JP2010090205A - 蛍光体微粒子分散液の製造方法、蛍光体微粒子分散液、コンポジット材の製造方法、及びコンポジット材 - Google Patents
蛍光体微粒子分散液の製造方法、蛍光体微粒子分散液、コンポジット材の製造方法、及びコンポジット材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010090205A JP2010090205A JP2008259143A JP2008259143A JP2010090205A JP 2010090205 A JP2010090205 A JP 2010090205A JP 2008259143 A JP2008259143 A JP 2008259143A JP 2008259143 A JP2008259143 A JP 2008259143A JP 2010090205 A JP2010090205 A JP 2010090205A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reactive
- dispersion
- oligomer
- reactive monomer
- phosphor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Luminescent Compositions (AREA)
Abstract
【解決手段】ローター15、ステータ12及び遠心分離により撹拌粒子であるビーズを分離するビーズ分離機構を備えるビーズミル2を用い、一次粒子径が2nmから20μmの蛍光体微粒子を分散媒に均一分散させる蛍光体微粒子分散液の製造方法であって、分散剤を添加し、かつ前記ビーズに極微小ビーズを使用すると共に前記ローターの回転速度を低速とし、前記蛍光体微粒子に与えるビーズ衝撃力を小さくし、前記蛍光体微粒子表面の欠陥の発生を抑制しつつ蛍光体微粒子を分散媒に均一分散させる。
【選択図】図1
Description
本発明において、溶媒とは、少なくとも水、水溶液、水溶系溶剤、非水系溶剤又はこれらを2種以上含む混合物を言い、さらには反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマ、反応性溶媒などを含む場合もある。また分散媒とは、溶媒、反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマ、分散剤又はこれらを2種以上含む混合物を言い、分散液とは分散媒に微粒子を分散させた液を言う。また、分散媒体とは、高分子などの固体状の分散媒体を言い、分散媒体に微粒子が分散、固定化されたものをコンポジット材と言う。
水、および水溶液。脂肪族アルコールとしてメタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、1−ブタノール、アミルアルコールなど、ケトン系溶剤としてはアセトン、MEKなど、エーテル系溶剤としてはジメチルエーテルなど、その他、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、四塩化炭素、ジクロルメタン、テトラクロルエチル、1.4−ジオキサンなど。
芳香族溶剤として、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロルベンゼンなど。
実験は次の要領で行った。分散機には、内容積が0.05Lのビーズミル(寿工業株式会社製αPMill−005)を使用した。蛍光体微粒子分散液製造装置1の基本的構成を図7に示す。蛍光体微粒子分散液製造装置1は、分散機であるビーズミル2と、ビーズミル2に原料スラリーを供給する原料スラリー供給ポンプ3、原料スラリーを調整する原料スラリータンク4を主に構成される。
分散媒にメタノールを用いた。12.5gの原料粉、125gの分散媒、12.5gの分散剤を原料スラリータンク4に投入し、撹拌混合し原料スラリーの調整を行った。ビーズミル2内には予め100gの分散媒を張込んだ。固形分濃度は5.0重量%、原料粉に対する分散剤の添加割合は100重量%である。その他の条件は、実施例1と同一である。実験の結果、図8に示すように分散液中の平均粒子径(メディアン径)D50は、137.4nm、90%通過粒子径D90は219.2nmであり、一次粒子まで分散した分散液が得られ、この分散液を分散液Bとする。実施例1のMMAを分散媒とする分散液Aに比べて分散性が良いことがわかった。
以下の要領でサブミクロン青色蛍光体とPMMAコンポジット材を製作し評価した。実施例1で製造した分散液Aに0.1重量%のAIBN(重合開始剤)を添加し、60℃で6時間加熱して重合させて、コンポジット材を作製した。このコンポジット材をコンポジットAとする。図9にこのコンポジットAの蛍光分光度を測定した結果を示した。用いたコンポジット材サンプルの厚みは2mmである。蛍光強度は日本分光製蛍光スペクトルメーターFP−6500型を用いて蛍光強度スペクトルを測定した。波長330nmの励起光をコンポジット材サンプルに照射し、サンプルを透過して発光する蛍光強度を測定した。その結果、450nmにピークをもつ蛍光スペクトルを検出した。また、サンプル面に発光むらのない蛍光を確認した。このことにより青色の蛍光特性を持ちまた発光むらのないポリメタクリル酸メチル(PMMA)からなる蛍光体コンポジット材が得られることが確認された。なお固形分とPMMAとの割合は、分散が維持できる範囲で任意に調整可能である。
以下の要領でサブミクロン青色蛍光体とシリコーン樹脂コンポジット材を製作し評価した。実施例2で作製した分散液Bはシリコーンレジンと相容性が低いため、次に示す溶剤置換を行って作製した。まず、分散液B20gとMMA20gとを混合した。その後、エバポレータを用いて減圧蒸留しメタノールを蒸発させて、MMA及び分散剤を分散媒とする分散液Cを製造した。さらに、この分散液Cにメチル系ストレートシリコーンレジン(信越化学工業製、KR242A)20gを添加混合し、エバポレータを用いて減圧蒸留しMMAを蒸発させて、シリコーンレジン及び分散剤を分散媒とする分散液Dを製造した。RTVゴム(信越化学工業製、KE109)でコーティングされた基板上に分散液Dを滴下した。その後減圧(−0.09MPa)し、気泡が発生した場合は、イソプロピルアルコールで消泡を行った。次ぎに55℃で30分から1時間加温した。この時、変形が懸念される場合は、RTVゴムコーティング基板でシリコーンレジンを挟んだ。さらに100℃で1時間、150℃で1時間と温度を上昇させ、最終的に200℃で20分間熱硬化を行った。その結果、ひび割れのない蛍光体コンポジット材を得ることができた。このコンポジト材をコンポジットDとする。この厚さは1mmである。波長330nmの励起光をコンポジット材に照射し、透過した蛍光強度を検出した。その結果、蛍光強度450nmにピークを検出し、蛍光透過性を持ち粒子むらの少ないシリコーン樹脂からなるコンポジットDが得られた。この結果を図9に示す。なお、固形分とシリコーン樹脂との割合は分散が維持できる範囲で任意に調整可能である。
2.5gの原料粉であるBAM:Eu粉末(DGTec社製:一次粒子径100〜400nm)、172.5gの分散媒であるMMA、分散剤であるKBM−5103を5g原料スラリータンク4に投入し、撹拌混合し原料スラリーの調整を行った。ビーズミル2内には予め70gの分散媒を張込んだ。撹拌粒子に粒子径0.05mmの球形のジルコニア粒子を使用し、ローターの周速を8m/sとした。スラリー循環量15kg/h、固形分濃度は1重量%、原料粉に対する分散剤の添加割合は200重量%である。他の条件は実施例1と同一である。480分の分散処理を行ったが、粒子は凝集状態から十分には分散しなかった。この分散液を分散液Eとする。分散液Eの平均粒子径(メディアン径)D50は、図8に示されるように、10423nm、90%通過粒子径D90は13366nmであった。また、この分散液Eに実施例1と同様に0.1重量%のAIBN(重合開始剤)を添加し、60℃で6時間加熱して重合させてコンポジットEを得た。このコンポジットEの蛍光分光度を測定した結果、図9に示すように450nmの蛍光強度は得られなかった。
撹拌粒子に粒子径0.03mmの球形のジルコニア粒子を使用し、ローターの周速を8m/sとした。スラリー循環量10kg/hとした。他の条件は比較例1と同一である。1380分の分散処理を行ったが、粒子は分散しなかった。この分散液を分散液E’とする。分散液E’中の平均粒子径(メディアン径)D50は、49817nm、90%通過粒子径D90は63956nmであった。
分散剤を添加することなく分散実験を行った。2.5gの原料粉、137.5gの分散媒を原料スラリータンク4に投入し、撹拌混合し原料スラリーの調整を行った。ビーズミル2内には予め110gの分散媒を張込んだ。固形分濃度は1重量%である。他の条件は実施例1と同一である。480分の分散処理を行ったが、粒子は分散しなかった。この分散液を分散液E’’とする。分散液E’’中の平均粒子径(メディアン径)D50は、120548nm、90%通過粒子径D90は153676nmであった。
分散剤を添加することなく分散実験を行った。分散媒にはメタノールを使用した。12.5gの原料粉、137.5gの分散媒を原料スラリータンク4に投入し、撹拌混合し原料スラリーの調整を行った。ビーズミル2内には予め100gの分散媒を張込んだ。固形分濃度は5重量%である。他の条件は実施例1と同一である。この分散液を分散液E’’’とする。分散液E’’’中の平均粒子径(メディアン径)D50は、17853nm、90%通過粒子径D90は31804nmであった。
原料粉にサブミクロン粒子径をもつ黄色の蛍光体であるYAG:Ce(一次粒子径200〜300nm)を用いた。2.5gの原料粉、132.5gの分散媒、分散剤5gを原料スラリータンク4に投入し、撹拌混合し原料スラリーの調整を行った。ビーズミル2内には予め110gの分散媒を張込んだ。固形分濃度は1.0重量%、原料粉に対する分散剤の添加割合は200重量%である。分散媒はMMAである。その他の条件は、実施例1と同一である。240分の分散実験を行い、分散液Fが得られた。図10に示すように、分散液F中の平均粒子径(メディアン径)D50は、239.1nm、90%通過粒子径D90は337.4nmであり、一次粒子まで分散した分散液が得られた。
分散媒にイソプロピルアルコールを用いた。原料粉に2.5gのYAG:Ce、132.5gの分散媒、分散剤5gを原料スラリータンク4に投入し、撹拌混合し原料スラリーの調整を行った。ビーズミル2内には予め110gの分散媒を張込んだ。固形分濃度は1.0重量%、原料粉に対する分散剤の添加割合は200重量%である。その他の条件は、実施例1と同一である。240分の分散実験を行った結果、分散液Gが得られた。分散液G中の平均粒子径(メディアン径)D50は、図10に示されるように、178.3nm、90%通過粒子径D90は261.8nmであり、一次粒子まで分散した分散液が得られた。
以下の要領でサブミクロンYAG:Ce蛍光体が分散媒体としてPMMAに分散したコンポジット材を製作し評価した。実施例5で製造した分散液Fに0.1%のAIBN(重合開始剤)を添加し、60℃で6時間加熱して重合させコンポジットFを得た。波長460nmの励起光を厚み1mmのコンポジットFに照射し、コンポジット材を透過する蛍光強度を検出した。その結果を図11に示す。このコンポジットFの発光特性は550nmを中心としたブロードなピークを示し、十分な蛍光の透過性を持ち、発光むらの少ないPMMA(ポリメタクリル酸メチル)からなるコンポジット材が得られた。なお、固形分とPMMAとの割合は分散が維持できる範囲で任意に調整可能である。
以下の要領でサブミクロン蛍光体とシリコーンレジンとのコンポジット材を製作し評価した。実施例6で作製した分散液G20gとMMA20gとを混合した。その後、エバポレータを用いて減圧蒸留しイソプロピルアルコールを蒸発させて、MMA及び分散剤を分散媒とする分散液を製造した。さらに、この分散液にメチル系ストレートシリコーンレジン(KR242A)20gを添加混合し、エバポレータを用いて減圧蒸留しMMAを蒸発させて、メチル系ストレートシリコーンレジン及び分散剤を分散媒とする分散液Hを製造した。RTVゴム(KE109)でコーティングされた基板上に分散液Hを滴下した。その後減圧(−0.09MPa)し、気泡が発生した場合は、イソプロピルアルコールで消泡を行った。次ぎに55℃で30分から1時間加温した。この時、変形が懸念される場合は、RTVゴムコーティング基板でシリコーンレジンを挟んだ。さらに100℃で1時間、150℃で1時間と温度を上昇させ、最終的に200℃で20分間熱硬化を行った。その結果、ひび割れのない蛍光体コンポジットHを得ることができた。波長460nmの励起光を厚み1mmのコンポジットHに照射し、透過した蛍光強度を検出した。その結果を図11に示すように、蛍光強度550nmを中心としたブロードなピークを検出し、蛍光透過性を持ち粒子むらの少ないシリコーン樹脂からなるコンポジット材が得られた。なお、固形分とシリコーン樹脂との割合は分散が維持できる範囲で任意に調整可能である。
ビーズ径φ0.1mm、周速12m/s、スラリー循環量10kg/hrで分散実験を行った。原料粉は12g、分散剤24g、分散媒184g、固形分濃度3wt%の分散条件である。ビーズミルには予め110gの溶媒を張り込んだ。他の条件は実施例5と同一である。作製した分散液を分散液Iとする。この分散液の平均粒子径は図10に示されるように、1.2μmである。分散液Iに0.1%のAIBN(重合開始剤)を添加し、60℃で6時間加熱して重合させ、コンポジットIを得た。このコンポジットIの蛍光分光度を測定した結果を図11に示す。波長460nmの励起光をコンポジットに照射し、透過光強度を測定した。その結果、実施例7と異なり蛍光強度550nmを中心としたブロードなピークは検出されなかった。0.10μmのビーズを用いることにより、強い分散力によって蛍光体微粒子の結晶性が破壊され、蛍光特性が失われたと考えられる。
2 ビーズミル
3 原料スラリー供給ポンプ
4 原料スラリータンク
7 駆動モータ
12 ステータ
13 ビーズセパレータ
14 ローターピン
15 ローター
Claims (10)
- ローター、ステータ及び遠心分離により撹拌粒子であるビーズを分離するビーズ分離機構を備えるビーズミルを用い、一次粒子径が2nmから20μmの蛍光体微粒子を分散媒に均一分散させる蛍光体微粒子分散液の製造方法であって、
分散剤を添加し、かつ前記ビーズに極微小ビーズを使用すると共に前記ローターの回転速度を低速とし、前記蛍光体微粒子に与えるビーズ衝撃力を小さくし、前記蛍光体微粒子表面の欠陥の発生及び結晶性の低下を抑制しつつ蛍光体微粒子を分散媒に均一分散させることを特徴とする蛍光体微粒子分散液の製造方法。 - 反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマと相溶性を有しかつ反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマと反応しない溶媒に分散剤を添加し、一次粒子径が2nmから20μmの蛍光体微粒子を、ローター、ステータ及び遠心分離により撹拌粒子であるビーズを分離するビーズ分離機構を備えるビーズミルを用い、前記ビーズに極微小ビーズを使用すると共に前記ローターの回転速度を低速とし、前記蛍光体微粒子に与えるビーズ衝撃力を小さくし、前記蛍光体微粒子表面の欠陥の発生及び結晶性の低下を抑制しつつ蛍光体微粒子を前記溶媒に均一分散させる第一工程と、
第一工程で得られる分散液に前記反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマを添加混合する第二工程と、
第二工程で得られる分散液から前記溶媒を除去し、前記反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマを分散媒とする蛍光体微粒子が均一分散した分散液を得る第三工程と、
を含むことを特徴とする蛍光体微粒子分散液の製造方法。 - さらに前記第三工程で得られる分散液に、前記第二工程で加えた第一の反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマと相溶性を有し、かつ前記第一の反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマとは異なる第二の反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマを添加混合する第四工程と、
第四工程で得られる分散液から第一の反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマを除去し、前記第二の反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマを分散媒とする蛍光体微粒子が均一分散した分散液を得る第五工程と、
を含むことを特徴とする請求項2に記載の蛍光体微粒子分散液の製造方法。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項の方法で製造された蛍光体微粒子分散液。
- 請求項4で得られる蛍光体微粒子分散液を重合させ、又は請求項4で得られる蛍光体微粒子分散液に重合開始剤を添加した後、重合させコンポジット材を製造することを特徴とするコンポジット材の製造方法。
- 前記第二工程で得られる分散液から溶媒を除去しつつ反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマを重合させ、又は前記第二工程で得られる分散液に重合開始剤を添加した後、溶媒を除去しつつ反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマを重合させコンポジット材を製造することを特徴とするコンポジット材の製造方法。
- 前記第二工程で得られる分散液に前記第二工程で加えた第一の反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマと相溶性を有し、かつ前記第一の反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマとは異なる第二の反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマを添加混合し、該分散液から前記溶媒及び前記第一の反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマを除去しつつ前記第二の反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマを重合させ、又は前記第二工程で得られる分散液に前記第二工程で加えた第一の反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマと相溶性を有し、かつ前記第一の反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマとは異なる第二の反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマ、及び重合開始剤を添加した後、前記分散液から前記溶媒及び前記第一の反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマを除去しつつ前記第二の反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマを重合させコンポジット材を製造することを特徴とするコンポジット材の製造方法。
- 前記第四工程で得られる分散液から前記第一の反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマを除去しつつ前記第二の反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマを重合させ、又は前記第四工程で得られる分散液に重合開始剤を添加した後、前記第一の反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマを除去しつつ前記第二の反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマを重合させコンポジット材を製造することを特徴とするコンポジット材の製造方法。
- 第一の反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマ、該第一の反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマと相溶性を有しかつ該第一の反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマと反応しない溶媒、該第一の反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマと相溶性を有しかつ該第一の反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマとは異なる第二の反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマ、及び分散剤を分散媒とし、一次粒子径が2nmから20μmの蛍光体微粒子を、ローター、ステータ及び遠心分離により撹拌粒子であるビーズを分離するビーズ分離機構を備えるビーズミルを用い、前記ビーズに極微小ビーズを使用すると共に前記ローターの回転速度を低速とし、前記蛍光体微粒子に与えるビーズ衝撃力を小さくし、前記蛍光体微粒子表面の欠陥の発生を抑制しつつ前記分散媒に均一分散させ、
該分散液から前記第一の反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマ、及び前記溶媒を除去しつつ前記第二の反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマを重合させ、又は該分散液に重合開始剤を添加した後、該分散液から前記第一の反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマ、及び前記溶媒を除去しつつ前記第二の反応性モノマー及び/又は反応性オリゴマを重合させコンポジット材を製造することを特徴とするコンポジット材の製造方法。 - 請求項5から請求項9のいずれか1項の方法で製造されたコンポジット材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008259143A JP2010090205A (ja) | 2008-10-04 | 2008-10-04 | 蛍光体微粒子分散液の製造方法、蛍光体微粒子分散液、コンポジット材の製造方法、及びコンポジット材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008259143A JP2010090205A (ja) | 2008-10-04 | 2008-10-04 | 蛍光体微粒子分散液の製造方法、蛍光体微粒子分散液、コンポジット材の製造方法、及びコンポジット材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010090205A true JP2010090205A (ja) | 2010-04-22 |
Family
ID=42253245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008259143A Pending JP2010090205A (ja) | 2008-10-04 | 2008-10-04 | 蛍光体微粒子分散液の製造方法、蛍光体微粒子分散液、コンポジット材の製造方法、及びコンポジット材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010090205A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013534713A (ja) * | 2010-05-20 | 2013-09-05 | ダリアン ルミンライト カンパニー,リミティド | 引きはがしできる光変換発光フィルム |
CN104745190A (zh) * | 2013-12-26 | 2015-07-01 | 奇美实业股份有限公司 | 荧光粉体与发光装置 |
JPWO2015046004A1 (ja) * | 2013-09-25 | 2017-03-09 | 信越化学工業株式会社 | 赤外蛍光体 |
CN115855911A (zh) * | 2023-02-24 | 2023-03-28 | 湖南三友环保科技有限公司 | 粉末载体生物亲和性的测定方法及应用 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11242327A (ja) * | 1998-02-26 | 1999-09-07 | Hitachi Chem Co Ltd | 感光性エレメント、その製造方法、感光性エレメントを用いる蛍光体パターンの製造法、蛍光体パターン及びプラズマディスプレイパネル用背面板 |
JP2003171662A (ja) * | 2001-12-05 | 2003-06-20 | Konica Corp | 無機蛍光体微粒子の製造装置、無機蛍光体微粒子の製造方法及びインク |
JP2004075890A (ja) * | 2002-08-20 | 2004-03-11 | Konica Minolta Holdings Inc | 無機蛍光体固体微粒子分散物の製造方法 |
JP2006213863A (ja) * | 2005-02-04 | 2006-08-17 | Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd | 蛍光性着色組成物、着色方法および着色物品 |
JP2007224141A (ja) * | 2006-02-23 | 2007-09-06 | Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd | 蛍光顔料組成物およびその使用 |
JP2007224143A (ja) * | 2006-02-23 | 2007-09-06 | Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd | 蛍光性着色剤およびその使用 |
WO2007108217A1 (ja) * | 2006-03-20 | 2007-09-27 | Kotobuki Industries Co., Ltd. | ナノ粒子分散液の製造方法、ナノ粒子分散液及びナノ粒子分散液製造装置 |
JP2008169233A (ja) * | 2007-01-08 | 2008-07-24 | Kotobuki Kogyo Kk | ナノ粒子分散液の製造方法、ナノ粒子分散液、ナノコンポジット材の製造方法、ナノコンポジット材及び透明容器又は透明フィルム |
-
2008
- 2008-10-04 JP JP2008259143A patent/JP2010090205A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11242327A (ja) * | 1998-02-26 | 1999-09-07 | Hitachi Chem Co Ltd | 感光性エレメント、その製造方法、感光性エレメントを用いる蛍光体パターンの製造法、蛍光体パターン及びプラズマディスプレイパネル用背面板 |
JP2003171662A (ja) * | 2001-12-05 | 2003-06-20 | Konica Corp | 無機蛍光体微粒子の製造装置、無機蛍光体微粒子の製造方法及びインク |
JP2004075890A (ja) * | 2002-08-20 | 2004-03-11 | Konica Minolta Holdings Inc | 無機蛍光体固体微粒子分散物の製造方法 |
JP2006213863A (ja) * | 2005-02-04 | 2006-08-17 | Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd | 蛍光性着色組成物、着色方法および着色物品 |
JP2007224141A (ja) * | 2006-02-23 | 2007-09-06 | Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd | 蛍光顔料組成物およびその使用 |
JP2007224143A (ja) * | 2006-02-23 | 2007-09-06 | Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd | 蛍光性着色剤およびその使用 |
WO2007108217A1 (ja) * | 2006-03-20 | 2007-09-27 | Kotobuki Industries Co., Ltd. | ナノ粒子分散液の製造方法、ナノ粒子分散液及びナノ粒子分散液製造装置 |
JP2008169233A (ja) * | 2007-01-08 | 2008-07-24 | Kotobuki Kogyo Kk | ナノ粒子分散液の製造方法、ナノ粒子分散液、ナノコンポジット材の製造方法、ナノコンポジット材及び透明容器又は透明フィルム |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013534713A (ja) * | 2010-05-20 | 2013-09-05 | ダリアン ルミンライト カンパニー,リミティド | 引きはがしできる光変換発光フィルム |
JPWO2015046004A1 (ja) * | 2013-09-25 | 2017-03-09 | 信越化学工業株式会社 | 赤外蛍光体 |
CN104745190A (zh) * | 2013-12-26 | 2015-07-01 | 奇美实业股份有限公司 | 荧光粉体与发光装置 |
CN115855911A (zh) * | 2023-02-24 | 2023-03-28 | 湖南三友环保科技有限公司 | 粉末载体生物亲和性的测定方法及应用 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9748096B2 (en) | Methods of preparation of semiconductor nanocrystals group IIIA and group VA elements | |
JP6447745B2 (ja) | 感光性パターン形成用材料 | |
JPWO2007108217A1 (ja) | ナノ粒子分散液の製造方法、ナノ粒子分散液及びナノ粒子分散液製造装置 | |
US20080001124A1 (en) | Fluorescent composition and fluorescence conversion substrate using the same | |
CN107534075B (zh) | 用金属硫醇聚合物稳定化的量子点 | |
JP6430485B2 (ja) | ナノコンポジット、ナノコンポジットの生産方法、電子デバイスのバリア構造及びバリア構造を含むoled | |
TW201540783A (zh) | 量子點組合物 | |
EP3819354B1 (en) | Inznp/znse/zns quantum dots and composite and display device including the same | |
JP2008111112A (ja) | 蛍光体の流動特性の制御方法、蛍光体及び蛍光体ペースト | |
JP2007308345A (ja) | 高屈折率透明粒子及びそれを用いた高屈折率透明複合体並びに発光素子 | |
CN107922832A (zh) | 全氟醚稳定化量子点 | |
JP2017034076A (ja) | 発光装置 | |
JP2010090205A (ja) | 蛍光体微粒子分散液の製造方法、蛍光体微粒子分散液、コンポジット材の製造方法、及びコンポジット材 | |
CN105018092A (zh) | 一种量子点/聚合物复合物及其制备方法及用途 | |
JP7439824B2 (ja) | 分散液、組成物、封止部材、発光装置、照明器具、表示装置および分散液の製造方法 | |
JP2008169233A (ja) | ナノ粒子分散液の製造方法、ナノ粒子分散液、ナノコンポジット材の製造方法、ナノコンポジット材及び透明容器又は透明フィルム | |
JP2018523724A (ja) | 発光粒子、インク配合物、ポリマー組成物、光学装置、それらの製造、および発光粒子の使用 | |
WO2010103773A1 (ja) | 複合粒子及び複合粒子の製造方法 | |
CN110239117A (zh) | 一种量子点膜的制作方法及量子点膜 | |
WO2021111777A1 (ja) | 量子ドット、波長変換材料、バックライトユニット、画像表示装置及び量子ドットの製造方法 | |
JP2010209186A (ja) | 光学材料と無機微粒子分散液及び光学材料の製造方法並びに発光素子 | |
WO2019017423A1 (ja) | インク組成物及びその製造方法、光変換層並びにカラーフィルタ | |
JP2023156345A (ja) | 発光性粒子及びその製造方法、発光性粒子分散体、光変換フィルム、積層体、光変換層、カラーフィルタ並びに発光素子 | |
WO2022244669A1 (ja) | インク組成物、光変換層、カラーフィルタおよび光変換フィルム | |
WO2022244668A1 (ja) | インク組成物、光変換層、カラーフィルタおよび光変換フィルム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110808 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20121226 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121228 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130219 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20131125 |