JP2010097151A - 画像加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベルトユニットを取り外し始める前に検知部材をベルト部材に干渉しない位置へ退避させ、ベルトユニットを取り付け終えた後に検知部材を通常の検知位置へ復帰させる画像加熱装置を提供する。
【解決手段】枠体302から加圧ベルトモジュール301を取り外す前の予備操作に連動して、ベルト検知ピン502aが自動的に加圧ベルト200の縁の外側位置へ自動的に退避する。加圧ベルトモジュール301を交換する前に、定着後排紙ユニット320が退避位置へ移動されると、定着後排紙ユニット320の突起326aが退避アーム327の拘束を解除する。これにより、退避アーム327がばね付勢によって回転してレバー327bがベルト位置検知ユニット500に接触し、ベルト検知ピン502aは、加圧ベルト200の縁の外側位置へ強制的に移動される。
【選択図】図8

Description

本発明は、ベルト部材を複数の支持回転体と一体に組み立てたベルトユニットをベース部材から取り外し可能な画像加熱装置、詳しくはベース部材側に配置されてベルト部材の縁を検知する検知部材の退避構造に関する。
トナー像の定着ニップを構成する一対の回転体の少なくとも一方を、ステアリング制御されるベルト部材(定着ベルト又は加圧ベルト)で構成した画像加熱装置が実用化されている。以下では、定着装置と同様な構成を備えて、定着済み又は半定着トナー像の表面光沢を調整する画像加熱処理装置を、定着装置に含めて画像加熱装置と呼ぶ。
特許文献1には、定着ベルトと加圧ベルトとを圧接して定着ニップを形成する画像加熱装置が示される。
特許文献2には、定着ローラと加圧ベルトとを圧接して定着ニップを形成する画像加熱装置装置が示される。ここでは、回転するベルト部材に当接させた検知部材の傾きを検出して支持回転体の長手方向におけるベルト部材の位置を測定している。そして、測定結果に応じて支持回転体の傾きを変化させるステアリング制御を行うことにより、支持回転体の長手方向におけるベルト部材の片寄りを動的に修正している。
特開2004−341346号公報 特開平11−227930号公報
ベルト部材の交換に伴う画像形成装置のダウンタイムを短縮するためには、ベルト部材は、ベルト部材を掛け渡す複数の支持回転体を含めてベルトユニットに組み立てられて一体に交換可能であることが好ましい。
また、ベルトユニットの交換作業を容易にするためには、画像加熱装置のベース部材にベルトユニットが取り付けられた状態で、ベース部材は、引き出し機構によって、筐体内の運転位置から所定の作業位置へ一体に引き出されることが好ましい。
また、ベース部材からベルトユニットを取り外す際に、検知部材を含むベルトエッジセンサの配線の着脱を不要とするためには、ベルトエッジセンサは、ベース部材側に配置されることが好ましい。
このように画像加熱装置を構成した場合、ベース部材からベルトユニットを取り外して再び取り付ける過程で、検知部材にベルト部材の端部が接触して、ベルト部材が損傷する可能性があることが判明した。
特許文献2に示されるように、検知部材がベルトエッジに向かってばね付勢されている場合、ベース部材からベルトユニットを取り外した瞬間に、ベルト部材の縁による支えを失った検知部材がベルト部材の縁の内側へ侵入する。このとき、対向するベルト部材に引掻き傷を付ける場合がある。そして、この状態のまま、新しいベルトユニットをベース部材に取り付けると、検知部材の先端がベルト部材に突き刺さってしまい、ベルト部材の縁を正常に検知できなくなる。
そこで、ベース部材側に操作レバーを設けておき、サービスマンがレバー操作を行うことによって、ベルトエッジセンサをベルト部材に干渉しない縁の外側へ退避させる構成が提案された。
しかし、サービスマンがレバー操作を忘れると、そのまま新しいベルトユニットをベース部材に取り付けた際にベルト部材が損傷することを阻止できない。正常な交換作業の後にレバーを戻し忘れると、画像加熱装置の立ち上げ後に、ベルト部材の縁を検知して行う正常なステアリング制御が実行されない。
そこで、操作レバーをベルトユニットに連動させて、ベルトユニットの取り外し/取り付けに伴って検知部材が自動的に退避/復帰する機構が提案された。しかし、この場合、取り外し移動が始まった時点では、まだベルト部材の縁に検知部材が接触しているため、検知部材でベルトの縁を引っ掛ける可能性がある。ベルトユニットを通常位置へ位置決め終わるよりも早い段階で検知部材がベルト部材の縁に接触し始めるため、その後の移動で、検知部材がベルト部材の縁を摺擦して窪みや折れ目を作る可能性がある。従って、ベルト部材の損傷を確実に回避して検知部材の退避/復帰を行うことができない。
また、検知部材を含むベルトエッジセンサの全体を運転位置と作業位置との間で移動させようとすると、移動のための機構が大型化するとともに、ベルトエッジセンサを移動させるための大きな干渉空間が必要になる。このため、画像形成装置の部品コストの低減や全体構成の小型化に支障がある。
本発明は、ベルトユニットを取り外し始める前に検知部材をベルト部材に干渉しない位置へ退避させ、ベルトユニットを取り付け終えた後に検知部材を通常の検知位置へ復帰させる画像加熱装置を提供することを目的としている。
本発明の画像加熱装置は、複数の支持回転体に支持されたベルト部材が前記複数の支持回転体とともに一体に交換可能となるように組み立てられたベルトユニットと、前記ベルト部材のステアリング制御を行うために前記ベルト部材の縁を検知する検知部材が配置されるとともに、前記ベルトユニットが取り外し可能に取り付けられるように構成されたベース部材と、通常位置に位置させた状態では前記ベース部材から前記ベルトユニットを取り外すことができない機構部品とを備えたものである。そして、前記ベルトユニットの取り外しに先立たせて前記機構部品を前記通常位置から退去させる動作に連動させて、前記検知部材を通常の検知位置から前記ベルト部材の縁の外側位置へ移動させるとともに、前記機構部品を前記通常位置へ位置決める動作に連動させて前記検知部材を前記通常の検知位置へ復帰させる連動機構を備える。
本発明の画像加熱装置では、ベース部材からベルトユニットを取り外す前に必ず退去させる機構部品の移動に連動して、検知部材が、通常の検知位置からベルト部材に干渉しないベルト部材の縁の外側へ退避する。そして、ベース部材にベルトユニットを取り付けた後に必ず通常位置に位置決めされる機構部品の移動に連動して、検知部材がベルト部材の縁を検知する通常の検知位置へ復帰する。
従って、ベルトユニットを取り外し始める前に検知部材をベルト部材に干渉しない位置へ退避でき、ベルトユニットを取り付け終えた後に検知部材を通常の検知位置へ復帰できる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。本発明は、ベース部材からベルトユニットを取り外す前の予備操作に連動して、検知部材が自動的にベルト部材の外側位置へ退避する限りにおいて、実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。
従って、定着ベルトに加圧ベルトを圧接した画像加熱装置に限らず、定着ローラに加圧ベルトを圧接した画像加熱装置、又は定着ベルトに加圧ローラを圧接した画像加熱装置等でも実施できる。
画像加熱装置が搭載される画像形成装置としては、中間転写ベルトを用いる画像形成装置に限らず、記録材搬送ベルトに担持された記録材へトナー像を転写する画像形成装置でも実施できる。ベルト部材に沿って1個の感光ドラムを配置した1ドラム型のみならず、複数の感光ドラムを配置したタンデム型でも実施できる。
本実施形態では、トナー像の形成/転写に係る主要部のみを説明するが、本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施できる。
なお、特許文献1、2に示される画像形成装置の一般的な事項については、図示を省略して重複する説明を省略する。説明中、特許請求の範囲で用いた構成名に括弧を付して示した参照記号は、発明の理解を助けるための例示であって、実施形態中の該当する構成の組み合わせに発明を限定する趣旨のものではない。
<画像形成装置>
図1は第1実施形態の画像形成装置の構成の説明図である。
図1に示すように、第1実施形態の画像形成装置100は、中間転写ベルト25の直線区間に画像形成部200Y、200M、200C、200Kを配置したフルカラープリンタである。画像形成装置100の筐体構造には、画像形成部200Y、200M、200C、200Kの他に、中間転写ユニット30、定着装置27等、画像形成プロセスに必要な様々な装置がユニット化されて保持されている。
画像形成部200Yでは、感光ドラム20Yにイエロートナー像が形成されて、中間転写ベルト25に一次転写される。画像形成部200Mでは、感光ドラム20Mにマゼンタトナー像が形成されて中間転写ベルト25のイエロートナー像に重ねて一次転写される。画像形成部200C、200Kでは、それぞれ感光ドラム20C、20Kにシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて、同様に中間転写ベルト25のトナー像に位置を重ねて順次一次転写される。
中間転写ベルト25に担持された四色のトナー像は、二次転写部T2へ搬送され、中間転写ベルト25に重ねて二次転写部T2を挟持搬送される記録材Pへ一括二次転写される。二次転写部T2でトナー像を二次転写された記録材Pは、定着装置27で加熱加圧を受けて、表面にトナー像を定着された後に外部へ排出される。
カセットから1枚ずつ引き出された記録材Pは、レジストローラ28で待機し、中間転写ベルト25のトナー像にタイミングを合わせて、二次転写部T2へ送り出される。
画像形成部200Y、200M、200C、200Kは、付設された現像装置23Y、23M、23C、23Kで用いるトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外は、ほぼ同一に構成される。以下では、画像形成部200Yについて説明し、他の画像形成部200M、200C、200Kについては、説明中の符号末尾のYを、M、C、Kに読み替えて説明されるものとする。
画像形成部200Yは、感光ドラム20Yの周囲に、帯電装置21Y、露光装置22Y、現像装置23Y、一次転写装置24Yを配置している。
感光ドラム20Yは、帯電極性が負極性の感光層を表面に形成した金属円筒で構成され、所定のプロセススピードで矢印方向に回転する。
帯電装置21Yは、感光ドラム20Yに帯電ローラを圧接して回転させ、直流電圧に交流電圧を重畳した振動電圧を帯電ローラへ印加して、感光ドラム20Yの表面を一様な負極性の電位に帯電させる。
露光装置22Yは、画像データを展開した走査線画像データをON−OFF変調したレーザービームを多面体ミラーで走査して、帯電した感光ドラム20Yの表面に画像の静電像を書き込む。
現像装置23Yは、負極性に帯電したトナーを現像スリーブに担持させて感光ドラム20Yを摺擦し、負極性の直流電圧に交流電圧を重畳した振動電圧を現像スリーブに印加して、感光ドラム20Yの静電像を反転現像する。
一次転写装置24Yは、中間転写ベルト25を介して一次転写ローラを感光ドラム20Yに圧接して、感光ドラム20Yと中間転写ベルト25との間にトナー像の一次転写部を形成する。一次転写ローラに正極性の直流電圧を印加することにより、負極性に帯電して感光ドラム20Yに担持されたトナー像が中間転写ベルト25に一次転写される。
二次転写装置26は、中間転写ベルト25を介して二次転写ローラ26aを対向ローラ29に圧接して、中間転写ベルト25と二次転写ローラ26aとの間に二次転写部T2を形成する。二次転写部T2は、中間転写ベルト25のトナー像に重ね合わせて記録材Pを挟持搬送する。負極性に帯電して中間転写ベルト25に担持されたトナー像は、二次転写ローラ26aに正極性の電圧を印加することにより、記録材Pへ二次転写される。
<定着装置>
図2は定着装置の構成の説明図、図3は定着装置の組み立て構造の斜視図、図4は定着装置の引き出し構造の説明図である。
プロセススピードの高速化に伴って、記録材が定着ニップを通過する時間が減少するので、効率的に記録材に熱量を与えるためには、定着ニップの記録材搬送方向の長さを大きくする必要がある。ローラ対を用いる定着装置では、定着ニップの記録材搬送方向の長さを大きくしようとするとローラ径が大きくなってしまい、定着装置そのものの大型化を招いてしまう。
そこで、ローラ定着方式に比して、装置の小型化、高速化に対応しつつ、十分なニップ幅を得る事ができるベルト発熱方式が採用されている。この方式では、プロセススピードが高速化しても、記録材が定着ニップを通過する時間が長くなり、記録材に与える熱量は増加する。
図2を参照して図3に示すように、定着装置27は、定着ベルトモジュール300、加圧ベルトモジュール301、枠体302から構成されている。定着ベルトモジュール300の定着ベルト220に加圧ベルトモジュール301の加圧ベルト200が圧接して、記録材を加熱しつつ挟持搬送する定着ニップが形成される。
定着ベルトモジュール300は、枠体302に対して固定され、加圧ベルトモジュール301は、定着ベルトモジュール300に対して昇降が可能となるように枠体302に取り付けられている。
定着ベルトモジュール300は、加熱体の主部となる無端状に形成された定着ベルト220を有し、定着ベルト220は、定着ローラ221と定着テンションローラ222との両ローラ間に掛け渡されて回転する。
定着ベルト220は、誘導加熱コイル224によって発熱可能であるとともに耐熱性を持つものであれば適宜選定できる。ここでは、厚さ100μm、幅380mm、周長200mmのニッケル金属層もしくはステンレス層などの磁性金属層に、厚さ500μmのシリコンゴムをコーティングして、表層にPFAチューブを被覆したものを用いている。
誘導加熱コイル224に交流電流を通電すると、コイル周りに磁力線が発生し、定着ベルト220の金属層に渦電流を生じさ、渦電流が金属層の抵抗によってジュール熱に変化されて金属層を発熱させる。これにより、定着ベルト220が加熱される。
定着ベルト220内部には、図示しない温度検知手段としてのサーミスタが配設され、温度制御部101は、サーミスタの出力信号に基づいて定着ベルト220内面の温度を検知している。定着ベルト220内面の温度は、温度制御部101によって180℃になるように誘導加熱コイル224による加熱制御が設定されている。
定着ローラ221は、ステンレス中実材料の外径をφ19mmに形成した芯金表層に耐熱シリコンゴム弾性層を一体成形したものである。定着ローラ221は、定着ベルト220と加圧ベルト200との間の定着ニップの領域における出口側に配置され、加圧ローラ201に圧接する方向の加圧によって表面の耐熱シリコンゴム弾性層が弾性変形している。
定着テンションローラ222は、定着ベルト220のベルト張力を常時最適に維持すべく、120Nに設定した張力を付与する。定着テンションローラ222は、ステンレス材料で外径φ20、内径φ16程度に形成された中空ローラである。
加圧ベルト200と定着ベルト220との間の定着ニップの領域における入口側、すなわち定着ローラ221の上流側には、定着ベルト220の内側に、ステンレス材料で形成された定着パッド223が設けられている。定着パッド223は、加圧ベルトモジュール301側の加圧パッド204に向かって定着ベルト220の内側面に設定圧400Nで押し当てられている。
加圧ベルトモジュール301は、加圧体の主部となる無端状に形成された加圧ベルト200を有し、加圧ベルト200は、加圧ローラ201と加圧テンションローラ202との両ローラ間に掛け渡されて回転する。
加圧ローラ201は、ステンレス(SUS)製の中空棒材であり、外径φ21mm、内径φ19mm程度に形成され、加圧ベルト200と定着ベルト220との間の定着ニップの領域における出口側に配置されている。
加圧テンションローラ202は、同じくステンレス材料によって外径がφ22mm、内径φ20mm程度に形成された中空ローラであり、加圧ベルト200に常時最適な張力を付与するローラとして機能する。加圧テンションローラ202の両端部は、軸受部205の内部に配置された張力付勢ばねによって、加圧ベルト200に100Nの張力を維持するように外側へ付勢されている。
加圧ローラ201の内部には、発熱体としてのヒータ207が装着されて加圧ベルト200を内側から加熱する。ヒータ207は、ここでは、ハロゲンヒータを用いているが、熱源として使用できれば他のものも利用できる。
加圧ベルトモジュール301は、温度制御部101によって、加圧ベルト220の表面温度が100℃になるように温度調整されている。温度検知手段として、接触型のサーミスタ308a、308bが加圧ベルト200の外周面の画像領域外に当接して配置され、非接触型のサーミスタ308cが加圧ベルト220の長手方向略中央に対向して配置される。サーミスタ308a、308b、308cの出力信号に基づいて、温度制御部101は、加圧ベルト200の外周面の温度を検知し、外周面の温度が100℃になるように加熱制御ヒータ207が加熱制御される。
加圧パッド204は、シリコンゴムで形成され、加圧ベルト200と定着ベルト300との間に形成される定着ニップの領域における入口側、つまり加圧ローラ201の上流側に対応した加圧ベルト200の内側に設けられている。加圧パッド204は、400Nの設定圧で定着パッド223に向かって押圧されており、定着ベルト220と加圧ベルト200との間に定着ニップの上流側の領域を形成している。
加圧ベルトモジュール301は、枠体302に対して着脱が可能な加圧ユニットフレーム208に支持されている。加圧ユニットフレーム208の上流部には、加圧バネ209と加圧力調整スクリュー210が配置されている。一対の加圧力調整スクリュー210を適切に締めこむ事によって、加圧バネ209の縮み量を調整して加圧力を最適にしている。
枠体302に配置された一対の加圧カム304が回転することで、加圧ベルトモジュール301が昇降して、定着ベルト220と加圧ベルト200とが圧接/離間して、定着ニップを形成/解除する。加圧ベルトモジュール301の加圧ユニットフレーム208は、回動軸303周りに回動する。これに伴って、定着ベルト220及び加圧ベルト200を介して、定着ローラ221、定着パッド223にそれぞれ加圧ローラ201、加圧パッド204が圧接される。これにより、定着ベルト220と加圧ベルト200の表層のシリコンゴム層が弾性的に変形して搬送方向に連続した定着ニップが形成される。トナー像が転写された記録材が定着ニップを通過する過程で、記録材にトナー像が定着される。
トナー像が定着された記録材は、定着後排紙ユニット320を通じて定着装置27から排出される。定着後排紙ユニット320は、枠体302に対して、回動穴325を中心にして回動可能であり、定着装置27から開閉動作が可能になっている。
定着後排紙ユニット320は、分離手段として分離板金322を備えている。分離板金322は、定着後排紙ユニット320が通常位置に回動されているとき、定着ベルトモジュール300の定着ベルト220に近接するように配置されている。分離板金322の下部には、排紙ガイド326が配置される。
定着後排紙ユニット320には、排紙上ローラ323と排紙下ローラ324から構成される排紙ローラ対が配置され、分離板金322によって定着ベルト220から分離された記録材を排紙方向に搬送する。
なお、分離手段としては、非接触の分離爪タイプでもよく、また、接触式の分離手段を用いてもよい。
図4に示すように、定着装置27は、引き出し機構としてのスライドガイド103で支持されて、画像形成装置100の正面側の所定の作業位置へ一体に引き出しが可能である。正面側の作業位置へ引き出した状態で、定着装置27は、図3に示すように、枠体302から定着ベルトモジュール300及び加圧ベルトモジュール301が取り外される。
<ステアリング制御>
図5は加圧ベルトを検知するベルト検知ユニットの構成の説明図、図6は加圧ベルトのステアリング動作の説明図である。ベルト方式の定着装置では、ベルト部材を複数の支持回転体に掛け渡して支持させ、ベルト部材に張力を作用させている。この場合、複数の回転体の軸線のずれにより、ベルト部材に片寄りが生じる。このため、ベルトの片寄りを修正するためのベルト位置検知手段と、ベルトの片寄り修正手段が必要となる。
図3に示すように、枠体302の正面側の加圧ベルト200の縁に対応する位置にベルト検知ユニット500が配置される。図5には、ベルト位置検知ユニット500が、図3の枠体302の下方から加圧ベルト200を見上げる形式で図示されている。
図5に示すように、ベルト検知ユニット500は、加圧ベルト200の縁の位置に追従して回動するベルト位置検知フラグ501の回動角をフォトセンサ503a、503bにより検知する。
ベース板510には、フラグ回転軸505の周りで回転可能なベルト位置検知フラグ501と、アーム回転軸506の周りで回転可能なベルト位置検知アーム502とが配置される。ベルト位置検知フラグ501とベルト位置検知アーム502とは、ベルト位置検知アーム502に固定されたピン502bによって係合されて連動する。
ベルト位置検知フラグ501は、アーム付勢バネ503によって矢印R3方向に引張力を与えるようにバネ付勢されているので、フラグ回転軸505の周りで矢印R4方向に回転しようとする。アーム付勢バネ503は、1Nの力でベルト位置検知フラグ501に引張力を与える。
これに伴って、ベルト位置検知アーム502は、アーム回転軸506の周りで矢印R5方向に回転しようとするので、ベルト位置検知アーム502に固定されたベルト検知ピン502aは、加圧ベルト200の縁に対して常に当接する。その結果、ベルト位置検知フラグ501は、加圧ベルト200の矢印R6方向の移動に追従して回転する。そして、ベルト位置検知フラグ501に設けられた切り欠き501a、501bは、ベルト検知ピン502aで検知された加圧ベルト200の縁の位置に応じた回転位置に位置決められる。
ベース板510には、切り欠き501a、501bを検知するためのフォトセンサ503a、503bが配置される。ステアリング制御部102は、切り欠き501a、501bを検知するフォトセンサ503a、503bのON/OFFパターンに応じて、表1に示すように、加圧ベルト200の位置が現在どこにいるか判断する。そして、ステッピングモータモータ600を回転制御して、加圧テンションローラ202の傾きを変化させて、加圧ベルト200をステアリング制御する。
Figure 2010097151
図5を参照して図6に示すように、加圧ベルト200が正面側に寄ってくると、ベルト検知ピン502aが正面側へ押されて、ベルト位置検知ユニット500が寄り位置Fを検出する。ステアリング制御部102は、ステッピングモータ600を回転制御してウォームギア601を回転させ、加圧ローラ201の中心軸の周りで加圧テンションローラ(202:図2)の正面側の軸受205を上方へ回動させる。この結果、加圧ベルト200の寄り移動方向が反転して、背面側へ向かって寄り移動するようになる。
加圧ベルト200が背面側に寄っていくと、ベルト位置検知ユニット500が寄り位置Rを検出し、ステアリング制御部102は、ウォームギア601を回転させて加圧テンションローラ(202:図2)の正面側を下方へ回動させる。この結果、加圧ベルト200の寄り移動方向が反転して、正面側へ向かって寄り移動するようになる。
このような繰り返しの制御動作により加圧ベルト200は一定の蛇行を続けており、加圧ベルト200の寄り補正動作は、2mm程度の振幅範囲で行われる。定着ベルトモジュール300においても、同様の寄り補正動作が行われている。
<連動機構>
図3に示すように、ベルトユニット(301)は、複数の支持回転体に支持されたベルト部材(200)が複数の支持回転体とともに一体に交換可能となるように組み立てられている。
図5に示すように、検知部材(502a)は、ベルト部材(200)のステアリング制御を行うためにベルト部材の縁を検知する。図3に示すように、ベース部材(302)は、ベルトユニット(301)が取り外し可能に取り付けられるように構成されている。図2に示すように、機構部品(320)は、通常位置に位置させた状態ではベース部材(302)からベルトユニット(301)を取り外すことができない。
このような画像加熱装置では、ベルトモジュールの組立・交換において、以下のことが起こりうる。検知部材をバネ付勢によってベルト部材に当接させているために、ベルトモジュールを定着装置の枠体から抜き出すと、検知部材の先端がベルト部材の内側に入ってしまう。このような状態で新しいベルトユニットを挿入すると、検知部材がベルト部材を傷付ける可能性がある。
また、この問題を避けるために、光学式の非接触型センサをベルト部材の検知手段として用いることが考えられる。しかし、定着装置の周辺は高温雰囲気であり、センサの耐久性、信頼性の観点やコストの観点から好ましくない。
実施例1では、連動機構(420)が、検知部材(502a)の退避と復帰を制御する。ベルトユニット(301)の取り外しに先立たせて機構部品(320)を通常位置から退去させる移動に連動させて、検知部材(502a)を通常の検知位置からベルト部材(200)の縁の外側位置へ移動させる。また、機構部品(320)を通常位置へ位置決める移動に連動させて検知部材(502a)を通常の検知位置へ復帰させる。
検知部材(502a)は、ベース部材(302)に対して所定の移動(回転)が可能に支持された支持部材(501)を介してベルト部材(200)の縁へ当接するようにばね付勢されている。連動機構(420)は、機構部品(320)を退去させる動作に伴って支持部材(501)に当接することにより、ばね付勢に逆らって検知部材(502a)を強制的に離間させる当接部材(326a)を有する。当接部材(326a)は、機構部品(320)を位置決める動作に伴って支持部材(501)に対する当接が解除される。
機構部品(320)は、ベルト部材(200)に回転体(220)を圧接して形成される記録材の加熱ニップから排出された記録材を搬送する排出回転体(323、324)を含む排出回転体ユニットである。しかし、ベルト部材(200)に圧接して記録材の加熱ニップを形成する回転体を含む回転体ユニットとしてもよい。
実施例2では、連動機構(511)が検知部材(502a)の退避と復帰を制御する。引き出し機構(103)を用いて通常位置から引き出されるベース部材(302)の移動に連動させて、検知部材(502a)を通常の検知位置からベルト部材(200)の縁の外側位置へ移動させる。また、引き出し機構(103)を用いてベース部材(302)を通常位置へ位置決める移動に連動して検知部材(502a)を通常の検知位置へ復帰させる。
<実施例1>
図7は定着後排紙ユニットの通常位置と退避位置を示す定着装置の正面図、図8は枠体から定着ベルトモジュール及び加圧ベルトモジュールを取り外した定着装置の正面図である。図9は連動機構の動作の説明図、図10は連動機構の動作に伴うベルト検知ユニットの動作の説明図である。
図7の(a)に示すように、定着装置27の枠体302には、加圧ベルトモジュール301を組み立てた後に定着ベルトモジュール300が組み立てられている。
図3に示すように、枠体302の断面コの字型のガイド311に加圧ベルトモジュール301の取り付け部211の外側面を拘束させて垂直に移動させて位置決めた後に回動軸303が組み立てられている。その後、定着ベルトモジュール300のピン孔232、234と枠体302の取り付け孔231、233とを重ね合わせてピン止めすることにより、定着ベルトモジュール300が枠体302に固定されている。
加圧ベルトモジュール301を交換する際は、加圧ベルトモジュール301を枠体302の上方から抜き出すために、枠体302から定着ベルトモジュール300を取り外す必要がある。そして、定着ベルトモジュール300を取り外すためには、図7に示すように、定着後排紙ユニット320を開口状態にする必要がある。
図7の(b)に示すように、レバー320aを手動操作して定着後排紙ユニット320を外側へ倒して退避させることにより、定着ベルトモジュール300及び加圧ベルトモジュール301が取り外し可能となる。
図8の(a)に示すように、定着後排紙ユニット320を通常位置へ位置させた場合、定着後排紙ユニット320の突起326aが退避アーム327を押さえ付けて、レバー327bをベルト検知ユニット500から離間させている。これにより、ベルト検知ピン502aは、図5に示すように、加圧ベルト200の縁に当接した状態を保つことができる。
図8の(b)に示すように、定着後排紙ユニット320を退避位置へ位置させた場合、定着後排紙ユニット320の突起326aが退避アーム327の拘束を解除する。これにより、退避アーム327が後述するばね付勢によって回転してレバー327bがベルト検知ユニット500に接触する。これにより、ベルト検知ピン502aは、図5に示す位置から、加圧ベルト200の縁の外側位置へ強制的に移動される。
すなわち、定着排紙ユニット320が閉口状態では、突起326aに当接して退避アーム327は退避しているが、定着排紙ユニット320が閉口状態では、突起326aが遠ざかるため退避アーム327が回転可能になる。
図9の(a)に示すように、排紙ガイド326の下部には、突起326aが備えられている。また、突起326aのさらに下部には、軸327aを中心にして回転可能な退避アーム327が配設されている。退避アーム327は、アームバネ(328:図10の(a))でもって矢印R7の方向に5Nのかなり強い力で付勢されている。定着後排紙ユニット320が閉口状態にあるため、退避アーム327は、突起326aの当接位置まで、アームバネ(328:図10の(a))に逆らって回転している。
図10の(a)に示すように、このとき、ベルト位置検知ユニット500のベルト位置検知フラグ501は、退避アーム327から離間している。ベルト位置検知フラグ501は、アーム付勢バネ503に付勢されてベルト位置検知アーム502を回転させ、ベルト検知ピン502aを加圧ベルト200の縁に当接させている。
図9の(b)に示すように、定着後排紙ユニット320が開口状態では、排紙ガイド326は、矢印R8方向に回動して位置が変わり、先端の突起326aが退避アーム327を拘束しなくなる。
このため、アームバネ(328:図10の(a))の付勢方向に従って退避アーム327が回転して、レバー327bがベルト位置検知フラグ501を矢印R9方向に強制回転させる。ベルト位置検知フラグ501をフラグ回転軸505回りに回転させて、ベルト検知ピン502aを加圧ベルト200の縁から遠ざける。
図10の(b)に示すように、アームバネ328によるモーメントによって退避アーム327が回転してベルト位置検知フラグ501に当接すると、ベルト位置検知フラグ501が矢印R9方向に回転する。これにより、ベルト位置検知フラグ501に係合するベルト位置検知アーム502は、矢印R10方向に回転して、ベルト検知ピン502aを加圧ベルト200の縁から離間させる。
ベルト位置検知フラグ501を矢印R9の逆方向に付勢するアーム付勢バネ503の付勢力1Nに比較して、ベルト位置検知フラグ501を矢印R9方向に回転させる退避アーム327のアームバネ328の付勢力5Nは格段に大きい。このため、アーム付勢バネ503に逆らってベルト位置検知フラグ501が矢印R9方向に回転し、ベルト検知ピン502aは、ステアリング制御による加圧ベルト200の移動範囲の外側へ退避する。ベルト検知ピン502aの退避位置は、破線で示す加圧ベルト200の寄り制御範囲の外側に設定されているので、加圧ベルトモジュール301の取り外し、取り付けに伴って、ベルト検知ピン502aが加圧ベルト200に接触しない。加圧ベルト200が極端にベルト検知ピン502a側に寄った位置で交換されたとしても、ベルト検知ピン502aが加圧ベルト200に接触しない。
図7の(b)に示すように、このような状態になって初めて、定着ベルトモジュール300が枠体302に対して着脱可能になる。加圧ベルトモジュール301の交換のために、定着ベルトモジュール300を取り外した状態でも、図10の(b)に示すように、ベルト検知ピン502aが加圧ベルト200に接触していない。
このため、ベルト検知ピン502aと加圧ベルト200とを接触させることなく、加圧ベルトモジュール301を、枠体302に対して上方へ取り出すことが可能である。
実施例1の連動機構420が無い場合、図10の(a)に示すように、ベルト検知ピン502aは、アーム付勢バネ503の付勢力に従い、加圧ベルト200が交換の際に描く軌跡の内部に存在する。このため、加圧ベルト200の縁を傷付ける可能性がある。しかし、実施例1の連動機構を設けることで、加圧ベルト200を傷付ける可能性が低くなる。
<実施例2>
実施例1では、閉口状態から開口状態に移動させる定着排紙ユニット320の移動に連動させて、アームバネ328に付勢されて回転しようとする退避アーム327の拘束を解除した。
実施例2では、枠体302から取り外す際の定着ベルトモジュール300の移動に連動させて、アームバネ328に付勢されて回転しようとする退避アーム327の拘束を解除させる。そのために、図9の(a)に示す定着後排紙ユニット320の突起326aに相当する突起を定着ベルトモジュール300に固定して設けた。
<実施例3>
図11は実施例2における連動機構の説明図、図12は連動機構の側面図、図13はスライドガイドを用いて定着装置を引き出した状態の説明図である。
実施例1では、定着後排紙ユニット320の移動に連動させて、ベルト検知ピン502aを加圧ベルト200の縁から離間させた。これに対して、実施例3では、スライドガイド103を用いた定着装置27の引き出し移動に連動させて、ベルト検知ピン502aを加圧ベルト200の縁から離間させる。
図4に示すように、定着装置27は、スライドガイド103を用いて画像形成装置100の筐体外の作業位置へ引き出し可能である。定着装置27を引き出した状態は、記録材のジャム処理や、市場でサービスマンが定着装置27をメンテナンスする際の状態である。
図11に示すように、ベルト位置検知ユニット500は、図5を参照して説明したように、回転可能なベルト位置検知フラグ501に回転可能なベルト位置検知アーム502を係合させている。そして、ベルト検知ピン502aを加圧ベルト200の縁に当接させて、加圧ベルト200をステアリング制御するための位置検出を行う。
しかし、ベルト位置検知ユニット500は、その全体が定着装置27の枠体302に対して矢印R12の方向及び逆方向へ移動可能に取り付けられている。ベルト位置検知ユニット500のベース板511には長孔512が形成され、定着装置27の枠体302に固定されたガイドピン513が長孔512に係合している。そして、枠体302に対して、ベース板511は、圧縮バネ507によって矢印R12方向に付勢されている。
図12に示すように、ベース板511の先端を画像形成装置100の後側板700に当接させて、圧縮バネ507の付勢に逆らって定着装置27を矢印R12方向に移動させることにより、定着装置27が通常位置に位置決めされる。
図11に示すように、定着装置27が画像形成装置100の筐体内の通常位置に収容されているとき、後側板700に備えられた軸601によって、定着装置27の位置が決定されている。ベルト位置検知ユニット500を支持しているベース板511が後側板700に当接して押し込まれることにより、ベルト検知ピン502aは、アーム付勢バネ503の付勢力によって加圧ベルト200の縁に接触して、加圧ベルト200の位置を検出する。
この状態で、ベルト寄りを補正するステアリング制御が正常に動作する。このとき、長孔512に沿ったガイドピン513の可動ストロークの範囲内で、ベルト位置検知ユニット500が矢印R12方向に移動して、ベルト検知ピン502aを加圧ベルト200の縁に当接させている。
図13に示すように、スライドガイド103を用いて定着装置27を引き出すと、圧縮バネ507に付勢されたベース板511が矢印R12方向に移動して、ベルト検知ピン502aを加圧ベルト200の縁から離間させる。定着装置27の最初の10mmの引き出しで、ベルト位置検知ユニット500が枠体302に対して移動して、ベルト検知ピン502aが加圧ベルト200に当接しない枠体302上の位置にベルト位置検知ユニット500の全体が位置決められる。
定着装置27を引き出すと、画像形成装置100の後側板700が相対的に後退する。すると、後側板700に当接していたベース板511は、圧縮バネ507の付勢に従って、矢印R12方向に移動する。この動作により、ベルト位置検知アーム502に固定されたベルト検知ピン502aが加圧ベルト200の縁から退避する。
実施例3では、定着装置27にアクセス可能なときには、ベルト検知ピン502aが加圧ベルト200から退避しているため、加圧ベルトモジュール301を交換する際に加圧ベルト200を傷付ける可能性が低くなる。
以上、3つの実施例によって本発明の詳細を説明したが、本発明は上述の実施例のみに適用されるものではない。例えば、定着ベルトモジュール300の定着ベルト220についてもベルト検知ピンを当接させて位置検出を行うステアリング制御が行われている。このため、定着後排紙ユニット320の退避に連動させて、ベルト検知ピンを定着ベルト300に当接しない位置へ退避させることが望ましい。
第1実施形態の画像形成装置の構成の説明図である。 定着装置の構成の説明図である。 定着装置の組み立て構造の斜視図である。 定着装置の引き出し構造の説明図である。 加圧ベルトを検知するベルト検知ユニットの構成の説明図である。 加圧ベルトのステアリング動作の説明図である。 定着後排紙ユニットの通常位置と退避位置を示す定着装置の正面図である。 枠体から定着ベルトモジュール及び加圧ベルトモジュールを取り外した定着装置の正面図である。 連動機構の動作の説明図である。 連動機構の動作に伴うベルト検知ユニットの動作の説明図である。 実施例2における連動機構の説明図である。 連動機構の側面図である。 スライドガイドを用いて定着装置を引き出した状態の説明図である。
符号の説明
20Y、20M、20C、20K 感光体(感光ドラム)
25 中間転写体(中間転写ベルト)
27 画像加熱装置(定着装置)
100 画像形成装置
101 温度制御部
102 ステアリング制御部
103 スライドガイド
200 加圧ベルト
201 加圧ローラ
202 加圧テンションローラ
204 加圧パッド
220 定着ベルト
221 定着ローラ
222 定着テンションローラ
223 定着パッド
224 誘導加熱コイル
300 定着ベルトモジュール
301 加圧ベルトモジュール
302 枠体
320 定着後排紙ユニット
322 分離板金
323 排紙上ローラ
324 排紙下ローラ
326 排紙ガイド
500 ベルト位置検知ユニット
501 支持部材(ベルト位置検知フラグ)
502 ベルト位置検知アーム
502a 検知部材(ベルト検知ピン)
503 アーム付勢バネ
503a、503b フォトセンサ
505 フラグ回転軸
506 アーム回転軸
600 ステッピングモータ
700 後側板

Claims (4)

  1. 複数の支持回転体に支持されたベルト部材が前記複数の支持回転体とともに一体に交換可能となるように組み立てられたベルトユニットと、
    前記ベルト部材のステアリング制御を行うために前記ベルト部材の縁を検知する検知部材が配置されるとともに、前記ベルトユニットが取り外し可能に取り付けられるように構成されたベース部材と、
    通常位置に位置させた状態では前記ベース部材から前記ベルトユニットを取り外すことができない機構部品と、を備えた画像形成装置において、
    前記ベルトユニットの取り外しに先立たせて前記機構部品を前記通常位置から退去させる動作に連動させて、前記検知部材を通常の検知位置から前記ベルト部材の縁の外側位置へ移動させるとともに、前記機構部品を前記通常位置へ位置決める動作に連動させて前記検知部材を前記通常の検知位置へ復帰させる連動機構を備えたことを特徴とする画像加熱装置。
  2. 前記検知部材は、前記ベース部材に対して所定の移動が可能に支持された支持部材を介して前記縁へ当接するようにばね付勢され、
    前記連動機構は、前記機構部品を退去させる動作に伴って前記支持部材に当接することにより、前記ばね付勢に逆らって前記検知部材を前記縁から強制的に離間させる当接部材を有し、
    前記当接部材は、前記機構部品を位置決める動作に伴って前記支持部材に対する当接を解除されることを特徴とする請求項1記載の画像加熱装置。
  3. 前記機構部品は、前記ベルト部材に圧接して記録材の加熱ニップを形成する回転体を含む回転体ユニット、又は前記ベルト部材に回転体を圧接して形成される記録材の加熱ニップから排出された記録材を搬送する排出回転体を含む排出回転体ユニットであることを特徴とする請求項2記載の画像加熱装置。
  4. 複数の支持回転体に支持されたベルト部材が前記複数の支持回転体とともに一体に交換可能となるように組み立てられたベルトユニットと、
    前記ベルト部材のステアリング制御を行うために前記ベルト部材の縁を検知する検知部材が配置されるとともに、前記ベルトユニットが取り外し可能に取り付けられるように構成されたベース部材と、
    前記ベルトユニットが取り付けられた前記ベース部材を筐体内の通常位置から所定の作業位置へ一体に引き出す引き出し機構と、を備えた画像形成装置において、
    前記引き出し機構を用いて前記通常位置から引き出される前記ベース部材の移動に連動させて、前記検知部材を通常の検知位置から前記ベルト部材の縁の外側位置へ移動させるとともに、前記引き出し機構を用いて前記ベース部材を前記通常位置へ位置決める移動に連動して前記検知部材を前記通常の検知位置へ復帰させる連動機構を備えたことを特徴とする画像加熱装置。
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