JP2000160517A - 自然風を利用した道路発光標識 - Google Patents
自然風を利用した道路発光標識Info
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- JP2000160517A JP2000160517A JP10340828A JP34082898A JP2000160517A JP 2000160517 A JP2000160517 A JP 2000160517A JP 10340828 A JP10340828 A JP 10340828A JP 34082898 A JP34082898 A JP 34082898A JP 2000160517 A JP2000160517 A JP 2000160517A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は道路上やトンネル内の自然風を
利用して起電し、この起電 力で発光体を発光させ
て運転者に安全を喚起しかつ設置場所が限定されず、し
かも 破損の恐れがない自然風を利用した道路発光
標識の提供にある。 【解決手段】 回転羽根が基材の所要部に設けられ、こ
の回転羽根は保護部材で通 風可能に被覆されると
ともにこの回転羽根には発電装置が軸結され、発光体が
この 発電装置と通電自在に連結されてなることを
特徴とする自然風を利用した道路発光 標識。
利用して起電し、この起電 力で発光体を発光させ
て運転者に安全を喚起しかつ設置場所が限定されず、し
かも 破損の恐れがない自然風を利用した道路発光
標識の提供にある。 【解決手段】 回転羽根が基材の所要部に設けられ、こ
の回転羽根は保護部材で通 風可能に被覆されると
ともにこの回転羽根には発電装置が軸結され、発光体が
この 発電装置と通電自在に連結されてなることを
特徴とする自然風を利用した道路発光 標識。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自然風を利用した道路
発光標識に係り、その目的は道路上やトンネル内の自然
風を利用して起電し、この起電力で発光体を発光させて
道路通行する運転者に安全を喚起することができ設置場
所が限定されずしかも破損の恐れがすくない自然風を利
用した道路発光標識の提供にある。
発光標識に係り、その目的は道路上やトンネル内の自然
風を利用して起電し、この起電力で発光体を発光させて
道路通行する運転者に安全を喚起することができ設置場
所が限定されずしかも破損の恐れがすくない自然風を利
用した道路発光標識の提供にある。
【0002】
【従来の技術】一般に、道路標識は位置表示や危険注意
喚起等を目的として、道路脇、トンネル内などに設置さ
れる。この様な道路標識には、固定的に設置されるタイ
プと移動可能に設置されるタイプが存在する。これらの
標識には、昼間しか見えない非発光式の標識と、夜間も
ドライバーに注意を喚起できる発光式の標識が存在す
る。発光式の標識には、蛍光塗料などにより標識自らは
発光しないが、自動車のライトを反射して発光するタイ
プと、発光素子や電球等の発光体に通電して発光させる
タイプがある。これら発光させるタイプの標識は主とし
て、高速道路のトンネルの側壁近傍に設置して高速運転
でトンネル内を通過するドライバーに注意を喚起した
り、トンネル内の車線を変更して工事をする際にその変
更した中央線を明示する為に使用される。発光標識は、
発光ダイオードや電球、蛍光灯などの、通電を要するも
のが多く、この電源としては電池(蓄電池)、商業交流
電源、太陽電池、自家発電機等がよく使用される。
喚起等を目的として、道路脇、トンネル内などに設置さ
れる。この様な道路標識には、固定的に設置されるタイ
プと移動可能に設置されるタイプが存在する。これらの
標識には、昼間しか見えない非発光式の標識と、夜間も
ドライバーに注意を喚起できる発光式の標識が存在す
る。発光式の標識には、蛍光塗料などにより標識自らは
発光しないが、自動車のライトを反射して発光するタイ
プと、発光素子や電球等の発光体に通電して発光させる
タイプがある。これら発光させるタイプの標識は主とし
て、高速道路のトンネルの側壁近傍に設置して高速運転
でトンネル内を通過するドライバーに注意を喚起した
り、トンネル内の車線を変更して工事をする際にその変
更した中央線を明示する為に使用される。発光標識は、
発光ダイオードや電球、蛍光灯などの、通電を要するも
のが多く、この電源としては電池(蓄電池)、商業交流
電源、太陽電池、自家発電機等がよく使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の電源の内電池は単価が高い上に耐用時間に制限があり
交換、管理というそのメンテナンスに問題があり低コス
ト化に馴染まず、蓄電池は装置が大がかりになり道路通
行安全上問題があるとともに蓄電操作が煩雑で迅速作業
に適さず、一方商業交流電源はその配電地域に制限があ
り山間部や海岸部など配電が無い地域では使用できない
欠点があり、太陽電池を電源とする場合は雨天や曇天時
に使用できにくいのは勿論トンネル内では使用できず、
自家発電の場合はメンテナンスや燃料供給のコストが必
要な問題があるとともに発電によりトンネル内の大気環
境を劣化させる欠点があり、これら従来の発光標識は、
何れも電源に問題があった。
の電源の内電池は単価が高い上に耐用時間に制限があり
交換、管理というそのメンテナンスに問題があり低コス
ト化に馴染まず、蓄電池は装置が大がかりになり道路通
行安全上問題があるとともに蓄電操作が煩雑で迅速作業
に適さず、一方商業交流電源はその配電地域に制限があ
り山間部や海岸部など配電が無い地域では使用できない
欠点があり、太陽電池を電源とする場合は雨天や曇天時
に使用できにくいのは勿論トンネル内では使用できず、
自家発電の場合はメンテナンスや燃料供給のコストが必
要な問題があるとともに発電によりトンネル内の大気環
境を劣化させる欠点があり、これら従来の発光標識は、
何れも電源に問題があった。
【0004】そこでこの発明者は上記従来の実情に鑑
み、電源に自然風を利用した発光式の標識であって、使
用地域の制限が無く、しかも維持管理が容易で簡便な自
然風を利用した道路発光標識を提供せんとする。
み、電源に自然風を利用した発光式の標識であって、使
用地域の制限が無く、しかも維持管理が容易で簡便な自
然風を利用した道路発光標識を提供せんとする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明の請求項
1記載の発明は、回転羽根が基材の所要部に設けられ、
この回転羽根は保護部材で通風可能に被覆されるととも
にこの回転羽根には発電装置が軸結され、発光体がこの
発電装置と通電自在に連結されてなることを特徴とする
自然風を利用した道路発光標識に係り、請求項2記載の
発明は前記発電装置と発光体の間に間欠通電回路が介在
されていることを特徴とする請求項1記載の自然風を利
用した道路発光標識に関し、請求項3記載の発明は前記
発光体が回転羽根の外周円上に所要数配置されてなるこ
とを特徴とする請求項1又は2記載の自然風を利用した
道路発光標識であり、請求項4記載の発明は前記発光体
が回転羽根の下部に所要数配置されてなることを特徴と
する請求項1又は2記載の自然風を利用した道路発光標
識に関し、請求項5記載の発明は前記回転羽根が基材の
上部に設けられてなることを特徴とする請求項1乃至4
のいずれかに記載の自然風を利用した道路発光標識であ
り、請求項6記載の発明は前記回転羽根が基材の内部に
通風自在に設けられてなることを特徴とする請求項1叉
は2に記載の自然風を利用した道路発光標識に関する。
1記載の発明は、回転羽根が基材の所要部に設けられ、
この回転羽根は保護部材で通風可能に被覆されるととも
にこの回転羽根には発電装置が軸結され、発光体がこの
発電装置と通電自在に連結されてなることを特徴とする
自然風を利用した道路発光標識に係り、請求項2記載の
発明は前記発電装置と発光体の間に間欠通電回路が介在
されていることを特徴とする請求項1記載の自然風を利
用した道路発光標識に関し、請求項3記載の発明は前記
発光体が回転羽根の外周円上に所要数配置されてなるこ
とを特徴とする請求項1又は2記載の自然風を利用した
道路発光標識であり、請求項4記載の発明は前記発光体
が回転羽根の下部に所要数配置されてなることを特徴と
する請求項1又は2記載の自然風を利用した道路発光標
識に関し、請求項5記載の発明は前記回転羽根が基材の
上部に設けられてなることを特徴とする請求項1乃至4
のいずれかに記載の自然風を利用した道路発光標識であ
り、請求項6記載の発明は前記回転羽根が基材の内部に
通風自在に設けられてなることを特徴とする請求項1叉
は2に記載の自然風を利用した道路発光標識に関する。
【0006】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1はこの発明の第一実施例に係る自然風を利
用した道路発光標識の正面説明図、図2は図1のA−A
線断面図、図3は図1のB−B線断面図、図4はこの発
明の第二実施例に係る道路発光標識の正面説明図、図5
はこの発明の第三実施例に係る道路発光標識の正面説明
図、図6はこの発明の第四実施例に係る自然風を利用し
た道路発光標識の正面説明図である。
明する。図1はこの発明の第一実施例に係る自然風を利
用した道路発光標識の正面説明図、図2は図1のA−A
線断面図、図3は図1のB−B線断面図、図4はこの発
明の第二実施例に係る道路発光標識の正面説明図、図5
はこの発明の第三実施例に係る道路発光標識の正面説明
図、図6はこの発明の第四実施例に係る自然風を利用し
た道路発光標識の正面説明図である。
【0007】この発明に係る自然風を利用した道路発光
標識(D)の第一実施例は、図1に示すように回転羽根
(1) が可搬自在な基材(2) の直上部に設けられている。
回転羽根(1) は図示する実施例においては回転軸(11)に
羽根(12)が放射状に取りついたプロペラ型の回転羽根
(1) が例示されている。この発明者の実験的知得によれ
ば、プロペラ型の回転羽根(1) は、受風面の角度が45度
程度で、枚数は8 枚が最も起電効果が高く好ましいが、
この発明においては2 、4 、6 枚等の偶数枚やその他1
、3 、5 枚等奇数枚等任意の枚数が採用できる。
標識(D)の第一実施例は、図1に示すように回転羽根
(1) が可搬自在な基材(2) の直上部に設けられている。
回転羽根(1) は図示する実施例においては回転軸(11)に
羽根(12)が放射状に取りついたプロペラ型の回転羽根
(1) が例示されている。この発明者の実験的知得によれ
ば、プロペラ型の回転羽根(1) は、受風面の角度が45度
程度で、枚数は8 枚が最も起電効果が高く好ましいが、
この発明においては2 、4 、6 枚等の偶数枚やその他1
、3 、5 枚等奇数枚等任意の枚数が採用できる。
【0008】この発明においては、回転羽根(1) はプロ
ペラ型に限定されず、オランダ型風車、低回転で高トル
クが得られる別名アメリカ型風車と呼ばれる多翼型風
車、セイルウイング型風車、タービン型風車、半碗型の
風杯を先端に持つバドル型風車、半円筒形のブレード二
枚で構成され高トルクが得られるザボニウス型風車、風
向に関係なく且つ風速以上の高回転が得られ高トルクが
得られるダリウス型風車、起動性がよく定速回転が得ら
れるジャイロミル型風車など、これらの何れの風車であ
ってもよい。この回転羽根(1) は保護部材(3) で通風可
能に被覆されている。この発明の実施例では、図2 に示
す如く、保護部材(3) は囲繞円周材(31)とその全面を覆
う線材(32)からなり、羽根(12)が変形するのを防止する
と共に人の指等が羽根(12)に触れて怪我をするのを防止
している。
ペラ型に限定されず、オランダ型風車、低回転で高トル
クが得られる別名アメリカ型風車と呼ばれる多翼型風
車、セイルウイング型風車、タービン型風車、半碗型の
風杯を先端に持つバドル型風車、半円筒形のブレード二
枚で構成され高トルクが得られるザボニウス型風車、風
向に関係なく且つ風速以上の高回転が得られ高トルクが
得られるダリウス型風車、起動性がよく定速回転が得ら
れるジャイロミル型風車など、これらの何れの風車であ
ってもよい。この回転羽根(1) は保護部材(3) で通風可
能に被覆されている。この発明の実施例では、図2 に示
す如く、保護部材(3) は囲繞円周材(31)とその全面を覆
う線材(32)からなり、羽根(12)が変形するのを防止する
と共に人の指等が羽根(12)に触れて怪我をするのを防止
している。
【0009】図2に図1のA−A線断面図に示す如く、
この回転羽根(1) には発電装置(4)が回転軸(11)に軸結
されている。この発明においては、発電装置(4) は、直
流発電機、交流発電機の何れでも使用できる。この発明
においては、発光体(5) がLED 等の発光素子のばあいに
は直流電流を、電球の場合には交流電流が要求される。
直流電流は直流発電機により、または整流器を介した交
流発電機により供給すればよい。発光体(5) は任意の位
置に一個以上の任意の数だけ配置すればよい。図示する
実施例では、発光体(5) は囲繞円周材(31)の表面に複数
個、実施例では8個、配置されている。この発明におい
ては、発光体(5) は発電装置(4) と通電自在に連結され
ているが、必要に応じスイッチング回路などの間欠通電
回路を介して通電し発光体(5)を点滅させるのが注意喚
起の観点から望ましい。この実施例においては発光体
(5) はLED 等の発光素子を使用するが、他の実施例で起
電力が十分得られる場合には発光体(5) は電球などでも
よい。尚、発光体(5) の前面にはレンズ(L) を設けて光
を集中または拡散させてもよい。
この回転羽根(1) には発電装置(4)が回転軸(11)に軸結
されている。この発明においては、発電装置(4) は、直
流発電機、交流発電機の何れでも使用できる。この発明
においては、発光体(5) がLED 等の発光素子のばあいに
は直流電流を、電球の場合には交流電流が要求される。
直流電流は直流発電機により、または整流器を介した交
流発電機により供給すればよい。発光体(5) は任意の位
置に一個以上の任意の数だけ配置すればよい。図示する
実施例では、発光体(5) は囲繞円周材(31)の表面に複数
個、実施例では8個、配置されている。この発明におい
ては、発光体(5) は発電装置(4) と通電自在に連結され
ているが、必要に応じスイッチング回路などの間欠通電
回路を介して通電し発光体(5)を点滅させるのが注意喚
起の観点から望ましい。この実施例においては発光体
(5) はLED 等の発光素子を使用するが、他の実施例で起
電力が十分得られる場合には発光体(5) は電球などでも
よい。尚、発光体(5) の前面にはレンズ(L) を設けて光
を集中または拡散させてもよい。
【0010】図1に示す発光体(5) の間に介在している
反射板(6)は蛍光塗料を塗布してなり、自動車のライト
を反射して発光体(5) の発光による注意喚起を補助す
る。図3に図1のB−B線断面図を示す如く、第一実施
例で回転羽根(1) が直上部に設けられている可搬自在な
基材(2) は、中空円錐台形の道路標識で通常ラバーコー
ンと呼ばれている標識が好適に使用できるが必ずしもこ
れに限定されず、中空、中実の角錐台、円錐台等の任意
の基材が使用できる。また、第一実施例では、基材(2)
としてラバーコーンを挙げているが、本発明における基
材(2) はこれに限定されない。例えば、基材(2) とし
て、固定用治具を適用することもできる。基材(2) に固
定用治具を適用することにより、発光式標識を道路脇の
ガードレールに取り付けたり、あるいはトンネルの壁面
に取り付けたりすることができる。また、固定用治具を
クランプ等とすれば、これを操作して発光式標識をガー
ドレールやトンネル壁面から一旦取り外し、この発光式
標識を他の場所へ移動して取り付けることもできる。
反射板(6)は蛍光塗料を塗布してなり、自動車のライト
を反射して発光体(5) の発光による注意喚起を補助す
る。図3に図1のB−B線断面図を示す如く、第一実施
例で回転羽根(1) が直上部に設けられている可搬自在な
基材(2) は、中空円錐台形の道路標識で通常ラバーコー
ンと呼ばれている標識が好適に使用できるが必ずしもこ
れに限定されず、中空、中実の角錐台、円錐台等の任意
の基材が使用できる。また、第一実施例では、基材(2)
としてラバーコーンを挙げているが、本発明における基
材(2) はこれに限定されない。例えば、基材(2) とし
て、固定用治具を適用することもできる。基材(2) に固
定用治具を適用することにより、発光式標識を道路脇の
ガードレールに取り付けたり、あるいはトンネルの壁面
に取り付けたりすることができる。また、固定用治具を
クランプ等とすれば、これを操作して発光式標識をガー
ドレールやトンネル壁面から一旦取り外し、この発光式
標識を他の場所へ移動して取り付けることもできる。
【0011】図4記載の第二実施例は、前記発光体(5)
が回転羽根(1) の下部に所要数配置されて可搬自在な基
材(2) の上部に設けられている。基材(2) は第一実施例
同様、中空円錐台形の道路標識で通常ラバーコーンと呼
ばれている標識が好適に使用できるが必ずしもこれに限
定されず、中空、中実の角錐台、円錐台等の任意の基材
が使用できる。この第二実施例では、回転羽根(1) は線
材からなる保護部材(3) のみで通風可能に被覆されてお
り、第一実施例の如く、囲繞円周材(31)を設けず、羽根
(12)が変形するのを防止すると共に人の指等が羽根(12)
に触れて怪我をするのを防止している。第二実施例の如
く、囲繞円周材(31)を設けない場合には、より大きな起
電力が得られる。(6)は第一実施例と同様発光体(5) の
間隙に介在させている反射板で、この反射板(6)は必用
に応じ設ければよい。
が回転羽根(1) の下部に所要数配置されて可搬自在な基
材(2) の上部に設けられている。基材(2) は第一実施例
同様、中空円錐台形の道路標識で通常ラバーコーンと呼
ばれている標識が好適に使用できるが必ずしもこれに限
定されず、中空、中実の角錐台、円錐台等の任意の基材
が使用できる。この第二実施例では、回転羽根(1) は線
材からなる保護部材(3) のみで通風可能に被覆されてお
り、第一実施例の如く、囲繞円周材(31)を設けず、羽根
(12)が変形するのを防止すると共に人の指等が羽根(12)
に触れて怪我をするのを防止している。第二実施例の如
く、囲繞円周材(31)を設けない場合には、より大きな起
電力が得られる。(6)は第一実施例と同様発光体(5) の
間隙に介在させている反射板で、この反射板(6)は必用
に応じ設ければよい。
【0012】図5記載の第三実施例は、前記発光体(5)
が回転羽根(1) の直上に所要数配置されて可搬自在な基
材(2) の上部に設けられている。基材(2) は第一実施例
同様、中空円錐台形の道路標識で通常ラバーコーンと呼
ばれている標識が好適に使用できるが必ずしもこれに限
定されず、中空、中実の角錐台、円錐台等の任意の基材
が使用できる。この第三実施例では、回転羽根(1) は線
材からなる保護部材(3) のみで通風可能に被覆されてお
り、第一実施例の如く、囲繞円周材(31)を設けず、羽根
(12)が変形するのを防止すると共に人の指等が羽根(12)
に触れて怪我をするのを防止している。第二実施例と同
様、囲繞円周材(31)を設けないので第一実施例に比べ、
より大きな起電力が得られる。(6)は第一実施例と同様
発光体(5) の間隙に介在させている反射板で、この反射
板(6)は必用に応じ設ければよい。
が回転羽根(1) の直上に所要数配置されて可搬自在な基
材(2) の上部に設けられている。基材(2) は第一実施例
同様、中空円錐台形の道路標識で通常ラバーコーンと呼
ばれている標識が好適に使用できるが必ずしもこれに限
定されず、中空、中実の角錐台、円錐台等の任意の基材
が使用できる。この第三実施例では、回転羽根(1) は線
材からなる保護部材(3) のみで通風可能に被覆されてお
り、第一実施例の如く、囲繞円周材(31)を設けず、羽根
(12)が変形するのを防止すると共に人の指等が羽根(12)
に触れて怪我をするのを防止している。第二実施例と同
様、囲繞円周材(31)を設けないので第一実施例に比べ、
より大きな起電力が得られる。(6)は第一実施例と同様
発光体(5) の間隙に介在させている反射板で、この反射
板(6)は必用に応じ設ければよい。
【0013】図6記載の第四実施例は、回転羽根(1) は
可搬自在な基材(2) の内部に通風自在に配置されて、図
示する実施例では、線材からなる保護部材(3) で被覆さ
れている。この第四実施例の場合は、より大きな回転羽
根(1) を使用することができるとともに、必ずしも線材
からなる保護部材(3) は必要がないのでより望ましい。
基材(2) は第一実施例同様、中空円錐台形の道路標識で
通常ラバーコーンと呼ばれている標識が好適に使用でき
るが必ずしもこれに限定されず、中空、中実の角錐台、
円錐台等の任意の基材(2) が使用できる、但し中実の基
材(2) は通風自在が条件となる。前記発光体(5) は基材
(2) の上部に設けられている。他の実施例と同様、囲繞
円周材(31)を設けないので第一実施例に比べ、より大き
な起電力が得られる。(6)は第一実施例と同様発光体
(5) の間隙に介在させている反射板で、この反射板(6)
は必用に応じ設ければよい。
可搬自在な基材(2) の内部に通風自在に配置されて、図
示する実施例では、線材からなる保護部材(3) で被覆さ
れている。この第四実施例の場合は、より大きな回転羽
根(1) を使用することができるとともに、必ずしも線材
からなる保護部材(3) は必要がないのでより望ましい。
基材(2) は第一実施例同様、中空円錐台形の道路標識で
通常ラバーコーンと呼ばれている標識が好適に使用でき
るが必ずしもこれに限定されず、中空、中実の角錐台、
円錐台等の任意の基材(2) が使用できる、但し中実の基
材(2) は通風自在が条件となる。前記発光体(5) は基材
(2) の上部に設けられている。他の実施例と同様、囲繞
円周材(31)を設けないので第一実施例に比べ、より大き
な起電力が得られる。(6)は第一実施例と同様発光体
(5) の間隙に介在させている反射板で、この反射板(6)
は必用に応じ設ければよい。
【0014】実験例 中国縦貫道(高速道路)に設けられた二子トンネル、熊
井トンネル、笠井山トンネルの1997年の年間自然風
速を測定した。二子トンネルは全長750m、熊井トン
ネルは全長1320m、笠井山トンネルは3195mで
ある。結果をまとめて第1表に示す。尚、図中の単位は
m/秒である。
井トンネル、笠井山トンネルの1997年の年間自然風
速を測定した。二子トンネルは全長750m、熊井トン
ネルは全長1320m、笠井山トンネルは3195mで
ある。結果をまとめて第1表に示す。尚、図中の単位は
m/秒である。
【表1】 この結果から分かる如く、トンネル内は最低で秒速3.75
m、最高で秒速5.6 mの自然風が吹いていることが理解
できる。
m、最高で秒速5.6 mの自然風が吹いていることが理解
できる。
【0015】実施例 第一実施例に図示した、道路発光標識を使用して風速(m
/s) 、起電圧(V) 、電流(mA)、回転数(rpm) 、点灯時間
( 秒) 、消灯時間( 秒) を測定した。直流発電機を使用
し、外径150mmの8枚羽根を使用した。ラバーコーン
の高さは710mmであった。結果をまとめて第2表に示
す。
/s) 、起電圧(V) 、電流(mA)、回転数(rpm) 、点灯時間
( 秒) 、消灯時間( 秒) を測定した。直流発電機を使用
し、外径150mmの8枚羽根を使用した。ラバーコーン
の高さは710mmであった。結果をまとめて第2表に示
す。
【表2】 この結果から分かる如く、風速2m以上のところでこの
発明に係る自然風を利用した発光道路標識は安定した動
作をすることが分かる。実験例で分かるごとく、トンネ
ル内は一定の自然風が年間を通じて吹いているのでこの
発明に係る自然風を利用した発光道路標識は常に安定し
て動作をすることが分かる。
発明に係る自然風を利用した発光道路標識は安定した動
作をすることが分かる。実験例で分かるごとく、トンネ
ル内は一定の自然風が年間を通じて吹いているのでこの
発明に係る自然風を利用した発光道路標識は常に安定し
て動作をすることが分かる。
【0016】
【発明の効果】以上詳述した如く、この発明の請求項1
記載の発明は、回転羽根が可搬自在な基材の所要部に設
けられ、この回転羽根は保護部材で通風可能に被覆され
るとともにこの回転羽根には発電装置が軸結され、発光
体がこの発電装置と通電自在に連結されてなることを特
徴とする自然風を利用した道路発光標識に係り、請求項
2記載の発明は前記発電装置と発光体の間に間欠通電回
路が介在されていることを特徴とする請求項1記載の自
然風を利用した道路発光標識に関し、請求項3記載の発
明は前記発光体が回転羽根の外周円上に所要数配置され
てなることを特徴とする請求項1又は2記載の自然風を
利用した道路発光標識であり、請求項4記載の発明は前
記発光体が回転羽根の下部に所要数配置されてなること
を特徴とする請求項1又は2記載の自然風を利用した道
路発光標識に関し、請求項5記載の発明は前記回転羽根
が中空基材の上部に設けられてなることを特徴とする請
求項1乃至4にいずれかに記載の自然風を利用した道路
発光標識であり、請求項6記載の発明は前記回転羽根が
中空基材の内部に通風自在に設けられてなることを特徴
とする請求項1叉は2に記載の自然風を利用した道路発
光標識に関するものであるから以下の効果を奏する。即
ち、道路上やトンネル内の自然風を利用して起電し、こ
の起電力で発光体を発光させて道路通行する運転者に安
全を喚起することができ設置場所が限定されずしかも破
損の恐れがすくない自然風を利用した道路発光標識とな
る効果を奏する。
記載の発明は、回転羽根が可搬自在な基材の所要部に設
けられ、この回転羽根は保護部材で通風可能に被覆され
るとともにこの回転羽根には発電装置が軸結され、発光
体がこの発電装置と通電自在に連結されてなることを特
徴とする自然風を利用した道路発光標識に係り、請求項
2記載の発明は前記発電装置と発光体の間に間欠通電回
路が介在されていることを特徴とする請求項1記載の自
然風を利用した道路発光標識に関し、請求項3記載の発
明は前記発光体が回転羽根の外周円上に所要数配置され
てなることを特徴とする請求項1又は2記載の自然風を
利用した道路発光標識であり、請求項4記載の発明は前
記発光体が回転羽根の下部に所要数配置されてなること
を特徴とする請求項1又は2記載の自然風を利用した道
路発光標識に関し、請求項5記載の発明は前記回転羽根
が中空基材の上部に設けられてなることを特徴とする請
求項1乃至4にいずれかに記載の自然風を利用した道路
発光標識であり、請求項6記載の発明は前記回転羽根が
中空基材の内部に通風自在に設けられてなることを特徴
とする請求項1叉は2に記載の自然風を利用した道路発
光標識に関するものであるから以下の効果を奏する。即
ち、道路上やトンネル内の自然風を利用して起電し、こ
の起電力で発光体を発光させて道路通行する運転者に安
全を喚起することができ設置場所が限定されずしかも破
損の恐れがすくない自然風を利用した道路発光標識とな
る効果を奏する。
【図1】この発明の第一実施例に係る自然風を利用した
道路発光標識の正面説明図である。
道路発光標識の正面説明図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】この発明の第二実施例に係る道路発光標識の正
面説明図である。
面説明図である。
【図5】この発明の第三実施例に係る道路発光標識の正
面説明図である。
面説明図である。
【図6】この発明の第四実施例に係る自然風を利用した
道路発光標識の正面説明図である。
道路発光標識の正面説明図である。
(D)・・・道路発光標識 (1)・・・回転羽根 (2)・・・基材 (3)・・・保護部材 (4)・・・発電装置 (5)・・・発光体 (6)・・・反射板 (11) ・・・回転軸 (12) ・・・羽根 (31) ・・・囲繞円周材 (32) ・・・線材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島岡 真人 岡山県新見市新見高尾2065 株式会社旭電 機製作所内 Fターム(参考) 2D064 AA12 BA14 EB02 EB05 EB22 EB31 EB35 EB36 EB38 GA08
Claims (6)
- 【請求項1】 回転羽根が基材の所要部に設けられ、こ
の回転羽根は保護部材で通風可能に被覆されるとともに
この回転羽根には発電装置が軸結され、発光体がこの発
電装置と通電自在に連結されてなることを特徴とする自
然風を利用した道路発光標識。 - 【請求項2】 前記発電装置と発光体の間に間欠通電回
路が介在されていることを特徴とする請求項1記載の自
然風を利用した道路発光標識。 - 【請求項3】 前記発光体が回転羽根の外周円上に所要
数配置されてなることを特徴とする請求項1又は2記載
の自然風を利用した道路発光標識。 - 【請求項4】 前記発光体が回転羽根の下部に所要数配
置されてなることを特徴とする請求項1又は2記載の自
然風を利用した道路発光標識。 - 【請求項5】 前記回転羽根が基材の上部に設けられて
なることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載
の自然風を利用した道路発光標識。 - 【請求項6】 前記回転羽根が基材の内部に通風自在に
設けられてなることを特徴とする請求項1又は2記載の
自然風を利用した道路発光標識。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10340828A JP2000160517A (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | 自然風を利用した道路発光標識 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10340828A JP2000160517A (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | 自然風を利用した道路発光標識 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000160517A true JP2000160517A (ja) | 2000-06-13 |
Family
ID=18340687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10340828A Pending JP2000160517A (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | 自然風を利用した道路発光標識 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000160517A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003269317A (ja) * | 2002-03-11 | 2003-09-25 | Fujita Corp | 発電装置 |
GB2401896A (en) * | 2003-05-17 | 2004-11-24 | Carl Willmott | Wind powered, illuminated traffic cone |
JP2008038771A (ja) * | 2006-08-07 | 2008-02-21 | Fjc:Kk | 照明表示塔並びに風車 |
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KR101145765B1 (ko) | 2011-07-21 | 2012-05-16 | 신현수 | 풍력발전기를 구비한 델리네이터 |
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JP2019082051A (ja) * | 2017-10-31 | 2019-05-30 | 東日本高速道路株式会社 | 工事灯アセンブリ |
CN115492019A (zh) * | 2022-09-16 | 2022-12-20 | 大连科技学院 | 一种风力旋转注意横风警告标志 |
-
1998
- 1998-11-30 JP JP10340828A patent/JP2000160517A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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