JP2010093817A - マルチ搬送システムのための新規なフレーム及び情報伝達パターン構造 - Google Patents

マルチ搬送システムのための新規なフレーム及び情報伝達パターン構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2010093817A
JP2010093817A JP2009235126A JP2009235126A JP2010093817A JP 2010093817 A JP2010093817 A JP 2010093817A JP 2009235126 A JP2009235126 A JP 2009235126A JP 2009235126 A JP2009235126 A JP 2009235126A JP 2010093817 A JP2010093817 A JP 2010093817A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
frame
pattern
information transfer
patterns
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009235126A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5623725B2 (ja
Inventor
Samuel Asangbeng Atungsiri
サミュエル アーサンベン アトゥングシリ
joerg Robert
ヨルク ローベルト
Lothar Stadelmeier
ロタール スタデルマイアー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Deutschland GmbH
Original Assignee
Sony Deutschland GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from EP08166275.1A external-priority patent/EP2175596B1/en
Priority claimed from EP08166268.6A external-priority patent/EP2175600B1/en
Application filed by Sony Deutschland GmbH filed Critical Sony Deutschland GmbH
Publication of JP2010093817A publication Critical patent/JP2010093817A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5623725B2 publication Critical patent/JP5623725B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0048Allocation of pilot signals, i.e. of signals known to the receiver
    • H04L5/005Allocation of pilot signals, i.e. of signals known to the receiver of common pilots, i.e. pilots destined for multiple users or terminals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/015High-definition television systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/0202Channel estimation
    • H04L25/0224Channel estimation using sounding signals
    • H04L25/0226Channel estimation using sounding signals sounding signals per se
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2602Signal structure
    • H04L27/261Details of reference signals
    • H04L27/2613Structure of the reference signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2647Arrangements specific to the receiver only
    • H04L27/2655Synchronisation arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0058Allocation criteria
    • H04L5/0064Rate requirement of the data, e.g. scalable bandwidth, data priority

Abstract

【課題】送信帯域幅の要求されるパートに柔軟にチューニングすることが可能であり、コストが低い送信装置、方法、及び複数の搬送システムのための信号構造を提供する。
【解決手段】データがデータフレームに配列され、夫々のデータフレームが第2の情報伝達データ及びコンテンツデータを含むように、フレームの少なくとも1つの情報伝達パターンに第1の情報伝達データを配列し、フレームのデータパターンにデータを配列するフレーム形成手段と、時間領域送信信号を生成するために、少なくとも1つの情報伝達パターン及びデータパターンを周波数領域から時間領域に変換する変換手段と、時間領域送信信号を送信する送信手段とを備え、夫々のフレームが、少なくとも1つの情報伝達パターン及びデータパターンを含み、フレーム構造に基づいて送信するための送信装置、対応する送信方法、フレーム構造、受信装置、信号の送信及び受信方法、及びシステム。
【選択図】図14

Description

本発明は、マルチ搬送システムのための新規なフレーム及び情報伝達パターン構造に関する。
近年、マルチ搬送システムが、有線又は無線(例えば、ケーブル、地上波等)のデジタルビデオ放送システムのような一方向又は双方向の放送システム等として普及している。
本発明では、本明細書において、コンテンツデータ、情報伝達データ、パイロット信号等が多数の周波数搬送波にマッピングされ(mapped)、次いで、与えられる全体又は完全な送信帯域幅で送信される、例えば、ケーブル放送システム又は地上波放送システムのような、放送システムが主に対象にされている(しかし限定はされない)。必要な又は夫々の受信部によって必要とされるコンテンツデータのみを受信するために、典型的に、受信部は完全なチャネル帯域幅(しばしば、セグメント受信(segmented reception)と呼ばれる)から、パーシャル通信路(全体の送信帯域幅のパート)にチューニングする。例えば、ISDB−Tスタンダード(ISDB−T Standard)では、全体のチャネル帯域幅が、等しい長さ(等しい周波搬送の数)の13の固定されたセグメントに分割される。
本発明の目的は、送信帯域幅の要求されるパートに柔軟にチューニングすることが可能であり、コストが低い送信装置、方法、及び複数の搬送システムのための信号構造を提供することにある。
上記の目的は、1以上のデータパターンのデータがデータフレームに配列され、夫々のデータフレームが第2の情報伝達データ及びコンテンツデータを含むように、フレームの少なくとも1つの情報伝達パターンに第1の情報伝達データを配列し、フレームの前記1以上のデータパターンにデータを配列するように構成されるフレーム形成手段と、時間領域送信信号を生成するために、前記少なくとも1つの情報伝達パターン及び前記1以上のデータパターンを周波数領域から前記時間領域に変換するように構成される変換手段と、前記時間領域送信信号を送信するように構成される送信手段と、を備え、夫々のフレームが、前記少なくとも1つの情報伝達パターン及び前記1以上のデータパターンを含み、フレーム構造に基づいてマルチ搬送システムで信号を送信するように構成される送信装置によって実現される。
上記目的は、更に、フレームの少なくとも1つの情報伝達パターンに情報伝達データを配列するステップと、前記1以上のデータパターンのデータがデータフレームに配列され、夫々のデータフレームが第2の情報伝達データ及びコンテンツデータを含むように、フレームの前記1以上のデータパターンにデータを配列するステップと、時間領域送信信号を生成するために、前記少なくとも1つの情報伝達パターン及び前記1以上のデータパターンを周波数領域から前記時間領域に変換するように変換するステップと、前記時間領域送信信号を送信するステップと、を含み、夫々のフレームが、前記少なくとも1つの情報伝達パターン及び前記1以上のデータパターンを含み、フレーム構造に基づいてマルチ搬送システムで信号を送信するように構成される送信方法によって実現される。
上記目的は、更に、マルチ搬送波システムのためのフレームパターンによって実現され、上記フレームパターンは、少なくとも1つの情報伝達パターン及び1以上のデータパターンを含み、データは、フレームの前記1以上のデータパターンに配列され、前記1以上のデータパターンの前記データがデータフレームに配列され、夫々のデータフレームは、第2の情報伝達データ及びコンテンツデータを含む。
本発明の目的は、更に、送信帯域幅の要求されるあらゆるパートに対する柔軟なチューニングを可能にして低コストである、受信装置と、受信方法と、送信及び受信システムと、送信及び受信方法とを提供することである。
上記目的は、受信される少なくとも1つのデータパターンをカバーする送信帯域幅の選択されたパートに調整され、且つ前記送信バンド幅の選択されたパートを受信するように構成される受信手段と、受信されるデータフレームに含まれる第2の情報伝達データ評価するように構成される評価手段と、前記評価の結果に基づいて、受信されるデータパターンの周波数搬送波からのデータをデマッピングするように構成されるデマッピング手段と、を備え、前記1以上のデータパターンのデータがデータフレームに配列され、夫々のデータフレームが前記第2の情報伝達データ及びコンテンツデータを含むように、
夫々のフレームが、第1の情報伝達データ及び1以上のデータパターンを有する少なくとも1つのデータパターンを含み、送信帯域幅のフレーム構造に基づいて、マルチ搬送システムで信号を受信するための受信装置によって実現される。
上記目的は、更に、受信される少なくとも1つのデータパターンをカバーする送信帯域幅の選択されたパートを受信するステップと、受信されるデータフレームに含まれる第2の情報伝達データ評価するステップと、前記評価の結果に基づいて、受信されるデータパターンの周波数搬送波からのデータをデマッピングするステップと、を含み、前記1以上のデータパターンのデータがデータフレームに配列され、夫々のデータフレームが前記第2の情報伝達データ及びコンテンツデータを含むように、夫々のフレームが、第1の情報伝達データ及び1以上のデータパターンを有する少なくとも1つのデータパターンを含み、送信帯域幅のフレーム構造に基づいて、マルチ搬送システムで信号を受信するための受信方法によって実現される。
上記目的は、更に、1以上のデータパターンのデータがデータフレームに配列され、夫々のデータフレームが第2の情報伝達データ及びコンテンツデータを含むように、フレームの少なくとも1つの情報伝達パターンに第1の情報伝達データを配列し、フレームの前記1以上のデータパターンにデータを配列するように構成されるフレーム形成手段、時間領域送信信号を生成するために、前記少なくとも1つの情報伝達パターン及び前記1以上のデータパターンを周波数領域から前記時間領域に変換するように変換するように構成される変換手段、及び前記時間領域送信信号を送信するように構成される送信手段、を含んでおり、フレーム構造に基づいてマルチ搬送波システムの信号を送信するための送信装置を備え、夫々のフレームが少なくとも1つの情報伝達パターン及び1以上のデータパターンを含み、フレーム構造に基づいてマルチ搬送波システムの信号を送信するための送信装置を備え、前記送信装置から前記時間領域送信信号を受信するように構成される上記の受信装置を更に備える、信号を送信及び受信するためのシステムによって実現される。
上記目的は、更に、フレームの少なくとも1つの情報伝達パターンに情報伝達データを配列するステップと、1以上のデータパターンのデータがデータフレームに配列され、夫々のデータフレームが第2の情報伝達データ及びコンテンツデータを含むように、フレームの前記1以上のデータパターンにデータを配列するステップと、時間領域送信信号を生成するために、前記少なくとも1つの情報伝達パターン及び前記1以上のデータパターンを周波数領域から前記時間領域に変換するように変換するステップと、前記時間領域送信信号を送信するステップと、を含み、夫々のフレームが少なくとも1つの情報伝達パターン及び1以上のデータパターンを含み、フレーム構造に基づいてマルチ搬送波システムで信号を送信するための送信方法を含み、前記時間領域送信信号を受信するように構成される請求項14に記載の受信方法を更に含む、信号を送信及び受信するための方法によって実現される。
有利な特徴は、従属した請求項で定義される。
従って、本発明は、周波数領域にフレーム構造又はフレームパターンを利用するマルチ搬送波システムを提案する。周波数領域では、夫々のフレームは、第1の情報伝達データを周波数搬送波上で搬送する少なくとも1つの情報伝達パターンを含む。少なくとも1つの情報伝達パターンは、周波数搬送波上に付加的なパイロット信号を有していてもよい。代わりに、夫々のフレームは、少なくとも1つの情報伝達パターンの前ちょうどに配列される専用のトレーニング配列又はパターンを有することができ、トレーニング配列又はパターンは、専らパイロット信号を搬送する。この場合、少なくとも1つの情報伝達パターンは、パイロット信号を必要としない(但し、有することはできる。)。更に、夫々のフレームは、夫々のフレームパターンの中で少なくとも1つの情報伝達パターンにちょうどよく追従する1以上のデータパターンを含む。更に、本発明によれば、周波数領域でのフレームの1以上のデータパターンの夫々は、データパターンの上記データ間に配列される少なくとも1つのパイロット信号を含んでいてもよい。夫々のデータパターンの中の少なくとも1つのパイロット信号は、周波数領域の時間/周波数グリッドの中のパイロット信号の配置が、受信部に把握されているので、単純な方法により、受信側にデータパターンの中のデータを搬送する周波数搬送波のためにチャネル推定を実行させることができる。
本発明は、データフレームの1以上のデータパターンの中のデータを配列することを提案し、夫々のデータフレームは、コンテンツデータ及び第2の情報伝達データを含む。
このように、本発明は、配列、ひいては情報伝達の送信及び受信を、フレーム内の少なくとも1つの情報伝達パターンに送信される第1の情報伝達データ、及びデータフレームに配列される第2の情報伝達データに分配することを提案する。本明細書では、少なくとも1つの情報伝達パターンの夫々に統一の第1の情報伝達データを送信することが可能である。すなわち、複数の情報伝達パターンがフレーム内で提供されれば、情報伝達パターンの夫々は、統一の第1の情報伝達データを搬送してもよい。これらの情報伝達データは、その際、全体のフレームに対して有効な情報伝達データである。一方で、第2の情報伝達データは、夫々のデータフレームに対してのみ有効な情報伝達データを含む。このように、変調、コーディング、及びデータフレームの他のパラメータは、個々に、第2の情報伝達データと情報伝達されうる。従って、本発明は、非常に柔軟であるが、情報伝達のコストの観点から効果的なシステムを提案する。
周波数から時間領域の変化の間、1以上の情報伝達パターンの第1の情報伝達データ(及び結局のところパイロット信号)のマッピングと、周波数搬送波上へのコンテンツデータ及びデータパターンの第2のパイロット信号(及び結局のところパイロット信号)のマッピングとが行われる。この変換は、例えば、逆フーリエ変換手段又は他の適当な変換手段で実施される。結果としての時間領域の信号では、夫々のフレームは、(結局のところ、トレーニングシンボルによって先行される)夫々の情報伝達信号及び1以上のデータシンボルを含む。夫々のフレームパターンは、周波数方向に全体の送信帯域をカバーする。受信装置がチューニングされる送信帯域幅のパートが少なくとも1つの情報伝達パターンの長さを有するという条件で、受信装置は、自由、柔軟、且つ迅速に所望の送信帯域幅にチューニングされることが可能となる。本明細書では、受信装置は、常に、全体の情報伝達パターンの第1の情報伝達データを受信することができるので、引き続いて起こるデータパターンの受信のために必要な物理層情報を含む第1の情報伝達データに基づいて、且つ当該第1の情報伝達データを利用しながら、データパターンは、受信装置で受信されることが可能となる。夫々の情報伝達パターンが、第1の情報伝達データのみならず、パイロット信号も含む場合、情報伝達パターンに含まれるパイロット信号が、受信装置で必要な周波数オフセットの検出及び補償を可能なものとするので、パイロット信号のみから成る専用のプレアンブル又はトレーニングパターンを提供する必要はなく、全体のコストが低減される。しかしながら、情報伝達パターンを先行し、この場合パイロット信号を含まないパイロット信号でトレーニングパターンのために専用のプレアンブルを提供することも可能である。本発明は、特に、例えば、有線システムであるがこれに限られず、非常に高いSN(signal-to-noise)比を有するシステムであるという点で有利である。受信部は、柔軟に所望の送信帯域幅にチューニングされるが、本発明によって提案される新規なフレーム構造に起因して、第1の情報伝達データ及び他のデータ(コンテンツデータ)を受信することが、常に可能である。更に、新規なフレーム構造は、受信装置の消耗の送信帯域幅への素早いチューニングを可能にする。コンテンツデータは、データフレーム内で送信され、夫々のデータフレームは、コンテンツデータ及び第2の情報伝達データを含むので、夫々のデータフレームに含まれる第2の情報伝達データが、夫々のデータフレームのパラメータの個々の情報伝達を可能なものとすることから、受信装置は、非常に柔軟な方式でコンテンツデータを受信することができる。
有利なことに、第2の情報伝達データは、受信されるデータフレームにデータの変調を含み、受信装置の評価手段は、変調を取得するように構成され、上記データデマッピング手段は、取得された変調に基づいて受信されるデータフレームの周波数搬送波からのコンテンツデータの復調を実行するように構成される。更に有利なことに、第2の情報伝達データは、受信されるデータフレーム内のコンテンツデータの誤りコーディングを含み、受信装置の評価手段は、誤りコーディングを取得して、受信されるデータフレームのコンテンツデータ上で誤りデコーディングを実行するように構成される誤りデコーディング手段に誤りコーディングを転送する。
更に有利なことに、第2の情報伝達データは、接続の識別を含み、受信装置の上記評価手段は、上記接続の識別を取得するように構成される。接続の識別は、例えば、放送、ユニキャスト、二地点間情報伝達等に関する情報であり、受信装置に、データフレームの中のコンテンツデータが受信装置に受信されることになるのか否かを識別させることができる。
更に有利なことに、受信装置は、受信されるデータフレームの第2の情報伝達データに含まれる同期配列での相関を実行するように構成される相関手段を含み、受信装置のデータデマッピング手段は、相関の結果に基づいて、受信されたデータフレームの周波数搬送波からの上記コンテンツデータをデマッピングするように構成される。
有利なことに、夫々のデータフレームの第2の情報伝達データは、データフレームのヘッダに配列される。更に有利なことに、第2の情報伝達データは、同期配列を含む。同期配列は、例えば、疑似ノイズ列、PRBS(疑似ランダムバイナリー列)、又は他の適当な配列である。本明細書では、有利なことに、第2の情報伝達データは、シンボルに配列され、上記同期配列の一部分は、夫々のシンボルに挿入される。本明細書では、夫々のシンボルの最も重要なビットは、上記同期配列の上記部分を含むことができる。また、夫々のシンボルの他のビットは、上記同期配列の上記部分の送信のために利用される。代わりに、第2の情報伝達データは、シンボルに配列され、上記同期配列の一部分は、夫々のシンボルの少なくとも一部分に変調される。例えば、夫々のシンボルの1ビットは、それに変調された同期配列の一部分(例えば、1ビット)を有することができる。
このように、例えば、疑似ノイズ列又は受信装置で正確な相関を可能なものとする他の適当な配列である同期配列を利用して、受信装置は、データフレーム内で第2の情報伝達のデータを見つけること、第2の情報伝達データの内容を評価すること、夫々のデータフレームに含まれるコンテンツデータを復号化、変調すること等が可能となる。これは、特に、フレームの少なくとも1つの上記データパターンが、同じ周波数構造(フレーム内での配置及び周波数搬送波の数)を有する時間領域で少なくとも1つの付加的なデータパターンによって追従されるという(更に有利な)場合において必要であり、上記少なくとも1つの上記データパターンおよび少なくとも1つの付加的なデータパターンに配列されたデータフレームが周波数構造から独立して互いに続いて起こるようにして配列される。すなわち、データフレームは、データパターン内であるが、上記データパターンの構造に限定されず、且つ独立した構造で配列される。このようにして、同じ周波数構造を有し、時間領域に互いに先行する多数のデータパターンを含むフレームの場合に、データコンテンツ及び第2の情報伝達データを含むデータフレームが、自由且つ柔軟な方式で互いに続いて起こるこれらのデータパターン内に配列される。本明細書では、夫々のデータフレームの長さ、及び誤りコーディング、変調等のようなデータフレームのパラメータが、柔軟にセットされ、夫々のデータフレームのために利用され、例えば、夫々のデータフレーム又は少なくともいくつかのデータフレームに対して異なるものとなりうる。夫々の個々のデータフレームに対する夫々のパラメータ情報が第2の情報伝達データに含まれるので、データフレームのコンテンツデータが、受信装置で正確に受信、複合化、変調等される。更に、第2の情報伝達データは、接続の識別情報、すなわち、夫々のデータフレームで送信されたコンテンツデータが受信装置によって受信されることになるのか否かを受信装置に識別させることが可能なものとする情報を含むことができる。このようにして、放送送信、ユニキャスト送信、二地点間送信等が、本発明によって支持される。夫々のデータフレームでの第2の情報伝達データに含まれる同期配列を利用して、受信装置は、第2の情報伝達データを見つけること、第2の情報伝達データの内容を評価すること、夫々のデータフレームに含まれるコンテンツデータを復号化、変調すること等が可能となる。誤り及びミスを避けるために、夫々のデータフレームの第2の情報伝達データが堅牢な誤りコーディング方式及び堅牢な変調で符号化されることを保障する必要がある。
有利なことに、少なくとも1つのデータパターンは、(周波数方向に)最短データパターン長に依存して、すなわち、最短データパターン長又は最短データパターン長の倍数に等しい。このようにして、2以上又は複数のデータパターンがフレームに提供される場合に、データパターンは異なる長さを有することができる。しかしながら、データパターンの長さは、上述したような最短データパターン長に依存する。従って、データパターンの長さは、可変なものであるか可変なものであってもよいが、コストは低減され、すなわち、データパターンの長さが完全に可変であって、所望の値にセットされうるシステムと比較して、送信側から受信側に送信されるために必要な第1の情報伝達データの量は、低減される。夫々のデータパターンは、最短データパターン長又は最短データパターン長の倍数に等しいので、全体の送信帯域幅が、最短データパターン長の倍数であってもよい。
有利なことに、夫々のフレームは、周波数搬送波で配列された第1の情報伝達データを有する少なくとも1つの情報伝達パターンを含み、上記最短データパターン長を参照して(又は上記最短データパターン長の観点から)、上記第1の情報伝達データは、夫々の上記1以上のデータパターンの長さを含み、上記受信装置は、更に、受信された第1の情報伝達データから上記長さを抽出するように構成される評価手段を備える。更に有利なことに、夫々の受信されたデータパターンのパイロット信号の数は、上記受信されたデータパターンに含まれる最短データパターン長に正比例し、上記受信装置の上記チャネル推定手段は、上記パイロット信号に基づいてチャネル推定を実行するように構成される。このようにして、例えば、1つのパイロット信号、2つのパイロット信号、3つのパイロット信号、又は適当な数のパイロット信号といった、特定及び固定の数のパイロット信号は、最短データパターン長に割り当てられ、且つ最短データパターン長に含まれるので、夫々のデータパターンは、その周波数搬送波上にマッピングされた結果としての数のパイロット信号を有する。
更に有利なことに、パイロット信号は、パイロット信号パターンを有する1以上のデータパターンに配列され、上記最短データパターン長は、パイロット信号の中の上記パイロット信号の密度に依存する。本明細書では、パイロット信号パターンという用語は、(周波数領域で)時間/周波数グリッドの中のパイロット信号のある構造及び配列を特徴付けることを意図されて、全体のパイロット信号パターン又は少なくともそのいくつかの部分は、時間及び/又は周波数方向に規則正しいパターンで配列されるパイロット信号を含む。有利なことに、最短データパターン長は、パイロットパターンの散在したパイロット信号の密度に依存する。本明細書では、パイロット信号の密度が低くなるほど、最短データパターン長は長くなり、逆も同様である。従って、パイロット信号(より低い濃度のパイロット信号)が信頼性の高いチャネル推定を実現するために必要ないシステムで、より高いパイロット信号の密度が必要とされるシステムと比較して、最短データパターン長がより長い。有利なことに、パイロット信号パターンの中のパイロット信号は、周波数方向に正則空間を有し、最短データパターン長は、周波数方向で2つの散在した隣接するパイロット信号間の空間に相当する。本実施形態では、最短データパターン長は、確かに単一の散在したパイロット信号のみを含む。もちろん、最短データパターン長は、2以上の散在したパイロット信号は、夫々のデータパターンに含まれるように選択されることも可能である。更に有利なことに、夫々のデータパターンは、時間方向に同じ長さを有する。データパターン長は、時間方向に可変である(但し、必ずしも可変である必要はない)一方、有利な選択として、時間方向(時間領域とも呼ばれる)に同じ長さを有する夫々のデータパターンを提供することを提案する。本明細書では、時間方向のデータパターンの長さは、有利なことに、時間方向で2つの隣接するパイロット信号間の空間に相当する。
更に有利なことに、時間方向にデータパターンの倍数に相当するブロック長を有する受信されるデータパターンでのブロックワイズタイムデインターリービング(time de−interleaving means)を実行するように構成される時間デインターリービング手段が、提供される。
上述したように、本発明の1つの選択の下では、本発明のフレーム構造は、パイロット信号を有する情報伝達パターンを含んでいてもよい。本明細書では、有利なことに、フレーム構造は、周波数方向に互いに隣接する少なくとも2つの情報伝達パターン、及び時間方向で情報伝達パターンに追従する少なくとも1つのデータパターンを含み、第1の情報伝達データ及びパイロットは、フレーム内の上記少なくとも2つの情報伝達パターンに配列され、夫々の情報伝達パターンが同じ長さを有する。有利なことに、フレーム内の上記少なくとも2つの情報伝達パターンに配列された上記パイロット信号は、パイロット信号配列を形成する。言い換えると、フレームの全てのパイロット信号は、パイロット信号配列を形成する。代わりに、上記少なくとも2つの情報伝達パターンの夫々の中の上記パイロット信号は、有利なことに、パイロット信号配列を形成し、パイロット信号配列は、互いに異なる。有利なことに、上記パイロット信号配列は、疑似ランダム2進数列である。有利なことに、上記フレーム形成手段は、微分変調方式で上記少なくとも2つの情報伝達パターンの周波数搬送波上に上記パイロット信号を配列するように構成される。有利なことに、パイロット信号が、上記少なくとも2つの情報伝達パターンでm番目の周波数搬送波毎にマッピングされ、mは1より大きい整数である。有利なことに、上記少なくとも2つの情報伝達パターンの夫々は、少なくとも1つのパイロットバンドを含み、上記パイロット信号は、上記少なくとも1つのパイロットバンドの周波数搬送波上にマッピングされる。
更に有利なことに、上述したように、夫々のフレームは、時間次元(すなわち、方向)での上記1以上のデータパターンより先に起こる少なくとも1つの付加的なデータパターンを含み、上記付加的なデータパターンの夫々は、対応する1つの上記過去のデータパターンと同じ長さを有する。すなわち、有利なことに、全体の送信帯域幅がカバーされるように、1以上のデータパターンが周波数次元で配列される方式で、夫々のフレームでのデータパターンの構造が設置される。次いで、少なくとも1つの付加的なデータパターンが、同じフレームで配列されるが、少なくとも1つのデータパターンを時間方向で追従して、付加的又は追従するデータの夫々が、同じ周波数位置で過去のデータパターンと(周波数次元又は方向に)同じ長さを有する。このように、受信装置が送信帯域幅の特定のパートにチューニングされれば、フレーム毎のいくつかのデータパターンが受信され、上記いくつかのデータパターンが(周波数次元で)同じ長さを有するが、時間次元で互いに追従する。
周波数次元で、送信装置によって送信されるデータパターンの夫々の長さは、固定(不変)であって、同時に調整されうる。代わりに、又は付加的に、時間次元での付加的なデータパターンの数は、同時に調整されうる。又、時間方向での1つのフレーム内のデータパターンの長さ、すなわちタイムスロットの長さは、固定される、もしくは変わりうる。本明細書において、次のフレームの情報伝達パターンの全てが、同じ時点で開始することは重要である。次いで、データパターンに関する同時の変化が、情報伝達パターンで情報伝達される。このように、本発明によって提案されるフレーム構造を有するマルチ搬送システムによれば、データコンテンツの非常に柔軟な送信を可能にし、それ故に、データパターンの長さ、従ってデータパターン当たりのデータの量が、例えば、フレームからフレームに、又は他の要求される方法で同時に変化される。代わりに、データパターンの長さ、及び/又は数は固定又は不変であってもよい。
本発明は、送信装置が全体の送信帯域幅にデータを送信するように構成され、受信装置が選択的に上記全体の送信帯域幅のパートのみを受信するように構成される、あらゆる種類のマルチ搬送システムに適用されうることは理解すべきである。このようなシステムの例は、無数に存在しており、有線又は無線(例えば、ケーブル、地上波等)のデジタルビデオ放送システムのような将来の一方向又は双方向の放送方式等である。マルチ搬送システムの無数の例には、直交周波数分割多重(OFDM)システムがあり、データ、パイロット信号等が多数の周波数搬送波にマップされる他の適当な方式が使われうる。本明細書において、周波数搬送波は等距離であり、夫々が同じ長さ(帯域幅)を有していてもよい。しかしながら、本発明は、周波数搬送波が等距離ではなく、及び/又は夫々が同じ長さを有さない、マルチ搬送システムに利用されてもよい。更に、送信側に適用される全体の送信帯域幅及び受信部が調整される送信帯域幅の選択されるパートのいずれでもない、特定の周波数領域に、本発明が限定されないことは理解されるべきである。しかしながら、ある適用において、受信部、すなわち、受信部がチューニングされる送信帯域幅のパートに対する帯域幅で、受信する帯域幅を利用することは有利であり、それが存在する(デジタルビデオ放送、又は他の)システムのための受信装置の帯域幅に対応していてもよい。受信部帯域幅に対する無数の例は、8MHzであってもよく、すなわち、受信部は、全体の送信帯域幅からの要求される8MHzにチューニングされうる。本明細書において、全体の送信帯域幅は、8MHzの倍数、例えば、8MHz、16MHz、24MHz、32.64MHz、256MHz等であり、全体の送信帯域幅のセグメンテーション、すなわち情報伝達パターン夫々の長さが8MHzでありうる。しかしながら、他の数、セグメンテーション、及び倍数も可能であり、例えば、(これらに限定はされないが、)4MHz又は6MHzの情報伝達パターンが採用されうる。
一般的な受信帯域幅としての8MHzの無数の例の場合、本発明のフレーム構造で利用される情報伝達パターンの長さは、8MHz、6MHz、又は4MHz(又は0(less))である。
本発明は、開示される図に関連して、以下の説明でより詳細に説明される。
図1は、選択されるパートが選択的に又は柔軟に受信部によって受信される全送信帯域幅の概略図を示す。 図2は、全体の送信帯域幅のセグメンテーションについての例を示す。 図3は、本発明に係るフレーム構造の時間領域についての概略的な説明図を示す。 図4は、本発明に係るフレーム構造又はパターンの概略的な例を示す。 図5は、情報伝達パターンの復元を説明するためのものであり、図4のフレーム構造の一部を示す。 図6は、受信部のフィルター特性の概略的な例を示す。 図7は、本発明に係るパターンのフレーム構造の他の例を示す。 図8は、本発明に係るフレーム構造又はパターンの他の例を示す。 図9は、情報伝達パターンへのパイロット信号の配分についての第1の例を示す。 図10は、情報伝達パターンへのパイロット信号の配分についての第2の例を示す。 図11は、情報伝達パターンの復元の他の例を示す。 図12は、異なるチャネル帯域幅の適用例を示す。 図13は、時間次元での本発明のフレーム構造の概略的な例を示す。 図14は、本発明に係る送信装置の例の概略的なブロック図を示す。 図15は、本発明に係る受信装置の例の概略的なブロック図を示す。 図16は、本発明に係るフレーム構造の一部分の概略的な説明図を示す。 図17は、本発明に係るデータフレームの概略的な説明図を示す。 図18は、同じ周波数構造を有し、時間次元に互い即座に続いて起こるように配列される、いくつかのデータパターンの概略的な説明図を示す。 図19は、本発明に係るデータフレームが形成され、図14に示された送信装置の一部分の概略的な説明図を示す。 図20は、本発明のデータフレームのヘッダが形成される、本発明に係る送信装置の一部分の第1の実施例を示す。 図21は、本発明のデータフレームのヘッダを形成する第2の実施例を示す。 図22は、データフレームのヘッダからの同期ピークを検出する、本発明に係る受信装置の一部分の実施例を示す。 図23は、第2の情報伝達データを取得する、本発明に係る受信装置の一部分の実施例を示す。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1は、全体の送信帯域幅1の概略的な説明図であり、例えば、図14に概略的に示される送信装置82のように、本発明に係る送信装置は本発明と一致してマルチ搬送システムで信号を送信する。図1は、更に概略的に本発明の受信装置3のブロック図を示し、送信帯域幅1の選択されるパート2に調整されて、送信帯域幅1の選択されるパート2を選択的に受信するように構成される。本実施形態において、受信装置3は、送信帯域幅1の要求されるパート2に調整されて、送信帯域幅1の要求されるパート2を選択的に受信するように構成されるチューナー4と、更に、復調や通信路復号等のように、夫々の通信システムと合致して受信される信号の更に必要な処理を実現する処理手段5とを備える。本発明に係る受信装置のより複雑な例が図15の概略的なブロック図で示され、夫々の送信システム又は通信システムで信号を受信するように構成される、例えば、アンテナ、アンテナパターン、ケーブル又はケーブルの受信インターフェース又は他の適当なインターフェース等が挙げられる、受信インターフェース64を備える受信装置83を示す。受信装置83の受信インターフェース64は、図1に示すような調整手段4及び、受信される信号を中間の周波数又は基本のバンドに下方変換するように構成される下方変換手段のような、夫々の送信又は通信システムに依存する更に必要な処理要素等の調整手段を備える受信手段65に連結される。
上述したように、本発明は、マルチ搬送システムのための特定且つ新規なフレーム構造を提供することによって、受信部の送信帯域幅1の要求されるパート2の柔軟且つ変化する受信を可能にする。図2は、全体の送信帯域幅1の概略図を示し、本発明の送信装置82が、その範囲内で異なるセグメント又はパート6、7、8、9、10にある、ビデオデータ、オーディオデータ、他のデータのようなデータコンテンツを送信するように構成される。例えば、パート6、7、8、9、10は、異なる種類のデータや、異なるソースからのデータや、異なる受信部に対して提供することが意図されるデータ等を送信するように送信装置82によって利用されうる。パート6及び9は、例えば、最大の帯域幅、すなわち、対応する受信装置83によって受信されうる最大の帯域幅を有する。パート7、8、及び10はより小さい帯域幅を有する。全体の送信帯域幅1にフレーム構造又はパターンを適用することが提案され、夫々のフレームは、周波数方向に互いに隣接する少なくとも2つの情報伝達パターンおよび多数のデータパターンを含む。夫々の情報伝達パターンは、同じ長さを有し、その周波数搬送波(OFDMシステムの場合、周波数副搬送波)上にマップされる信号情報データ及びパイロット信号を含む。すなわち、全体の送信帯域幅1は、情報伝達パターンに対して均等なパートに分割され、例えば、図2のパート6、パート9に示される、受信部が調整されうる最大の帯域幅は、均等であるか、夫々の情報伝達パターンの長さよりも長くなければならない。従って、新規のフレーム構造は、情報伝達パターン及びデータパターンのみを含み、パイロット信号が含まれる離れたトレーニングパターンや他のパターンを含まない。すなわち、本発明は、2又はそれ以上の情報伝達パターンのみから成るプレアンブル及び時間領域でのプレアンブルに追従するデータパターンを有する新規なフレーム構造を提案する。代わりに、情報伝達パターンは、パイロット信号を有さず、パイロット信号を有するトレーニングパターンによって、先行されうる。
送信帯域幅の様々なデータパートの長さは、以下により詳細に説明されるように、受信部が調整されうる最大の帯域幅の長さ(周波数搬送波の数)を超えることができないということは、留意すべき点である。
図3は、本発明に係るフレーム11、12の時間領域構造の一例の概略図を示す。夫々のフレーム11、12は、1又は2以上の情報伝達シンボル13、13’及びいくつかのデータシンボル14、14’を含む。本実施形態において、時間領域で、情報伝達シンボルはデータシンボルより先に位置する。夫々のフレーム11、12は、多数のデータシンボルを有し、夫々のフレーム11、12のデータシンボルの数は変化することが可能である。情報伝達シンボルに含まれるパイロット信号は、受信装置83で利用され、受信装置83は、チャネル推定、及び/又は整数周波数オフセット演算を実行する。時間同期は、例えば、受信される情報伝達シンボル及び/又は時間領域のデータ領域のガードインターバルでのガードインターバルの相関を実行すること(又は他の適当な技術)によってなされる。情報伝達シンボル13、13’は、更に、例えば、L1情報伝達データに限られない受信される信号を復号するために受信装置83によって必要とされる全ての物理層情報である、情報伝達情報を含む。第1の情報伝達データは、例えば、様々なデータパターンへのデータコンテンツの配分を含んでいてもよく、すなわち、例えば、サービス、データストリーム、調整、エラー修正設定等が周波数搬送波に位置し、受信装置83が、全体の送信帯域幅のパートを調整する情報を取得することができる。
フレームの中の全ての情報伝達パターンは、統一された第1の情報伝達データを含むことが可能である。しかしながら、夫々の情報伝達パターンは、付加的にフレームの開始からの夫々の情報伝達パターンのオフセット又は距離を示す情報伝達データを含んでいてもよく、情報伝達パターン及びデータパターンの受信が最適される方式で、受信装置83が送信周波数の要求されるパートへの調整を最適化してもよい。一方、フレームの開始からの夫々の情報伝達パターンのオフセット又は距離も、パイロット信号、パイロット信号列、又は情報信号パターンに割り当てられる、もしくは含まれるガードバンドで符号化され、1つのフレームで全ての情報伝達パターンが統一の情報伝達データを有しうる。本発明に係るフレーム構造の利用は、論理ブロックにデータストリームを分割することによって、フレーム構造の変化がフレームからフレームに情報伝達され、先立つフレームが続いて起こるフレームの1つの変化したフレーム構造を伝達するという利点を更に有する。例えば、フレーム構造は、エラーを起こすことなく、パラメータ調整のシームレスな変化を可能にする。
図4は、本発明に係るフレーム構造又はパターン29の周波数領域の例の概略図を示す。フレーム構造29は、周波数方向に全体の送信帯域幅24をカバーし、周波数方向に互いに隣接する少なくとも2つの情報伝達パターン31を含み、夫々が周波数搬送波でマップされる統一の又はほぼ統一された第1の情報伝達データを搬送し、同じ長さを有する。図4で示される例では、全体の送信帯域幅24(の第1のタイムスロット)は、4つの情報伝達パターン31に小分けされるが、情報伝達パターンの数は多くても少なくても適当である。図14に示されるように、本発明の送信装置82では、フレーム形成手段59は、夫々の情報伝達パターンに(調整手段55から取得される)情報伝達データ及び(送信装置82内の適切なソースから供給される)パイロット信号を配列するように構成される。情報伝達データは、あらかじめ、QAM調整等のような適当な調整方法で調整手段55によって調整される。有利なことに、疑似的なノイズ列又はCAZAC列が、パイロット信号のために利用されるが、良好な疑似的なノイズ及び/又は相関特性を有する他のパイロット信号列は、適当なものであるかもしれない。フレームの夫々の情報伝達パターンは、異なるパイロット信号列を含むかもしれないが、代わりに、1つのフレームの情報伝達パターンのパイロット信号は、単一のパイロット信号列を形成してもよい。
フレーム形成手段59が、単一のモジュール又はユニット等として実施され、いくつかのモジュール、ユニット、及びデバイス等として又はいくつかのモジュール、ユニット、及びデバイス等で実施されうることは理解されるべき点である。更に、フレーム形成手段59は、一時点で、図4に示されるような全体のフレーム構造又はパターン29(又は図7に示されるような全体のフレーム構造又はパターン29’)を形成せずに、時間次元での、他のものの後のフレーム構造の一パート、すなわち、タイムスロット後のタイムスロットを形成するように構成されてもよいことは理解されるべき点である。例えば、フレーム形成手段59は、図4に示されるような情報伝達パターン31を最初に配列して、送信帯域幅24、すなわち、図4に示される例にある:4つの情報伝達パターン31、の全体の幅に渡って、上記及び以下に記載されるパイロット信号を付加ように構成されうる。次いで、フレーム24(第1のタイムスロット)のこのパートは、例えば、周波数領域から時間領域に変換すること、結果として生じる時間領域シンボル(例えば、OFDMシンボル)等を構築すること、等によって更に処理される。次いで、次のステップで、フレーム形成手段59は、更に以下に記載される方式で、全体の送信帯域幅24に、データパターン32、33、34、35、36、37(すなわち、次のタイムスロット)のラインを処理するように構成され、これらのデータパターンは、更に、例えば、周波数領域から時間領域にそれらを変換すること、時間領域シンボル(例えば、OFDMシンボル)を形成すること、等によって処理される。このように、図4の図では、フレーム構造29は、フレーム形成手段59によってラインワイズ(line wise)又はタイムスロットワイズ(time slot wise)に形成され、周波数方向に全体の送信帯域幅24に渡って広がるフレーム構造29の夫々のパートは、1つのブロックとして形成且つ処理されるが、時間方向(タイムスロット)で互いに続いて起こるパートは、交互に形成且つ処理される。
フレーム形成手段59は、上記パイロット信号を配列するように構成され、パイロット信号は、夫々の情報伝達パターンに全てのm番目(mは、1より大きい自然数)の周波数搬送波17上にマップされ、以下に図9に関して詳細に説明されるように、パイロット間の周波数搬送波16は、情報伝達データを搬送する。付加的に、又は代わりに、フレーム形成手段59は、パイロット信号を配列するように構成されてもよく、以下に図10に関して詳細に説明されるように、パイロット信号は、情報伝達パターンに含まれる少なくとも1つのパイロットバンド18、19の周波数搬送波20、21上にマッピングされる。パイロットバンド18、19は、パイロット信号がマップされる多数の直接隣接する周波数搬送波から成る。本実施形態において、夫々の情報伝達パターンは、単一のパイロットバンド18を有していてもよく、1つは周波数方向の情報伝達パターンの始点で、1つは周波数方向の情報伝達パターンの終点であるような、2つのパイロットバンド18、19を有していてもよい。パイロットバンドの長さ(パイロットバンドに割り当てられる周波数搬送波の数)は、有利なことに、夫々の情報伝達パターンに対して同じである。全ての情報伝達パターン30の長さ又は帯域幅39は、受信装置83のチューナーが調整される帯域幅38と同じであってもよい。しかしながら、受信装置83のチューナーが情報伝達パターンに含まれるパイロット信号に関する上記された(以下で記される)全ての記述は、例えば、図16に関連して説明されるように、データパターンに含まれるパイロット信号にも当てはまる。
受信したパイロット、すなわち、m番目の周波数搬送波毎にマッピングされるパイロット信号及び/又は(時間から周波数への変換手段68、例えば、フーリエ変換手段での周波数次元への変換後)受信される情報伝達パターンのパイロット信号に含まれるパイロット信号は、チャネル推定手段69でのフレームの周波数搬送波のチャネル推定のために利用され、それにより受信されるデータパターン内の周波数搬送波からのコンテンツデータを正確に復調すること(de−modulation)を可能にする必要なチャネル推定情報をデマッピング手段(de−mapping)70を提供する。また、受信されるパイロットは、検出及び次いで受信される信号の整数の周波数オフセットの補償を可能にする、対応する整数の周波数オフセット検出手段67の整数の周波数オフセット検出のために、受信装置83で利用される。整数の周波数オフセットは、多数の周波数搬送波空間にある元の(送信される)周波数からのずれである。
夫々の情報伝達パターン31は、フレーム内の情報伝達パターン31の位置を含む。例えば、夫々のフレーム29の夫々の情報伝達パターン31は、フレームの夫々の情報伝達パターン31の中で異なる、フレーム内の夫々の情報伝達パターンの位置を除いて、統一の情報伝達データを有し且つ搬送する。情報伝達データは、受信される信号を復号するために受信装置63によって必要とされる全ての物理層情報を含むL1情報伝達データである。しかしながら、他の適当な情報伝達データは、情報伝達パターン31に含まれていてもよい。情報伝達パターン31は、例えば、夫々のデータセグメント32、33、34、35、36の位置を含んでいてもよく、受信装置83は、要求されるデータセグメントがどこに位置するか把握しており、受信装置83のチューナーは、要求されるデータセグメントを受信するために夫々の位置に調整することができる。代わりに、上述したように、フレームの夫々の情報伝達パターンは、統一の第1の情報伝達データを含んでいてもよく、フレーム内の夫々の情報伝達パターンの位置は、(仮にあったとしても)例えば、情報伝達パターンのパイロット信号列、又はガードバンドで符号される情報等による異なる方式で情報伝達される。上述したように、情報伝達パターン31の夫々は、フレームに含まれるデータパターンの夫々についての情報を含むことができる。この情報は、データパターンの長さ、データパターン及び/又はチューニング位置に含まれるパイロット信号の数及び/又は位置を含むことができる。本実施形態では、データパターンの長さについての情報は、例えば、最短データパターン長の観点から、又は当該最短データパターン長を参照して、表現される。しかしながら、コストを削減するために、夫々の情報伝達パターン31は、データパターンの一パート又はいくつかのみについての情報を含むことができるが、例えば、情報伝達パターン31が位置する周波数バンド内に配置された(又は周波数バンドに隣接して配置された)ものに限られない。図4の例では、フレーム内の第1の情報伝達パターン31は、データパターン32及び33(及びデータパターン32’、32’’...33’、33’’等に追従するタイムワイズ(time wise))についての情報を含むことができる。フレームの第2の情報伝達パターンは、データパターン33、34、35(及びデータパターン33’、33’’...34’、34’’...35’、35’’等に追従するタイムワイズ(time wise))についての情報を含むことができる。
上述したような専用の情報伝達パターン31に付加して、フレーム構造は、データパターンに取り込まれたり、含まれたりする付加的な情報伝達データを含むことができる。本発明によると、データパターン内のコンテンツデータは、データフレームに配列され、夫々のデータフレームは、第2の情報伝達パターン及びコンテンツデータを含む。例えば、データパターン(すなわち、同じ集荷数構造を有し、時間方向に互いに先行するデータパターン)の夫々のカラム、例えば、33、33’、33’’、33’’’、33’’’’は、コンテンツデータ及び夫々のデータフレーム内のコンテンツデータのために利用される変調を指し示す第2の情報伝達データを有するデータフレームを含むことができ、それらの誤りコーディング及び/又は接続識別情報が、受信装置に、データが受信される意図があるのか否かを判定できるようにする。このことは、受信部の実施の複雑さを低減して、相互間のサービスに対する遅れを短いものとすることを保障し、図17〜20を参照しながら詳細に後述する。
図15に示されるように、受信装置83は、チューナーを有する受信手段65の後に、時間同期及びパート的な周波数オフセット検出手段67を実現するように構成される時間同期手段66を備える。次いで、受信される時間領域シンボルは、受信される時間領域信号を周波数領域に変換するための時間から周波数への変換手段68に適用され、情報伝達データ(再構築手段71での光学的再構築後)の後に、デマッピング手段72で復調され、次いで評価手段73で評価される。評価手段73は、必要であり要求される情報伝達情報を受信される情報伝達データから抽出するように構成される。必要であれば、付加的な情報伝達パターンが、直接、続いて起こる情報伝達パターン31に時間方向で提供される。
フレーム構造又はパターン29は、周波数方向で全体又は一部の周波数帯域幅24に渡って拡張して、時間方向に情報伝達パターン31に追従する少なくとも1つのデータパターン又はセグメントを更に含む。情報伝達パターン31が位置するタイムスロットに直接追従するタイムスロットで、図4に示されるフレーム構造29は、異なる長さ、すなわち、データがマップされる夫々の周波数搬送波の数が異なった状態で、いくつかのデータセグメント32、33、34、35、36、及び37を含む。フレーム構造29は、続いて起こるタイムスロットで付加的なデータセグメントを更に含み、付加的なデータパターンは、夫々、先立つデータパターンと同じ長さ及び周波数搬送波の数を有する。例えば、データパターン32’、32’’、32’’’、及び32’’’’は第1のデータパターン32と同じ長さを有する。データパターン33’、33’’、33’’’、及び33’’’’はデータセグメント3と同じ長さを有する。すなわち、付加的なデータパターンは、情報伝達パターン31の後の最初のタイムスロットで、いくつかのデータパターン32、33、34、35、36、及び37と同じ周波数次元構造を有する。このように、もし受信装置83が、例えば、データパターン35を受信するために送信帯域幅のパート38に調整すれば、全てのタイムワイズに引き続いて起こるデータパターン35と同じ長さを有するデータパターン35’、35’’、及び35’’’が適切に受信されうる。
上述したように、フレーム形成手段59は、交互に、すなわち、タイムスロット毎に、全体の送信帯域幅24に渡って広がる夫々のデータパターンのラインを形成してもよい。例えば、データパターン32、33、34、35、36、37は、フレーム形成手段59によって形成され、次いで、周波数領域から時間領域に変換される。その後、データパターン32’、33’、34’、35’、36’、37’は、フレーム形成手段59によって形成され、次いで、周波数領域から時間領域に変換されたりする。周波数領域から時間領域への変換は、別々の手段によってなされ、例えば、上述したように周波数から時間への変換手段60によってなされる。
前述したように、本発明に係るフレーム構造に含まれる1以上のデータパターンの長さ、例えば、図4及び図7のフレーム構造に示されるデータパターンは、夫々、少なくとも1つのパイロット信号を含み、1以上のデータパターンの夫々の長さは、最短データパターン長と同等又は当該最短データパターン長の倍数である。最短データパターン長は、例えば、少なくとも1つのパイロット信号がフレームのそれぞれのデータパターンに含まれるようにセットされる。代わりに、2、3、4、5、又は適切な数のパイロット信号は、最短データパターン長に含まれる。本実施形態では、ある実施例として、コンテンツデータの送信のためのデータパターンの割り当てで、より高い柔軟性を有するために、かなり短いデータパターンの長さを選択することは、有利なことである。従って、ある実施例として、単一の又は2つのパイロット信号のみが含まれるように、最短データパターン長を選択することは、より有利なことである。しかしながら、他の実施例が可能であってもよい。更に、ある実施例では、全体のフレームに含まれるパイロット信号の密度又は数(値)に依存した最短データパターン長をセットすることは利便性のあるものである。例えば、(パイロット信号をデータの代わりにデータパターンを周波数搬送波に割り当てることによって)あまりに多くの送信キャパシティを解き放つことなく、受信部側で良好且つ信頼性のあるチャネル推定が可能になるように、データパターン間のパイロット信号が選択される場合である。例えば、マルチパスの効果又は他の負の効果(negative effect)の発生が、かなり高い数(及び結果として密度)のパイロット信号の供給を必要とするシステムで、結果として、パイロット信号は、一般的に、(周波数及び/又は時間方向で)共に近接するので、もし単一のパイロット信号のみが含まれるのであれば、最短データパターン長は、かなり短くなりうる。一方で、受信部側での信頼できるチャネル推定を可能にするために、より小さい数(及び密度)のパイロット信号が必要とされるシステムの場合に、周波数時間方向のパイロット信号の空間は比較的大きくなりうるので、結果としての最短データパターン長は、長くなりうる。一般的に、時間領域で、データシンボル間でガードインターバルが提供されるか、データシンボルは、マルチパスの効果又は他の負の効果に対処するためにガードインターバルを含む。このように、データシンボル間のガードインターバルの長さ及びフレームのデータパターンの中のパイロット信号の密度の間には相関関係がある。ガードインターバルは長くなるほど、データパターン間の要求されるパイロット信号の数は、通常大きくなり、その逆も成立する。このように、フレームのデータパターン間のパイロット信号の密度及び数は、ガードインターバルの長さに依存してセットされるので、最短データパターン長は、ガードインターバルの長さに依存することができる。
データパターンの長さは、送信部から受信部への最短データパターン長を参照することによってのみ伝達される必要があるので、フレーム内の夫々のデータパターンの長さを決定する最短データパターン長の供給は、情報伝達のコストを低減する。一方で、全体の送信帯域幅が最短データパターン長の倍数であるので、フレーム内のデータパターンの位置は、受信部に把握されている。このように、周波数の調整、すなわち、周波数領域での時間/周波数グリッド内の周波数の位置は、随時データパターンに対して同じであり、それ故、図15に関連して示され、説明されるように、受信装置83のような受信部に把握されている。更に、特にパイロット信号が、周波数及び時間領域で隣接するパイロット信号間の正則空間でパイロット信号パターンを形成する場合に、時間/周波数グリッドでのパイロット信号の位置は、受信装置にも把握されるので、それらは、情報伝達される必要はない。図16は、パイロット信号パターンの一例を示す。特に、図16は、全体の周波数帯域幅の一部分を示し、例えば、周波数方向(水平方向)及びタイムスロット(垂直方向)で、周波数搬送波の詳細な説明で図4又は図7に示されるフレームのデータパート、周波数から時間への変換後、結果としてデータシンボルとなる夫々のタイムスロットである。図16に示される例では、周波数方向でパイロット信号の空間は、12であり、すなわち12番目の周波数搬送波毎にパイロット信号を搬送する(全ての他の周波数搬送波はデータを搬送する。)。しかしながら、図16に示されるように、“隣接する”パイロット信号は、同じタイムスロットでは隣接しないが、近傍の又は隣接するタイムスロットでは、隣接する。これは、受信装置83及び時間方向でのより良いチャネル推定を可能にする。代わりに、周波数方向での隣接するパイロット信号は、同じタイムスロットに割り当てられるか、又は1、2、又は他の適切な数のタイムスロットだけ間隔を空けられる。時間方向で、隣接するパイロット信号は、例えば、図16に示されるように、4タイムスロットだけ間隔を空けられ、すなわち、4番目のタイムスロット毎にパイロット信号を搬送する。本実施形態では、示される例において、隣接するパイロット信号が同じ周波数搬送波内に位置する。代わりに、時間方向で“隣接する”パイロット信号は、直接隣接する周波数搬送波に位置するか、もしくは1、2、3、又は他の適切な数の周波数搬送波だけ間隔を空けられる。このように、最短データパターン長は、周波数方向及び時間方向で隣接するパイロット信号間のスペースにセットされる場合、単一のパイロット信号は、最短データパターン長に含まれ、周波数方向に12の周波数搬送波を有し、時間方向に4つのタイムスロットを有する。このように、最短データパターンは、48のパイロット信号(1/48のパイロット密度に相当する)を含む。図16では、可能なデータパターンの2つの例が示される。最初のデータパターンは、最短データパターン長に相当する長さを有し、すなわち、48の周波数搬送波を含み、2番目のデータパターンは、3つの最短データパターン長又はサイズを有し、すなわち、144の周波数搬送波を含む。一般的に、時間及び/又は周波数方向に規則的な分布を有するこのようなパイロットパターン又は類似するパイロットパターンの利用は、データパターン内のパイロットの位置が受信装置83で予測しやすくすることを保障する。
図15に示すように、受信装置83は、データパターンで受信されるパイロット信号に基づいてチャネル推定を実行して、デマッピング手段70に必要なチャネル推定情報を提供するように構成されるチャネル推定手段69を含む。このように、デマッピング手段70は、チャネル推定情報に基づいて、(デインターリーブされた(de−interleaved))周波数搬送波からデータを正確にデマッピングすることができる。
更に、全てのデータパターンが時間方向に同じ長さを有するならば、これは、受信装置83のチューニングポジションから独立して(時間領域で)一定の数のデータシンボルを保障する。更に、本実施形態では、最短データパターン長と同等又は倍数であるデータパターンの長さを有しながら、送信装置82のタイムインターリーバー63、63’、63’’及び受信装置63に含まれるタイムデインターリーバー77のより容易且つ良好な予測可能な調整が実現される。タイムインターリーバー63、63’、63’’は、夫々、データフレーム形成手段54、54’、54’’及びフレーム形成手段59の間に配列され、データでタイムインターリービングを実行するように構成される。受信装置83のタイムデインターリーバー77は、時間から周波数への変換手段68の後であって、デマッピング手段70(及び相関手段78)の前に位置し、対応するタイムデインターリービングを実行する。特に、タイムインターリーバー63、63’、63’’及びタイムデインターリーバー77は、有利なことに、時間方向で最短データパターン長に依存するサイズを有するブロックインターリーバーと認識される。有利なことに、ブロックのサイズは、本実施形態では、最短データパターン長、すなわち、時間方向に同じ長さを有するデータパターンの倍数(例えば、図16の例として4の倍数)である。
本発明によって提案されているように、フレーム構造又はパターン29の柔軟であり様々なデータパターンは、図14の枝データ1、データ2、及びデータ3によって視覚化されているように、例えば、種々のデータ及び/又は異なるソースからのデータでの様々な異なるデータストリームのマッピングによって、図14で示されているように本発明の送信装置82で実施される。夫々の枝のコンテンツデータは、例えば、夫々の調整手段58、58’、58’’でのQAM又は他の適当な調整である、実施される変調方式により変調される。(変調した)コンテンツデータ及び第2の情報伝達データを有する夫々のデータフレームは、周波数方向にデータフレームを形成する夫々のデータフレーム形成手段54、54’、54’’で形成される。第2の情報伝達データは、既に適当な変調方法で変調されており、夫々の変調の前に、コンテンツデータ及び第2の情報伝達データは、適当な(訂正)符号化方式によって既に符号化されている。次いで、夫々のコンテンツデータ及びデータフレームと(送信装置82内の適当なソースから取得される)パイロット信号との第2の情報伝達データは、例えば、フレーム形成手段59に含まれるデータパターン形成手段によって、フレーム形成手段59のデータパターンで配列される。また、フレーム形成手段59は、例えば、フレーム形成手段59に含まれる情報伝達パターン形成手段によって、第1の情報伝達データ及びパイロット信号で情報伝達パターンを形成する。次いで、フレーム形成手段59は、情報伝達パターン及びデータパターンでフレーム構造29、29’を有するフレームを形成する。説明したように、フレーム形成手段59は、1又は複数のモジュールで実施され、又は他の処理装置又はモジュールの一部分ともなりうる。更に、フレーム形成手段59は、例えば、最初に全体の送信帯域幅24に渡って広がる情報伝達パターン31の列を形成して、次いで、全体の送信帯域幅24に渡って広がるデータパターン32、33、34、35、36、37の列を形成すること等によって、続いて起こる時間でフレーム29を形成するように構成されてもよい。次いで、情報伝達データ、パイロット信号、コンテンツデータが、独立に互いに、(例えば、高速フーリエ逆変換法等である)周波数から時間への変換手段60によって、周波数領域から時間領域に変換され、周波数搬送波上にマッピングされる。本実施形態において、フレーム構造29、29’が周波数から時間への変換に対する基礎を形成するということは、留意すべき点である。全体の送信帯域幅24のタイムスロット夫々のパイロット信号及びコンテンツデータを含む情報伝達データ(フレーム構造29、29’の時間次元でのタイムユニット)は、周波数搬送波上にマッピングされる。すなわち、夫々のタイムスロットでの全体の送信帯域幅24の全てのパターンは、随時必要な数の周波数搬送波上にマップされる。例えば、次いで、図4のフレーム構造29の第1のタイムスロット(すなわち、全ての情報伝達パターン31)は、情報伝達シンボルをもたらし、フレーム構造の第2のタイムスロット(すなわち、全ての情報伝達パターン32、33、34、35、36、37)はデータシンボルをもたらしたりする。対応して形成される時間領域シンボル(例えば、OFDMシンボル)は、次いで周波数から時間への変換手段60から時間領域シンボルにガードインターバルを付加する付加ガードインターバル57に供給される。次いで、このようにして形成される送信シンボルは、例えば、適当なアンテナ、又はアンテナパターン等である送信インターフェース62を経由して送信手段61によって送信される。
説明したように、周波数搬送波が、夫々、等距離であって、同じ帯域幅を有する場合に、少なくともいくつかの様々なデータパターンは、異なる長さ、すなわち、異なる数の周波数搬送波を有していてもよい。代わりに、周波数方向でのデータパターンの数は、情報伝達パターンの数と同じであってもよく、夫々のデータパターンの長さは、夫々の情報伝達パターンの長さに統一されていてもよく、それらは互いに一列に並べられていてもよい(同じ周波数方向の構造を有する)。代わりに、夫々のデータパターンは、まだ同じ周波数構造及び配置を有している間に、同じ長さを有していてもよく、データパターンの数は複数の情報伝達パターンの数であってもよい。このように、例えば、2、3、4、又はそれ以上のデータパターンは、夫々の情報伝達パターンに一列に並べられる。一般的に、データパターンの長さはより小さいか、データパターンが受信装置83に受信されるように長くても有効な受信部帯域幅に等しいということが必要である。更に、送信装置82は、データパターン構造、例えば、データパターンの長さ及び/又は数を同時に変化するように構成される。代わりに、データパターンの構造は、固定されるか、又は不変である。
本発明のフレーム構造は固定又は不変であり、すなわち、全体の帯域幅及び時間方向の夫々のフレームの拡張が固定され、常に同じである。代わりに、フレーム構造は、柔軟でもあり、すなわち、全体の帯域幅及び/又は時間方向の夫々のフレームの拡張が柔軟であり、所望のアプリケーションに依存して経時的に変わりうる。従って、変化は、情報伝達パターンの情報伝達データで、受信装置に情報伝達されうる。
受信装置83の開始段階又は初期段階の間、受信装置83は、全体の周波数帯域幅の恣意的な周波数のパートに調整する。ケーブル放送方式の無数の例において、情報伝達パターン30は、例えば、8MHzの帯域幅を有することができる(しかしながら、情報伝達パターンが、4MHz、6MHz等のように、他の帯域幅も有しうることは理解されるべき点である。)。このように、開始段階の間、受信装置83は、元の又は再配置された列で全体の情報伝達パターン30を受信することができ、時間同期手段66の時間同期を実現することができ、例えば、受信される情報伝達シンボル(又はデータシンボル)のガードインターバルでのガードインターバル相関を実行すること、又は時間同期を取得するための他の適当な技術を利用することによって、時間同期手段66で時間同期を実行することができる。受信装置83は、部分的な周波数の補償を可能にするために、部分的な周波数搬送波スペースから受信される信号の検出及び部分的な周波数オフセットの計算を実行するように構成される説明された部分的な周波数オフセット検出手段67を更に備える。次いで、このようにして取得される部分的な周波数は、部分的な周波数の補償を実行する受信手段65に含まれるチューナーに供給される。部分的な周波数の補償は、他の適当な技術によってもなされうる。時間から周波数への変換手段68で、受信される時間領域信号を周波数領域に変換した後、受信される情報伝達パターンのパイロット信号は、チャネル推定手段69及び/又は整数の周波数オフセット演算で、チャネル推定(大抵、粗いチャネル推定)を実行するために利用される。整数の周波数のオフセット演算は、元の周波数構造から受信される周波数のオフセットを検出及び演算するように構成される整数の周波数オフセット検出手段74で実行され、周波数のオフセットは、周波数搬送波スペースの整数倍(整数の周波数オフセット)でカウントされる。次いで、このようにして取得される整数の周波数オフセット情報は、整数の周波数の補償を実行する受信手段65に含まれるチューナーに供給されうる。整数の周波数の補償は、他の適当な技術によってもなされうる。パート的な周波数オフセットは、既にパート的な周波数のオフセット検出手段67によって演算且つ補償されているので、それ故に完全な周波数オフセットの補償が達成される。受信装置83の評価手段73で、受信される情報伝達データは評価され、例えば、フレームでの受信される情報伝達パターンの位置が取得されるので、図4に示されるパート38のように、受信部は自由且つ柔軟に、夫々に要求される周波数の状態にチューニングすることができる。しかしながら、受信装置83のチューニングポジションが情報伝達パターン構造に合わない場合、正確に情報伝達パターン31の情報伝達データを評価することができるようにするために、受信される情報伝達信号は、説明した再構築手段71で実行される再配置がなされる必要がある。図5は、概略的な例で、この再配置を示す。情報伝達データの元の列を再構築するために再構築手段71がパート31’’の後にパート31’を配置した後、及びデマッピング手段72により周波数搬送波からの情報伝達データに対して対応するデマッピングがなされてから再配置される情報伝達が評価手段73で評価された後、過去の情報伝達パターンの最後のパート31’は、続いて起こる情報伝達パターンの最初のパート31’’の前に受信される。夫々の情報伝達パターン31のコンテンツが同じ(又はほとんど同じ)であるので、この再配置が可能であるということは、覚えておくべきことである。
しばしば、受信装置は、受信部が調整される完全な受信帯域幅に渡る平坦な周波数応答を提供しない。更に、送信システムは、大抵、受信帯域幅ウィンドウのボーダーでの増加する減衰に直面する。図6は、典型的なフィルターの形状の例の概略図を示す。フィルターは長方形ではないので、例えば、受信装置は、8MHzの代わりに7.61MHzの帯域幅のみを実質的に受信することができる。結果として、情報伝達パターン31が、受信装置83の受信する帯域幅と同じ長さおよび帯域幅を有する場合に、受信装置83は、図5に関して記載されているような情報伝達データの再配置を実行することはできなくてもよい。この問題及び他の問題を克服して、受信装置83が、元の配列で随時完全な情報伝達パターンを受信することができ、受信される情報伝達パターンを再配置又は再配列する必要がないことを確実なものとするために、代わりに又は付加的に、本発明は、受信部の帯域幅と比較して、短い長さの情報伝達パターン31を使うことを提案する。
例えば、図7に示されているように、受信部の帯域幅の半分の長さであるが、同じ周波数構造を有する情報伝達パターン31aを利用することが提案される。すなわち、夫々の2つの(すなわち、ペア)の半分の長さの情報伝達パターン31aは、受信部の帯域幅に構成され、一列に並べられる。従って、情報伝達パターン31aの夫々のペアは、夫々のフレームで情報伝達パターン31aの(様々な)位置を含む統一の情報伝達データ又はほとんど統一された情報伝達データを有する。しかしながら、他のペアの情報伝達に関して、これらの他のペアでは、それらはフレームないに夫々異なる位置を有するので、情報伝達パターンは位置情報を除いて統一にされる。8MHzの帯域幅又は長さを有する受信装置83の上記の例では、次いで情報伝達パターン31aは、4MHzの長さ又は帯域幅を有する。従って、以前と同じ量の第1の情報伝達データが送信されることを確実なものとするために、情報伝達パターン31aの後に次いで、データパターン32、34、35、36、及び37の前のタイムスロットで、付加的な半分の長さの情報伝達パターン31bを付加することが必要であってもよい。付加的な情報伝達パターン31bは、情報伝達パターン31aのように同じ時間及び周波数の配列/整列を有するが、情報伝達パターン31aに含まれる情報伝達情報に対し付加的で異なる情報伝達パターンを含む。このようにして、受信装置83は、情報伝達パターン31a及び31bを完全に受信することができ、受信装置の再構築手段71は、情報伝達パターン31a及び31bの情報伝達データを元の配列に組み合わせるように構成される。この場合、再構築手段71は省略されうる。
有利なことに、全ての必要な情報伝達データが半分の長さで送信されるのであれば、1つのタイムスロットに半分の長さの情報伝達パターン31aの提供のみをすることも可能であり、付加的な情報伝達パターン31bは必要ない。この場合、夫々の情報伝達パターン31aは、統一の(又はほとんど統一された)第1の情報伝達データを含み、夫々受信される情報伝達パターン31aは、受信装置83に随時送信帯域幅の要求されるパート(及びそのため要求されるデータパターン)にチューニングして、受信することを可能にする。代わりに、更に半分の長さの情報伝達パターンは情報伝達パターン31bの後に、続いて起こる時間で利用されうる。
(本発明の全実施形態について)、データパターン及び/又は情報伝達パターンの長さ(又は帯域幅)は、例えば、上述したように、受信するバンドパスフィルターの出力帯域幅である、受信装置83の実質的な受信する帯域幅より小さいか、多くても等しくなるように構成されることは留意すべき点である。
更に、本発明の全ての実施形態について、1又はそれ以上の情報伝達パターン31;31a、31bが、時間方向に、フレーム内で同じ長さ及び位置で1又はそれ以上の付加的な情報伝達パターンによって、後に続くのであれば、より有利なことである。例えば、フレームの第1の情報伝達パターンは、後に続くタイムスロットで1又はそれ以上の付加的な情報伝達パターンを有しうる。従って、付加的な情報伝達パターンは、第1の情報伝達パターンと統一の又はほとんど統一された情報伝達情報を有することができる。本実施形態において、フレームの他の情報伝達パターンは、付加的な情報伝達パターンを有する必要がない。一般的に、フレーム内の夫々の周波数の位置での情報伝達パターンの数は、多様なものとなりうる。例えば、フレームの夫々の周波数の位置で、段階又は他の外乱の観点から必要な多数の情報伝達パターンが提供されれば、有利なことである。代わりに又は付加的に、フレーム内での夫々の周波数の位置での情報伝達パターンの数は、情報伝達データの数に依存して変わりうる。従って、例えば、より多くのデータパターンが情報伝達される必要があれば、より多くの情報伝達パターンが時間方向で必要となる。そのため、時間方向で情報伝達パターンの長さは、情報伝達パターンに含まれる第1の情報伝達データの一部となりうる。
無数の例において、部分的な周波数同期、チャネル推定、及びデータパターンのために利用される、例えば、L1(レベル1)情報伝達データ及び付加的なパイロットである第1の情報伝達データの送信及び受信は、OFDMに基づいている。情報伝達データは、例えば、4MHzのブロック又はパターンで送信されるが、他の適当なサイズが利用されうる。唯一必要な条件は、チューニングウィンドウ内で1つの完全な情報伝達パターンを有することであるが、この条件は、図7に関連して記載されている時間方向に互いに後に続く、より小さいサイズを有する2つ又はそれ以上の情報伝達パターンを利用することによって全うされる。従って、情報伝達パターンの最大の帯域幅は、例えば、最先端のチューナー、すなわち、7.61MHzのチューニングウィンドウであってもよい。いくつかの例が以下に示される。第1の例では、448μsのOFDMシンボルの有用なパートの持続時間Tを有しながら、1792のOFDM周波数搬送波に対応する一方で、夫々の情報伝達パターン31;31a、31bは正確に4MHzをカバーする。第2の例では、448μsのOFDMシンボルの有用なパートの持続時間Tを有しながら、これが3409OFDM周波数搬送波に対応する一方で、夫々の情報伝達パターンは7.61MHz(正確には3409/448μs)をカバーする。
本発明の第1の側面によれば、図9で概略的に示されるように、パイロット信号は、情報伝達パターン31aのm番目毎の周波数搬送波17にマッピングされる(mは1より大きい整数である。)。しかしながら、この可能性が、図4に示される情報伝達パターン31、又は一般的に適当な長さの情報伝達パターンに均等に当てはまることは明らかである必要がある。周波数搬送波16への情報伝達データのマッピング及びm番目毎の周波数搬送波へのパイロット信号17のマッピングは、周波数から時間への変換手段60によって実行され、パイロット及び情報伝達パターンの第1の情報伝達データの配列は、図14に示される送信装置82に含まれるフレーム形成手段59によって実行される。一般的に、上述したように、パイロット信号は、パイロット信号列を形成する。従って、パイロットは、例えばD−BPSK(差動位相変調方式)だが、これに限られないような微分でありうる変調方式によって互いに変調されうる。変調は、例えば、PRBS(擬似ランダムバイナリー列、例えば、2^23−1)によって取得される。mの繰り返し率は、多重チャネルに対しても、図15に示されるように本発明の受信装置83のような受信部で、明白なD−BPSK復号を可能にする。7、14、28...は1792(=4MHzの情報伝達パターンでの周波数搬送波の数)の約数であるので、繰り返し率mは、例えば、4MHzの情報伝達パターンに対して7、14、28、...である。この例では、有利な繰り返し率は、m=7である。すなわち、7番目毎の周波数搬送波が、パイロット信号を隣接する情報伝達パターン中に搬送する。
この例は、4MHz情報伝達パターン当たりの256パイロット信号をもたらす。しかしながら、上述した例とは異なる繰り返し値は、情報伝達パターン及び/又は他の要素の夫々の長さに依存して有利なものであってよい。上述したように、本実施形態によれば、データパターンは、データを有する周波数搬送波間で周波数搬送波上にマップされるパイロット信号も搬送する場合に、パイロット信号がマッピングされる情報伝達パターンでの周波数搬送波に対応する位置でのパイロット信号がデータパターンの周波数搬送波上にマッピングされれば有利なことである。従って、データパターンでのパイロット信号の密度は、情報伝達パターン内のパイロット信号の密度と同じくらい高い必要はない。例えば、パイロット信号が、情報伝達パターンで全てのm番目の周波数搬送波上にマッピングされれば(mは1より大きい整数)、パイロット信号は、データパターンの全てのn番目の周波数搬送波上にマッピングされうる。ここでnは、1より大きくmの倍数である。有利な例としては、m=7でn=28の場合である(又は他の適当な数である。)。情報伝達パターンとして説明されたように、データパターン内のパイロット信号は、パイロット信号列も形成する。
例えば、PN列である、情報伝達パターン及びデータパターンに対するパイロット信号列の創造に関して、2つのオプションがある。
・オプション1:夫々のフレームの全ての情報伝達パターンは、異なるパイロット信号列を搬送する。上記の例では、PRBSレジスターの初期化は、送信周波数に調整される。256のパイロットは、全ての4MHzの周波数ブロック内に位置する。4MHzブロックの夫々のパイロット情報伝達列は、独立して計算される。これにより受信部での記憶の実質的な実行を可能にする。
・オプション2:パイロット情報伝達列は、完全な送信帯域幅又は中間の帯域幅に含まれる全ての情報伝達パターンに対して一度適用される。受信部、例えば、受信装置83は、この既知の列を、例えば、記憶手段に記録して、整数の周波数オフセット検出手段74の一部分又は外付けになってもよく、その電流調整ポジションに対応する周波数ブロックを抽出する。
情報伝達パターン内の他の全ての搬送波16は、L1情報伝達データの送信のために利用される。夫々の情報伝達パターンの情報伝達データの開始は、常に4MHzの構造に調整され、すなわち、それは、常に4MHzの倍数で開始する。パイロット信号列は、受信装置83に夫々のフレームの情報伝達パターンの位置についての情報を提供するので、夫々の4MHzの情報伝達パターンは、正確に同じ情報を搬送してもよい。代わりに、夫々の情報伝達パターンは、付加的にフレームの情報伝達パターンの位置を付加的に含んでもよい。更に、ピーク対平均電力比を低減するために、夫々の情報伝達パターンの情報伝達データは、情報伝達パターン数によって取得されてもよい固有の周波数変更列によって送信部で周波数を変更されてもよい。
受信装置83で、情報伝達パターン31;31a、31bに含まれるパイロット信号は、整数の周波数オフセットを検出するために、整数の周波数オフセット検出手段74で(時間から周波数への変換手段68で受信される時間領域シンボルの時間から周波数への変換後、)利用され、結果として、周波数領域での整数の周波数オフセット補償を実行するために受信装置83で利用される。特に、受信される周波数範囲内で情報伝達パターンに含まれる(例えば、D−BPSKで調節される)パイロット信号は、(実質的に、周波数の復調後に、)整数の周波数オフセット検出手段74に含まれる(例えば、D−BPSKの復調を実行する)復調手段75で復調される。パイロット信号の微分変調が、例えば、D−BPSKである場合、チャネルの比較的短いエコーが、周波数方向に非常にスローな変化をもたらすので、パイロットにとってチャネル推定の必要はない。次いで、整数の周波数オフセット検出手段74に含まれる相関手段76は、正確な周波数オフセットで調節されるために、復調されたパイロット信号(パイロット信号列)を記憶されるか生成される(と予測される)パイロット信号配列、例えば、PRBS配列との相関を実行する。相関を実行することは、(受信部のテーブルでリスト化されうる)情報伝達パターンの開始で予測されるPRBS配列でなされる。配列が受信されるシンボルで発見されれば、同期のピークが取得され、受信装置83は、正確な周波数オフセットを把握して、それを補償する。特に、取得される整数の周波数オフセットは、再構築手段71及びデマッピング手段72に供給され、再構築手段71及びデマッピング手段72で利用され、更に取得される整数の周波数オフセットは、チャネル推定及び等下を実行するためにチャネル推定手段69に供給され、チャネル推定手段69で利用される。又、同期のピークの検出は、フレームの開始の検出を可能にする。
必要な時間同期及びパート的な周波数オフセット検出及び補償は、例えば、受信される情報伝達シンボル及び/又はデータシンボルのインターバルを用いるガードインターバル相関を利用する時間同期手段66及びパート的な周波数オフセット検出手段67で受信される時間領域シンボルの時間領域でなされる(情報伝達シンボル、データシンボル、及びガードインターバルでフレームの時間領域の説明をする図13参照)。時間同期は、代わりに、受信される時間領域シンボル及び受信部が生成した時間領域シンボルの間の絶対値の相関を実行することによってなされ、そこでは、パイロット信号のみが変調される。受信されるシンボル及び受信部が生成したシンボルの相関のピークは、正確な時間同期を可能にする。
図10で概略的に示される本発明の第2の側面によれば、夫々の情報伝達データ31a(又は情報伝達データ31)は、パイロットバンド18、19の周波数搬送波20、21上にマッピングされるパイロット信号を含む、少なくとも1つのパイロットバンド18、19を含む。パイロットバンド18、19は、夫々、同じ周波数搬送波数又は異なる周波数搬送波数を有していてもよい。従って、夫々の情報伝達パターン31aは、パイロットバンド18、19を(周波数方向の)その始点又は終点に有していてもよい。代わりに、夫々の情報伝達パターンは、パイロットバンド18、19を夫々のボーダー、すなわち、パターンの始点及び終点に有していてもよい。本発明の第1の側面に関連する上記の全ての他の記述及び定義は、第2の側面にも適用され、第2の側面はオプション1及びオプション2を含む。第1及び第2の側面が組合されうる、すなわち、夫々の情報伝達パターンは、上述したような少なくとも1つのパイロットバンド18、19及び全ての周波数搬送波12上にマッピングされるパイロット信号を含んでもよいことは理解されておくべきである。
上述したような本発明の両方の側面で、パイロット信号を有する周波数搬送波数及び第1の情報伝達データを有する周波数搬送波数の間の関連性は、多様であって、夫々の情報伝達及びオフセット補償の必要性を有していてもよい。
図11に概略的に示されるように、送信装置82は、ケーブルネットワークからの他のサービス、例えば、航空無線への外乱を避けるために全体の送信帯域幅の所定の領域22、23を削除してもよい(ノッチ)。従って、スペクトルのあるパートは、調節(変調)されなくてもよい。この場合、情報伝達パターン31;31a、31b内の作用する周波数搬送波は、同様に調整(変調)されない。
本発明によって提案される同期が非常に強力なものである場合、このことは、D−BPSK変調パイロットによる周波数の同期の実行に作用しない。第1の情報伝達データの欠落したパートは、例えば、図11に示すように2つの隣接した情報伝達パターンからのパートを組み合わせることにより、繰り返される第1の情報伝達データ(フレームの全ての情報伝達データ31;31a、31bが統一の、又はほぼ統一された第1の情報伝達データを含む)によって、及び送信装置82に含まれる誤りコーディング手段56により情報伝達パターンに付加された強力なエラー保護によって回復される。送信帯域幅のエッジにある第1の情報伝達データの欠落したパートは非常に広いノッチとして扱われる。
ノッチ(刻み目)又は他の問題に対処するための代わりの、又は付加的な可能性は、情報伝達パターン31;31a、31bを2又はそれ以上のパートに分割すること、及びフレームからフレームに夫々の情報伝達パターンでの2又はそれ以上のパートの配列を反転させることである。例えば、フレームの第1の情報伝達パターンが第1及び(続いて起こる)第2のパートに分割されれば、直接次のフレームの(対応する)第1の情報伝達パターンが始点にある第2のパート及び続いて起こる第1の情報伝達パートを有する。このように、例えば、第2のパートが刻まれ、又はかく乱されれば、(続いて起こる第1のパートがかく乱されるので、)受信部は、第2のパートが問題なく受信される次のフレームを待つ必要がある。
受信部の異なるチューニング帯域幅への情報伝達パターン31;31a、31bの適用は、例えば、情報伝達パターンの周波数搬送波の距離を変えることによってなされてもよい。代わりに、図12に概略的に示されているように、例えば、夫々の周波数搬送波を変調せずに、周波数搬送波の距離を一定にすること及び送信帯域幅の端部の情報伝達パターンのパートを切断することは可能であり、図12では、4MHzの情報伝達パターンでの方式の6MHzのチューニング帯域幅に対する適用は、6MHzまでの長さを有するデータパターンの受信を可能にする。
実質的に、夫々の情報伝達データ31;31a、31bは、夫々のパターンの始点及び終点にガードバンドを付加的に含む。代わりに、いくつかの適用として、夫々のフレームでの第1の情報伝達パターン、図4の例では、状態39での情報伝達パターンのみがパターンの始点にのみガードバンドを含み、夫々のフレームでの最後の情報伝達パターンは、パターンの終点にのみガードバンドを含む。代わりに、いくつかの適用として、夫々のフレームでの第1の情報伝達パターン、図4の例では、状態39での情報伝達パターンのみがパターンの始点及び終点にガードバンドを含み、夫々のフレームでの最後の情報伝達パターンはパターンの始点及び終点にガードバンドを含むことができる。いくつか又は全ての情報伝達パターンに含まれるガードバンドの長さが、例えば、受信装置が対処することができる最大の周波数オフセットよりも短いか、長くても同じである。又、情報伝達パターンに含まれる夫々のガードバンドの長さは、少なくとも、図6に関して記載されているようなフィルター特性により、受信装置に受信されない搬送波の長さである。
例えば、全体の送信帯域幅が8MHz(4nkモード:kは1024の搬送波/サンプルのフーリエウィンドウサイズであり、n=1、2、3、4....)の倍数であり、夫々の情報伝達パターンが4MHzの長さを有するOFDM方式では、夫々の情報伝達パターンの始点及び終点での夫々のガードバンドの長さは、(夫々の4nkモードでの夫々のフレームの始点及び終点のデータパターンでの利用されない搬送波の数である)343の周波数搬送波であると提案される。結果として利用可能な搬送波の数は、3584/2−2×343=1106である。しかしながら、これらの数は例として利用されているだけであり、あらゆる意味で限定されないことが意図されることは理解されておくべき点である。従って、情報伝達パターンに含まれる夫々のガードバンドの長さは、少なくとも、図6に関して記載されているようなフィルター特性により、受信装置に受信されない搬送波の長さであり、そのため、夫々の情報伝達パターンの情報伝達データの長さは、実質的な受信部の帯域幅に等しい(又は実質的な受信部の帯域幅よりも小さくてもよい)。付加的な情報伝達パターン31bが存在すれば、それらは情報伝達パターン31aと統一のガードバンドを有することは留意されておくべき点である。
付加的に又は代わりに、夫々のデータパターンは、夫々のパターンの始点及び終点に利用されていない搬送波を有するガードバンドを含む。代わりに、いくつかの適用では、周波数方向に夫々のフレームで最初のデータパターン、図10及び13の例でいうデータパターン32、32’、32’’、32’’’、32’’’’のみが、データパターンの始点のみでガードバンドを含むことができ、周波数方向に夫々のフレームで最後のデータパターン、図10及び13の例でいうデータパターン37、37’、37’’、37’’’、37’’’’のみが、データパターンの終点のみでガードバンドを含むことができる。本実施形態において、データパターンのガードバンドの長さは、例えば、情報伝達パターンがガードバンドを含めば、情報伝達パターンのガードバンドの長さと同じである。
上述したように、情報伝達パターン31、31a、及び/又は31b(又は、本発明に係る他の情報伝達パターン)に含まれる第1の情報伝達データは物理層情報を含み、それによれば、本発明に係る受信装置63が、フレーム構造についての情報を取得することができ、要求されるデータパターンを復号化することができる。無数の例によれば、第1の情報伝達データは、全体の送信帯域幅のようなパラメータ、フレーム内の夫々の情報伝達パターンの位置、情報伝達パターンに対するガード帯域幅のガードバンドの長さ、特別なフレームを構築するフレームの数、特別なフレーム内の現在のフレームの数、全体のフレームの帯域幅の周波数方向での付加的なデータパターンの数、及び/又は、夫々のフレームのデータパターンに対する個々の情報伝達データについての情報を含むことができる。本実施形態において、フレーム内の夫々の情報伝達パターンの位置は、例えば、全体の帯域幅のセグメント化に関連して、情報伝達パターンの状態を表示することができる。例えば、図4の場合に、第1の情報伝達データは、情報伝達パターンが第1のセグメント(例えば、第1の8MHzのセグメント)、又は第2のセグメントに位置しているならその表示を含む。例えば、図7に関して説明されているように、情報伝達パターンが帯域幅のセグメント化の半分の長さを有する場合に、夫々の組み合わせの隣接する情報伝達パターンは、同じ位置情報を有する。いずれのケースでも、受信装置は、この位置情報を有する、続いて起こるフレームで要求される周波数バンドにチューニングすることができる。個々の(第1の)情報伝達データは、フレームに存在する夫々のデータパターンに対して個々に提供される分離したブロックのデータであり、第1の周波数搬送波、データパターン(又は周波数方向での最短データパターン長の倍数の観点からのデータパターンの長さ)に配置される周波数搬送波の数、データパターンのための時間インターリーバーの利用、データパターンの周波数のノッチの数(データパターンのデータ送信のために利用されない周波数搬送波)、周波数のノッチの状態、及び/又は周波数のノッチの幅のようなパラメータを含んでいてもよい。送信装置82のフレーム形成手段59は、夫々の情報伝達パターンの対応する第1の情報伝達データを配列するように構成される。受信装置83の評価手段73は、受信される情報伝達データを評価して、受信装置83内で更に処理するための情報伝達データに含まれる情報を利用及び転送するように構成される。
第1の情報伝達データが、フレームに存在する夫々のデータパターンに対する記述された個々の情報伝達情報を含む場合に、情報伝達パターンのサイズを最大のサイズに限定するために、情報伝達パターンの構造はフレーム毎の周波数方向の最も限定される数のデータパターンを支持する。このように、夫々のフレームの周波数方向でのデータパターンの数は、同時に且つ柔軟に変更されるが、これは、あるデータパターンの最大数内でのみあてはまる。上述したように、夫々のフレームの時間方向での付加的なデータパターンは、夫々、先に起こるデータパターンで調節される。このように、夫々の付加的な後に続くデータパターンは、先に起こるデータパターンと同じ状態、長さ、変調等を有するので、先に起こるデータパターンに対する情報伝達パターンは、後に続くデータパターンに対しても有効である。本実施形態において、夫々のフレームの時間方向での付加的なデータパターンの数は、固定されるか柔軟であり、この情報も情報伝達データに含まれる。同様に、情報伝達パターンの構造は、夫々のデータパターンの最も限定される数の周波数のノッチのみを支持することができる。
代わりに又は付加的に、情報伝達パターン31のパートが、受信装置83に受信可能ではないかもしれないという問題を克服するために、送信装置82は、選択的に、変調手段55の前に配列され、ある種の誤りコーディング、繰り返しコーディングのような冗長、周期的な冗長コーディング、又はフレーム形成手段59による情報伝達パターンに配列される情報伝達データのようなもの等を付加するように構成される誤りコーディング手段56を含むことができる。受信装置83は、例えば、再構築手段71によって、元の情報伝達パターンを再構築するためのある種の誤り検出及び/又は訂正を実行することができるので、付加的な誤りコーディングは、送信装置82が、図4に示されるように、トレーニングパターン30と同じ長さの情報伝達パターン31を利用することを可能にする。
4MHzの長さを有し、OFDMシステムで8MHzのセグメントに調節される情報伝達パターンの説明された例として、以下に情報伝達構造の特別の(限定されない)例が記述される。
OFDMシンボルの448μsの継続時間に対して、夫々の4MHzのブロックは1792のOFDM副搬送波によって構築される。周波数領域パイロットが、情報伝達シンボル内で全ての7番目のOFDM搬送波で利用されれば、1536のOFDM搬送波は、夫々の情報伝達OFDMシンボル内でのL1情報伝達データの送信の間残存する。
これらのOFDM搬送波は、例えば、16のQAMによって変調されてもよく、結果として、粗雑なL1情報伝達内で送信可能な6144のビットをもたらす。送信可能なビットのパートは、誤り訂正の目的のために、例えば、LDPC又はリードソロモンコードのために利用される必要がある。次いで、残存する正味のビットは、例えば、以下の表で説明されるように情報伝達のために利用される。
Figure 2010093817
以下に、上の表に記載された情報伝達データのパラメータについて、より詳細に説明する。
・GIの長さ(GI Length):利用されるガードインターバルの長さを定義する。
・フレーム数(Frame Number):増加した全てのフレーム、すなわち、夫々の情報伝達シンボルの計算器。
・全ての帯域幅(Total bandwidth):利用されるチャネルの完全な送信帯域幅。
・データスライスの全ての数(Total number of data slices):このパラメータが、データスライス、すなわち、利用されるチャネルでのデータパターンの全ての数だけ情報伝達する。
・L1副情報伝達テーブル数(L1 sub−signalling table number):情報伝達データ内の副情報伝達テーブル数。
・sub−tabled データスライスの数(Number of sub−tabled data slices):L1情報伝達テーブル内で情報伝達されるデータスライスの数。
・データスライスの数(Data slice number):現在のデータスライスの数。
・副搬送波周波数の開始(Start subcarrier frequency):データスライスの周波数の開始。
・スライス当たりの副搬送波の数(Number of subcarriers per slice):データスライス当たりの副搬送波の数。
・時間インターリーバーの深さ(Time Interleaver depth):現在のデータスライスでの時間がインターリーブする深さ。
・PSI/SI再処理(PSI/SI reprocessing):PSI/SI再処理が現在のデータスライスのために送信部で実行されるかどうかについて情報伝達する。
・ノッチの数(Number of notches):現在のデータスライスでのノッチの数。
・スライスの開始と比較したノッチの開始(Start of notch relative to start of slice):データスライスの開始周波数に関連したデータスライスでのノッチの開始状態。
・ノッチの幅(Notch width):ノッチの幅。
・蓄えられるビット(Reserved bits):将来の利用のために蓄えられるビット。
・CRC_32:L1情報伝達ブロックに対する32ビットCRCのコーディング。
受信装置83で情報伝達パターンの受信をより確実なものとするために、本発明は、受信装置83のチューニング状態を最適化することを更に提案する。図4及び7に示される例では、受信部は、受信されるデータパターンの周波数帯域幅周囲のパート38を中央に配置することによって、送信帯域幅のパート38に調整される。代わりに、要求されるデータパターンがまだ十分に受信されている間に情報伝達パターン31の最大のパートが受信されるように、受信装置83は調整されて、情報伝達パターン31の受信がパート38を配置することによって最適化される。代わりに、夫々のデータパターンの長さが、ある割合、例えば、10%以上、夫々の情報伝達パターン31の長さと異なることはできない。この解決のための例は、図8に示される。データパターン42、43、44、及び45の間のボーダーは、ある割合、例えば、10%(10%に限られない)以上、(周波数方向に)情報伝達パターン31間のボーダーからずれない。この小さい割合は、情報伝達パターン31で上述した付加的な誤り訂正コーディングによって訂正されうる。
図13は、本発明に係るフレーム47の例の時間領域の説明を示す。送信装置54では、フレームパターンまたは構造がフレーム形成手段59で生成された後、周波数領域フレームパターンが、周波数から時間への変換手段60によって時間領域に変換される。結果として生じる時間領域フレームの例が図13に示され、夫々がガードインターバル53とは分離されるガードインターバル49、情報伝達シンボル50、更にガードインターバル51、及び多数のデータシンボル52を含む。単一の情報伝達シンボルのみが時間領域に存在するという状況が、図4に示される例に対応して、情報伝達パターンを有する単一のタイムスロットのみが周波数領域のフレーム構造に存在している一方で、情報伝達パターン31a及び31bを有する2つのタイムスロットについての図7の例は、時間領域内の、実質的にガードインターバルとは分離される2つの情報伝達パターンの存在を導いている。ガードインターバルは、例えば、夫々のシンボルの有用なパートの周期的な拡張になりうる。OFDM方式の例では、実質的に提供されるガードバンドを含む情報伝達シンボル及びデータシンボルは、夫々、1つのOFDMシンボルの長さを有することができる。次いで、例えば、要求される送信周波数に信号を変換することによって、時間領域のフレームは、利用されるマルチ搬送システムに依存する時間領域信号を処理する送信手段61に転送される。次いで、送信信号は、アンテナ等のように有線インターフェース又は無線インターフェースである送信インターフェース62を経由して送信される。上述したように、情報伝達パターンを、1以上のトレーニングパターンが先行することができ、当該トレーニングパターンが、時間領域での情報伝達シンボルを先行するトレーニングパターンの存在をもたらす。
図13は、更に、夫々のフレームの数がスーパーフレームと組み合されうることを示す。スーパーフレーム毎のフレームの数、すなわち、時間方向の夫々のスーパーフレームの長さは、固定されるか多様なものとなりうる。従って、スーパーフレームが同時にセットされる最大の長さが存在してもよい。更に、スーパーフレームの夫々のフレームに対する情報伝達パターンの情報伝達データが同じであれば、及び情報伝達データでの変化のみがスーパーフレーム間で起こるのであれば、有利である。すなわち、変調、コード化、データパターンの数等は、スーパーフレームの夫々のフレームで同じとなるが、続いて起こるスーパーフレームで異なりうる。例えば、放送方式では、情報伝達データは大抵変わらないので、スーパーフレームの長さはより長くなることができ、双方向システムでは、送信及び受信パラメータの最適化は、受信部から送信部へのフィードバックに基づいて行われるので、スーパーフレームの長さはより短くなることができる。説明したように、トレーニングシンボルは、夫々のフレームで夫々の情報伝達パターンを先行することができる。
送信装置82の要素及び機能、図14で示されるブロックダイアグラムについては、既に上述されている。実際の実行は、夫々の方式で、送信装置の実際の操作のために必要な付加的な要素及び機能を含むことは理解されておくべきことである。図14では、本発明の説明及び理解のために必要な要素及び手段のみが示される。同じことが、受信装置83、図15で示されるブロックダイアグラムにも当てはまる。図15は、本発明の説明及び理解のために必要な要素及び手段のみが示される。付加的な要素が、受信装置83の実際の操作のために必要となる。更に、送信装置82及び受信装置83の要素及び機能は、本発明によって記載された機能を実行するように構成されるあらゆるデバイス、装置、システム等で実行されうることは、理解されておくべきである。
上述したように、図4に示すフレーム構造29、29’を有するフレームのデータパターンのような本発明のデータパターンのデータは、夫々、データフレームに配列され、夫々のデータフレームは、第2の情報伝達データ及びコンテンツデータを含む。本実施形態では、第2の情報伝達データは、これらに限定されるものではないが、データフレームのコンテンツデータのために利用される変調、データフレームのコンテンツデータのために利用される誤り保護コード、又はデータフレームで送信されたコンテンツデータが受信装置によって受信されることになるのか否かについての情報を有する接続の識別等といったように、夫々のデータフレームのコンテンツデータの個々のパラメータを有する情報伝達データである。
図17に示すように、本発明のデータフレーム84は、(時間方向に)コンテンツデータ84bによって追従される、ヘッダ84aの第2の情報伝達データを含む。つまり、図17は、図14に示される送信装置82のデータフレーム形成手段54、54’、54’’によって形成される、本発明のデータフレーム84を示す。
図18は、図4及び図7に夫々示すフレーム構造29及び29’を有するフレームのデータパターン34、34’、34’’、34’’’、34’’’’のように、どのようにして、データが同じ周波数割り当てを有し、時間次元で隣接するデータパターンに割り当てられ、且つ挿入されるかを概略的に示す。図18に示すように、夫々異なる長さ(及び/又は異なるデータ、及び/又は情報伝達コンテンツ、及び/又は異なる変調、及び/又は異なるコーディング)のデータフレーム85、85’、85’’、85’’’は、完全に独立して、柔軟な方式で、データパターン34、34’、34’’、34’’’、34’’’’に割り当てられる。すなわち、データフレーム85、85’、85’’、85’’’の長さ(周波数搬送波の数)は、データパターン34、34’、34’’、34’’’、34’’’’の長さ(周波数搬送波の数)から完全に独立し、データフレーム85、85’、85’’、85’’’、は、データパターン34、34’、34’’、34’’’、34’’’’で互いに続いて起こるようにして配列される。このようにして、データフレームの構造は、一般的に、全体のフレーム構造(例えば、フレーム構造29及び29’を有する構造)からは独立している。しかしながら、また、周波数構造、すなわち、データパターン34、34’、34’’、34’’’、34’’’’の第1の周波数搬送波及び最後の周波数搬送波は、データフレーム85、85’、85’’、85’’’の周波数構造である。同じ周波数割り当てを有し、時間次元で互いに隣接するデータパターンは、データフレームのための一種のコンテナを形成し、当該データフレームは、完全に自由に、且つ独立にコンテナに挿入されうる。図18が、明確のため、インターリーブ(交互配置)された時間及び/又は周波数を有さないデータフレーム85、85’、85’’、85’’’を示していることは留意すべ貴点である。実際の装置では、データフレーム85、85’、85’’、85’’’は、時間及び/又は周波数のインターリーブされた形態で、データパターン34、34’、34’’、34’’’、34’’’’に挿入される。
夫々のデータフレーム85、85’、85’’、85’’’の夫々のヘッダ85a、85a’、85a’’、85a’’’に含まれる第2の情報伝達データは、夫々のデータフレームのための個々の第2の情報伝達データを含む。すなわち、ヘッダ85a、85a’、85a’’、85a’’’に含まれる第2の情報伝達データは、少なくとも部分的に互いに異なる。夫々のデータフレーム85、85’、85’’、85’’’の長さは、上述したフレームの第2の情報伝達データ又は第1の情報伝達データに情報伝達されることが可能である。上述したように、第2の情報伝達データは、コンテンツデータの変調、夫々のデータフレーム及び/又は接続の識別でのコンテンツデータの(誤り)コーディングを含むことができる。付加的な、又は代わりの情報伝達コンテンツは、所望の装置に依存する第2の情報伝達データにも含まれることが可能である。例えば、第2の情報伝達データは、(暗に、又は明確に)データフレームのコンテンツデータの長さの指示を含むことができる。いくつかの装置では、変調及びコーディングが同じであれば、コンテンツデータの長さも同じである。このようにして、変調及び続いて起こるデータフレームのコンテンツデータのコーディングが同じである場合に、再度同じ変調及びコーディングを(続いて起こるデータフレームのヘッダで)情報伝達する必要はなく、変調及びコーディングが以前と同じであることを指示のみすればよい。代わりに、装置では、変調及びコーディングが先行するデータフレームに関連して変化しないなら、続いて起こるデータフレームのヘッダが省略されることが可能である
夫々のデータフレーム85、85’、85’’、85’’’、85’’’’の第2の情報伝達データは、有利なことに、疑似ノイズ列、又は他の適当な配列のような同期配列を含み、それは、夫々のヘッダ85a、85a’、85a’’、85a’’’の開始を検出するために相関を実行する、受信装置83の相関手段78で利用される。シンボル同期は、既に行われている(例えば、マルチ搬送波変調によって実現された)ので、相関手段78で実行された相関の結果は、デマッピング手段70が正確にデマッピング及び第2の情報伝達データ及び夫々のデータフレームを変調することを可能なものとする。装置例としては、第2の情報伝達データはシンボルに配列され、シンボルの夫々は、同期配列(夫々のシンボルは、多数のビットを含む。)の一部分を含む。例えば、夫々のシンボルの最も意義のあるビット(又は最も意義のあるビット、例えば、2、3、4等のビット)は、上記同期配列のパートを含む。例えば、第2の情報伝達データが16−QAMに配列される場合、結果としての16−QAMシンボルが夫々4ビットを含む場合に、ヘッダ85a、85a’、85a’’、85a’’’夫々に含まれるQAMシンボル夫々の最も意義のあるビットは、同期配列の一部分(1ビット)を含むことができる。最も意義のあるビットの代わりに、他のビットが利用されることが可能である。同期配列は、適当な配列の一種、例えば、pn、PRBS、又は他の配列でありうる。
図19は、送信装置82の一部分の例をより詳細に示す。本実施形態では、第2の情報伝達データは、符号化手段86で符号化され、その後、例えば、QAM、QPSK、又は変調手段87での他の適当な方法によって変調され、変調及び符号化された第2の情報伝達データは、データフレーム形成手段54、54’、54’’に供給される。コンテンツデータは、例えば、LDPC(低密度パリティ検査(Low Density Parity Check))エンコーダ又は他の適当なエンコーダであるコーディング手段88で符号化され、後にビットインターリーバ89によってインターリーブされ、次いで、例えば、QAMエンコーダ又は他の適当なエンコーダである変調手段58、58’、58’’で変調される。次いで、符号化され、インターリーブ及び変調されたコンテンツデータは、データフレーム形成手段54(又は54’、又は54’’)に供給される。次いで、データフレーム形成手段54、54’、54’’は、図17及び図18を参照しながら上述した夫々のデータフレームを形成する。従って、コーディング手段88によって実行されるコーディング及び変調手段90によって実行される変調は、夫々、データフレームの夫々のヘッダの第2の情報伝達データで情報伝達される。第2の情報伝達データで変調手段87によって実行される変調は、例えば、(図20を参照しながら詳細に説明した)16QAM変調、又は(図21を参照しながら詳細に説明した)QPSK変調である。
図20は、第2の情報伝達データを有するヘッダの生成についてのより詳細な第1の実施例を示す。示された例では、16QAM変調は、第2の情報伝達データで変調手段87によって実行される。このようにして、QAMシンボルは、4ビットを有する。夫々のシンボルの最も意義のあるビットは、疑似ノイズ列(pn列)の一部分として利用される。夫々のQAMシンボルの他の3ビットは、コンテンツデータの(誤り)コーディング、コンテンツデータの変調、及び/又は接続の識別のように、情報伝達データのペイロードを搬送する。例えば、変調情報は3ビットに含まれ、接続の識別は8ビットに含まれ、コーディング情報は、4ビットに含まれ、結果、15ビットのペイロードが第2の情報伝達データのためにもたらされる。これらの15ビットは、例えば、3回、リピータ91で繰り返される。次いで、第2の情報伝達データは、例えば、リードソロモンコーディング手段である符号化手段86で符号化され、次いで、変調手段87に供給される。変調手段87は、従って、45シンボルを出力する(疑似ノイズ列が45ビットの長さを有し、夫々のビットが45シンボルの夫々の最も意義のあるビットとして利用される。)。しかしながら、与えられる数は、単なる例であり、夫々の実施形態に応じて変化されることは留意すべき点である。
図21は、第2の情報伝達データを有するデータフレームヘッダの生成についてのより詳細な第1の実施例を示す。図20の第1の例とは対照的に、同期配列は、第2の情報伝達データに挿入され、この第2の例では、同期配列を第2の情報伝達データに変調することを提案する。更に、第2の例では、変調手段のI及びQパスに第2の情報伝達データを入力して、パスの一つに同期配列を変調する一方で、(例えば、遅延すること又はシフトすることによって)I又はQパスにデータを再分類(すなわち、再配置)することを提案する。本実施形態では、第2の情報伝達データの多様性が実現され、結果として、受信側でのデコーディング特性が改良する。第2の例では、変調、例えば、QPSK変調は、第2の情報伝達データで変調手段87によって実行される。QPSK変調は、図20の例で上述した16QAM変調よりも堅牢である。QPSKシンボルは、2ビットを含み、夫々のシンボルは、図19を参照しながら説明したように、良好な相関特性を有する、例えば、pn配列、PRBS配列、又は他の適当な配列である、同期配列の一部分(パート)を搬送する。図21の実施例では、符号化手段86は、例えば、BCHエンコーダ(Block Code Encoder)であり、第2の情報伝達データを符号化して、例えば、15ビット、又は18ビット等によって表される(例えば、BCHエンコーダはBCH(18、45)エンコーダになりうる。)。次いで、符号化手段86は、例えば、変調手段87のI及びQパスに入力される、45ビットの符号化された第2の情報伝達データを出力する。Iパスで、45の符号化された情報伝達ビットは、そのままの形態で変調手段87に入力される。しかしながら、Qパスで符号化された情報伝達ビットは、再分類手段90で、適当な再分類方法によって、例えば、遅延(例えば、1ビット循環シフトすることによる遅延)、シフト、再配置等により再分類され、同期配列(例えば、pn列、PRBS列、または良好な相関特性を有する他の適当な同期配列)が、例えば、XOR操作又は他の適当な操作を実行する結合手段92によって再分類されたビットに変調される。同期配列は、例えば、45ビットを含むので、再分類手段90が1ビット循環シフトを導入する場合、Qパスの夫々のシフトしたビットは、1ビットの同期配列で変調される。変調した同期配列を有する再分類されたビットは、例えば、I及びQパス経由で供給される信号でQPSK変調を実行する変調手段87にQパスで供給される。次いで、変調手段87は、本実施例では、夫々のデータフレームの夫々のヘッダで45シンボルであって、シンボルの形式で変調された第2の情報伝達情報を出力する。夫々のシンボルは多数のビットを含み(QPSKの例では、2ビット)、本実施例では、1つのビットが同期配列から1ビットで変調される。同期配列の一部分は、1以上のビットの夫々のシンボルに変調される。Qパスの代わりに、Iパスが同期配列で遅延及び変調されることは理解すべき点である。図19に示すように、変調された第2の情報伝達データは、変調手段87から図19を参照しながら説明したデータフレーム形成手段54(又は54’、又は54’’)に供給される。
図22は、図21の実施例に対する図15に示した受信装置83の詳細な実施を示す。本実施形態では、図22は、夫々のデータフレームヘッダに含まれる同期配列によるデータフレームの同期の検出についての実施例を示す。図22に示すように、デインターリーバ77からのデータ出力は、復調手段93、例えば、図21の例の背景にある、例えば、第2の情報伝達データをQPSK変調し、I及びQパスで変調されたデータを出力する、QPSKデマッピング手段等のような硬判定による変調手段に供給される。Iパスでの再分類手段94は、図21に示す再分類手段90によってQパスでデータに導入される再分類を少なくとも部分的に補償するために、例えば、遅延、シフト等により、データを再分類する。再分類手段94によって実行される操作が、分類手段90によって実行される操作に対して、十分に可逆であることは可能であるが、可逆である必要はないということは留意すべき点である。また、再分類手段90がIパスに位置するならば、再分類手段94は、Qパスに位置する。次いで、Iパスでのデータが、乗算手段95で、Qパスでのデータを乗算され、結果として、同期配列がもたらされ、データフレームヘッダ上に変調され、相関手段78に出力され、既知の(予測された)同期配列を有する相関を実行し、データフレームヘッダ及びデータフレームの開始の検出を可能にする同期ピークを出力する次いで、結果として得られる情報は、例えば、図15に示し、図15を参照しながら説明したデマッピング手段70に供給される。
図23は、図21及び図22の例を参照して図15に示した受信装置83の詳細な実施を示す。本実施形態では、図23は、(例えば、図15に示した受信装置83の評価手段79を参照して上述したような)データフレームヘッダに含まれる第2の情報伝達データを取得及び評価するための実施に対する提案を含む。本実施形態では、図23の例では、図15の受信装置83のタイムデインターリーバー77から生じるデータストリームは、例えば、軟判定のQPSKデマッピング手段である、QPSKデマッピング手段96に供給される。デマッピング手段96は、データをQPSK変調し、I及びQパスでそれらを出力する。有利なことに、データは、対数尤度率の形態で出力される。Qパスで、データは、(送信装置82で第2の情報伝達データに変調される)データフレームヘッダに含まれる同期配列の予測された転写(又は適当に処理された転写)により結合手段97で変調され、図21に示すQパスでデータに分類手段90によって導入された再分類を反転するために、データは再分類手段98で再分類(例えば、遅延、又はシフト等)される。再分類手段98によって実行される再分類が、再分類手段90によって導入される再分類に対して、十分に可逆であるということは留意すべき点である。また、再分類手段90及び結合手段92がIパスに位置する場合に、再分類手段98及び結合手段97は、Iパスに位置する。その後、IおよびQパスのデータが、付加手段99で合計され、硬判定が硬判定手段100での付加されたデータに適用される。硬判定手段の出力は、デコーディング手段101、例えば、図21の符号化手段86によって導入されるコーディングを復号化するブロックコードデコーディング手段でデコーディングされる。デコーディング手段101の出力は、例えば、図21のエンコーディング手段86に供給される15ビット又は18ビットの第2の情報伝達データのような、最初の第2の情報伝達データである。次いで、これらの第2の情報伝達データは、更なる処理のために利用され、例えば、図15の受信装置83のデマッピング手段70及び/又は誤り復号化手段80に供給される。遅延手段98は、代わりにIパスで実施されることも可能であることは留意すべき点である。また、付加的に、又は代わりに、I及びQパスは分離して復号化され、良好なデコーディング結果を有するパスが更に利用されることが可能である。
独立及び柔軟な方式でデータパターンにデータフレームを割り当てる、第2の情報伝達データ及びデータフレームのコンテンツデータの整理は、受信装置83での低減した処理が必要となるという有利な点を有する。更に、双方向サービスに対するわずかな遅延が保証される。図15に示すように、第2の情報伝達データの同期(疑似ノイズ)配列の相関を提供する相関手段78の後の、受信装置83は、受信される第2の情報伝達データを評価するように構成される評価手段79を備え、結局のところ必要なデコーディング 符号化手段86によって実行されるコーディングに対応する必要なデコーディングの後に、変調手段87によって実行される変調又は他の必要な処理に対応する復調(例えば、QAM復調)を実行するように構成される。しかしながら、評価手段79によって取得される情報伝達情報は、デマッピング手段70に供給される。例えば、評価手段79は、第2の情報伝達データからコンテンツデータの変調を取得し、デマッピング手段70に変調情報を提供するように構成されるので、デマッピング手段70が夫々の必要な復調を実行することができる。更に、評価手段79は、データフレーム誤りコーディングを取得し、受信装置83に位置する誤りデコーディング手段80に提供するように構成されるので、誤りデコーディング手段80は、受信されるデータフレームコンテンツデータで誤りデコーディングを実行するように構成される。更に、評価手段79は、受信されるデータフレームの第2の情報伝達データの接続の識別を取得し、受信されるデータフレームのコンテンツデータが実際に受信装置83によって受信されることになるのか否かについての接続情報を受信装置83の適当な処理手段に提供するように構成される。
本発明が、フレーム構造(と、対応して適用される送信及び受信装置と、上述した方法と)を覆うことを意図され、上述した実施形態の代わりとして、それらは多数(2又はそれ以上)のデータパターンを有し、少なくとも1つのデータパターンの長さは他のデータパターンの長さとは異なることは留意すべき点である。様々な長さを有するデータパターンのこの構造は、統一の長さ及び上述したような(統一の又はほとんど統一された)コンテンツを有する情報伝達パターンの配列、又は少なくとも1つの情報伝達パターンが他の情報伝達パターンとは異なる長さ及び/又はコンテンツ、すなわち、多様な情報伝達パターンの長さを有する情報伝達パターンの配列のいずれかに組み合わされる。両方のケースで、受信装置83は多様なデータパターンの長さについての情報を必要として、それらは、独立した情報伝達データチャネルによって、又は上述したフレーム構造に含まれる情報伝達データパターンに含まれる情報伝達データによって、送信される。後者の場合、夫々のフレームで最初の情報伝達パターンが随時同じ長さを有し、最初の情報伝達パターンを全ての又は必要なフレームで受信することにより、受信装置が多様なデータパターンについての情報を取得することが可能であれば、実行可能となってもよい。当然、他の実行が可能となってもよい。他の方法として、データパターン、情報伝達パターン、送信装置82及び受信装置83での実行に関連した上述の停止は、更に適用可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1 送信帯域幅
2 パート
3 受信装置
4 チューナー
5 処理手段
55、56、58 調整手段
59 フレーム形成手段
60 変換手段
61 送信手段
62 送信インターフェース
64 受信インターフェース
65 受信手段
66 時間同期手段
67 周波数オフセット検出手段
68 時間から周波数への変換手段
69 チャネル推定手段
70 デマッピング手段
71 再構築手段
72 デマッピング手段
73 評価手段
75 復調手段
76 相関手段
77 タイムデインターリーバー
78 タイムインターリーバー
82 送信装置
83 受信装置


Claims (16)

  1. 1以上のデータパターンのデータがデータフレームに配列され、夫々のデータフレームが第2の情報伝達データ及びコンテンツデータを含むように、フレームの少なくとも1つの情報伝達パターンに第1の情報伝達データを配列し、フレームの前記1以上のデータパターンにデータを配列するように構成されるフレーム形成手段と、
    時間領域送信信号を生成するために、前記少なくとも1つの情報伝達パターン及び前記1以上のデータパターンを周波数領域から前記時間領域に変換するように構成される変換手段と、
    前記時間領域送信信号を送信するように構成される送信手段と、
    を備え、
    夫々のフレームが、前記少なくとも1つの情報伝達パターン及び前記1以上のデータパターンを含み、
    フレーム構造に基づいてマルチ搬送システムで信号を送信するための送信装置。
  2. 夫々のデータフレームの前記第2の情報伝達データは、前記データフレームのヘッダに配列される、請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記第2の情報伝達データは、時間同期配列を含む、請求項1又は2に記載の送信装置。
  4. 前記第2の情報伝達データは、シンボルに配列され、
    前記時間同期配列の一部分は、夫々のシンボルに挿入される、請求項3に記載の送信装置。
  5. 前記第2の情報伝達データは、シンボルに配列され、
    前記時間同期配列の一部分は、夫々のシンボルの少なくとも一部分に変調される、請求項3に記載の送信装置。
  6. フレームの前記データパターンの少なくとも1つは、前記データパターンの前記少なくとも1つと同じ周波数構造で時間方向に少なくとも1つの付加的なデータパターンによって追従され、
    前記少なくとも1つの前記データパターンに配列されるデータフレーム及び前記少なくとも1つの付加的なデータパターンは、互いに前記周波数構造から独立して続いて起こるように配列される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の送信装置。
  7. フレームの少なくとも1つの情報伝達パターンに情報伝達データを配列するステップと、
    前記1以上のデータパターンのデータがデータフレームに配列され、夫々のデータフレームが第2の情報伝達データ及びコンテンツデータを含むように、フレームの前記1以上のデータパターンにデータを配列するステップと、
    時間領域送信信号を生成するために、前記少なくとも1つの情報伝達パターン及び前記1以上のデータパターンを周波数領域から前記時間領域に変換するように変換するステップと、
    前記時間領域送信信号を送信するステップと、
    を含み、
    夫々のフレームが、前記少なくとも1つの情報伝達パターン及び前記1以上のデータパターンを含み、
    フレーム構造に基づいてマルチ搬送システムで信号を送信するための送信方法。
  8. 少なくとも1つの情報伝達パターン及び1以上のデータパターンを含み、
    データは、フレームの前記1以上のデータパターンに配列され、
    前記1以上のデータパターンの前記データがデータフレームに配列され、
    夫々のデータフレームは、第2の情報伝達データ及びコンテンツデータを含む、マルチ搬送システムのためのフレームパターン。
  9. 受信される少なくとも1つのデータパターンをカバーする送信帯域幅の選択されたパートに調整され、且つ前記送信帯域幅の選択されたパートを受信するように構成される受信手段と、
    受信されるデータフレームに含まれる第2の情報伝達データ評価するように構成される評価手段と、
    前記評価の結果に基づいて、受信されるデータパターンの周波数搬送波からのデータをデマッピングするように構成されるデマッピング手段と、
    を備え、
    前記1以上のデータパターンのデータがデータフレームに配列され、夫々のデータフレームが前記第2の情報伝達データ及びコンテンツデータを含むように、
    夫々のフレームが、第1の情報伝達データ及び1以上のデータパターンを有する少なくとも1つのデータパターンを含み、
    送信帯域幅のフレーム構造に基づいてマルチ搬送システムで信号を受信するための受信装置。
  10. 前記第2の情報伝達データが、前記受信されるデータフレームの前記データの変調を含み、
    前記評価手段が、前記変調を取得するように構成され、
    前記デマッピング手段が、前記取得された変調に基づいて前記受信されたデータフレームの周波数搬送波からデータの復調を実行するように構成される、請求項9に記載の受信装置。
  11. 前記第2の情報伝達データは、前記受信されたデータフレームに前記データの誤りコーディングを含み、
    前記評価手段は、前記誤りコーディングを取得し、前記受信されたデータフレームのデータ上で誤りデコーディングを実行するように構成される誤りデコーディング手段に誤りコーディングを転送するように構成される、請求項9又は10に記載の受信装置。
  12. 前記第2の情報伝達データは、接続の識別を含み、
    前記評価手段は、前記接続の識別を取得するように構成される、請求項9〜11のいずれか1項に記載の装置。
  13. 受信されたデータフレームの前記第2の情報伝達データに含まれる同期配列での相関を実行するように構成される相関手段を備え、
    前記データデマッピング手段は、前記相関の結果に基づいて前記受信されたデータフレームの周波数搬送波からの前記データをデマッピングするように構成される、請求項9〜12のいずれか1項に記載の受信装置。
  14. 受信される少なくとも1つのデータパターンをカバーする送信帯域幅の選択されたパートを受信するステップと、
    受信されるデータフレームに含まれる第2の情報伝達データ評価するステップと、
    前記評価の結果に基づいて、受信されるデータパターンの周波数搬送波からのデータをデマッピングするステップと、
    を含み、
    前記1以上のデータパターンのデータがデータフレームに配列され、夫々のデータフレームが前記第2の情報伝達データ及びコンテンツデータを含むように、
    夫々のフレームが、第1の情報伝達データ及び1以上のデータパターンを有する少なくとも1つのデータパターンを含み、
    送信帯域幅のフレーム構造に基づいてマルチ搬送システムで信号を受信するための受信方法。
  15. 1以上のデータパターンのデータがデータフレームに配列され、夫々のデータフレームが第2の情報伝達データ及びコンテンツデータを含むように、フレームの少なくとも1つの情報伝達パターンに第1の情報伝達データを配列し、フレームの前記1以上のデータパターンにデータを配列するように構成されるフレーム形成手段、
    時間領域送信信号を生成するために、前記少なくとも1つの情報伝達パターン及び前記1以上のデータパターンを周波数領域から前記時間領域に変換するように変換するように構成される変換手段、及び
    前記時間領域送信信号を送信するように構成される送信手段、
    を含んでおり、フレーム構造に基づいてマルチ搬送波システムの信号を送信するための送信装置を備え、
    夫々のフレームが少なくとも1つの情報伝達パターン及び1以上のデータパターンを含み、フレーム構造に基づいてマルチ搬送波システムの信号を送信するための送信装置を備え、
    前記送信装置から前記時間領域送信信号を受信するように構成される請求項9〜13のいずれか1項に記載の受信装置を更に備える、信号を送信及び受信するためのシステム。
  16. フレームの少なくとも1つの情報伝達パターンに情報伝達データを配列するステップと、
    1以上のデータパターンのデータがデータフレームに配列され、夫々のデータフレームが第2の情報伝達データ及びコンテンツデータを含むように、フレームの前記1以上のデータパターンにデータを配列するステップと、
    時間領域送信信号を生成するために、前記少なくとも1つの情報伝達パターン及び前記1以上のデータパターンを周波数領域から前記時間領域に変換するように変換するステップと、
    前記時間領域送信信号を送信するステップと、
    を含み、
    夫々のフレームが少なくとも1つの情報伝達パターン及び1以上のデータパターンを含み、
    フレーム構造に基づいてマルチ搬送波システムで信号を送信するための送信方法を含み、
    前記時間領域送信信号を受信するように構成される請求項14に記載の受信方法を更に含む、信号を送信及び受信するための方法。


JP2009235126A 2008-10-09 2009-10-09 マルチ搬送システムのための新規なフレーム及び情報伝達パターン構造 Expired - Fee Related JP5623725B2 (ja)

Applications Claiming Priority (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP08166275.1 2008-10-09
EP08166275.1A EP2175596B1 (en) 2008-10-09 2008-10-09 New frame and data pattern structure for multi-carrier system
EP08166268.6A EP2175600B1 (en) 2008-10-09 2008-10-09 New frame and data pattern structure for multi-carrier systems
EP08166268.6 2008-10-09
EP08168757.6 2008-11-10
EP08168755.0A EP2175597B1 (en) 2008-10-09 2008-11-10 New frame and data pattern structure for multi-carrier systems
EP08168755.0 2008-11-10
EP08168757.6A EP2175601B1 (en) 2008-10-09 2008-11-10 New frame and data pattern structure for multi-carrier systems

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010093817A true JP2010093817A (ja) 2010-04-22
JP5623725B2 JP5623725B2 (ja) 2014-11-12

Family

ID=42139161

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009235126A Expired - Fee Related JP5623725B2 (ja) 2008-10-09 2009-10-09 マルチ搬送システムのための新規なフレーム及び情報伝達パターン構造

Country Status (6)

Country Link
US (2) US8203929B2 (ja)
JP (1) JP5623725B2 (ja)
KR (1) KR101419559B1 (ja)
AU (1) AU2009217407C1 (ja)
RU (1) RU2515258C2 (ja)
TW (1) TWI472197B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11329777B2 (en) 2016-08-11 2022-05-10 Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandten Forschung E.V. Data communication apparatuses, data communication system and methods using reference symbols

Families Citing this family (78)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8363740B2 (en) 2008-05-29 2013-01-29 Sony Corporation Pilot allocation in multi-carrier systems with frequency notching
EP2131540B1 (en) * 2008-06-04 2013-09-18 Sony Corporation New frame structure for multi-carrier systems
US8089858B2 (en) 2008-08-14 2012-01-03 Sony Corporation Frame and signalling pattern structure for multi-carrier systems
US8194529B2 (en) 2008-09-08 2012-06-05 Sony Corporation Frame and data pattern structure for multi-carrier systems
US8203929B2 (en) * 2008-10-09 2012-06-19 Sony Corporation Frame and data pattern structure for multi-carrier systems
US9247547B2 (en) * 2009-10-15 2016-01-26 Qualcomm Incorporated Downlink and uplink resource element mapping for carrier extension
AU2011220004C1 (en) 2010-02-25 2015-08-06 Sony Corporation Transmission apparatus and method for transmission of data in a multi-carrier broadcast system
US8472537B2 (en) * 2010-03-02 2013-06-25 Harris Corporation Systems and associated methods to reduce signal field symbol peak-to-average power ratio (PAPR)
US8976851B2 (en) 2011-05-26 2015-03-10 Cohere Technologies, Inc. Modulation and equalization in an orthonormal time-frequency shifting communications system
US9071286B2 (en) 2011-05-26 2015-06-30 Cohere Technologies, Inc. Modulation and equalization in an orthonormal time-frequency shifting communications system
US10667148B1 (en) 2010-05-28 2020-05-26 Cohere Technologies, Inc. Methods of operating and implementing wireless communications systems
US9130638B2 (en) 2011-05-26 2015-09-08 Cohere Technologies, Inc. Modulation and equalization in an orthonormal time-frequency shifting communications system
US9071285B2 (en) 2011-05-26 2015-06-30 Cohere Technologies, Inc. Modulation and equalization in an orthonormal time-frequency shifting communications system
US11943089B2 (en) 2010-05-28 2024-03-26 Cohere Technologies, Inc. Modulation and equalization in an orthonormal time-shifting communications system
US10681568B1 (en) 2010-05-28 2020-06-09 Cohere Technologies, Inc. Methods of data channel characterization and uses thereof
US9444514B2 (en) 2010-05-28 2016-09-13 Cohere Technologies, Inc. OTFS methods of data channel characterization and uses thereof
WO2012081869A1 (en) 2010-12-13 2012-06-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for transmitting/receiving data stream in broadcast system
KR20120068705A (ko) * 2010-12-13 2012-06-27 삼성전자주식회사 방송 시스템에서 데이터를 송신 또는 수신하기 위한 장치 및 방법
JP5732997B2 (ja) * 2011-04-22 2015-06-10 ソニー株式会社 受信装置、受信方法、プログラム、および受信システム
EP2533453B1 (en) 2011-06-10 2015-08-19 Sony Corporation Apparatus and method for transmitting and receiving in a multi carrier transmission system
US10003487B2 (en) 2013-03-15 2018-06-19 Cohere Technologies, Inc. Symplectic orthogonal time frequency space modulation system
US10411843B2 (en) 2012-06-25 2019-09-10 Cohere Technologies, Inc. Orthogonal time frequency space communication system compatible with OFDM
US10469215B2 (en) 2012-06-25 2019-11-05 Cohere Technologies, Inc. Orthogonal time frequency space modulation system for the Internet of Things
US9929783B2 (en) 2012-06-25 2018-03-27 Cohere Technologies, Inc. Orthogonal time frequency space modulation system
US9912507B2 (en) 2012-06-25 2018-03-06 Cohere Technologies, Inc. Orthogonal time frequency space communication system compatible with OFDM
US10090972B2 (en) 2012-06-25 2018-10-02 Cohere Technologies, Inc. System and method for two-dimensional equalization in an orthogonal time frequency space communication system
US8976907B2 (en) * 2013-01-17 2015-03-10 Harris Corporation Bit synchronizer for detecting symbol timing error for high order modulation using a trajectory mid-point rotation and related methods
US9614660B2 (en) * 2013-05-03 2017-04-04 Futurewei Technologies, Inc. Self-synchronizing probe sequence
EP2995077B1 (en) * 2013-05-08 2018-10-24 LG Electronics Inc. Apparatus for transmitting broadcast signals, apparatus for receiving broadcast signals, method for transmitting broadcast signals and method for receiving broadcast signals
KR102130658B1 (ko) * 2013-07-26 2020-07-06 삼성전자주식회사 송신장치, 수신장치 및 그 제어방법
US9559821B2 (en) * 2013-08-05 2017-01-31 Samsung Electronics Co., Ltd. Transmitter, receiver and controlling method thereof
US10848355B2 (en) * 2014-06-03 2020-11-24 Valorbec Societe En Commandite Methods and systems for cognitive radio spectrum monitoring
US10090973B2 (en) 2015-05-11 2018-10-02 Cohere Technologies, Inc. Multiple access in an orthogonal time frequency space communication system
EP3295572A4 (en) 2015-05-11 2018-12-26 Cohere Technologies, Inc. Systems and methods for symplectic orthogonal time frequency shifting modulation and transmission of data
US9866363B2 (en) 2015-06-18 2018-01-09 Cohere Technologies, Inc. System and method for coordinated management of network access points
US10574317B2 (en) 2015-06-18 2020-02-25 Cohere Technologies, Inc. System and method for providing wireless communication services using configurable broadband infrastructure shared among multiple network operators
EP4164152A1 (en) 2015-06-27 2023-04-12 Cohere Technologies, Inc. Orthogonal time frequency space communication system compatible with ofdm
KR102616669B1 (ko) 2015-07-12 2023-12-21 코히어 테크놀로지스, 아이엔씨. 복수의 협대역 부-반송파 상에서의 직교 시간 주파수 공간 변조
WO2017039397A1 (ko) * 2015-09-03 2017-03-09 엘지전자(주) 무선 통신 시스템에서 동기 신호를 송수신하기 위한 방법 및 이를 위한 장치
CN108770382B (zh) 2015-09-07 2022-01-14 凝聚技术公司 使用正交时间频率空间调制的多路存取的方法
WO2017087706A1 (en) 2015-11-18 2017-05-26 Cohere Technologies Orthogonal time frequency space modulation techniques
WO2017100666A1 (en) 2015-12-09 2017-06-15 Cohere Technologies Pilot packing using complex orthogonal functions
CN109348739B (zh) 2016-02-25 2022-10-28 凝聚技术公司 用于无线通信的参考信号封装
WO2017165697A1 (en) 2016-03-23 2017-09-28 Cohere Technologies Receiver-side processing of orthogonal time frequency space modulated signals
US9667307B1 (en) 2016-03-31 2017-05-30 Cohere Technologies Wireless telecommunications system for high-mobility applications
CN109845102B (zh) 2016-03-31 2023-07-28 凝聚技术公司 使用正交时间频率空间调制的导频信号的信道获取
KR102250054B1 (ko) 2016-04-01 2021-05-07 코히어 테크널러지스, 아이엔씨. Otfs 통신 시스템에서의 tomlinson-harashima 프리코딩
WO2017173389A1 (en) 2016-04-01 2017-10-05 Cohere Technologies Iterative two dimensional equalization of orthogonal time frequency space modulated signals
WO2017201467A1 (en) 2016-05-20 2017-11-23 Cohere Technologies Iterative channel estimation and equalization with superimposed reference signals
WO2018032016A1 (en) 2016-08-12 2018-02-15 Cohere Technologies Localized equalization for channels with intercarrier interference
EP3497799A4 (en) 2016-08-12 2020-04-15 Cohere Technologies, Inc. MULTILEVEL ITERATIVE EQUALIZATION AND DECODING
EP4362590A2 (en) 2016-08-12 2024-05-01 Cohere Technologies, Inc. Method for multi-user multiplexing of orthogonal time frequency space signals
WO2018064587A1 (en) 2016-09-29 2018-04-05 Cohere Technologies Transport block segmentation for multi-level codes
EP3520310B1 (en) 2016-09-30 2021-10-27 Cohere Technologies, Inc. Uplink user resource allocation for orthogonal time frequency space modulation
WO2018106731A1 (en) 2016-12-05 2018-06-14 Cohere Technologies Fixed wireless access using orthogonal time frequency space modulation
EP3566379A4 (en) 2017-01-09 2020-09-09 Cohere Technologies, Inc. PILOT ENCRYPTION FOR CHANNEL ESTIMATION
US10356632B2 (en) 2017-01-27 2019-07-16 Cohere Technologies, Inc. Variable beamwidth multiband antenna
US10484124B2 (en) * 2017-03-24 2019-11-19 Cable Television Laboratories, Inc. System and methods for coherent PON architecture and burst-mode reception
US10568143B2 (en) 2017-03-28 2020-02-18 Cohere Technologies, Inc. Windowed sequence for random access method and apparatus
US11817987B2 (en) 2017-04-11 2023-11-14 Cohere Technologies, Inc. Digital communication using dispersed orthogonal time frequency space modulated signals
EP4109983A1 (en) 2017-04-21 2022-12-28 Cohere Technologies, Inc. Communication techniques using quasi-static properties of wireless channels
WO2018200567A1 (en) 2017-04-24 2018-11-01 Cohere Technologies Multibeam antenna designs and operation
WO2018200577A1 (en) 2017-04-24 2018-11-01 Cohere Technologies Digital communication using lattice division multiplexing
WO2019014332A1 (en) 2017-07-12 2019-01-17 Cohere Technologies DATA MODULATION SCHEMES BASED ON TRANSFORMED ZAK
US11546068B2 (en) 2017-08-11 2023-01-03 Cohere Technologies, Inc. Ray tracing technique for wireless channel measurements
WO2019036492A1 (en) 2017-08-14 2019-02-21 Cohere Technologies ASSIGNMENT OF TRANSMISSION RESOURCES BY DIVISION OF BLOCKS OF PHYSICAL RESOURCES
CN111279337B (zh) 2017-09-06 2023-09-26 凝聚技术公司 一种由无线通信接收器装置实现的无线通信方法
US11283561B2 (en) 2017-09-11 2022-03-22 Cohere Technologies, Inc. Wireless local area networks using orthogonal time frequency space modulation
WO2019055861A1 (en) 2017-09-15 2019-03-21 Cohere Technologies, Inc. REALIZING SYNCHRONIZATION IN AN ORTHOGONAL SPACE-FREQUENCY SPACE SIGNAL RECEIVER
US11532891B2 (en) 2017-09-20 2022-12-20 Cohere Technologies, Inc. Low cost electromagnetic feed network
US11152957B2 (en) 2017-09-29 2021-10-19 Cohere Technologies, Inc. Forward error correction using non-binary low density parity check codes
WO2019089986A1 (en) 2017-11-01 2019-05-09 Cohere Technologies, Inc. Precoding in wireless systems using orthogonal time frequency space multiplexing
US11290957B2 (en) * 2017-11-17 2022-03-29 Samsung Electronics Co., Ltd. Sequence design of wake-up signals and resynchronization sequence
US11184122B2 (en) 2017-12-04 2021-11-23 Cohere Technologies, Inc. Implementation of orthogonal time frequency space modulation for wireless communications
US11632270B2 (en) 2018-02-08 2023-04-18 Cohere Technologies, Inc. Aspects of channel estimation for orthogonal time frequency space modulation for wireless communications
US11489559B2 (en) 2018-03-08 2022-11-01 Cohere Technologies, Inc. Scheduling multi-user MIMO transmissions in fixed wireless access systems
WO2019241589A1 (en) 2018-06-13 2019-12-19 Cohere Technologies, Inc. Reciprocal calibration for channel estimation based on second-order statistics
US11522600B1 (en) 2018-08-01 2022-12-06 Cohere Technologies, Inc. Airborne RF-head system

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5867478A (en) * 1997-06-20 1999-02-02 Motorola, Inc. Synchronous coherent orthogonal frequency division multiplexing system, method, software and device
JP2006148884A (ja) * 2004-10-22 2006-06-08 Ind Technol Res Inst コヒーレントofdm受信機のための周波数の相関に基づいた同期化及びその装置
WO2007148629A1 (ja) * 2006-06-20 2007-12-27 Ntt Docomo, Inc. 移動通信システムで使用される無線通信装置及び無線通信方法
WO2008050574A1 (en) * 2006-10-23 2008-05-02 Sharp Kabushiki Kaisha Mobile communication system, mobile communication method, base station and mobile station device
WO2008050428A1 (fr) * 2006-10-26 2008-05-02 Fujitsu Limited Appareil de station radio fixe, procédé de transmission de pilotes et appareil terminal
JP2008124832A (ja) * 2006-11-13 2008-05-29 Sharp Corp 基地局装置、移動局装置、無線通信システム、セルサーチ方法およびプログラム

Family Cites Families (53)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100221336B1 (ko) 1996-12-28 1999-09-15 전주범 직교 주파수 분할 다중화 수신 시스템의 프레임 동기 장치 및 그 방법
DE59805329D1 (de) * 1997-06-17 2002-10-02 Siemens Ag Verfahren zur frequenzsynchronisation für eine mobilstation in einem funk-kommunikationssystem
KR100314353B1 (ko) * 1998-04-28 2001-12-28 전주범 직교분할대역수신시스템
JP4337228B2 (ja) * 2000-04-13 2009-09-30 ソニー株式会社 Ofdm受信装置及び方法
US7233625B2 (en) * 2000-09-01 2007-06-19 Nortel Networks Limited Preamble design for multiple input—multiple output (MIMO), orthogonal frequency division multiplexing (OFDM) system
US6952182B2 (en) * 2001-08-17 2005-10-04 The Rosom Corporation Position location using integrated services digital broadcasting—terrestrial (ISDB-T) broadcast television signals
US6751187B2 (en) * 2001-05-17 2004-06-15 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for processing data for transmission in a multi-channel communication system using selective channel transmission
EP1300956A1 (en) * 2001-10-02 2003-04-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Receiving apparatus
US6760362B2 (en) * 2002-03-15 2004-07-06 Qualcomm Incorporated Dynamic pilot filter bandwidth estimation
CA2428576C (en) * 2002-05-16 2008-10-07 Ntt Docomo, Inc. Transmitter for multi-carrier transmission and multi-carrier transmitting method
US7099270B2 (en) * 2002-06-06 2006-08-29 Texas Instruments Incorporated Multi-path equalization for orthogonal frequency division multiplexing communication system
US6885708B2 (en) * 2002-07-18 2005-04-26 Motorola, Inc. Training prefix modulation method and receiver
US7039004B2 (en) * 2002-10-01 2006-05-02 Atheros Communications, Inc. Decision feedback channel estimation and pilot tracking for OFDM systems
KR100571806B1 (ko) * 2003-02-11 2006-04-17 삼성전자주식회사 적응적 ofdma 시스템에서 궤환되는 채널 상태 정보를줄이기 위한 방법 및 이를 사용하는 적응적 ofdma시스템
CN1781276B (zh) * 2003-02-27 2012-05-30 英特尔公司 在多载波通信信道中引入分集的装置和相关方法
KR100575938B1 (ko) * 2003-03-13 2006-05-02 한국과학기술원 이동통신시스템에서 주파수 오프셋 보상장치 및 방법
JP4294364B2 (ja) * 2003-04-23 2009-07-08 パナソニック株式会社 マルチキャリア通信装置
US7260055B2 (en) * 2003-05-30 2007-08-21 Agency For Science, Technology, And Research Method for reducing channel estimation error in an OFDM system
US7519408B2 (en) 2003-11-19 2009-04-14 Dexcom, Inc. Integrated receiver for continuous analyte sensor
US7349436B2 (en) * 2003-09-30 2008-03-25 Intel Corporation Systems and methods for high-throughput wideband wireless local area network communications
KR100560386B1 (ko) * 2003-12-17 2006-03-13 한국전자통신연구원 무선 통신 시스템의 상향 링크에서 코히어런트 검출을위한 직교주파수 분할 다중 접속 방식의 송수신 장치 및그 방법
KR20050066562A (ko) * 2003-12-26 2005-06-30 삼성전자주식회사 직교 주파수 분할 다중화 방식의 무선 통신 시스템에서의프레임 프리앰블 구성 방법 및 그 프리앰블을 이용한프레임 동기 획득 및 셀 검색 방법
KR100713528B1 (ko) * 2004-03-12 2007-05-02 삼성전자주식회사 직교 주파수 분할 다중 접속 방식을 사용하는 통신시스템에서 서브 채널 신호 송신 장치 및 방법
US7519123B1 (en) * 2004-04-08 2009-04-14 Staccato Communications, Inc. Spectral shaping for multiband OFDM transmitters with time spreading
KR100643740B1 (ko) * 2004-04-09 2006-11-10 삼성전자주식회사 직교 주파수 분할 다중 방식을 사용하는 통신 시스템에서기지국 구분을 위한 파일럿 코드 패턴 송수신 장치 및 방법
JP4397746B2 (ja) 2004-06-30 2010-01-13 大王製紙株式会社 吸収性物品
JP4181093B2 (ja) * 2004-07-16 2008-11-12 株式会社東芝 無線通信システム
EP1641206A3 (en) * 2004-09-08 2007-01-03 Tata Consultancy Services Limited Semi-blind channel estimation using sub-carriers with lower modulation order in an OFDM system
TWI248734B (en) * 2004-09-29 2006-02-01 Realtek Semiconductor Corp Band averaging circuit and related method for carrier offset estimation in a multi-band multi-carrier communication system
CN100566317C (zh) 2004-10-22 2009-12-02 财团法人工业技术研究院 基于频率相关性的相干正交频分复用接收器同步方法与装置
KR100959207B1 (ko) * 2005-03-02 2010-05-19 후지쯔 가부시끼가이샤 서브캐리어 전송 방법, 기지국 및 이동국
US7508842B2 (en) * 2005-08-18 2009-03-24 Motorola, Inc. Method and apparatus for pilot signal transmission
WO2007029702A1 (ja) * 2005-09-06 2007-03-15 Nippon Telegraph And Telephone Corporation 無線送信装置と無線受信装置および無線送信方法と無線受信方法ならびに無線通信システムと無線通信方法
KR100872043B1 (ko) * 2005-12-29 2008-12-05 삼성전자주식회사 광대역 무선접속 통신시스템에서 파일럿 패턴 결정 장치 및방법
CN101421956B (zh) * 2006-02-08 2013-05-22 日本电气株式会社 单载波传输系统、通信装置和用于其中的单载波传输方法
WO2007111457A2 (en) * 2006-03-24 2007-10-04 Lg Electronics Inc. A method and structure of configuring preamble to support transmission of data symbol in a wireless communication system
CN103220753A (zh) * 2006-04-28 2013-07-24 日本电气株式会社 导频信号发送方法、无线通信系统、用于它们的装置及程序
CN101064577A (zh) 2006-04-29 2007-10-31 北京三星通信技术研究有限公司 下行控制信令的传输方法和设备
US20080084940A1 (en) * 2006-10-04 2008-04-10 Silicon Integrated Systems Corp. OFDM receiver
JP4328812B2 (ja) * 2006-10-23 2009-09-09 Okiセミコンダクタ株式会社 スキャッタードパイロット配置検出器
US20080107011A1 (en) * 2006-11-02 2008-05-08 Mediatek Inc. System, Apparatus, and Method for Processing a Received Orthogonal Frequency Division Multiplexing Signal
US7881418B2 (en) * 2006-12-14 2011-02-01 Nec Corporation Device, method and program for detecting communication frame base point through blind processing
US7782757B2 (en) * 2007-10-03 2010-08-24 Industrial Technology Research Institute Adaptive pilot design for mobile system
US20090109948A1 (en) * 2007-10-29 2009-04-30 Infineon Technologies Ag Radio communication device for generating and transmitting data, radio communication device for receiving and decoding data, method for transmitting data and method for receiving data
US7652980B2 (en) * 2007-11-02 2010-01-26 Nokia Corporation Orthogonal frequency division multiplexing synchronization
EP2071758A1 (en) * 2007-12-11 2009-06-17 Sony Corporation OFDM-Transmitting apparatus and method, and OFDM-receiving apparatus and method
US8085860B2 (en) * 2008-04-29 2011-12-27 Hong Kong Applied Science And Technology Research Institute Co., Ltd. Systems and methods for sampling frequency offset estimation
US8363740B2 (en) * 2008-05-29 2013-01-29 Sony Corporation Pilot allocation in multi-carrier systems with frequency notching
US8036292B2 (en) * 2008-06-02 2011-10-11 Newport Media, Inc. Segmented-frame synchronization for ISDB-T and ISDB-TSB receiver
EP2131540B1 (en) * 2008-06-04 2013-09-18 Sony Corporation New frame structure for multi-carrier systems
GB0810950D0 (en) * 2008-06-04 2008-07-23 Sony Uk Ltd Digital signal transmission and reception
US8089858B2 (en) 2008-08-14 2012-01-03 Sony Corporation Frame and signalling pattern structure for multi-carrier systems
US8203929B2 (en) * 2008-10-09 2012-06-19 Sony Corporation Frame and data pattern structure for multi-carrier systems

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5867478A (en) * 1997-06-20 1999-02-02 Motorola, Inc. Synchronous coherent orthogonal frequency division multiplexing system, method, software and device
JP2006148884A (ja) * 2004-10-22 2006-06-08 Ind Technol Res Inst コヒーレントofdm受信機のための周波数の相関に基づいた同期化及びその装置
WO2007148629A1 (ja) * 2006-06-20 2007-12-27 Ntt Docomo, Inc. 移動通信システムで使用される無線通信装置及び無線通信方法
WO2008050574A1 (en) * 2006-10-23 2008-05-02 Sharp Kabushiki Kaisha Mobile communication system, mobile communication method, base station and mobile station device
WO2008050428A1 (fr) * 2006-10-26 2008-05-02 Fujitsu Limited Appareil de station radio fixe, procédé de transmission de pilotes et appareil terminal
JP2008124832A (ja) * 2006-11-13 2008-05-29 Sharp Corp 基地局装置、移動局装置、無線通信システム、セルサーチ方法およびプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11329777B2 (en) 2016-08-11 2022-05-10 Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandten Forschung E.V. Data communication apparatuses, data communication system and methods using reference symbols
US11943158B2 (en) 2016-08-11 2024-03-26 Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandten Forschung E.V. Data communication apparatuses, data communication system and methods using reference symbols

Also Published As

Publication number Publication date
US20100135316A1 (en) 2010-06-03
JP5623725B2 (ja) 2014-11-12
RU2009137362A (ru) 2011-04-20
TW201029405A (en) 2010-08-01
RU2515258C2 (ru) 2014-05-10
US8787141B2 (en) 2014-07-22
US8203929B2 (en) 2012-06-19
AU2009217407B2 (en) 2015-01-15
AU2009217407A1 (en) 2010-04-29
TWI472197B (zh) 2015-02-01
KR101419559B1 (ko) 2014-07-14
KR20100040265A (ko) 2010-04-19
US20120269201A1 (en) 2012-10-25
AU2009217407C1 (en) 2015-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5623725B2 (ja) マルチ搬送システムのための新規なフレーム及び情報伝達パターン構造
JP5500919B2 (ja) マルチ搬送システムのための新規なフレーム及び情報伝達パターン構造
JP5491225B2 (ja) マルチキャリアシステムのための新たなフレーム及びデータパターン構造
KR101391541B1 (ko) 다중 반송파 시스템의 프레임 구조에 기초하는 신호 전송 장치와 전송 방법 및 수신 장치와 수신 방법
EP2216928A1 (en) Frame and data pattern structure for multi-carrier systems
EP2161893B1 (en) New frame and data pattern structure for multi-carrier systems
EP2587709B1 (en) Frame and data pattern structure for multi-carrier systems
EP2175601B1 (en) New frame and data pattern structure for multi-carrier systems
EP2175597B1 (en) New frame and data pattern structure for multi-carrier systems
EP2154850B1 (en) New frame and signalling pattern structure for multi-carrier systems
AU2009202830C1 (en) New frame and signalling pattern structure for multi-carrier systems
EP2512080B1 (en) New frame and signalling pattern structure for multi-carrier systems

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130730

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131030

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140303

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140408

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140626

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140902

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140925

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5623725

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees