JP2010092297A - 分散制御装置およびプログラム書換方法 - Google Patents

分散制御装置およびプログラム書換方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プログラムの書き換えに要する時間を短くして、メンテナンスに伴う時間効率を向上させることができる分散制御装置及びプログラム書換方法を提供すること。
【解決手段】装置内の各ユニット毎に対応したプログラムを用いて各ユニット毎の動作を制御する二次制御部35A〜35Eと通信ネットワークで接続され、各二次制御部35A〜35Eに対する全体制御を行う一次制御部34を備えた分散制御装置において、一次制御部34は、各二次制御部35A〜35Eに組み込まれたプログラムを、プログラムの種別を示すプログラムIDを用いて各二次制御部毎に対応づけて管理し、プログラムの書き換えを受け付けた場合、当該プログラムのプログラムIDをもつ二次制御部を検索し、同一プログラムIDを持つ二次制御部に、書き換え用のプログラムデータを同時に送信し、書き換えを行わせることで、プログラム書換処理にかかる時間を短縮することが可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、装置内の各ユニットの動作を制御するプログラムの書き換えを行う分散制御装置及びプログラム書換方法に関するものである。
従来、血液や体液等の検体を自動的に分析する自動分析装置では、分注処理、攪拌処理、測光処理、洗浄処理等を行う各ユニットをそれぞれの基板に分散して制御している。これらの基板を制御するため、自動分析装置の各機構に動作指示をする中央制御部と、中央制御部からの指示を時分割で出力する一次制御部と、各ユニットの機構に接続して中央制御部からの指示に応じて動作制御する二次制御部とで構成され、一次制御部と複数ある二次制御部とを接続する通信接続部を有している。また、各二次制御部には、各ユニットの機構を制御するためのプログラムが、書き換え可能なメモリに格納されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−322247号公報
しかしながら、特許文献1に示す構成において二次制御部のプログラムを書き換える場合、中央制御部は、書き換え用のプログラムデータを管理装置から受信し、ネットワークを介して個々に書き換え用のプログラムデータを二次制御部に送信していたため、装置内に同じ書き換え用のプログラムを持つ二次制御部が存在している場合でも、同一の書き換え用プログラムデータを各別に送信し、各別に書き換えていた。このため、プログラムの書き換えに時間を要し、バージョンアップ等のメンテナンスにかかる時間効率が悪いという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、プログラムの書き換えに要する時間を短くして、メンテナンスに伴う時間効率を向上させることができる分散制御装置及びプログラム書換方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、装置内の各ユニット毎に対応したプログラムを用いて各ユニット毎の動作を制御する複数の二次制御部と、各二次制御部を接続する通信ネットワークに接続され、各二次制御部に対する全体制御を行う一次制御部とを備えた分散制御装置において、前記一次制御部は、各二次制御部に組み込まれた前記プログラムを、該プログラムの種別を示すプログラムIDを用いて各二次制御部毎に対応づけて管理し、前記プログラムの書き換えを受け付けた場合、該プログラムのプログラムIDをもつ二次制御部を検索し、検索の結果、同一プログラムIDを持つ二次制御部に、受け付けた書き換え用のプログラムデータを同時に送信し、該二次制御部による書き換えを同時に行わせることを特徴とする。
また、本発明にかかる分散制御装置は、上記の発明において、前記一次制御部は、前記プログラムID及び該プログラムIDをもつプログラムのバージョン情報を管理し、前記プログラムの書き換えを受け付けた場合、該プログラムID及び該バージョン情報をもつ二次制御部を検索し、検索の結果、同一のプログラムID及び書き換え用プログラムデータと異なる又は下位のバージョン情報をもつ二次制御部に、受け付けた書き換え用のプログラムデータを同時に送信し、該二次制御部による書き換えを同時に行わせることを特徴とする。
また、本発明にかかる分散制御装置は、上記の発明において、書き換え対象のプログラムを、前記プログラムIDを用いて選択するプログラム選択手段を備え、前記一次制御部は、前記プログラム選択手段によって選択された前記プログラムIDをもつ二次制御部を検索し、該二次制御部に、受け付けた書き換え用のプログラムデータを同時に送信し、該二次制御部による書き換えを同時に行わせることを特徴とする。
また、本発明にかかる分散制御装置は、上記の発明において、前記一次制御部が検索した同一プログラムIDをもつ二次制御部の中から、プログラムの書き換えを行う二次制御部を選択する制御部選択手段を備え、前記一次制御部は、前記制御部選択手段によって選択された二次制御部に前記書き換え用のプログラムデータを送信し、該二次制御部によるプログラムの書き換えを行わせることを特徴とする。
また、本発明にかかるプログラム書換方法は、上記の発明において、装置内の各ユニット毎に対応したプログラムを用いて各ユニット毎の動作を制御する複数の二次制御部と、各二次制御部を接続する通信ネットワークに接続され、各二次制御部に対する全体制御を行う一次制御部とを備えた分散制御装置における各二次制御部のプログラム書き換えを行うプログラム書換方法であって、各二次制御部に組み込まれた前記プログラムを、該プログラムの種別を示すプログラムIDを用いて各二次制御部毎に対応づけて管理する管理ステップと、前記プログラムの書き換えを受け付けた場合、該プログラムのプログラムIDをもつ二次制御部を検索する検索ステップと、検索の結果、同一プログラムIDを持つ二次制御部に、受け付けた書き換え用のプログラムデータを同時に送信し、該二次制御部による書き換えを同時に行わせる書換ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明にかかるプログラム書換方法は、上記の発明において、前記検索ステップは、前記プログラムID及び前記プログラムのバージョン情報をもとに前記二次制御部の検索を行うことを特徴とする。
また、本発明にかかるプログラム書換方法は、上記の発明において、書き換えを行うプログラムIDを選択するプログラム選択ステップをさらに含むことを特徴とする。
また、本発明にかかるプログラム書換方法は、上記の発明において、検索された同一プログラムIDを持つ二次制御部の中から書き換えを行う二次制御部を選択する制御部選択ステップをさらに含むことを特徴とする。
本発明によれば、書き換えを行う二次制御部のプログラムが同一のプログラムの書き換えである場合に、当該二次制御部に書き換え用のプログラムデータを同時に送信して書き換えを行わせるようにしたので、プログラムの書き換えに要する時間を短くして、メンテナンスに伴う時間効率を向上させることができるという効果を奏する。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態である分散制御装置について説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付している。
(実施の形態)
図1は、本実施の形態にかかる分散制御装置の構成を示す模式図である。図1に示すように、実施の形態にかかる分散制御装置は、分析対象である検体を移送する移送機構2と、検体を光学的に測定する測定機構3とを有する分析装置1と、移送機構2および測定機構3の処理動作を管理するとともに分析処理を行う管理装置4とを備え、これらの機構が連携することによって複数の検体の生化学的、免疫学的あるいは遺伝学的な分析を自動的に行う。移送機構2および測定機構3は、管理装置4と有線または無線で接続されている。なお、分析装置1は、複数の測定機構3を有してもよい。
移送機構2は、血液や尿等、液体である検体を収容した複数の検体容器21aを保持し、図中の矢印方向に順次移送する複数の検体ラック21bを備える。移送機構2上の所定位置に移送された検体容器21a内の検体は、測定機構3における検体分注ユニット3Aによって、反応テーブル30上に配列して搬送される反応容器31に分注される。移送機構2の各構成部位における各処理動作は、管理装置4から送信された指示に基づき、メイン制御部23によって制御される。
測定機構3は、反応テーブル30、検体分注ユニット3A、試薬分注ユニット3B、攪拌ユニット3C、測光ユニット3Dおよび洗浄ユニット3Eを有する。反応テーブル30は、反応容器31への検体や試薬の分注、反応容器31の攪拌、洗浄または測光を行うために反応容器31を所定の位置まで移送する。検体分注ユニット3Aは、移送機構2上の所定位置に移送された検体容器21aから検体を吸引し反応容器31に検体を吐出して分注を行う。試薬分注ユニット3Bは、所定位置に移送された試薬庫32内の試薬容器から試薬を吸引し反応容器31に試薬を吐出して分注を行う。攪拌ユニット3Cは、反応容器31に分注された検体と試薬との攪拌を行って反応を均一化させる。測光ユニット3Dは、所定の測光位置に搬送された反応容器31に光を照射し、反応容器31内の液体を透過した光を受光して強度測定を行う。この測光ユニット3Dによる測定結果は、検体に対する分析処理のため管理装置4に出力される。洗浄ユニット3Eは、測光ユニット3Dによる測定が終了した反応容器31内の洗浄を行う。この洗浄した反応容器31は再利用されるが、検査内容によっては1回の測定終了後に反応容器31を廃棄してもよい。
測定機構3は、図2に示すように、メイン制御部33、一次制御部34、各ユニット3A〜3Eに接続する二次制御部35A〜35Eを有する。メイン制御部33は、管理装置4から送信された指示に基づき測定機構3を構成する各ユニットに対して処理動作を指示する指示情報を送信し、測定機構3の各ユニットの各構成部位における処理動作を制御する。一次制御部34は、メイン制御部33と有線接続し、メイン制御部33による指示を時分割で各ユニットに接続する二次制御部35A〜35Eに出力する。一次制御部34は、後述するネットワーク37における通信処理を制御し、メイン制御部33と各二次制御部35A〜35Eとのインターフェースとしての機能を有する。一次制御部34をメイン制御部33と各二次制御部35A〜35Eとの間に設けることによって、メイン制御部33が指示情報を各二次制御部35A〜35Eに対して直接送信する必要がないため、測定機構3全体を制御するメイン制御部33の負荷を軽減することができる。なお、メイン制御部33と一次制御部34とは、無線で接続していてもよい。また、二次制御部は、二次制御部35A〜35Eのほか、内部機構等、図示しない複数の二次制御部が存在する。
各二次制御部35A〜二次制御部35Eは、一次制御部34によって出力されたメイン制御部33による指示に応じて接続する各ユニットの動作をそれぞれ制御する。二次制御部35Aは、検体分注ユニット3Aに接続し、検体分注ユニット3Aの各構成部位の動作を制御する。二次制御部35Bは、試薬分注ユニット3Bに接続し、試薬分注ユニット3Bの各構成部位の動作を制御する。二次制御部35Cは、攪拌ユニット3Cに接続し、攪拌ユニット3Cの各構成部位の動作を制御する。二次制御部35Dは、測光ユニット3Dに接続し、測光ユニット3Dの各構成部位の動作を制御する。二次制御部35Eは、洗浄ユニット3Eに接続し、洗浄ユニット3Eの各構成部位の動作を制御する。二次制御部35A〜35Eは、二次制御部35A〜35E自身が配設されるべき位置を示す位置情報であって、二次制御部基板35A〜35E自身に対して予め設定された位置情報をそれぞれ有する。なお、図示しないが、反応テーブル30についても同様に所定の二次制御部35と接続しており、反応テーブル30は、接続した二次制御部35の制御によって反応容器31の移送処理を行っている。
つぎに、図2を参照し、分散制御装置を構成する各構成部位の接続状態を説明する。図2においては、説明の容易化のため、測定機構3と管理装置4との間の接続状態について示す。
図2に示すように、分散制御装置においては、管理装置4に測定機構3におけるメイン制御部33が接続する。情報やパラメータの受け渡しを効率よく行うため、メイン制御部33と一次制御部34との間にはDPRAM36が設けられている。メイン制御部33およびDPRAM36は、所定の回線を介して接続し、DPRAM36および一次制御部34も同様に所定の回線を介して接続する。
そして、一次制御部34および各二次制御部35A〜35Eは、ネットワーク37を介して接続している。二次制御部35A〜35Eは、各ユニットを構成するセンサ38A〜38Eおよび制御対象39A〜39Eと接続し、センサ38A〜38Eおよび制御対象39A〜39Eの処理動作を制御する。たとえば、センサ38A〜38Eとして、検出範囲内に検体容器21aまたは反応容器31などが移送されたか否かを検出して検出対象である検体容器21aまたは反応容器31などの位置を検出するセンサがある。また、制御対象39Aとして、検体分注ユニット3Aにおける吸排機構、検体容器21a上または反応容器31上への吸排機構の移送および吸排機構の鉛直方向への昇降を行う移送機構がある。なお、測定機構3においては、DPRAM36、一次制御部34、各二次制御部35A〜35Eおよびネットワーク37を有するユニット毎に増設することができ、装置の拡張を柔軟に行うことができる。
二次制御部35A〜35Eは、それぞれ接続するセンサ38A〜38Eが検出した検出対象の位置を示した位置検出情報、それぞれ接続する制御対象39A〜39Eの処理動作に関する動作情報を取得する。二次制御部35A〜35Eは、ネットワーク37を介して、一次制御部34に位置検出情報および動作情報等に対応する信号Sを送信する。二次制御部35A〜35Eから送信された信号Sは、一次制御部34に送信され、一次制御部34は、受信した信号Sをもとに二次制御部35A〜35Eが接続する各ユニットの処理動作に異常があるか否かを判断し、メイン制御部33に通知する。
また、二次制御部35A〜35Eは、ネットワーク37を介して他の二次制御部35A〜35Eとの間で信号Sを送受信する。二次制御部35A〜35Eが送信先である他の二次制御部35A〜35Eに信号Sを直接送信するほか、一次制御部34を介して信号Sを送信してもよい。具体的には、二次制御部35A〜35Eは、送信先の二次制御部35A〜35Eのいずれかを指定する情報を信号Sとともに一次制御部34に送信し、一次制御部34が受信した情報にしたがって送信先である二次制御部35A〜35Eを指定して信号Sを送信する。
ここで、図2中括弧に示すように、各二次制御部35A〜35Eには、それぞれに制御部IDが付されている。また、各二次制御部35A〜35Eには、各ユニットを制御するためのプログラムが組み込まれており、各プログラムには、プログラムに対応したプログラムIDが付されている。一次制御部34は、制御部IDと、プログラムIDと、プログラムのバージョン情報とを管理し、メイン制御部から指示のあった書き換えを行うプログラムのプログラムデータを、書き換えを行うプログラムを持つ二次制御部に送信して、書き換えを行わせる。
また、一次制御部34が二次制御部の管理に用いるデータテーブルを、図3を参照して説明する。図3は、一次制御部34が二次制御部の管理に用いるデータテーブルの一例を示す模式図である。データテーブルD1は、二次制御部に付された制御部IDに対応したプログラムIDと、そのプログラムのバージョン情報とが記録される。一次制御部34は、書き換えを行うプログラムがある場合は、データテーブルD1を参照して、当該制御部IDに対応した二次制御部に書き換えを指示する。
ここで、一次制御部34が行うプログラム書換処理を、図4を参照して説明する。図4は、プログラム書換処理を示すフローチャートである。まず、一次制御部34は、書き換えを行うプログラムデータがメイン制御部33にあるか否かを確認する(ステップS102)。書き換えを行うプログラムがある場合(ステップS102:Yes)、一次制御部34は、当該プログラムのプログラムIDをもとに、データテーブルD1を参照して、二次制御部35A〜35Eの内から当該プログラムのプログラムIDを持つ二次制御部を検索する(ステップS104)。その後、二次制御部35A〜35Eの内、該当する二次制御部に対して書き換えの指示を出し(ステップS106)、書き換え用のプログラムデータを二次制御部35A〜35Eの内、該当する二次制御部に転送する(ステップS108)。書き換え用のプログラムデータの転送が完了すると(ステップS110:Yes)、一次制御部は、プログラムを書き換えるよう指示し(ステップS112)、書き換えが終了した旨の情報を受けると(ステップS114:Yes)、プログラムの書き換えを行った二次制御部に対してリセットするよう指示を出す(ステップS116)。二次制御部のリセット後、一次制御部34は、プログラムの書き換えを行った二次制御部から制御部ID、プログラムID、バージョン情報等の情報を受信し、データテーブルD1の情報を更新する(ステップS118)。その後、一次制御部34は、受信した情報をもとに、書き換えを行った二次制御部の書き換えが正常であるか否かを判断し、正常であると判断した場合(ステップS120:Yes)、ステップS124に移行して、他に書き換えを行うプログラムがあるか否かを確認する。ここで、確認の結果、他に書き換えるプログラムがある場合(ステップS124:Yes)、ステップS104に移行して上述した処理を繰り返す。また、他に書き換えを行うプログラムがない場合(ステップS124:No)、作業を終了する。
なお、ステップS104において、同一のプログラムIDを持ち、且つ書き換えを行うプログラムデータのバージョン情報と異なる又は下位のバージョン情報を持つ二次制御部を検索してもよい。また、ステップS120において、受信した情報に異常がある場合、または情報が受信できなかった場合、一次制御部34は、正常に書き換えが行われなかったと判断し(ステップS120:No)、メイン制御部33に書き換えが正常に行われなかった旨を報知する(ステップS122)。また、ステップS110において、転送が完了していない場合(ステップS110:No)、一次制御部34は、ステップS108に移行して転送処理を継続し、ステップS114において書き換えが終了していない場合(ステップS114:No)、一次制御部34は、書き換えが終了した旨の情報を受けるまで待機する。上述した処理を行うことによって、二次制御部のプログラムの書換処理を行う。
また、本発明のプログラム書換処理に要する時間と参考例のプログラム書換処理に要する時間とを、図5,6を参照して説明する。図5は、本発明のプログラム書換処理を示すタイムチャートである。横軸は、時間tを表している。まず、管理装置4からメイン制御部33に、プログラムID=1に対応した書き換え用のプログラムデータPD1が転送され、転送時間T11を要する。管理装置4からメイン制御部33への転送が完了すると、一次制御部34が、プログラムID=1対応した二次制御部を検索し、該当する二次制御部(二次制御部ID=1,2)に書き換え用のプログラムデータを転送し、書き換えを行わせる。ここで、書換処理には、書換時間T10を要する。その後、管理装置4が、次に書き換えを行なうプログラムデータPD3をメイン制御部33に転送して、書き換えを行う二次制御部(二次制御部ID=3)に転送して書き換えを行わせる。上述した流れで、プログラムデータPD5,PD2を転送して当該二次制御部のプログラムの書き換えを行う。ここで、最初に管理装置4からメイン制御部33へプログラムデータPD1が転送を開始してから、最後に書き換えを行なうプログラムデータPD2の書換処理が終了するまでに書換完了時間T1を要する。
一方、図6は、参考例のプログラム書換処理を示すタイムチャートである。図6において、参考例のプログラムの書き換えは、まず、管理装置4からメイン制御部33に、プログラムID=1に対応した書き換え用のプログラムデータPD1が転送される。管理装置4からメイン制御部33への転送が完了すると、一次制御部34が、メイン制御部33が指定した二次制御部(二次制御部ID=1)に書き換え用のプログラムデータを転送し、書き換えを行わせる。その後、管理装置4が、再度プログラムデータPD1をメイン制御部33に転送して、次に書き換えを行う二次制御部(二次制御部ID=2)に転送して書き換えを行わせる。上述した流れで、プログラムデータPD3,PD5,PD2を転送して当該二次制御部のプログラムの書き換えを行う。ここで、最初に管理装置4からメイン制御部33へプログラムデータPD1が転送を開始してから、最後に書き換えを行なうプログラムデータPD2の書換処理が終了するまでに書換完了時間T100を要する。
参考例のプログラム書換処理では、同一のプログラムIDが複数ある場合でも、メイン制御部に指定された二次制御部に対して、一次制御部34が各別に書換用のプログラムデータPD1を転送して書換を行わせるため、プログラムデータPD1にかかるデータの転送時間と、書換処理時間とが重複してしまい、時間効率が悪いという問題があった。
これに対して、本発明のプログラム書換処理は、一次制御部が、同一のプログラムを持つ二次制御部を検索して、検索に該当した二次制御部に対して、書き換え用のプログラムデータを同時に送信して書き換えを行なわせるため、書換完了時間T1は、書換完了時間T100と比して短く、時間効率を向上させることが可能となる。
なお、プログラムの書換処理において、書き換えを行なうプログラムを選択可能としてもよい。プログラム選択を行なう場合の選択方法を、図7を参照して説明する。図7は、プログラム選択画面の一例を示す模式図である。図7において、プログラム選択画面50は、書き換えを行なうプログラムのプログラムIDと、プログラムの制御対象となる制御名称と、プログラムIDに対応したプログラムの書き換え前後のバージョン情報とを示すテーブルと、各プログラムIDと同行にプログラム選択ボタンB53を設けたボタン群BG1とを有する。例えば、プログラムID=1に対応するプログラムのみの書き換えを行なう場合、プログラム選択ボタンB53を選択し、OKボタンB51を押下すると、プログラムID=1に対応するプログラムの書き換えを行なう。プログラム書換処理は、図4に示すフローチャートのステップS104以降の処理を行い、一次制御部34が当該プログラムIDに対応したプログラムが組み込まれた二次制御部を検索し、書き換えを行なわせる。プログラム選択を行なわない場合は、キャンセルボタンB52を押下することでキャンセルすることができる。
また、書き換えを行なう二次制御部を選択可能としてもよい。制御部選択を行なう場合の選択方法を、図8を参照して説明する。図8は、制御部選択画面の一例を示す模式図である。図8において、制御部選択画面60は、各二次制御部に対応した制御部IDと、各二次制御部が組み込まれたプログラムの制御名称と、各プログラムに対応したプログラムIDと、各プログラムの書き換え前後のバージョン情報とを示すテーブルと、各制御部IDと同行に制御部選択ボタンB63を設けたボタン群BG2とを有する。各制御部IDは、予め一次制御部34によって検索された二次制御部が、プログラムID毎に表示されている。例えば、プログラムID=1に対応するプログラムが組み込まれた制御部ID=1の二次制御部のみのプログラムを書き換える場合、制御部選択ボタンB63を選択し、OKボタンB61を押下することで、選択した制御部IDに対応する二次制御部のみのプログラム書換処理を行うことができる。プログラム書換処理は、図4に示すフローチャートのステップS106以降の処理を行い、一次制御部34が、選択された二次制御部に書き換え用のプログラムデータを送信し、書き換えを行なわせる。ここで、選択された二次制御部において、組み込まれているプログラムが同一の場合、一次制御部34は、プログラム書換処理を同時に行なわせ、プログラムが異なる場合は、別個にプログラムの書き換えを行なわせる。制御部選択を行なわない場合は、キャンセルボタンB62を押下することでキャンセルすることができる。
なお、ボタン群BG1,BG2の各ボタンは、選択されることによって色の濃淡または他の色に変化させて、選択されていないボタンと識別できるようにすることが好ましい。ボタンの選択および非選択を識別できるようにすることで複数選択した場合でも、選択したボタンを容易に判別することが可能となる。
ここで、一次制御部34が行なう二次制御部の検索において、検索の対象をプログラムIDと、プログラムのバージョン情報とに該当する二次制御部を検索するようにしてもよく、各プログラムのバージョン情報が、各プログラム間で重複することがない場合は、バージョン情報のみで検索してもよい。バージョン情報を検索の対象に加えることで、より細かく各二次制御部のプログラムの管理を行なうことが可能となる。
本実施の形態にかかる分散制御装置においては、一次制御部が、書き換えを行なうプログラムがある場合に、当該プログラムを有する二次制御部を検索し、該当する二次制御部に対して書き換え用のプログラムデータを同時に送信して書き換えを行なわせることによって、プログラム書換処理にかかる時間を短縮することが可能となり、メンテナンスに伴う時間効率を向上させることができる。
本実施の形態にかかる分散制御装置の構成を示す模式図である。 分散制御装置を構成する各構成部位の接続状態を説明する説明図である。 二次制御部の管理に用いるデータテーブルの一例を示す模式図である。 プログラム書換処理を示すフローチャートである。 本発明のプログラム書換処理を示すタイムチャートである。 参考例のプログラム書換処理を示すタイムチャートである。 プログラム選択画面を示す模式図である。 制御部選択画面を示す模式図である。
符号の説明
1 分析装置
2 移送機構
3 測定機構
3A 検体分注ユニット
3B 試薬分注ユニット
3C 攪拌ユニット
3D 測光ユニット
3E 洗浄ユニット
4 管理装置
21a 検体容器
21b 検体ラック
23,33 メイン制御部
30 反応テーブル
31 反応容器
32 試薬庫
34 一次制御部
35A,35B,35C,35D,35E 二次制御部
36 DPRAM
37 ネットワーク
38A,38B,38C,38D,38E センサ
39A,39B,39C,39D,39E 制御対象
50 プログラム選択画面
60 制御部選択画面
B51,B61 OKボタン
B52,B62 キャンセルボタン
B53 プログラム選択ボタン
B63 制御部選択ボタン
BG1,BG2 ボタン群
D1 データテーブル
PD1〜PD3,PD5 プログラムデータ
S 信号
T1,T100 書換完了時間
T10 書換時間
T11 転送時間

Claims (8)

  1. 装置内の各ユニット毎に対応したプログラムを用いて各ユニット毎の動作を制御する複数の二次制御部と、各二次制御部を接続する通信ネットワークに接続され、各二次制御部に対する全体制御を行う一次制御部とを備えた分散制御装置において、
    前記一次制御部は、各二次制御部に組み込まれた前記プログラムを、該プログラムの種別を示すプログラムIDを用いて各二次制御部毎に対応づけて管理し、前記プログラムの書き換えを受け付けた場合、該プログラムのプログラムIDをもつ二次制御部を検索し、検索の結果、同一プログラムIDを持つ二次制御部に、受け付けた書き換え用のプログラムデータを同時に送信し、該二次制御部による書き換えを同時に行わせることを特徴とする分散制御装置。
  2. 前記一次制御部は、前記プログラムID及び該プログラムIDをもつプログラムのバージョン情報を管理し、前記プログラムの書き換えを受け付けた場合、該プログラムID及び該バージョン情報をもつ二次制御部を検索し、検索の結果、同一のプログラムID及び書き換え用プログラムデータと異なる又は下位のバージョン情報をもつ二次制御部に、受け付けた書き換え用のプログラムデータを同時に送信し、該二次制御部による書き換えを同時に行わせることを特徴とする請求項1に記載の分散制御装置。
  3. 書き換え対象のプログラムを、前記プログラムIDを用いて選択するプログラム選択手段を備え、
    前記一次制御部は、前記プログラム選択手段によって選択された前記プログラムIDをもつ二次制御部を検索し、該二次制御部に、受け付けた書き換え用のプログラムデータを同時に送信し、該二次制御部による書き換えを同時に行わせることを特徴とする請求項1または2に記載の分散制御装置。
  4. 前記一次制御部が検索した同一プログラムIDをもつ二次制御部の中から、プログラムの書き換えを行う二次制御部を選択する制御部選択手段を備え、
    前記一次制御部は、前記制御部選択手段によって選択された二次制御部に前記書き換え用のプログラムデータを送信し、該二次制御部によるプログラムの書き換えを行わせることを特徴とする請求項1または2に記載の分散制御装置。
  5. 装置内の各ユニット毎に対応したプログラムを用いて各ユニット毎の動作を制御する複数の二次制御部と、各二次制御部を接続する通信ネットワークに接続され、各二次制御部に対する全体制御を行う一次制御部とを備えた分散制御装置における各二次制御部のプログラム書き換えを行うプログラム書換方法であって、
    各二次制御部に組み込まれた前記プログラムを、該プログラムの種別を示すプログラムIDを用いて各二次制御部毎に対応づけて管理する管理ステップと、
    前記プログラムの書き換えを受け付けた場合、該プログラムのプログラムIDをもつ二次制御部を検索する検索ステップと、
    検索の結果、同一プログラムIDを持つ二次制御部に、受け付けた書き換え用のプログラムデータを同時に送信し、該二次制御部による書き換えを同時に行わせる書換ステップと、
    を含むことを特徴とするプログラム書換方法。
  6. 前記検索ステップは、前記プログラムID及び前記プログラムのバージョン情報をもとに前記二次制御部の検索を行うことを特徴とする請求項5に記載のプログラム書換方法。
  7. 書き換えを行うプログラムIDを選択するプログラム選択ステップをさらに含むことを特徴とする請求項5または6に記載のプログラム書換方法。
  8. 検索された同一プログラムIDを持つ二次制御部の中から書き換えを行う二次制御部を選択する制御部選択ステップをさらに含むことを特徴とする請求項5または6に記載のプログラム書換方法。
JP2008262116A 2008-10-08 2008-10-08 分散制御装置およびプログラム書換方法 Withdrawn JP2010092297A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017518583A (ja) * 2014-06-11 2017-07-06 ホーム コントロール シンガポール プライベート リミテッド スモールメモリ装置にソフトウェアをインストールするシステム

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