JP2010092575A - 設定データによる１画面複数動画表示の方法。 - Google Patents

Abstract

【課題】大量にある録画映像の中から所望の複数の映像を同時に１つの画面で各映像の位置、大きさ、音声の有無を設定または設定メタデータにより制御させ、再生し、相互の内容を比較または選択する目的で、秒単位の時間や局、映像ファイル名等のメタデータに基づいたり、同じ映像ファイルの複数のスタート時間を設定したりし、録画映像ファイルを同時に視聴することによって新たな価値を具備した再生機能を提供する
【解決手段】複数の録画ファイルを同時に再生できるように複数のデコーダーが同時に稼動可能な再生機構と再生設定情報や再生設定メタデータにより各ファイルの再生条件に従って複数の映像を自在に表示する機構を開発することによって可能とした。それを１つの画面上の任意の場所で受け渡されるメタデータで各ファイルの再生条件の設定に従い、複数の映像を出力する機構を開発することによって可能になった。

Description

本発明は、録画ファイルを複数同時に１画面上で分割表示し、その分割表示条件や再生条件が記述されているメタデータや手動で定めた再生条件の設定に従い、１画面上で同時に複数の映像をマルチビューアー視聴できることを実現する為の方法に関する。

近年、映像を複数同時に録画できる装置の需要が増しているが、録画された映像を再生するのに時間がかかるので、時間の節約の為に１画面を分割して受け取るメタデータや設定条件に従い複数同時に再生表示する方法や同じ時間で複数のテレビ局がどんな放送をしているかなど比較する為の方法が必要である。

これまでは、全チャンネル録画機などでは、録画したファイル１つを１画面に１映像を再生したが、それでは視聴する時間がかかりすぎたり、同時間に放送された映像の比較も１画面では出来なかった。止むを得ずそうしたことが必要な時は、複数台のテレビやモニターを並べて比較などをしてきた。

しかしながら、複数台のテレビやモニターを並べて比較すると再生の開始時間を秒単位で合わせ同時間にスタートすることや早送りや停止、巻き戻しを複数台同時に自由自在に秒単位の同時性を伴って精密に行うことは不可能であった。また同時に複数の場面を一度に視聴し分析することは人間の能力を超えた苦痛が伴ったが、従来はそうしたことを可能にする方法が存在しなかった。

本発明は、以上のような実情を鑑みてなされたものであり、少なくとも秒単位のタイムコードが付与された録画ファイルであれば、その複数のファイルを各々秒単位の精密性で再生スタートの時間を設定し同時または時間差をつけて再生することにより、目的に合った比較視聴をする方法を提供することを目的とする。

本発明では、録画されたファイル形式が、ＭＰＥＧ−２、ＭＰＥＧ−４、Ｈ．２６４等であっても秒単位に精密な時間制御で特定の録画ファイルに対して時間指定をすることや、１画面を指定された数で分割し、さらにその位置決めをする形態で、同時に録画再生の視聴を可能にする。

再生対象の録画ファイルを複数特定し、各々のファイルの再生時間と終了時間を秒単位に、しかも分割された画面の中で再生する位置も含めて設定する。その時終了時間はエンドレスとし特に設定しない場合もある。

また、再生する位置を設定した後、放送番組でいえば局、再生開始時間、終了時間等、映像ファイルでいえばファイル名、再生開始時間、終了時間等を規定したメタデータにより自動的に再生内容を複数映像ファイル分を連続的にＬＡＮやインターネットを通じて受け取りそれに従って１画面で複数の映像を同時に再生することも出来る。

一方定められた画面上またはキーボード、リモコンからスタートボタンをクリックし、設定された条件により再生を開始または映像サイズの拡大、縮小、再生中の音量の指定など各種操作をすることが出来る。

再生しながら、画面上のそれぞれの位置にある映像を個別または同時に、早送り、停止、巻き戻し等の操作をし視聴乃至は１画面上の映像を録画することが出来る。

発明の実施するための最良の形態

本発明では、利用者が最初に１画面の中で表示画面の割付をし、どの録画ファイル映像をどこに表示するかそれぞれの独立した形式で設定し、同時に再生開始時間、終了時間も設定する事を可能にする。

スタートボタンをクリックすることにより１画面の中で複数の録画映像を同時に予め設定された条件に従って表示し、またはＬＡＮやインターネットから受信した再生条件が記述されたメタデータに従って複数の画面を同時に表示する。

その１画面を視聴しながら、所望に応じ分割されたビューアーの大きさや位置を変えることが出来る。

また、各ビューアーの音声を任意に選択し切り替えることや音声のボリューム調整が出来る。

視聴者は、場面全体を同時に、もしくは各ビュアー個別に早送り、停止、巻き戻しなどの操作を任意に行うことが出来る。

上記により、各ビューアーの映像を比較検討したり、違った角度からのカメラで撮影した映像を同時に視聴し被写体の推移の把握を容易にしたり、時間を短縮する目的で映像を同時に視聴することが可能になる。

さらにその画面の映像を録画することにより、後から何回でも同じ映像を視聴することが出来、分析や繰り返し再生させることによってＰＲなどに活用することが出来る。

Claims (2)

1. 映像録画装置等に蓄積した録画ファイルを、予め録画した時のチャンネル、又はファイル名と再生開始したい日時時間、終了したい日時時間を複数入力することまたは特定の様式によるデータで指定し、それらの録画ファイルを一つの画面上に指定した任意の数で画面を分割し、さらに位置とビューアーの大きさを決めてそれらの映像を同時に再生する方法。
2. 同時に再生している最中に分割された１つの画面を拡大させ、またそれを元に戻せる機能や各画面の上にカーソルが乗るとその映像の音声が出力され、または予め設定した間隔で分割されている映像の各々の音声が順番に出力してゆく方法。