JP2010093366A - 無線通信システム、無線通信端末およびその制御プログラム - Google Patents

無線通信システム、無線通信端末およびその制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電波を使用した無線通信に何らかの障害が発生した場合であっても通信接続の確立を保障し、システムの稼動停止を防止して損失の発生を最小限に止めることが可能な無線通信システム、無線通信端末およびその制御プログラムを提供すること。
【解決手段】情報処理端末と中継装置とを備えた無線通信システムにおいて、情報処理端末および中継装置の各々に電波を使用した無線通信によりデータの送受信を行う電波通信手段と、赤外線を使用した無線通信によりデータの送受信を行う赤外線通信手段とを設ける。そして、情報処理端末が中継装置との電波通信手段を介しての通信接続の障害を検出したことに応じて、中継装置と赤外線通信手段を介しての通信接続を試行させる。その結果、赤外線通信手段を介しての通信接続が確立されたことに応じて、中継装置との通信を赤外線通信手段を介しての赤外線通信に設定させる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、電波を使用した無線通信によりデータの送受信を行う無線通信システム、無線通信端末およびその制御プログラムに関する。
従来、サーバを有する有線ネットワークを接続したアクセスポイントと無線通信端末とを備え、無線通信端末がアクセスポイントと相互に無線通信を行うことで無線通信端末を有線ネットワークに接続するように構成した無線通信システムが利用されている。
例えば小売業や外食産業において、店舗内に配設される商品販売データ処理装置であるPOS(Point Of Sales)端末は、アクセスポイントを介した無線通信によりストアサーバなどを備えた店舗内のネットワークに接続される。POS端末とアクセスポイントとは、特定の周波数にて無線通信を行う。
このような無線通信システムの中には、無線通信端末とアクセスポイントとが無線通信を行って有線ネットワークにアクセスするほか、無線通信端末同士が直接通信を行うなど、他の通信手段を備えたものも存在する。(例えば、特許文献1を参照)
特開平7−303105号公報
無線通信端末とアクセスポイントとの無線通信は、周囲に存在する電子機器などが発する電波により妨害され得る。かかる問題に対処するため、従来は何らかの原因で無線通信が正常に行われなくなった場合、無線通信端末が他のアクセスポイントと周波数を変えて無線通信を行うなどの手段を講じていた。
しかしながら、他の無線通信装置が遠方にある場合などには、無線通信を再開することができない蓋然性がある。また、無線通信端末の電波通信手段が故障した場合などには、無線通信を開始するまでに多大な時間を要する。かかる場合には、システムの利用ができなくなってしまい、多大な損失を生じ得る。
本発明は、かかる事情を考慮してなされたものであり、その目的は、電波を使用した無線通信に何らかの障害が発生した場合であっても通信接続の確立を保障し、システムの稼動停止を防止して損失の発生を最小限に止めることが可能な無線通信システム、無線通信端末およびその制御プログラムを提供することである。
本発明は、相互通信を行う情報処理端末と中継装置とを備えた無線通信システムにおいて、前記情報処理端末および前記中継装置の各々が、電波を使用した無線通信によりデータの送受信を行う電波通信手段と、赤外線を使用した無線通信によりデータの送受信を行う赤外線通信手段とを備え、前記情報処理端末は、前記中継装置との前記電波通信手段を介しての通信接続の障害を検出する検出手段と、この検出手段により前記電波通信手段を介しての通信接続の障害が検出されたことに応じて、前記中継装置と前記赤外線通信手段を介しての通信接続を試行する試行手段と、この試行手段による試行の結果、前記赤外線通信手段を介しての通信接続が確立されたことに応じて、前記中継装置との通信を、前記赤外線通信手段を介しての無線通信に設定する設定手段とを備えてなることを特徴としている。
かかる手段を講じた本発明によれば、電波を使用した無線通信に何らかの障害が発生した場合であっても通信接続の確立を保障し、システムの稼動停止を防止して損失の発生を最小限に止めることが可能な無線通信システム、無線通信端末およびその制御プログラムを提供することができる。
以下、本発明を実施するための第1の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態は、本発明にかかる無線通信システムを小売店などで使用される無線通信システム1に適用した場合である。
図1は、無線通信システム1の概略構成を示す模式図である。無線通信システム1は、本実施の形態における情報処理端末であるPOS端末2と、本実施の形態における中継装置であるアクセスポイント3〜6とを備えている。POS端末2は、当該店舗にて商品の販売データを処理する商品販売データ処理装置である。アクセスポイント3〜6は、店舗の売り上げ情報、当該店舗にて扱う商品の商品名や価格からなる商品情報、および顧客の氏名や過去の取引に対して付与されたポイントからなる顧客情報などを記憶したサーバ(不図示)を備えたネットワークに有線でLAN(Local Area Network)接続されている。POS端末2とアクセスポイント3〜6とは、通常、電波を使用した無線通信によりデータの送受信を行う。
図2は、上記POS端末2の要部構成を示すブロック図である。POS端末2は、制御の中枢としてCPU(Central Processing Unit)10を備えている。このCPU10に対し、各種制御プログラムなどの固定的データを格納したROM11、処理場面に応じて各種の記憶領域を形成するRAM12、現在の日時を計時する時計部13、I/Oポート14、キーボードコントローラ15、タッチパネルコントローラ16、ディスプレイコントローラ17、プリンタコントローラ18、電波通信コントローラ19および赤外線通信コントローラ20などを、例えばPCIバスなどのバスライン21を介して接続している。
そして、I/Oポート14にモードスイッチ14aとドロワ開放装置14bとを接続し、キーボードコントローラ15にキーボード15aを接続し、タッチパネルコントローラ16にタッチパネル式ディスプレイ16aのタッチパネルセンサ16bとディスプレイ部16cとを接続し、ディスプレイコントローラ17に客用のディスプレイ17aを接続し、プリンタコントローラ18にレシートプリンタ18aを接続し、電波通信コントローラ19に電波通信手段である電波通信部19aを接続し、赤外線通信コントローラ20に赤外線通信手段である赤外線通信部20aを接続している。
I/O14は、モードスイッチ14aの操作による設定モードや販売モードなどのモード選択を受け付け、また、ドロワ開放装置14bを制御してのドロワ装置(不図示)の開放を行う。キーボードコントローラ15は、キーボード15aから操作されたキーに対応するキー信号を取り込みCPU10に通知する。キーボード15aは、数値データを置数入力するための置数キーの他、PLUキー,小計キー,預/現計キー,合計キーなどの各種ファンクションキーを配設したものである。タッチパネルコントローラ16は、CPU10からの指令によりディスプレイ部16cに各種の画面を選択的に表示させるとともに、タッチパネルセンサ16bの信号を取り込み、タッチ位置座標を求めてCPU10に通知する。ディスプレイコントローラ17は、客の支払う合計金額等の表示データに対応した文字等をディスプレイ17aに表示させる。プリンタコントローラ18は、レシートプリンタ18aによるレシート印字及びジャーナル印字を制御する。電波通信コントローラ19は、電波通信部19aによるアクセスポイント3〜6との無線通信を制御する。赤外線通信コントローラ20は、赤外線通信部20aによるアクセスポイント3〜6との赤外線通信を制御する。
上記RAM12には、アクセスポイント3〜6に関する情報を記憶したAP情報リスト12aが記憶されている。図3は、AP情報リスト12aのデータ構造の一例を示す模式図である。AP情報リスト12aには、アクセスポイント3〜6を特定する“AP3”などの機番が設定されている。各機番には、電波通信部19aによる無線通信を行う際に各アクセスポイントを特定するための“00−01−02−03−04−05”などのMACアドレス、および赤外線通信部20aにより無線通信を行う際に各アクセスポイントを特定するための“ID1”などの赤外線IDが対応付けられて記憶されている。
次に、アクセスポイント3〜6について説明する。図4は、上記アクセスポイント3の要部構成を示すブロック図である。アクセスポイント3は、制御の中枢としてCPU30を備えている。このCPU30に対し、各種制御プログラムなどの固定的データを格納したROM31、処理場面に応じて各種の記憶領域を形成するRAM32、LANコントローラ33、電波通信コントローラ34および赤外線通信コントローラ35などを、例えばPCIバスなどのバスライン36を介して接続している。
そして、LANコントローラ33にLANインターフェイス33aを接続し、電波通信コントローラ34に電波通信手段である電波通信部34aを接続し、赤外線通信コントローラ35に赤外線通信手段である赤外線通信部35aを接続している。
LANコントローラ33は、LANインターフェイス33aに接続されたネットワークとの通信を制御する。電波通信コントローラ34は、電波通信部34aによるPOS端末2との無線通信を制御する。赤外線通信コントローラ35は、赤外線通信部35aによるPOS端末2との赤外線通信を制御する。
なお、アクセスポイント4〜6の構成は、アクセスポイント3と同様であるので説明を省略する。
次に上記のような構成による作用について説明する。
通常、POS端末2とアクセスポイント3〜6とは、電波通信部19aおよび電波通信部34aを介しての無線通信によりデータの送受信を行う。電波通信部19aおよび電波通信部34aを介しての無線通信を行っている間、POS端末2は、通信接続が正常に確立されているか否かを監視する接続監視処理を実行する。この接続監視処理にて電波通信部19aおよび電波通信部34aを介しての通信接続に障害が発生したことを検出した場合には、赤外線通信部20aおよび赤外線通信部35aを介しての通信接続を確立すべく、赤外線接続処理を行う。
図5は、アクセスポイント3〜6のいずれかと、電波通信部19aと電波通信部34aとを介しての通信接続が確立している際に、POS端末2のCPU10が実行する処理の流れ図である。なお、この処理は、電波通信部19aと電波通信部34aとを介しての通信接続が確立したことに応じて、ROM11に記憶された動作プログラムに基づいて実行される。
先ず、CPU10は、ST101としてRAM12に形成したカウンタnの値を“0”に初期化する。しかる後、通信接続が確立しているアクセスポイントに対して、電波通信部19aにより接続確認用データを送信する。具体的には、通信接続が確立しているアクセスポイントのMACアドレスをAP情報リスト12aから取得し、上記接続確認用データに送信先情報として付加し、さらにPOS端末2のMACアドレスを送信元情報として付加して、電波通信コントローラ19の制御の下で電波通信部19aから当該データを電波として発信する。
上記接続確認用データを現在通信が確立しているアクセスポイントが電波通信部34aにより受信したときにアクセスポイント側で行われる処理について説明する。
接続確認用データを受信したとき、当該アクセスポイントのCPU30は、図6に示した応答処理を実行する。なお、この処理は、ROM31に記憶された動作プログラムに基づいて実行される。
先ず、CPU30は、ST201として通信の継続が可能であるか否かを判断する。当該アクセスポイント自身にハードウェアエラーなどの何らかの障害が発生し、通信に差し支えがあるような場合には、通信の継続が不可能であると判断し(ST201のNo)、当該処理を終了する。
一方、何ら障害等が発生していない場合には、通信の継続が可能であると判断し(ST201のYes)、CPU30は、ST202として応答データを作成し、受信した接続確認用データに送信元情報として付加されたPOS端末2のMACアドレスを送信先情報として付加し、さらに自己のMACアドレスを送信元情報として付加して、電波通信コントローラ34の制御の下で電波通信部34aから電波として発信する。しかる後、当該処理を終了する。
さて、ST102の処理にて接続確認用データを送信した後、POS端末2のCPU10は、ST103として送信した接続確認用データに対して送信先のアクセスポイントから上記の如く返信される応答データを受信したか否かを判断する。アクセスポイントから返信される応答データを電波通信部19aにより受信しているときには(ST103のYes)、電波通信部19aと電波通信部34aとを介した通信接続は、継続して確立される。しかる後、所定のタイミングでST101、ST102の処理を再度実行することとなる。
一方、応答データを電波通信部19aにより受信していないときには(ST103のNo)、CPU10は、ST104としてカウンタnの値が通信接続の試行終了回数nmaxに達したか否かを判断する。この試行終了回数nmaxは、予め設定されてROM11に記憶されている。カウンタnの値が試行終了回数nmaxに達していないときには(ST104のNo)、ST105としてカウンタnの値を1つインクリメントする。
ST104の処理にてカウンタnの値が通信接続の試行終了回数nmaxに達したと判断したときには(ST104のYes)、CPU10は、ST106としてタッチパネル式ディスプレイ16aのディスプレイ部16cにエラー表示を行い、電波通信部19aを介しての通信接続のエラーを報知する。
このときディスプレイ部16cに表示されるエラー表示の一例を図7に示している。ディスプレイ部16cの表示画面40中の所定位置にエラー表示40aが表示される。エラー表示40aには、図示したようにイクスクラメーション記号や、“電波通信エラー”のように電波を使用した無線通信にエラーが発生したことを示す所定のメッセージが表示される。
このように通信接続のエラーを報知した後、CPU10は、ST107としてエラーログを取得する。具体的には、エラーの種別として電波通信部19aを介しての通信接続エラーである旨の識別情報、時計部13から取得される現在のシステム時刻、実行していたアプリケーション名称などを対応付けたエラーログを、RAM12に設けられたエラーログファイルに記憶する。
このようにエラーログを取得した後、CPU10は、ST108として赤外線接続処理を行い、接続監視処理を終了する。
なお、上記ST101〜ST105の処理は、アクセスポイントとの電波通信部19aおよび電波通信部34aを介しての通信接続の障害を検出する検出手段を構成する。
次に、上記赤外線接続処理について説明する。図8は、赤外線接続処理においてPOS端末2のCPU10が実行する処理の流れ図である。なお、この処理は、ROM11に記憶された動作プログラムに基づいて実行される。
先ず、CPU10は、ST301として直前まで電波通信部19aによる通信接続を確立していたアクセスポイントと赤外線通信部20aを介した赤外線通信による通信接続を試行する(試行手段)。具体的には、赤外線通信による接続を要求する接続要求データを作成し、AP情報リスト12aから直前まで通信接続を確立していたアクセスポイントの赤外線IDを取得し、取得した赤外線IDを送信先情報として付加し、さらにPOS端末2の赤外線IDを送信元情報として付加し、赤外線通信コントローラ20の制御の下で赤外線通信部20aから当該データを赤外線として発信する。
この接続要求データを直前まで電波通信部19aによる通信接続を確立していたアクセスポイントが、赤外線通信部35aにより受信したとき、当該アクセスポイントのCPU30は、図9に示した応答処理を実行する。なお、この処理は、ROM31に記憶された動作プログラムに基づいて実行される。
先ず、CPU30は、ST401として赤外線通信部35aを介しての通信接続が可能であるか否かを判断する。当該アクセスポイント自身にハードウェアエラーなどの何らかの障害が発生し、通信に差し支えがあるような場合には、通信接続が不可能であると判断し(ST401のNo)、当該処理を終了する。
一方、何ら障害等が発生していない場合には、赤外線通信部35aを介しての通信接続が可能であると判断し(ST401のYes)、CPU30は、ST402として応答データを作成し、受信した接続要求データに送信元情報として付加されたPOS端末2の赤外線IDを送信先情報として付加し、さらに自己の赤外線IDを送信元情報として付加して、赤外線通信コントローラ35の制御の下で赤外線通信部35aから当該応答データを赤外線として発信する。しかる後、当該処理を終了する。
さて、ST301の処理にて接続要求データを送信した後、POS端末2のCPU10は、ST302として送信先のアクセスポイントから上記の如く返信される応答データを受信したか否かを判断する。アクセスポイントから返信される応答データを赤外線通信部20aにより受信しているときには(ST302のYes)、当該アクセスポイントとの赤外線通信部20aと赤外線通信部35aとを介した通信接続が確立する。これに応じて、CPU10は、ST303として当該アクセスポイントとの通信手段を赤外線通信に設定し(設定手段)、当該赤外線接続処理を終了する。かくして、アクセスポイントとの通信手段が赤外線通信部20aと赤外線通信部35aとを介した赤外線通信に設定された後には、POS端末2と当該アクセスポイントとの間で赤外線通信によるデータの送受信が行われる。
一方、ST302の処理にて送信したデータに対して送信先のアクセスポイントから返信される応答データを受信していないときには(ST302のNo)、CPU10は、ST304として赤外線通信の通信接続が確立できなかった旨の警告をタッチパネル式ディスプレイ16aのディスプレイ部16cに表示する。さらに、ST305として上記ST107の処理と同様にエラーログを取得して、当該赤外線接続処理を終了する。
上記ST304の処理にてタッチパネル式ディスプレイ16aのディスプレイ部16cに表示されるエラー表示の一例を図10に示している。ディスプレイ部16cの表示画面41中の所定位置にエラー表示41aが表示される。エラー表示41aには、図示したようにイクスクラメーション記号や、“赤外線通信エラー”のように赤外線通信による通信接続が確立しなかったことを示す所定のメッセージが表示される。
このように、本実施の形態における無線通信システム1は、POS端末2とアクセスポイント3〜6のいずれかとの電波通信部19aと電波通信部34aとを介した通信接続に何らかの障害が発生し、電波を使用した無線通信の通信接続が遮断された場合であっても、赤外線通信部20aと赤外線通信部35aとを介しての通信接続が確立される。そのため、POS端末2と当該アクセスポイントとの通信接続は保障される。また、POS端末2とアクセスポイントとの通信が遮断されたためにシステムの稼動を長時間停止して修理を行うといった事態を防止することができるので、システムの稼動停止による損失の発生を最小限に止めることができる。
続いて、本発明の第2の実施の形態について説明する。
本実施の形態においては、図3を用いて説明したAP情報リスト12aおよび図8を用いて説明した赤外線接続処理が第1の実施の形態と異なる。その他、第1の実施の形態と同一の箇所には同一の符号を付して、説明を省略する。
図11は、本実施の形態におけるAP情報リスト12bのデータ構造の一例を示す模式図である。記憶手段であるAP情報リスト12bには、アクセスポイント3〜6を特定する“AP3”などの機番が設定されている。各機番には、電波通信部19aによる無線通信を行う際に各アクセスポイントを特定するための“00−01−02−03−04−05”などのMACアドレス、赤外線通信部20aにより無線通信を行う際に各アクセスポイントを特定するための“ID1”などの赤外線ID、赤外線通信部20aによる赤外線通信を行う際に通信接続を試行する優先順位が対応付けられて記憶されている。
次に、本実施の形態における赤外線接続処理について説明する。図12は、赤外線接続処理においてPOS端末2のCPU10が実行する処理の流れ図である。なお、この処理は、直前に電波通信部19aにより無線通信を行っていたアクセスポイントとの通信接続が遮断されたこと(すなわち、ST108の処理)の他、POS端末2のシステムが起動した当初からアクセスポイント3〜6のいずれとも電波通信部19aによる通信接続が確立できなかったことにも起因して、ROM11に記憶された動作プログラムに基づいて実行される。
先ず、CPU10は、ST501としてRAM12に形成したカウンタmの値を“1”に初期化する。しかる後、ST502としてAP情報リスト12aを参照し、優先順位がカウンタmの値と同値であるアクセスポイントと赤外線通信部20aを介しての赤外線通信による通信接続を試行する(試行手段)。具体的には、赤外線通信による接続を要求する接続要求データを作成し、AP情報リスト12aから優先順位がカウンタmの値と同値であるアクセスポイントの赤外線IDを取得し、取得した赤外線IDを送信先情報として付加し、POS端末2の赤外線IDを送信元情報として付加し、赤外線通信コントローラ20の制御の下で赤外線通信部20aから当該データを赤外線として発信する。
このデータを優先順位がカウンタmの値と同値であるアクセスポイントが受信したときには、アクセスポイントのCPU30が図9を用いて説明した応答処理を行う。
次に、CPU10は、ST503として送信先のアクセスポイントから返信される応答データを受信したか否かを判断する。アクセスポイントから返信される応答データを赤外線通信部20aにより受信しているときには(ST503のYes)、当該アクセスポイントとの赤外線通信部20aによる通信接続が確立する。これに応じて、CPU10は、ST504として当該アクセスポイントとの通信手段を、赤外線通信部20aと赤外線通信部35aとを介した赤外線通信に設定し(設定手段)、当該赤外線接続処理を終了する。かくして、アクセスポイントとの通信手段が赤外線通信に設定された後には、POS端末2と当該アクセスポイントとの間で赤外線通信によるデータの送受信が行われる。
一方、ST503の処理にてアクセスポイントから返信される応答データを赤外線通信部20aにより受信していないときには(ST503のNo)、CPU10は、ST505としてカウンタmの値がAP情報リスト12bに記憶されたアクセスポイントのデータ数mmaxに達したか否かを判断する。カウンタmの値がデータ数mmaxに達していないと判断したときには(ST505のNo)、AP情報リスト12bに優先順位を付して記憶されたアクセスポイントの中に未だ赤外線通信による通信接続を試行していないアクセスポイントが存在するので、ST506としてカウンタmの値を1つインクリメントし、AP情報リスト12b中の優先順位がカウンタmの値と同値であるアクセスポイントに対して、ST502の処理を実行する。
ST505の処理にてカウンタmの値がデータ数mmaxに達していると判断したときには(ST505のYes)、AP情報リスト12bに優先順位を付して記憶された全てのアクセスポイントと赤外線通信による通信接続を試行し終えたことになる。そのため、ST507として図10に図示した赤外線通信による通信接続が確立できなかった旨の警告をタッチパネル式ディスプレイ16aのディスプレイ部16cに表示する。さらに、ST508として上記ST107の処理と同様に、エラーログを取得して、当該赤外線接続処理を終了する。
このように、本実施の形態における無線通信システム1は、POS端末2のシステムが起動した当初から、アクセスポイント3〜6との電波通信部19aを介しての通信接続が確立されなかった場合であっても、AP情報リスト12bに記憶されたアクセスポイント3〜6の中から選択的に赤外線通信部20aを介しての通信接続を試行する。そのため、第1の実施の形態における無線通信システム1に比して、より十分にPOS端末2とアクセスポイントとの通信接続を保障することができる。
また、POS端末2は、AP情報リスト12bに優先順位を設定し、その優先順位に従って選択的に赤外線通信部20aを介しての通信接続を試みるようにしたので、接続できる可能性の高い順にアクセスポイント3〜6の優先順位を設定しておけば、接続の試行に要する時間を短縮できる。その他、ユーザが所望の優先順位を設定することで、無線通信システム1の使用環境に最適な設定を実現できる。
その他、第1の実施の形態と同様の効果を奏することは勿論である。
なお、この発明は前記各実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階においては、その要旨を逸脱しない範囲内にて各構成要素を適宜変形して具体化することができる。
例えば、上記各実施の形態においては、POS端末2を情報処理端末としたシステムに本発明に係る無線通信システムを適用したが、他の情報処理端末に本発明を適用してもよい。
また、上記各実施の形態においては、4つのアクセスポイント3〜6を備える無線通信システム1を例にとって本発明を説明したが、さらに多数のアクセスポイントを備える無線通信システムに本発明を適用してもよいし、さらに少数のアクセスポイントを備える無線通信システムに本発明を適用しても良い。かかる場合には、AP情報リスト12a,12bに適宜各アクセスポイントに関するデータを追加、または削除することはいうまでもない。
この他、前記各実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全体構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよいし、幾つかの構成要素を組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態における無線通信システムの概略構成図。 同実施形態におけるPOS端末の要部構成を示すブロック図。 同実施形態におけるAP情報リストのデータ構造の一例を示す模式図。 同実施形態におけるアクセスポイントの要部構成を示すブロック図。 同実施形態においてPOS端末のCPUが実行する処理の流れ図。 同実施形態においてアクセスポイントのCPUが実行する処理の流れ図。 同実施形態におけるエラー表示の一例を示す図。 同実施形態においてPOS端末のCPUが実行する処理の流れ図。 同実施形態においてアクセスポイントのCPUが実行する処理の流れ図。 同実施形態における同実施形態におけるエラー表示の一例を示す図。 本発明の第2の実施形態におけるAP情報リストのデータ構造の一例を示す模式図。 同実施形態においてアクセスポイントのCPUが実行する処理の流れ図。
符号の説明
1…無線通信システム、2…POS端末、3〜6…アクセスポイント、10…CPU、11…ROM、12…RAM、12a,12b…AP情報リスト、16a…タッチパネル式ディスプレイ、19a…電波通信部、20a…赤外線通信部

Claims (6)

  1. 相互通信を行う情報処理端末と中継装置とを備えた無線通信システムにおいて、
    前記情報処理端末および前記中継装置の各々が、
    電波を使用した無線通信によりデータの送受信を行う電波通信手段と、
    赤外線を使用した無線通信によりデータの送受信を行う赤外線通信手段とを備え、
    前記情報処理端末は、
    前記中継装置との前記電波通信手段を介しての通信接続の障害を検出する検出手段と、
    この検出手段により前記電波通信手段を介しての通信接続の障害が検出されたことに応じて、前記中継装置と前記赤外線通信手段を介しての通信接続を試行する試行手段と、
    この試行手段による試行の結果、前記赤外線通信手段を介しての通信接続が確立されたことに応じて、前記中継装置との通信を、前記赤外線通信手段を介しての無線通信に設定する設定手段とを備えてなることを特徴とする無線通信システム。
  2. 複数の前記中継装置を備え、
    前記試行手段は、選択的にいずれかの前記中継装置と前記赤外線通信手段を介しての通信接続を試行し、前記設定手段は、前記試行手段による試行の結果、前記赤外線通信手段を介しての通信接続が確立された前記中継装置との通信を、前記赤外線通信手段を介しての無線通信に設定することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記情報処理装置は、複数の前記中継装置について前記試行手段により前記赤外線通信手段を介しての通信接続を試行すべき優先順位を記憶した記憶手段をさらに備え、
    前記試行手段は、前記記憶手段に記憶された優先順位に従って、選択的にいずれかの前記中継装置と前記赤外線通信手段を介しての通信接続を試行することを特徴とする請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記情報処理端末は、商品の販売データを処理する商品販売データ処理装置であることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1に記載の無線通信システム。
  5. 電波を使用した無線通信により中継装置とデータの送受信を行う電波通信手段と、
    赤外線を使用した無線通信により前記中継装置とデータの送受信を行う赤外線通信手段と、
    前記中継装置との前記電波通信手段を介しての通信接続の障害を検出する検出手段と、
    この検出手段により前記電波通信手段を介しての通信接続の障害が検出されたことに応じて、前記中継装置と前記赤外線通信手段を介しての通信接続を試行する試行手段と、
    この試行手段による試行の結果、前記赤外線通信手段を介しての通信接続が確立されたことに応じて、前記中継装置との通信を、前記赤外線通信手段を介しての無線通信に設定する設定手段とを備えてなることを特徴とする情報処理端末。
  6. 電波を使用した無線通信により中継装置とデータの送受信を行う電波通信手段と、赤外線を使用した無線通信により前記中継装置とデータの送受信を行う赤外線通信手段とを備えた情報処理端末の制御プログラムであって、
    前記情報処理端末に、
    前記中継装置との前記電波通信手段を介しての通信接続の障害を検出する検出機能と、
    この検出機能により前記電波通信手段を介しての通信接続の障害が検出されたことに応じて、前記中継装置と前記赤外線通信手段を介しての通信接続を試行する試行機能と、
    この試行機能による試行の結果、前記赤外線通信手段を介しての通信接続が確立されたことに応じて、前記中継装置との通信を、前記赤外線通信手段を介しての無線通信に設定する設定機能とを実現させるための制御プログラム。
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