JP4787546B2 - タイヤ管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両に装着されたタイヤの内側に取り付けられ、タイヤ内圧を含むタイヤ状態量を測定するセンサモジュールと、車体側に取り付けられ、センサモジュールから送信された前記測定データを受信する受信モジュールとを具えたタイヤ管理システムの改良に関する。
運行中のタイヤの管理を行うため、タイヤの内圧や温度等のタイヤ状態量を測定するセンサモジュールをタイヤの内側に取り付けて、このセンサモジュールからの測定データを車体側の受信モジュールで受信し、受信したデータを、複数の車両を管理する車両運行管理センターに送信するよう構成されたタイヤ管理システムを車両に搭載することが提案されていて、この提案は、各車両のタイヤ管理システムのデータに基づき、もし車両が故障を起こす可能性があると判断される場合には、車両運行管理センターから運転者に必要な処置を指示することにより危険な状況を未然に防止することを目的とするものである。(例えば、特許文献1。)。
このようなタイヤ管理システムでは、各受信モジュールから、所定周期で、対応するセンサモジュールにデータ要求信号が送信され、センサモジュールは、データ要求信号を受信したタイミングにあわせて、タイヤ状態量の測定を行い、測定結果を受信モジュールに送信するよう構成されており、受信モジュールは、このようにして、センサモジュールよりの測定データを取得することができる。
特開平10−104103号公報
通常、センサモジュールには、その中に設けられたセンサ、CPU、送受信用トランスミッタ等の電子部品を駆動するための電源として電池が内蔵されている。また、センサモジュールは、振動やタイヤの変形等によって落下したり破壊したりしないよう、例えば、焼き付け等によりタイヤ内面に貼り付けて取り付けられ、多くの場合、電池は取り替えられない。したがって、電池の寿命がセンサモジュールの寿命を決定することになり、電池をできるだけ長く持たせることが重要となっていた。そして、センサモジュールが行う処理のうち最も電気を消費するのが、受信センサへのデータ送信処理であり、単位時間当たりの測定データ送信回数が多くなればなるほど、その分だけ電池の消耗は激しくなり、電池寿命は短くなってしまう。
したがって、センサモジュールへのデータ要求信号の送信周期をT1としたとき、T1は、このことを考慮して大きな値に設定されているが、しかしながら、この場合、送信の周期が長いため、タイヤ内圧の低下等の異常状態が突発的に発生したとき、異常発生が受信モジュールによって受信されるまで長時間が経過する場合も考えられ、異常状態に対して適正に対処できない場合があることがわかってきた。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、電池の寿命を犠牲にすることなく、異常状態が発生した場合、受信モジュールが、発生後遅滞なくその異常を受信することのできるタイヤ管理システムを提供することを目的とする。
<1>は、車両に装着されたタイヤの内側に取り付けられ、タイヤ状態量を測定しこの測定データを車体側に送信するセンサモジュールと、車体側に設けられ、所定の周期で、センサモジュールに、前記測定データを要求する信号を送信するとともに、センサモジュールから送信された測定データを受信する受信モジュールとを具えたタイヤ管理システムにおいて、
センサモジュールは、受信モジュールからの前記データ要求信号の送信周期より短い周期で、タイヤ状態量の測定を行い、この測定で得られたデータの少なくとも一つが予め定められた正常範囲を外れたか否かを判定する処理を行い、
前記データが正常範囲を外れたと判定した場合には、すぐ、測定データと、異常状態を表すデータとを、予め定められた異常データ送信専用チャンネルを用いて受信モジュールに送信するよう構成され、
受信モジュールが前記データ要求信号の送信に使用する要求信号用チャンネルの周波数帯域、および、センサモジュールが受信モジュールからのデータ要求信号の受信の検知に基づいて行う前記送信に使用する応答信号用チャンネルの周波数帯域は、前記異常データ送信専用チャンネルと重ならないよう設定されてなるタイヤ管理システムである。
<2>は、<1>において、前記応答信号用チャンネルの周波数帯域は、互いに周波数帯域が重ならないよう予め設定された複数のチャンネルのうちから選択された一つのチャンネルとし、
この応答信号用チャンネルの選択は、受信モジュールが送信する前記データ要求信号にてチャンネルを指定することにより行われるように構成されてなる請求項5に記載のタイヤ管理システムである。
<3>は、<1>もしくは<2>において、センサモジュールが用いる前記異常データ送信専用チャンネルは複数個準備され、センサモジュールはこれらのうちから選択された一つを用いて、前記正常範囲を外れた測定データを送信するよう構成されてなるタイヤ管理システムである。
<4>は、<1>〜<3>のいずれかにおいて、それぞれのセンサモジュールは、センサモジュール自身を識別するための自己識別符号を有し、センサモジュールが受信モジュールに送信するデータは、この自己識別符号を含むよう構成されてなるタイヤ管理システムである。
<1>によれば、センサモジュールは、受信モジュールからのデータ要求信号の送信周期よりも短い周期でタイヤ状態量を測定し、もし、測定結果が異常値であった場合には直ちに、測定データとデータが異常であることを表すデータとを受信モジュールに送信することに加えて、前記判定に基づく異常データの送信を、異常データ送信専用チャンネルを用いて行うので、受信モジュールは、データ要求に係る送受信のタイミング以外は、異常データ送信専用チャンネルを監視することにより、異常データが不意に送信されたものであっても、確実にこれを受信することができ、センサモジュールは、送信した異常データを遅滞なく受信モジュールに届けることが可能となる。しかも、センサモジュールは、タイヤ状態量が正常な状態においては、従来と同じ長い周期で受信モジュールに測定データを送信するだけであるので、電池の消耗を大きく増加させることはない。
<2>によれば、前記応答信号用チャンネルの周波数帯域は、互いに周波数帯域が重ならないよう予め設定された複数のチャンネルのうちから選択された一つのチャンネルとし、この応答信号用チャンネルの選択は、受信モジュールが送信する前記データ要求信号にてチャンネルを指定することにより行われるので、センサモジュールからのデータ送信は狭い帯域に限定されることに加え、受信モジュールは、センサモジュールが使用すべきチャンネルを事前に指定することにより、指定したチャンネルでセンサモジュールからの送信を待ち受けることができ、前記データ要求信号に基づく応答信号の送信についても、高い確率でセンサモジュールからのデータを受信することができる。
<3>によれば、センサモジュールが用いる異常データ送信専用チャンネルは複数個準備され、センサモジュールはこれらのうちの一つを用いて、前記判定に基づく異常データの送信を行うよう構成されているので、他の通信システムが用いる周波数帯域と重なることのないチャンネルを、複数の準備されたチャンネルの中から選択することにより、他の通信システムからの信号との混信を防止することができ、前記判定に基づく異常データの送受信をより確実に、より速やかに行うことができる。
<4>によれば、それぞれのセンサモジュールは、センサモジュール自身を識別するための自己識別符号を有し、センサモジュールが受信モジュールに送信するデータは、この自己識別符号を含むよう構成されているので、仮に他の通信システムからの信号と混信した場合でも、自己識別符号により所期した信号か否かを判別することができ、誤受信を防止することができる。
本発明の実施形態について図に基づいて説明する。図1は、センサモジュールをタイヤの取り付けた状態で示す断面図であり、図2は、タイヤ管理システムの構成を示す概略配置図である。センサモジュール3は、車両Vに装着されたそれぞれのタイヤTの内側に取り付けられる。
センサモジュール3は、図示の場合、タイヤTの内面に焼き付けて取り付けれ、走行中のタイヤが荷重下で変形してもタイヤから隔離したり壊れたりしないよう設けられている。また、センサモジュール3は、タイヤ内圧等を検知する検知手段、受信モジュール1との送受信を司るアンテナ3aやトランスミッタ、および、これらを制御する制御手段を具えて構成される。検知手段としては、タイヤ内圧の他にタイヤ温度を検知するものも含むことができる。なお、タイヤTの内側に取り付けられるセンサモジュール3は、図示の態様の他、これをホイールWに取り付けたり、タイヤTとホイールWとに囲まれたタイヤ内圧空間に別途の手段で保持したりすることも可能である。
タイヤ管理システム10は、車両Vに設けられ、それぞれのタイヤTの内側に取り付けられたセンサモジュール3と、これらのセンサモジュール3からのデータを受信する受信モジュール1と、受信モジュール1にセンサモジュール3からのデータ取得を指令する中央制御モジュール5とを具え、それぞれの受信モジュール1は、対応するセンサモジュール3との送受信を行うためのトランスミッタおよびアンテナ1aを有する。
本発明は、上記のような構成のタイヤ管理システム10において、タイヤ状態量に異常が発生した場合、受信モジュール1が、できるだけ速やかに、異常状態を受信できるよう考案されたものであり、大別すると、二つの必須構成要件からなっている。第1の構成要件は、センサモジュール3が、タイヤ状態量の異常発生後、速やかにこれを検知し、検知結果を受信モジュールに送信することであり、第2の構成要件は、センサモジュールから送信された異常データを含む信号を、速やかに受信するようにすることである。まず、第1の構成要件について、以下に具体例を説明する。
図3は、センサモジュール3の処理を示すフローチャートである。ステップs1において、センサモジュール3は、第2の周期T2の時間間隔で、タイヤの内圧等のタイヤ状態量を測定する測定処理を行う(ステップs1)。次いで、ステップs2で、測定データが正常範囲内(正常状態)か、否(異常状態)かの判定を行い、もし、これが正常状態であれば、異常フラグを0とし(ステップs3)、n1カウンタをクリアし(ステップs4)、受信モジュールからのデータ送信要求信号の有無をチェックする動作にはいる(ステップs9)。
ここで、異常フラグは直近の測定データが正常状態であったか異常状態であったかを示すものであり、本実施形態においては、これが1の場合は異常状態、0の場合は正常状態を表わすものとする。また、n1カウンタは、異常状態の測定結果の連続回数を表わすカウンタであり、測定データが正常状態の場合には、その連続性は途切れるから、ステップs4の処理で、システム起動時に0に初期化され(ステップs0)た後、異常状態の測定結果が連続することにより1以上となっていた場合これをクリアするのである。
また、ステップs9に示した、受信モジュール1からのデータ送信要求信号の有無をチェックする動作を、例えば、所定の周期でスリープ、ウエイクアップを繰り返しウエイクアップした時だけ、データ送信要求をチェックするように構成することもでき、この場合、スリープする時間だけ電池の消耗を抑えることができる。
ステップs2において、測定データが異常状態であった場合には、異常フラグを1にセットし(ステップs5)、異常状態の連続測定回数(n1+1)がN1以下であるか否かを判定し(ステップ6、7)、連続測定回数(n1+1)がN1以下であれば、異常フラッグデータと測定データとを受信モジュールに送信する送信処理を行う(ステップs8)。この送信処理の処理回数は、N2回、第3の周期T3で行われる。図中、n2は、この送信処理の回数を数えるためのカウンタのカウンタ値を表わす。
そして、N2回の送信処理完了後、受信モジュール1からのデータ送信要求信号の有無をチェックする動作にはいる(ステップs9)。
ステップs9で、センサモジュール3は、受信モジュール1からのデータ送信要求信号を検知した場合、直近の測定データと異常フラグデータとを受信モジュール1に送信する送信処理を一回だけ行う(ステップs10)。なお、第2の周期T2を有する測定処理(ステップs2)は、受信モジュール1からのデータ要求に基づいて実施される送信処理とは無関係な独立したタイミングで行われる。
次に、センサモジュール3の測定処理および送信処理、ならびに、受信モジュール1のデータ要求信号の送信処理についてそのタイミング例を説明する。図4は、タイヤ状態量が正常から異常に変化した場合の、センサモジュールおよび受信モジュールの信号出力の例を示すタイミングチャート、図5は、図4における、信号Dを拡大して示すチャート、図6は、図4における、信号Cを拡大して示すチャート、図7は、タイヤ状態量が正常から異常状態をわずか経過したあと正常に復帰した場合の、センサモジュールおよび受信モジュールの信号出力の例を示すタイミングチャートである。
図4(a)は、横軸に時間に取って、センサモジュール3の測定処理のタイミングをパルスで示したタイミングチャートであり、それぞれの測定処理における測定データの値をパルスの高さで表わした。図中、Pは、測定対象とするタイヤ状態量の限界値であり、例えば、測定するタイヤ状態量をタイヤ内圧とした場合には、Pはタイヤ内圧として許容される下限値であり、P未満の内圧は異常状態である。この図4(a)に示した例の場合、「S」の符号を付けた測定処理以降に取得された測定データは、連続して異常であることを表わしている。なお、この正常範囲の限界値はROMに格納されており、容易に書き換えができないようになっている。
ここで、測定処理は予め定められた第2の周期T2で行われる。
図4(b)は、受信モジュール1がセンサモジュール3に対して、測定データの送信を要求するデータ要求信号の送信タイミングを示すタイミングチャートであり、その送信周期は、センサモジュール3の測定処理のタイミングとは独立した第1の周期T1として定めることができ、データ要求信号送信処理Dは、周期T1の時間間隔で繰り返し行われる。
ここで、周期T2は、周期T1より小さくなるよう設定されており、このことにより、タイヤ状態量が正常な状態においては、データ送信周期より短い周期で測定が行うことができ、電池の寿命を犠牲にすることなく、突発的な異常状態発生に対処することができる。
図4(c)は、センサモジュール3が送信処理を行うタイミングを示すタイミングチャートであり、センサモジュール3は、受信モジュール1からのデータ要求信号受信した時、異常フラグデータと測定データを送信する送信処理Aを一回だけ行うが、周期T2で行われる測定処理の結果、測定データが正常範囲外のものであった場合には、送信処理Aの他に、送信処理Cを行う。この送信処理Cは、予め定められた回数N1だけ実施し、その後は、前記測定処理において取得した測定データが異常であっても、異常状態が続く限りこの送信処理は行わない。
一方、N1回の送信処理Cが終了したのちも、受信モジュール1からは周期T1でデータ要求信号がセンサモジュール3に対して送信されるので、センサモジュール3はそれに応答するべく測定データと異常フラグデータとを送信する送信処理Bを行う。ここで、送信処理Bを送信処理Aと区別したのは、送信処理Aにおいては送信される異常フラグの値が0であるのに対して、送信処理Bにおいては異常フラグの値が1でありからであり、送信処理Aと送信処理Bとは、この点だけが異なる。
受信モジュール1が送信するデータ要求信号Dは、図5に示すように、所定の周期送信される単一のデータ要求信号Eがm1(m2)個集まったものであり、受信モジュール1は、送信したデータ要求信号Eに対して、所定の時間内にセンサモジュール3からデータ送信がない場合には、再びデータ要求信号Eを送信し、センサモジュール3からのデータ送信を待つ。このようにして、データ要求信号Eの送信動作は、センサモジュール3からのデータ送信が確認されるまで継続される。したがって、データ要求信号Eの個数m1(m2)はセンサモジュールからのデータ送信の有無によって変化する。
一方、センサモジュール3が、測定処理の結果取得した測定データが正常範囲外のものであった場合に行われる送信処理Cは、図6に示すように、第3の周囲T3で繰り返される単一の送信処理Fが所定の回数N2回集まったものであり、この回数が多いほど受信モジュールによる受信の確率は増加するが、その分電池消耗も増加するので、このことを考慮して、システムとして最適な値を設定するのが好ましい。
図4は、タイヤ状態量が正常な状態のあと長く異常状態が続いた場合の信号タイミングを示したものであるが、異常状態は短期間で、すく正常状態に復帰した場合には、図7に示すように、異常となる測定データの連続回数が所定の回数N1より少ないものであっても、第2の周期T2での送信処理Cを中止する。そして、タイヤ状態量が再び異常状態となるまで第2の周期T2での送信処理Cは行わない。これは、電池の消耗を抑えるためであり、N1としては(T1/T2)以下に設定するのが好ましく、これは、これ以上にN1を増やしても、電池の消耗が増加するのに見合うだけの効果を期待できないからである。
なお、図7(a)〜(c)はそれぞれ、送信タイミングが、図4(a)〜(c)に示したものとは別の例を示す図であり、図7(a)は、横軸に時間に取って、センサモジュール3の測定処理のタイミングをパルスで表わし、パルスの高さを測定データの値に比例させたタイミングチャート、図7(b)は、受信モジュール1がセンサモジュール3に対して、測定データの送信を要求するデータ要求信号の送信タイミングを示すタイミングチャート、そして、図7(c)は、センサモジュール3が送信処理を行うタイミングを示すタイミングチャートである。
ここで、T1、T2、T3の好適例として、T1を10分〜1時間、T2をT1の1/2〜1/20、T3を10〜100msとするものをあげることができる。
以上、本発明を構成する第1の要件について具体例を説明したが、次に、本発明の第2の構成要件、すなわち、センサモジュール3から送信されたデータを、受信モジュール1が、確実かつ迅速に受信することができるための構成について説明する。図8は、受信モジュール1およびセンサモジュール3が、それぞれデータの送信に使用する周波数帯域を示す概念図であり、横軸は周波数を示す。
受信モジュール1およびセンサモジュール3が、それらの送信に使用する周波数帯域は、図示の所定周波数領域ΔFを、互いに重ならないよう分割した複数のチャンネルを予め定め、それらのチャンネルを、使用目的、状況に応じて割り振ることによって決められる。
図示の例においては、RMで示した合計53個のチャンネルは、受信モジュール1からセンサモジュール3へのデータ要求信号送信用に、SMで示した合計14個のチャンネルは、センサモジュール3から受信モジュール1への測定データ送信用に割り当てられる。
そして、14個の測定データ送信用チャンネルのうち一つのチャンネルABが、センサモジュール3の判定処理に基づく送信処理C(図3参照)のための異常データ送信専用チャンネルとして指定されていて、送信処理Cに対しては、必ず、異常データ送信専用チャンネルABを用いて送信されるよう構成されている。
センサモジュール3からの送信が、受信モジュール1のデータ要求信号に基づく送信処理AもしくはB(図3参照)である場合には、残りの13個のチャンネルから選ばれたいずれか一つのチャンネルを応答信号用チャンネルF1として、この応答信号用チャンネルF1を用いて測定データが受信モジュールに送信されるが、どのチャンネルを応答信号用チャンネルF1とするかは例えば乱数表を用いてランダムに選択され、選択されたチャンネルF1の番号もしくは識別符号は、受信モジュールが送信するデータ要求信号の一部としてセンサモジュール3に送信され、この信号を受けたセンサモジュール3は、正常状態に対応する送信処理Aであっても、異常状態に対応する送信処理Bであっても、そこに指定されているチャンネル番号のチャンネルF1を用いてデータを送信する。
図9は、データ構造を示す図であり、図9(a)は、受信モジュールが送信するデータ要求信号を示し、このデータ要求信号は、データ送信要求を表わす指令CMD、データ送信を要求する相手となるセンサモジュール3の自己識別符号IDのほか、上述した通り、センサモジュール3がデータ送信に使用すべきチャンネルを表わす符号fよりなっており、一方、図9(b)は、センサモジュール3が送信する信号の構造を示し、この信号は、測定データDATA、異常フラグFLAG(0もしくは1)、および、送信するセンサモジュール3のIDよりなっている。
ここで、受信モジュール1は、データ要求信号を送信した直後は、指定したチャンネルF1の監視を行うが、それ以外の時間は、異常データ送信専用チャンネルABを監視し、異常データを受信するための待機状態とすることができるので、異常データがセンサモジュールから送信されたとき速やかにこれを受信することができる。
なお、異常データ送信専用チャンネルABはSMで示した14のチャンネルの中から、他の通信システムとの混信がないようなチャンネルとして選択されたものであり、周囲の通信システムの状況によって、選択するチャンネルを変更することができ、このことにより、より効率的に混信を防止することができる。
ここで、それぞれのチャンネル同士の間隔は、互いに干渉がないように設定する必要があり、この間隔は、200kHz以上とするのが好ましく、これを500kHz以上とするとさらに好ましい。
次に、本発明のタイヤ管理システムの変形例について説明する。上述の実施形態では、図2に示すように、受信モジュール1とそのアンテナ1aとをセンサモジュール3のあるタイヤ近傍に配置したが、アンテナ1aのみをタイヤTの近傍に配置したが、図10に、変形例のタイヤ管理システム10Aの構成を概略配置図で示すように、受信モジュール6を中央制御モジュール5A内に設けてもよく、タイヤ管理システム10Aは、図10に示すように、中央制御モジュール5Aの内部に1つ以上の受信モジュール6を配置し、さらに受信モジュール6と複数のアンテナ1aとの間にアンテナ切換手段7を配置し、アンテナ切換手段7を切り換えて受信モジュール6に接続するアンテナ1aを選択することにより、これらのアンテナ1aに共通な一つ以上(図示の場合は一つ)の受信モジュール6で全てのアンテナ1aからの信号を処理するように構成されている。アンテナ切替手段7は、ワイヤリング用のリレー、あるいは、半導体スイッチ等で構成することができるが、各アンテナ1aに常時接続したポートを受信モジュール6にハードウエアとして設け、各ポートの開放、閉止をソフトウェアで行うもので構成してもよい。受信モジュールをタイヤ近傍に配置すると、タイヤの近傍が、車両の走行に際して岩石等が頻繁に飛来する場所であるため、受信モジュールが壊れやすい。アンテナのみをタイヤ近傍に配置し、受信モジュールを岩石等が飛来しない中央制御モジュールと一体構造にすれば、受信モジュールとセンサモジュールの通信効率を犠牲にすることなく、岩石等の飛来により損傷を受ける可能性のある部品をアンテナだけに限定して、被害を最小に抑制することができる。さらに、受信モジュールと中央制御モジュールとを一体構造とすることによって、構造を簡略化することができる。
この発明は、建設車両用タイヤ管理システムだけでなく、乗用車用を含めたすべての種類のタイヤ状態情報をリアルタイムで測定するタイヤを管理するシステムに用いることができる。
センサモジュールをタイヤに取り付けた状態で示す断面図である。 タイヤ管理システムの構成を示す概略配置図である。 センサモジュールの処理を示すフローチャートである。 タイヤ状態量が正常から異常に変化した場合の、センサモジュールおよび受信モジュールの信号出力の例を示すタイミングチャートである。 図4における、信号Dを拡大して示すチャートである。 図4における、信号Cを拡大して示すチャートである。 タイヤ状態量が正常から異常状態をわずか経過したあと正常に復帰した場合の、センサモジュールおよび受信モジュールの信号出力の例を示すタイミングチャートである。 受信モジュールおよびセンサモジュールが、それぞれデータの送信に使用する周波数帯域を示す概念図である。 受信モジュールおよびセンサモジュールのそれぞれによって送信されるデータの構造を示す概念図である。 変形例のタイヤ管理システムの構成を示す概略配置図である。
符号の説明
1 受信モジュール
1a 受信モジュールのアンテナ
3 センサモジュール
3a センサモジュールのアンテナ
5、5A 中央制御モジュール
6 受信モジュール
7 アンテナ切り替え手段
10、10A タイヤ管理システム
T タイヤ
W ホイール

Claims (4)

  1. 車両に装着されたタイヤの内側に取り付けられ、タイヤ状態量を測定しこの測定データを車体側に送信するセンサモジュールと、車体側に設けられ、所定の周期で、センサモジュールに、前記測定データを要求する信号を送信するとともに、センサモジュールから送信された測定データを受信する受信モジュールとを具えたタイヤ管理システムにおいて、
    センサモジュールは、受信モジュールからの前記データ要求信号の送信周期より短い周期で、タイヤ状態量の測定を行い、この測定で得られたデータの少なくとも一つが予め定められた正常範囲を外れたか否かを判定する処理を行い、
    前記データが正常範囲を外れたと判定した場合には、すぐ、測定データと、異常状態を表すデータとを、予め定められた異常データ送信専用チャンネルを用いて受信モジュールに送信するよう構成され、
    受信モジュールが前記データ要求信号の送信に使用する要求信号用チャンネルの周波数帯域、および、センサモジュールが受信モジュールからのデータ要求信号の受信の検知に基づいて行う前記送信に使用する応答信号用チャンネルの周波数帯域は、前記異常データ送信専用チャンネルと重ならないよう設定されてなるタイヤ管理システム。
  2. 前記応答信号用チャンネルの周波数帯域は、互いに周波数帯域が重ならないよう予め設定された複数のチャンネルのうちから選択された一つのチャンネルとし、
    この応答信号用チャンネルの選択は、受信モジュールが送信する前記データ要求信号にてチャンネルを指定することにより行われるように構成されてなる請求項1に記載のタイヤ管理システム。
  3. センサモジュールが用いる前記異常データ送信専用チャンネルは複数個準備され、センサモジュールはこれらのうちから選択された一つを用いて、前記正常範囲を外れた測定データを送信するよう構成されてなる請求項1もしくは2に記載のタイヤ管理システム。
  4. それぞれのセンサモジュールは、センサモジュール自身を識別するための自己識別符号を有し、センサモジュールが受信モジュールに送信するデータは、この自己識別符号を含むよう構成されてなる請求項1〜3のいずれかに記載のタイヤ管理システム。

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