JP2010092321A - 搬送システム制御装置、搬送システムの制御方法およびプログラム - Google Patents

搬送システム制御装置、搬送システムの制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】無人搬送台車(AGV)をより高い充電残量で待機させておくことが可能な搬送システム制御装置、搬送システムの制御方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】本発明に係る搬送システム制御装置に対して、生産ラインにおける物品の生産状況に関する情報である生産状況関連情報を取得する生産状況関連情報取得部と、AGVの充電量に関する情報を含む搬送台車関連情報を取得するとともに、AGVが実行すべき作業に関する指示を伝送し、AGVの稼働状況の制御を行う無人搬送台車制御部と、生産状況関連情報および搬送台車関連情報に基づいて、無人搬送台車の稼働状況予測シミュレーションを行ってAGVの搬送負荷を予測し、搬送負荷の予測結果に基づいて、AGVに対して割り付ける作業を決定する稼働スケジュール決定部と、を設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は、所定のエリアにおいて複数の無人搬送台車により物品を搬送するシステムの搬送システム制御装置、搬送システムの制御方法およびプログラムに関する。
従来、例えば工場やプラント内において、物品を搬送するための搬送システムとして、複数の無人搬送台車(Auto Guided Vehicle:AGV)を用いたシステムが利用されている。このAGVを用いた搬送システムでは、工場やプラント内における走行ルートを予め設定しておき、搬送作業が割り当てられる毎に、各AGVがシステム本体の制御装置と通信しながら、当該走行ルートの搬送路上を無人で走行することにより、物品の搬送を行う。
ここで、一般的にAGVは搭載した電動機で駆動されることが多く、その充電制御は、AGVのバッテリー残量が次に実施させる搬送(以下、次搬送とも称する。)に必要な残量を残しているかを判断し、必要な残量が残っていない場合にのみ充電を指示する。また、次搬送が無い場合には、待機場へ回送できるか否かを判断し、回送できない場合にのみ充電を割り付ける(例えば、特許文献1参照。)。
特開昭62−193502号公報
工場やプラント内において、物品を搬送するための搬送システムとして、複数の無人搬送台車(AGV)を用いたシステムが利用されている。このAGVは、バッテリー駆動であることが多い。これは、エンジン駆動を採用した場合には、(1)排ガスが発生する、(2)給油は、危険物取り扱いの関係上人が行う必要がある一方、有線給電では、工場やプラント等のレイアウトに制約が生じる、という問題があるためである。
このAGVのバッテリー充電残量は、常に高い状態で維持することが好ましい。これは、バッテリー充電残量が低い状態にある場合には、次搬送を実施できないという可能性が生じうるからである。
高い充電残量を維持するためには、頻繁に充電を行ったほうが良い。しかしながら、AGVが充電を行う場所である充電場は高価であるため、設置箇所を極力減らしており、限られた場所にしか存在しない。そのため、AGVに対して充電を行いたいと思っても、充電したいと思った場所に必ずしも充電場があるわけではない。その結果、充電を行うために、充電回送(充電場に行って、充電を行った上で、所定の場所へと移動する回送)を行う必要がある。そのため、1仕事1充電では、無駄が多くなる。
図1は、実際の生産ラインのレイアウト例を説明するための説明図である。AGVは、図1に示したあるスキッド(荷受けまたは荷降ろし位置)からあるスキッドへと物品の搬送を行う。また、搬送作業や充電処理が終了し、次の搬送作業までに時間の余裕がある場合には、AGVは、図1中に示した待機場のいずれかで、搬送指示が伝送されるまで待機する。図1に示したような、複数の生産ラインを有する広範なプラントにおいて、AGVの待機場は、7箇所存在している。これは、このようなレイアウト例のプラントにおいて、7台のAGVが搬送を受け持っていることを示している。他方、7台のAGVに対して充電を行うことが可能な充電場は、図1に示したプラントでは、2箇所しか設けられていない。
AGVの台数は、導入されるプラントにおける搬送量に応じて決定される。すなわち、搬送すべきものが多いプラントでは、AGVの台数も多くなり、搬送すべきものが少なければ、導入されるAGVの台数も少なくなる。そのため、AGVは、通常、搬送物が無く空車の状態で待機している時間は短い。よって、上記特許文献1に記載の方法のように、AGVに対する充電は、「充電残量が走行不能となるまでは行わない」という方針の下で行われるのが一般的である。
例えば、上記特許文献1に記載の方法では、次搬送命令が割り付けられる際に、「現在地→荷受け位置(Fromスキッド)→荷降ろし位置(Toスキッド)→充電場」の一連の行程を走行すると充電残量が所定の閾値を下回ると判断された場合、AGVに対してまず充電を行うように指示が伝送される。また、上記特許文献1に記載の方法では、搬送完了後に次搬送がなく、「現在地→待機場所」の一連の行程を走行すると充電残量が所定の閾値を下回ると判断された場合に、AGVに対してまず充電を行うように指示が伝送される。
しかしながら、このような特許文献1に記載の方法において、搬送完了後に次搬送がなく、かつ、待機場所まで走行しても充電量が所定の閾値を下回らない場合には、待機場所で充電残量が必ずしも高くない状態でAGVが待機している状態となってしまう。その結果、次搬送命令が発生した時点で初めて充電回送が割り付けられることとなり、AGVを即座に搬送に着手させることができなくなる場合が発生してしまう。
そこで、本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的は、上述のような状況の発生を未然に防止し、無人搬送台車にできるだけ無駄な移動をさせることなく、無人搬送台車をより高い充電残量で待機させておくことが可能な搬送システム制御装置、搬送システムの制御方法およびプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、生産ラインにおいて製造された物品を複数の無人搬送台車により搬送する搬送システムの制御装置であって、前記生産ラインにおける前記物品の生産状況に関する情報である生産状況関連情報を取得する生産状況関連情報取得部と、前記無人搬送台車の充電量に関する情報を含む搬送台車関連情報を取得するとともに、無人搬送台車が実行すべき作業に関する指示を伝送し、無人搬送台車の稼働状況の制御を行う無人搬送台車制御部と、前記生産状況関連情報および前記搬送台車関連情報に基づいて、無人搬送台車の稼働状況予測シミュレーションを行って無人搬送台車の搬送負荷を予測し、該搬送負荷の予測結果に基づいて、無人搬送台車に対して割り付ける作業を決定する稼働スケジュール決定部と、を備え、前記搬送負荷の予測の結果、無人搬送台車に対して次の搬送作業に関する指示が伝送されるまでの間に、当該無人搬送台車に対して充電を行うために要する時間が確保可能な場合に、前記稼働スケジュール決定部は、充電を行うために要する時間を確保可能な無人搬送台車に対して、充電作業を割り付ける搬送システム制御装置搬送システム制御装置が提供される。
かかる構成によれば、生産状況関連情報取得部は、生産ラインにおける前記物品の生産状況に関する情報である生産状況関連情報を取得する。また、無人搬送台車制御部は、無人搬送台車の充電量および稼働状況に関する情報を含む搬送台車関連情報を取得するとともに、無人搬送台車が実行すべき作業に関する指示を伝送する。また、稼働スケジュール決定部は、生産状況関連情報および搬送台車関連情報に基づいて、無人搬送台車の稼働状況予測シミュレーションを行って無人搬送台車の搬送負荷を予測し、搬送負荷の予測結果に基づいて、無人搬送台車に対して割り付ける作業を決定する。また、搬送負荷の予測の結果、無人搬送台車に対して次の搬送作業に関する指示が伝送されるまでの間に、当該無人搬送台車に対して充電を行うために要する時間が確保可能な場合に、稼働スケジュール決定部は、充電を行うために要する時間を確保可能な無人搬送台車に対して、充電作業を割り付ける。
前記生産状況に関する情報は、前記生産ラインの操業状況、前記物品の完成予定時刻、前記生産ラインにおける生産ピッチおよび前記物品の搬送先に関する情報を含むことが好ましい。
前記搬送システム制御装置は、無人搬送台車が移動元から移動先への移動に要する時間と、当該移動によって消費する充電量とが関連づけられたデータベースを記憶する記憶部を更に備え、前記稼働スケジュール決定部は、前記データベースを参照して、無人搬送台車に割り付け予定の作業が終了する終了予定時刻と、当該終了予定時刻における前記無人搬送台車の充電量とを算出し、算出結果に基づいて前記無人搬送台車に対して次に割り付ける作業を決定することが好ましい。
前記搬送システム制御装置では、無人搬送台車が維持すべき充電量の最低値が予め設定されており、前記稼働スケジュール決定部は、前記終了予定時刻における前記無人搬送台車の充電量の予測値を算出し、当該予測値が前記充電量の最低値を下回る場合には、当該無人搬送台車に対して前記物品の搬送作業を割り付けないようにしてもよい。
前記稼働スケジュール決定部は、前記予測値が前記充電量の最低値を下回る場合に、前記無人搬送台車に対して充電作業を割り付けてもよい。
前記稼働スケジュール決定部は、充電を行うために要する時間を確保可能な無人搬送台車が複数存在する場合には、最も充電量の少ない無人搬送台車に対して、充電作業を割り付けることが好ましい。
上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、生産ラインにおいて製造された物品を複数の無人搬送台車により搬送する搬送システムの制御方法であって、前記生産ラインにおける前記物品の生産状況に関する情報である生産状況関連情報を取得する生産状況関連情報取得ステップと、前記無人搬送台車の充電量に関する情報を含む搬送台車関連情報を取得する搬送台車関連情報取得ステップと、前記生産状況関連情報および前記搬送台車関連情報に基づいて、無人搬送台車の稼働状況予測シミュレーションを行って無人搬送台車の搬送負荷を予測し、該搬送負荷の予測結果に基づいて、無人搬送台車に対して割り付ける作業を決定する稼働スケジュール決定ステップと、前記搬送負荷の予測の結果、無人搬送台車に対して次の搬送作業に関する指示が伝送されるまでの間に、当該無人搬送台車に対して充電を行うために要する時間が確保可能な場合に、充電を行うために要する時間を確保可能な無人搬送台車に対して、充電作業を割り付ける充電指示伝送ステップと、を含む搬送システムの制御方法が提供される。
上記課題を解決するために、本発明の更に別の観点によれば、生産ラインにおいて製造された物品を複数の無人搬送台車により搬送する搬送システムを制御するコンピュータに、前記生産ラインにおける前記物品の生産状況に関する情報である生産状況関連情報を取得する生産状況関連情報取得機能と、前記無人搬送台車の充電量に関する情報を含む搬送台車関連情報を取得するとともに、前記無人搬送台車が実行すべき作業に関する指示を伝送し、前記無人搬送台車の稼働状況の制御を行う無人搬送台車制御機能と、前記生産状況関連情報および前記搬送台車関連情報に基づいて、無人搬送台車の稼働状況予測シミュレーションを行って無人搬送台車の搬送負荷を予測し、該搬送負荷の予測結果に基づいて、無人搬送台車に対して割り付ける作業を決定する稼働スケジュール決定機能と、前記搬送負荷の予測の結果、無人搬送台車に対して次の搬送作業に関する指示が伝送されるまでの間に、当該無人搬送台車に対して充電を行うために要する時間が確保可能な場合に、充電を行うために要する時間を確保可能な無人搬送台車に対して充電作業を割り付ける充電作業割付機能と、を実現させるためのプログラムが提供される。
かかる構成によれば、コンピュータプログラムは、コンピュータが備える記憶部に格納され、コンピュータが備えるCPUに読み込まれて実行されることにより、そのコンピュータを上記の搬送システム制御装置として機能させる。また、コンピュータプログラムが記録された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体も提供することができる。記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリなどである。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信してもよい。
本発明によれば、無人搬送台車が次の搬送作業を開始するまでの間に充電を行うために必要な時間を確保できる場合には、無人搬送台車に対して充電作業を割り付けるようにしたため、無人搬送台車をより高い充電残量で待機させておくことが可能である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は、以下の順序で行うものとする。
(1)第1の実施形態
(1−1)搬送システムの全体構成について
(1−2)搬送システム制御装置の機能構成について
(1−3)搬送システムの制御方法について
搬送システムの制御方法の全体の流れについて
搬送システムの制御方法の詳細な流れについて
搬送命令予測シミュレーション
稼働状況予測シミュレーション
充電作業の割付処理
(1−4)搬送システムの制御方法の具体例について
(2)本発明の各実施形態に係る搬送システム制御装置のハードウェア構成について
(3)まとめ
本願発明者は、上述のような目的を達成すべく鋭意研究を行った結果、以下で説明するような搬送システム制御装置および搬送システムの制御方法に想到した。
(第1の実施形態)
<搬送システムの全体構成について>
まず、図2を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係る搬送システムについて、簡単に説明する。本実施形態に係る搬送システム1は、工場やプラント内等における物品の搬送を行うためのシステムであって、例えば図2に示したように、通信網3と、無人搬送台車(AGV)10と、通信機30と、搬送システム制御装置100と、を主に備えており、生産ライン管理装置20に通信網3で接続されている。
通信網3は、生産ライン管理装置20、AGVとの間の通信を制御する通信機30および搬送システム制御装置100を双方向通信又は一方向通信可能に接続する通信回線網である。この通信網は、例えば、インターネット、電話回線網、衛星通信網、同報通信路等の公衆回線網や、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、IP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)、ワイヤレスLAN等の専用回線網などで構成されており、有線/無線を問わない。
無人搬送台車(以下ではAGVとも記す。)10は、搬送システム制御装置100から伝送される指示に応じて物品の搬送を行う、バッテリー駆動の台車である。また、AGV10は、搬送システム制御装置100から伝送される指示に基づき、バッテリーへの充電を行う。AGV10は、後述する複数の通信機30を介して搬送システム制御装置100と各種の情報のやり取りを行う。より詳細には、AGV10は、充電量および稼働状況に関する情報を含む搬送台車関連情報を搬送システム制御装置100に伝送する。また、AGV10は、搬送システム制御装置100から伝送された物品の搬送指示等の制御信号を受信する。なお、図2において、AGV10は1台しか図示していないが、搬送システム1が導入される工場やプラント等の規模に応じて、AGV10は複数台存在していてもよい。
生産ライン管理装置20は、搬送システム1が導入される工場やプラント等に存在する各種の生産ラインの操業状況を管理している装置である。この生産ライン管理装置20は、工場やプラント等に存在する生産ラインそれぞれに設けられていても良く、複数の生産ラインに対して1台の生産ライン管理装置20が設けられていても良い。従って、図2において、生産ライン管理装置20は1台しか図示していないが、生産ライン管理装置20は、搬送システム1内に複数台存在していてもよい。
生産ライン管理装置20は、例えば通信網3を介して、生産ライン管理装置20が操業状況を管理している生産ラインにおける物品の生産状況に関する情報を、搬送システム制御装置100に対して伝送する。この物品の生産状況に関する情報については、以下で改めて詳細に説明する。
通信機30は、AGV10と搬送システム制御装置100との間で行われる各種信号の送受信を仲介する装置である。この通信機30は、例えば図1に示したように、搬送システム1が導入される工場またはプラント内に複数設置される。従って、図2において、通信機30は1台しか図示していないが、通信機30は、搬送システム1内に複数台存在する。工場またはプラント内に設置される通信機30の個数は、適宜決定することが可能である。
通信機30は、AGV10との間で所定の周波数帯域を利用した双方向の無線通信を実現可能な装置であってもよく、AGV10との間で所定の波長の光を利用した双方向の光通信を実現可能な光空間伝送装置(OCD)のようなものであってもよい。
搬送システム制御装置100は、本実施形態に係る搬送システム1を制御する装置であって、生産ラインにおいて製造された物品を、ある場所(通常は荷受位置)からある場所(通常は荷降ろし位置)へとAGV10を用いて搬送するために、AGV10の稼働状況を制御する。この搬送システム制御装置100は、AGV10から取得した充電量および稼働状況に関する情報を含む搬送台車関連情報と、生産ライン管理装置20から取得した物品の生産状況に関する情報とを用いて、AGV10の稼働状況の制御を行う。
この搬送システム制御装置100については、以下で改めて詳細に説明する。
<搬送システム制御装置の機能構成について>
続いて、図3を参照しながら、本実施形態に係る搬送システム制御装置の機能構成について、詳細に説明する。図3は、本実施形態に係る搬送システム制御装置の機能構成を説明するためのブロック図である。
本実施形態に係る搬送システム制御装置100は、例えば図3に示したように、生産状況関連情報取得部101と、無人搬送台車制御部103と、稼働スケジュール決定部105と、記憶部111とを主に備える。
生産状況関連情報取得部101は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、通信装置等から構成される。生産状況関連情報取得部101は、生産ライン管理装置20から、当該生産ライン管理装置20が生産状況を管理している生産ラインにおける物品の生産状況に関する情報(以下、生産状況関連情報とも称する。)を取得する。
ここで、生産状況関連情報取得部が各生産ライン管理装置20から取得する生産状況関連情報は、例えば、図4に示したような内容を含んだ情報である。例えば図4に示したように、生産状況関連情報は、生産ラインの操業状況、物品の完成予定時刻(すなわち、次搬送命令発生予定時刻となる。)、生産ラインにおける生産ピッチ、物品の搬送元に関する情報および物品の搬送先に関する情報を含む。ここで、生産ラインの操業状況は、図4に示したように、生産ラインが操業状態にあるか、非操業状態にあるかといった情報を表す。また、生産ラインにおける生産ピッチとは、当該生産ラインで製造している物品が、どのくらいの時間間隔で生産されるかを表す情報である。また、物品の搬送元に関する情報(すなわち、荷受け場所に関する情報)は、図4では、「Fromスキッド」として記載されており、搬送先に関する情報(すなわち、荷降ろし場所に関する情報)は、「Toスキッド」として記載されている。なお、図4は、生産状況関連情報について説明するために示したものであって、生産状況関連情報そのものが図4に示したようなデータ形式を有する必要はなく、これらの情報を含んだものであれば、任意のデータ形式であってよい。
生産状況関連情報取得部101は、上述のような生産状況関連情報を、例えば、搬送システム制御装置100が稼働した時、1日の中で決まった時刻など、生産ライン管理装置20から任意のタイミングで取得することが可能である。また、生産状況関連情報取得部101は、所定の時間間隔ごとに、生産ライン管理装置20に対して、生産状況関連情報の送信を要請してもよく、生産ライン管理装置20から定期的に送信される生産状況関連情報を取得するようにしてもよい。
生産状況関連情報取得部101は、取得した生産状況関連情報を、稼働スケジュール決定部105に伝送する。また、生産状況関連情報取得部101は、取得した生産状況関連情報を、当該情報を取得した日時等に関する情報と関連付けて、記憶部111に記録してもよい。
無人搬送台車制御部103は、例えば、CPU、ROM、RAM、通信装置等から構成され、AGVの充電量に関する情報を含む搬送台車関連情報を取得するとともに、AGVが実行すべき作業に関する指示を伝送し、AGVの稼働状況の制御を行う。より詳細には、無人搬送台車制御部103は、AGV10の充電残量検知部13が検知し、AGV10の通信部11を介して送信された充電量に関する情報を、通信機30を介して取得する。また、無人搬送台車制御部103は、工場やプラント内のどの位置に設けられた通信機30から上記充電量に関する情報を取得したかを判別することで、AGV10の現在位置を特定してもよい。また、無人搬送台車制御部103は、AGV10が備える記憶部15等に記録されている作業履歴情報等を参照して、AGV10が実行中の作業に関する情報を取得することも可能である。
無人搬送台車制御部103は、上述のような搬送台車関連情報を、例えば所定の時間間隔毎に全てのAGV10から取得する。これにより、無人搬送台車制御部103は、全てのAGV10の充電量や稼働状況等に関する情報を、リアルタイムに把握することが可能である。
無人搬送台車制御部103は、取得した搬送台車関連情報を、稼働スケジュール決定部105に伝送する。また、無人搬送台車制御部103は、取得した搬送台車関連情報を、当該情報を取得した日時等に関する情報と関連付けて、記憶部111に記録してもよい。
また、無人搬送台車制御部103は、稼働スケジュール決定部105から、AGV10に対して作業を割り付けるための制御信号を伝送するように要請されると、該当するAGV10に対して、要請のあった作業を実行させるための制御信号を伝送する。この制御信号の伝送は通信機30を介して行われる。
さらに、無人搬送台車制御部103は、AGV10が走行を開始した時刻と、走行開始前にAGVから取得した充電残量とを関連付けて、後述する記憶部111等に記録する。この走行開始時刻および走行開始前の充電残量に関する情報は、後述する稼働スケジュール決定部105による搬送負荷の予測処理に用いられる。
稼働スケジュール決定部105は、例えば、CPU、ROM、RAM等から構成され、生産状況関連情報取得部101から伝送される生産状況関連情報と、無人搬送台車制御部103から伝送される搬送台車関連情報と、に基づいて、AGV10の稼働スケジュールを決定する。この稼働スケジュール決定部105は、例えば図3に示したように、搬送命令予測部107と、稼働状況予測部109と、を更に備える。
搬送命令予測部107は、例えば、CPU、ROM、RAM等から構成され、生産状況関連情報取得部101から伝送される生産状況関連情報に基づいて、搬送システム1における搬送命令の発生状況を予測する。
搬送命令予測部107は、工場やプラント内に存在する全ての生産ライン管理装置20から、例えば図4に示したような生産状況関連情報を取得して、例えば図5に示したような、物品の荷受け場所となるスキッドと、荷降ろし場所となるスキッドとが物品の完成予想時刻順に記載された予想搬送命令の一覧を生成する。また、予想搬送命令の一覧が網羅する時間の長さは、例えば、0.5時間程度と、任意の長さに設定することが可能である。
搬送命令予測部107は、予想搬送命令の一覧の生成が終了すると、作成した予想搬送命令の一覧を、稼働状況予測部109に伝送する。
稼働状況予測部109は、例えば、CPU、ROM、RAM等から構成され、搬送命令予測部107から伝送された予想搬送命令一覧と、無人搬送台車制御部103から伝送された搬送台車関連情報とに基づいて、AGVの稼働状況予測シミュレーションを行い、搬送システム制御装置100が管理している全てのAGVに対して、次に行うべき作業を割り付ける。
まず、稼働状況予測部109は、工場やプラント内に存在する全てのAGV10から、上述のような搬送台車関連情報を取得して、例えば図6に示したような、AGVの稼働状況一覧を生成する。
次に、稼働状況予測部109は、予想搬送命令一覧と、作成したAGVの稼働状況一覧と、後述する記憶部111に格納されている搬送定数データベースとを用いて、AGVの稼働状況予測シミュレーションを行い、搬送システム制御装置100が管理している全てのAGVに対して、次に行うべき作業を割り付ける。
ここで、上記搬送定数データベースは、例えば図7に示したように、工場やプラント内で、AGVが移動しうる全ての区間と、各区間を移動するために必要な所要時間と、移動によって消費する充電量とが互いに関連付けられて記載されているデータベースである。例えば、図7に記載されている「スキッドA <−> スキッドB」という区間に着目すると、この区間に関する搬送定数データベースは、「スキッドAからスキッドB、または、スキッドBからスキッドAへAGVが移動する際に、1分の時間が必要であり、その際の消費充電量は2%である」ことを表している。また、この搬送定数データベースには、バッテリーを完全に充電するために必要な時間である充電時間も、あわせて記載されている。
稼働状況予測部109は、搬送定数データベースを参照して、予想搬送命令の一覧に記載されている作業を実施した場合にAGVが作業を終了する終了予定時刻と、終了予定時刻におけるAGVのバッテリー残量とを算出する。終了予定時刻およびバッテリー残量の算出が終了すると、稼働状況予測部109は、算出した終了予定時刻に基づいて予想搬送命令の一覧を参照して、終了予定時刻以降の次搬送命令発生予定時刻を有する予想搬送命令を選択し、作業の終了したAGV10に対して割り付ける。
ここで、稼働状況予測部109は、AGV10が終了予定時刻から充電作業を開始した場合における充電終了予定時刻をあわせて算出し、終了予定時刻以降の次搬送命令発生予定時刻と充電終了予定時刻のどちらが早く到来するかを判断する。充電終了予定時刻の方が次搬送命令発生予定時刻よりも先に到来する場合は、次の搬送作業に関する指示が伝送されるまでの間に、AGV10が充電を行うために要する時間を確保可能であることを意味する。そのため、稼働状況予測部109は、このような条件を満たすAGV10に対して、充電作業を行うように割り付けを行う。
また、搬送システム制御装置100には、予め、AGV10が搬送作業の際に維持すべき充電量の最低値が設定されている。この充電量の最低値は、搬送システム1が導入される環境等に応じて適宜決定することが可能であり、例えば、75%程度などのように設定することができる。稼働状況予測部109は、算出した充電量の予測値が、設定されている最低値を下回る場合には、AGV10に対して物品の搬送作業を割り付けず、AGV10に対して充電作業を割り付ける。
また、充電を行うために要する時間を確保可能なAGV10が複数存在する場合には、稼働状況予測部109は、最も充電量の少ないAGVに対して、充電作業を割り付ける。かかる割付処理を行うことで、AGVに対して効率よく充電作業を割り付けることが可能となり、ひいては、AGVの作業効率を向上させることが可能となる。
稼働状況予測部109は、AGV10に対して割り付ける作業が決定すると、無人搬送台車制御部103に対して、AGVの制御信号の伝送要請を送信し、該当するAGV10に対して、割り付けた作業に対応する所定の制御信号を伝送するよう要請する。
稼働状況予測部109は、このような稼働状況の予測シミュレーションを行って適切な作業の割り付け処理を行うことにより、充電に要する時間を確保可能なAGVに対して充電作業を割り付けることとなる。その結果、本実施形態に係る搬送システム1では、AGV10に対して、充電量の最低値以上の常に高い充電量を保持させることが可能となり、ひいては、AGVの作業効率を向上させることが可能となる。
なお、搬送命令の予測シミュレーションおよび稼働状況の予測シミュレーションの詳細については、以下で流れ図を参照しながら、改めて詳細に説明する。
記憶部111には、稼働スケジュール決定部105が、AGVの搬送負荷の予測処理やAGVに対する作業の割り付け処理を行う際に参照する搬送定数データベースが記録されている。また、記憶部111は、これらのデータ以外にも、搬送システム制御装置100が、何らかの処理を行う際に保存する必要が生じた様々なパラメータや処理の途中経過等、または、各種のデータベース等を、適宜記憶することが可能である。この記憶部111は、生産状況関連情報取得部101、無人搬送台車制御部103、稼働スケジュール決定部105、搬送命令予測部107、稼働状況予測部109等が、自由に読み書きを行うことが可能である。
以上、本実施形態に係る搬送システム制御装置100の機能の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材や回路を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。また、各構成要素の機能を、CPU等が全て行ってもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用する構成を変更することが可能である。
<搬送システムの制御方法について>
続いて、図8〜図11を参照しながら、本実施形態に係る搬送システムの制御方法について、詳細に説明する。図8〜図11は、本実施形態に係る搬送システムの制御方法を説明するための流れ図である。
[搬送システムの制御方法の全体の流れについて]
まず、図8を参照しながら、本実施形態に係る搬送システムの制御方法の全体の流れについて説明する。本実施形態に係る搬送システムの制御方法では、搬送負荷の予測シミュレーションの結果に基づいて、AGVの稼動制御を行う。この搬送負荷の予測シミュレーションは、以下で説明するように、搬送命令予測部107にて実施される搬送命令予測シミュレーションと、稼働状況予測部109にて実施される稼働状況予測シミュレーションとから構成される。
搬送負荷の予測シミュレーションに先立ち、搬送システム制御装置100の生産状況関連情報取得部101は、搬送システム制御装置100が接続可能な全ての生産ライン管理装置20から、当該生産ライン管理装置20が管理している生産ラインにおける生産状況関連情報を取得する。生産状況関連情報取得部101は、取得した全ての生産状況関連情報を、稼働スケジュール決定部105に伝送する。
次に、稼働スケジュール決定部105の搬送命令予測部107は、生産状況関連情報取得部101から伝送された生産状況関連情報に基づいて、搬送命令の予測シミュレーションを実施する(ステップS101)。この搬送命令の予測シミュレーションの詳細については、以下で改めて詳細に説明する。
搬送命令の予測シミュレーションが終了すると、搬送命令予測部107は、シミュレーション結果を、稼働状況予測部109へと伝送する。
続いて、稼働状況予測部109は、搬送命令予測部107から伝送された搬送命令予測シミュレーションの結果を利用して、稼働状況の予測シミュレーションを実施する(ステップS103)。稼働状況予測部109は、AGVの稼働状況の予測結果に基づいて、AGVに対して搬送作業を割り付けたり、充電作業を割り付けたりする。この稼働状況の予測シミュレーションの詳細についても、以下で改めて詳細に説明する。
このような搬送システムの制御方法に基づくAGVの制御は、所定の周期(例えば1分間隔)で行われる。
[搬送システムの制御方法の詳細な流れについて]
続いて、図9〜図11を参照しながら、本実施形態に係る搬送システムの制御方法の詳細な流れ、より詳細には搬送負荷の予測シミュレーションについて、詳細に説明する。
[搬送命令予測シミュレーション]
まず、図9を参照しながら、稼働スケジュール決定部105の搬送命令予測部107が実施する搬送命令予測シミュレーションの流れについて、詳細に説明する。
搬送命令予測部107は、生産状況関連情報取得部101から伝送された、全ての生産ラインにおける生産状況関連情報に基づいて、図5に示したような、予想搬送命令の一覧を作成する(ステップS201)。より詳細には、搬送命令予測部107は、例えば図4に示したような生産状況関連情報に含まれる「次搬送命令発生予定時刻」に記載されている時刻に基づいて、予想搬送命令の一覧を作成する。
次に、搬送命令予測部107は、生産状況関連情報に含まれる「次搬送命令発生予定時刻」に記載されている時刻に、「生産ピッチ」に記載されている時間を加算して、次々回の次搬送命令発生予定時刻を予測し、作成した予想搬送命令の一覧に追加する(ステップS203)。
続いて、搬送命令予測部107は、必要とする予測時間分(例えば、0.5時間分程度)の予想搬送命令一覧を作成したか否かを判断する(ステップS205)。まだ必要な予測時間分の予想搬送命令一覧を作成していない場合には、搬送命令予測部107は、ステップS203で算出した次搬送命令発生予定時刻に、「生産ピッチ」に記載されている時間を更に加算して、新たに次搬送命令発生予定時刻を算出し、一覧に追加する(ステップS207)。
また、必要とする予測時間分の予想搬送命令一覧を作成している場合には、搬送命令予測部107は、まだ次搬送命令発生予定時刻を予測していないスキッドが存在するか否かを判断する(ステップS209)。次搬送命令発生予定時刻を予測していないスキッドが存在する場合には、搬送命令予測部107は、次搬送命令発生予測対象スキッドを、未予測のスキッドに変更し(ステップS211)、ステップS201に戻って予測を継続する。また、未予測のスキッドが存在しない場合には、搬送命令予測部107は、搬送命令の予測シミュレーションの実行を終了し、シミュレーション結果を、稼働状況予測部109に伝送する。
以上説明したような処理を行うことで、搬送命令予測部107は、搬送システム1内に存在する全ての生産ラインにおいて発生が予想される搬送命令の発生予定時刻を予測することが可能となる。
なお、搬送命令の予測シミュレーションにおいて、次搬送命令発生予定時刻を算出するスキッドの順番は問うものではないが、例えば、搬送システム1内に存在する予測が必要なスキッドについて、予めシミュレーションの実行順番(すなわち、予測が必要なスキッドの優先順位)を決めておき、この順番に従ってシミュレーションを行うスキッドを選択していってもよい。
[稼働状況予測シミュレーション]
続いて、図10および図11を参照しながら、稼働スケジュール決定部105の稼働状況予測部109が実施する稼働状況予測シミュレーションの流れについて、詳細に説明する。
まず、稼働状況予測部109は、無人搬送台車制御部103から伝送された搬送台車関連情報に基づいて、例えば図6に示したような、搬送システム1内に存在する全てのAGV10に関する稼働状況の一覧を作成する(ステップS301)。これにより、稼働状況予測部109は、稼働状況の予測シミュレーションを実行するために必要なAGVの稼働状況を把握することができる。
次に、稼働状況予測部109は、稼働状況予測シミュレーションにおけるシミュレーション時刻を、現在時刻に設定する(ステップS303)。
続いて、稼働状況予測部109は、設定したシミュレーション時刻と、次搬送命令発生予定時刻とに基づいて、予想搬送命令一覧中の発生予定時刻を過ぎた命令の状況を、「未発生」から「発生未割付」へと変更する(ステップS305)。
次に、稼働状況予測部109は、設定したシミュレーション時刻と、稼働状況の一覧に記載されているAGVの状態に記載されている作業の終了時刻とを参照し、搬送作業または充電作業を完了したAGV10の状態を空車にする(ステップS307)。
続いて、稼働状況予測部109は、空車状態となっているAGV10に対して、最寄りのスキッドにおける発生未割付命令を割り付けるべく、搬送定数データベースを参照しながら、発生未割付命令を実施した場合における作業の予想終了時刻および充電残量の予測値を算出する(ステップS309)。
稼働状況予測部109は、算出した充電残量の予測値をもとに、AGV10のバッテリーが次搬送に耐えうるか否かを判定する(ステップS311)。耐えうるか否かの判断は、例えば、算出した充電残量の予測値が、予め設定されている充電量の最低値を下回るか否かに基づいて行われる。
バッテリー残量が十分であり、バッテリーが次搬送に耐える場合には、稼働状況予測部109は、バッテリーが次搬送に耐えうると判定されたAGVについて、図11に示す条件に基づいて更に判定を行う(ステップS313)。図11に示す条件は、AGV10に対して充電作業を割り付けるか否かを判定するための条件である。この条件については、以下で改めて詳細に説明する。
後述する充電割付条件を満たさない場合には、稼働状況予測部109は、AGVに対して搬送作業を割り付け(ステップS315)、AGVの状態を「空車」から「搬送」へと変更する。また、バッテリーが次搬送に耐えられない場合、および、AGVが充電割付条件を満たす場合には、稼働状況予測部109は、AGVに対して充電作業を割り付け(ステップS317)、AGVの状態を「空車」から「充電」へと変更する。
次に、稼働状況予測部109は、空車AGVに割り付ける命令がまだ残っているか否かを判断する(ステップS319)。割り付ける命令が残っている場合には、稼働状況予測部109は、ステップS309に戻って、残りの空車AGVに対して作業の割付を行う。
空車AGVに割り付ける命令が残っていない場合には、稼働状況予測部109は、シミュレーション時刻を、所定の周期後(例えば、1分後など)に再設定する(ステップS321)。
次に、稼働状況予測部109は、必要なシミュレート時間分(例えば、0.5時間分など)、シミュレーションを実行したか否かを判断する(ステップS323)。必要な時間分のシミュレーションが終了していない場合には、ステップS305に戻って、再設定したシミュレーション時刻に基づいて、シミュレーションを継続する。また、必要な時間分のシミュレーションが終了した場合には、稼働状況の予測シミュレーションを終了する。
[充電作業の割付処理]
続いて、上記稼働状況の予測シミュレーションにおける充電作業の割付処理の詳細について、図11を参照しながら、更に詳細に説明する。
本実施形態に係る稼働状況の予測シミュレーションでは、上述のように、バッテリーが次搬送に耐えうると判定されたAGVに対して、以下で説明するような条件に基づく判定を行い、条件を満足するAGVに対しては、搬送命令ではなく充電作業を割り付ける。
まず、稼働状況予測部109は、稼働状況一覧の「状態」欄が現状空車となっているAGVに対して、以下に示す条件1に基づく条件判定を行う(ステップS401)。条件1は、図11に示したように、「待機場での待機時間」が、「充電場への移動時間+充電時間+待機場への移動時間」よりも長いか、という条件である。ここで、「待機場での待機時間」は、予想搬送命令一覧に記載されている次搬送命令発生予定時刻とシミュレーション時刻との差として、算出することが可能である。また、「充電場への移動時間+充電条件+待機場への移動時間」は、記憶部111に格納されている搬送定数データベースに基づいて算出することが可能である。
稼働状況予測部109は、上記条件1を満足するAGV10に対して、充電作業を割り付ける(ステップS403)。この条件1を満足するAGV10は、次の搬送作業を開始するまでの間に、充電場へ移動して充電を完了し、待機場へと戻ってくる時間を確保できるAGVだからである。
次に、稼働状況予測部109は、稼働状況の一覧の「状態」欄が現状搬送中のAGVに対して、以下に示す条件2に基づく条件判定を行う(ステップS405)。条件2は、図11に示したように、「空車となる場所から待機場への移動時間」が、「空車となる場所から充電場への移動時間+充電時間+待機場への移動時間」よりも長いか、という条件である。ここで「空車となる場所」は、搬送中の物品の荷降ろし場所、すなわち、Toスキッドである。これらの時間は、記憶部111に格納されている搬送定数データベースに基づいて算出することが可能である。
稼働状況予測部109は、上記条件2を満足するAGV10に対して、現在行っている搬送作業が完了した後に、充電作業を割り付ける(ステップS407)。この条件2を満足するAGV10は、現在実行中の搬送作業を完了後、次の搬送作業を開始するまでの間に、充電場へ移動して充電を完了し、待機場へと戻ってくる時間を確保できるAGVだからである。
このように、本実施形態に係る搬送システムの制御方法では、AGV10のバッテリー残量が次の搬送作業を行うために必要な残量を維持している場合であっても、次の搬送作業を開始するまでの間に充電を行うために必要な時間を確保できる場合には、AGV10に対して積極的に充電作業を割り付ける。その結果、本実施形態に係る搬送システムの制御方法では、AGVをより高い充電残量で待機させておくことが可能となり、次搬送命令が発生したらAGVを即座に搬送に着手させることができる。これにより、搬送システム1内におけるAGVの作業効率の向上を実現することができる。
<搬送システムの制御方法の具体例について>
続いて、図12〜図13Hを参照しながら、本実施形態に係る搬送システムの制御方法の具体例について、詳細に説明する。図12〜図13Hは、搬送負荷予測シミュレーションの一例を説明するための説明図である。
まず、この搬送システムの制御方法における搬送負荷予測シミュレーションを適用したプラントのモデルについて、図12を参照しながら説明する。
このプラントのモデルでは、例えば図12に示したように、3つの生産ライン(生産ラインA〜生産ラインC)が存在しており、それぞれの生産ラインに、荷受け場所となるスキッドA〜スキッドCが設けられている。また、このモデルでは、荷降ろし場所としてスキッドが1箇所設けられており、その他に1箇所の充電場が設けられている。
各生産ラインには、それぞれ生産ライン管理装置20A〜20Cが接続されており、それぞれの生産ライン管理装置からは、生産状況関連情報が搬送システム制御装置100へと伝送される。
また、このプラントでは、1台のAGV10を用いて、生産ラインA〜生産ラインCで製造された物品を、置き場へ搬送しているものとし、以下に示すシミュレーションでは、置き場スキッドでAGV10が空車となったばかりの状況を考える。
なお、このプラントにおいては、図7に示した搬送定数データベースが設定されており、搬送システムにおけるAGVの充電量の最低値は、完全充電量の75%に設定されているものとする。また、搬送負荷の予測シミュレーションでは、シミュレーション設定時刻を1分ごとに増加させ、0.5時間分の搬送負荷をシミュレートするものとする。また、以下で説明するシミュレーションは、12時50分から開始されたものとする。
搬送システム制御装置100の生産状況関連情報取得部101は、それぞれの生産ライン管理装置20A〜20Cから生産状況関連情報を取得して、稼働スケジュール決定部105に伝送する。また、無人搬送台車制御部103は、待機場そばの通信機30からAGVに関する搬送台車関連情報を取得して、稼働状況スケジュール決定部105に伝送する。
搬送命令予測部107は、伝送された生産状況関連情報に基づいて、図13Aに示したような予想搬送命令の一覧を作成する。本例では、生産ラインCが非操業となっているため、生産ラインAに対応するスキッドAと、生産ラインBに対応するスキッドBとからなる予想搬送命令一覧が生成される。一覧には、生産状況関連情報に記載されている次搬送発生予定時刻である13時と13時5分の情報に加えて、生産ラインAにおける次搬送発生予定時刻に生産ピッチを加算した13時15分の情報が記載される。
搬送命令予測部107は、図13Aに示した予想搬送命令の一覧を、稼働状況予測部109に伝送する。稼働状況予測部109は、伝送された搬送台車関連情報に基づいて、図13Aに示したような稼働状況の一覧を作成する。
図13Aに示した設定時刻12時50分〜12時59分のシミュレーションでは、AGV10に対して割り付ける命令が存在しないので、この間のAGVは、空車のままで待機場である置き場のスキッドで待機している。
図13Bに示した設定時刻13時のシミュレーションでは、スキッドAにおける搬送命令が発生し、状況が発生未割付となる。稼働状況予測部109は、発生未割付であるスキッドAにおける搬送命令を、AGV10に対して割り付けるべく、搬送定数データベースを参照しながら、作業完了予定時刻と、作業完了時における充電量の予測値を算出する。この場合、稼働状況予測部109は、搬送定数データベースの「Aスキッド<−>置き場」の欄を参照し、搬送ルート「置き場→Aスキッド→置き場」を完走するために要する時間を8分と算出し、作業完了予定時刻を13時8分と予測する。また、この作業を完了するために必要な充電量は、8%×2=16%であるため、稼働状況予測部109は、作業完了時の充電量の予測値を、95%−16%=79%と予測する。
算出した充電量の予測値79%は、充電量の最低値(75%)以上であり、図11に示したような充電割付条件も成立しないため、稼働状況予測部109は、AGVに対して13時に発生した搬送命令を割り付け、無人搬送台車制御部103に、制御信号の伝送要請を行う。その結果、予想搬送命令の一覧における発生時刻13時の搬送命令の「状況」欄が、「未発生」から「発生割付済」となり、稼働状況の一覧の「状態」欄が、空車から搬送へと変更となる。
図13Cに示した、設定時刻13時1分〜13時4分のシミュレーションでは、AGV10は13時に発生した搬送作業の実行中であり、状況に変化がない。そのため、予想搬送命令の一覧には変化がなく、稼働状況の一覧では、「現在地」の欄が移動中となる以外は、状態の変化はない。
図13Dに示した、設定時刻13時5分のシミュレーションでは、生産ラインBに対応づけられているスキッドBで、搬送命令が発生する。しかしながら、発生した搬送命令を割り付けるAGVが存在しないため、稼働状況予測部109は、スキッドBにおける搬送命令の「状況」欄は、「発生未割付」とする。
図13Eに示した、設定時刻13時6分〜13時7分のシミュレーションでは、AGV10は13時に発生した搬送作業の実行中であり、状況に変化がない。そのため、予想搬送命令の一覧および稼働状況の一覧には、状態の変化はない。
図13Fに示した、設定時刻13時8分のシミュレーションでは、AGVに割り付けられた搬送命令が完了するため、予想搬送命令の一覧における該当する「状況」欄の記載が、搬送完了となる。次に、稼働状況予測部109は、スキッドBにおいて13時5分に発生している命令を割り付けるべく、作業完了予定時刻と、作業完了時における充電量の予測値を算出する。この場合、搬送定数データベースを参照すると、「置き場→スキッドB→置き場」の一連の行程に必要な充電量は、9%×2=18%となる。そのため、稼働状況予測部109は、13時8分における充電量79%−18%=61%を充電量の予測値として算出する。この予測値は、充電量の最低値である75%を下回っているため、稼働状況予測部109は、AGV10に対して、搬送作業ではなく充電作業を割り付ける。稼働状況予測部109は、「置き場→充電場までの移動時間+充電時間」として、搬送定数データベースから6分が必要であることを予測する。その結果、AGVの稼働状況として、充電作業の完了予定時刻を13時14分とする。
図13Gに示した、設定時刻13時9分〜13時13分のシミュレーションでは、AGV10は充電作業の実行中であり、状況に変化がない。そのため、予想搬送命令の一覧および稼働状況の一覧には、状態の変化はない。
図13Hに示した、設定時刻13時14分のシミュレーションでは、AGVに割り付けられた充電作業が完了する。稼働状況予測部109は、発生未割付となっている13時5分に発生した搬送命令をAGV10に割り付けるべく、搬送定数データベースをもとに、作業の完了予定時刻と、完了時の充電量の予測値を算出する。搬送ルート「充電場→Bスキッド→置き場」を完走するために要する時間は、搬送定数データベースから4.5分+5分=9.5分となるため、稼働状況予測部109は、13時23.5分を作業完了予定時刻として算出する。同様に、この作業に要する消費充電量は、搬送定数データベースから9%+10%=19%であるため、現在の充電量100%−19%=81%を、作業完了時の充電量の予測値とする。
算出した充電量の予測値81%は、充電量の最低値(75%)以上であり、図11に示したような充電割付条件も成立しないため、稼働状況予測部109は、AGVに対して13時5分に発生した搬送命令を割り付け、無人搬送台車制御部103に、制御信号の伝送要請を行う。その結果、予想搬送命令の一覧における発生時刻13時5分の搬送命令の「状況」欄が、「発生未割付」から「発生割付済」となり、稼働状況の一覧の「状態」欄が、空車から搬送へと変更となる。
以上説明したように、本実施形態に係る搬送負荷の予測シミュレーションでは、空車で待機しているAGVに対しては、AGVに充電残量を確認し、稼働状況の一覧において、状態を空車とし、充電残量を、AGVが回答した充電残量とする。
また、AGVが搬送中または充電中である場合には、「走行を開始した時刻」と「走行開始前にAGVから取得した充電残量」と、搬送定数データベースとに基づいて、作業の完了予定時刻と、完了時における充電量の予測値とを算出する。
本実施形態に係る搬送システムの制御方法では、これらの値に基づいてAGVの搬送制御を行うため、AGVを可能な限り高い充電残量で待機させることが可能となり、ひいては、搬送システム全体の搬送効率を向上させることができる。
<ハードウェア構成について>
次に、図14を参照しながら、本発明の各実施形態に係る搬送システム制御装置100のハードウェア構成について、詳細に説明する。図14は、本発明の各実施形態に係る搬送システム制御装置100のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。
搬送システム制御装置100は、主に、CPU901と、ROM903と、RAM905と、ホストバス907と、ブリッジ909と、外部バス911と、インターフェース913と、入力装置915と、出力装置917と、ストレージ装置919と、ドライブ921と、接続ポート923と、通信装置925とを備える。
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、ROM903、RAM905、ストレージ装置919、またはリムーバブル記録媒体に記録された各種プログラムに従って、搬送システム制御装置100内の動作全般またはその一部を制御する。ROM903は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM905は、CPU901の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一次記憶する。これらはCPUバス等の内部バスにより構成されるホストバス907により相互に接続されている。
ホストバス907は、ブリッジ909を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス911に接続されている。
入力装置915は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチおよびレバーなどユーザが操作する操作手段である。また、入力装置915は、例えば、赤外線やその他の電波を利用したリモートコントロール手段(いわゆる、リモコン)であってもよいし、搬送システム制御装置100の操作に対応した携帯電話やPDA等の外部接続機器であってもよい。さらに、入力装置915は、例えば、上記の操作手段を用いてユーザにより入力された情報に基づいて入力信号を生成し、CPU901に出力する入力制御回路などから構成されている。搬送システム制御装置100のユーザは、この入力装置915を操作することにより、搬送システム制御装置100に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置917は、例えば、CRTディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置、ELディスプレイ装置およびランプなどの表示装置や、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置や、プリンタ装置、携帯電話、ファクシミリなど、取得した情報をユーザに対して視覚的または聴覚的に通知することが可能な装置で構成される。出力装置917は、例えば、搬送システム制御装置100が行った各種処理により得られた結果を出力する。具体的には、表示装置は、搬送システム制御装置100が行った各種処理により得られた結果を、テキストまたはイメージで表示する。他方、音声出力装置は、再生された音声データや音響データ等からなるオーディオ信号をアナログ信号に変換して出力する。
ストレージ装置919は、搬送システム制御装置100の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置であり、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記憶部デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、または光磁気記憶デバイス等により構成される。このストレージ装置919は、CPU901が実行するプログラムや各種データ、および外部から取得した各種データなどを格納する。
ドライブ921は、記録媒体用リーダライタであり、搬送システム制御装置100に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ921は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体に記録されている情報を読み出して、RAM905に出力する。また、ドライブ921は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体に記録を書き込むことも可能である。
接続ポート923は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート、i.Link等のIEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)ポート、RS−232Cポート、光オーディオ端子、HDMI(High−Definition Multimedia Interface)ポート等の、機器を搬送システム制御装置100に直接接続するためのポートである。この接続ポート923に外部接続機器を接続することで、搬送システム制御装置100は、外部接続機器から直接各種のデータを取得したり、外部接続機器に各種のデータを提供したりする。
通信装置925は、例えば、通信網927に接続するための通信デバイス等で構成された通信インターフェースである。通信装置925は、例えば、有線または無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth、またはWUSB(Wireless USB)用の通信カード、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、または、各種通信用のモデム等である。この通信装置925は、例えば、インターネットや他の通信機器との間で、例えばTCP/IP等の所定のプロトコルに則して信号等を送受信することができる。また、通信装置925に接続される通信網927は、有線または無線によって接続されたネットワーク等により構成され、例えば、インターネット、赤外線通信、ラジオ波通信または衛星通信等であってもよい。
以上、本発明の各実施形態に係る搬送システム制御装置100の機能を実現可能なハードウェア構成の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用するハードウェア構成を変更することが可能である。
また、以上で例示した本発明の各実施形態に係る搬送システム制御装置100の機能を実現可能なハードウェア構成として、例えばFA用のパーソナルコンピュータ等で構成することができる。その際、上記の各ハードウェア部品を具備させる。そして、上記した各機能を実現する、又は、各処理・データ処理を実行するためのコンピュータプログラムを作製し、当該パーソナルコンピュータ等に実装する。
<まとめ>
以上説明したように、本発明の各実施形態に係る搬送システム制御装置は、生産ラインを管理している生産ライン管理装置から伝送された生産状況関連情報と、AGVから取得した搬送台車関連情報とに基づいて、搬送システムで発生する搬送命令を予測するシミュレーションと、AGVの稼働状況を予測するシミュレーションを行う。
本発明の各実施形態に係る搬送システム制御装置は、AGVが次に実施予定の搬送作業に関する指示が伝送されるまでの間に、AGVに対して充電を行うために要する時間が確保可能であるというシミュレーション結果が得られた場合に、充電を行うために要する時間を確保可能なAGVに対して、充電作業を割り付ける。
本発明の各実施形態に係る搬送システム制御装置では、かかる処理を行うことで、AGVを可能な限り高い充電残量で待機させることが可能となり、ひいては、搬送システム全体の搬送効率を向上させることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した実施形態においては、搬送定数データベースに記載されている値そのものを用いて、稼働状況の予測を行う場合について説明したが、搬送すべき物品の重さ等に基づいて搬送定数データベースに記載されている値を所定の補正係数を用いて補正し、補正後の値を用いてシミュレーションを行ってもよい。
実際の生産ラインのレイアウト例を説明するための説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る搬送システムを説明するための説明図である。 同実施形態に係る搬送システム制御装置の機能構成を説明するためのブロック図である。 同実施形態に係る生産状況関連情報の一例を説明するための説明図である。 同実施形態に係る予想搬送命令一覧の一例を説明するための説明図である。 同実施形態に係る搬送台車関連情報の一例を説明するための説明図である。 同実施形態に係る搬送定数データベースの一例を説明するための説明図である。 同実施形態に係る搬送システムの制御方法を説明するための流れ図である。 同実施形態に係る搬送システムの制御方法を説明するための流れ図である。 同実施形態に係る搬送システムの制御方法を説明するための流れ図である。 同実施形態に係る搬送システムの制御方法を説明するための流れ図である。 同実施形態に係る搬送負荷予測シミュレーションの一例を説明するための説明図である。 同実施形態に係る搬送負荷予測シミュレーションの一例を説明するための説明図である。 同実施形態に係る搬送負荷予測シミュレーションの一例を説明するための説明図である。 同実施形態に係る搬送負荷予測シミュレーションの一例を説明するための説明図である。 同実施形態に係る搬送負荷予測シミュレーションの一例を説明するための説明図である。 同実施形態に係る搬送負荷予測シミュレーションの一例を説明するための説明図である。 同実施形態に係る搬送負荷予測シミュレーションの一例を説明するための説明図である。 同実施形態に係る搬送負荷予測シミュレーションの一例を説明するための説明図である。 同実施形態に係る搬送負荷予測シミュレーションの一例を説明するための説明図である。 本発明の各実施形態に係る搬送システム制御装置のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。
符号の説明
1 搬送システム
10 無人搬送台車(AGV)
20 生産ライン管理装置
30 通信機
100 搬送システム制御装置
101 生産状況関連情報取得部
103 無人搬送台車制御部
105 稼働スケジュール決定部
107 搬送命令予測部
109 稼働状況予測部
111 記憶部

Claims (8)

  1. 生産ラインにおいて製造された物品を複数の無人搬送台車により搬送する搬送システムの制御装置であって、
    前記生産ラインにおける前記物品の生産状況に関する情報である生産状況関連情報を取得する生産状況関連情報取得部と、
    前記無人搬送台車の充電量に関する情報を含む搬送台車関連情報を取得するとともに、無人搬送台車が実行すべき作業に関する指示を伝送し、無人搬送台車の稼働状況の制御を行う無人搬送台車制御部と、
    前記生産状況関連情報および前記搬送台車関連情報に基づいて、無人搬送台車の稼働状況予測シミュレーションを行って無人搬送台車の搬送負荷を予測し、該搬送負荷の予測結果に基づいて、無人搬送台車に対して割り付ける作業を決定する稼働スケジュール決定部と、
    を備え、
    前記搬送負荷の予測の結果、無人搬送台車に対して次の搬送作業に関する指示が伝送されるまでの間に、当該無人搬送台車に対して充電を行うために要する時間が確保可能な場合に、前記稼働スケジュール決定部は、充電を行うために要する時間を確保可能な無人搬送台車に対して、充電作業を割り付ける
    ことを特徴とする、搬送システム制御装置。
  2. 前記生産状況に関する情報は、前記生産ラインの操業状況、前記物品の完成予定時刻、前記生産ラインにおける生産ピッチおよび前記物品の搬送先に関する情報を含む
    ことを特徴とする、請求項1に記載の搬送システム制御装置。
  3. 前記搬送システム制御装置は、無人搬送台車が移動元から移動先への移動に要する時間と、当該移動によって消費する充電量とが関連づけられたデータベースを記憶する記憶部を更に備え、
    前記稼働スケジュール決定部は、前記データベースを参照して、無人搬送台車に割り付け予定の作業が終了する終了予定時刻と、当該終了予定時刻における前記無人搬送台車の充電量とを算出し、算出結果に基づいて前記無人搬送台車に対して次に割り付ける作業を決定する
    ことを特徴とする、請求項1または2に記載の搬送システム制御装置。
  4. 前記搬送システム制御装置では、無人搬送台車が維持すべき充電量の最低値が予め設定されており、
    前記稼働スケジュール決定部は、前記終了予定時刻における無人搬送台車の充電量の予測値を算出し、当該予測値が前記充電量の最低値を下回る場合には、前記無人搬送台車に対して前記物品の搬送作業を割り付けない
    ことを特徴とする、請求項3に記載の搬送システム制御装置。
  5. 前記稼働スケジュール決定部は、前記予測値が前記充電量の最低値を下回る場合に、前記無人搬送台車に対して充電作業を割り付ける
    ことを特徴とする、請求項4に記載の搬送システム制御装置。
  6. 前記稼働スケジュール決定部は、充電を行うために要する時間を確保可能な無人搬送台車が複数存在する場合には、最も充電量の少ない無人搬送台車に対して、充電作業を割り付ける
    ことを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の搬送システム制御装置。
  7. 生産ラインにおいて製造された物品を複数の無人搬送台車により搬送する搬送システムの制御方法であって、
    前記生産ラインにおける前記物品の生産状況に関する情報である生産状況関連情報を取得する生産状況関連情報取得ステップと、
    前記無人搬送台車の充電量に関する情報を含む搬送台車関連情報を取得する搬送台車関連情報取得ステップと、
    前記生産状況関連情報および前記搬送台車関連情報に基づいて、無人搬送台車の稼働状況予測シミュレーションを行って無人搬送台車の搬送負荷を予測し、該搬送負荷の予測結果に基づいて、無人搬送台車に対して割り付ける作業を決定する稼働スケジュール決定ステップと、
    前記搬送負荷の予測の結果、無人搬送台車に対して次の搬送作業に関する指示が伝送されるまでの間に、当該無人搬送台車に対して充電を行うために要する時間が確保可能な場合に、充電を行うために要する時間を確保可能な無人搬送台車に対して、充電作業を割り付ける充電指示伝送ステップと、
    を含むことを特徴とする、搬送システムの制御方法。
  8. 生産ラインにおいて製造された物品を複数の無人搬送台車により搬送する搬送システムを制御するコンピュータに、
    前記生産ラインにおける前記物品の生産状況に関する情報である生産状況関連情報を取得する生産状況関連情報取得機能と、
    前記無人搬送台車の充電量に関する情報を含む搬送台車関連情報を取得するとともに、前記無人搬送台車が実行すべき作業に関する指示を伝送し、前記無人搬送台車の稼働状況の制御を行う無人搬送台車制御機能と、
    前記生産状況関連情報および前記搬送台車関連情報に基づいて、無人搬送台車の稼働状況予測シミュレーションを行って無人搬送台車の搬送負荷を予測し、該搬送負荷の予測結果に基づいて、無人搬送台車に対して割り付ける作業を決定する稼働スケジュール決定機能と、
    前記搬送負荷の予測の結果、無人搬送台車に対して次の搬送作業に関する指示が伝送されるまでの間に、当該無人搬送台車に対して充電を行うために要する時間が確保可能な場合に、充電を行うために要する時間を確保可能な無人搬送台車に対して充電作業を割り付ける充電作業割付機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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