JP2010096104A - 風車を利用した表示装置への給電機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】風車の翼に発光体を設け、視覚上の残像現象を利用して空間中に任意の文字や図を描くことができるようにすると共に、簡単な構成で外部から、発光や発光制御に必要な電力を接点不良などが生じることなく給電できるようにした、風車に備えた表示装置への給電機構を提供することが課題である。
【解決手段】風車を固定した回転軸を回転可能に保持した支柱側に固定され、回転軸を囲繞して交流電源に接続されたコイルと、回転軸と共に回転しながら前記コイルから交流電流を取り出すよう取り付けられ、前記回転する翼側に電力を供給する電源回路に接続された電流変換器(CT:Current Transformer)とで給電機構を構成した。
【選択図】図10

Description

本発明は、風車を利用した表示装置への給電機構に係わり、特に、風車の回転する翼に備えた発光体を翼の回転に合わせて点灯、消灯させ、残像効果を利用して視覚的に文字などを表示しているように感じさせる、風車を利用した表示装置への給電機構に関するものである。
近年の地球温暖化の対策として風車発電に対する認識が高まり、特に地方の、周りに人家が無くて或る程度の風が吹く場所には、積極的に設置が検討されるようになっている。一方、例えば高速道路、建物の屋上、工事現場、歩道等には、人の目を引き付ける目的で回転広告装置が広く用いられている。これらの回転広告装置は、例えば高速道路においては風雨による最高速度制限の表示、工事現場や歩道等においては路側位置を認識させるための表示、建物の屋上などにおいては広告物、サービス内容、会社名などの表示などを目的に設置されている。
こういった回転広告装置は、例えば特許文献1に、周囲の風を受けて回転運動する回転部と、該回転部の回転軸によって駆動される発電部と、該発電部によって発生させられた電力を使用して発光する発光部とを備え、使用する上での地理的制限がなくて自由に移動して使用でき、発電機や電池を必要とせずに構造が簡単で、低コストの発光標識が提案されている。
また特許文献2には、風車のローターブレードや受風によって回転する部分にLEDやキセノン電球などからなる発光体を設けると共に、ローターブレードの回転角度や回転速度を検出する装置と、発光体の発光点滅プログラム装置を設け、視覚上の残像現象を利用して空間中に任意の文字や図を描くことができるようにした、風車を利用した電光表示装置が示されている。
特開平11−296123公報 特開2003−184728号公報
この特許文献1に示された発光標識は、自分で発電した電力で発光部を発光させているため、使用する上での地理的制限がなくて自由に移動でき、他の発電機や電池を必要としない、という利点はあるものの、風が無くなった場合は発光させることができずに標識や電光表示装置として使用することができない。また特許文献2に示された電光表示装置は、風車のローターブレードに発光体を設けることで、視覚上の残像現象を利用して空間中に任意の文字や図を描くことができるようにしているが、発光体に対してどのようにして給電しているかの開示が無く、自分で発電した電力で発光部を発光させる場合は特許文献1と同様風が無くなった場合は発光させることができず、例えば接点などを用いて商用電源から給電した場合、長期の使用に対しては接点不良などが生じる可能性がある。
そのため本発明においては、風車の翼に発光体を設けて特許文献2に示されているように視覚上の残像現象を利用し、空間中に任意の文字や図を描くことができるようにすると共に、簡単な構成で外部から、発光や発光制御に必要な電力を接点不良などが生じることなく給電できるようにした、風車に備えた表示装置への給電機構を提供することが課題である。
上記課題を解決するため本発明になる風車に備えた表示装置への給電機構は、
回転軸に取り付けられた風車の翼に設けられた複数の発光体と、前記翼の回転によって生じる前記発光体の回転軌跡の所定位置で、前記発光体を点滅させて残像効果を利用して発光像を表示させる制御装置とを有してなる、風車に備えた表示装置への給電機構において、
前記回転軸を回転可能に保持した支柱側に固定され、回転軸を囲繞して交流電源に接続されたコイルと、前記回転軸と共に回転しながら前記コイルから交流電流を取り出すよう取り付けられ、前記回転する翼側に電力を供給する電源回路に接続された電流変換器(CT:Current Transformer)と、からなることを特徴とする。
このように回転軸を囲繞して交流電源に接続されたコイルから、電流変換器を介して無接触で風車側に電力を供給することで、非常に簡単な構成で、かつ、接点を用いた場合のように接点不良による不具合を生じることなく電力を供給することができる。
そして、前記電流変換器は一部が開いたCの字状に形成され、前記コイルにおける交流電源への接続端と支柱側への固定部材は、前記電流変換器におけるCの字状の開部に対応した位置に設けることで、電流変換器は邪魔するもの無く回転軸と共に回転することができ、それにもかかわらず常時、電力を風車側に供給することができる。
また、前記制御装置が風車側に設けられていることで、制御装置まで一体とした表示装置とすることができ、設置などが容易になる。
さらに、前記風車周囲の風速を検知する風速検知手段と、前記風速検知手段で検知された風速を、残像効果による発光像表示が可能な回転速度で翼を回転させることができる風速であるか否かを判断する発光像表示判断手段とをさらに有し、前記制御装置は、前記発光像表示判断手段の判断結果が可であれば前記発光像表示を行う指示を出し、不可であれば前記発光像表示を停止する指示を出すことで、無駄に電力を使うことのない表示装置とすることができる。
そして、前記風車は垂直軸風車であり、前記発光体を上下方向に列状に複数個配置した発光体列を取り付けた翼を風車の回転方向に複数設け、前記制御装置は、前記発光体列を形成する発光体を翼の回転に同期して点滅させて発光像を表示することで、翼は垂直な回転軸に上下2ヶ所で両端支持されるため、羽根に発光体を取り付けても重力バランスの面で問題とはならない。また、発光体を上下方向に列状に複数個配置して翼に取り付けることで、同じ発光体列を形成する発光体の回転速度はそれぞれ大きく異なることはなく、発光像を表示させるためのプログラムが複雑とはならない。なお、発光体列を取り付ける翼が大きく湾曲している場合には、同じ発光体列を形成する発光体の速度が異なるため、出来る限り湾曲の小さい部分に発光体列を取り付けることが好ましい。
さらに、発光体列を取り付けた翼を回転方向に複数設けることで、発光体列間の距離が短くなり、遅い回転速度であっても所望の発光像の表示が可能となる。また、1つの翼に取り付ける発光体列は1列とは限らず、1つの翼に複数列の発光体列を取り付けるとさらに発光体列間の距離が短くなり、さらに遅い回転速度であっても所望の発光体像の表示が可能となる。
そして、前記垂直軸風車を、内翼がサボニウス翼であり、外翼がダリウス翼であるダリウス・サボニウス型風車とし、前記複数の発光体列を、内翼であるサボニウス翼に設けることで、ダリウス・サボニウス型風車はサボニウス風車をスターターとし、ダリウス風車で出力運転を行なうことで高効率発電を実現した風車であり、またサボニウス翼は、翼表面積が大きいため、1つの翼に複数の発光体列を取り付けることが可能である。さらにサボニウス翼は内翼であり、外翼であるダリウス翼と同期して回転しているので、風車が回転している場合には外翼であるダリウス翼よりも周速は速い。そのため、サボニウス翼に発光体列を設けることで、発光体列を外翼に設けるよりも速く回転させることができ、また発光体列間の間隔を短くすることができるため、小さい風速でも所望の発光像を表示させることが可能となる。
また、前記垂直軸風車を、内翼がサボニウス翼であり、外翼がダリウス翼であるダリウス・サボニウス型風車とし、前記複数の発光体列を、外翼であるダリウス翼に設けることで、ダリウス翼は外翼であるため、内翼よりも大きな半径の回転軌跡を描く。従って、ダリウス翼に発光体列を設けるとより大きな発光像を表示することができる。しかし、所望の発光像を得るためには、サボニウス翼に発光体列を取り付けた場合よりも翼を高速回転させなければならない。なお、サボニウス翼、ダリウス翼のいずれに発光体列を設けるかは、本発明の発光像を表示可能な風車の設置場所での通常の風力、要求される発光像の大きさを考慮して選択することができる。
そして、前記電源回路出力が、前記風車の回転軸を回転させるモータに供給されていることで、風のない時でも回転させることが可能となり、そのため、前記制御装置は、前記発光像表示判断手段の判断結果が不可の場合、前記モータを回転させて前記発光像表示を行う指示を出すことで、風のない時も広告表示をすることが可能となる。
以上記載のごとく本発明によれば、非常に簡単な構成で、かつ、接点を用いた場合のように接点不良による不具合を生じることなく電力を供給することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は、本実施例1に係る発光像を表示可能な風車の斜視図であり、図2は図1に示した本実施例1に係る発光像を表示可能な風車の概略構成図である。図1及び図2を用いて本発明に係る発光像を表示可能な風車の構成について説明する。
本発明に係る発光像を表示可能な風車は、風車部1と支柱5と発電機械室6から概略構成されている。風車部1を形成する回転軸13には複数のサボニウス翼11と複数のダリウス翼12が取り付けられ、支柱5は内部に伝達軸51が組み込まれている。発電機械室6は発電機61とブレーキ装置であるディスクローター62とディスクパッド63が組み込まれている。
支柱5は発電機械室6の上に垂直に起立し、該支柱5の内部に組み込まれた伝達軸51の上端は回転軸13下端に連結されている。また伝達軸51の下端は発電機61を回転するように構成されている。つまり図2から明らかなように、発電機械室6に組み込まれている発電機61は風車部1の回転と同じ速度で回って発電することが出来る低回転式発電機である。また、図2に示すように、伝達軸51の中間部にはディスクローター62を設け、該ディスクローター62の外周をディスクパッド63で挟み込んで制動することができるように構成されている。
また、図示してはいないが、サボニウス翼11、ダリウス翼12、及び支柱5の表面にはそれぞれ太陽電池を取り付けてもよい。特にサボニウス翼11、ダリウス翼12に取り付けた太陽電池は風車の回転によって回転するため、太陽の向きに関わらず発電が可能であるから効率良く発電することが可能となる。
また、本発明では、風車部1を形成する翼に複数の発光体2を上下方向に列状に配置した発光体列3を取り付けている。なお、図1及び図2には複数のサボニウス翼11のうち1つに1列の発光体列3を取り付けた場合を示したが、発光体列3は1つの翼に複数列取り付けてもよく、またサボニウス翼11ではなくダリウス翼12に取り付けてもよい。また1つのサボニウス翼11又はダリウス翼12だけでなく、複数のサボニウス翼又はダリウス翼12に取り付けてもよい。
なお、発光体2は電力を使用して発光するものであれば特に限定されるものではなく、例えば白熱電球等のように高温になることで発光するもの、水銀灯のように放電によって発光するもの、発光ダイオードを使用するもの等が挙げられる。とくに、発光ダイオードは消費電力が小さく、輝度が大きく長寿命であるため、発光体2として使用することが好ましい。
図3は図1及び図2の発光像を表示可能な風車の平面図であり、図3(A)はダリウス翼12に発光体2(発光体列3)を取り付けた場合の平面図、図3(B)はサボニウス翼11に発光体2(発光体列3)を取り付けた場合の平面図である。
図3(A)に示したように、ダリウス翼12は翼回転面となる部分が狭いために、1つの翼に1列の発光体2で構成した発光体列3を取り付けている。一方図3(B)に示したようにサボニウス翼11は翼回転面となる部分が広いため、1つの翼に2列の発光体列3を取り付けることが可能である。この図3では、2列の発光体列3を取り付けた場合を図示したが、この数は2つだけに限定されるものではなく、1つの翼に1列又は3列以上の複数列の発光体列3を取り付けてもよい。
ダリウス翼12に発光体列3を取り付ける場合、サボニウス翼11に取り付けた場合より大きな発光像が得られるが、発光体列を密に取り付けることができないから、設置地域における風の量が少なくて回転速度が遅い場合、発光像として認識できなくなる可能性がある。その場合、モータを使って自力で回転させるなどの必要が出ることも考えられる。
図4は、残像効果を利用して発光像を表示する原理の説明図である。この図4に示した例は、1つの発光体列を形成する発光体が18個の場合であり、「A」という文字を表示する場合について示している。発光体列3が発光像表示開始の位置(発光制御開始位置)に達すると、発光体列3を形成する下から2番目と3番目の発光体を発光させる。発光体列3が移動し、2番目の発光制御位置に到達すると下から2番目から5番目の発光体を発光させる。このようにして発光体列3が移動したときに、所定の位置で所定の発光体2を発光させると、発光させた位置が残像として残り、人間の目には「A」という文字が浮かび上がっているように見える。
このように発光体列3が移動していくときに、文字像がみえるように点滅させるためには、回転位置を正確に把握するための機構が必要になる。そのため本発明では、一例として風車部1にホール素子と磁石からなり、翼の回転位置を検出する回転位置検出手段8が設けられている。図5は回転位置検出手段8の平面図である。図5を用いて回転位置検出手段8の構成について説明する。翼(サボニウス翼11及びダリウス翼12)と同体からなる回転軸13に磁石82を60度おきに6個配置する。固定側にホール素子81を配置し、該ホール素子81によって磁石82の磁気検出を行う。風が吹いて風車が回転すると、ホール素子81の出力信号が変化して翼(回転軸)の回転位置と速度を検出できる。この検出信号により発光制御を行う。図5に示した本実施例では、3本の翼に発光体2を設置しており、120度おきに3面の表示を行う。また3面に同じ内容を表示すれば、360度どの方向からでも表示を認識することが可能となる。
次に図7を用いて回転位置検出手段8を用いた発光像表示制御信号の一例を説明する。図7(A)は翼が回転した時にホール素子81で検出されるホールセンサー信号である。図7(B)は前記ホールセンサー信号のAD変換後の出力波形であり、回転軸が60度回転する度にパルス信号が発生する。翼の回転速度は、パルス立ち上りエッジaから次のパルスの立ち上りエッジcまでの時間trにより算出することができる。図7(C)は後述する制御表示手段32によって出力する表示開始トリガー信号であり、図7(B)のパルス信号の立下りエッジdからtdの遅延時間を設け出力する。この表示関始トリガー信号が発生したら、図7(D)に示すLED表示信号を発生させる。またLED表示信号期間tcは、trより算出される回転速度に応じてLED表示信号パルス幅を変える。該LED表示信号により後述するスイッチ手段33を介して発光体2の発光を制御する。この制御により、表示を常に一定位置と大きさにすることができる。
次に図6を用いて発光像の表示を移動させる例を示す。翼(回転軸)1回転ごとに図7に示した表示開始トリガー信号の遅延時間tdを伸ばすことにより移動させる。これにより、一つの表示を360度移動させて表示することができ、全方向での発光像の視認が可能となる。さらに、3本の翼の表示体の表示をそれぞれ異なる表示にしたり、一つの表示画像を3本の表示体に分割して表示するなどすることもできる。
図8は本実施例1に係る発光像を表示可能な風車及びその周辺の回路図である。風車1は図1〜図3を用いて説明したダリウス・サボニウス型風車である。風車1の翼に受けた風によって回転した風車1は、その回転によって発電機61を駆動し、交流電力が発電される。発電機61で発電された交流電力は、整流器14で直流電力に変換された後、蓄電器15に蓄電される。
一方、サボニウス翼11、ダリウス翼12、及び支柱5の表面に取り付けた太陽電池16では直流電力が発電され、発電された直流電力は蓄電器15に蓄電される。風車1→発電機61→整流器14を経て蓄電器15に蓄電された直流電力と、太陽電池16から蓄電器15に蓄電された直流電力は発光体3を発光させるための電力として用いることができる。
一方、風車周囲の風速を検知する風速検知手段31を設ける。風速検知手段31で台風等によって所定の風速Aを越える風速を検知したときには、風車の破損を防止するため、ディスクパッド作動手段によってディスクパッド63を作動し、前記ディスクローラー62を挟み込んでブレーキをかけ、風車の回転を停止させる。風速検知手段による風速が一定値Aを越えない場合には前記回転位置検出手段8によって翼の回転位置を検知し、表示制御手段32でスイッチ33を介して発光体3の発光を制御するとともに、ライトアップ手段70などがある場合はこれも制御する。なお、表示制御手段32にはあらかじめ所望の発光像を表示するための発光パターンを登録しておく必要がある。
このように構成した風車の翼に備えた表示装置は、発光体2に対して電力を供給する必要があり、その給電機構を説明するための図が図9、図10である。まず図9(A)は本発明の給電機構の位置を説明するための図で、この給電機構を持つ風車も、前記図1と図2で説明したサボニウス翼11とダリウス翼12を持ち、風車部1と支柱5と発電機械室6から概略構成されている。風車部1を形成する回転軸13には複数のサボニウス翼11と複数のダリウス翼12が取り付けられ、支柱5は内部に伝達軸51が組み込まれていて、発電機械室6は発電機61とブレーキ装置であるディスクローター62とディスクパッド63が組み込まれていてもよい。
そして給電機構は、給電機構から発光体2まで、電力供給のための電線を這わせる必要があるため、間にベアリングが入ったりすると電線の接続方法を工夫する必要が出るから、この図9(A)に破線で囲って示したように、支柱5における翼11、12が設けられる上部に配置することが好ましい。
図9(B)は、この図2(A)に破線で囲った部分の拡大一部断面図で、本発明になる給電機構は、伝達軸(回転軸)51を回転可能に保持した支柱5側に固定され、伝達軸51を囲繞して図示していない交流電源に接続されたコイル40と、一部が開いたCの字状に形成され、コイル40が中を通るように伝達軸51側、この図ではサボニウス翼11に取り付けられて風車と一体に回転する電流変換器(CT:Current Transformer)41とからなっている。
そして風車部1を除いてこの給電機構を斜め上方からみた図10(A)に示したように、伝達軸51と一緒に回転する電流変換器41が回転するとき、コイル40及びコイル40の固定部材402と接触しないよう、図示していない交流電源への接続端401と、支柱5への固定部材402とは、電流変換器41のCの字状の開いた部分410の位置に対応した位置となるように設けられている。
すなわちこの図10(A)では電流変換器41のCの字状の開いた部分410は、支柱5の上下方向に開口部を有しているから、コイル40における交流電源への接続端401と、支柱5への固定部材402とは、図10(B)に示したように上下方向に設けられている。
従って電流変換器41は、コイル40の交流電源への接続端401と支柱5への固定部材402と接触することなく風車と共に回転できる。そしてコイル40に交流電流を流すことで、交流電流計と同様誘導電流が電流変換器41に流れるから、それを図9(B)に42で示し、発光体2に電力を供給する交流直流変換器からなる電源回路と、図8に示したような制御回路を一体とした電源・制御回路を通し、電力を発光体2に供給する。
このように風車に備えた表示装置への給電機構を構成することで、非常に簡単な構成であるにもかかわらず、確実に、かつ、接点を用いた場合のように接点不良による不具合を生じることなく電力を供給することができる。
なお、この図10(A)、(B)に示した構成では、電流変換器41のCの字状の開いた部分410を、コイル40の上から通すように設けた場合を説明したが、図10(C)、(D)に示したように、コイル40を横から通すように固定しても良い。この図10(C)、(D)は、電流変換器41のCの字状の開いた部分410をコイル40の横から通すため、コイル40の電源接続端は一度支柱5の直径方向に逃げ、それから下に向かって延びるようにされ、固定部材452も同様に、一度支柱5の直径方向に逃げた後で支柱5に固定されている。それ以外の構成は図10(A)、(B)と同じなので説明は省略する。
また本発明の給電機構を備えた風車は、前記したように風の少ない地域に設置した場合は回転せず、回転広告装置としての機能を充分果たせない場合も生じる。そのため、発電機械室に設ける発電機を、発電機とモータの両方の機能を持つものとし、風が少ない場合はそのモータを回転させて、強制的に回転広告装置としての機能を果たせるようにしても良い。この場合、モータを風車部分に設けると本発明の給電機構から電力を供給することもできる。
本発明によれば、簡単な構成で回転部分を介して発光体に給電することができ、メンテナンスフリーで稼動させることができる風車型回転広告装置を提供することができる。
実施例1に係る発光像を表示可能な風車の斜視図である。 実施例1に係る発光像を表示可能な風車の概略構成図である。 実施例1に係る発光像を表示可能な風車の平面図である。 残像効果を利用して発光像を表示する原理の説明図である。 回転位置検出手段の平面図である。 発光像の表示を移動させる原理の説明するための回転位置検出手段の平面図である。 回転位置検出手段を用いた発光像表示制御信号の一例の説明図である。 本実施例1に係る発光像を表示可能な風車及びその周辺の回路図である。 本発明になる風車に備えた表示装置への給電機構を説明するための図である。 本発明になる風車に備えた表示装置への給電機構を説明するための図である。
符号の説明
1 風車
2 発光体
3 発光体列
7 ライトアップ手段
8 回転位置検出手段
11 サボニウス翼
12 ダリウス翼
13 回転軸
14 整流器
15 蓄電器
16 太陽電池
31 風速検知手段
32 表示制御手段
40 コイル
401 電源接続端
402 固定部材
41 電流変換器(CT:Current Transformer)
410 Cの字状の開いた部分
42 電源・制御回路
61 発電機

Claims (9)

  1. 回転軸に取り付けられた風車の翼に設けられた複数の発光体と、前記翼の回転によって生じる前記発光体の回転軌跡の所定位置で、前記発光体を点滅させて残像効果を利用して発光像を表示させる制御装置とを有してなる、風車に備えた表示装置への給電機構において、
    前記回転軸を回転可能に保持した支柱側に固定され、回転軸を囲繞して交流電源に接続されたコイルと、前記回転軸と共に回転しながら前記コイルから交流電流を取り出すよう取り付けられ、前記回転する翼側に電力を供給する電源回路に接続された電流変換器(CT:Current Transformer)と、からなることを特徴とする風車に備えた表示装置への給電機構。
  2. 前記電流変換器は一部が開いたCの字状に形成され、前記コイルにおける交流電源への接続端と支柱側への固定部材は、前記電流変換器におけるCの字状の開部に対応した位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載した風車に備えた表示装置への給電機構。
  3. 前記制御装置が風車側に設けられていることを特徴とする請求項2に記載した風車に備えた表示装置への給電機構。
  4. 前記風車周囲の風速を検知する風速検知手段と、前記風速検知手段で検知された風速を、残像効果による発光像表示が可能な回転速度で翼を回転させることができる風速であるか否かを判断する発光像表示判断手段とをさらに有し、前記制御装置は、前記発光像表示判断手段の判断結果が可であれば前記発光像表示を行う指示を出し、不可であれば前記発光像表示を停止する指示を出すことを特徴とする請求項3に記載した風車に備えた表示装置への給電機構。
  5. 前記風車は垂直軸風車であり、前記発光体を上下方向に列状に複数個配置した発光体列を取り付けた翼を風車の回転方向に複数設け、前記制御装置は、前記発光体列を形成する発光体を翼の回転に同期して点滅させて発光像を表示することを特徴とする請求項3に記載した風車に備えた表示装置への給電機構。
  6. 前記垂直軸風車を、内翼がサボニウス翼であり、外翼がダリウス翼であるダリウス・サボニウス型風車とし、前記複数の発光体列を、内翼であるサボニウス翼に設けることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載した風車に備えた表示装置への給電機構。
  7. 前記垂直軸風車を、内翼がサボニウス翼であり、外翼がダリウス翼であるダリウス・サボニウス型風車とし、前記複数の発光体列を、外翼であるダリウス翼に設けることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載した風車に備えた表示装置への給電機構。
  8. 前記電源回路出力が、前記風車の回転軸を回転させるモータに供給されていることを特徴とする請求項6または7に記載した風車に備えた表示装置への給電機構。
  9. 前記制御装置は、前記発光像表示判断手段の判断結果が不可の場合、前記モータを回転させて前記発光像表示を行う指示を出すことを特徴とする請求項8に記載した風車に備えた表示装置への給電機構。
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