JP2010092239A - ファイルシステム管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記憶装置の検査処理を効率化してナビゲーション装置を高速に起動することが可能な「ファイルシステム管理装置及びファイルシステム管理方法」を提供すること。
【解決手段】ファイルシステム管理装置は、第1のファイル管理テーブルのデータ及び第2のファイル管理テーブルのデータを格納した記憶装置と、データを第1のサイズ毎に検査するファイルシステムとデバイスドライバとを有したデータ管理手段と、第1のサイズより大きな所定のサイズの第1のキャッシュ及び第2のキャッシュとを備える。データ管理手段は、第1のファイル管理テーブルから所定のサイズ毎のデータを第1のキャッシュに読み込み、第2のファイル管理テーブルから所定のサイズ毎のデータを第2のキャッシュに読み込み、第1のキャッシュに読み込んだデータと第2のキャッシュに読み込んだデータから第1のサイズ毎のデータを抽出して整合性を検査する。
【選択図】図7

Description

本発明は、システム起動の高速化に有用なファイルシステム管理装置に関する。
車載用のナビゲーション装置では、外部記憶装置としてハードディスクドライブ(HDD)が使用されている。このHDDは、電源投入後、HDDに格納されたデータの読み込みができるようになるまで数秒(2〜3秒)程度を要している。さらにその後、ハードディスクの内容を解析するために4〜5秒程度を要し、解析結果に基づいてナビゲーション装置が起動し、データを読み始め、所要の地図情報等が画面に表示されるまでに15秒程度要している。
このようなHDD内には、地図データベースの他にもユーザーが設定したデータや、他の車載機器(FM/AMチューナーやCDプレーヤー等のオーディオ機器、DVDプレーヤーやTV受信機等のオーディオ/ビデオ機器など)に関連した各種のデータ等が格納されている。このため、ナビゲーション装置の起動時に必要なデータをHDDから読み込めるようになる時間が遅れると、それに応じて当該装置の起動時間が遅延することになる。
一般に、HDD内に格納されているデータはWindows(登録商標)などのOS管理下で使用する際には、ファイルを単位としてファイルシステムにより管理されている。ナビゲーション装置においても実際の地図データをHDDから取得するため、ファイルに関する情報を読み込みファイルシステムによって検索される。
通常、ナビゲーション装置で使用される地図データは、ナビゲーションの操作中にデータが書き換えられることはないが、地点登録情報などはユーザーが任意に設定したり消去したりすることができる。このようなデータの書き換えが自由にできるファイルを管理する装置として、ファイルが更新や変更された場合に、ファイルに関する正しい情報の取得を可能とする技術がある。これに関連する技術として、例えば、ファイルの作成日付等のファイル情報をファイルと共に格納し、付加情報として同じファイル情報を格納しておき、これらのファイル情報を用いてファイルと付加情報の整合性のチェックを行う技術がある。
特開平9−34764号公報
上述したように、システムを起動する際には、HDDをマウントしてHDDに格納されている地図データや音楽データをシステムが取得するが、このマウント処理においてファイル管理テーブルのデータをファイルシステム内に読み込み、データが正常であるか否かをチェックしている。
近年、HDDの大容量化によって地図データも増大し、ファイル管理テーブルの容量も増加してきている。これに伴い、地図データ等の読み込み時間も従来よりかかり、システム起動が遅延してきている。
一方、データの正確性を向上させるために2つのファイル管理テーブルを備えた記憶装置がナビゲーション装置にも使用されており、2つのファイル管理テーブルのそれぞれのデータ間で整合がとれているか否かのチェックを行うようになっている。
このようなファイルシステムを使用する場合、データの正確性は向上するものの、チェックのための時間がかかり、システムの起動時間が1つのファイル管理テーブルを対象としたときよりもかかってしまう問題が発生している。
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑みなされたものであり、記憶装置をマウントする際の検査処理を効率化してナビゲーション装置を高速に起動することが可能なファイルシステム管理装置及びファイルシステム管理方法を提供することを目的とする。
上述した従来技術の課題を解決するため、本発明の基本形態によれば、ファイルを所定の管理単位毎に管理する第1のファイル管理テーブルのデータ及び当該第1のファイル管理テーブルと同一サイズの第2のファイル管理テーブルのデータを格納した記憶装置と、前記ファイル管理テーブルのデータを第1のサイズ毎に検査するファイルシステムと前記記憶装置から前記ファイル管理テーブルのデータを取得するデバイスドライバとを有したデータ管理手段と、前記デバイスドライバが管理する前記第1のサイズより大きな所定のサイズの第1のキャッシュ及び第2のキャッシュとを備え、前記データ管理手段は、前記第1のファイル管理テーブルから前記所定のサイズ毎のデータを前記第1のキャッシュに読み込み、前記第2のファイル管理テーブルから前記所定のサイズ毎のデータを前記第2のキャッシュに読み込み、前記第1のキャッシュに読み込んだデータと前記第2のキャッシュに読み込んだデータから前記第1のサイズ毎のデータを抽出して整合性を検査することを特徴とするファイルシステム管理装置が提供される。
この形態に係るファイルシステム管理装置において、前記所定のサイズは、前記第1のサイズのn倍(nは2以上の自然数)であるようにしてもよく、前記第1のファイル管理テーブルと前記第2のファイル管理テーブルは連続した領域に格納されているようにしてもよい。
本発明のファイルシステム管理装置によれば、ファイルを所定の管理単位毎に管理するファイル管理テーブルを2つ備えた記憶装置に対して、ファイルシステムは2つのファイル管理テーブルのデータを所定の単位毎に整合性のチェックをしている。このデータはデバイスドライバを介して取得するが、デバイスドライバにおいて所定の単位よりも2倍のサイズのデータを取得し、デバイスドライバが管理するキャッシュに格納するようにしている。ファイルシステムの要求に応じて、キャッシュに格納されたデータから所定の単位毎のデータを送信するようにしている。これにより、データ管理手段が記憶装置にアクセスする回数が2分の1に減り、ファイル管理テーブルのデータの整合性をチェックする時間を短縮することが可能となる。
また、本発明の他の形態によれば、上記の形態に係るファイルシステム管理装置において実施されるファイルシステム管理方法が提供される。その一形態に係るファイルシステム管理方法は、前記ファイルシステムは、前記デバイスドライバに対して前記第1のファイル管理テーブルから前記第1のサイズの第1のデータの取得及び前記第2のファイル管理テーブルから前記第1のサイズの第2のデータの取得を要求するステップと、取得した前記第1のデータと第2のデータとの整合性を検査するステップとを有し、前記第1のデータ及び第2のデータの取得を要求された前記デバイスドライバは、前記第1のサイズを当該第1のサイズより大きな第2のサイズに変換するステップと、前記記憶装置の第1のファイル管理テーブルから前記第2のサイズのデータを取得して前記第1のキャッシュに格納するステップと、前記ファイルシステムに前記第1のキャッシュに格納したデータのうち前記第1のサイズのデータを送信するステップと、前記記憶装置の第2のファイル管理テーブルから前記第2のサイズのデータを取得して前記第2のキャッシュに格納するステップと、前記ファイルシステムに前記第2のキャッシュに格納したデータのうち前記第1のサイズのデータを送信するステップと、を有する。
また、この形態に係るファイルシステム管理方法において、前記デバイスドライバは、前記第1のキャッシュにデータを格納し、前記第1のサイズのデータを送信した後、前記ファイルシステムからの要求に応じて残りの前記第1のサイズのデータを送信するステップと、前記第2のキャッシュにデータを格納し、前記第1のサイズのデータを送信した後、前記ファイルシステムからの要求に応じて残りの前記第1のサイズのデータを送信するステップと、をさらに有するようにしてもよい。
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るファイルシステム管理装置50のブロック構成図を示している。また、図2は、ファイルシステム管理装置における主要部を機能ブロックで示した図である。本実施形態では、本発明に係るファイルシステム管理装置50を車載システムに適用した場合を示している。
本実施形態に係るファイルシステム管理装置50は、基本的には、車載システム全体で共有される外部記憶装置として機能するハードディスクドライブ(HDD)10と、このHDD10のデータ管理を行うマイクロコンピューター(マイコン)20とを備えて構成されており、さらにこの構成に、HDD10及びマイコン20にそれぞれ所要の電源電圧を供給する電源30が付加されている。
マイコン20は、中央処理演算装置(CPU)22と、読み出し専用メモリ(ROM)23と、ランダムアクセスメモリ(RAM)24と、デバイスコントローラ25と、電源制御部26とを備えており、マイコン20内の伝送路(内部バス27)を介して各機能ブロック22〜26が相互に接続されている。これにより、各機能ブロック22〜26間でデータや制御信号等の授受が行われるようになっている。
また、マイコン20のCPU22には、マイコン外部の伝送路(外部バス40)を介して、起動対象のシステムを構成する各車載機器(図示の例では、ナビゲーションユニット41、オーディオユニット42)が接続されている。
HDD10(ハードディスク上)には、図示のように各車載機器41,42に関連した地図データやオーディオデータが格納されており、さらにユーザーが設定した情報(ユーザ設定データ)等も格納されている。これらのデータは、起動対象のシステム(この場合、ナビゲーションユニット41、オーディオユニット42)の起動時に必要なデータ(例えば、電源投入時に最初に実行されるプログラム等)を含んでおり、後述するようにWindowsの管理下で使用される一般的なファイルシステムであるFAT(File Allocation Table)ファイルシステムの構造に従って格納されている。特に、FATは2つ用意され、HDD10内に保存されているデータをシステムに読み込む際にデータの正当性を保証するようにしている。
マイコン20においてCPU22は、本装置50全体を制御するものであり、ROM23から読み出したプログラムを実行することで、HDD10に格納したファイルへのアクセス、ファイルの削除、HDDへのファイルの新規作成などを管理する中枢機能を担っている。特に本発明に関連する処理として、電源投入時において2つのFATのデータの比較処理を高速に制御する。
ROM23には、CPU22が行う処理を規定したプログラムが格納されている。RAM24は、CPU22が各種処理を行う際に使用するワーク用メモリであり、デバイスコントローラ25を機能させるためのデバイスドライバが格納されている。また、デバイスドライバが管理するメモリとしても機能する。
デバイスコントローラ25は、CPU22からの制御に基づいてHDD10に対しデータの読み出し及び書き込みを制御するためのブロックである。
要求電源制御部26は、CPU22からの制御に基づいて電源30をオン/オフ制御するためのブロックである。電源30は、オン状態とされたときに、HDD10とマイコン20内の各機能ブロック(CPU22、ROM23、RAM24、デバイスコントローラ25)にそれぞれ所要の電源電圧を供給する。
図2は、図1のファイルシステム管理装置50における機能ブロックを示している。ファイルシステム管理装置50において、機能的にはCPU22、ROM23、RAM24が相互に協働して動作することによりファイルを管理するファイルシステム28を形成している。また、デバイスドライバ29は、デバイスコントローラ25を介してHDD10を駆動し、HDD10との間でデータの入出力を行う機能を担っている。
このデバイスドライバは、HDD10に格納された2つのファイル管理テーブルのそれぞれのデータを所定の単位毎に格納するキャッシュバッファを管理している。また、CPU(ファイルシステム)からの所定の単位毎のFATのデータを送信する要求に対して、そのサイズを変更する機能を有している。
HDD10は、上述したように一般的なファイルシステムであるFATファイルシステムの構造を有している。FATファイルシステムでは、ハードディスクを「クラスタ」と呼ばれる論理単位に分割し、データサイズに応じてこのクラスタを1つもしくは複数割り当てることでファイルを実現している。このとき、あるファイルを構成しているのはどのクラスタか(1つのファイルを構成するクラスタは必ずしも連続している必要はない)、あるクラスタは現在使用中か、又は未使用かといった情報を、管理領域であるFATに記録して管理する。
図3は、HDD10内に構築されるFATファイルシステムの構造を示したものである。このFATファイルシステムの構造自体は当業者には知られているので、その内容の詳細な説明については省略する。
図3は、一つのパーティション内の論理レイアウトの一例を概念的に示している。BPB(BIOS ParameterBlock)にはHDDのフォーマットに関する各種情報が示されている。BPBに続いて、FAT0領域及びFAT0と同一の内容が記録されるFAT1領域が配置されている。FAT1領域に続いて、各ファイルをなすクラスタの先頭アドレスを示すルートディレクトリ領域があり、これに続いて、ファイル領域が配置され、クラスタを単位とするファイルデータが記憶される。
このような構造を有したFATファイルシステムにおいて、例えば、ファイル領域内のファイルAを読む場合には、以下の手順のようにHDD10へのアクセスが発生する。
先ず、MBR(Master Boot Record)のパーティション・テーブルから、HDD10内の分割された領域(例えばパーティション0〜3)の分割情報を読む。次に、その分割情報に基づいて該当するパーティションの論理セクタ0(LBA0)を解析し、そのBPBから当該パーティションの内容情報を読む。
次に、その内容情報に基づいて論理セクタp(LBAp)を解析し、ルートディレクトリを読んで該当するファイル名を探す。次に、論理セクタm(LBAm)を解析してFAT0テーブルを参照し、該当するファイルAが実際にはHDD10上のどの位置(アドレス)に格納されているかを特定する。
最後に、論理セクタq(LBAq)を解析し、該当するファイルAのデータを読む。
図3に示すFATファイルシステムの構造から分かるように、ファイルAが書き換えられると、その書き換え後のファイルAのHDD10上での位置(アドレス)やサイズが更新されるため、その更新により、ルートディレクトリやFAT(FAT0)テーブルのどの部分を読むべきかが変わってきくる。また、ファイルが書き換えられたり移動したりすることによりFATテーブルの内容も書き換えられることになるが、この書き換えが終了する前に電源がオフになると、正常なデータの書き換えが行われなくなる。
図4は、HDD10のFATデータの領域を示したマッピングテーブルであり、図4(a)はHDD10が正常状態のときのFATテーブルの一例を示し、図4(b)は、HDD10への書き込みの途中で電源がオフになった場合のFATテーブルの一例を示している。FATは32セクタ毎に管理されているものとすると、HDD10への書き込みにおいて32セクタ毎にFAT0の領域(1),FAT1の領域(2)、FAT0の領域(3)、FAT1の領域(4)のように交互にデータが記録される。図4(a)に示すように、正常状態であれば、領域(1)と領域(2)には同一データが記録され、領域(3)と領域(4)には同一データが記録される。
一方、図4(b)は、FAT1の領域(4)への書き込みの途中で電源がオフになったときの状態を示している。領域(1)と領域(2)には同一のデータが記録されているが、領域(4)にデータが記録されている途中で電源がオフされたため、領域(4)の途中までの領域αは正常であるが、それ以降の領域βには正しいデータが記録されていない。
このような状態のHDD10をナビゲーション装置等にマウントする際に、FAT0とFAT1に記録されているデータが相互に整合がとれているか否かをチェックしている。
上述した本実施形態のファイルシステム管理装置50において、HDD10は「記憶装置」に、CPU22はROM23、RAM24と協働して「データ管理手段」に、FAT0は「第1のファイル管理テーブル」に、FAT1は「第2のファイル管理テーブル」に、それぞれ対応している。
以下に、ファイルシステム管理装置50が行うFATデータの整合性チェック処理について図5から図7を参照しながら説明する。
図5は、ファイルシステム28が実施する整合性チェック処理の概要を示すフローチャートであり、図6は、FATデータの整合性チェック処理の詳細なフローチャートである。また、図7は、図2の機能ブロックに対応させて図6の処理を説明した図である。
なお、ファイルシステム28でFATデータのチェックを行う基準となるデータの単位(基準データ単位D1:例えば32セクタ)は予め設定されているものとする。また、デバイスドライバ29が管理するキャッシュバッファのサイズは、基準データ単位D1(第1のサイズ)の2倍に設定されているものとする。
まず、ファイルシステム28が行う処理の概要について説明する。図5のステップS11において、FAT0とFAT1のデータを取得する。これらのデータはファイルシステム28が整合性チェックをする基本単位毎に取得される。
次のステップS12において、取得したFAT0のデータとFAT1のデータとの整合性をチェックする。次のステップS13においてデータ間で不整合が見つかれば、ステップS14において整合処理を行い、不整合でなければステップS15に移行する。
ステップS14において整合処理を行う。整合処理はFAT0に記録されているデータとFAT1に記録されているデータのどちらが正しいデータかを判定し、壊れたデータを正しいデータに書き換えることによって行う。
次のステップS15では、FAT0及びFAT1のすべてのデータの整合性チェックが終了したか否かを判定し、終了していなければ連続している次のデータを取得して整合性のチェックを継続する。
ファイルシステム28においては上記した処理が行われるが、HDD10にはデバイスドライバ29を介してアクセスしており、デバイスドライバ29がHDD10のFAT0及びFAT1に記録されているデータを読み込んでいる。
以下に、ファイルシステム28及びデバイスドライバ29が行うFATデータの整合性チェック処理の詳細について、図6のフローチャート及び図7の機能ブロック図を参照しながら説明する。なお、図7の機能ブロック図における(1)から(14)の処理は、図6のフローチャートの処理に対応している。
まず、図6のステップS21において、ファイルシステム28からデバイスドライバ29に、基準データ単位D1のFAT0のデータの取得を指示する。図7の処理(1)に対応している。
次のステップS22において、デバイスドライバ29は、HDD10に対するリード命令において指定するデータのサイズを基準データ単位D1の2倍のデータ単位D2(図7では、64セクタ)に変換する。このデータ単位D2のデータをFAT0から取得して、デバイスドライバ29が管理するキャッシュバッファC1に格納する。図7の処理(2)から(4)に対応している。
次のステップS23において、デバイスドライバ29は、キャッシュバッファC1に格納したデータのうち、基準データ単位D1(図7では、32セクタ)のデータDaをファイルシステム28に送信する。図7の処理(5)に対応している。
次のステップS24において、ファイルシステム28からデバイスドライバ29に、基準データ単位D1のFAT1のデータの取得を指示する。図7の処理(6)に対応している。
次のステップS25において、デバイスドライバ29は、HDD10に対するリード命令において指定するデータのサイズを基準データ単位D1の2倍のデータ単位D2(図7では、64セクタ)に変換する。このデータ単位D2のデータをFAT1から取得して、デバイスドライバ29が管理するキャッシュバッファC2に格納する。図7の処理(7)から(9)に対応している。
次のステップS26において、デバイスドライバ29は、キャッシュバッファC2に格納したデータのうち、基準データ単位D1のデータDcをファイルシステム28に送信する。図7の処理(10)に対応している。
次のステップS27において、ファイルシステム28はデータDaとデータDcの整合性チェックを行う。
次のステップS28において、データDaとデータDcが整合していたか否かを判定する。整合していたときは、ステップS30に移行し、整合していないときはステップS29に移行してデータの整合処理をした後、ステップS30に移行する。
次のステップS30において、ファイルシステム28からデバイスドライバ29に、基準データ単位D1のFAT0のデータの取得を指示する。図7の処理(11)に対応している。
次のステップS31において、デバイスドライバ29は、キャッシュバッファC1に格納したデータのうち、ステップS23でファイルシステム28に送信したデータDaに続いて格納されている基準データ単位D1のデータDbをファイルシステム28に送信する。図7の処理(12)に対応している。
次のステップS32において、ファイルシステム28からデバイスドライバ29に、基準データ単位D1のFAT1のデータの取得を指示する。図7の処理(13)に対応している。
次のステップS33において、デバイスドライバ29は、キャッシュバッファC2に格納したデータのうち、ステップS26でファイルシステム28に送信したデータDcに続いて格納されている基準データ単位D1のデータDdをファイルシステム28に送信する。図7の処理(14)に対応している。
次のステップS34において、ファイルシステム28はデータDbとデータDdの整合性チェックを行う。
次のステップS35において、データDbとデータDdが整合していたか否かを判定する。整合していたときは、ステップS37に移行し、整合していないときはステップS36に移行してデータの整合処理をした後、ステップS37に移行する。
次のステップS37において、FATすべてのデータに対して整合性チェックが終了したか否かを判定し、すべてのデータを読み込んでいれば、本処理が終了し、すべてのデータを読み込んでいなければ、ステップS21に戻り、FATに記録されている次のデータを読み込んで本処理を継続する。
以上、図5から図7を参照して説明したように、本発明のファイルシステム管理装置50によれば、ファイルを所定の管理単位毎に管理するファイル管理テーブルを2つ備えたHDD10に対して、ファイルシステム28は2つのファイル管理テーブルのデータを所定の単位毎に整合性のチェックをしている。このデータはデバイスドライバ29を介して取得するが、デバイスドライバ29において所定の単位よりも2倍のサイズのデータを取得し、デバイスドライバ29が管理するキャッシュバッファに格納するようにしている。キャッシュバッファに格納されたデータからファイルシステム28の要求する単位のデータを送信するようにしている。これにより、デバイスドライバ29がHDD10にアクセスする回数が2分の1に減り、ファイル管理テーブルのデータの整合性をチェックする時間を短縮することが可能となる。
なお、上記実施形態では、デバイスドライバ29が管理するキャッシュバッファのサイズをファイルシステム28がデータのチェックをする基準データ単位の2倍としていたが、これに限らず、3倍以上でもよい。例えば3倍のサイズのキャッシュバッファを用意しておけば、HDD10にアクセスする回数が3分の1に減ることになり、整合性のチェックにかかる時間をより短縮することが可能となる。
また、デバイスドライバ29が管理するキャッシュバッファとして、RAM24を使用していたが、これに限らず、専用の高速なメモリ(例えばフラッシュメモリ)を使用するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ナビゲーションシステムの起動を高速化する場合を例にとって説明したが、起動の高速化の対象とするシステムはこれに限定されない。例えば、オーディオユニットの起動を高速化する場合にも本実施形態のファイルシステム管理装置50を同様に適用することができる。
また、上記実施形態では、記憶装置としてHDDを例にとって説明したが、これに限らず、同じファイル管理テーブルが2つ用意されたものであれば、その他の記憶装置(例えば、CD−ROMやDVD−ROM等)であっても適用することができる。
本発明の一実施形態に係るファイルシステム管理装置の構成を示すブロック図である。 図1におけるファイルシステム管理装置の機能ブロック図である。 図1におけるHDD内に構築されるFATファイルシステムの構造を示す図である。 図4(a)は記憶装置が正常状態のときのFATを示すメモリマップの一例であり、図4(b)は記憶装置が異常状態のときのFATを示すメモリマップの一例である。 図1のファイルシステム管理装置のファイルシステムにおいて行うFATデータの整合性チェック処理の概要を示すフローチャートである。 図1のファイルシステム管理装置において行うFATデータの整合性チェック処理の一例を示すフローチャートである。 FATデータの整合性チェック処理を説明する図である。
符号の説明
10…HDD(記憶装置)、
22…CPU(データ管理手段)、
23…ROM、
24…RAM(キャッシュ)、
25…デバイスコントローラ、
28…ファイルシステム、
29…デバイスドライバ、
41…ナビゲーションユニット、
42…オーディオユニット、
50…ファイルシステム管理装置。

Claims (7)

  1. ファイルを所定の管理単位毎に管理する第1のファイル管理テーブルのデータ及び当該第1のファイル管理テーブルと同一サイズの第2のファイル管理テーブルのデータを格納した記憶装置と、
    前記ファイル管理テーブルのデータを第1のサイズ毎に検査するファイルシステムと前記記憶装置から前記ファイル管理テーブルのデータを取得するデバイスドライバとを有したデータ管理手段と、
    前記デバイスドライバが管理する前記第1のサイズより大きな所定のサイズの第1のキャッシュ及び第2のキャッシュとを備え、
    前記データ管理手段は、前記第1のファイル管理テーブルから前記所定のサイズ毎のデータを前記第1のキャッシュに読み込み、前記第2のファイル管理テーブルから前記所定のサイズ毎のデータを前記第2のキャッシュに読み込み、前記第1のキャッシュに読み込んだデータと前記第2のキャッシュに読み込んだデータから前記第1のサイズ毎のデータを抽出して整合性を検査することを特徴とするファイルシステム管理装置。
  2. 前記所定のサイズは、前記第1のサイズのn倍(nは2以上の自然数)であることを特徴とする請求項1に記載のファイルシステム管理装置。
  3. 前記第1のファイル管理テーブルと前記第2のファイル管理テーブルは連続した領域に格納されていることを特徴とする請求項2に記載のファイルシステム管理装置。
  4. ファイルを所定の管理単位毎に管理する第1のファイル管理テーブルのデータ及び当該第1のファイル管理テーブルと同一サイズの第2のファイル管理テーブルのデータを格納した記憶装置と、前記ファイル管理テーブルのデータを第1のサイズ毎に検査するファイルシステムと前記記憶装置から前記ファイル管理テーブルのデータを取得するデバイスドライバとを有したデータ管理手段と、前記デバイスドライバが管理する前記第1のサイズより大きな所定のサイズの第1のキャッシュ及び第2のキャッシュとを備えたファイルシステム管理装置において実施されるファイルシステム管理方法であって、
    前記ファイルシステムは、
    前記デバイスドライバに対して前記第1のファイル管理テーブルから前記第1のサイズの第1のデータの取得及び前記第2のファイル管理テーブルから前記第1のサイズの第2のデータの取得を要求するステップと、
    取得した前記第1のデータと第2のデータとの整合性を検査するステップとを有し、
    前記第1のデータ及び第2のデータの取得を要求された前記デバイスドライバは、
    前記第1のサイズを当該第1のサイズより大きな第2のサイズに変換するステップと、
    前記記憶装置の第1のファイル管理テーブルから前記第2のサイズのデータを取得して前記第1のキャッシュに格納するステップと、
    前記ファイルシステムに前記第1のキャッシュに格納したデータのうち前記第1のサイズのデータを送信するステップと、
    前記記憶装置の第2のファイル管理テーブルから前記第2のサイズのデータを取得して前記第2のキャッシュに格納するステップと、
    前記ファイルシステムに前記第2のキャッシュに格納したデータのうち前記第1のサイズのデータを送信するステップと、
    を有することを特徴とするファイルシステム管理方法。
  5. 前記デバイスドライバは、
    前記第1のキャッシュにデータを格納し、前記第1のサイズのデータを送信した後、前記ファイルシステムからの要求に応じて残りの前記第1のサイズのデータを送信するステップと、
    前記第2のキャッシュにデータを格納し、前記第1のサイズのデータを送信した後、前記ファイルシステムからの要求に応じて残りの前記第1のサイズのデータを送信するステップと、
    をさらに有することを特徴とする請求項4に記載のファイルシステム管理方法。
  6. 前記所定のサイズは、前記第1のサイズのn倍(nは2以上の自然数)であることを特徴とする請求項4に記載のファイルシステム管理方法。
  7. 前記第1のファイル管理テーブルと前記第2のファイル管理テーブルは連続した領域に格納されていることを特徴とする請求項6に記載のファイルシステム管理方法。
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