JP2004294288A - 被り厚の測定システム及び被り厚の測定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンクリート打設後であっても、コンクリート構築物の被り厚を容易に確認することができ、しかも鉄筋の品質等のデータも容易に確認することのできる被り厚の測定システム及び被り厚の測定方法を提供する。
【解決手段】鉄筋2の表面に、非接触で電子情報の読み書きが可能なRFIDタグ10を設け、鉄筋2をコンクリート3で埋設することによってコンクリート構築物1を構築する。そして、RFIDタグ10に電波を発信し、該RFIDタグ10から発信される電波を受信することによってコンクリート3内を伝わる電波の強度を検出し、検出された電波の強度に基づいて被り厚を算出する。
【選択図】 図1
【解決手段】鉄筋2の表面に、非接触で電子情報の読み書きが可能なRFIDタグ10を設け、鉄筋2をコンクリート3で埋設することによってコンクリート構築物1を構築する。そして、RFIDタグ10に電波を発信し、該RFIDタグ10から発信される電波を受信することによってコンクリート3内を伝わる電波の強度を検出し、検出された電波の強度に基づいて被り厚を算出する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄筋が配筋されたコンクリート構築物の被り厚を測定する被り厚の測定システム及び被り厚の測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、鉄筋工事においては、型枠内に鉄筋を配筋した後にコンクリートを打設することによってコンクリート構築物を構築している。このコンクリート構築物は、鉄筋組立作業においてスペーサーや被り厚さ測定器等の治具を用いて被り厚を測定しながらコンクリートを打設している(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−228401号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のようにコンクリート構築物の被り厚は、構築する際に所定の被り厚となるように測定しながらコンクリートを打設しているが、構築後、長期間経過した場合など再度被り厚を把握したいときに、鉄筋がコンクリートによって埋設されていることから確認することは困難である。また、鉄筋の材質、長さ、規格等の品質も確認することが難しい。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、コンクリート打設後であってもコンクリート構築物の被り厚を容易に確認することができ、しかも鉄筋の品質等のデータも容易に確認することのできる被り厚の測定システム及び被り厚の測定方法を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、例えば、図1〜図4に示すように、鉄筋2が配筋されたコンクリート構築物1の被り厚を測定する被り厚の測定システム100であって、
前記鉄筋2の表面に設けられ、非接触で電子情報の読み書きが可能な電子情報記録部(例えば、RFIDタグ10)と、
前記電子情報記録部10に電波を発信し、該電子情報記録部10から発信される電波を受信するリーダライタ20と、
該リーダライタ20で受信された電波から前記コンクリート3内を伝わる電波の強度を検出する検出手段(例えば、CPU31)と、
前記検出手段31によって検出された電波の強度に基づいて、被り厚を算出する算出手段(例えば、CPU31)とを備えていることを特徴とする。
【0006】
請求項2の発明は、例えば、図1(a)、(b)に示すように、請求項1に記載の被り厚の測定システム100を使用して、鉄筋2が配筋されたコンクリート構築物1の被り厚を測定する被り厚の測定方法であって、
前記鉄筋2の表面に、非接触で電子情報の読み書きが可能な電子情報記録部10を設け、前記鉄筋2をコンクリート3で埋設することによってコンクリート構築物1を構築し、
前記コンクリート構築物1の前記電子情報記録部10に電波を発信し、該電子情報記録部10から発信される電波を受信することによってコンクリート3内を伝わる電波の強度を検出し、検出された電波の強度に基づいて被り厚を算出することを特徴とする。
【0007】
請求項1、請求項2の発明によれば、電子情報記録部に電波を発信し、電子情報記録部から発信される電波を受信することによって、コンクリート内を伝わる電波の強度を検出して、検出された電波の強度に基づいて被り厚を算出するので、コンクリートにより鉄筋が埋設されることによって確認が困難であった被り厚を、コンクリート打設後でも容易に確認することができる。
また、電子情報記録部は非接触で電子情報の読み書きが可能であるので、鉄筋がコンクリートによって埋設された後でも、鉄筋の材質や長さ、規格等のデータを容易に確認することができる。
しかも、電子情報記録部は、電源が不要であり、小型化できることから、小さな取り付けスペースにも対応可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る被り厚測定システム及び被り厚の測定方法について説明する。
図1は、本発明に係る被り厚の測定システムを示した概略図であり、(a)は、リーダライタからRFIDタグに電波を発信している状態、(b)は、RFIDタグが受信した電波をリーダライタに発信している状態を示している。図2は、RFIDタグの内部構成を示すブロック図、図3は、リーダライタの内部構成を示すブロック図、図4は、PCの内部構成を示すブロック図である。
【0009】
まず、本発明に係る被り厚の測定システムについて説明する。
図1(a)、(b)に示すように、被り厚の測定システム100は、表面に非接触で電子情報の読み書きが可能なRFID(Radio frequency Identeification)タグ(電子情報記録部)10が設けられた鉄筋2を、コンクリート3で埋設することによって構築されたコンクリート構築物1の被り厚を測定するシステムである。すなわち、コンクリート構築物1のRFIDタグ10に対して電波を発信し(図1(a)参照)、RFIDタグ10より発信された電波を受信することによって(図1(b)参照)、コンクリート3内を伝わる電波の強度を検出し、この電波の強度に基づいて被り厚を算出する。具体的には、検出した電波の強度に対応する被り厚を、後述するデータベースから検索することによって算出する。
このように、本発明では、被り厚によってコンクリート3中を伝わる電波の強度が異なることを利用している。
【0010】
被り厚の測定システム100は、RFIDタグ10、リーダライタ20、PC30とから構成されている。RFIDタグ10とリーダライタ20とは、非接触方式での無線接続されており、リーダライタ20とPC30とはケーブルCにより接続されている。
【0011】
まず、RFIDタグ10の構成について図2を参照して説明する。
RFIDタグ10は、不揮発性のメモリ(EEP−ROM)と制御回路とからなるICチップと超小型アンテナを内蔵した微小なタグであり、リーダライタ20により非接触方式での電子情報の読み取り及び書き込みを可能とするものである。
具体的に、RFIDタグ10は、アンテナ11、送受信回路12、電源回路13、制御回路14、メモリ15から構成されている。
【0012】
アンテナ11は、コイルアンテナを備え、リーダライタ20から送信された電波信号を受信し、受信した信号を送受信回路12に出力する。また、送受信回路12からの入力信号をリーダライタ20に送信する。
【0013】
送受信回路12は、アンテナ11からの入力信号を復調して制御回路14に出力する。また、制御回路14からの入力信号を変調増幅し、アンテナ11に出力する。
【0014】
電源回路13は、アンテナ11を介してリーダライタ20から受信した電波を電圧に変換し、RFIDタグ10の各部の電源供給を行う。
【0015】
制御回路14は、送受信回路12からの入力信号に応じて、メモリ15への情報の書き込み動作を行う。また、制御回路14は、メモリ15に記録された情報の読み出しを行い、読み出した情報(信号)の変調増幅を支持する信号を送受信回路12に出力する。
【0016】
メモリ15は、鉄筋2の材質や長さ、規格、後述する被り厚等のコンクリート構築物1の品質情報を記録する。
【0017】
次に、リーダライタ20の構成について図3を参照して説明する。
リーダライタ20は、アンテナ21、送受信回路22、制御回路23、インターフェース(以下、I/Fと略す)24から構成されている。
【0018】
アンテナ21は、RFIDタグ10から送信された電波信号を受信し、受信した信号を送受信回路22に出力する。また、送受信回路22からの入力信号をRFIDタグ10に送信する。
【0019】
送受信回路22は、アンテナ21からの入力信号を復調して制御回路23に出力する。また、制御回路23からの入力信号を変調増幅し、アンテナ21に出力する。
【0020】
制御回路23は、送受信回路22からの入力信号をPC30に送信するよう支持する支持信号をI/F24に出力する。また、I/F24を介してPC30から入力されたRFIDタグ10に送信する信号の変調増幅を指示する信号を送受信回路22に出力する。
【0021】
I/F24は、PC30と情報の送受信を行うためのインターフェースである。
【0022】
次に、PC30の構成について図4を参照して説明する。
PC30は、CPU(Centural Processing Unit)31、入力部32、表示部33、RAM(Random Acess Memory)34、記憶部35、I/F36から構成されている。
【0023】
CPU31は、記憶部35に格納されているシステムプログラムや、入力部32から入力される各種データをRAM34に格納し、この指示及び入力データに応じてRAM34内に格納されたシステムプログラムに従って各種処理を実行し、その処理結果をRAM34に一時的に格納するとともに、処理結果を表示部33に送信する。
具体的に、CPU31は、各プログラムに基づいて、後述するようにRFIDタグ10からリーダライタ20を介して入力された電波からコンクリート3内を伝わる電波の強度を検出する検出処理(検出手段)や、検出された電波の強度に対応する被り厚を、後述するデータベースから検索して算出する算出処理(算出手段)や、RFIDタグ10からリーダライタ20を介してデータ(例えば、鉄筋3の品質等の情報)の読み取りや書き込みの処理等を行う。
【0024】
RAM34は、CPU31によって実行される各種プログラムやこれら各種プログラムによって処理されたデータ等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
【0025】
記憶部35は、プログラムやデータ等が予め記憶されたハードディスク装置であり、このハードディスク装置のハードディスクにはプログラム記憶部35aとデータべース記憶部35bとを備えている。
この記憶部35は、プログラムやデータ等が記憶された記録媒体を有しているが、記録媒体は光学的なものの他、磁気的、もしくは半導体メモリ等で構成しても良い。また、記録媒体は、記憶部に固定的に設けたもの(例えば、磁気テープ、ハードディスク等)でも良く、着脱自在に設けたもの(例えば、FDD、MO、LD、DVD、ZIP等)であっても良い。
【0026】
プログラム記憶部35aは、上述した検出処理、算出処理、読み取りや書き込みの処理などに必要なプログラムコード等を記憶している。
【0027】
データベース記憶部35bは、被り厚を示す被り厚データと、被り厚に基づいて得られた電波の強度を示す電波の強度データとが関連づけられて格納されたデータベース、入力部32から新たに入力されたデータが格納されるデータベース、リーダライタ20によって読み込まれたデータが格納されるデータベース等を備えている。
なお、被り厚データと電波の強度データとが格納されたデータベースは、例えば、被り厚の異なるコンクリート構築物1において、それぞれ鉄筋3の表面にRFIDタグ10を貼り付けておき、このようなRFIDタグ10にそれぞれ電波を発信し、RFIDタグ10より発信される電波の強度を測定する。すなわち、コンクリート3の厚さによって電波の強度が異なることから、その際の電波の強度のデータと被り厚のデータとを関連づけて格納している。また、コンクリート3の種類によっても電波の強度が異なることから、コンクリート3の種類のデータもともに関連づけて格納するようにしても良い。
【0028】
入力部32は、キーボードの他、マウス、タッチペンなどのポインティングデバイスを備えている。
【0029】
表示部33は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、CPUから表示指示された各種データを表示する。
【0030】
次に、上述の被り厚の測定システム100によって、コンクリート構築物1における被り厚を測定する被り厚の測定方法について、図1〜図4を参照して説明する。
まず、鉄筋2の表面にRFIDタグ10を所定の箇所に貼り付けておく。そして、型枠内にRFIDタグ10が貼り付けられた鉄筋2を複数配置し、コンクリート3を打設して鉄筋2を埋設する。コンクリート3の硬化が確認された後、脱型する。
【0031】
このようにして予め構築されたコンクリート構築物1におけるRFIDタグ10に対して、リーダライタ20から電波信号を発信させる。すると、RFIDタグ10のアンテナ11が電波信号を受信して、電源回路13へ伝えることによってRFIDタグ10に電力が供給される。これによって、RFIDタグ10の送受信回路12及び制御回路14を介してメモリ15が電波信号を受信すると、メモリ15が電波信号を同経路で再びアンテナ11へ発信し、リーダライタ20のアンテナ21が受信する。そして、リーダライタ20の送受信回路22及び制御回路23を介してI/F24が、コンクリート3内を伝わった電波信号をPC30に発信する。
次いで、PC30のCPU31が、受信した電波信号からその強度を検出する検出処理を行い、検出された電波信号の強度に対応する被り厚を前記データベースから検索して算出する算出処理を行う。その後、検索された被り厚の値を表示部33に表示することによって終了する。
【0032】
なお、本発明に係る被り厚の測定システム100では、例えば、コンクリート構築物1のRFIDタグ10に対してデータの読み書きを行うことができる。
すなわち、RFIDタグ10からデータを読み込む場合には、上記と同様にして、コンクリート構築物1におけるRFIDタグ10に対して、リーダライタ20が電波信号を発信すると、RFIDタグ10の送受信回路12及び制御回路14を介してメモリ15が電波信号を受信する。そして、制御回路14がメモリ15に格納されたデータ(例えば、鉄筋3の品質等の情報)を送受信回路12に送信し、アンテナ11、21を介してリーダライタ20が受信する。そして、リーダライタ20の送受信回路22及び制御回路23を介してI/F24が、前記データをPC30に発信する。次いで、PC30のCPU31が、受信したデータを記憶部35のデータベースに格納し、その後、表示部33に表示する。
【0033】
また、RFIDタグ10に新たにデータを書き込む場合には、上記と同様にして、入力部32からデータが入力されると、I/F36がそのデータをリーダライタ20へ発信し、リーダライタ20はアンテナ21、11を介してRFIDタグ10に発信する。これによってRFIDタグ10の送受信回路12及び制御回路14を介してメモリ15がデータを受信すると、その新たなデータがメモリ15に書き込まれる。
なお、メモリ15に新たに書き込まれるデータとしては、例えば、上述したようにして検索された被り厚等のデータが挙げられる。このように測定した被り厚のデータをメモリ15に書き込んでおくことによって、一度、被り厚を測定したコンクリート構築物1に対して随時、被り厚を測定する必要がなくなる。
【0034】
以上、本発明の被り厚の測定システム100及び被り厚の測定方法によれば、RFIDタグ10に電波を発信し、RFIDタグ10から発信される電波を受信することによって、コンクリート3内を伝わる電波の強度を検出して、その電波の強度に応じて被り厚を算出するので、コンクリート3打設後であっても被り厚を容易に確認することができる。
また、コンクリート3打設後でも、RFIDタグ10からデータを読み出したり、RFIDタグ10に新たなデータを書き込むことができ、鉄筋2の品質等のデータを常に把握することができる。
しかも、RFIDタグ10は電源が不要であり、小型化できることから、小さな取り付けスペースにも対応可能である。
【0035】
また、例えば、コンクリート3を打設する前に、RFIDタグ10からデータを読み取って、そのデータと発注したデータとを照らし合わせることにより納品検査を簡単に行うこともできる。さらに、鉄筋2を組み立てて型枠内に配筋する際に、RFIDタグ10からデータを読み取って、そのデータを確認することにより、使用する鉄筋2の間違い等も防ぐことが可能となる。
【0036】
なお、本実施の形態における記述内容は、本発明を適用した好適な一例であり、これに限定されるものではなく、被り厚の測定システムの細部構成および細部動作に関して、本発明の主旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。例えば、上述したデータベースは、被り厚を示す被り厚データと、被り厚に基づいて得られた電波の強度を示す電波の強度データとが関連づけられて格納されているものとしたが、これに限らず、電波の強度と被り厚との関係を表す換算式が格納されたデータベースとしても良い。このようなデータベースとすることで、CPU31は、検出した電波の強度に基づいてデータベースに格納されている換算式から、所定の被り厚を算出する算出処理を行うことになる。
【0037】
【発明の効果】
本発明の被り厚の測定システム及び被り厚の測定方法によれば、電子情報記録部に電波を発信し、電子情報記録部から発信される電波を受信することによって、コンクリート内を伝わる電波の強度を検出して、検出された電波の強度に基づいて被り厚を算出するので、コンクリート打設後であっても被り厚を容易に確認することができる。また、電子情報記録部から電子情報の読み書きを行うことができ、鉄筋の品質等のデータを常に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る被り厚の測定システムを示した概略図であり、(a)は、リーダライタからRFIDタグに電波を発信している状態、(b)は、RFIDタグが受信した電波をリーダライタに発信している状態を示している。
【図2】RFIDタグの内部構成を示すブロック図である。
【図3】リーダライタの内部構成を示すブロック図である。
【図4】PCの内部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 コンクリート構築物
2 鉄筋
3 コンクリート
10 RFIDタグ(電子情報記録部)
20 リーダライタ
31 CPU(検出手段、算出手段)
100 被り厚の測定システム
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄筋が配筋されたコンクリート構築物の被り厚を測定する被り厚の測定システム及び被り厚の測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、鉄筋工事においては、型枠内に鉄筋を配筋した後にコンクリートを打設することによってコンクリート構築物を構築している。このコンクリート構築物は、鉄筋組立作業においてスペーサーや被り厚さ測定器等の治具を用いて被り厚を測定しながらコンクリートを打設している(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−228401号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のようにコンクリート構築物の被り厚は、構築する際に所定の被り厚となるように測定しながらコンクリートを打設しているが、構築後、長期間経過した場合など再度被り厚を把握したいときに、鉄筋がコンクリートによって埋設されていることから確認することは困難である。また、鉄筋の材質、長さ、規格等の品質も確認することが難しい。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、コンクリート打設後であってもコンクリート構築物の被り厚を容易に確認することができ、しかも鉄筋の品質等のデータも容易に確認することのできる被り厚の測定システム及び被り厚の測定方法を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、例えば、図1〜図4に示すように、鉄筋2が配筋されたコンクリート構築物1の被り厚を測定する被り厚の測定システム100であって、
前記鉄筋2の表面に設けられ、非接触で電子情報の読み書きが可能な電子情報記録部(例えば、RFIDタグ10)と、
前記電子情報記録部10に電波を発信し、該電子情報記録部10から発信される電波を受信するリーダライタ20と、
該リーダライタ20で受信された電波から前記コンクリート3内を伝わる電波の強度を検出する検出手段(例えば、CPU31)と、
前記検出手段31によって検出された電波の強度に基づいて、被り厚を算出する算出手段(例えば、CPU31)とを備えていることを特徴とする。
【0006】
請求項2の発明は、例えば、図1(a)、(b)に示すように、請求項1に記載の被り厚の測定システム100を使用して、鉄筋2が配筋されたコンクリート構築物1の被り厚を測定する被り厚の測定方法であって、
前記鉄筋2の表面に、非接触で電子情報の読み書きが可能な電子情報記録部10を設け、前記鉄筋2をコンクリート3で埋設することによってコンクリート構築物1を構築し、
前記コンクリート構築物1の前記電子情報記録部10に電波を発信し、該電子情報記録部10から発信される電波を受信することによってコンクリート3内を伝わる電波の強度を検出し、検出された電波の強度に基づいて被り厚を算出することを特徴とする。
【0007】
請求項1、請求項2の発明によれば、電子情報記録部に電波を発信し、電子情報記録部から発信される電波を受信することによって、コンクリート内を伝わる電波の強度を検出して、検出された電波の強度に基づいて被り厚を算出するので、コンクリートにより鉄筋が埋設されることによって確認が困難であった被り厚を、コンクリート打設後でも容易に確認することができる。
また、電子情報記録部は非接触で電子情報の読み書きが可能であるので、鉄筋がコンクリートによって埋設された後でも、鉄筋の材質や長さ、規格等のデータを容易に確認することができる。
しかも、電子情報記録部は、電源が不要であり、小型化できることから、小さな取り付けスペースにも対応可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る被り厚測定システム及び被り厚の測定方法について説明する。
図1は、本発明に係る被り厚の測定システムを示した概略図であり、(a)は、リーダライタからRFIDタグに電波を発信している状態、(b)は、RFIDタグが受信した電波をリーダライタに発信している状態を示している。図2は、RFIDタグの内部構成を示すブロック図、図3は、リーダライタの内部構成を示すブロック図、図4は、PCの内部構成を示すブロック図である。
【0009】
まず、本発明に係る被り厚の測定システムについて説明する。
図1(a)、(b)に示すように、被り厚の測定システム100は、表面に非接触で電子情報の読み書きが可能なRFID(Radio frequency Identeification)タグ(電子情報記録部)10が設けられた鉄筋2を、コンクリート3で埋設することによって構築されたコンクリート構築物1の被り厚を測定するシステムである。すなわち、コンクリート構築物1のRFIDタグ10に対して電波を発信し(図1(a)参照)、RFIDタグ10より発信された電波を受信することによって(図1(b)参照)、コンクリート3内を伝わる電波の強度を検出し、この電波の強度に基づいて被り厚を算出する。具体的には、検出した電波の強度に対応する被り厚を、後述するデータベースから検索することによって算出する。
このように、本発明では、被り厚によってコンクリート3中を伝わる電波の強度が異なることを利用している。
【0010】
被り厚の測定システム100は、RFIDタグ10、リーダライタ20、PC30とから構成されている。RFIDタグ10とリーダライタ20とは、非接触方式での無線接続されており、リーダライタ20とPC30とはケーブルCにより接続されている。
【0011】
まず、RFIDタグ10の構成について図2を参照して説明する。
RFIDタグ10は、不揮発性のメモリ(EEP−ROM)と制御回路とからなるICチップと超小型アンテナを内蔵した微小なタグであり、リーダライタ20により非接触方式での電子情報の読み取り及び書き込みを可能とするものである。
具体的に、RFIDタグ10は、アンテナ11、送受信回路12、電源回路13、制御回路14、メモリ15から構成されている。
【0012】
アンテナ11は、コイルアンテナを備え、リーダライタ20から送信された電波信号を受信し、受信した信号を送受信回路12に出力する。また、送受信回路12からの入力信号をリーダライタ20に送信する。
【0013】
送受信回路12は、アンテナ11からの入力信号を復調して制御回路14に出力する。また、制御回路14からの入力信号を変調増幅し、アンテナ11に出力する。
【0014】
電源回路13は、アンテナ11を介してリーダライタ20から受信した電波を電圧に変換し、RFIDタグ10の各部の電源供給を行う。
【0015】
制御回路14は、送受信回路12からの入力信号に応じて、メモリ15への情報の書き込み動作を行う。また、制御回路14は、メモリ15に記録された情報の読み出しを行い、読み出した情報(信号)の変調増幅を支持する信号を送受信回路12に出力する。
【0016】
メモリ15は、鉄筋2の材質や長さ、規格、後述する被り厚等のコンクリート構築物1の品質情報を記録する。
【0017】
次に、リーダライタ20の構成について図3を参照して説明する。
リーダライタ20は、アンテナ21、送受信回路22、制御回路23、インターフェース(以下、I/Fと略す)24から構成されている。
【0018】
アンテナ21は、RFIDタグ10から送信された電波信号を受信し、受信した信号を送受信回路22に出力する。また、送受信回路22からの入力信号をRFIDタグ10に送信する。
【0019】
送受信回路22は、アンテナ21からの入力信号を復調して制御回路23に出力する。また、制御回路23からの入力信号を変調増幅し、アンテナ21に出力する。
【0020】
制御回路23は、送受信回路22からの入力信号をPC30に送信するよう支持する支持信号をI/F24に出力する。また、I/F24を介してPC30から入力されたRFIDタグ10に送信する信号の変調増幅を指示する信号を送受信回路22に出力する。
【0021】
I/F24は、PC30と情報の送受信を行うためのインターフェースである。
【0022】
次に、PC30の構成について図4を参照して説明する。
PC30は、CPU(Centural Processing Unit)31、入力部32、表示部33、RAM(Random Acess Memory)34、記憶部35、I/F36から構成されている。
【0023】
CPU31は、記憶部35に格納されているシステムプログラムや、入力部32から入力される各種データをRAM34に格納し、この指示及び入力データに応じてRAM34内に格納されたシステムプログラムに従って各種処理を実行し、その処理結果をRAM34に一時的に格納するとともに、処理結果を表示部33に送信する。
具体的に、CPU31は、各プログラムに基づいて、後述するようにRFIDタグ10からリーダライタ20を介して入力された電波からコンクリート3内を伝わる電波の強度を検出する検出処理(検出手段)や、検出された電波の強度に対応する被り厚を、後述するデータベースから検索して算出する算出処理(算出手段)や、RFIDタグ10からリーダライタ20を介してデータ(例えば、鉄筋3の品質等の情報)の読み取りや書き込みの処理等を行う。
【0024】
RAM34は、CPU31によって実行される各種プログラムやこれら各種プログラムによって処理されたデータ等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
【0025】
記憶部35は、プログラムやデータ等が予め記憶されたハードディスク装置であり、このハードディスク装置のハードディスクにはプログラム記憶部35aとデータべース記憶部35bとを備えている。
この記憶部35は、プログラムやデータ等が記憶された記録媒体を有しているが、記録媒体は光学的なものの他、磁気的、もしくは半導体メモリ等で構成しても良い。また、記録媒体は、記憶部に固定的に設けたもの(例えば、磁気テープ、ハードディスク等)でも良く、着脱自在に設けたもの(例えば、FDD、MO、LD、DVD、ZIP等)であっても良い。
【0026】
プログラム記憶部35aは、上述した検出処理、算出処理、読み取りや書き込みの処理などに必要なプログラムコード等を記憶している。
【0027】
データベース記憶部35bは、被り厚を示す被り厚データと、被り厚に基づいて得られた電波の強度を示す電波の強度データとが関連づけられて格納されたデータベース、入力部32から新たに入力されたデータが格納されるデータベース、リーダライタ20によって読み込まれたデータが格納されるデータベース等を備えている。
なお、被り厚データと電波の強度データとが格納されたデータベースは、例えば、被り厚の異なるコンクリート構築物1において、それぞれ鉄筋3の表面にRFIDタグ10を貼り付けておき、このようなRFIDタグ10にそれぞれ電波を発信し、RFIDタグ10より発信される電波の強度を測定する。すなわち、コンクリート3の厚さによって電波の強度が異なることから、その際の電波の強度のデータと被り厚のデータとを関連づけて格納している。また、コンクリート3の種類によっても電波の強度が異なることから、コンクリート3の種類のデータもともに関連づけて格納するようにしても良い。
【0028】
入力部32は、キーボードの他、マウス、タッチペンなどのポインティングデバイスを備えている。
【0029】
表示部33は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、CPUから表示指示された各種データを表示する。
【0030】
次に、上述の被り厚の測定システム100によって、コンクリート構築物1における被り厚を測定する被り厚の測定方法について、図1〜図4を参照して説明する。
まず、鉄筋2の表面にRFIDタグ10を所定の箇所に貼り付けておく。そして、型枠内にRFIDタグ10が貼り付けられた鉄筋2を複数配置し、コンクリート3を打設して鉄筋2を埋設する。コンクリート3の硬化が確認された後、脱型する。
【0031】
このようにして予め構築されたコンクリート構築物1におけるRFIDタグ10に対して、リーダライタ20から電波信号を発信させる。すると、RFIDタグ10のアンテナ11が電波信号を受信して、電源回路13へ伝えることによってRFIDタグ10に電力が供給される。これによって、RFIDタグ10の送受信回路12及び制御回路14を介してメモリ15が電波信号を受信すると、メモリ15が電波信号を同経路で再びアンテナ11へ発信し、リーダライタ20のアンテナ21が受信する。そして、リーダライタ20の送受信回路22及び制御回路23を介してI/F24が、コンクリート3内を伝わった電波信号をPC30に発信する。
次いで、PC30のCPU31が、受信した電波信号からその強度を検出する検出処理を行い、検出された電波信号の強度に対応する被り厚を前記データベースから検索して算出する算出処理を行う。その後、検索された被り厚の値を表示部33に表示することによって終了する。
【0032】
なお、本発明に係る被り厚の測定システム100では、例えば、コンクリート構築物1のRFIDタグ10に対してデータの読み書きを行うことができる。
すなわち、RFIDタグ10からデータを読み込む場合には、上記と同様にして、コンクリート構築物1におけるRFIDタグ10に対して、リーダライタ20が電波信号を発信すると、RFIDタグ10の送受信回路12及び制御回路14を介してメモリ15が電波信号を受信する。そして、制御回路14がメモリ15に格納されたデータ(例えば、鉄筋3の品質等の情報)を送受信回路12に送信し、アンテナ11、21を介してリーダライタ20が受信する。そして、リーダライタ20の送受信回路22及び制御回路23を介してI/F24が、前記データをPC30に発信する。次いで、PC30のCPU31が、受信したデータを記憶部35のデータベースに格納し、その後、表示部33に表示する。
【0033】
また、RFIDタグ10に新たにデータを書き込む場合には、上記と同様にして、入力部32からデータが入力されると、I/F36がそのデータをリーダライタ20へ発信し、リーダライタ20はアンテナ21、11を介してRFIDタグ10に発信する。これによってRFIDタグ10の送受信回路12及び制御回路14を介してメモリ15がデータを受信すると、その新たなデータがメモリ15に書き込まれる。
なお、メモリ15に新たに書き込まれるデータとしては、例えば、上述したようにして検索された被り厚等のデータが挙げられる。このように測定した被り厚のデータをメモリ15に書き込んでおくことによって、一度、被り厚を測定したコンクリート構築物1に対して随時、被り厚を測定する必要がなくなる。
【0034】
以上、本発明の被り厚の測定システム100及び被り厚の測定方法によれば、RFIDタグ10に電波を発信し、RFIDタグ10から発信される電波を受信することによって、コンクリート3内を伝わる電波の強度を検出して、その電波の強度に応じて被り厚を算出するので、コンクリート3打設後であっても被り厚を容易に確認することができる。
また、コンクリート3打設後でも、RFIDタグ10からデータを読み出したり、RFIDタグ10に新たなデータを書き込むことができ、鉄筋2の品質等のデータを常に把握することができる。
しかも、RFIDタグ10は電源が不要であり、小型化できることから、小さな取り付けスペースにも対応可能である。
【0035】
また、例えば、コンクリート3を打設する前に、RFIDタグ10からデータを読み取って、そのデータと発注したデータとを照らし合わせることにより納品検査を簡単に行うこともできる。さらに、鉄筋2を組み立てて型枠内に配筋する際に、RFIDタグ10からデータを読み取って、そのデータを確認することにより、使用する鉄筋2の間違い等も防ぐことが可能となる。
【0036】
なお、本実施の形態における記述内容は、本発明を適用した好適な一例であり、これに限定されるものではなく、被り厚の測定システムの細部構成および細部動作に関して、本発明の主旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。例えば、上述したデータベースは、被り厚を示す被り厚データと、被り厚に基づいて得られた電波の強度を示す電波の強度データとが関連づけられて格納されているものとしたが、これに限らず、電波の強度と被り厚との関係を表す換算式が格納されたデータベースとしても良い。このようなデータベースとすることで、CPU31は、検出した電波の強度に基づいてデータベースに格納されている換算式から、所定の被り厚を算出する算出処理を行うことになる。
【0037】
【発明の効果】
本発明の被り厚の測定システム及び被り厚の測定方法によれば、電子情報記録部に電波を発信し、電子情報記録部から発信される電波を受信することによって、コンクリート内を伝わる電波の強度を検出して、検出された電波の強度に基づいて被り厚を算出するので、コンクリート打設後であっても被り厚を容易に確認することができる。また、電子情報記録部から電子情報の読み書きを行うことができ、鉄筋の品質等のデータを常に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る被り厚の測定システムを示した概略図であり、(a)は、リーダライタからRFIDタグに電波を発信している状態、(b)は、RFIDタグが受信した電波をリーダライタに発信している状態を示している。
【図2】RFIDタグの内部構成を示すブロック図である。
【図3】リーダライタの内部構成を示すブロック図である。
【図4】PCの内部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 コンクリート構築物
2 鉄筋
3 コンクリート
10 RFIDタグ(電子情報記録部)
20 リーダライタ
31 CPU(検出手段、算出手段)
100 被り厚の測定システム
Claims (2)
- 鉄筋が配筋されたコンクリート構築物の被り厚を測定する被り厚の測定システムであって、
前記鉄筋の表面に設けられ、非接触で電子情報の読み書きが可能な電子情報記録部と、
前記電子情報記録部に電波を発信し、該電子情報記録部から発信される電波を受信するリーダライタと、
該リーダライタで受信された電波から前記コンクリート内を伝わる電波の強度を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された電波の強度に基づいて、被り厚を算出する算出手段とを備えていることを特徴とする被り厚の測定システム。 - 請求項1に記載の被り厚の測定システムを使用して、鉄筋が配筋されたコンクリート構築物の被り厚を測定する被り厚の測定方法であって、
前記鉄筋の表面に、非接触で電子情報の読み書きが可能な電子情報記録部を設け、前記鉄筋をコンクリートで埋設することによってコンクリート構築物を構築し、
前記コンクリート構築物の前記電子情報記録部に電波を発信し、該電子情報記録部から発信される電波を受信することによってコンクリート内を伝わる電波の強度を検出し、検出された電波の強度に基づいて被り厚を算出することを特徴とする被り厚の測定方法。
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