JP2010093337A - データ伝送方法およびそれに用いる積算器、遅延検波器 - Google Patents
データ伝送方法およびそれに用いる積算器、遅延検波器 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】遅延量Xを所定値Aの2/3倍から4/3倍まで可変可能な可変遅延回路153を有する積算器15と、同じ機能を有する可変遅延回路331を有する遅延検波器33と、各可変遅延回路での遅延量を決定する条件式によって、シンボル長が所定値Aの2/3倍であるビットレートから、低ビットレートへ連続的に、かつ制限なく変化しても正確な遅延検波が可能となる。
【選択図】図1
Description
喜安善市,関清三著、「図解 電子回路入門シリーズ ディジタル変復調回路の基礎」、第1版、株式会社オーム社、1989年11月30日、p.44-53
第1の実施の形態について説明する前に、本発明の特徴について簡単に説明する。この発明は、前述した遅延検波方式を用いた場合におけるデータ伝送システムおよびそれに用いる積算器、遅延検波器に関する発明である。送信対象となる2値のデータ信号のビットレートが変化した場合、この変化に応じて遅延量を適宜変更するには、図9に示した積算器15の遅延回路153’と遅延検波器33の遅延回路331’とがデータ信号に対する遅延量を可変可能とすることが必要となる。即ち、各検波回路は、例えば、データ信号のシンボル長が10マイクロ秒(0.1Mspsに相当)の場合には10マイクロ秒遅延させ、5マイクロ秒(0.2Mspsに相当)の場合には5マイクロ秒遅延させるというように遅延量を可変して処理を行えばよい。また、1シンボルのデータ信号のシンボル長をn分割して送信することも考えられる。例えば、データ信号のシンボル長が10マイクロ秒(0.1Mspsに相当)の場合に、5(=10/2)マイクロ秒で遅延させたデータ信号を2回送信することも可能である。以上から、送信対象として入力された2値のデータ信号のシンボル長をL,シンボル長の分割数をn,遅延量をXとした場合には、式(1)を満たす必要がある。
図5は、第2の実施の形態に係るデータ伝送システムの全体構成を示す図である。このデータ伝送システムは、伝送路500を介して電気的に接続された送信機100と受信機300とで構成されるものであって、送信機100は、搬送波発信源11と、積算器15と、変調器13と、送信側RF処理部17とを備え、受信機300は、受信側RF処理部31と、遅延検波器33とを備えた構成である。
第1,第2の実施の形態は、遅延量Xを送信機100と受信機300とで共有化するため、外部からの操作命令信号に基づいて予め遅延量Xを設定しておくことが必要となるが、送信機100に入力された送信対象としてのデータ信号を用いて遅延量Xを算出し、可変遅延回路153と可変遅延回路331にそれぞれ送信するようにしても同様の効果を得ることができる。以下では積算器15の変形例についてのみ説明するが、同様の構成を遅延検波器33に適用可能であることは言うまでもない。
11…搬送波発信源
13…変調器
15…積算器
151…加算器
153…可変遅延回路
153’…遅延回路
157…クロック抽出回路
159…遅延量算出回路
17…送信側RF処理部
300…受信機
31…受信側RF処理部
33…遅延検波器
331…可変遅延回路
331’…遅延回路
333…検波器
500…伝送路
Claims (5)
- 伝送路を介して送信対象となるデータ信号を送信機から受信機に伝送するデータ伝送方法において、
前記送信機は、加算手段と,遅延量を少なくとも所定値の2/3倍以上から4/3倍以下の範囲で可変可能な可変遅延手段と,変調手段とを備えるものであって、
前記加算手段により、前記送信対象となるデータ信号と前記可変遅延手段から出力された遅延後のデータ信号とを入力して加算し、当該加算後のデータ信号を前記変調手段に出力すると共に前記可変遅延手段に出力するステップと、
前記可変遅延手段により、前記送信対象となるデータ信号のシンボル長Lと2以上の任意の整数nとを用いて計算されたL=n×Xを満たす遅延量Xを入力し、当該遅延量を用いて前記加算手段から出力されたデータ信号を遅延させた後に当該加算手段に出力するステップと、
前記変調手段により、前記加算手段から出力されたデータ信号で搬送波を変調した変調信号を出力するステップと、を有し、
前記受信機は、検波手段と可変遅延手段とを備えるものであって、
当該可変遅延手段により、前記伝送路を介して前記送信機から伝送された前記変調信号を入力し、前記送信機の可変遅延手段で用いた前記遅延量と同一の遅延量を用いて当該変調信号を遅延させた後に前記検波手段に出力するステップと、
前記検波手段により、前記伝送路を介して前記送信機から伝送された前記変調信号を入力し、当該受信機の可変遅延手段から出力された遅延後の変調信号に基づいて所定のデータ信号を出力するステップと、
を有することを特徴とするデータ伝送方法。 - 伝送路を介して送信対象となるデータ信号を送信機から受信機に伝送するデータ伝送方法において、
前記送信機は、加算手段と遅延手段と変調手段を備えるものであって、
前記加算手段により、前記送信対象となるデータ信号と前記遅延手段から出力された遅延後のデータ信号とを入力して加算し、当該加算後のデータ信号を前記変調手段に出力すると共に前記遅延手段に出力するステップと、
前記遅延手段により、前記加算手段から出力されたデータ信号を1シンボル分遅延させた後に当該加算手段に出力するステップと、
前記変調手段により、前記加算手段から出力されたデータ信号で搬送波を変調した変調信号を出力するステップと、を有し、
前記受信機は、検波手段と,遅延量を少なくとも所定値の2/3倍以上から4/3倍以下の範囲で可変可能な可変遅延手段とを備えるものであって、
前記可変遅延手段により、前記伝送路を介して前記送信機から伝送された前記変調信号を入力し、前記送信対象となるデータ信号のシンボル長Lと2以上の任意の整数nとを用いて算出されたL=n×Xを満たす遅延量Xを入力し、当該遅延量を用いて当該変調信号を遅延させた後に前記検波手段に出力するステップと、
前記検波手段により、前記伝送路を介して前記送信機から伝送された前記変調信号を入力すると共に当該受信機の可変遅延手段から出力された遅延後の変調信号を入力し、前記送信機から伝送された前記変調信号が入力された後に最初に入力された前記遅延後の変調信号に基づいて所定のデータ信号を出力するステップと、
を有することを特徴とするデータ伝送方法。 - 送信対象となるデータ信号と可変遅延手段から出力された遅延後のデータ信号とを入力して加算し、当該加算後のデータ信号を外部出力すると共に前記可変遅延手段に出力する加算手段と、
遅延量を少なくとも所定値の2/3倍以上から4/3倍以下の範囲で可変可能であって、前記送信対象となるデータ信号のシンボル長Lと2以上の任意の整数nとを用いて算出されたL=n×Xを満たす遅延量Xを入力し、当該遅延量を用いて前記加算手段から出力されたデータ信号を遅延させた後に当該加算手段に出力する前記可変遅延手段と、
を有することを特徴とする積算器。 - 前記送信対象となるデータ信号を入力し、シンボルレートを抽出する抽出手段と、
前記シンボルレートから前記データ信号のシンボル長Lを計算し、前記2以上の任意の整数nを用いて前記L=n×Xを満たす前記遅延量Xを算出して、前記可変遅延手段に出力する遅延量算出手段と、
を更に有することを特徴とする請求項3に記載の積算器。 - 遅延量を少なくとも所定値の2/3倍以上から4/3倍以下の範囲で可変可能であって、伝送路を介して送信機から伝送された変調信号を入力し、送信対象となるデータ信号のシンボル長Lと2以上の任意の整数nとを用いて算出されたL=n×Xを満たす遅延量Xを入力し、当該遅延量を用いて前記変調信号を遅延させた後に出力する可変遅延手段と、
前記伝送路を介して前記送信機から伝送された前記変調信号を入力すると共に前記可変遅延手段から出力された遅延後の変調信号を入力し、前記送信機から伝送された前記変調信号が入力された後に最初に入力された前記遅延後の変調信号に基づいて所定のデータ信号を出力する検波手段と、
を有することを特徴とする遅延検波器。
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JPH0441629Y2 (ja) * | 1987-06-29 | 1992-09-30 | ||
JP2000021198A (ja) * | 1998-06-30 | 2000-01-21 | Mitsubishi Electric Corp | 同期型半導体集積回路装置 |
JP2001245012A (ja) * | 2000-03-01 | 2001-09-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 遅延検波装置及び遅延検波方法 |
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