JP2010093683A - デジタルアナログ変換回路とその出力データの補正方法 - Google Patents

デジタルアナログ変換回路とその出力データの補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】従来のデジタルアナログ変換回路は、出力結果を補正するために回路面積の増加が大きくなる問題があった。
【解決手段】本発明のデジタルアナログ変換回路は、外部から入力される第1のデジタル入力データDinaの下位ビット側に補正用ビットを付加して第2のデジタル入力データDinbを出力する補正部10と、第2のデジタル入力データDinbを受けて、アナログ値を出力する変換部11と、を有し、補正部10は、アナログ値と第1の入力データに対応して設けられた期待値との誤差に基づき誤差が予め設定された値よりも大きくなる点の前後の第2のデジタル入力データDinbの下位ビット側データを操作することで第2のデジタル入力データDinbを生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルアナログ変換回路とその出力データの補正方法に関し、特にデジタル入力データに対して補正を加える補正部を有するデジタルアナログ変換回路に関する。
近年電子機器において、デジタル処理を行った結果得られたデジタルデータに基づき各種の機器を制御するために、デジタルデータをアナログ信号に変換することが多く行われている。このようにデジタルデータをアナログ信号に変換する回路にデジタルアナログ変換回路(Digital Analog Converter:DAC)がある。ここで、デジタルアナログ変換回路の一例を図7に示す。
図7に示すデジタルアナログ変換回路100は、循環式(Cyclic(サイクリック式))デジタルアナログ変換回路であって、デジタルアナログ変換回路の一例を示す。循環式デジタルアナログ変換回路100は、増幅器AMPと、コンデンサC1〜C3、複数のスイッチを有する。デジタル入力信号b(n)は、ハイレベル(b(n)=1)のとき、スイッチS1がONとなり、デジタル入力データVrefがデジタルアナログ変換回路100に入力される。また、デジタル入力信号b(n)がロウレベル(b(n)=0)のとき、スイッチS2がONとなり、デジタルアナログ変換回路100の入力はグラウンドに接続される。コンデンサC1は、スイッチを介してデジタル入力データVref*b(n)を受けると共に、スイッチを介して増幅器AMPに接続される。コンデンサC2は、増幅器AMPの入力端子と出力端子との間に接続される。コンデンサC3は、コンデンサC2と並列に接続される。また。コンデンサC3の両端にはスイッチが設けられ、コンデンサC2と切り離すことができる構成を有する。
この循環式デジタルアナログ変換回路100では、デジタル入力データをシリアルデータとして受信する。そして、循環式デジタルアナログ変換回路100では、図7に示す回路を用いて、受信したデータをサンプリングするサンプリング動作とサンプリングした値の積分動作とを繰り返し行うことでアナログ信号を出力する。循環式デジタルアナログ変換回路100では、サンプリング動作と積分動作とを制御クロックφ1、φ2により切り替える。この制御クロックのタイミングチャートを図8に示す。図8に示すように、制御クロックφ1、φ2は、動作クロックに基づき生成され、一変換期間の前半期間において制御クロックφ1がハイレベルとなり、後半期間において制御クロックφ2がハイレベルとなる。そして、図7においてφ1の符号を付したスイッチが制御クロックφ1のハイレベル期間に導通状態となり、循環式デジタルアナログ変換回路100はサンプリング動作を行うサンプリングモードとなる。また、図7においてφ2の符号を付したスイッチが制御クロックφ2のハイレベル期間に導通状態となり、循環式デジタルアナログ変換回路100は積分動作を行う積分モードとなる。
ここで、サンプリングモード時の循環式デジタルアナログ変換回路100の回路図を図9(a)に示し、積分モード時の循環式デジタルアナログ変換回路100の回路図を図9(b)に示す。そして、図9(a)、(b)を参照して循環式デジタルアナログ変換回路100の動作について説明する。
図9(a)に示すように、サンプリングモードのときコンデンサC1は入力端子と仮想接地点(例えば、接地端子)との間に接続される。また、サンプリングモードにおいて、コンデンサC1は増幅器AMPと切り離される。一方、コンデンサC2は増幅器AMPの反転端子と出力端子との間に接続され、コンデンサC3は、コンデンサC2とは切り離され、両端子が仮想接地点(例えば、接地端子)に接続される。そして、サンプリングモードにおける仮想接地点を基準とした各コンデンサの電荷容量は、コンデンサC1の電荷容量をQ1a、コンデンサC2の電荷容量をQ2a、コンデンサC3の電荷容量をQ3aとすると、電荷容量Q1a〜Q3aは、(1)〜(3)式により表される。なお、(1)〜(3)式におけるnは、動作期間の番号を示すものである。
Figure 2010093683
Figure 2010093683
Figure 2010093683
図9(b)に示すように、積分モードのときコンデンサC1は入力端子と切り離される。そして、コンデンサC1は、仮想接地点(例えば、接地端子)と増幅器AMPの反転端子との間に接続される。一方、コンデンサC2は増幅器AMPの反転端子と出力端子との間に接続され、コンデンサC3は、コンデンサC2と並列に接続される。そして、積分モードにおける仮想接地点を基準とした各コンデンサの電荷容量は、コンデンサC1の電荷容量をQ1b、コンデンサC2の電荷容量をQ2b、コンデンサC3の電荷容量をQ3bとすると、電荷容量Q1b〜Q3bは、(4)〜(6)式により表される。なお、(4)〜(6)式におけるnは、動作期間の番号を示すものである。
Figure 2010093683
Figure 2010093683
Figure 2010093683
循環式デジタルアナログ変換回路100では、上記サンプリングモードと積分モードとを所定の間隔で切り替えることで変換動作を行う。このとき、サンプリングモードと積分モードとにおいて各コンデンサの仮想接地点を基準とした電荷容量は等しくなる。そのため、(1)〜(6)式より、(7)式を導くことができる。
Figure 2010093683
そして、(7)式より出力されるアナログ値Vout(n)を算出すると、アナログ値Vout(n)は(8)式により表される。
Figure 2010093683
(8)式より、循環式デジタルアナログ変換回路100が出力するアナログ値Vout(n)は、コンデンサC1〜C3の容量比により決まることが分かる。なお、循環式デジタルアナログ変換回路100では、サンプリングモードと積分モードを一動作期間とし、これを繰り返すことで多ビットのデジタル入力信号b(n)の変換動作を行う。そこで、繰り返し回数nを10(デジタル入力信号b(n)のビット数が10)とし、コンデンサC1〜C3の容量値をすべて同じとした場合におけるアナログ値Vout(10)を(9)式に示す。
Figure 2010093683
(9)式より、循環式デジタルアナログ変換回路100は、繰り返し回数に応じて多ビットのデジタル入力データを変換できることが分かる。
上記説明より、循環式デジタルアナログ変換回路100では、コンデンサC1〜C3の容量値に相対ばらつきが生じると出力結果に影響を与えることが分かる。そこで、コンデンサC1〜C3の理想的な容量値をCunitとし、コンデンサC1〜C3のそれぞれのばらつきをΔC1〜ΔC3とした場合におけるアナログ値Vout(n)を(10)式に示す。
Figure 2010093683
(10)式において、コンデンサC1〜C3のばらつき量ΔC1〜ΔC3がそれぞれ別個のばらつき量を有した場合、(10)式の第1項と第2項との大きさの線形性が確保できなくなるため出力結果の線形性が悪化する問題が生じる。そこで、循環式デジタルアナログ変換回路において出力結果の線形性を改善するための技術が特許文献1、2に開示されている。
特許文献1に開示されている循環式デジタルアナログ変換回路の誤差検出補正方法では、2値2進コードからなる入力データを、同一の値を表す2つの多値2進コードに変換する。そして、それぞれの入力データに対するデジタルアナログ変換結果の差、もしくはDNL(Differential Non-Linearity:微分非直線性)特性を測定する。そして、回路内のコンデンサの容量誤差量を算出し、コンデンサの容量値のチューニングを行う。これにより、特許文献1に記載の循環式デジタルアナログ変換回路では、DNL特性を改善する。
また、特許文献2に開示された技術では、循環式デジタルアナログ変換回路にコンデンサを追加する。そして、コンデンサに対するスイッチング方法を変更して、入力ビットごとに電荷充電をするコンデンサを変更する。つまり、特許文献2に記載の循環式デジタルアナログ変換回路では、複数の容量を満遍なく使用することができるためコンデンサの容量値の相対ばらつきの影響をビット間で分散させることができる。これにより、特許文献2に記載の循環式デジタルアナログ変換回路では、コンデンサの容量値の相対ばらつきの影響を低減する。
特開昭63−42523号公報 特開2007−235379号公報
しかしながら、上述の特許文献1、2では、コンデンサC1〜C3の容量値のばらつきの影響を低減するためにコンデンサを追加する必要がある。コンデンサは一般的に大きな占有面積を有する。そのため、コンデンサを追加することでデジタルアナログ変換回路の回路面積が著しく大きくなる問題がある。
本発明にかかるデジタルアナログ変換回路の一態様は、外部から入力される第1のデジタル入力データの下位ビット側に補正用ビットを付加して第2のデジタル入力データを出力する補正部と、前記第2のデジタル入力データを受けて、アナログ値を出力する変換部と、を有し、前記補正部は、前記アナログ値と前記第1の入力データに対応して設けられた期待値との誤差に基づき前記誤差が予め設定された値よりも大きくなる点の前後の前記第2のデジタル入力データの下位ビット側データを操作することで前記第2のデジタル入力データを生成する。
また、本発明にかかるデジタルアナログ変換回路における出力データの補正方法の一態様は、第1のデジタル入力データをアナログ出力データに変換するデジタルアナログ変換回路における出力データの補正方法であって、前記アナログ出力データと前記第1のデジタル入力データに対応して設けられる期待値との誤差に基づき補正量を算出し、前記第1のデジタル入力データの下位ビット側に前記補正量に基づく値を有する補正用ビットを付加して第2のデジタルデータを生成し、前記第2のデジタル入力データを変換して前記アナログ出力データを得る。
本発明にかかるデジタルアナログ変換回路及びその出力データの補正方法によれば、変換元となる第1のデジタル入力データに補正用ビットを付加した第2のデジタル入力データを生成する。そして、第2のデジタル入力データの補正用ビットを含むビットをデータの補正量に応じて操作することでデジタル入力データを補正する。これにより、本発明にかかるデジタルアナログ変換回路及びその出力データの補正方法は、変換部の構成を変更することなく出力データとなるアナログ値の線形性を補正することができる。
本発明にかかるデジタルアナログ変換回路及びその出力データの補正方法によれば、変換部の回路面積を抑制しながら出力データの線形性を補正することができる。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態1にかかるデジタルアナログ変換回路1(以下DACと記す)のブロック図である。図1に示すように、DAC1は、DA変換器12とキャリブレーションブロック13を備える。
DA変換器12は、デジタル信号として与えられる第1のデジタル入力データDinaをアナログデータAout(アナログ値を有する)に変換して出力する。DA変換器12は、補正部10と変換部11を備える。補正部10は、第1のデジタル入力データDinaの下位ビット側に補正用ビットを付加して第2のデジタル入力データDinbを出力する。本実施の形態では、第1のデジタル入力データDinaは12ビットのパラレルデータとし、補正用ビットは2ビットとし、第2のデジタル入力データDinbは14ビットのシリアルデータとする。また、補正部10が出力する第2のデジタル入力データDinbは、第1のデジタル入力データDinaに対して補正を加えたデータとなるが、補正部10は、キャリブレーションブロック13から与えられる制御信号D_calに応じてこの補正を行う。この制御信号D_calには、補正方向指定信号、補正ビット信号が含まれる。なお、補正部10の詳細については後述する。
変換部11は、補正部10から出力された第2のデジタル入力データDinbをアナログデータAoutに変換する。本実施の形態では、変換部11として循環式デジタルアナログ変換回路を用いる。そのため、この変換部11は、図示していないクロック供給源より動作クロックを受けて、所定の周期でアナログデータAoutを出力する。なお、動作クロックは、第2のデジタル入力データDinbのビット数を十分に変換できるだけの周波数を有している。また、DA変換器12は、一周期の間に1つの第1のデジタル入力データDinaが入力され、その第1のデジタル入力データDinaに対応するアナログデータを1つ出力する。
キャリブレーションブロック13は、補正部10に対して与える制御信号D_calの値をキャリブレーション動作に基づき決定する。より具体的には、キャリブレーションブロック13は、テスト用デジタル入力データTest_Dinに応じてDA変換器12の変換部11が出力するテスト出力Test_Aout(アナログ値)のDNL特性と、テスト用デジタル入力データTest_Dinに対応して予め設定された理想値のDNL特性とを比較して制御信号D_calの値を決定する。
キャリブレーションブロック13は、リファレンスデータ格納部21、データ演算部20、22、データ比較部23、補正値格納部24を備える。リファレンスデータ格納部21は、入力されるテスト用デジタル入力データTest_Dinを格納し、格納した値をリファレンスデータD_refとして出力する。データ演算部22は、リファレンスデータD_refを演算してリファレンス用特徴量D_pr2(例えば、DNL特性の理想値)を出力する。データ演算部20は、変換部11から出力されたテスト出力Test_Aoutに対して演算を行い、実データ特徴量D_pr1(例えば、DNL特性の実測値)を出力する。データ比較部23は、リファレンス用特徴量D_pr2と実データ特徴量D_pr1とを比較して理想値と実測値との誤差に基づきテスト用デジタル入力データに対する補正値を算出し、この補正値を比較結果信号D_cmpとして出力する。補正値格納部24は、比較結果信号D_cmpとして与えられた補正値を格納すると共に格納された補正値に基づき制御信号D_calを出力する。本実施の形態1では、2ビットの補正用ビットと1ビットの補正方向指定信号をDA変換器12の補正部10へ入力する。
次に、本実施の形態にかかる補正部10について詳細に説明する。本実施の形態にかかる補正部10のブロック図を図2に示す。図2を用いて、補正部10について説明する。図2に示すように、補正部10は、データ伝達部30、補正方向決定部31、補正ビット生成部32、パラレルシリアル変換器33を有する。
データ伝達部30は、第1のデジタル入力データDinaの少なくとも下位1ビットを除くデータを後段回路に伝達する。より具体的には、データ伝達部30は、伝達するデータのビット数に応じた数のDフリップフロップを有する。そして、他の回路から出力される補正回路用クロックCLKに同期してDフリップフロップに第1のデジタル入力データDinaを保持する。なお、データ伝達部30では、第1のデジタル入力データDinaの下位1ビットを伝達するデータの対象から除いたが、補正部10が第1のデジタル入力データDinaのうち下位何ビットを補正の対象とするかに応じてデータ伝達部30が伝達するデータのビット数は異なる。
補正方向決定部31は、制御信号D_calに含まれる補正方向指定信号に基づき第1のデジタル入力データDinaの少なくとも下位1ビットの値を操作する。本実施の形態では、補正方向決定部31は、第1のデジタル入力データDinaの下位1ビットに対して補正方向指定信号に応じた操作を加える。例えば、補正方向指定信号がプラス方向の補正を指示する値(例えば1)であった場合、補正方向決定部31は、対象となるビットの値を反転させることなく出力する。一方、補正方向指定信号がマイナス方向の補正を指示する値(例えば0)であった場合、補正方向決定部31は、対象となるビットの値を反転させて出力する。また、本実施の形態における補正方向決定部31は、第1のデジタル入力データDinaの少なくとも最上位ビットを除く下位ビットが同一の値となった場合に下位1ビットの操作を行う。なお、補正方向決定部31が下位1ビットの操作を行う条件として第1のデジタル入力データDinaの下位何ビットを参照するかについては、補正対象とする第1のデジタル入力データの個数に応じて任意に設定することができる。
本実施の形態では、補正方向決定部31は、AND回路40、NAND回路41、マルチプレクサ42、43、Dフリップフロップを有する。本実施の形態では、第1のデジタル入力データDinaのうち3つのデータ(例えば、コードが1024、2048、3072)に対して補正を行う。そのため、AND回路40は、第1のデジタル入力データDinaのうち下位10ビットの値を参照し、参照した10ビットの値がすべて1となった場合にハイレベル(例えば1)を出力する。また、NAND回路41は、第1のデジタル入力データDinaのうち下位10ビットの値を参照し、参照した10ビットの値がすべて1となった場合にロウレベル(例えば0)を出力する。マルチプレクサ42は、一方の入力端子にAND回路40の出力を受け、他方の入力端子にNAND回路41の出力を受ける。そして、マルチプレクサ42は、補正方向指定信号に応じてAND回路40の出力とNAND回路41の出力のいずれか一方を選択して出力する。マルチプレクサ43は、一方の入力端子に第1のデジタル入力データDinaの下位1ビットのデータを受け、他方の入力端子に第1のデジタル入力データDinaの下位1ビットを反転させたデータを受ける。そして、マルチプレクサ43は、マルチプレクサ42の出力に応じて、2つの入力信号のうちいずれか一方を出力する。Dフリップフロップは、マルチプレクサ43の出力を補正回路用クロックCLKに応じて一時的に保持し、保持した値を出力する。
補正ビット生成部32は、第1のデジタル入力データDinaに付加する補正用ビットを生成する。より具体的には、補正ビット生成部32は、制御信号D_calに含まれる補正用ビットを受けて、第1のデジタル入力データDinaが所定の条件を満たした場合に所定の補正量を有する補正用ビットを出力する。また、補正ビット生成部32は、第1のデジタル入力データDinaが所定の条件を満たさない場合に補正量が0となる補正用ビットを出力する。
補正ビット生成部32は、NOR回路50、AND回路51、OR回路52、マルチプレクサ53、54、Dフリップフロップを有する。実施の形態では、第1のデジタル入力データDinaのうち3つのデータ(例えば、コードが1024、2048、3072)に対して補正を行う。そのため、NOR回路50は、第1のデジタル入力データDinaのうち下位10ビットの値を参照し、参照した10ビットの値がすべて0となった場合にハイレベル(例えば1)を出力する。また、AND回路51は、第1のデジタル入力データDinaのうち下位10ビットの値を参照し、参照した10ビットの値がすべて1となった場合にハイレベル(例えば1)を出力する。OR回路52は、NOR回路50の出力とAND回路51の出力とを受け、いずれか一方の出力値が1となった場合にハイレベル(例えば1)を出力する。
マルチプレクサ53は、補正用ビットに含まれる補正データ0と補正データ1とを受け、OR回路52の出力に応じて補正データ0と補正データ1とのいずれか一方を出力する。マルチプレクサ54は、補正用ビットに含まれる補正データ0と補正データ2とを受け、OR回路52の出力に応じて補正データ0と補正データ2とのいずれか一方を出力する。なお、補正データ0は、補正を行わない場合における補正用ビットの値を指定するものであり、本実施の形態では補正量が0となる値である。また、補正データ1及び補正データ2は、2ビットで1つのデータとして扱われ、この2ビットの値に応じて第1のデジタル入力データDinaに対する所定の補正量が与えられる。Dフリップフロップは、マルチプレクサ53、54の出力を補正回路用クロックCLKに応じて一時的に保持し、保持した値を補正用ビットとして出力する。
パラレルシリアル変換器33は、データ伝達部30、補正方向決定部31、補正ビット生成部32により与えられるパラレルデータをシリアルデータに変換する。このとき、本実施の形態では、パラレルシリアル変換器33に対して補正用ビットを含む第1のデジタル入力データDinaがパラレルデータとして与えられる。そして、このパラレルデータが14ビットとなるため、パラレルシリアル変換器33は、14ビットのシリアルデータを第2のデジタル入力データDinbとして出力する。なお、後段回路がパラレルデータ入力に対応したものである場合、パラレルシリアル変換器33は設ける必要がない。
続いて、本実施の形態における補正用ビットの値及び補正方向指定信号の値の決定方法について説明する。本実施の形態では、補正用ビットの値及び補正方向指定信号の値はキャリブレーションブロック13により決定される。そこで、本実施の形態にかかる、キャリブレーションブロック13における補正用データ作成のフローチャートを図3に示す。
図3に示すように、本実施の形態では、補正用ビットの値及び補正方向指定信号の値を決定するために、まず、テスト用デジタル入力データTest_DinをDA変換器12の変換部11へ入力し、テスト出力Test_Aoutを得る(ステップS101)。そして、ステップ101で得られたテスト出力Test_Aoutをデータ演算部20へ入力し、テスト出力Test_Aoutに対応した実データ特徴量(例えば、DNL特性の実測値)D_pr1を算出する(ステップS102)。また、ステップS101、S102と平行して、テスト用デジタル入力データTest_Dinをリファレンスデータ格納部21へ入力し、リファレンスデータD_refを出力する(ステップS103)。そして、ステップ103で得られたリファレンスデータD_refをデータ演算部22へ入力し、テスト用デジタル入力データTest_Dinに対応したリファレンス用特徴量(例えば、DNL特性の理想値)D_pr2を算出する(ステップS104)。なお、本実施の形態では、テスト用デジタル入力データとしてデジタル値において連続する複数の値を入力し、アナログデータとしてランプ波を得る。そして、特徴量として、ランプ波の微分非直線性(DNL特性)を算出する。
その後、ステップS102、S104で得られた実データ特徴量D_pr1とリファレンス用特徴量D_pr2をデータ比較部23へ入力し、これら2つの値の比較結果から補正量データの値を算出し、補正量データの値を比較結果信号D_compとして出力する(ステップS105)。そして、ステップS105で得られた比較結果信号D_compに基づき補正値格納部24に補正量データを格納する(ステップS106)。なお、補正値格納部24は、補正量データに基づき制御信号D_calを出力する。この制御信号D_calには、補正方向指定信号と補正用データとが含まれる。
次に、ステップS105における補正量データの算出方法についてさらに詳細に説明する。まず、図4に、ステップ102で算出されたDNL特性のグラフを示す。図4に示すグラフは、横軸にテスト用デジタル入力データのコードの値を示し、縦軸にDNL誤差を示す。図4に示すように、補正部10において何ら補正を行わない場合、変換部11が出力するテスト出力Test_Aoutは、コードが1024、2048、3072の点において特に特性が悪化している。また、DNL誤差は、コードの大小にかかわらずマイナス側に悪化している。
ここで、図5に、コードが2048の近傍におけるDA変換器12の入力と出力の関係を示す波形図を示す。図5では、横軸が入力される第1のデジタル入力データDinaのコードを示し、縦軸にアナログデータの値を示す。また、図5の左図は、第1のデジタル入力データDinaを入力し、かつ、第1のデジタル入力データDinaに対して何らの補正も加えてないときの波形図である。図5の右図は、第1のデジタル入力データDinaを入力し、かつ、第1のデジタル入力データDinaに対して補正を加えたときの波形図である。
図5の左図に示すように、本実施の形態において用いられる第1のデジタル入力データDinaは、コードが2047から2048になると最上位ビット及びその他のビットが反転する。そして、本実施の形態にかかる変換部11は、最上位ビットの値が切り替わる点においてアナログデータのDNL特性が悪化する。
そこで、本実施の形態では、DNL特性が悪化する点の前後の第1のデジタル入力データDinaが入力された場合に第1のデジタル入力データDinaに対して付加される補正用ビットの値をステップS104に算出された補正量データに基づき決定する。また、補正用ビットの値に基づき第1のデジタル入力データDinaの値をプラス方向とマイナス方向のいずれの方向に補正するかを第1のデジタル入力データDinaの最下位ビットを操作することで制御する。
より具体的には、本実施の形態では、補正方向指定信号の値を0とし、かつ、補正データ1、2の値をそれぞれ1、0とする。制御信号D_calとしてこのような値を与えることで、図5の右図に示すように、第1のデジタル入力データDinaが011111111111を示す場合には、第2のデジタル入力データDinbとして01111111111010が出力される。また、第1のデジタル入力データDinaが100000000000を示す場合に、第2のデジタル入力データDinbとして10000000000010が出力される。
つまり、本実施の形態では、DNL特性の悪化方向に対応して、補正を加えていない第2のデジタル入力データDinb(値は01111111111100)よりも、補正後の第2のデジタル入力データDinbの値を大きく又は小さくする。このような補正を加えることで、アナログデータAoutは第1のデジタル入力データに対して単調増加し、DNL特性が改善される。また、本実施の形態では、12ビットの第1のデジタル入力データDinaにおいて下位10ビットの値を参照し、第1のデジタル入力データDinaの値を補正するか否かを決定する。そのため、上記補正処理は、上位2ビットの値が切り替わる3つの点(例えば、コードが1024、2048、3072)において行われる。
ここで、本実施の形態にかかるデジタルアナログ変換回路1において第1のデジタル入力データDinaの補正を行った場合のDNL特性のグラフを図6に示す。図6に示すグラフは、図4に示すDNL特性を初期状態とした場合に本実施の形態にかかる補正方法を適用したものである。図6に示すように、本実施の形態にかかる補正方法を適用することで、コードが1024、2048、3072となる点におけるDNL特性が大幅に改善する。
上記説明より、本実施の形態にかかるデジタルアナログ変換回路1では、デジタル入力データをアナログデータに変換する変換部11に対して入力するデジタル入力データに対して補正を加えることでアナログデータのDNL特性を改善する。そのため、変換部11には補正のための変更を加える必要がない。従って、本実施の形態にかかるデジタルアナログ変換回路1では、変換部11に関して大きな回路占有面積を占めるコンデンサを追加する必要がないため、変換特性の改善に関する回路面積の増加を抑制することができる。なお、本実施の形態では、補正部10において第1のデジタル入力データDinaを補正して第2のデジタル入力データDinbを生成するが、補正部10は、図2にも示すように簡単なロジック回路により構成することができる。ロジック回路は、コンデンサに比べると遙かに回路専有面積が小さい。そのため、補正部10を追加することに起因する回路面積の増加は、コンデンサを追加する場合の回路面積の増加に比べて極めて小さくなる。
また、本実施の形態にかかるデジタルアナログ変換回路1では、第1のデジタル入力データDinaの下位ビット側に補正用ビットを追加し、上位ビットの切り替わりに応じて予め算出された補正量に応じて補正用ビットの値を変更する。このように生成された第2のデジタル入力データDinbを用いたアナログデータの補正は、特に変換部11に循環型デジタルアナログ変換回路を用いた場合に効果がある。循環型デジタルアナログ変換回路では、上記(9)式に示すように上位ビット側の変化が変換結果により顕著な影響を及ぼす。そこで、変換誤差が大きくなる上位ビット側の切り替わり時に補正用ビットにより第1のデジタル入力データDinaに対して補正を加えることで、高い補正効果が得られる。このことは、図4、6に示すDNL特性のグラフより明らかである。
また、本実施の形態では、12ビットの第1のデジタル入力データDinaの下位10ビットをモニタし、第1のデジタル入力データDinaに対して補正を加えるか否かを決定する。また、補正量として与えるデータを補正データ1、2として制御信号D_calにより固定的に与える。また、循環式デジタルアナログ変換回路を変換部11として用いた場合、DNL特性の悪化は一方向(例えばプラス方向又はマイナス方向)に偏る傾向がある。そこで、制御信号D_calに含まれる補正方向指定信号の値も固定的に与えることができる。これにより、通常動作時に第1のデジタル入力データDinaの値に応じて制御信号D_calを変更する必要がないため、本実施の形態にかかるデジタルアナログ変換回路1は、動作の高速化を実現することができる。
また、循環式デジタルアナログ変換回路では、動作クロックに基づき変換処理が行われるが、この動作クロックの周波数は通常第1のデジタル入力データDinaの周波数よりも高く設定される。そのため、本実施の形態においては、変換部11に対して与えられる第2のデジタル入力データDinbのビット数が第1のデジタル入力データDinaのビット数よりも増加しているが、第1のデジタル入力データDinaに対して付加される補正用ビットはビット数が小さいため、動作クロックの周波数を高くすることなく、変換部11の動作の許容範囲内で処理を行うことができる。
また、上記実施の形態では変換部11として循環型デジタルアナログ変換回路を用いたため補正部10の出力側にパラレルシリアル変換器33を配置したが、変換部11がパラレルデータを入力データとする変換回路であった場合、パラレルシリアル変換器33は必要ない。つまり、本実施の形態にかかる補正部10は、循環型デジタルアナログ変換回路以外の変換回路に対しても出力結果を補正することができる。つまり、補正部10に与える制御信号D_calを出力結果のDNL特性が悪化する入力データに対して与えることで、補正部10は、いかなる入力データに対しても補正を行うことができる。
また、本実施の形態では補正用ビットのビット数を2ビットとしたが、補正用ビットのビット数はこれよりも増やすことができる。補正用ビットのビット数を増やすことで補正量の調整ステップを細かくすることができる。しかし、補正用ビットのビット数を4ビット以上としてもDNL特性の補正効果はそれほど改善しない。また、補正用ビットのビット数を増加させるためには補正ビット生成部32の回路数を増やす必要がある。そのため、補正用ビットのビット数は2ビット、又は、3ビットとすることで補正効果に対する回路面積の増加を抑制することができる。
また、本実施の形態にかかるデジタルアナログ変換回路では、補正用ビットの値及び補正方向指定信号の値をデジタルアナログ変換回路の動作開始の事前に実施するキャリブレーション動作により決定する。これにより、デジタルアナログ変換回路がどのようなばらつきを示す場合においてもそのデジタルアナログ変換回路に対応した補正用ビットの値及び補正方向指定信号の値を算出することができる。
また、上述の特許文献1に記載の技術では、チューニング用コンデンサの容量値が寄生コンデンサの容量値と同程度の大きさとなり、微小な容量のミスマッチを精度よく検出する必要がある。つまり、相対ばらつきの補正精度がその検出器(例えば、電圧比較器)の精度によって制限されてしまうことがある。このような場合、特許文献1に記載の技術では、十分な補正を行うことができない問題が生じる。しかしながら、本実施の形態にかかるデジタルアナログ変換回路1では変換部11対する変更を何ら加えないため、このような問題は発生しない。また、特許文献2の方法では、追加したコンデンサを制御するためのスイッチ制御シーケンスが複雑化する問題がある。しかし、本実施の形態にかかるデジタルアナログ変換回路1ではコンデンサの切り替えは通常の変換動作にかかるスイッチ制御以外のスイッチ制御シーケンスは必要ないためこのような問題は発生しない。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、第1のデジタル入力データDinaがシリアルデータにより与えられる場合、補正部10の入力側にシリアルパラレル変換器を配置し、補正部10のデータ伝達部30、補正方向決定部31に対してパラレルデータを与えることで補正部10は動作することができる。
実施の形態1にかかるデジタルアナログ変換回路のブロック図である。 実施の形態1にかかるデジタルアナログ変換回路の補正部のブロック図である。 実施の形態1にかかる補正用データを算出するための手順を示すフローチャートである。 実施の形態1にかかるデジタルアナログ変換回路において補正を行う前のDNL特性を示すグラフである。 実施の形態1にかかるデジタルアナログ変換回路において算出された補正データの一例を示すグラフである。 実施の形態1にかかるデジタルアナログ変換回路において補正を行った後のDNL特性を示すグラフである。 一般的な循環式デジタルアナログ変換回路を変換部のブロック図である。 一般的な循環式デジタルアナログ変換回路に対して与えられる制御信号のタイミングチャートである。 一般的な循環式デジタルアナログ変換回路における変換動作を説明するためのブロック図である。
符号の説明
1 デジタルアナログ変換回路
10 補正部
11 変換部
12 DA変換器
13 キャリブレーションブロック
20、22 データ演算部
21 リファレンスデータ格納部
23 データ比較部
24 補正値格納部
30 データ伝達部
31 補正方向決定部
32 補正ビット生成部
33 パラレルシリアル変換器
40 AND回路
41 NAND回路
42、43 マルチプレクサ
50 NOR回路
51 AND回路
52 OR回路
53、54 マルチプレクサ
100 循環式デジタルアナログ変換回路
Aout アナログデータ
D_cmp 比較結果信号
D_cal 制御信号
D_pr1 実データ特徴量
D_pr2 リファレンス用特徴量
D_ref リファレンスデータ
CLK 補正回路用クロック
Dina 第1のデジタル入力データ
Dinb 第2のデジタル入力データ
Test_Aout テスト出力
Test_Din テスト用デジタル入力データ

Claims (18)

  1. 外部から入力される第1のデジタル入力データの下位ビット側に補正用ビットを付加して第2のデジタル入力データを出力する補正部と、
    前記第2のデジタル入力データを受けて、アナログ値を出力する変換部と、を有し、
    前記補正部は、前記アナログ値と前記第1の入力データに対応して設けられた期待値との誤差に基づき前記誤差が予め設定された値よりも大きくなる点の前後の前記第2のデジタル入力データの下位ビット側データを操作することで前記第2のデジタル入力データを生成するデジタルアナログ変換回路。
  2. 前記第2のデジタル入力データと該第2のデジタル入力データに対応する第1のデジタル入力データとの差は、前記第1のデジタル入力データの最小変化ステップよりも小さな値である請求項1に記載のデジタルアナログ変換回路。
  3. 前記補正部は、前記第1のデジタル入力データの少なくとも下位1ビットのデータを操作して補正方向を決定し、前記補正用ビットの値により補正量を決定することを請求項1又は2に記載のデジタルアナログ変換回路。
  4. 前記補正部は、前記第1のデジタル入力データの少なくとも上位1ビットの値が切り替わる点の前後の前記第2のデジタル入力データを操作する請求項1乃至3のいずれか1項に記載のデジタルアナログ変換回路。
  5. 前記補正部は、
    前記第1のデジタル入力データの少なくとも下位1ビットを除くデータを伝達する入力データ伝達部と、
    前記第1のデジタル入力データの少なくとも下位1ビットの値を補正方向指定信号に基づき操作する補正方向決定部と、
    前記第1のデジタル入力データに対応する補正用ビットを生成する補正用ビット生成部と、
    を有する請求項1乃至4のいずれか1項に記載のデジタルアナログ変換回路。
  6. 前記補正用ビット生成部は、前記第1のデジタル入力データが所定の条件を満たした場合に、予め設定された補正量を有する前記補正用ビットを出力し、
    前記第1のデジタル入力データが前記所定の条件を満たしていない場合は、前記補正量がゼロとなる前記補正用ビットを出力する請求項5に記載のデジタルアナログ変換回路。
  7. 前記補正方向決定部は、前記第1のデジタル入力データが前記所定の条件を満たした場合に、前記第1のデジタル入力データの少なくとも下位1ビットのデータを前記補正方向指定信号に基づき操作して出力し、
    前記第1のデジタル入力データが前記所定の条件を満たしていない場合は、前記第1のデジタル入力データを操作することなく出力する請求項6に記載のデジタルアナログ変換回路。
  8. 前記所定の条件は、前記第1のデジタル入力データの少なくとも上記1ビット以外の値がすべて一致するものである請求項6又は7に記載のデジタルアナログ変換回路。
  9. 前記デジタルアナログ変換回路は、前記第1のデジタル入力データに対応する補正方向を示す補正方向値と、前記第1のデジタル入力データに対応した前記補正用ビットにより示される補正値とを格納する補正値格納部ブロックを有する請求項1乃至8のいずれか1項に記載のデジタルアナログ変換回路。
  10. 前記補正用ビットは、2ビット又は3ビットのデータである請求項1乃至9のいずれか1項に記載のデジタルアナログ変換回路。
  11. 前記変換部は、循環式デジタルアナログ変換回路である請求項1乃至10のいずれか1項に記載のデジタルアナログ変換回路。
  12. 前記第1のデジタル入力データはパラレル信号であり、
    前記第2のデジタル入力データはシリアル信号であり、
    前記変換部は、出力部に前記パラレル信号を前記シリアル信号に変換するパラレルシリアル変換器を有する請求項11に記載のデジタルアナログ変換回路。
  13. 前記第1のデジタル入力データはシリアル信号であり、
    前記第2のデジタル入力データはシリアル信号であり、
    前記変換部は、
    入力部に設けられ、前記シリアル信号をパラレル信号に変換するシリアルパラレル変換回路と、
    出力部に設けられ、前記パラレル信号を前記シリアル信号に変換するパラレルシリアル変換器を有する請求項11に記載のデジタルアナログ変換回路。
  14. 第1のデジタル入力データをアナログ出力データに変換するデジタルアナログ変換回路における出力データの補正方法であって、
    前記アナログ出力データと前記第1のデジタル入力データに対応して設けられる期待値との誤差に基づき補正量を算出し、
    前記第1のデジタル入力データの下位ビット側に前記補正量に基づく値を有する補正用ビットを付加して第2のデジタルデータを生成し、
    前記第2のデジタル入力データを変換して前記アナログ出力データを得るデジタルアナログ変換回路における出力データの補正方法。
  15. 前記第2のデジタル入力データは、前記第2のデータに含まれる前記第1のデジタル入力データに対応するデータのうち少なくとも下位1ビットの値が操作されることにより、前記第1のデジタル入力データに対する補正方向が決定される請求項13に記載のデジタルアナログ変換回路における出力データの補正方法。
  16. 前記第2のデジタル入力データは、前記第1のデジタル入力データの少なくとも上位1ビットの値が切り替わる点の前後の前記第2のデジタル入力データに対して前記補正量に基づく値を有する前記補正ビットが付加される請求項14又は15に記載のデジタルアナログ変換回路における出力データの補正方法。
  17. 前記補正用ビットは、2ビット又は3ビットのデータである請求項14乃至16のいずれか1項に記載のデジタルアナログ変換回路における出力データの補正方法。
  18. 前記デジタルアナログ変換回路は、循環式デジタルアナログ変換回路である請求項14乃至17のいずれか1項に記載のデジタルアナログ変換回路における出力データの補正方法。
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