JP2010094627A - 排気ガス浄化用触媒 - Google Patents

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Abstract

【課題】酸化触媒3のライトオフ性能を改善する。
【解決手段】ディーゼルエンジン1から排出される排気ガス中のHC及びCOを浄化する排気ガス浄化用触媒3であって、担体上に、Ptを担持したアルミナ粒子と、酸素吸蔵放出能を有するCe含有酸化物粒子と、ゼオライト粒子とを含有する触媒層を備え、上記Ce含有酸化物粒子は、CeとPrとPtとが酸化物粒子を形成するように複合されてなり、且つCe酸化物及びPr酸化物各々の少なくとも一部が互いに固溶し、Ptは当該酸化物粒子に固溶しているとともに、その一部が上記酸化物粒子表面に分散して露出しているPtドープCePr系複合酸化物粒子である。
【選択図】図1

Description

本発明は、希薄燃焼式エンジンに用いられる排気ガス浄化用触媒に関する。
希薄燃焼式エンジン(ディーゼルエンジンや希薄燃焼式ガソリンエンジン)の排気通路には、排気ガス中のHC(炭化水素)及びCOを酸化浄化するための酸化触媒が配置される。また、ディーゼルエンジンにあっては、排気ガス中のパティキュレート(パティキュレートマター;炭素粒子を含む浮遊粒子状物質)を捕集するフィルタが排気通路に配置されるが、上記酸化触媒は、フィルタに堆積したパティキュレートを燃焼させて該フィルタの目詰まりを防止することにも利用されている。すなわち、フィルタのパティキュレート堆積量が多くなってきたときに、圧縮行程上死点付近での燃料のメイン噴射後、膨張行程ないし排気行程において燃料を噴射するポスト噴射が実行される。これにより、酸化触媒に燃料を供給し、該酸化触媒での燃料の酸化反応熱によってフィルタに流入する排気ガスの温度を上昇させ、それによって、フィルタ温度を上昇させ、該フィルタに堆積しているパティキュレートを燃焼除去するというものである。
このような酸化触媒は、例えば、酸素吸蔵放出能を有するCe含有酸化物粒子と、ゼオライト粒子と、アルミナ粒子とを含有し、これら粒子の少なくとも1種に触媒金属を担持させた構成とされる(特許文献1参照)。また、触媒金属がCe含有酸化物粒子に担持されていると、酸素の出入りが活発になって活性酸素の放出量が増え、酸化触媒機能が高くなることは知られている。ゼオライト粒子は、温度が低い時に排気ガス中のHCを吸着し、温度が上昇するとそのHCを脱離する性質を有し、この脱離するHCが上記触媒金属によって酸化浄化されることになる。
また、排気ガス浄化用触媒とは関係がないが、特許文献2には、空気から酸素を分離するための組成物として、V、Mn、Cu、Mo、W、Pt、Tl、Pb及びBiよりなる群から選択される少なくとも1種の表面ドープ剤を少量含有するCePr複合酸化物を開示する。但し、実施例として開示されている表面ドープ剤はAgであり、他のPt等の金属を表面ドープ剤とする具体例については開示がない。また、当文献には、当該CePr複合酸化物の酸素吸蔵放出性能についての開示もなく、また、そのCePr複合酸化物を排気ガス浄化に利用することについての開示もない。
特開2008−178767号公報 特開昭50−73893号公報
上記Ce含有酸化物粒子は、酸素過剰雰囲気(排気ガスの空燃比がリーンであるとき)では酸素を吸蔵し、雰囲気の酸素濃度が下がったとき(理論空燃比近傍あるいは理論空燃比よりもリッチになったとき)に吸蔵していた酸素を活性酸素として放出するが、本発明者は、酸素過剰雰囲気であっても、Ce含有酸化物粒子はCeイオンの価数変化によって排気ガス中の酸素を取り込み、粒子内の酸素を活性酸素として放出する酸素交換反応を起こす性質があることを確認している。
ところで、一般にPt等の触媒金属は200℃前後の温度から活性を呈し始めることから、Ce含有酸化物粒子としては、当該温度付近から高温側において活発な酸素吸蔵放出ないしは酸素交換反応を生ずるものであることが好ましい。しかし、従来より酸素吸蔵材として利用されているセリアやCeZr系複合酸化物は、200℃以上の温度での活性酸素の放出量は必ずしも多くなく、酸化触媒の触媒性能の向上にも限界があった。
そこで、本発明は、酸化触媒の触媒性能の向上を図ること、特にそのライトオフ性能を改善することを課題とする。
また、本発明の別の課題は、パティキュレートフィルタに流入する排気ガス温度を効率良く高めることができる酸化触媒を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために、Ptを固溶したCePr系複合酸化物を酸化触媒に利用した。以下、具体的に説明する。
本発明は、希薄燃焼式エンジンから排出される排気ガス中の少なくともHC及びCOを浄化する排気ガス浄化用触媒であって、
担体上に、Ptを担持したアルミナ粒子と、酸素吸蔵放出能を有するCe含有酸化物粒子と、ゼオライト粒子とを含有する触媒層を備え、
上記Ce含有酸化物粒子は、CeとPrとPtとが酸化物粒子を形成するように複合されてなり、且つCe酸化物及びPr酸化物各々の少なくとも一部が互いに固溶し、Ptは当該酸化物粒子に固溶しているとともに、その一部が上記酸化物粒子表面に分散して露出しているPtドープCePr系複合酸化物粒子であることを特徴とする。
すなわち、上記PtドープCePr系複合酸化物粒子は、上述の酸素過剰雰囲気では酸素を吸蔵し、雰囲気の酸素濃度が下がったときに吸蔵していた酸素を放出する酸素吸蔵放出能を有するとともに、Ceイオン及びPrイオン各々の価数変化によって排気ガス中の酸素を取り込んで該粒子内の酸素を放出する酸素交換反応を起こす性質がある。そして、このCePr系複合酸化物粒子に固溶しているPtは上記酸素吸蔵放出及び酸素交換反応を促進する働きがある。
従って、本発明によれば、上記PtドープCePr系複合酸化物粒子の活発な酸素吸蔵放出性能及び酸素交換反応によって多量の活性酸素を生成することから、排気ガス中のHC及びCO、並びにゼオライト粒子から脱離するHCの酸化浄化が効率良く進むことになる。この場合、それらHCやCOは、上記CePr系複合酸化物粒子に固溶してその粒子表面に露出しているPtや、上記アルミナに担持されているPtによって、酸化浄化されることになる。そして、その酸化浄化に上記活性酸素が働くことから、排気ガス温度が200℃前後の比較的低い状態でもHCやCOの酸化が進み、また、それよりも温度が高くなっても、活性酸素が比較的多量に生成することから、高い浄化性能が得られる。
しかも、上記PtドープCePr系複合酸化物粒子は、Ce酸化物とPr酸化物各々の少なくとも一部が互いに固溶していることから、耐熱性が高く、また、そのPtは当該複合酸化物粒子に固溶しているから、高温の排気ガスに晒されたときの凝集・シンタリングを生じ難く、良好な酸素吸蔵放出性能ないしは酸素交換反応性が長期間にわたって維持される。さらに、上記Ptの固溶により、上記CePr系複合酸化物粒子自体のシンタリングが抑制され、そのため、高温の排気ガスに晒されても、広い細孔容積が確保され、良好なガス拡散性が維持される。
上記PtドープCePr系複合酸化物粒子は、Ce/Prモル比が1/99以上99/1以下であることが好ましく、さらに好ましいのは、Ce/Prモル比を5/95以上70/30以下とすることである。
上記PtドープCePr系複合酸化物粒子の表面から2nm深さまでの表層領域におけるPt濃度が、該複合酸化物粒子全体での該Ptの平均濃度の2.5倍以下であることが好ましい。この表面Pt濃度比は2.0倍未満であることがより好ましく、更に1.8倍以下が好ましく、更に好ましいのは1.5倍以下である。
すなわち、従来の複合酸化物粒子は、触媒金属の多くが粒子表面に酸化物となって担持されており、そのため粒子表面の触媒金属濃度が高い。この酸化物として担持されている触媒金属は、酸素過剰雰囲気では、酸素を介してCe等に結合しているが、雰囲気の酸素濃度が低下すると、その結合が切れて凝集・シンタリングし易いと考えられている。従って、そのような複合酸化物粒子では、高温の排気ガスに晒されると、粒子表面の触媒金属のシンタリングにより、酸素吸蔵放出性能ないしは酸素交換反応性が大きく低下する。
これに対して、粒子表層のPt濃度が上述の如く粒子全体の平均濃度の2.5倍以下に抑えられている、ということは、粒子表面に酸化物として担持されているPt量が少ないこと、つまり、Ptの多くは上記CePr系複合酸化物粒子に固溶していることを意味する。従って、当該複合酸化物粒子が高温の排気ガスに晒されても、Ptの凝集・シンタリングを生じ難く、凝集・シンタリングするとしても、そのシンタリングの程度は低い。つまり、粒子表面のPtがシンタリングしても、酸素吸蔵放出性能や酸素交換反応性の大きな低下、ないしは活性点の大きな減少は生じない。
上記排気ガス浄化用触媒は、ディーゼルエンジンのパティキュレートフィルタよりも排気ガス流れの上流側の排気通路に配設することができる。これにより、当該フィルタに堆積したパティキュレートの燃焼除去、フィルタの目詰まり防止が図れる。すなわち、上記PtドープCePr系複合酸化物粒子は、上述の如く、200℃以上の高温側においても活性酸素を活発に放出することから、ポスト噴射によって排気通路に供給される未燃燃料やゼオライト粒子から脱離するHCを効率良く酸化浄化して、フィルタに流入する排気ガス温度を高めることができる。これにより、フィルタをパティキュレートが燃焼する温度に速やかに高めることができ、また、燃費の改善の面でも有利になる。
以上のように本発明に係る排気ガス浄化用触媒によれば、担体上に、Ptを担持したアルミナ粒子とCe含有酸化物粒子とゼオライト粒子とを含有する触媒層を備え、そのCe含有酸化物粒子として、PtドープCePr系複合酸化物粒子を採用したから、該PtドープCePr系複合酸化物粒子の活発な酸素吸蔵放出性能及び酸素交換反応によって得られる活性酸素により、排気ガス中のHC及びCO、並びにゼオライト粒子から脱離するHCの酸化浄化が効率良く進めることができ、触媒のライトオフ性能の向上、HC及びCOの浄化率の向上に有利になり、しかも、高い耐熱性が得られる。
また、当該排気ガス浄化用触媒をディーゼルエンジンのパティキュレートフィルタよりも排気ガス流れの上流側の排気通路に配設すると、ポスト噴射によって排気通路に供給される未燃燃料やゼオライト粒子から脱離するHCを効率良く酸化浄化することができ、上記フィルタの温度を速やかに高めてパティキュレートを燃焼除去することができ、燃費の改善にも有利になる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は本発明に係る排気ガス浄化用触媒をディーゼルエンジンに利用する例を示す。同図において、1はエンジン、2はその排気通路であり、この排気通路2に排気ガス浄化用触媒3とDPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)4とが、前者を排気ガス流れの上流側に、後者をその下流側に配置して設けられている。
排気ガス浄化用触媒3は、ハニカム担体のセル壁5に、PtドープCePr系複合酸化物粒子、Pt担持活性アルミナ粒子及びβ−ゼオライト粒子を含有する触媒層6を形成してなる。ハニカム担体はコージェライト等の耐熱性無機材料によって形成することができる。DPF4は、排気ガス中のパティキュレートを捕集するフィルタ本体の排気ガス通路壁面に酸化触媒を担持させたものである。フィルタ本体としては、例えばコージェライト、SiC等の無機多孔質材料によって形成したウォールスルータイプのハニカム構造体とすることができる。
このような構成においては、排気ガス中のHCやCOを排気ガス浄化用触媒3によって酸化浄化することができるとともに、排気ガス温度が低いときは、排気ガス中のHCをゼオライト粒子によって吸着し、それが大気中に排出されることを抑制することができる。また、DPF4を再生(堆積パティキュレートの燃焼除去)すべく、ポスト噴射を実行したときは、そのポスト噴射による未燃燃料を排気ガス浄化用触媒3によって酸化し、それに伴って発生する酸化反応熱でDPF4に流入する排気ガス温度を上昇させ、該DPF4の温度をパティキュレートが燃焼する温度まで速やかに上昇させることができる。
本発明の重要な特徴は上記排気ガス浄化用触媒3の触媒層6が、PtドープCePr系複合酸化物粒子を含有することにある。以下、この点を中心に当該触媒の特徴を説明する。
<PtドープCePr系複合酸化物粒子のTEM写真>
図3は本発明に係るPtドープCePr系複合酸化物粒子の、大気雰囲気において1000℃の温度に24時間加熱した後のTEM(透過型電子顕微鏡)写真である。この複合酸化物粒子は、触媒金属としてのPtが結晶格子又は原子間に配置されるように固溶したCePr系複合酸化物粒子であり、Ptを除く組成式は、Ce0.9Pr0.1である。また、該複合酸化物粒子のPtドープ量、すなわち、粒子全体のPt濃度(平均濃度)は0.5質量%である。同TEM写真の矢符は当該複合酸化物粒子の表面に分散して露出しているPt粒子を指しており、該Pt粒子の直径は3nm以下である。Ptドープ量は0.1質量%以上2.0質量%以下とすることが好ましい。
<PtドープCePr系複合酸化物粉末の製法>
Ceイオン、Prイオン、及びPtのヒドロキソ錯体を含む酸性溶液を調製する。Ce源としては硝酸セリウム(III)六水和物を、Pr源としては硝酸プラセオジム(III)六水和物を、Pt源(ヒドロキソ錯体)としてはヘキサヒドロキソ白金(IV)酸エタノールアミン溶液又はヘキサヒドロキソ白金(IV)酸硝酸溶液を、それぞれ採用することができる。これらCe源、Pr源及びPt源各々の所定量と水とを混合して原料溶液(酸性)とする。図4はヘキサヒドロキソ白金(IV)錯イオンの構造を示す。
上記原料溶液に塩基性溶液を添加混合して、当該複合酸化物粒子の前駆体であるCe、Pr及びPtの複合水酸化物の沈殿粒子を生成する。この場合、原料溶液を室温で約1時間攪拌した後、これに塩基性溶液として例えば濃度7%程度のアンモニア水を添加すればよい。苛性ソーダ水溶液など他の塩基性溶液を採用することもできる。
上記の粒子前駆体沈殿物を含む溶液を遠心分離器にかけて上澄み液を除去する。この上澄み液を除去した沈殿脱水物にさらにイオン交換水を加えて攪拌し再び遠心分離器にかける(脱水する)、という水洗・脱水操作を必要回数繰り返す。当該水洗・脱水操作により、余剰塩基性溶液が除去される。
上記沈殿脱水物を乾燥させた後、焼成し、粉砕する。乾燥は、例えば大気雰囲気において100℃〜250℃程度の温度に所定時間保持することによって行なうことができる。また、焼成は、例えば大気雰囲気において400℃〜600℃程度の温度に数時間保持することによって行なうことができる。
これにより、CeとPrとPtとが酸化物粒子を形成するように複合されてなり、Ce酸化物及びPr酸化物各々の少なくとも一部が互いに固溶し、Ptは上記酸化物粒子に固溶し、その一部が上記酸化物粒子表面に分散して露出しているPtドープCePr系複合酸化物粒子が得られる。
<各種複合酸化物粒子表層のPt濃度>
以下に述べる各種の複合酸化物粉末を調製し、各々の表層領域のPt濃度が粒子全体のPtの平均濃度の何倍になっているかを調べた。
−EthanolPtドープ例1−
Pt源としてヘキサヒドロキソ白金(IV)酸エタノールアミン溶液を使用し、上述のPtドープCePr系複合酸化物粉末の製法に従って、本例に係る複合酸化物粉末を調製した。Ce/Prモル比は9/1とした。Pt源の仕込み量は粒子全体のPt濃度が0.5質量%となるように調整した。得られた複合酸化物粉末を図面又は表においては「EthanolPtドープ Ce/Pr=9/1」又は「EthanolPtドープ Ce0.9Pr0.1」と記する。
−EthanolPtドープ例2−
Ce/Prモル比を1/9とする他はEthanolPtドープ例1と同じ条件及び方法で本例に係る複合酸化物粉末を調製した。得られた複合酸化物粉末を図面又は表においては「EthanolPtドープ Ce/Pr=1/9」又は「EthanolPtドープ Ce0.1Pr0.9」と記する。
−Pt−Pドープ例1−
Pt源として図5に示すジニトロジアミン白金(II)の硝酸溶液(通称;白金Pソルト)を使用し、他はEthanolPtドープ例1と同じ条件及び方法で本例に係る複合酸化物粉末を調製した。ジニトロジアミン白金(II)の硝酸溶液Pt源とする場合、アンモニア等の塩基性溶液を添加しても、Pt水酸化物として共沈するのは約80%であるので、本例の場合のPt源の仕込み量を目標値の1.25倍にすることで、粒子全体のPt濃度が0.5質量%となるように調整した。得られた複合酸化物粉末を図面又は表においては「Pt−Pドープ Ce/Pr=9/1」又は「Pt−Pドープ Ce0.9Pr0.1」と記する。
−Pt−Pドープ例2−
Ce/Prモル比を1/9とする他はPt−Pドープ例1と同じ条件及び方法で本例に係る複合酸化物粉末を調製した。得られた複合酸化物粉末を図面又は表においては「Pt−Pドープ Ce/Pr=1/9」又は「Pt−Pドープ Ce0.1Pr0.9」と記する。
−Pt−P乾固例1−
Ce/Prモル比=9/1のCePr複合酸化物粉末とジニトロジアミン白金(II)硝酸溶液とを混合し、蒸発乾固することにより、本例に係る複合酸化物粉末を調製した。Pt担持量は当該複合酸化物粉末の0.5質量%となるようにした。得られた複合酸化物粉末を図面又は表においては「Pt−P乾固 Ce/Pr=9/1」又は「Pt−P乾固 Ce0.9Pr0.1」と記する。
−Pt濃度測定−
上記各例の複合酸化物粒子の表層領域(表面から2nm深さまでの領域)のPt濃度をXPS(X線光電子分光)分析によって測定し、表面Pt濃度比(表層領域のPt濃度/粒子全体のPt濃度)を求めた(ここで、表面からの特性X線の侵入深さはその特性X線の強度に依存することが知られており、今回は1000eVの強度のX線を用いていることから、上記「2nm」を特定した。)。結果を図6に示す。
各複合酸化物粒子の表面Pt濃度比をみると、EthanolPtドープ例1,2及びPt−Pドープ例1,2は2.5倍以下であるが、Pt−P乾固例1は当該濃度比が2.5倍よりも大きくなっている。すなわち、EthanolPtドープ及びPt−Pドープでは、複合酸化物粒子表面に酸化物となって担持されているPt量が少なく、Ptの多くは該複合酸化物粒子に固溶している、ということができる。表面Pt濃度比は2.0倍未満が好ましく、更に1.8倍以下が好ましく、更に好ましいのは1.5倍以下である。また、表面Pt濃度比は1倍よりも大きいことが好ましい。これは、当該複合酸化物粒子の表面に露出している触媒金属を、酸素を吸蔵放出するための仲介物として存在させる、並びに排気ガス浄化に寄与せしめる、という目的のためである。
<各種複合酸化物粒子の細孔容積、細孔径、結晶子径、比表面積>
上記各例の各複合酸化物粉末に加えて、さらに次の各複合酸化物粉末を調製し、各々の細孔容積等を調べた。
−EthanolPtドープ例3−
Ce/Prモル比を7/3とする他はEthanolPtドープ例1と同じ条件及び方法で本例に係る複合酸化物粉末を調製した。得られた複合酸化物粉末を図面又は表においては「EthanolPtドープ Ce/Pr=7/3」又は「EthanolPtドープ Ce0.7Pr0.3」と記する。
−EthanolPtドープ例4−
Ce/Prモル比を5/5とする他はEthanolPtドープ例1と同じ条件及び方法で本例に係る複合酸化物粉末を調製した。得られた複合酸化物粉末を図面又は表においては「EthanolPtドープ Ce/Pr=5/5」又は「EthanolPtドープ Ce0.5Pr0.5」と記する。
−Pt−Pドープ例3−
Ce/Prモル比を5/5とする他はPt−Pドープ例1と同じ条件及び方法で本例に係る複合酸化物粉末を調製した。得られた複合酸化物粉末を図面又は表においては「Pt−Pドープ Ce/Pr=5/5」又は「Pt−Pドープ Ce0.5Pr0.5」と記する。
−Pt−P乾固例2−
Ce/Prモル比を5/5とする他はPt−P乾固例1と同じ条件及び方法で本例に係る複合酸化物粉末を調製した。得られた複合酸化物粉末を図面又は表においては「Pt−P乾固 Ce/Pr=5/5」又は「Pt−P乾固 Ce0.5Pr0.5」と記する。
−Pt−P乾固例3−
Ce/Prモル比を1/9とする他はPt−P乾固例1と同じ条件及び方法で本例に係る複合酸化物粉末を調製した。得られた複合酸化物粉末を図面又は表においては「Pt−P乾固 Ce/Pr=1/9」又は「Pt−P乾固 Ce0.1Pr0.9」と記する。
−細孔容積、細孔径、結晶子径、比表面積の測定結果−
上記各複合酸化物について、大気雰囲気において750℃又は1000℃の温度に24時間加熱するエージングを行なった後の、細孔容積、細孔径、結晶子径、及びBET比表面積の測定結果を表1に示す。なお、表1において、「細孔径」は平均細孔径であり、「結晶子径」はX線回折装置を用い、シェラーの式(結晶子径(hkl)=0.9λ/(β1/2・cosθ),ここで、hklはミラー指数、λは特性X線の波長(オングストローム)、β1/2は(hkl)面の半価幅(ラジアン)、θはX線反射角度である。)により求めた。また、「EthanolPtドープ Ce/Pr=1/9」及び「Pt−P乾固 Ce/Pr=1/9」は1000℃×24時間のエージングによってPr11の分相を生ずることから、該エージング後の結晶子径は母相酸化物と分相酸化物の平均値となっている。
「EthanolPtドープ」は、Ce/Pr=1/9のケースが例外になるが、基本的には、「Pt−Pドープ」及び「Pt−P乾固」とは違って、平均細孔径の大きさに比べて細孔容積が大きくなっており、BET比表面積も大きくなっている。このことは、EthanolPtドープに係る複合酸化物粒子は、細孔数が多くてガスの拡散性が良いこと、従って、酸素吸蔵放出性能が高いことを意味する。また、「Pt−Pドープ」品と「Pt−P乾固」品とを比較すると、「Pt−Pドープ」品は「Pt−P乾固」品よりも細孔容積と細孔径が小さくなっているが、一方で前者はBET比表面積が大きくなっている。従って、「Pt−Pドープ」品は「Pt−P乾固」品よりも細孔数が増加していると考えられ、ガスの拡散性が良く、酸素吸蔵放出性能が高くなっている。
また、シェラー式による平均結晶子径をみると、「EthanolPtドープ」は、「Pt−P乾固」よりも小さくなっており、エージングによる粒成長が甚だしくないこと、即ち、耐熱性が高いことがわかる。
ここに、Ce/Prモル比が1/9以上9/1以下である「EthanolPtドープ」の複合酸化物においては、1000℃×24時間エージング後のシェラー式による結晶子径が60nm未満であること、750℃×24時間エージング後の細孔容積が0.12cm/g以上であること、或いは750℃×24時間エージング後の平均細孔径が35nm未満であることが好ましい。
<酸素吸蔵放出性能>
上記EthanolPtドープ例1〜4、Pt−Pドープ例1,3及びPt−P乾固例1の各複合酸化物粉末、並びに「EthanolPtドープCeO」粉末について、大気雰囲気において750℃の温度に24時間加熱するエージング後の酸素吸蔵放出量を調べた。「EthanolPtドープCeO」粉末は、EthanolPtドープ例1の製法においてPr源の量を零として調製したものであり、Pt濃度は0.5質量%である。
酸素吸蔵放出量の測定にあたっては、供試材0.10gに、5%Oガス(残;He)を100mL/分の流速で供給しながら、20℃/分の速度で昇温させていき、600℃の温度に20分間保持した後、室温まで冷却する前処理(酸素吸蔵処理)を行なった。しかる後、2%COガス(残;He)を100mL/分の流速で供給しながら、10℃/分の速度で昇温させていき、供試材から放出されるCO量の温度による変化を計測した。そのCO放出量は供試材の酸素放出量に対応する。
結果を図7に示す。Ptをドープした複合酸化物粉末はいずれも、Ptを乾固担持した複合酸化物粉末よりも、酸素放出量が多く、また、その酸素放出量が150℃ないし200℃以上の温度域において多くなっている。また、Ptをドープした複合酸化物粉末同士で比較すると、Ce/Pr=9/1(Ce0.9Pr0.1)である「EthanolPtドープ」と「Pt−Pドープ」とでは、前者が後者よりも、酸素放出量が多く、且つその放出ピーク温度が低温側にある。Ce/Pr=5/5(Ce0.5Pr0.5)である「EthanolPtドープ」及び「Pt−Pドープ」をみても、前者は後者よりも、酸素放出量が多く、且つその放出ピーク温度が低温側にある。また、EthanolPtドープ例はいずれも低温から高温に亘る広い温度域で比較的多量の酸素放出がある。以上から、Ptをドープした複合酸化物粉末は、耐熱性が高く、酸素吸蔵放出性能が優れていること(特に、「EthanolPtドープ」の複合酸化物粉末が優れていること)、従って、排気ガス浄化用触媒に有用であることがわかる。なお、「EthanolPtドープCe0.1Pr0.9」に関し、酸素放出量のピークが低温部と高温部の2箇所に現れているのは、Pr11の分相が影響していると考えられる。
図8はCe/Pr=9/1(Ce0.9Pr0.1)である「EthanolPtドープ」と「Pt−P乾固」品の50℃〜600℃での酸素放出量を比較したものである。同図から、EthanolPtドープ例は酸素放出量が多いことがわかる。
図9は、図7のEthanolPtドープ例1〜4及び「EthanolPtドープCeO」のデータに基いて、「EthanolPtドープ」品に関し、Pr/(Ce+Pr)モル比が50℃〜600℃での酸素放出量(トータル量)に及ぼす影響をみたものである。なお、同図の「□」は「Pt−P乾固Ce0.9Pr0.1」品についてのプロットである。同図によれば、Pr比率が高くなるに従って酸素放出量が増大することがわかる。
<酸素交換反応性>
上記「EthanolPtドープ Ce/Pr=9/1」粉末及び「Pt−P乾固 Ce/Pr=9/1」粉末の他に、「EthanolPtドープ Ce/Zr=9/1」粉末及び「Pt−P乾固 Ce/Zr=9/1」粉末を準備し、それら複合酸化物粉末の酸素交換反応性を評価した。「EthanolPtドープ Ce/Zr=9/1」粉末は、EthanolPtドープ例1の製法においてPr源に代えてZr源(オキシ硝酸ジルコニウム2水和物)を採用して調製したものであり、Pt濃度は0.5質量%である。「Pt−P乾固 Ce/Zr=9/1」粉末は、Pt−P乾固例1の製法において、CePr複合酸化物粉末に代えて、Ce/Zrモル比=9/1のCeZr複合酸化物粉末を採用して調製したものであり、Pt担持量は0.5質量%である。
まず、各供試粉末150mgをペレット状にし、大気雰囲気において750℃の温度に24時間加熱するエージングを行なった。次いで、He雰囲気で室温から600℃の温度まで上昇させ、該600℃の温度で質量数18の酸素ガス(18;3.5%,残He,流量;100mL/分)を供給し、供試材から放出される酸素の質量数及び濃度を調べた。結果を図10に示す。同図において、「CePrPtドープ」は「EthanolPtドープ Ce/Pr=9/1」を、「CePrPt乾固」は「Pt−P乾固 Ce/Pr=9/1」を、「CeZrPtドープ」は「EthanolPtドープ Ce/Zr=9/1」を、「CeZrPt乾固」は「Pt−P乾固 Ce/Zr=9/1」を、それぞれ意味する。
いずれの供試材においても、質量数16の酸素(16)及び質量数16の酸素原子と質量数18の酸素原子とからなる酸素(1618O)を放出しており、酸素過剰雰囲気において酸素交換反応を生ずることがわかる。その酸素交換反応は、Ptをドープした複合酸化物の方がPtを乾固担持した複合酸化物よりも活発であり、「EthanolPtドープ Ce/Pr=9/1」粉末によって調製した供試材が最も活発である。
<HC,CO浄化性能>
EthanolPtドープ例1〜4、Pt−P乾固例1,3、上記「EthanolPtドープCeO」及び「EthanolPtドープPr11」の各複合酸化物粉末を準備して図2に示す触媒層6を有するサンプル触媒を調製し、HC浄化及びCO浄化に関するライトオフ温度を調べた。「EthanolPtドープPr11」粉末は、EthanolPtドープ例1の製法においてCe源の量を零として調製したものであり、Pt濃度は0.5質量%である。
各サンプル触媒の構成は表2に示すとおりであり、いずれも、複合酸化物粉末、β−ゼオライト粉末、La含有アルミナ(活性アルミナ)粉末及びZrOバインダを混合してスラリー化し、ハニカム担体にウォッシュコートして触媒層を形成した後、この触媒層にPtを含浸担持させた。表2において、「g/L」で表した数値は、各成分の担体1L当たりの担持量である。Pt担持量は、複合酸化物粉末にドープ又は乾固担持されている0.5質量%と含浸担持量とを合わせたトータルで3g/Lとなるようにした。
各サンプル触媒に大気雰囲気において700℃の温度に52時間加熱するエージングを行なった後、各触媒サンプルをモデル排気ガス流通反応装置にセットし、ライトオフ温度T50(浄化率が50%になる温度)を評価した。モデル排気ガスは、HC;200ppmC、CO;400ppm、NO;500ppm、残部Nの組成とし、空間速度SVは60000/h、昇温速度は30℃/分とした。結果を図11に示す。
EthanolPtドープ例1〜4はいずれも、HC浄化及びCO浄化に関するライトオフ温度が他の例よりも低くなっており、低温活性が高いことがわかる。また、図11によれば、PtドープCePr系複合酸化物の場合、PtドープPr11やPtドープCeOと比べると、Ceが微量であっても、或いはPrが微量であっても、ライトオフ温度が大きく低下していることから、PtドープCePr系複合酸化物のCe/Prモル比は1/99以上99/1以下であっても、HC及びCOの浄化性能が高くなることがわかる。そのCe/Prモル比は5/95以上70/30以下であることがより好ましい。
<排気ガス昇温性能>
上記EthanolPtドープ例1〜4、Pt−P乾固例1及び「EthanolPtドープPr11」の各サンプル触媒に対して、ポスト噴射を模擬してHC濃度を10倍にしたモデル排気ガス(HC;2000ppmC、CO;400ppm、NO;500ppm、残部N)を、触媒入口ガス温度が300℃、325℃及び350℃の各々になるように加熱して供給し(空間速度SVは60000/h)、触媒出口ガス温度を測定した。結果を表3に示す。
表3によれば、PtドープCePr系複合酸化物を用いたサンプル触媒はいずれも、排気ガスの温度上昇量が比較例よりも高く、DPFの速やかな再生に高い効果があることがわかる。
なお、上記実施例のPtドープCePr系複合酸化物の金属成分はCe、Pr及びPtであるが、これにZrなど他の金属成分を配合することもできる。
また、本発明は、ヘキサヒドロキソ白金(IV)酸エタノールアミン溶液以外のPt源でPtをドープしたCePr系複合酸化物を用いるケースも含む。
本発明の実施例に係るエンジンの排気ガス浄化システムの構成を示す図である。 本発明に係る排気ガス浄化用触媒を示す断面図である。 本発明の実施例に係る複合酸化物粒子のTEM写真である。 ヘキサヒドロキソ白金(IV)錯イオンの構造式を示す図である。 ジニトロジアミン白金(II)の構造式を示す図である。 各種複合酸化物粒子の表面Pt濃度比を示すグラフ図である。 各種複合酸化物粉末の酸素吸蔵放出量の温度変化を示すグラフ図である。 各種複合酸化物の酸素放出量を比較したグラフ図である。 Ptドープ複合酸化物のPr/(Ce+Pr)モル比と酸素放出量との関係を示すグラフ図である。 各種複合酸化物の酸素交換反応性を示すグラフ図である。 排気ガス浄化用触媒のCe/(Ce+Pr)モル比とライトオフ温度T50との関係を示すグラフ図である。
符号の説明
1 エンジン
2 排気通路
3 排気ガス浄化用触媒
4 DPF
5 担体
6 触媒層

Claims (4)

  1. 希薄燃焼式エンジンから排出される排気ガス中の少なくともHC及びCOを浄化する排気ガス浄化用触媒であって、
    担体上に、Ptを担持したアルミナ粒子と、酸素吸蔵放出能を有するCe含有酸化物粒子と、ゼオライト粒子とを含有する触媒層を備え、
    上記Ce含有酸化物粒子は、CeとPrとPtとが酸化物粒子を形成するように複合されてなり、且つCe酸化物及びPr酸化物各々の少なくとも一部が互いに固溶し、Ptは当該酸化物粒子に固溶しているとともに、その一部が上記酸化物粒子表面に分散して露出しているPtドープCePr系複合酸化物粒子であることを特徴とする排気ガス浄化用触媒。
  2. 請求項1において、
    上記PtドープCePr系複合酸化物粒子は、Ce/Prモル比が1/99以上99/1以下であることを特徴とする排気ガス浄化用触媒。
  3. 請求項1において、
    上記PtドープCePr系複合酸化物粒子は、Ce/Prモル比が5/95以上70/30以下であることを特徴とする排気ガス浄化用触媒。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
    上記希薄燃焼式エンジンは、排気ガス中のパティキュレートを捕集するパティキュレートフィルタが排気通路に配設されたディーゼルエンジンであり、
    当該触媒は上記パティキュレートフィルタよりも排気ガス流れの上流側の排気通路に配設されることを特徴とする排気ガス浄化用触媒。
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