タグに情報を書き込み、その情報をリーダによって非接触で読み出すことができるシステムである。RFIDシステムを構築する場合は一般的に複数台のRFIDリーダを用いる。このため、RFIDリーダへの設定を行う際に、同じような設定内容を全てのRFIDリーダについて行わなければならず、作業中に設定間違い、設定漏れなどの作業ミスによりRFIDリーダが正常に動作しないことがあるという問題があった。
さらに、上記したRFIDシステムにおいて各PCへ接続するためのRFIDリーダの固有の設定は不可欠である。このRFIDリーダ固有の設定は、通常PC上から行われていた。そのため、作業者はRFIDシステム全体の知識及びRFIDリーダの設定を行うPCについての知識が必要であった。しかし、ユーザ先の現場でRFIDシステムの構築を行う作業者は、RFIDに関しての知識が十分でない場合が多く、また、RFIDリーダ固有の設定を行う際に作業者の設定ミスによるRFIDリーダの動作不良が発生しやすいという問題があった。
上記問題を解決するために、PCから設定を行うのではなく、非接触ICカードを非接触カードリーダライタに翳す回数や時間により、非接触カードリーダライタの設定変更を行う技術が開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2007−133607号公報
しかし、上述した技術は、非接触ICカードを読取ることで自動的に非接触カードリーダライタの設定を更新するものであり、意図せずに非接触ICカードを読取った場合であっても、非接触ICカードに基づいて設定を更新してしまうという問題があった。
本発明はこのような実情を鑑みてなされたものであり、ユーザの意に反する無線タグを読取ることを防止し、RFIDリーダ固有の設定を容易に行えるRFIDシステム構築方法及びRFIDシステムを提供することを目的とする。
本発明のRFIDシステム構築方法は、RFIDリーダのモードを通常モードから設定変更モードに移行するかの入力を受付けるステップと、モードを移行するステップと、無線タグがRFIDリーダに翳されたことを検知するステップと、検知するステップにより検知された無線タグからデータを読取るステップと、RFIDリーダの設定変更の可否を判断するステップと、判断するステップによりRFIDリーダの設定変更が認められた場合に、読取るステップにより読取られた情報に基づいてRFIDリーダの設定を変更するステップと、変更するステップにより変更された設定の情報を保存するステップと、を有することを特徴とする。
本発明のRFIDシステム構築方法は、受付けるステップは、設定ボタンの押下によりRFIDリーダの通常モードから設定変更モードへの移行を受付けることを特徴とする。
本発明のRFIDシステム構築方法は、設定変更モードは、通常モードよりもRFIDリーダの出力電波が弱いことを特徴とする。
本発明のRFIDシステム構築方法は、検知するステップは、通常モードの電波よりも弱い電波を常に出力している無線タグ読取専用アンテナにより無線タグがRFIDリーダに翳されたことを検知し、移行するステップは、検知するステップにより無線タグがRFIDリーダに翳されたことを検知した場合に、設定変更モードへ移行することを特徴とする。
本発明のRFIDシステムは、無線タグと、少なくとも1以上のRFIDリーダと、情報処理装置と、を有するRFIDシステムであって、無線タグは、電波を送受信する電波送受信手段と、RFIDリーダの設定内容を記録する記録手段と、を有し、RFIDリーダは、電波を送受信する第1の電波送受信手段と、RFIDリーダのモードを通常モードから設定変更モードに移行するかの入力を受付けるモード移行受付手段と、RFIDの設定内容を保存する設定保持手段と、RFIDの動作を制御する制御手段と、を有し、制御手段は、無線タグの記録手段に記録されたRFIDリーダの設定内容を読取り、該読取ったRFIDリーダの設定内容に基づいてRFIDリーダの設定内容を変更することを特徴とする。
本発明のRFIDシステムは、モード移行受付手段は、設定ボタンであることを特徴とする。
本発明のRFIDシステムは、制御手段は、モード移行受付手段により入力を受付けた場合は、第1の電波送受信手段の送信電波を前記通常モードよりも弱くし、第1の電波送受信手段は、無線タグが翳されたかを検知することを特徴とする。
本発明のRFIDシステムは、無線タグが翳されたかを検知する第2の電波送受信手段をさらに有し、第2の電波送受信手段は、常に通常モードの電波よりも弱い電波を送信することを特徴とする。
本発明によれば、無線タグの誤読取りを防ぎ、且つRFIDリーダ固有の設定を容易に行うことが可能となる。
以下に本発明の実施形態の例について、図面を用いて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本実施形態に係るRFIDシステムの概略構成例を示す。本実施形態に係るRFIDシステムは、設定用無線タグ100、RFIDリーダ200、RFIDリーダ制御コンピュータ300、を備える。設定用無線タグ100は、RFIDリーダの設定を行うためのタグである。ここで、設定用無線用タグ100の形状は、例えば、ラベル型、カード型、コイン型、スティック型など様々な形状を適用することが可能であり、特に限定されるものではない。RFIDリーダ200は、無線タグを読み取る。RFIDリーダ制御コンピュータ300は、RFIDリーダで発生した無線タグのイベントを受け取り、イベントに対応する処理を行う。
設定用無線タグ100は、制御部101、アンテナ部102、記憶部103、RFIDリーダ設定内容104、を有する。アンテナ部102は、電波の送受信を行う。記憶部103には、ユーザにより自由に情報が記録される。制御部101は、上記したアンテナ部102と記憶部103とその他様々な機能を制御する。また、記憶部103は、RFIDリーダに設定するための設定項目104を記憶している。設定項目104には、あらかじめRFIDリーダ200の動作環境ならびにイベントをRFIDリーダ制御コンピュータ300へ通知するための設定情報が記録されている。
RFIDリーダ200は、制御部201、アンテナ部202、設定ボタン203、設定保持部204、を備える。アンテナ部202は、電波の送受信を行う。設定ボタン203は、RFIDリーダ200の環境設定を開始するトリガである。設定保持部204は、RFIDリーダ200が動作するための環境設定を保存している。制御部201は、上記アンテナ部202、設定ボタン203、設定保持部204等様々な機能を制御する。
図2は、本実施形態に係るRFIDシステムのRFIDリーダ200固有の設定変更を行う流れを示す。次に、本実施形態に係るRFIDシステム構築方法の流れについて、図2に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、RFIDリーダ200に設定を行うユーザが、RFIDリーダ200の設定ボタン203を押す(ステップS201)。すると、RFIDリーダ200の制御部201は、通常出力の電波送信を停止し(ステップS202)、RFIDリーダ200のアンテナ部201から送信する電波の出力を弱める(ステップS203)。すなわち、人やものを識別又は管理する通常モードから、RFIDリーダの設定を行うための設定変更モードへ移行する。尚、アンテナ部201から送信する電波の出力を弱めるのは、付近にある他のタグを検知しないためである。
次に、設定用無線タグ100のアンテナ部102は、RFIDリーダ200からの電波を受信すると、受信した電波のエネルギーを使い制御部101を起動する。制御部101は、応答波をアンテナ部102から送信する。
RFIDリーダ200のアンテナ部202は、設定用無線タグ100からの応答波を受信すると、設定用無線タグ100を検知したことをRFIDリーダ200の制御部201に通知する。RFIDリーダ200の制御部201は、設定用無線タグ100を検知すると(ステップS204/YES)、検知した無線タグのRFIDリーダ設定内容104の読取りを開始する(ステップS205)。RFIDリーダ200の制御部201は、RFIDリーダ設定内容102を取得すると、RFIDリーダ制御コンピュータ300にRFIDリーダ設定変更イベントを送信する(ステップS206)。RFIDリーダ制御コンピュータ300は、RFIDリーダ200の設定変更の可否を判断する(ステップS207)。
RFIDリーダ制御コンピュータ300が、RFIDリーダ200の設定変更を認めない場合(ステップS207/NO)は、RFIDリーダ200は設定の変更作業を行わずに変更作業を終了する(ステップS209、ステップS210)。RFIDリーダ200の変更作業が認められた場合(ステップS207/YES)には、RFIDリーダ200の制御部201は、RFIDリーダ200の設定内容を更新し、設定保持部204に記録する(ステップS208)。そして、RFIDリーダ200の制御部201は、RFIDリーダ200のアンテナ部202から送信するRFIDリーダ設定用の電波送信を停止し(ステップS209)、通常出力の電波送信を開始する(ステップS210)。
尚、設定用無線タグのメモリのフォーマットなどはベンダー依存とする。また、上記通常出力の電波とは、RFIDリーダ設定用ではなく、人やものを識別又は管理する場合に出力される電波を示している。
本実施形態により、PC上から各RFIDリーダに対して設定を行う必要がなくなり、無線タグの読み取りを実行するだけでシステム構築を行うことが可能となる。これにより、システム構築を行うユーザの操作ミスを減少させることが可能となる。
また、本実施形態により、コンピュータを用いてRFIDリーダの設定を入力する必要がなくなり、RFIDリーダに設置されたボタンを押し、無線タグを読み込ませるだけでRFIDリーダの設定変更作業を完了することが可能となる。これにより、システム構築を行うユーザの作業内容を単純化することが可能となり、RFIDリーダ設定操作がさらに容易となる。
また、本実施形態により、RFIDリーダは設定ボタンを有するので、RFIDリーダは、ユーザが設定ボタンを押した場合にのみ設定変更を行う動作に移行することが可能となる。また、ユーザが設定ボタンを押した場合に、RFIDリーダ設定用の弱い電波送信を開始するため、付近にある他のタグを検知することを防ぐことが可能となる。そのため、例えば、RFIDリーダがUFH帯などの場合であっても、他のタグを検知せずに、意図するタグのみを検知させ、RFIDリーダ固有の設定を容易に変更することが可能となる。尚、通常RFIDリーダがUFH帯などの場合には、数メートル離れたタグを読取ってしまう。
(実施形態2)
図3は、本実施形態に係るRFIDシステムの概略構成例を示す。本実施形態に係るRFIDシステムが、上記実施形態1のRFIDシステムの概略構成例と異なるところは、RFIDリーダ200、210、220、230、240が複数存在している点である。各RFIDリーダの構成は上記図1の構成と同じものとする。本実施形態では、設定用の無線タグ100を1個用意しておき、全てのRFIDリーダで設定ボタンを押し、全てのRFIDリーダに設定用無線タグ100を読み込ませることで、全てのRFIDリーダについて同じ設定をする。
本実施形態により、複数のRFIDリーダについて設定を行う場合であっても、操作ミスを減少させ、容易に複数のRFIDリーダの設定を変更することが可能となる。
(実施形態3)
図4は、本実施形態に係るRFIDシステムの概略構成例を示す。本実施形態に係るRFIDシステムが、上記実施形態1のRFIDシステムの概略構成と異なるところは、RFIDリーダ200が設定ボタンを有さず、代わりに設定用の無線タグを読取る専用のアンテナ部である設定用RFIDタグ読取アンテナ部205を有する点である。
図5は、本実施形態に係るRFIDシステムにおけるRFIDリーダ200固有の設定変更動作の処理の流れを示す。本実施形態では、RFIDリーダ200のアンテナ部202、ならびに設定用RFIDタグ読取アンテナ部205では常に電波を出力している。そして、設定用RFIDタグ読取アンテナ部205で無線タグ100を検知した場合に、アンテナ部202からの電波出力を停止し、RFIDリーダ200の設定を更新する。その後、新しい設定を用いてアンテナ部202から電波出力を開始する。以下に本実施形態に係るRFIDリーダ200の設定変更動作について、図5に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
図5のフローチャートに示すように、設定用RFIDタグ読取アンテナ部205は常にRFIDリーダ設定用の弱い電波を送信している(ステップS501)。RFIDリーダ200のRFIDタグ読取アンテナ部205は、設定用無線タグ100からの応答波を受信すると、設定用無線タグ100を検知したことをRFIDリーダ200の制御部201に通知する。RFIDリーダ200の制御部201は、設定用無線タグ100を検知すると(ステップS502/YES)、検知した無線タグのRFIDリーダ設定内容104の読取りを開始する(ステップS503)。RFIDリーダ200の制御部201は、RFIDリーダ設定内容102を取得すると、RFIDリーダ制御コンピュータ300にRFIDリーダ設定変更イベントを送信する(ステップS504)。RFIDリーダ制御コンピュータ300は、RFIDリーダ200の設定変更の可否を判断する(ステップS505)。
RFIDリーダ制御コンピュータ300が、RFIDリーダ200の設定変更を認めない場合(ステップS505/NO)は、RFIDリーダ200は設定の変更作業を行わずに変更作業を終了する。RFIDリーダ200の変更作業が認められた場合(ステップS505/YES)には、RFIDリーダ200の制御部201は、RFIDリーダ200の設定内容を更新し、設定保持部204に記録する(ステップS506)。そして、RFIDリーダ200の制御部201は、新しい設定に基づいた通常出力の電波送信を開始する(ステップS507)。尚、設定用無線タグのメモリのフォーマットなどはベンダー依存とする。
本実施形態により、設定ボタンを押すという処理を行わずに、ユーザの意図するタグを確実に検知させ、より容易にRFIDリーダの設定を変更することが可能となる。また、RFIDリーダ設定用に常に送信される電波を弱い電波にすることで、付近にある他のタグを検知することを防ぎ、意図するタグのみを検知させてRFIDリーダ固有の設定を変更することが可能となる。
(実施形態4)
図6は、本実施形態に係るRFIDシステムの概略構成例を示す。本実施形態に係るRFIDシステムが、上記実施形態1のRFIDシステムの概略構成と異なるところは、設定用無線タグ100の記憶部103にRFIDリーダ設定内容バックアップ105を有する点である。
図7は、本実施形態に係るRFIDシステムにおけるRFIDリーダ200固有の設定変更動作の処理の流れを示す。図示するように、本実施形態では、設定用無線タグ100のRFIDリーダ設定内容104を読み取る前に、RFIDリーダ200の現在の設定内容をRFIDリーダ設定内容バックアップ106に記録しておくことで、以前の設定内容を保持する。以下に本実施形態に係るRFIDリーダ200の設定変更動作について、図7に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
まず、RFIDリーダ200に設定を行うユーザが、RFIDリーダ200の設定ボタン203を押す(ステップS701)。すると、RFIDリーダ200の現在の設定内容を、設定用無線タグ100における記憶部103のRFIDリーダ設定内容バックアップ105に記録する(ステップS702)。そして、RFIDリーダ200の制御部201は、通常出力の電波送信を停止し(ステップS703)、RFIDリーダ200のアンテナ部201から送信する電波の出力を弱める(ステップS704)。すなわち、人やものを識別又は管理する通常モードから、RFIDリーダの設定を行うための設定変更モードへ移行する。
次に、設定用無線タグ100のアンテナ部102は、RFIDリーダ200からの電波を受信すると受信した電波のエネルギーを使い制御部101を起動する。制御部101は、応答波をアンテナ部102から送信する。
RFIDリーダ200のアンテナ部202は、設定用無線タグ100からの応答波を受信すると、設定用無線タグ100を検知したことをRFIDリーダ200の制御部201に通知する。RFIDリーダ200の制御部201は、設定用無線タグ100を検知すると(ステップS705/YES)、検知した無線タグのRFIDリーダ設定内容104の読取りを開始する(ステップS706)。RFIDリーダ200の制御部201は、RFIDリーダ設定内容102を取得すると、RFIDリーダ制御コンピュータ300にRFIDリーダ設定変更イベントを送信する(ステップS707)。RFIDリーダ制御コンピュータ300は、RFIDリーダ200の設定変更の可否を判断する(ステップS708)。
RFIDリーダ制御コンピュータ300が、RFIDリーダ200の設定変更を認めない場合(ステップS708/NO)は、RFIDリーダ200は設定の変更作業を行わずに変更作業を終了する(ステップS710、ステップS711)。RFIDリーダ200の変更作業が認められた場合(ステップS708/YES)には、RFIDリーダ200の制御部201は、RFIDリーダ200の設定内容を更新し、設定保持部204に記録する(ステップS709)。そして、RFIDリーダ200の制御部201は、RFIDリーダ200のアンテナ部202から送信するRFIDリーダ設定用の電波送信を停止し(ステップS710)、通常出力の電波送信を開始する(ステップS711)。
尚、設定用無線タグのメモリのフォーマットなどはベンダー依存とする。また、上記ステップS702の処理は、上記ステップS706の処理の以前に行われれば、いつ行っても構わない。また、本実施形態では設定ボタンを有するRFIDリーダを例に挙げて説明したが、例えば、上述したような設定用RFIDタグ読取アンテナ部を有するRFIDリーダ等にも適用することが可能である。しかし、その場合には、RFIDリーダ設定用の電波送信は常に行われている。
また、現在の設定内容を設定用無線タグにおける記憶部のRFIDリーダ設定内容バックアップに記録する方法としては、上書記録であっても、現在までに変更された全ての設定内容を蓄積して記録する蓄積記録であってもよい。
本実施形態により、無線タグに書き込まれているRFIDリーダの設定内容を読み取る前に、RFIDリーダの現在の設定内容をRFIDリーダ設定内容バックアップに記録しておくことで、以前の設定内容を保持しておくことが可能となる。これにより、RFIDリーダに不具合が生じた場合などには、ユーザは設定用無線タグに記録されたバックアップをメーカなどの専門家に容易に提示することが可能となり、不具合の修理及び対応などを迅速に行うことが可能となる。
(実施形態5)
図8は、本実施形態に係るRFIDシステムの概略構成例を示す。本実施形態に係るRFIDシステムが、上記実施形態1のRFIDシステムの概略構成と異なるところは、RFIDリーダ200がタイマ部206を有する点である。
図9は、本実施形態に係るRFIDシステムにおける設定変更動作の処理の流れを示す。本実施形態では、設定ボタン203が押された後にタイマ部206が動作を開始し、指定された時間以内に設定用無線タグ100が検知できない場合はRFIDリーダ200の設定変更処理を停止する。以下に本実施形態に係るRFIDリーダ200の設定変更動作について、図9に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
まず、RFIDリーダ200に設定を行うユーザが、RFIDリーダ200の設定ボタン203を押す(ステップS901)。すると、RFIDリーダ200の制御部201は、通常出力の電波送信を停止し(ステップS902)、RFIDリーダ200のアンテナ部201から送信する電波の出力を弱める(ステップS903)。すなわち、人やものを識別又は管理する通常モードから、RFIDリーダの設定を行うための設定変更モードへ移行する。
ここで、無線タグを検知しなかった場合(ステップS904/NO)、RFIDリーダ200のタイマ部206に基づいて、所定の時間が経過したか否かを判断する(ステップS911)。所定時間が経過していない場合(ステップS911/NO)には、上記ステップS904の処理に戻り、無線タグが検知されたか否かを判断する。一方、所定時間が経過した場合(ステップS911/YES)は、RFIDリーダ設定用の電波送信を停止し(ステップS910)、通常出力の電波送信を開始することにより、RFIDリーダ200の設定変更処理を停止する。
尚、上記ステップS904の処理において無線タグ100が検知された場合(ステップS904/YES)の以下の処理は、上記実施形態1の処理と同様であるためここでは説明を省略する。
また、本実施形態では設定ボタンを有するRFIDリーダを例に挙げて説明したが、例えば、上述したような設定用RFIDタグ読取アンテナ部を有するRFIDリーダ等にも適用することが可能である。しかし、その場合には、RFIDリーダ設定用の電波送信は常に行われている。
本実施形態により、誤って設定ボタンを押してしまった場合であっても、所定時間が経過した後には、自動的に設定変更モードから通常モードに移行することで、無線タグの読取が可能となる。
(実施形態6)
図10は、本実施形態に係るRFIDシステムの概略構成例を示す。本実施形態に係るRFIDシステムが、上記各実施形態のRFIDシステムの概略構成と異なるところは、RFIDリーダ200がUSB(Universal Serial Bus)インターフェース207を有する点である。本実施形態では、USBインターフェース207にUSBメモリを接続することで、自動的にUSBメモリからRFIDリーダ200の動作環境を取得して、RFIDリーダ200の設定を変更する。
本実施形態により、USBインターフェースにUSBメモリを接続するだけで、RFIDリーダの設定を変更することが可能となり、システム構築を行うユーザの操作を容易にし、ミスを減少させることが可能となる。
尚、本実施形態では、RFIDリーダに接続する外部装置の例としてUSBメモリを例に挙げて説明したが、これに限定されるものではないことは言うまでもない。
尚、各図のフローチャートに示す処理を、制御部が実行するためのプログラムは本発明によるプログラムを構成する。このプログラムを記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体としては、半導体記憶部や光学的及び/又は磁気的な記憶部等を用いることができる。このようなプログラム及び記録媒体を、前述した各実施形態とは異なる構成のシステム等で用い、そこの制御部で上記プログラムを実行させることにより、本発明と実質的に同じ効果を得ることができる。
以上好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上述したRFIDシステム構築方法及びRFIDシステムに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であるということは言うまでもない。
本実施形態に係るRFIDシステムの概略構成例を示すブロック図である。 本実施形態に係るRFIDシステムにおける設定変更動作の処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係るRFIDシステムの概略構成例を示すブロック図である。 本実施形態に係るRFIDシステムの概略構成例を示すブロック図である。 本実施形態に係るRFIDシステムにおける設定変更動作の処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係るRFIDシステムの概略構成例を示すブロック図である。 本実施形態に係るRFIDシステムにおける設定変更動作の処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係るRFIDシステムの概略構成例を示すブロック図である。 本実施形態に係るRFIDシステムにおける設定変更動作の処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係るRFIDシステムの概略構成例を示すブロック図である。
符号の説明
100 設定用無線タグ
101 制御部
102 アンテナ部
103 記憶部
104 RFIDリーダ設定内容
105 RFIDリーダ設定内容バックアップ
200 RFIDリーダ
201 制御部
202 アンテナ部
203 設定ボタン
204 設定保持部
205 設定用RFIDタグ読取アンテナ部
206 タイマ部
207 USBインターフェース部
210 RFIDリーダ
220 RFIDリーダ
230 RFIDリーダ
240 RFIDリーダ
300 RFID制御コンピュータ

Claims (13)

  1. RFIDリーダのモードを通常モードから設定変更モードに移行するかの入力を受付けるステップと、
    前記モードを移行するステップと、
    無線タグがRFIDリーダに翳されたことを検知するステップと、
    前記検知するステップにより検知された無線タグからデータを読取るステップと、
    前記RFIDリーダの設定変更の可否を判断するステップと、
    前記判断するステップによりRFIDリーダの設定変更が認められた場合に、前記読取るステップにより読取られた情報に基づいてRFIDリーダの設定を変更するステップと、
    前記変更するステップにより変更された設定の情報を保存するステップと、を有することを特徴とするRFIDシステム構築方法。
  2. 前記受付けるステップは、設定ボタンの押下によりRFIDリーダの通常モードから設定変更モードへの移行を受付けることを特徴とする請求項1記載のRFIDシステム構築方法。
  3. 前記設定変更モードは、通常モードよりもRFIDリーダの出力電波が弱いことを特徴とする請求項1又は2に記載のRFIDシステム構築方法。
  4. 前記検知するステップは、前記通常モードの電波よりも弱い電波を常に出力している無線タグ読取専用アンテナにより無線タグがRFIDリーダに翳されたことを検知し、
    前記移行するステップは、前記検知するステップにより無線タグがRFIDリーダに翳されたことを検知した場合に、前記設定変更モードへ移行することを特徴とする請求項1記載のRFIDシステム構築方法。
  5. 前記変更するステップによりRFIDリーダの設定が変更される前の設定の情報を保存するステップをさらに有し、
    前記保存するステップは、前記読取るステップにより無線タグからデータを読取る前に、前記変更される前の設定の情報を保存することを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のRFIDシステム構築方法。
  6. 無線タグと、少なくとも1以上のRFIDリーダと、情報処理装置と、を有するRFIDシステムであって、
    前記無線タグは、
    電波を送受信する電波送受信手段と、
    前記RFIDリーダの設定内容を記録する記録手段と、を有し、
    前記RFIDリーダは、
    電波を送受信する第1の電波送受信手段と、
    前記RFIDリーダのモードを通常モードから設定変更モードに移行するかの入力を受付けるモード移行受付手段と、
    前記RFIDの設定内容を保存する設定保持手段と、
    前記RFIDの動作を制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記無線タグの記録手段に記録されたRFIDリーダの設定内容を読取り、該読取ったRFIDリーダの設定内容に基づいて前記RFIDリーダの設定内容を変更することを特徴とするRFIDシステム。
  7. 前記モード移行受付手段は、設定ボタンであることを特徴とする請求項6記載のRFIDシステム。
  8. 前記制御手段は、前記モード移行受付手段により入力を受付けた場合は、前記第1の電波送受信手段の送信電波を前記通常モードよりも弱くし、
    前記第1の電波送受信手段は、前記無線タグが翳されたかを検知することを特徴とする請求項6又は7記載のRFIDシステム。
  9. 前記無線タグが翳されたかを検知する第2の電波送受信手段をさらに有し、
    前記第2の電波送受信手段は、常に前記通常モードの電波よりも弱い電波を送信することを特徴とする請求項6記載のRFIDシステム。
  10. 前記記録手段は、現在の前記RFIDリーダの設定内容も記録することを特徴とする請求項6から9の何れか1項に記載のRFIDシステム。
  11. 前記RFIDリーダは、時間を計測するタイマ手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記設定変更モードに移行してから前記タイマ手段により一定時間が経過したと計測された場合には、通常モードへ移行することを特徴とする請求項6から10の何れか1項に記載のRFIDシステム。
  12. 少なくとも1以上のRFIDリーダと、情報処理装置と、を有するRFIDシステムであって、
    前記RFIDリーダは、モードとして通常モードと設定変更モードとを備え、
    前記RFIDリーダの設定内容を格納した外部装置を接続する外部装置接続手段と、
    前記RFIDの設定内容を保存する設定保持手段と、
    前記RFIDの動作を制御する制御手段と、を有し、
    前記制御部は、前記外部装置接続手段により外部装置が接続された場合には、モードを前記設定変更モードへ移行し、接続された前記外部装置に格納されたRFIDリーダの設定内容に基づいて前記RFIDリーダの設定内容を変更することを特徴とするRFIDシステム。
  13. 前記外部装置は、USBメモリであることを特徴とする請求項12記載のRFIDシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107251056A (zh) * 2015-02-27 2017-10-13 株式会社村田制作所 Rf模块以及rf系统
JP2021128722A (ja) * 2020-02-17 2021-09-02 東芝テック株式会社 無線タグ読取装置およびプログラム

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