JP2010089601A - トーションビーム式サスペンションのアライメント調整機構 - Google Patents

トーションビーム式サスペンションのアライメント調整機構 Download PDF

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Abstract

【課題】より簡便且つ精緻にトー角やキャンバー角を調整することを可能にするトーションビーム式サスペンションのアライメント調整機構を提供すること。
【解決手段】トーションビーム式サスペンションのアライメント調整機構であって、トーションビームに、該トーションビームに対する略鉛直方向周りの回転角を調整可能に取り付けられるトー角調整用部材と、前記トー角調整機構に、前記トー角調整機構に対する略車両軸方向周りの回転角を調整可能に取り付けられると共に、ホイールに連結されるキャンバー角調整用部材と、を備えるトーションビーム式サスペンションのアライメント調整機構。
【選択図】図2

Description

本発明は、トーションビーム式サスペンションのアライメント調整機構に関する。
従来、トーションバーとトレーリングアームを有する構造のトーションビーム式サスペンションが、車両のリアサスペンションとして広く用いられている。
このトーションビーム式サスペンションは、一般的に、トー角やキャンバー角の調整機構を備えていない。これにより、設計段階において計算されたトー角及びキャンバー角を実際の車両で実現するのが困難であるという問題が生じている。係る問題は、トーションビーム式サスペンションの構成部材が溶接によって接合されるため、溶接精度を十分なものにするのが困難であることや、部品の製造ばらつきによってコイルスプリング等の負荷を受けた際のトーションビームの撓みが異なること等に起因する。なお、図7は、一般的なトーションビーム式サスペンションにおいて溶接が行なわれる部位を破線で示したものである。
係る問題を考慮した車のホイールアライメント調整用スペーサについての発明が開示されている(例えば、特許文献1参照)。このスペーサは、ブラケットとアクスルハブに介在させるものであって、上下方向及び前後方向に厚みを傾斜させることによって、トー角やキャンバー角を調整することを可能にするものである。
特開2002−274134号公報
しかしながら、上記従来のスぺーサを用いてトー角やキャンバー角を調整する際に、所望のトー角やキャンバー角を得るために丁度よい厚みの傾斜を有するスペーサが存在しない場合には、スぺーサ自体を製造しなければならないという煩わしさが生じる。また、トー角やキャンバー角の微調整が困難である。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、より簡便且つ精緻にトー角やキャンバー角を調整することを可能にするトーションビーム式サスペンションのアライメント調整機構を提供することを、主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、
トーションビーム式サスペンションのアライメント調整機構であって、
トーションビームに、該トーションビームに対する略鉛直方向周りの回転角を調整可能に取り付けられるトー角調整用部材と、
前記トー角調整機構に、前記トー角調整機構に対する略車両軸方向周りの回転角を調整可能に取り付けられると共に、ホイールに連結されるキャンバー角調整用部材と、
を備えるトーションビーム式サスペンションのアライメント調整機構である。
この本発明の一態様によれば、より簡便且つ精緻にトー角やキャンバー角を調整することができる。
また、四輪駆動車又は後輪駆動車に搭載される本発明の一態様において、
前記トー角調整用部材及びキャンバー角調整用部材が互いに取り付けられた状態で、前記トー角調整用部材及びキャンバー角調整用部材がドライブシャフトを貫通させるための貫通路を形成するものとすると、好適である。
こうすれば、飛び石によるドライブシャフトのブーツ破れ等の不都合を抑制することができる。
本発明によれば、より簡便且つ精緻にトー角やキャンバー角を調整することを可能にするトーションビーム式サスペンションのアライメント調整機構を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
<第1実施例>
以下、本発明の第1実施例に係るトーションビーム式サスペンションのアライメント調整機構1(以下、単に「アライメント調整機構1」と称する)について説明する。アライメント調整機構1は、後輪をドライブシャフトが駆動する車両(四輪駆動車又は後輪駆動車)に適用されると好適である。
図1は、後輪をドライブシャフトが駆動する車両における、一般的なトーションビーム式サスペンションの主要な部材を示す上面図である。トーションビーム式サスペンションでは、トーションバー10の両端にアーム部11が接合されており、左右のアーム部11の両端にトレーリングアーム12及びホイールのハブに連結される中空のブラケット13が接合されている。トレーリングアーム12の他端は、車体にゴムブッシュ等を介して接続される。ブラケット13には、ドライブシャフト(駆動シャフト)が貫通される。
また、トーションバー10とアーム部11の接合部付近には、スプリングの下端が連結されるシート14が形成される。本実施例のアライメント調整機構1は、ブラケット13に置換されることにより、トー角やキャンバー角の調整を可能とする。
図2は、アライメント調整機構1の各構成要素を示す分解図である。アライメント調整機構1は、キャンバー角調整用部材20と、トー角調整用部材30と、フランジ40と、を備える。
キャンバー角調整用部材20には連結部21が形成されており、この連結部21がボルト等によってホイールのハブに連結される。キャンバー角調整用部材20は、天井部22と左右のウイング部23、24を有し、天井部22と左右のウイング部23、24がトー角調整用部材30に被さる形で取り付けられる。左右のウイング部23、24には、略円弧状の溝部25、26が形成されており、溝部25、26の所望の位置においてボルト及びナットによりトー角調整用部材30の穴部34、35に取り付けられる。
この溝部25、26におけるボルト締結位置を変更することにより、キャンバー角調整用部材20のトー角調整用部材30に対する略車両軸方向(進行方向)周りの回転角を調整可能となっている。これにより、ホイールの車体に対する略車両軸方向周りの回転角、すなわちキャンバー角が調整可能となる。
トー角調整用部材30は、底部31と左右のウイング部32、33を有する。左右のウイング部32、33には、前述のキャンバー角調整用部材20とボルト締結されるための穴部34、35、及び略円弧状の溝部36が形成されている。また、底部31にも、略円弧状の溝部37が形成されている。トー角調整用部材30は、溝部36、37の所望の位置においてボルト等によりフランジ40の穴部44、45に取り付けられる。
この溝部36、37におけるボルト締結位置を変更することにより、トー角調整用部材30のフランジ40に対する略鉛直方向(進行方向)周りの回転角を調整可能となっている。これにより、ホイールの車体に対する略鉛直方向周りの回転角、すなわちトー角が調整可能となる。
フランジ40は、溶接等によってアーム部11に接合される。フランジ40は、底部41と左右のウイング部42、43を有する。一方のウイング部42には、前述のトー角調整用部材30とボルト締結されるための穴部44が形成されている。また、底部31にも、前述のトー角調整用部材30とボルト締結されるための穴部45が形成されている。穴部45には、溶接ナットが取り付けられる。
図3は、アライメント調整機構1の各構成要素を連結させた状態を示す完成図である。このように、アライメント調整機構1は、車両に搭載された後においても、ボルトをゆるめてから位置決めし、再度ボルト締結することによって簡便且つ精緻にトー角やキャンバー角を調整することができる。
また、アライメント調整機構1は、トー角調整用部材30及びキャンバー角調整用部材20が互いに取り付けられた状態で、ドライブシャフトを貫通させるための貫通路50を形成する。これによって、飛び石によるドライブシャフトのブーツ破れ等の不都合を抑制することができる。
本実施例のアライメント調整機構1によれば、より簡便且つ精緻にトー角やキャンバー角を調整することができる。また、ドライブシャフトを貫通路50に貫通させることにより、飛び石によるドライブシャフトのブーツ破れ等の不都合を抑制することができる。
<第2実施例>
以下、本発明の第2実施例に係るトーションビーム式サスペンションのアライメント調整機構2(以下、単に「アライメント調整機構2」と称する)について説明する。アライメント調整機構2は、後輪をドライブシャフトが駆動しない前輪駆動車に適用されると好適である。
図4は、前輪駆動車における一般的なトーションビーム式サスペンションの主要な部材を示す上面図である。中空のブラケット13に代えてフランジ15が接合されている他は図1と同様であるため、各構成要素についての詳細な説明は省略する。本実施例のアライメント調整機構2は、フランジ15に置換されることにより、トー角やキャンバー角の調整を可能とする。
図5は、アライメント調整機構2の各構成要素を示す分解図である。アライメント調整機構1は、キャンバー角調整用部材60と、トー角調整用部材70と、フランジ80と、を備える。
キャンバー角調整用部材60には連結部61が形成されており、この連結部61がボルト等によってホイールのハブに連結される。キャンバー角調整用部材60は、連結部61を中心として左右のアーム部62、63を有する略コ字状の形状をしており、トー角調整用部材70に被さる形で取り付けられる。左右のアーム部62、63には、略円弧状の溝部64、65が形成されており、溝部64、65の所望の位置においてボルト及びナットによりトー角調整用部材70の穴部75、76に取り付けられる。
この溝部64、65におけるボルト締結位置を変更することにより、キャンバー角調整用部材60のトー角調整用部材70に対する略車両軸方向(進行方向)周りの回転角を調整可能となっている。これにより、ホイールの車体に対する略車両軸方向周りの回転角、すなわちキャンバー角が調整可能となる。
トー角調整用部材70は、略円弧状の断面を有する(円柱の一部と略同一の形状を有する)部分を含む中央部71と、左右のアーム部72、73を有する略U字状の形状をしている。中央部71には、溝部74が形成されている。また、左右のアーム部72、73には、前述のキャンバー角調整用部材60とボルト締結されるための穴部75、76が形成されている。トー角調整用部材70は、溝部74の所望の位置においてボルト等によりフランジ80の穴部81に取り付けられる。
この溝部74におけるボルト締結位置を変更することにより、トー角調整用部材70のフランジ80に対する略鉛直方向(進行方向)周りの回転角を調整可能となっている。これにより、ホイールの車体に対する略鉛直方向周りの回転角、すなわちトー角が調整可能となる。
フランジ80は、溶接等によってアーム部11に接合される。フランジ80は、トー角調整用部材70の中央部71と摺接するための略円弧状の断面を有する(円柱の一部と略同一の形状を有する)。フランジ80がアーム部11に適切に接合されるために、アーム部11は、円形断面で切断されると好適である。フランジ80には、前述のトー角調整用部材70とボルト締結されるための穴部81が形成されている。穴部81には、溶接ナットが取り付けられる。
図6は、アライメント調整機構2の各構成要素を連結させた状態を示す完成図である。このように、アライメント調整機構2は、車両に搭載された後においても、ボルトをゆるめてから位置決めし、再度ボルト締結することによって簡便且つ精緻にトー角やキャンバー角を調整することができる。
本実施例のアライメント調整機構2によれば、より簡便且つ精緻にトー角やキャンバー角を調整することができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、実施例において例示した穴部やボルト締結箇所の数は、あくまで一例であり、強度を確保するために、より多くのボルト締結を行なうものとしてもよい。
本発明は、自動車製造業や自動車部品製造業等に利用可能である。
後輪をドライブシャフトが駆動する車両における、一般的なトーションビーム式サスペンションの主要な部材を示す上面図である。 アライメント調整機構1の各構成要素を示す分解図である。 アライメント調整機構1の各構成要素を連結させた状態を示す完成図である。 前輪駆動車における一般的なトーションビーム式サスペンションの主要な部材を示す上面図である。 アライメント調整機構2の各構成要素を示す分解図である。 アライメント調整機構2の各構成要素を連結させた状態を示す完成図である。 一般的なトーションビーム式サスペンションにおいて溶接が行なわれる部位を破線で示した図である。
符号の説明
1、2 トーションビーム式サスペンションのアライメント調整機構
10 トーションバー
11 アーム部
12 トレーリングアーム
13 ブラケット
14 シート
15 フランジ
20、60 キャンバー角調整用部材
30、70 トー角調整用部材
40、80 フランジ
50 貫通路

Claims (2)

  1. トーションビーム式サスペンションのアライメント調整機構であって、
    トーションビームに、該トーションビームに対する略鉛直方向周りの回転角を調整可能に取り付けられるトー角調整用部材と、
    前記トー角調整機構に、前記トー角調整機構に対する略車両軸方向周りの回転角を調整可能に取り付けられると共に、ホイールに連結されるキャンバー角調整用部材と、
    を備えるトーションビーム式サスペンションのアライメント調整機構。
  2. 四輪駆動車又は後輪駆動車に搭載される請求項1に記載のトーションビーム式サスペンションのアライメント調整機構であって、
    前記トー角調整用部材及びキャンバー角調整用部材が互いに取り付けられた状態で、前記トー角調整用部材及びキャンバー角調整用部材がドライブシャフトを貫通させるための貫通路を形成する、
    トーションビーム式サスペンションのアライメント調整機構。
JP2008260464A 2008-10-07 2008-10-07 トーションビーム式サスペンションのアライメント調整機構 Pending JP2010089601A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014167689A1 (ja) * 2013-04-11 2014-10-16 株式会社ヨロズ トーションビーム式サスペンション
CN113221249A (zh) * 2021-05-19 2021-08-06 东风汽车集团股份有限公司 一种多连杆后悬架杆系解耦方法

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