JP2010095207A - サイクルコンピュータシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、自転車などの車両に搭載されたサイクルコンピュータと複数の計測装置間の無線通信システムを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明のサイクルコンピュータシステムは、センサに接続された計測装置200と無線通信を行う本体無線通信手段110と、センサの通信優先度から計測装置200がサイクルコンピュータ100に対して無線送信を行うための時間スロットを割り当てる時間スロット決定手段120と、前記各手段を司る本体制御手段140とを有し、サイクルコンピュータ100における本体制御手段140は、計測装置200が無線電文を送信する無線送信タイミングとして、時間スロット決定手段120を用いて通信の優先度が高い計測装置200には専用時間スロットを割り当て、通信の優先度が低い計測装置200には複数計測装置間で共用する共用時間スロットを割り当て、無線通信を行うようにしたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、自転車などの車両に搭載されたサイクルコンピュータと複数の計測装置とにより構成されるサイクルコンピュータに関するものである。
従来、この種のサイクルコンピュータシステムは、速度や距離を計測するため自転車の各部に取りつけた各種センサと、自転車のハンドルなどに取り付けられたサイクルコンピュータとを有線で接続する構成になっている(例えば、特許文献1参照)。
前記公報に記載された従来のサイクルコンピュータシステムは、サイクルコンピュータとセンサ間が有線で接続され、例えばセンサは通常自転車の前輪フォーク等に固定され、タイヤのスポークなど回転する箇所に取り付けられたマグネットを用いて測定した速度情報や距離情報をハンドル部に取り付けられたサイクルコンピュータに有線を利用して送信し、サイクルコンピュータが前記情報から速度や距離を演算し、モニタ部に表示する。
特開2003−341576号公報
しかしながら、前記従来の構成では、サイクルコンピュータとセンサは有線で接続する
必要があるため配線に手間がかかる。またセンサ数が増えるとさらに配線に手間がかかり、さらに配線があるため外観も悪くなり、走行中に配線が障害物に引っかかり危険であるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、サイクルコンピュータとセンサ間でのデータの送受信を無線通信で行い、かつセンサが複数設置された場合でも、データの衝突がなく通信の信頼性が高いサイクルコンピュータシステムを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のサイクルコンピュータシステムは、センサに接続された計測装置と無線通信を行う本体無線通信手段と、センサの通信優先度に応じて前記計測装置がサイクルコンピュータに対して無線送信を行うための時間スロットを割り当てる時間スロット決定手段と、前記センサからの情報を表示する表示手段と、前記各手段を司る本体制御手段とを有する。
これによって、本体制御手段は、計測装置からの無線送信タイミングとして、時間スロット決定手段を用いて通信の優先度が高い計測装置には専用時間スロットを割り当て、通信の優先度が低い計測装置には複数計測装置間で共用する共用時間スロットを割り当て、無線通信を行うことを特徴とするサイクルコンピュータシステム。
本発明のサイクルコンピュータシステムは、サイクルコンピュータとセンサ間を有線で接続する必要がないため配線に手間がかからない。またセンサ数が増えた場合でも無線通信のため追加配線の必要がなく、さらに配線がないため外観も悪くならない。また走行中に配線が障害物に引っかかり危険になることがない。さらにセンサの種類によって優先度を設定し、優先度が高いセンサに接続されている計測装置には専用時間スロット、それ以外の計測装置には共用時間スロットを割り当て、この時間スロットを用いて無線通信を行うことにより、優先度の高いセンサとは無線電文が衝突することがなく確実な無線通信を
実現することができ、かつ優先度の低いセンサは一つの時間スロットを共有して使用するため、センサ数が増加した場合でも時間スロットをセンサの増加台数分増やす必要がないため、優先度の高いセンサの無線通信の応答性を維持することができる。
第1の発明は、サイクルコンピュータはセンサに接続された計測装置と無線通信を行う本体無線通信手段と、前記計測装置がサイクルコンピュータに対して、センサの通信優先度から通信行うための時間スロットを割り当てる時間スロット決定手段と、前記センサからの情報を表示する表示手段と、前記各手段を司る本体制御手段とを有し、計測装置は、サイクルコンピュータと無線通信を行う装置無線通信手段と、サイクルコンピュータと通信するための時間スロットを記憶する時間スロット記憶手段と、時間スロット記憶手段に記憶された時間スロットでの無線通信の開始を指示する信号を出力するタイマ手段と、センサと接続するためのインターフェイス手段と、前記各手段を司る装置制御手段とを有することにより、サイクルコンピュータとセンサ間を有線で接続する必要がないため配線に手間がかからない。またセンサ数が増えた場合でも無線通信のため追加配線の必要がなく、さらに配線がないため外観も悪くならない。また走行中に配線が障害物に引っかかり危険になることがない。さらにセンサの種類によって優先度を設定し、優先度が高いセンサに接続されている計測装置には専用時間スロット、それ以外の計測装置には共用時間スロットを割り当て、この時間スロットを用いて無線通信を行うことにより、優先度の高いセンサとは無線電文が衝突することがなく確実な無線通信を実現することができ、かつ優先度の低いセンサは一つの時間スロットを共有して使用するため、センサ数が増加した場合でも時間スロットをセンサの増加台数分増やす必要がないため、優先度の高いセンサの無線通信の応答性を維持することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明における本体制御手段は、計測装置に対して、送信には専用時間スロットを割り当て、受信には共用時間スロットを割り当てることにより、計測装置の無線送信の頻度が無線受信の頻度より大きい場合でも時間スロットを無駄なく使用することができ無線通信の応答性の向上を図ることができる。
第3の発明は、特に、第1の発明または第2の発明における装置制御手段は、タイマ手段から無線通信開始の指示信号を受信した場合、サイクルコンピュータに対して無線送信すべき通信データがなくとも必ず無線電文を周期的に送信することにより、他の装置はこの信号を起点に送信する時間スロットを判別することができ、データの衝突のない信頼性の高い無線通信を行うことができる。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれかの1つの発明の装置制御手段は、タイマ手段からの無線開始信号を受信し共用時間スロットで無線送信する際は、キャリアセンスを実施し他の計測装置が無線通信をしていないことを確認後、送信タイミング遅延手段で決定された時間を待った後に無線送信することにより、複数の装置が共用時間スロットで同時に無線を送信した場合でも無線電文がつぶれないようにすることができ信頼性の高い無線通信を行うことができる。
第5の発明は、特に、第4の発明における装置制御手段は、無線電文の優先度の判定を行い所定の待ち時間を変更することにより、優先度が高い通信データをより早くサイクルコンピュータへ無線送信することができ信頼性の高い無線通信を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第一の実施形態における計測装置とサイクルコンピュータとからなるサイクルコンピュータシステムの利用環境の一例を示す図であり、通信を行うための時間スロットを割り当てるサイクルコンピュータ100、センサ300〜600に接続され、割り当てられた時間スロットで前記センサから取得した情報を無線送信する計測装置200A〜200Dとから構成される。
サイクルコンピュータ100と計測装置200A〜200D間の無線通信で使用する周波数としては、産業科学医療用バンド(ISM帯:Industry−Science−Medical)である433MHz帯〜434.8MHz帯、868MHz帯〜870MHz帯、902MHz帯〜928MHz帯、2400MHz帯〜2483.5MHz帯が考えられる。また426MHz帯や429MHz帯の特定小電力無線なども考えられる。
次に、サイクルコンピュータ100および計測装置200A〜200Dの構成の一例について説明する。図2はサイクルコンピュータ100および計測装置200A〜200Dの構成の一例を示す図である。
サイクルコンピュータ100は、センサ300〜600に接続された計測装置200A〜200Dと無線通信を行う本体無線通信手段110、センサ300〜600のセンサ種別に基づき計測装置200A〜200Dと通信行うための時間スロットを割り当てる時間スロット決定手段120、計測装置200A〜200Dから受信した情報を表示する表示手段130、前記各手段を司る本体制御手段140とから構成される。
計測装置200A〜200Dは、サイクルコンピュータ100と無線通信を行う装置無線通信手段210、サイクルコンピュータ100と通信するための時間スロットを記憶する時間スロット記憶手段220、時間スロット記憶手段220に記憶された時間スロットでの無線通信の開始タイミングを指示する信号出力するタイマ手段230、センサ300〜600と接続するためのインターフェイス手段240、前記各手段を司る装置制御手段250とから構成される。
次に、サイクルコンピュータ100と計測装置200A〜200D間での無線通信に関する動作を説明する。
サイクルコンピュータ100が計測装置200A〜200Dに対して時間スロットを割り当てる方法について説明する。使用者はサイクルコンピュータ100のスイッチ(図示せず)を押下する。本体制御手段140はこの信号を受信することで登録モード、すなわち本体無線通信手段110を用いて連続受信状態に移行し、計測装置200A〜200Dからの無線電文を待ち受けると共に登録モードに移行したことを表示手段130に表示し使用者に知らせる。
使用者は表示手段130でサイクルコンピュータ100が登録モードに移行したことを確認後、計測装置200Aのスイッチ(図示せず)を押下する。装置制御手段250はこの信号を受信すると、インターフェイス手段240を介して、センサ300からセンサ種別情報を取得し、装置無線通信手段210を用いて取得したセンサ種別情報を含んだ電文をサイクルコンピュータ100へ無線送信すると共に、装置無線通信手段210を用いて連続待ち受け状態(登録モード)に移行する。
使用者は同様に計測装置200B〜200Dのスイッチを順次押下し、計測装置200B〜200Dに接続されたセンサ400〜600の種別情報を含んだ電文をサイクルコン
ピュータ100へ無線送信する。
サイクルコンピュータ100における本体制御手段140は、本体無線通信手段110を介してセンサ種別情報を含んだ計測装置200A〜200Dからの4つの電文を受信する。時間スロット決定手段120には各種センサに対する優先度を示すテーブルが記憶されており、優先が高いセンサが接続された計測装置には専用時間スロットを割り当て、優先が低いセンサが接続された計測装置には共用時間スロットを割り当てる。
例えば、計測装置200Aに対しては専用時間スロット:1、計測装置200Bに対しては専用時間スロット:2、計測装置200Cに対しては共用時間スロット、計測装置200Dに対しても共用時間スロットを割り当てる。そして図3に示すような時間スロット割り当てテーブルが作成され、本体制御手段140は、本体無線通信手段110を用いて時間スロット決定手段120に記憶された前記テーブル情報を計測装置200A〜200Dへ返信する。
計測装置200Aにおける装置制御手段250は、装置無線通信手段210を介して前記テーブル情報を取得し、時間スロット記憶手段220に専用時間スロット:1を記憶し、タイマ手段230に全時間スロット数:3、スロット時間:100msであることから300msを設定する。以降装置制御手段250はサイクルコンピュータ100と通信を行う場合は、タイマ手段230から300ms毎に出力される無線開始信号を受信したタイミングで、装置無線通信手段210を用いて無線送信を行う。
計測装置200Bにおける装置制御手段250は、装置無線通信手段210を介して前記テーブル情報を取得し、時間スロット記憶手段220に専用時間スロット:2を記憶し、タイマ手段230に全時間スロット数:3、スロット時間:100msであることから300msを設定する。以降装置制御手段250はサイクルコンピュータ100へ電文の送信を行う場合は、専用時間スロット:1である計測装置200Aの後の時間スロットで通信を行うため、装置無線通信手段210を用いて無線電文の監視を行い、計測装置200Aの無線電文を検出、すなわち無線電文中に計測装置200Aの識別符号であるID:01を含む電文を検出し、この電文の受信タイミングから専用時間スロット:2の起点を算出し、この起点でタイマ手段230をスタートさせる。以降はタイマ手段230から300ms毎に出力される無線開始信号を受信したタイミングで、装置無線通信手段210を用いて無線電文の送信を行う(図4参照)。
計測装置200Cおよび計測装置200Dにおける装置制御手段250は、装置無線通信手段210を介して前記テーブル情報を取得し、時間スロット記憶手段220に共用時間スロットを記憶し、タイマ手段230に全時間スロット数:3、スロット時間:100msであることから300msを設定する。以降装置制御手段250はサイクルコンピュータ100と通信を行う場合は、専用時間スロット:2である計測装置200Bの後の時間スロットで通信を行うため、装置無線通信手段210を用いて無線電文の監視を行い、計測装置200Bの無線電文を検出、すなわち無線電文中に計測装置200Bの識別符号であるID:02を含む電文を検出し、この電文の受信タイミングから共用時間スロットの起点を算出し、この起点でタイマ手段230をスタートさせる。以降はタイマ手段230から300ms毎に出力される無線開始信号を受信したタイミングで、装置無線通信手段210を用いて無線電文の送信を行う(図4参照)。
なお、本実施例では、スイッチを押下することで登録モードへ移行するとして説明したが、サイクルコンピュータ100および計測装置200A〜200Dに電池を接続した時に登録モードに移行する方法も考えられる。また、センサ種別情報はあらかじめ装置制御手段250に記憶させておく方法も考えられる。
なお、本実施例では、サイクルコンピュータ100と4台の計測装置が通信を行う場合について説明したが、この計測装置の台数に限定されるものではなく、優先度が高いセンサの接続数が3台、4台と増加した場合は、専用時間スロット:3、4と割り当て、優先度が低いセンサの接続数が増加した場合も共用時間スロットを割り当てることにより同様に実施することが出来る。
以上のように本実施の形態においては、サイクルコンピュータ100とセンサ300〜600に接続された計測装置200A〜200D間を有線で接続する必要がないため配線に手間がかからない。またセンサ数が増えた場合でも追加配線の必要がなく、さらに配線がないため外観も悪くならない。また走行中に配線が障害物に引っかかり危険になることはない。さらにセンサの種類によって優先度を設定し、優先度が高いセンサに接続されている計測装置200Aおよび200Bには専用時間スロット、それ以外の計測装置200Cおよび200Dには共用時間スロットを割り当て、この時間スロットを用いて無線通信を行うことにより、通信の優先度が高いセンサとは確実に通信を行うことができ、優先度が高いセンサとの無線通信の応答性の向上を図ることができ、効率のよい通信システムを実現することができる。
また、本実施例では、計測装置200A〜200Dからサイクルコンピュータ100へ無線電文を送信する際に用いる時間スロットの割り当てと無線通信方法について説明したが、サイクルコンピュータ100は、計測装置200A〜200Dに対して、送信と受信のそれぞれに別々の時間スロットを割り当てる方法も考えらことができる。例えば図5に示すように、計測装置200A〜200Dの送信に対しては先の説明と同様に、計測装置200Aの送信に対しては専用時間スロット:1、計測装置200Bの送信に対しては専用時間スロット:2、計測装置200Cの送信に対しては共用時間スロット:1、計測装置200Dの送信に対しても共用時間スロット:1を割り当てる。そして、各計測装置200A〜200Dの受信に対しては、4つ装置で共有する共用時間スロット:2を割り当て、各計測装置200A〜200Dは共用時間スロット:2のタイミングでサイクルコンピュータ100からの無線電文の受信を行う。
以上のように構成することにより、計測装置200A〜200Dの無線送信の頻度が無線受信の頻度より大きい場合、時間スロットを無駄なく使用することができ、かつ計測装置200A〜200Dからサイクルコンピュータ100への無線送信の応答性の維持を図ることができる。
また、先の実施例における計測装置Aにおける装置制御手段250は、タイマ手段230から無線通信開始の指示信号を受信した場合、サイクルコンピュータ100に対して無線送信すべき無線電文がなくとも必ず無線電文を周期的に送信することにより、他の計測装置B〜計測装置Dはこの周期的な無線電文の受信時に、タイマ手段230に設定するタイマを微調整することができ、サイクルコンピュータ100に送信すべき時間スロットで正確に無線電文を送信することができるため、タイマ手段230の精度にばらつきがある場合でもデータの衝突のない信頼性の高い無線通信を行うことができる。
(実施の形態2)
図6は本発明の第2の実施形態における計測装置200A〜200Dの構成の一例を示す図である。なお、実施例1と同一符号のものは、同一の手段を有するとする。
実施例1と異なる点は、計測装置200A〜200Dにおける装置制御手段250に対して無線送信する際に遅延時間を設ける信号を出力する送信タイミング遅延手段260を設け、サイクルコンピュータ100における時間スロット決定手段120が前記信タイミ
ング遅延手段260の遅延時間を割り当てるようにした点である。
次に、サイクルコンピュータ100と計測装置200A〜200D間での無線通信に関する動作を説明する。
実施の形態1で述べた通り使用者は計測装置200A〜200Dのスイッチを順次押下し、計測装置200A〜200Dに接続されたセンサ300〜600の種別情報を含んだ電文をサイクルコンピュータ100へ無線送信する。
サイクルコンピュータ100における本体制御手段140は、本体無線通信手段110を介してセンサ種別情報を含んだ計測装置200A〜200Dからの4つの電文を順次受信する。時間スロット決定手段120には各種センサに対する優先度を示すテーブルが記憶されており、優先が高いセンサが接続された計測装置には専用時間スロットを割り当て、優先が低いセンサが接続された計測装置には共用時間スロットを割り当てる。例えば、計測装置200Aに対しては専用時間スロット:1、計測装置200Bに対しては専用時間スロット:2、計測装置200Cに対しては共用時間スロット:1、計測装置200Dには共用時間スロット:2を割り当てる。そして図7に示すような時間スロット割り当てテーブルが作成され、本体制御手段140は、本体無線通信手段110を用いて時間スロット決定手段120に記憶された前記テーブル情報を計測装置200A〜200Dへ返信する。
計測装置200Aにおける装置制御手段250は、装置無線通信手段210を介して前記テーブル情報を取得し、時間スロット記憶手段220に専用時間スロット:1を記憶し、タイマ手段230に全時間スロット数:3、スロット時間:100msと120msであることから320msを記憶する。以降装置制御手段250はサイクルコンピュータ100へ無線電文を送信する場合は、タイマ手段230から320ms毎に出力される無線開始信号を受信したタイミングで、装置無線通信手段210を用いて無線送信を行う。
計測装置200Bにおける装置制御手段250は、装置無線通信手段210を介して前記テーブル情報を取得し、時間スロット記憶手段220に専用時間スロット:2を記憶し、タイマ手段230に全時間スロット数:3、スロット時間:100msと120msであることから320msを設定する。以降装置制御手段250はサイクルコンピュータ100へ電文の送信を行う場合は、専用時間スロット:1である計測装置200Aの後の時間スロットで通信を行うため、装置無線通信手段210を用いて無線電文の監視を行い、計測装置200Aの無線電文を検出、すなわち無線電文中に計測装置200Aの識別符号であるID:01を含む電文を検出し、この電文の受信タイミングから専用時間スロット:2の起点を算出し、この起点でタイマ手段230をスタートさせる。以降はタイマ手段230から320ms毎に出力される無線開始信号を受信したタイミングで、装置無線通信手段210を用いて電文の送信を行う(図8参照)。
計測装置200Cにおける装置制御手段250は、装置無線通信手段210を介して前記テーブル情報を取得し、時間スロット記憶手段220に共用時間スロット:1を記憶し、送信タイミング遅延手段260に遅延時間:0msを記憶し、タイマ手段230に全時間スロット数:3、スロット時間:100msと120msであることから320msを記憶する。以降装置制御手段250はサイクルコンピュータ100と通信を行う場合は、専用時間スロット:2である計測装置200Bの後の時間スロットで通信を行うため、装置無線通信手段210を用いて無線電文の監視を行い、計測装置200Bの無線電文を検出、すなわち無線電文中に計測装置200Bの識別符号であるID:02を含む電文を検出し、この電文の受信タイミングから共用時間スロット:1の起点を算出し、この起点でタイマ手段230をスタートさせる。以降はタイマ手段230から320ms毎に出力さ
れる無線開始信号を受信後、さらに送信タイミング遅延手段260に設定された遅延時間:0msの経過後のタイミングで、装置無線通信手段210を用いて電文の送信を行う(図8参照)。
計測装置200Dにおける装置制御手段250は、装置無線通信手段210を介して前記テーブル情報を取得し、時間スロット記憶手段220に共用時間スロット:2を記憶し、送信タイミング遅延手段260に遅延時間:20msを記憶し、タイマ手段230に全時間スロット数:3、スロット時間:100msと120msであることから320msを記憶する。以降装置制御手段250はサイクルコンピュータ100と通信を行う場合は、専用時間スロット:2である計測装置200Bの後の時間スロットで通信を行うため、装置無線通信手段210を用いて無線電文の監視を行い、計測装置200Bの無線電文を検出、すなわち無線電文中に計測装置200Bの識別符号であるID:02を含む電文を検出し、この電文の受信タイミングから共用時間スロット:1の起点を算出し、この起点でタイマ手段230をスタートさせる。以降はタイマ手段230から320ms毎に出力される無線開始信号を受信後、さらに送信タイミング遅延手段260に設定された遅延時間:20msの経過後のタイミングで、装置無線通信手段210を用いて無線電文の送信を行う(図8参照)。
以上のように本実施の形態においては、装置制御手段250は、タイマ手段230からの無線開始信号を受信し共用時間スロットで無線送信する際は、キャリアセンスを実施し他の計測装置が無線通信をしていないことを確認後、送信タイミング遅延手段260で決定された時間を待った後に無線送信することにより、複数の装置が共用時間スロットで同時に無線を送信した場合でも無線電文がつぶれないようにすることができ信頼性の高い無線通信を行うことができる。また、サイクルコンピュータ100への送信頻度が少ない複数の計測装置から構成されるサイクルコンピュータシステムでは特に時間スロットを効率よく使用することができる。
なお、本実施例では、計測装置Cと計測装置Dのそれぞれに共用時間スロット:1と共用時間スロット:2を割り当てるとして説明したが、共用時間スロット:1には計測装置Cおよび計測装置Dの両装置を割り当て、さらに共用時間スロット:2には計測装置C、共用時間スロット:3には計測装置Dをそれぞれ割り当て、計測装置Cおよび計測装置Dにおける装置制御手段250は、インターフェイス手段240を介してセンサ500およびセンサ600からの信号を受信しサイクルコンピュータ100へ無線送信する際は、無線電文の優先度判定を行い、故障情報などあらかじめ決められた優先度が高いデータの場合は、送信タイミング遅延手段260からの共用時間スロット1での送信開始信号を受信したタイミングでサイクルコンピュータ100へ無線送信する。また優先度が低いデータの場合は、送信タイミング遅延手段260からの共用時間スロット:2または共用時間スロット:3での送信開始信号を受信したタイミングでサイクルコンピュータ100へ無線電文を送信する。
以上のように本実施の形態においては、装置制御手段250は、無線電文の優先度の判定を行い所定の待ち時間を変更することにより、優先度が高い通信データをより早くサイクルコンピュータ100に無線送信することができ信頼性の高い無線通信を行うことができる。
なお、本実施例では、送信タイミング遅延手段260には遅延時間を20msとして説明したが、この遅延時間は計測装置200A〜200Dにおける無線性能すなわち、送信前のキャリアセンスから実際に無線電文を送信するまでに要する時間から決定すればよく、ここでは10ms要するとして遅延時間を20msとしている。
なお、本実施例では、サイクルコンピュータ100における時間スロット決定手段120が送信タイミング遅延手段260の遅延時間を割り当てるようにしたが、計測装置200A〜200Dにあらかじめ遅延時間を記憶させておく方法も考えられる。
なお、本実施例では、計測装置200Cおよび計測装置200Dにおける送信タイミング遅延手段260の遅延時間は、0msおよび20msの固定として説明したが、ランダムにする方法や再送時に遅延を設ける方法などが考えられる。
なお、先の実施例におけるセンサとしては、ケイデンス、ブレーキ制動力、電池残量、ライト状態、鍵状態、心拍、傾斜、高度、気温、湿度などを計測することが考えられる。
なお、先の実施例では、計測装置200A〜200Dには各種センサが接続されるとして説明したが、各種制御部に接続されサイクルコンピュータ100から制御する構成としても同様に実施できる。
なお、先の実施例において、センサ種別で優先度をつけるだけでなく、センサ300〜センサ600からの情報内容によっても優先度をつける方法も考えられる。例えば電池電圧低下信号は共用時間スロットを割り当てるなどが考えられる。
なお、先の実施例では、センサと計測装置は別々として説明した、これは一体構成としてもよい。
なお、先の実施例において、計測装置Bが専用時間スロット:2で送信する際は、計測装置Aが送信する電文を絶えず監視(キャリアセンス)し、専用時間スロット:2の起点を算出するとして説明したが、絶えず監視するのではなく一定時間毎に監視し、タイマ手段230でカウントしているタイマ時間のずれを補正する方法も考えられる。また共用時間スロットを用いる計測装置Cおよび計測装置Dでも同様に実施することができる。
以上のように、本発明にかかるサイクルコンピュータシステムはサイクルコンピュータとセンサ間を有線で接続する必要がないため配線に手間がかからない。またセンサ数が増えた場合でも無線通信のため追加配線の必要がなく、さらに配線がないため外観も悪くならず、走行中に配線が障害物に引っかかり危険になることはない。さらにセンサの種類によって優先度を設定し、優先度が高いセンサに接続されている計測装置には専用時間スロット、それ以外の計測装置には共用時間スロットを割り当て、この時間スロットを用いて無線通信を行うことにより、優先度の高いセンサとは無線電文が衝突することがなく確実な無線通信を実現することができ、かつ優先度の低いセンサは一つの時間スロットを共有して使用するため、センサ数が増加した場合でも時間スロットをセンサの増加台数分増やす必要がないため、優先度の高いセンサの無線通信の応答性を維持することが可能となるので、自転車などの車両に搭載されたサイクルコンピュータと複数の計測装置間の無線通信などの用途に適用できる。
本発明の実施の形態1のサイクルコンピュータシステムの利用環境図 本発明の実施の形態1のサイクルコンピュータシステムの構成図 本発明の実施の形態1の時間スロット割り当ての説明図 本発明の実施の形態1における計測装置の送信タイミングの説明図 本発明の実施の形態1における計測装置の受信タイミングの説明図 本発明の実施の形態2における計測装置の構成図 本発明の実施の形態2の時間スロット割り当ての説明図 本発明の実施の形態2における計測装置の送信タイミングの説明図 本発明の実施の形態2の時間スロット割り当ての説明図
符号の説明
100 サイクルコンピュータ
200 計測装置
300 センサ
110 本体無線通信手段
120 時間スロット決定手段
130 表示手段
140 本体制御手段
210 装置無線通信手段
220 時間スロット記憶手段
230 タイマ手段
240 インターフェイス手段
250 装置制御手段
260 装置タイミング遅延手段

Claims (5)

  1. 自転車に搭載される無線通信システムにおいて、各種センサに接続される複数の計測装置と、前記複数の計測装置と無線通信を行うサイクルコンピュータとから構成され、
    前記サイクルコンピュータは計測装置に接続されるセンサ種別に応じて、通信の優先度が高いセンサが接続される計測装置に対しては特定の計測装置のみが使用する専用時間スロットを割り当て、通信の優先度が低いセンサが接続される計測装置に対しては前記複数の計測装置で共用する共用時間スロットを割り当て、
    前記計測装置は前記サイクルコンピュータから割り当てられた前記専用時間スロットまたは前記共用時間スロットを用いて無線通信を行うことを特徴とするサイクルコンピュータシステム。
  2. サイクルコンピュータは、計測装置からの無線電文の送信には専用時間スロットを割り当て、受信には共用時間スロットを割り当てることを特徴とする請求項1に記載のサイクルコンピュータシステム。
  3. 専用時間スロットが割り当てられた計測装置が周期的な無線電文を送信するように構成され、時間スロットは前記無線電文を起点にした遅延信号により決められることを特徴とする請求項1または2に記載のサイクルコンピュータシステム。
  4. 計測装置が共用時間スロットで無線電文を送信する際は、無線電文を送信するタイミングを決定する送信タイミング遅延手段が決定する所定の時間を待った後に送信することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のサイクルコンピュータシステム。
  5. 計測装置は、無線電文の優先度に基づき所定の待ち時間を変更することを特徴とする請求項4に記載のサイクルコンピュータシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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