JP2010096276A - 防振装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ストッパ機能を備えた車体側ブラケットにつき、成形性を損なうことなく強度を確保する。
【解決手段】底壁部50と一対の側壁部52と上壁部54を備える車体側ブラケット22において、上壁部54を、内側壁78と外側壁80との二重壁構造として、内側壁と外側壁を幅方向Wに延びる複数の第1縦壁82と、これら第1縦壁に交差して側壁部の対向方向Fに延びる第2縦壁84とによって連結支持する。上側取付け具14に設けられたリバウンド側のストッパゴム部70を、上壁部54に対して幅方向Wにオフセットされた荷重中心Mを持つように設定した上で、第2縦壁84を、上記荷重中心Mに位置するように上壁部の幅方向中心線Lに対して幅方向Wの一方側にオフセットさせて設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、主として自動車エンジン等の振動体を防振的に支承するのに用いられる防振装置に関するものである。
自動車のエンジン等の振動源を車体等の支持側に対して振動が伝達させないように支持する防振装置として、例えば、下記特許文献1,2には、門形の剛性部材をストッパ部材として備え、エンジンを吊り下げ式に防振支持するものが開示されている。
かかる防振装置は、車体側に取り付けられる下側取付け具と、エンジン側に取り付けられる筒状の上側取付け具と、これら取付け具同士を連結するゴム状弾性体からなる防振基体と、を備えてなる防振装置本体と、上側取付け具に設けられるとともにエンジン側に連結されるエンジン側ブラケットと、下側取付け具を車体側に連結するための車体側ブラケットとを備えてなる。
車体側ブラケットは、下側取付け具が固定される底壁部と、該底壁部から立設されて防振装置本体を挟んで対向する一対の側壁部と、該一対の側壁部の上端同士を連結する上壁部とを有し、上側取付け具の車両前後方向及び上下方向での変位を制限するためのストッパ部材として機能する。すなわち、上側取付け具にはゴム状弾性体からなるストッパゴム部が設けられている。そして、上側取付け具の側面に設けられたストッパゴム部を車体側ブラケットの側壁部に当接させることで車両前後方向への上側取付け具の変位を制限する。また、上側取付け具の上端に設けられたストッパゴム部を車体側ブラケットの上壁部に当接させることで上側取付け具の上方への変位を制限し、上側取付け具の下端に設けられたストッパゴム部を車体側ブラケットの底壁部に当接させることで上側取付け具の下方への変位を制限する。
特開2006−83907号公報 特開2008−202765号公報
上記のようなストッパ機能を備えた車体側ブラケットを軽量化のために樹脂材料で形成した場合、成形性を確保しつつ、上側取付け具の上方への変位を制限する上壁部の強度を十分に確保することは容易ではない。特に、車両搭載上の制約から、ストッパゴム部による上壁部への荷重が、上壁部の幅方向中心線に対して該幅方向の一方側に偏らせて作用するよう構成されている場合があり、その場合には上壁部の強度が不十分となるおそれがある。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、ストッパ機能を備えた車体側、即ち支持側ブラケットにつき、その成形性を損なうことなく十分な強度を確保することができる防振装置を提供することを目的とする。
本発明に係る防振装置は、支持側に取り付けられる下側取付け具と、振動源側に取り付けられる筒状の上側取付け具と、前記下側取付け具と上側取付け具を連結するゴム状弾性体からなる防振基体と、を備えてなる防振装置本体と、前記上側取付け具に設けられるとともに前記振動源側に連結される振動源側ブラケットと、前記下側取付け具が固定される底壁部と、前記底壁部から立設されて前記防振装置本体を挟んで対向する一対の側壁部と、前記一対の側壁部の上端同士を連結するとともに前記底壁部と前記防振装置本体を挟んで対向する上壁部とを有し、前記支持側に連結される支持側ブラケットと、前記上側取付け具に設けられ、前記上壁部の下面への当接により前記上側取付け具の前記支持側ブラケットに対する上方への相対変位を制限するためのゴム状弾性体からなるストッパゴム部と、を備える防振装置において、前記ストッパゴム部による前記上壁部への荷重が、前記上壁部の幅方向中心線に対して前記幅方向の一方側に偏らせて作用するよう構成され、前記上壁部は、前記ストッパゴム部が当接する内側壁と、前記内側壁の上方に平行に設けられた外側壁との二重壁構造をなし、前記内側壁と外側壁が、前記一対の側壁部の対向方向に沿って複数並設された前記幅方向に延びる第1縦壁と、前記複数の第1縦壁に交差して前記対向方向に延びる第2縦壁とによって連結支持され、前記第2縦壁が、前記ストッパゴム部による前記上壁部への荷重中心に位置するように前記上壁部の幅方向中心線に対して前記幅方向の一方側に偏らせて設けられたものである。
上記構成によれば、ストッパゴム部が当接する支持側ブラケットの上壁部を、内側壁と外側壁の上下二重壁構造とした上で、これら内側壁と外側壁を、幅方向に延びる複数の第1縦壁と、該複数の第1縦壁に交差する第2縦壁とによって連結支持したので、支持側ブラケットを樹脂材料で成形した場合であっても、ヒケによる内部欠陥を防止して成形性を確保することができる。また、上側取付け具の上方への相対変位によるストッパゴム部の当接による荷重に対しても、上壁部が第1縦壁と第2縦壁によって補強されていることから、十分な強度を確保することができる。
そして、特に、上記構成では、ストッパゴム部による上壁部への荷重中心が上壁部の幅方向中心線から幅方向一方側に偏らせて(オフセットさせて)設定されたのに対し、上壁部の第2縦壁を前記幅方向一方側に偏らせて上記荷重中心に位置するように設けている。そのため、荷重中心がオフセットしているのにも拘わらず、当該荷重に対する上壁部の十分な強度を確保することができる。
上記構成においては、前記上壁部に、前記幅方向の一方側の側面に開口し前記一対の側壁部の対向方向に並ぶ複数の第1肉抜き穴と、前記幅方向の他方側の側面に開口し前記一対の側壁部の対向方向に並ぶ複数の第2肉抜き穴とが設けられ、前記第1肉抜き穴と前記第2肉抜き穴との間を仕切る壁部により前記第2縦壁が設けられてもよい。このように構成することで、支持側ブラケットの成形性を向上することができる。
本発明の防振装置であると、支持側ブラケットの成形性を損なうことなく、ストッパ機能のための十分な強度を確保することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る防振装置10の斜視図であり、図2はその平面図、図3は一部切断正面図である。
この防振装置10は、自動車のエンジンを車体に対して支承するための液封入式のエンジンマウントであり、支持側である車体側に取り付けられる下側取付け具12と、振動源であるエンジン側に取り付けられる筒状をなす上側取付け具14と、これらを連結するゴム弾性体からなる防振基体16とを備える防振装置本体18と、上側取付け具14をエンジン側に取り付けるためのエンジン側ブラケット20と、下側取付け具12を車体側に取り付けるためのストッパ機能を持つ車体側ブラケット22とを具備している。
下側取付け具12は、上側取付け具14の軸芯部における下方に配されたボス金具であり、その下端面には雌ねじ部24が下方に開口して設けられている。上側取付け具14は、下部側の大径筒部14Aと、上部側の小径筒部14Bと、両者を連結する段部14Cとを有する段付き筒状金具であり、大径筒部14Aの下端に後記筒状保持部46の下端を受け止める外向きのフランジ部14Dが延設されている。防振基体16は、下側取付け具12の外周面と上側取付け具14の大径筒部14Aの内周面とにそれぞれ加硫接着されており、該大径筒部14Aから下側取付け具12に向けて下方ほど漸次小径の円錐台状に形成されている。
上側取付け具14の上端部には、防振基体16との間に液体封入室26を形成するゴム状弾性膜からなるダイヤフラム28が取り付けられている。ダイヤフラム28は、外周部に補強金具30を備え、該補強金具30が、上側取付け具14の内周面に設けられた前記防振基体16から連なるゴム層32の内周面に嵌着されている。
液体封入室26は、仕切り体34により、防振基体16側の第1液室26Aとダイヤフラム28側の第2液室26Bとに仕切られており、両液室26A,26Bが液体流路であるオリフィス36を介して連通されている。
仕切り体34は、上側取付け具14の周壁部の内側に設けられて前記オリフィス36を形成する環状のオリフィス形成部材38と、該オリフィス形成部材38の内側で第1液室26Aと第2液室26Bを軸芯方向Xに仕切る弾性仕切り膜40と、該弾性仕切り膜40の変位量をその膜面の両側から規制する上下一対の変位規制手段42,44とを備えてなる。
エンジン側ブラケット20は、上側取付け具14に設けられており、アルミニウム合金などから鋳造にて形成されている。詳細には、この例では、エンジン側ブラケット20は、上側取付け具14が軸芯方向Xに圧入される筒状保持部46と、エンジン側に固定するためのエンジン側固定部48とを備えてなる。
筒状保持部46は、上側取付け具14と同軸の短円筒状をなしており、上側取付け具14の大径筒部14Aを外嵌保持する筒状の圧入保持部46Aを下端部に備え、該圧入保持部46Aよりも上側の筒状部46Bは、図3に示すように上側取付け具14よりも上方に延在している。エンジン側固定部48は、軸芯方向Xに貫通するボルト孔49を3箇所に備え、不図示のボルトを挿通させてエンジン側に締結固定されるよう構成されている。
車体側ブラケット22は、樹脂材料の射出成形品であり、下側取付け具12の下端面が固定される底壁部50と、該底壁部50から立設されて防振装置本体18を挟んで対向する一対の側壁部52,52と、該一対の側壁部52,52の上端同士を連結するとともに底壁部50と防振装置本体18を挟んで対向する上壁部54とを備えて、全体として略ロの字状をなしている。
底壁部50は、前記一対の側壁部52,52の対向方向Fを車両前後方向に向けて配され、該対向方向Fの中央部に、ボルト56が挿通される貫通穴58を備えるインサート金具60が埋設一体化されている(図3,4参照)。図3に示すように、この貫通穴58にボルト56を下方から挿通し、下側取付け具12の雌ねじ部24に締結することで、下側取付け具12が底壁部50に固定される。
底壁部50の上記対向方向Fにおける両端部には、車体側に固定するための一対の車体側固定部62,62が外向きに延設されている。図3〜5に示すように、車体側固定部62には、軸芯方向Xに貫通するボルト孔64を備えるインサート金具66が埋設一体化されており、不図示のボルトを挿通させて車体側に締結固定されるよう構成されている。
上側取付け具14にはストッパゴム部材68が設けられている。詳細には、この例では、図1〜3に示すように、上側取付け具14と一体に設けられたエンジン側ブラケット20の筒状保持部46を覆うようにゴム状弾性体からなるストッパゴム部材68が装着されている。
ストッパゴム部材68は、筒状保持部46の上端部を覆う上面部68Aと、筒状保持部46の上記対向方向Fにおける両側面を覆う一対の側面部68B,68Bを備えてなる。上面部68Aには、複数の第1ストッパゴム部70が上方に突設されている。図2に示すように、第1ストッパゴム部70は、上記対向方向Fにおける両側部にそれぞれ複数個(ここでは4個)ずつ、かつ対向方向Fにて対称に設けられており、該対向方向Fの内側の第1ストッパゴム部70Aが、対向方向Fの外側の第1ストッパゴム部70Bよりも、対向方向Fに直交する方向での寸法が大きく設定されている。側面部68Bには、複数の第2ストッパゴム部72が外方に突設されている。
上記第1ストッパゴム部70は、車体側ブラケット22の上壁部54の下面に当接することにより、上側取付け具14の車体側ブラケット22に対する上方への相対変位(リバウンド側への変位)を制限するためのストッパゴム部である。すなわち、上壁部54が上側取付け具14のリバウンド側への過大変位を規制するためのストッパ部であり、上壁部54と上側取付け具14の間に第1ストッパゴム部70が介在することで衝撃を緩和しながらストッパ作用が発揮される。なお、図3ではエンジン荷重が負荷されていない状態が示されており、エンジン荷重を負荷することで、上側取付け具14が下方に変位して、上壁部54と第1ストッパゴム部70との間に所定のストッパクリアランスが設けられる。
上記第2ストッパゴム部72は、車体側ブラケット22の側壁部52に当接することにより、上側取付け具14の車体側ブラケット22に対する上記対向方向Fへの相対変位(車両前後方向での変位)を制限するためのストッパゴム部である。すなわち、側壁部52が上側取付け具14の前後方向への過大変位を規制するためのストッパ部であり、側壁部52と上側取付け具14の間に第2ストッパゴム部72が介在することで衝撃を緩和しながらストッパ作用が発揮される。
図3に示すように、側壁部52の根元部の内側には、上側取付け具14の下方への相対変位(バウンド側への変位)を制限するストッパ作用を発揮させるためのストッパ受け部74が設けられている。上側取付け具14の下端における上記フランジ部14Dの下面には、防振基体16から連なるゴムよりなる第3ストッパゴム部76が設けられており、前記フランジ部14Dが第3ストッパゴム部76を介してストッパ受け部74に当接することで上記ストッパ作用が発揮される。
上記のようにリバウンド側のストッパ作用を発揮する上壁部54は、第1ストッパゴム部70が当接する下側の内側壁78と、該内側壁78の上方に平行に設けられた外側壁80との二重壁構造をなしている。これら内側壁78と外側壁80は、上壁部54の幅方向Wに延びかつ上記対向方向Fに沿って複数並設された第1縦壁82と、該複数の第1縦壁82に交差して上記対向方向Fに延びる第2縦壁84とによって連結支持されている。
詳細には、図5に示すように、上壁部54には、その幅方向Wの一方側の側面54Aに開口して当該幅方向Wに陥没するとともに上記対向方向Fに並び設けられた複数(ここでは6個)の有底の第1肉抜き穴86と、幅方向Wの他方側の側面54Bに開口して当該幅方向Wに陥没するとともに上記対向方向Fに並び設けられた複数(ここでは6個)の有底の第2肉抜き穴88とが設けられている。これにより、対向方向Fに隣り合う第1肉抜き穴86同士及び第2肉抜き穴88同士を仕切る壁部により第1縦壁82が設けられ、第1肉抜き穴86と第2肉抜き穴88との間を仕切る壁部により第2縦壁84が設けられている。この例では、第1肉抜き穴86と第2肉抜き穴88とは、上記対向方向Fにおいて、同数かつ同形状にて重なるように設けられており、そのため、第1縦壁82は、上壁部54の幅方向Wの全幅にわたって直線状に設けられている。そして、この全幅の第1縦壁82を十字状に交差するように1本の第2縦壁84が直線状に設けられている。なお、第1縦壁82は、第1肉抜き穴86側と第2肉抜き穴88側とで上記対向方向Fにおいて異なる位相に設けてもよく、その場合、第1縦壁82と第2縦壁84はT字状に交差する。
図5,6に示されるように、上壁部54を構成する内側壁78と外側壁80と第1縦壁82と第2縦壁84とは、実質的に同じ肉厚に設定されている。
図2に示すように、この防振装置10では、車両搭載上の制約から、第1ストッパゴム部70による上壁部54への荷重が、上壁部54の幅方向Wの中心線Lに対して該幅方向Wの一方側に偏らせて作用するよう構成されている。すなわち、上壁部54に対する第1ストッパゴム部70の当接位置が、上壁部54の幅方向中心線Lに対して、エンジン側固定部48側に偏らせた位置に設定されることで、第1ストッパゴム部70による上壁部54への荷重中心Mが上記幅方向中心線Lから幅方向Wにオフセットされている。
これに対応させて、上壁部54の第2縦壁84が、第1ストッパゴム部70による上壁部54への荷重中心Mに位置するように、上壁部54の幅方向中心線Lに対して幅方向Wの一方側に偏らせて設けられている。すなわち、第2縦壁84は、上壁部54の幅方向中心線Lからエンジン側固定部48側にオフセットされた上記荷重中心M上を、上記対向方向Fに沿って延びる直線状に形成されている。
以上のような肉抜き穴構造の上壁部54を持つ車体側ブラケット22は、熱可塑性樹脂材料の射出成形により得られる。射出成形に際しては、図7に示すように、水平断面において、前後左右の4方向に型抜き可能な成形型100を用いる。成形型100は、一対の側壁部52の外側面を成形する上記対向方向Fに移動可能な第1型101及び第2型102と、上壁部54の上記一方側の側面54Aを成形する幅方向Wに移動可能な第3型103と、上壁部54の他方側の側面54Bを成形する幅方向Wに移動可能な第4型104とを備えてなる。第3型103に上記第1肉抜き穴86を成形する複数の凸部105が設けられるとともに、第4型104に上記第2肉抜き穴88を成形する複数の凸部106が設けられている。そして、上記荷重中心Mに第3型103と第4型104の型抜きの中心を一致させており、これにより、荷重中心Mに第2縦壁84が形成されるように構成している。
本実施形態の防振装置10であると、第1ストッパゴム部70が当接する車体側ブラケット22の上壁部54を、内側壁78と外側壁80の上下二重壁構造とした上で、これら内側壁78と外側壁80を、幅方向Wに延びる複数の第1縦壁82と、該複数の第1縦壁82に交差する第2縦壁84とによって連結支持している。そのため、樹脂製の車体側ブラケット22の成形時におけるヒケの発生を防止して、成形性を確保することができる。また、上側取付け具14の上方への相対変位による第1ストッパゴム部70の当接による荷重に対して、上壁部54が第1縦壁82と第2縦壁84によって補強されていることから、車体側ブラケット22が樹脂製であるにもかかわらず、十分な強度を確保することができる。
そして、特に、上記防振装置10では、第1ストッパゴム部70による上壁部54への荷重中心Mが上壁部54の幅方向中心線Lからオフセットさせているが、上壁部54の第2縦壁84をオフセットさせて荷重中心Mに位置するように設定したので、第1ストッパゴム部70による上壁部54への荷重に対して十分な強度を確保することができる。
なお、上記実施形態では、防振装置本体18として液封入式のものを用いたが、本発明は液室を有しない防振装置についても適用することができる。
本発明の一実施形態に係る防振装置の斜視図。 同防振装置の平面図。 同防振装置の一部切断正面図。 同防振装置の車体側ブラケットの斜視図。 同車体側ブラケットの平面図。 同車体側ブラケットの正面図。 同車体側ブラケットの成形型の断面図。
符号の説明
10…防振装置
12…下側取付け具
14…上側取付け具
16…防振基体
18…防振装置本体
20…エンジン側ブラケット
22…車体側ブラケット
50…底壁部
52…側壁部
54…上壁部、54A…幅方向の一方側の側面、54B…幅方向の他方側の側面
72…第1ストッパゴム部(ストッパゴム部)
78…内側壁
80…外側壁
82…第1縦壁
84…第2縦壁
86…第1肉抜き穴
88…第2肉抜き穴
F…縦壁部の対向方向
L…上壁部の幅方向中心線
M…上壁部への荷重中心
W…上壁部の幅方向

Claims (2)

  1. 支持側に取り付けられる下側取付け具と、振動源側に取り付けられる筒状の上側取付け具と、前記下側取付け具と上側取付け具を連結するゴム状弾性体からなる防振基体と、を備えてなる防振装置本体と、
    前記上側取付け具に設けられるとともに前記振動源側に連結される振動源側ブラケットと、
    前記下側取付け具が固定される底壁部と、前記底壁部から立設されて前記防振装置本体を挟んで対向する一対の側壁部と、前記一対の側壁部の上端同士を連結するとともに前記底壁部と前記防振装置本体を挟んで対向する上壁部とを有し、前記支持側に連結される支持側ブラケットと、
    前記上側取付け具に設けられ、前記上壁部の下面への当接により前記上側取付け具の前記支持側ブラケットに対する上方への相対変位を制限するためのゴム状弾性体からなるストッパゴム部と、
    を備える防振装置において、
    前記ストッパゴム部による前記上壁部への荷重が、前記上壁部の幅方向中心線に対して前記幅方向の一方側に偏らせて作用するよう構成され、
    前記上壁部は、前記ストッパゴム部が当接する内側壁と、前記内側壁の上方に平行に設けられた外側壁との二重壁構造をなし、前記内側壁と外側壁が、前記一対の側壁部の対向方向に沿って複数並設された前記幅方向に延びる第1縦壁と、前記複数の第1縦壁に交差して前記対向方向に延びる第2縦壁とによって連結支持され、
    前記第2縦壁が、前記ストッパゴム部による前記上壁部への荷重中心に位置するように前記上壁部の幅方向中心線に対して前記幅方向の一方側に偏らせて設けられた、
    ことを特徴とする防振装置。
  2. 前記上壁部に、前記幅方向の一方側の側面に開口し前記一対の側壁部の対向方向に並ぶ複数の第1肉抜き穴と、前記幅方向の他方側の側面に開口し前記一対の側壁部の対向方向に並ぶ複数の第2肉抜き穴とが設けられ、前記第1肉抜き穴と前記第2肉抜き穴との間を仕切る壁部により前記第2縦壁が設けられた、
    ことを特徴とする請求項1記載の防振装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103807350A (zh) * 2012-11-08 2014-05-21 本田技研工业株式会社 防振支承装置

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