JP2010091354A - 単結晶基板の非破壊反り測定方法及び測定装置 - Google Patents

単結晶基板の非破壊反り測定方法及び測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】パッケージ材料で封止した部品中の単結晶基板の反りを、部品を破壊することなくパッケージ材料越しに回折X線を用いて測定する。
【解決手段】X線検出器1を固定したまま、入射X線4の波数ベクトル8の方向から測定した試料ステージ6の回転角ωを変化させると、ブラッグ条件が満たされるとき、すなわち試料30内のSiチップの照射領域の表面と入射X線4の波数ベクトル8とのなす角αがある特定の値をとるとき、X線の結晶回折が生じX線検出器1で回折X線9が検出される。ここで、試料30は、プリント基板上にSiチップが搭載され、それらがモールドにより封止した構造である。X線検出器1は、モールド越しに回折X線9を検出し、ロッキング曲線を取得することができる。このロッキング曲線に基づいて、Siチップの反り測定ができる。
【選択図】図14

Description

本発明は単結晶基板の非破壊反り測定方法及び測定装置に係り、特に単結晶基板の反りを、部品を破壊することなく回折X線を用いて測定する単結晶基板の非破壊反り測定方法及び測定装置に関する。
一般に、結晶材料の物性量や性質の多くは、応力及びこれに伴って現れる格子歪によって変化する。また、結晶材料の応力や格子歪は、同じ材料であっても、その成長条件や加工条件、あるいはその結晶材料に接する他の材料が及ぼす応力などによって変化する。従って、結晶材料の応力や格子歪を評価し、その用途に応じて加工・成長条件を最適化することが、高性能かつ高信頼の材料・製品開発にとって不可欠である。
特に、半導体結晶を用いてエレクトロニクス製品を製造する場合には、その単結晶を薄い板状のウェハに加工し、片面上にダイオード、トランジスタ、キャパシタ等の素子を形成する。これらの素子を形成するプロセスには、酸化、成膜、不純物導入、エッチング、熱処理等の工程が含まれるため、半導体ウェハ内には応力が発生し、巨視的な反りとなって現れる。この半導体ウェハの反りは、半導体結晶の物性量や性質を変化させるので、素子の性能及び信頼性に影響を与える。従って、半導体ウェハの反りを評価する必要がある。
そこで、半導体ウェハに対応する単結晶基板の反りを測定する方法が特許文献1に記載されている。特許文献1記載の単結晶基板の反りの測定方法では、被測定試料であるシリコン単結晶の回折角度幅の百分の一以下のX線を単結晶基板に入射し、単結晶基板の反りによって入射条件の異なる回折X線を原子核乾板に記録する。そして、上記の測定方法では、記録した回折X線の強度分布から反りを測定する。
特開平4−285806号公報
ところで、近年の大規模半導体集積回路(LSI)のパッケージング技術においては、省スペース化の要求から、LSIの拡散工程を経た後に半導体ウェハを薄膜化しチップに分割した後、パッケージングを施すといった技術が検討されている。
例えば、同じ機能を持つ半導体チップ(主にメモリチップ)を積層し、パッケージングすることで、製品が持つ情報処理能力や情報蓄積能力を大幅な搭載スペースの拡大無く向上させる技術は、マルチ・チップ・パッケージング(Multi−Chip−Packaging:MCP)技術と呼ばれる。また、異なる種類の機能を持つ半導体チップを一つのパッケージ内に積層し、そのパッケージに新たな機能を持たせるという、システム・イン・パッケージ(System in Package:SiP)といった技術も知られている。
このようなMCPやSiPに代表される実装技術では、半導体チップ(単結晶基板)は100μmあるいはそれ以下に薄膜化される。薄膜化された半導体チップは、パッケージング材料の応力の影響を受け易くなるため、パッケージング後の半導体チップの反り状態は、パッケージング材料や工程により変化する。従って、半導体製品の性能制御や信頼性向上のためには、パッケージング後の半導体チップの反りを測定する必要がある。特に、パッケージング後の積層された複数の半導体チップ(単結晶基板)のそれぞれについて、反りを測定できることが望ましい。
しかるに、前述した特許文献1記載の単結晶基板の反りの測定方法は、シリコン単結晶の回折角度幅の百分の一以下のX線を単結晶基板に直接入射し、それにより得られる回折X線に基づいて単結晶基板の反りを測定する方法である。このため、特許文献1記載の単結晶基板の反りの測定方法では、パッケージ内の積層された複数の単結晶基板に対して、パッケージ越しにX線を照射し、パッケージ中から積層された複数の単結晶基板からの回折X線を検出して、単結晶基板個々の反りを検出することができない。
なお、パッケージされた半導体チップの応力や反りの評価は、これまでにもラマン分光法や歪ゲージ法を用いて行われてきた。しかし、ラマン分光法は、パッケージの断面において測定を行う破壊検査であり、断面作成の際に応力が緩和するため、測定結果が実際の半導体チップの応力を反映しない場合があるという懸念がある。また、歪ゲージ法は非破壊検査であるが、この方法で測定される歪は、パッケージ表面の歪であり、半導体チップに加わる歪は推定でしか求められない。また、上記のMCPやSiPのように複数の半導体チップが積層されている場合には、個々の半導体チップの歪の推定の難易度が大幅に増す。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、パッケージ材料で封止した部品中の単結晶基板の反りを、部品を破壊することなくパッケージ材料越しに回折X線を用いて測定する単結晶基板の非破壊反り測定方法及び測定装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の単結晶基板の非破壊反り測定方法は、単結晶基板をパッケージ材料で封止した部品にX線を照射する照射ステップと、単結晶基板からの回折X線をパッケージ材料越しに検出して、単結晶基板の反りを非破壊で測定する検出・測定ステップとを含むことを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、本発明の単結晶基板の非破壊反り測定装置は、単結晶基板をパッケージ材料で封止した部品にX線を照射する照射手段と、単結晶基板からの回折X線をパッケージ材料越しに検出して、単結晶基板の反りを非破壊で測定する検出・測定手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、パッケージ材料により封止した単結晶基板の反りを、部品を破壊することなくパッケージ材料越しに回折X線を用いて測定することができ、その測定結果に基づいた実装材料やプロセスの最適化が可能となり、高性能及び高信頼の製品開発が促進させることができる。
次に、本発明の実施形態について図面と共に詳細に説明する。
図1〜図5は、本発明になる単結晶基板の非破壊反り測定方法の基本となるX線回折法で用いる手段と構成、及びX線光線図の概略を示す。図1〜図5は説明のために簡略化されており、実際の測定における手段とその構成、及びX線光線図と完全には一致しない場合もある。なお、図1〜図5において、同一構成部分には同一符号を付してある。
図1において、適切なX線源2で発生したX線は入射スリット3を通過し、試料ステージ6上に固定された単結晶基板5の照射領域7(領域A)に入射する。X線検出器1を固定したまま、入射X線4の波数ベクトル8の方向から測定した試料ステージ6の回転角ωを変化させると、ブラッグ条件が満たされるとき、すなわち照射領域7(領域A)の表面と入射X線4の波数ベクトル8とのなす角αがある特定の値αをとるとき、X線の結晶回折が生じX線検出器1で回折X線9が検出される。ここで、回折X線9が検出されるときの回転角ωをωと表す。さらに、照射領域7(領域A)におけるωの値をω(A)とする。また、本明細書では回折X線強度のω依存性をロッキング曲線と呼ぶことにする。
単結晶基板5が反っていない場合、回転角ωをω(A)にしたまま、試料ステージ6をX軸方向へ移動させ、図2に示すように、単結晶基板5上の他の領域25(領域B)にX線を照射しても、回折X線9はX線検出器1により引き続き検出される。これは領域25の表面と入射X線4の波数ベクトル8とのなす角αが領域7と領域25とでαのまま同じためである。
これに対して、図3から図5に示すように、単結晶基板5が上に凸に反っている場合を考える。まず、図3に示すように、照射領域26(領域C)にX線4を照射したときの回転角ωをω(C)とする。このとき、回折X線9がX線検出器1により検出されているので、照射領域26(領域C)の表面と入射X線4の波数ベクトル8とのなす角αはαである。
次に、図4に示すように、回転角ωをω(C)に設定したまま、試料ステージ6をX軸に平行にX軸の負の方向へ移動し、照射領域27(領域D)にX線4を照射する。このときは、照射領域27(領域D)では単結晶基板5の反りにより照射領域27(領域D)の表面と入射X線4の波数ベクトル8とのなす角αがαからずれるため、単結晶基板5からの回折X線はX線検出器1により検出されない。
照射領域27(領域D)にX線を照射したときに得られる回折X線9を検出するためには、図5に示すように、照射領域27(領域D)の表面と入射X線4の波数ベクトル8とのなす角αがαとなるように試料ステージ6の回転角ωの値を変化させればよい。すなわち、測定点が移動することによって生じるαの変化を打ち消す方向にωの値を調整すればよい。定量的には、照射領域26(領域C)の表面と照射領域27(領域D)の表面とのなす角をΔθ≧0とするとき、
ω=ωB(C)+Δθ
=ωB(D) (1)
とすれば、照射領域27(領域D)の表面と入射X線4の波数ベクトル8とのなす角αがαとなり、回折X線9がX線検出器1により検出される。以上の説明から、単結晶基板5の反りにより回折X線9が検出される際の回転角ωが変化することが理解される。
ここで、(1)式を変形すると、次式が得られる。
ωB(D)−ωB(C)=+Δθ (2)
これは照射領域27(領域D)と照射領域26(領域C)とでωを測定すれば、その変化から領域Cと領域Dの表面のなす角Δθ、すなわち反りによる表面の角度変化が求められることを示している。
以上では、単結晶基板5が上に凸に反っている場合について説明したが、下に凸に反っている場合も同様の原理で反りによる表面のなす角の変化が測定可能である(説明は省略する)。ただし、下に凸に反っている場合の回転角ωと、領域Cと領域Dの表面のなす角Δθは、上記の(1)式及び(2)式とは異なり、それぞれ(3)式及び(4)式となる。
ω=ωB(C)−Δθ
=ωB(D) (3)
ωB(D)−ωB(C)=−Δθ (4)
従って、ωの位置変化の符号から反りの向き(上に凸あるいは下に凸)の判定が可能である。
以上がX線回折を用いて単結晶基板の反りを測定する方法の原理の説明である。以下ではこれを用いて実際に反り判定を行った例について説明する。
図6(A)、(B)は、単結晶基板の反りの測定に用いた試料の平面図、側面図を示す。図6(A)、(B)に示すように、試料100は、樹脂基板10上にSi(001)単結晶基板をもとに作られたSiチップ11が圧着されている構成である。この試料100は、実装プロセス途中の試料であり、樹脂基板10の表面は空気中に露出した状態である。
図7は、実験時のX線と試料100との関係を特に測定試料近傍について示した上面図を示す。実験に用いたX線回折装置の概略構成は図1と同じである。図7において、入射X線13は、Siチップ11に対して斜めに入射し、これにより回折X線14が得られる。入射X線13のスリット幅は0.5mm×0.1mmであるが、入射X線13はSiチップ11に対して斜めに入射するので、Siチップ11上でのX線の照射領域12はおよそW1×W2=0.5mm×0.2mmの領域となる(図7に白抜きで示した領域)。
次に、実際の測定の手順について、図8と共に説明する。まず、図8(A)に示すように、Siチップ11の端部の照射領域12にX線が照射されるように試料100をセットしてX線を照射し、同図(B)に示すようにロッキング曲線15を取得しωを求める。
その後、図8(C)に示すように試料ステージを0.1mmだけX軸方向に平行移動し、移動後の照射領域12’に上記と同様にしてX線を照射して同図(D)に示すようにロッキング曲線16を取得しωを求める。このように「試料ステージをX軸方向に沿って0.1mm移動させる。」、「ロッキング曲線を取得しωを求める」といった2つのステップを、測定位置が測定出発点の試料端部とは逆の端部に達するまで繰り返す。
図9は、このようにして得られたωのSiチップ上の位置Xに対する依存性ω(X)を示す。図9において、Siチップ端部付近を除くとω(X)は位置Xについて増加関数であり、Siチップの大部分は上に凸に反っていると考えられる。
図10は、ωのSiチップ上の位置Xに対する依存性Δω(X)を示す。ここで、Δω(X)=ω(X)−ω(X=0)である。上述のように、ω(X)の変化は反りによる単結晶基板表面の角度変化に相当するので、Δω(X)はX=0の基板表面を基準に測定した位置Xにおける基板表面の角度を表している。
よって、図11に示すように、Siチップ断面の模式図を描き、基板表面を表す曲線をz=f(X)と表すとき、f(X)の傾きは丁度
tan(−Δω(X))=−tan(Δω(X))
に等しい。マイナスの符号がつくのは、Δω(X)は反りによる基板表面の角度変化そのものではなく、それを打ち消すようにして試料ステージの回転角ωを調整してから得られる量であるからである。
以上から、測定値であるΔω(X)を用いて、試料断面図における基板表面を表す曲線f(X)すなわち各点Xにおける試料表面のz軸方向への変位量を得るための次式の微分方程式が得られる。
df/dX=−tan(Δω(X)) (5)
z=f(X)は、この微分方程式を積分する次式により得られる。
Figure 2010091354
従って、図11と(6)式とを用いて積分を行うことにより、f(X)すなわち、試料の断面図を得ることができる。図12は、このようにして得られた試料の断面図を示す。縦軸はz方向へのSiチップの変位量(displacement)に相当する変位量を示す。図12に示すように、試料は全体として上に凸であり、基板全体としての反り量(zの最大値と最小値の差)が約70μmであることが分かる。
Figure 2010091354
表1は、反りの向きや反り量が異なる試料について上述の方法で反りを測定した結果と、一般に反り測定に用いられている表面粗さ計を用いて反りを測定した結果とを比較した表を示す。この表から分かるように、両者の測定結果の間には、絶対値で1.5μmから5μmの違いがあるが、反りの向き、試料間の反り量の大小関係は、2つの測定法の間で良く一致している。この結果から、X線回折によるチップ反り測定の結果が妥当であると判断される。
以上に示したのはパッケージ工程途中での測定結果であった。すなわち、半導体チップは露出しているので、表面粗さ計を用いる等の簡便な反り測定法があり、必ずしもX線回折を用いた反り測定は必要ではない。以下では、パッケージ工程を終え、パッケージ材料に封止した状態の半導体チップの反りを測定する本発明方法について説明する。
パッケージ材料に封止した状態の半導体チップの反りの測定は、表面粗さ計を用いる等の簡便な反り測定法では困難である。一方、X線回折を用いた反り測定では、パッケージ材料に封止した状態の半導体チップの反りの測定は、パッケージ材料越しにX線回折の測定を行わなくてはならない。一般に、強度IのX線が物質へ入射し、その物質中を進んだ時、X線は物質に吸収され、その強度は距離tに対し指数関数的に減衰する。距離tだけ物質中を進んだ後のX線強度I(t)は次式で表される。
I(x)=Io・exp[−μmρt] (7)
ここで、ρは物質の密度、μはX線の質量吸収係数である。μは物質を構成する元素や入射X線のエネルギーに依存する。すなわち、原子番号Zが大きい元素ほどμは大きい傾向にあり、入射X線のエネルギーEが高いほどμは小さい。これらの依存性は、吸収端近傍を除いて、近似的に以下のように表される。
μm=k(Z/E)3 (8)
ここで、kは比例係数である。よって、より高エネルギーのX線を用いることでパッケージ材料によるX線の吸収を小さくすることが可能であり、その結果パッケージ材料越しでのX線回折測定が可能となる。
図13(A)、(B)は、本発明になる単結晶基板の非破壊反り測定方法によりパッケージ材料越しに回折X線の取得を試みた試料の一例の平面図、断面図を模式的に示す。同図において、試料30は、プリント基板31上にSi(001)基板から作成したSiチップ32が搭載され、これをモールド(主成分:SiO)33で封止した構造である。
図14は、本発明になる単結晶基板の非破壊反り測定装置の一実施形態の概略構成図を示す。同図中、図1〜図5と同一構成部分には同一符号を付してある。図14において、試料ステージ6には図13に示した試料30が載置固定されている。
図14において、適切なX線源2で発生したX線4は入射スリット3を通過し、試料ステージ6上に固定された試料30のパッケージ材料であるモールド33を透過して単結晶基板であるSiチップ32の照射領域に入射する。これにより、Siチップ32の照射領域からは回折X線が出射する。
X線検出器1を固定したまま、入射X線4の波数ベクトル8の方向から測定した試料ステージ6の回転角ωを変化させると、ブラッグ条件が満たされるとき、すなわちSiチップ32の照射領域の表面と入射X線4の波数ベクトル8とのなす角αがある特定の値をとるとき、X線の結晶回折が生じX線検出器1で、モールド33を透過した回折X線9が検出される。
次に、このようにして、X線検出器1で取得されたロッキング曲線について説明する。図15は、X線4として比較的低エネルギーのX線(CuKα特性X線、E=8.05keV)を用いた場合のロッキング曲線を示す。図13のSiチップ32からの回折X線((004)反射)がモールド33を透過し図14のX線検出器1に達していれば、試料ステージ6の回転角ωが34.56°付近に回折ピークが観測されるはずである。しかし、モールド材料による吸収のため、回折ピークを観測することができなかった。
図16は、X線4として比較的高エネルギーのX線(MoKα特性X線、E=17.5keV)を用いて上記と同様の実験を行った場合のロッキング曲線を示す。このロッキング曲線は、試料ステージ6の回転角ωが15.47°付近で回折ピークを示す。図16において、試料ステージ6の回転角ωが15.47°付近に見られるサブピークはMoKα特性X線と僅かに波長が異なるMoKα特性X線による回折ピークである。この結果は、高エネルギーのX線を入射X線4として用いることで、図1〜図12と共に前述したような反り測定がパッケージの破壊無しに行われ得ることを示している。
このように、本実施形態では、モールド33で封止したSiチップ32の反り(応力含む)をモールド33越しに非破壊で測定できることが可能となるので、これに基づいた実装材料やプロセスの最適化が可能となり、高性能及び高信頼の製品開発を促進させることができる。
なお、上記の実施形態では入射X線としてMoKα特性X線を用いたが、モールド33越しにSiチップ32からの回折X線を測定できる程度のエネルギーを持っているX線であれば、入射X線4はMoKα特性X線でなくともよい。
実験室規模の回折装置を用いて実験する場合には、特性X線が線源として好適であるが、上の目的に適切かつ現実的なものとしては、エネルギーではおおむね10keVを上回るX線が好ましい。このようなX線としては、ZnKα特性X線、RhKα特性X線、PdKα特性X線、AgKα特性X線、MoKα特性X線や、WKα特性X線などが挙げられる。また、適切なエネルギーであれば、荷電粒子の加速度運動から得られるX線、例えばシンクロトロン放射から得られるX線を用いてもよい。
また、検出した回折X線は(004)反射であったが、他の格子面による回折X線でも構わない。例えば、(008)、(0012)等の(004)反射の系統反射でもよいし、(113)反射など非対称反射でもよい。
チップのもととなる基板も(001)基板31以外であっても構わない。(011)基板、(111)基板あるいは他の面指数の格子面を表面に平行にした基板であっても、検出する回折X線を適切に選ぶことにより、同様の測定が可能である。
更に、上記の実施形態では測定試料はSiチップ32であったが、これまでの説明から明らかなように、単結晶基板であればよく、GaAg等の化合物半導体であっても構わないし、半導体以外の単結晶基板でもよい。
ところで、上記の実施形態では、モールド33を透過させるために入射X線の高エネルギー化を図ったが、入射X線の高エネルギー化は、複数枚の半導体チップを積層したMCPやSiPに対しては、複数枚の半導体チップからの回折X線を一度に検出できる可能性を生む。
そこで、本発明者は、MoKα特性X線を入射X線に用いて、3枚のSiチップを積層した試料からモールド越しに回折スペクトルを取得することを試みた。図17(A)、(B)は、この場合の試料40の平面図、断面図を模式的に示す。図17(B)に示すように、試料40は、プリント基板41上にSi(001)基板から作成した、積層された3枚のSiチップ42が搭載され、これをモールド(主成分:SiO)43で封止した構造のSiP製品である。この試料40は、図13に示した試料30に似ているが、図17(B)に示す断面図から分かるように、3枚のSiチップ42が積層されているのが特徴である。
図18は、本発明になる単結晶基板の非破壊反り測定装置の他の実施形態の概略構成図を示す。同図中、図1〜図5と同一構成部分には同一符号を付してある。図18において、試料ステージ6には図17に示した試料40が載置固定されている。
図17において、適切なX線源2で発生した高エネルギーのX線4(ここでは、一例としてMoKα特性X線)は入射スリット3を通過し、試料ステージ6上に固定された試料40のパッケージ材料であるモールド43を透過して積層された3枚のSiチップ42の照射領域に入射する。これにより、Siチップ42の照射領域からは回折X線が出射する。
X線検出器1を固定したまま、入射X線4の波数ベクトル8の方向から測定した試料ステージ6の回転角ωを変化させると、ブラッグ条件が満たされるとき、すなわちSiチップ42の照射領域の表面と入射X線4の波数ベクトル8とのなす角αがある特定の値をとるとき、X線の結晶回折が生じX線検出器1で、モールド43を透過した回折X線9が検出される。
次に、このようにして、X線検出器1で取得されたロッキング曲線について説明する。図19は、図18の構成により取得されたロッキング曲線の一例を示す。回折ピークがローレンツ分布であると仮定して、白抜き丸で示した測定値に対してピーク分離を行うと、図19中の実線のようになる。分離された曲線はあわせて6本のピークからなるが、Kα線によるピークとKα線によるピークが組みであるので、独立なピークは3組である。従って、積層された3枚のSiチップ42からの回折X線が一つのロッキング曲線の中に観測されていると判断される。
図19では、ピーク分離により得られたピークと測定値の差異が大きいωの領域があるが、これは、回折ピークがローレンツ分布であるという仮定が厳密には正しくないためであり、積層された3枚のSiチップ42から回折X線9が観測されたという結果に変わりはない。
以上の結果は、高エネルギーのX線を入射X線4として用いることで、反り測定をパッケージ43内に積層された3枚のSiチップ42のうち個々のSiチップに対して行うことが可能であることを示している。
このように、本実施形態では、モールド43で封止した積層された3枚のSiチップ42の個々のSiチップの反り(応力含む)をモールド43越しに非破壊で測定できることが可能となるので、これに基づいた実装材料やプロセスの最適化が可能となり、SiP製品等の高性能及び高信頼の製品開発を促進させることができる。
なお、上記の実施形態では、3枚のSiチップ42を積層したSiP製品に対してMoKα特性X線を用いて測定したが、半導体チップの材質はSi以外でもよく、単結晶基板であればよい。
また、入射X線4はMoKα特性X線以外でも、対象の単結晶基板を所望の枚数だけ透過し回折X線が検出されるのに十分なエネルギーを持っているものであればよい。このX線の例としては、既に述べた、ZnKα特性X線、RhKα特性X線、PdKα特性X線、AgKα特性X線、MoKα特性X線や、WKα特性X線が挙げられる。また、入射X線4は荷電粒子の加速度運動から得られるX線、例えばシンクロトロン放射から得られるX線でもよい。すなわち、適切なX線源2は、対象の単結晶基板の種類、透過すべき基板の枚数等を考慮し選ばれるべきである。
本発明の単結晶基板の非破壊反り測定方法の基本となるX線回折法で用いる手段と構成、及びX線光線図の概略を示す図(その1)である。 本発明の単結晶基板の非破壊反り測定方法の基本となるX線回折法で用いる手段と構成、及びX線光線図の概略を示す図(その2)である。 本発明の単結晶基板の非破壊反り測定方法の基本となるX線回折法で用いる手段と構成、及びX線光線図の概略を示す図(その3)である。 本発明の単結晶基板の非破壊反り測定方法の基本となるX線回折法で用いる手段と構成、及びX線光線図の概略を示す図(その4)である。 本発明の単結晶基板の非破壊反り測定方法の基本となるX線回折法で用いる手段と構成、及びX線光線図の概略を示す図(その5)である。 図1〜図5において反り測定を行った試料の一例の模式図である。 入射X線、回折X線、X線の照射領域と試料の位置関係の一例を示す模式図である。 本発明の反り測定の測定手順の説明図である。 図1〜図5に示す反り測定方法により測定された試料ステージの回転角ωの試料位置依存性を示す図である。 図1〜図5に示す反り測定方法により測定されたΔωの試料位置依存性を示す図である。 試料断面図における基板表面を表す曲線を示す図である。 図1〜図5に示す反り測定方法により測定されたSiチップの断面の一例を示す図である。 本発明の単結晶基板の非破壊反り測定方法及び測定装置により回折X線の取得を試みた試料の一例の模式図である。 本発明の単結晶基板の非破壊反り測定装置の一実施形態の概略構成図である。 図14に示す測定装置において、図13に示した試料に対してCuKα特性X線を用いてパッケージ材料越しに得たロッキング曲線の一例を示す図である。 図14に示す測定装置において、図13に示した試料に対してMoKα特性X線を用いてパッケージ材料越しに得たロッキング曲線の一例を示す図である。 本発明の単結晶基板の非破壊反り測定方法及び測定装置により回折X線の取得を試みた試料の他の例の模式図である。 本発明の単結晶基板の非破壊反り測定装置の他の実施形態の概略構成図である。 図18に示す測定装置において、図17に示した試料に対してMoKα特性X線を用いてパッケージ材料越しに得たロッキング曲線の一例を示す図である。
符号の説明
1 X線検出器
2 X線源
3 入射スリット
4、13 入射X線
5 単結晶基板
6 試料ステージ
7、12、12’、25、26、27 照射領域
8 入射X線の波数ベクトル
9、14 回折X線
10 樹脂基板
11、32 Siチップ
15、16 ロッキング曲線
30 モールドでパッケージされたSiチップを含む試料
31、41 プリント基板
33、43 モールド
40 モールドでパッケージされた3枚の積層されたSiチップを含む試料(SiP製品)
42 積層された3枚のSiチップ

Claims (16)

  1. 単結晶基板をパッケージ材料で封止した部品にX線を照射する照射ステップと、
    前記単結晶基板からの回折X線を前記パッケージ材料越しに検出して、前記単結晶基板の反りを非破壊で測定する検出・測定ステップと
    を含むことを特徴とする単結晶基板の非破壊反り測定方法。
  2. 積層された複数の単結晶基板をパッケージ材料で封止した部品にX線を照射する照射ステップと、
    前記複数の単結晶基板からの回折X線を前記パッケージ材料越しに検出して、前記複数の単結晶基板のそれぞれの反りを非破壊で測定する検出・測定ステップと
    を含むことを特徴とする単結晶基板の非破壊反り測定方法。
  3. 積層された複数の単結晶基板をパッケージ材料で封止した部品にX線を照射する照射ステップと、
    個々の前記単結晶基板からの回折X線を前記パッケージ材料越しに一つのロッキング曲線の中に検出して、前記複数の単結晶基板のそれぞれの反りを非破壊で測定する検出・測定ステップと
    を含むことを特徴とする単結晶基板の非破壊反り測定方法。
  4. 前記検出・測定ステップは、
    前記単結晶基板からのロッキング曲線を取得して前記単結晶基板からの回折X線を検出する検出ステップと、
    前記部品を一定距離移動する移動ステップと
    を前記部品の一端部から反対側の端部まで繰り返すことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の単結晶基板の非破壊反り測定方法。
  5. 前記照射ステップは、10keV以上のエネルギーを持つX線を前記部品に照射するステップであることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の単結晶基板の非破壊反り測定方法。
  6. 前記10keV以上のエネルギーを持つX線は、Zn、Rh、Pd、Ag、Mo及びWのいずれかから得られるX線であることを特徴とする請求項5記載の単結晶基板の非破壊反り測定方法。
  7. 前記10keV以上のエネルギーを持つX線は、荷電粒子の加速度運動により得られるX線であることを特徴とする請求項5記載の単結晶基板の非破壊反り測定方法。
  8. 前記荷電粒子の加速度運動により得られるX線は、前記荷電粒子のシンクロトロン放射から得られるX線であることを特徴とする請求項7記載の単結晶基板の非破壊反り測定方法。
  9. 単結晶基板をパッケージ材料で封止した部品にX線を照射する照射手段と、
    前記単結晶基板からの回折X線を前記パッケージ材料越しに検出して、前記単結晶基板の反りを非破壊で測定する検出・測定手段と
    を有することを特徴とする単結晶基板の非破壊反り測定装置。
  10. 積層された複数の単結晶基板をパッケージ材料で封止した部品にX線を照射する照射手段と、
    前記複数の単結晶基板からの回折X線を前記パッケージ材料越しに検出して、前記複数の単結晶基板のそれぞれの反りを非破壊で測定する検出・測定手段と
    を有することを特徴とする単結晶基板の非破壊反り測定装置。
  11. 積層された複数の単結晶基板をパッケージ材料で封止した部品にX線を照射する照射手段と、
    個々の前記単結晶基板からの回折X線を前記パッケージ材料越しに一つのロッキング曲線の中に検出して、前記複数の単結晶基板のそれぞれの反りを非破壊で測定する検出・測定手段と
    を有することを特徴とする単結晶基板の非破壊反り測定装置。
  12. 前記検出・測定手段は、
    前記単結晶基板からのロッキング曲線を取得して前記単結晶基板からの回折X線を検出する検出手段と、
    前記部品を一定距離移動する移動手段と
    を前記部品の一端部から反対側の端部まで繰り返すことを特徴とする請求項9乃至11のうちいずれか一項記載の単結晶基板の非破壊反り測定装置。
  13. 前記照射手段は、10keV以上のエネルギーを持つX線を前記部品に照射する手段であることを特徴とする請求項9乃至11のうちいずれか一項記載の単結晶基板の非破壊反り測定装置。
  14. 前記10keV以上のエネルギーを持つX線は、Zn、Rh、Pd、Ag、Mo及びWのいずれかから得られるX線であることを特徴とする請求項13記載の単結晶基板の非破壊反り測定装置。
  15. 前記10keV以上のエネルギーを持つX線は、荷電粒子の加速度運動により得られるX線であることを特徴とする請求項14記載の単結晶基板の非破壊反り測定装置。
  16. 前記荷電粒子の加速度運動により得られるX線は、前記荷電粒子のシンクロトロン放射から得られるX線であることを特徴とする請求項15記載の単結晶基板の非破壊反り測定装置。
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