JP2010090661A - 配線引き出し装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】配線引き出し装置に関し、結露によるコネクタへの水滴の伝達を確実に防止することができるために、結露による不具合を防止することを目的とする。
【解決手段】建具1の外壁面に固定され、建具1に開設されて内部配線2が引き出された配線引き出し孔3を覆う配線引き出し装置Aであって、
建具1に開設された配線引き出し孔3に挿入され、挿入状態において先端から垂下された押し下げ部4により内部配線2を押し下げる挿入突部5を有し、
建具1内部において押し下げ部4により押さえられて低い位置に保持された内部配線2を、表面に行くに従って漸次上方に向かう傾斜姿勢で配線引き出し孔3を通過させることにより構成する。
【選択図】 図3
【解決手段】建具1の外壁面に固定され、建具1に開設されて内部配線2が引き出された配線引き出し孔3を覆う配線引き出し装置Aであって、
建具1に開設された配線引き出し孔3に挿入され、挿入状態において先端から垂下された押し下げ部4により内部配線2を押し下げる挿入突部5を有し、
建具1内部において押し下げ部4により押さえられて低い位置に保持された内部配線2を、表面に行くに従って漸次上方に向かう傾斜姿勢で配線引き出し孔3を通過させることにより構成する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、配線引き出し装置に関するものである。
扉等の建具内部から配線を引き出す際に使用される配線引き出し装置としては、特許文献1に記載のものが知られている。この従来例において、配線引き出し装置はビス等を使用して建具の外壁面に固定されるカバー体を備える。
扉に開設される導出孔(配線引き出し孔)から引き出された内部配線は先端に接続されたコネクタを介して外部配線に接続され、カバー体は、内部配線の引き出し部からコネクタによる連結部を覆う。カバー体には外部配線を引き込むための引き込み孔が開設される。
実公平3-17417号公報
しかし、上述した従来例において、内部配線は何らのフォーミング処理を行うことなく扉から引き出されるために、扉内壁面での結露により発生した水が配線を伝ってコネクタに至り、短絡等の不具合が発生する可能性がある。
本発明は以上の欠点を解消すべくなされたものであって、結露による不具合を防止できる配線引き出し装置の提供を目的とする。
配線引き出し装置Aは、背面側に突出する挿入突部5を扉、框等の建具1に開設した配線引き出し孔3に挿入させた状態で建具1の外壁面に固定されて使用される。挿入突部5の先端には押し下げ部4が垂下されており、挿入突部5を配線引き出し孔3に挿入した状態で内部配線2を下方に押し下げ、押し下げられた内部配線2は、表面に行くに従って漸次上方に向かう傾斜姿勢で配線引き出し孔3を通過して建具外部に引き出される。
この結果、建具1の内壁面で発生した結露により配線を伝ってきた水滴は、傾斜部2bの存在により建具外部のコネクタ側への移動が確実に規制され、短絡の発生を防止できる。
内部配線2のフォーミングは、建具内部に挿入された挿入突部5の先端を開始端とするために、建具外部に引き出した後に傾斜姿勢にフォーミングする場合に比して、経路長を長くとることができる。経路長を長くすると、内部配線2の傾斜部2bの傾斜角を小さくしても所定の高低差を与えることが可能になり、結果、内部配線2の傾斜部開始端における屈曲曲率を大きくとることができるために、内部配線2へのストレスを低減することが可能になり、内部配線2の断線等を確実に防止できる。
内部配線2の傾斜状態は、押し下げ部4より表面側の位置を、例えば、配線引き出し孔3の周縁で押し上げることにより発生させることが可能であり、この場合、配線引き出し装置Aの取り付けは、配線引き出し孔3から内部配線2を引き出した後、配線引き出し孔内に挿入突部5を挿入し、次いで、配線引き出し装置全体を下方にスライドさせて建具外壁に固定して行うことができる。
また、配線引き出し装置Aは、建具表面に固定されるベース部材7と、カバー部材8とに分割して形成することができる。ベース部材7には配線支承部9が形成されて内部配線2を下方から支承して内部配線2を傾斜させる。ベース部材7に配線支承部9を形成することによって配線引き出し孔3との関係を考慮することなく、内部配線2を傾斜させることができるために、取り扱い操作性が向上する。
さらに、挿入突部5を開始端としてカバー部材8の表面に内部配線2を導く配線引き出し経路10中に、内部配線2が通過可能な切欠部11を形成し、該配線引き出し経路10をベース部材7の側縁に開放すると、内部配線2の先端に予めコネクタ12を固定した状態で配線引き出し操作を行うことができるために、作業性が向上する。
また、ベース部材7を合成樹脂材により形成するとともに、ベース部材7の表面にコネクタ12の支持面13を形成した場合には、コネクタ12の建具表面への接触を防止することができる。この結果、ベース部材7がコネクタ12と建具表面との温度差が緩和されるために、コネクタ周りでの結露の発生を抑えることができる。
本発明によれば、結露によるコネクタへの水滴の伝達を確実に防止することができるために、結露による不具合を防止することができる。
図1ないし図4に本発明の実施の形態を示す。図中は扉枠(建具1’)にヒンジを使用して連結される扉(建具1)であり、扉1に固定される電気錠15への給電、および制御を行うために、扉1内には複数の細線からなる扉内配線(内部配線2)が布線される。
一方、扉枠1’、および壁面構造体の内部には、コントローラ16、あるいは商用電源に接続される壁内配線(内部配線2’)が布線される。図3に示すように、扉1、あるいは扉枠1’には配線引き出し孔3が開設され、内部配線2は円形の配線引き出し孔3から一旦外部に引き出された後、コネクタ12を介して連結される複数の細線からなる外部配線17を介して相互に接続される。外部配線17は、複数の細線が外部に露出することによる見苦しさを避けるため及び細線の保護のためにチューブにより覆われる。
配線引き出し装置Aは、内部配線2の引き出し部2a、および外部配線17との接続部12、24を覆うために使用され、ベース部材7と、カバー部材8とから構成される。図4に示すように、ベース部材7は、合成樹脂材を射出成形して製せられ、扉外壁面に沿う扉固定部18の上下端部に開設されたビス挿通孔6に挿通されるビス19を使用して扉1の外壁面に固定される。なお、以下において扉1を例にとって配線引き出し装置Aを説明するが、扉枠1’側でも同一の構造により内部配線2’の引き出しが行われる。
上記ベース部材7の扉固定部18には上に凸な半円形状の開口20が開設されるとともに、背面には配線引き出し孔3に挿入可能な四分球殻形状の挿入突部5が突設される。挿入突部5は、上記開口20の周縁から立ち上げられ、挿入突部5の球殻内に形成される空間部と上記開口20とは協働してベース部材7の表面に貫通する配線引き出し経路10を構成する。開口20はベース部材7の側方に向けて開放される切欠部11が形成される。
また、挿入突部5の先端部下端は押し下げ部4として機能し、配線引き出し孔3から引き出される内部配線2を下方に押し付ける。さらに、開口20の直線状上端縁は、配線支承部9として機能して開口20を通過する内部配線2の下方への移動を規制する。この配線支承部9は、背面視において押し下げ部4と等しいか、あるいはやや高い位置に配置される。
さらに、挿入突部5の基端部における曲率は、配線引き出し孔3にほぼ一致しており、挿入突部5を配線引き出し孔3に挿入した状態で、ビス挿通孔6は扉表面に設定されたビスねじ込み位置に合致する。また、扉固定部18の背面壁には挿入突部5の基端部における曲率にほぼ一致する曲率の円弧状位置決め突部21が突設される。
また、ベース部材7の表面部にはコネクタ12の支持面13が形成される。この実施の形態において、支持面13にはコネクタ12の側壁に当接してコネクタ12を位置決めする位置決め壁が立設される。
一方、カバー部材8は上記ベース部材7と同様に合成樹脂材を射出成型して形成される。このカバー部材8は、正面視形状がベース部材7にほぼ一致する適宜深さの舟形形状を有しており、上下端に形成される係止爪部22をベース部材7の対応部23に弾発係止させることによりベース部材7に連結される。
したがってこの実施の形態において、扉1内の内部配線2を外部に引き出すに際し、まず、内部配線2を配線引き出し孔3から引き出した後、内部配線2を、ベース部材7の切欠部11から通過させて配線引き出し経路10にセットする。配線引き出し経路10への内部配線2の導入は切欠部11を利用して行われるために、予め内部配線2の先端にコネクタ12を接続しておくことが可能になり、操作性が向上する。なお、切欠部11は、内部配線2を複数本まとめた状態で通過できる大きさに形成されている必要はなく、各内部配線2が単線ごとに通過できる大きさに形成されていれば良い。
配線引き出し経路10に内部配線2を通過させた状態で挿入突部5を配線引き出し孔3に嵌合させると、ビス挿通孔6が扉表面に設定されたビスねじ込み位置に合致するために、この状態からビス挿通孔6にビス19をねじ込むことによりベース部材7を扉表面に簡単に固定することができる。この後、外部配線17側に予め接続されたコネクタ24と内部配線2のコネクタ12とをプラグイン接続し、さらに、連結状態のコネクタ12、24を支持面13上に嵌合、保持し、次いで、カバー部材8を連結して連結操作が終了する。
配線引き出し装置Aを扉1に固定した状態で、扉1内の内部配線2はまず挿入突部5の押し下げ部4によって下方に押し付けられた状態で配線引き出し経路10を通り、ベース部材表面に引き出される。配線引き出し経路10を挿通する内部配線2は、配線支承部9において上方に押し上げられる結果、押し下げ部4と配線支承部9との間で表面に行くに従って漸次高くなる傾斜姿勢をとる。この傾斜姿勢は、挿入突部5の押し込み操作等によって内部配線2に力が加わって予期しない方向に屈曲した場合であっても、強制的にもたらされる。
この状態で扉内壁面に結露が発生し、水滴が内部配線2を伝ってきても、傾斜部2bを上ることはできないために、外部に漏れ出すことはない。この結果、コネクタ12への着水を確実に防止できるために、短絡等の事故を防止できる。また、コネクタ12は合成樹脂製のベース部材7上に置かれて扉表面に直接しないために、扉1が金属材料により形成される場合であっても、結露が発生しにくくすることができる。
1 建具
3 配線引き出し孔
4 押し下げ部
5 挿入突部
6 ネジ止め部
7 ベース部材
8 カバー部材
9 配線支承部
10 配線引き出し経路
11 切欠部
12 コネクタ
13 支持面
A 配線引き出し装置
3 配線引き出し孔
4 押し下げ部
5 挿入突部
6 ネジ止め部
7 ベース部材
8 カバー部材
9 配線支承部
10 配線引き出し経路
11 切欠部
12 コネクタ
13 支持面
A 配線引き出し装置
Claims (5)
- 建具の外壁面に固定され、建具に開設されて内部配線が引き出された配線引き出し孔を覆う配線引き出し装置であって、
建具に開設された配線引き出し孔に挿入され、挿入状態において先端から垂下された押し下げ部により内部配線を押し下げる挿入突部を有し、
建具内部において押し下げ部により押さえられて低い位置に保持された内部配線を、表面に行くに従って漸次上方に向かう傾斜姿勢で配線引き出し孔を通過させる配線引き出し装置。 - 建具の外壁面へのネジ止め部を備え、
前記挿入突部は、ネジ止め部の位置決め手段として使用される請求項1記載の配線引き出し装置。 - 背面に挿入突部が形成され、建具の外壁面に固定されるベース部材と、
ベース部材に連結されてベース部材表面を覆うカバー部材とを有し、
前記ベース部材には、内部配線を下方から支承して内部配線を傾斜させる配線支承部が形成される請求項1または2記載の配線引き出し装置。 - 挿入突部を開始端としてカバー部材の表面に内部配線を導く配線引き出し経路中に、内部配線が通過可能な切欠部がベース部材の側縁に開放されて形成される請求項3記載の配線引き出し装置。
- 前記ベース部材の表面にはコネクタの支持面が形成される請求項3または4記載の配線引き出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008264056A JP2010090661A (ja) | 2008-10-10 | 2008-10-10 | 配線引き出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008264056A JP2010090661A (ja) | 2008-10-10 | 2008-10-10 | 配線引き出し装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010090661A true JP2010090661A (ja) | 2010-04-22 |
Family
ID=42253634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008264056A Pending JP2010090661A (ja) | 2008-10-10 | 2008-10-10 | 配線引き出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010090661A (ja) |
-
2008
- 2008-10-10 JP JP2008264056A patent/JP2010090661A/ja active Pending
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