JP2010088724A - ハンディ型トレーニング機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者の安全を確保し、かつ場所を選ばず使用者にトレーニングを行わせることのできるトレーニング機器を提供する。
【解決手段】トレーニング機器11は、使用者により把持される一対のグリップ部21が中間固定部22により接続されて一体的に固定されている。また、中間固定部22には、測定部23が設けられており、測定部23により、中間固定部22の僅かな変形が検出される。使用者が2つのグリップ部21を外側方向に引っ張ると、測定部23により中間固定部22の変形が検出され、その変形量から使用者の筋力が算出されて表示部24に表示される。また、表示部24には、目標とすべき筋力も表示される。使用者は、目標とすべき筋力と、自分自身の実筋力とを見ながら安全にトレーニングを行うことができる。本発明は、トレーニング機器に適用することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、使用者の安全を確保するとともに、場所を選ばず使用者にトレーニングを行わせることができるようにしたハンディ型トレーニング機器に関する。
従来、どこでも簡単に使用できる筋力トレーニングの運動器具として、エキスパンダが広く知られている。エキスパンダは、ばねの両端に把持部が設けられたトレーニング機器であり、使用者は、左右の手で把持部を引っ張ってトレーニングを行う。
また、据え置き型のトレーニング機器には、トレーニング中に使用者が加えた負荷を時系列に表示するものもある(例えば、特許文献1参照)。このトレーニング機器によれば、使用者は、表示された負荷、つまり使用者の実筋力を見て、力加減を調整しながらトレーニングを行うことができる。
特許第3994093号公報
しかしながら、上述したトレーニング機器では、使用者の安全を確保しつつ、場所を選ばずに使用者にトレーニングを行わせることは困難であった。
例えば、エキスパンダを用いたトレーニングでは、使用者が大きな力を使う場合には、ばねの伸びも大きくなり、その分だけばねによる反作用も大きくなる。したがって、ばねが大きく伸びている状態で使用者が力を抜くと、大きな跳ね返りがあり、使用者が関節などを痛めてしまう恐れがあった。
また、エキスパンダでは、使用者は、どの程度の力を発揮してトレーニングを行えばよいかを知ることができないので、使用者がむやみに力を入れ過ぎて筋肉を傷める恐れもある。そのため、エキスパンダは、非力で骨折し易い高齢者などがトレーニングに用いるのには不向きであった。
さらに、据え置き型のトレーニング機器では、使用者は力を加減しながらトレーニングを行うことはできるが、そのトレーニング機器を使用者が持ち運ぶことは困難であるため、使用者は場所を選ばずにトレーニングを行うことができない。据え置き型のトレーニング機器には、使用者に負荷をかけるための重りや、その重りを吊るすワイヤ、使用者の座る椅子などが設けられているため、小型化も困難である。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、使用者の安全を確保するとともに、場所を選ばず使用者にトレーニングを行わせることができるようにするものである。
本発明のハンディ型トレーニング機器は、使用者により把持される一対のグリップ部と、前記グリップ部同士を接続する中間固定部と、前記中間固定部に設けられ、前記使用者による前記グリップ部への負荷により生じた前記中間固定部の変形を検出する変形検出部と、前記変形検出部による検出結果に基づいて前記中間固定部の変形量を求めることで、前記使用者の筋力を算出する算出部と、前記算出部により算出された前記筋力と、前記使用者が目標とすべき目標筋力とを表示する表示部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、使用者の安全を確保するとともに、場所を選ばず使用者にトレーニングを行わせることができる。
以下、図面を参照して、本発明を適用した実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用したトレーニング機器の一実施の形態の外観の構成例を示す図である。
トレーニング機器11には、使用者により把持される一対のグリップ部21−1およびグリップ部21−2が設けられており、これらのグリップ部21−1と、グリップ部21−2とは、中間固定部22により一体となるように接続されている。なお、以下、グリップ部21−1およびグリップ部21−2を個々に区別する必要のない場合、単にグリップ部21とも称する。
グリップ部21は、図中、縦方向に長い棒形状の部材からなり、2つのグリップ部21が横方向に並ぶようにして中間固定部22に固定されている。また、中間固定部22の互いに対向する2つの側面には、それぞれ図中、横方向に長い長方形状の2つの測定部23−1および測定部23−2が設けられている。これらの測定部23−1および測定部23−2により、中間固定部22の図中、横方向への負荷が測定され、その測定結果から使用者の筋力が算出される。
中間固定部22の中央には表示部24が固定されており、表示部24には、測定された使用者の筋力である実筋力や、使用者がトレーニング時に目標とすべき筋力である目標筋力などが表示される。また、表示部24には、使用者により操作される入力部25が設けられている。入力部25はボタンなどからなり、使用者の入力部25に対する操作により各種の情報が入力される。
さらに、中間固定部22の内部には位置センサ26が設けられており、位置センサ26により、使用者の左右の腕の力のバランスが測定される。なお、以下、測定部23−1および測定部23−2を個々に区別する必要のない場合、単に測定部23とも称する。
このようなトレーニング機器11を用いて筋力トレーニングを行う場合、使用者は、図2に示すように、表示部24の表示画面を自分自身に向けてグリップ部21を握る。
すなわち、使用者は、右手51でグリップ部21−2を握り、左手52でグリップ部21−1を握って、通常のエキスパンダを使う要領でグリップ部21を外側方向に引っ張ったり、内側方向に押したりしてトレーニングを行う。ここで、外側方向とは、グリップ部21同士が互いに離れる方向をいい、内側方向とは、グリップ部21同士が互いに近づく方向をいう。
中間固定部22は、エキスパンダのばねの部分に相当する部位であるが、中間固定部22は、使用者によりグリップ部21に負荷が加えられても、使用者には中間固定部22が変形しているとは感じられない程度に剛性が高い部材から形成されている。そのため、中間固定部22は、エキスパンダとは異なり、負荷が加えられても反作用も小さく、中間固定部22自体の動きもなく、跳ね返りなどもないため、使用者がグリップ部21に力を加えても腕や関節を痛めてしまうようなことはない。したがって、使用者の安全を確保することができる。
このように、使用者がグリップ部21に対して外側方向または内側方向に力を加えると、中間固定部22に負荷がかかるため、中間固定部22は、その材料の特性に応じて僅かに変形する。そして、その状態から使用者が力を抜くと、中間固定部22への負荷がなくなり、中間固定部22の変形も戻る。つまり、中間固定部22は元の形状に戻る。
トレーニング機器11では、使用者がグリップ部21に負荷を加えたときに生じる、微量の中間固定部22の伸縮が測定部23により検出されて、使用者がグリップ部21(中間固定部22)に加えた負荷の量、すなわち使用者の実筋力が算出される。
算出された実筋力は、目標筋力とともに表示部24に表示されるため、使用者は、リアルタイムで、それらの2つの筋力の値を見比べながら、グリップ部21に加える力を加減することができる。これにより、使用者が必要以上に無理な力を発揮することを防止することができ、安全性の向上を図ることができる。
次に、図3は、トレーニング機器11の機能的な構成例を示すブロック図である。なお、図3において、図1における場合と対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜、省略する。
測定部23−1および測定部23−2は、例えば、物体に発生する微小な伸縮(変形)を検出する歪みゲージから構成され、中間固定部22の変形量を測定して、その測定結果を増幅部81−1および増幅部81−2に供給する。
すなわち、使用者により負荷が加えられて中間固定部22が変形すると、その中間固定部22に固定された測定部23としての歪みゲージも変形するので、歪みゲージ内部の電気抵抗が変化する。測定部23−1および測定部23−2は、歪みゲージの変形により変化する電気抵抗値を増幅部81−1および増幅部81−2に供給する。この電気抵抗値の変化は、グリップ部21に対して加えられた負荷の大きさと、その負荷の方向とを示しているので、電気抵抗値から中間固定部22の変形量が求まる。
なお、トレーニング機器11では、中間固定部22の形状の変化(伸縮)に基づいて使用者の筋力が測定されるので、より測定精度を向上させるためには、中間固定部22の剛性は、グリップ部21の剛性よりも低いことが望ましい。
増幅部81−1および増幅部81−2は、例えば、アンプリファイアからなり、測定部23−1および測定部23−2から供給された電気抵抗値を増幅させて、制御部82に供給する。なお、以下、増幅部81−1乃至増幅部81−2を個々に区別する必要のない場合、単に増幅部81とも称する。
位置センサ26は、使用者の左右の力のバランスを測定する。すなわち、位置センサ26は、例えば加速度センサなどからなり、トレーニング機器11にかかる加速度を検出し、検出された加速度を使用者の力のバランスの測定結果として制御部82に供給する。この加速度によりトレーニング機器11の移動方向が求まり、移動方向から使用者の力が左右のどちらに偏っているかが特定される。すなわち、検出された移動方向が、使用者の力の偏っている方向とされる。
制御部82は、トレーニング機器11全体の動作を制御する。例えば、制御部82は、増幅部81から供給された電気抵抗値に基づいて使用者の実筋力を算出し、算出した実筋力を表示部24に表示させる。また、制御部82は、入力部25から供給された使用者の操作に応じた信号に基づいて目標筋力を求め、表示部24に表示させたり、位置センサ26から供給された測定結果に基づいて、表示部24に使用者の力のバランスの測定結果を表示させたりする。
ところで、使用者がトレーニング機器11の入力部25に対する操作を行って、筋力トレーニングの開始を指示すると、入力部25から制御部82には、使用者の操作に応じた信号が供給される。すると、制御部82は、その信号に応じて、使用者に筋力トレーニングを行わせる処理であるトレーニング管理処理を開始する。
以下、図4のフローチャートを参照して、トレーニング機器11によるトレーニング管理処理について説明する。
なお、筋力トレーニングには、使用者がグリップ部21を外側方向に引っ張るトレーニングと、内側方向に押すトレーニングとがあるが、以下においては、外側方向に引っ張るトレーニングが行われる場合を例として説明する。
ステップS11において、トレーニング機器11は、使用者が最大限の力を発揮したときの筋力である最大筋力を測定する。例えば、制御部82は、図示せぬメモリから画像データを読み出して表示部24に供給する。そして、表示部24は、制御部82からの画像データに基づいて、使用者に最大限の力でグリップ部21を外側方向に引っ張ることを指示するメッセージを表示する。
表示部24にメッセージが表示されると、使用者は、そのメッセージに従って、グリップ部21を外側方向に引っ張る。すると、中間固定部22は、2つのグリップ部21により引っ張られて外側方向に伸び、測定部23としての歪みゲージも外側方向に伸びる。これにより、測定部23から増幅部81を介して制御部82に供給される電気抵抗値が変化する。
制御部82は、供給された電気抵抗値の変化から中間固定部22の変形量を求め、その変形量に基づいて使用者の最大筋力を算出する。例えば、使用者の筋力の算出には、中間固定部22の変形量と、その変形量および中間固定部22の材質から予め求められた筋力の値とが対応付けられている変換テーブルが用いられる。すなわち、制御部82は、予め用意された変換テーブルから、電気抵抗値の変化により求めた変形量に対応付けられている筋力の値を読み出して、その値を最大筋力とする。
ステップS12において、入力部25は、使用者からのトレーニングに関するアンケートの入力を受け付ける。すなわち、制御部82は、図示せぬメモリからトレーニングに関するアンケートを表示させるデータを読み出して表示部24に供給する。そして、表示部24は、制御部82からのデータに基づいてアンケートを表示する。
このアンケートは、使用者のトレーニングのメニュー(内容)を決めるために行われるものであり、使用者は入力部25を操作して、自分自身の年齢やトレーニングの目的といった使用者の状況を入力する。このようにしてアンケートの回答が入力されると、制御部82は、入力部25から供給された、アンケートの回答内容を示す信号と、測定された最大筋力とに基づいて、予め用意された複数のメニューのなかから、使用者に課すメニューを選択する。
例えば、メニューの選択時には、高齢者に対しては最大筋力をあまり使わないような比較的穏やかな運動(トレーニング)のメニューが選択され、若い使用者に対しては、最大筋力を多く使うトレーニングのメニューが選択される。さらに、使用者のトレーニングの目的に応じて、最大筋力以上の実筋力が出せるように、筋力を高めることを狙ったトレーニングのメニューなども選択される。
トレーニングのメニューは、具体的には、最大筋力の80%の筋力を目標筋力として、3分間、実筋力が目標筋力と同じ値となるように、グリップ部21を引っ張った状態を維持する運動を、インターバルを挟んで3回繰り返すといったものなどとされる。
このように、制御部82は、使用者の最大筋力、年齢、トレーニングの目的の少なくとも1つを用いて、目標筋力、トレーニング時間、またはトレーニング回数の少なくとも1つが互いに異なる複数のメニューのうちの1つを選択する。なお、使用者が入力部25を操作することにより、トレーニングのメニューを直接選択できるようにしたり、メニューにおける目標筋力を自由に設定したりできるようにしてもよい。
トレーニングのメニューが選択されると、制御部82は、選択したメニューに応じて図示せぬメモリから読み出したデータを表示部24に供給し、表示部24にメニューにより示されるトレーニング時の目標筋力の表示を指示する。
ステップS13において、表示部24は、制御部82からのデータに基づいて、トレーニングの目標筋力、より詳細には目標筋力等が表示される、トレーニングのメニューに応じた筋力表示画面を表示する。これにより表示部24には、例えば図5に示す筋力表示画面が表示される。
図5の筋力表示画面は、実筋力を目標筋力と同じ値に維持する静的なトレーニングを行うときの筋力表示画面の表示例である。
筋力表示画面には、最大筋力、目標筋力、および実筋力と、それらの筋力の値の大きさを表す矢印が表示されている。例えば、文字「目標筋力 80%」は、目標筋力が最大筋力の80%の値であることを示しており、文字「実筋力 85%」は、実筋力が最大筋力の85%の値であることを示している。実筋力の大きさを表す数値および矢印は、トレーニング機器11において実筋力の測定が行われるたびにリアルタイムで更新される。
このように、筋力表示画面には、最大筋力を基準とする目標筋力および実筋力の大きさが、数値および矢印により表示されるので、使用者は筋力表示画面を見ながら発揮すべき力を視覚的に把握することができる。これにより、使用者が必要以上に無理することを防止し、使用者に安全にトレーニングを行わせることができる。
また、筋力表示画面の図中、下側には、使用者がグリップ部21に加えた負荷の左右のバランスを表す3本の縦棒が表示されている。3本の縦棒のうち真ん中の縦棒は、バランスの中心を示しており、その真ん中の縦棒の左右に位置する2つの縦棒の中心が、真ん中の縦棒に対して図中、左右のどちらかにずれている場合、それらの3本の縦棒は、負荷の左右のバランスに偏りがあることを表している。
例えば、図5の例では、外側に位置する2本の縦棒が、真ん中の縦棒に対して図中、左側に偏っている。この場合、使用者がグリップ部21を外側方向に引っ張るトレーニングを行っているのであれば、3本の縦棒は、使用者の左手の力が右手の力よりも強いために、中間固定部22に加えられる負荷のバランスが左手側に偏っていることを表している。
また、例えば、目標筋力が時間とともに変化し、実筋力を目標筋力の変化に合わせて同じ値で変化させる動的なトレーニングを行う場合、表示部24には、図6に示す筋力表示画面が表示される。
図6の筋力表示画面には、縦軸を筋力とし、横軸を時間とする目標筋力および実筋力の時間的な変化を示すグラフが表示されている。このグラフにおいて、曲線K11および曲線K12は、それぞれ各時刻における目標筋力および実筋力を示している。
曲線K11は波形状の曲線となっており、曲線K11により示される目標筋力は、設定された目標筋力の最大値と最小値との間で規則的に増減する。動的なトレーニングでは、使用者は、曲線K11に示される目標筋力の変化に合わせて、実筋力が目標筋力と同じ値となるようにグリップ部21への負荷を加減する。曲線K12は、その結果としてグリップ部21に加えられた使用者の実筋力を示している。
また、グラフには、測定された最大筋力も表示されており、使用者は、最大筋力に対して目標筋力および実筋力がどの程度の力であるかを簡単に知ることができる。このように、筋力表示画面には、最大筋力とともに、目標筋力および実筋力が時系列にグラフ表示されるので、使用者は筋力表示画面を見ながら発揮すべき力を視覚的に把握することができ、安全にトレーニングを行うことができる。
さらに、筋力表示画面の図中、下側には、使用者がグリップ部21に加えた負荷の左右のバランスを表す円が表示されている。この円近傍の縦棒はバランスの中心を示しており、円が縦棒に対して図中、左右のどちらかにずれている場合、使用者による負荷の左右のバランスに偏りがあることを表している。
例えば、図6の例では、円が縦棒に対して図中、左側に偏っている。したがって、この円のずれは、使用者によりグリップ部21が外側方向に引っ張られているのであれば、使用者の左手の力が右手の力よりも強いために、中間固定部22に加えられる負荷のバランスが左手側に偏っていることを表している。
このように、表示部24に筋力表示画面が表示されると、使用者は、表示された筋力表示画面を見ながらグリップ部21に負荷を加え、実際のトレーニングを開始する。なお、トレーニングの開始直後においては、まだ実筋力の測定がされていないので、筋力表示画面には、実筋力は表示されない。
図4のフローチャートの説明に戻り、ステップS14において、測定部23は使用者の実筋力を測定する。すなわち、測定部23は中間固定部22の変形量に応じた電気抵抗値を増幅部81を介して制御部82に供給し、制御部82は、供給された電気抵抗値の変化から中間固定部22の変形量を求め、その変形量および変換テーブルから使用者の実筋力を算出する。
ステップS15において、位置センサ26は、使用者の左右の力のバランスを測定する。すなわち、位置センサ26は、トレーニング機器11にかかった加速度を検出して制御部82に供給し、制御部82は供給された加速度から、使用者の力が左右のどちらに偏っているかを特定する。
ステップS16において、制御部82は表示部24を制御して、筋力表示画面に測定した実筋力と、使用者の力の左右のバランスとを表示させる。
このようにして筋力表示画面が更新されると、使用者は、更新された筋力表示画面を見ながら実筋力が目標筋力となるように、また、左右のバランスがとれるように、発揮する左右の手の力を加減する。
ステップS17において、制御部82は、必要に応じて表示部24への注意表示を行う。例えば、制御部82は、測定された実筋力、使用者の年齢、最大筋力等に基づいて、使用者が無理なトレーニングを行っていると判定した場合には、発揮する力を弱めることを指示するメッセージを表示部24に表示させる。
例えば、高齢者などが、最大筋力に達するような力を繰り返し発揮している場合には、骨折等の恐れがあるため、使用者の安全を確保するために、使用者に対して注意を促すメッセージが表示される。このように、必要に応じて使用者に注意を促すことにより、トレーニングの安全性の向上を図ることができる。
ステップS18において、制御部82はトレーニングを終了するか否かを判定する。例えば、実行中のトレーニングのメニューにおいて規定された回数または時間だけ、そのメニューの運動が行われた場合、トレーニングを終了すると判定される。
ステップS18において、終了しないと判定された場合、処理はステップS13に戻り、上述した処理が繰り返される。
これに対して、ステップS18において、終了すると判定された場合、ステップS19において、制御部82は、再トレーニングを行うか否かを判定する。例えば、使用者により入力部25が操作され、再度のトレーニングが指示されると、再トレーニングを行うと判定される。
ステップS19において、再トレーニングを行うと判定された場合、処理はステップS11に戻り、上述した処理が繰り返される。
一方、ステップS19において、再トレーニングを行わないと判定された場合、トレーニング管理処理は終了する。
以上のようにして、トレーニング機器11は、使用者の目標筋力および実筋力をリアルタイムで表示する。これにより、使用者に安全にトレーニングを行わせることができる。また、トレーニング機器11では、使用者のアンケートに対する回答と、最大筋力とに応じて、複数のトレーニングのメニューのなかから、適切なメニューが選択される。したがって、高齢者には安全に配慮した負荷、若者には筋力増強に配慮した負荷など、使用者の年齢や目的に応じて最適なトレーニングを提供することができる。
さらに、トレーニング機器11では、中間固定部22の変形量を求めることで使用者の実筋力が算出されるので、中間固定部22に測定部23を設けるという簡単な構成で、使用者の実筋力の測定が可能となる。これにより、トレーニング機器11の小型化を図ることができ、その結果、使用者が簡単に持ち運びでき、場所を選ばずにどこでもトレーニングを行うことのできるハンディ型のトレーニング機器を実現することができる。
なお、以上においては、トレーニング機器11を用いて、グリップ部21に対して外側方向または内側方向に負荷を加える運動ができると説明した。
例えば、グリップ部21に対して外側方向に負荷を加えた場合、2つの測定部23からの電気抵抗の変化は、ともに中間固定部22が外側方向に伸びる変形を示すものとなるので、制御部82は、電気抵抗の変化からグリップ部21に対する外側方向への負荷を知ることができる。同様に、制御部82は、グリップ部21に対する内側方向の負荷も、中間固定部22が内側方向に縮む変形を示す2つの電気抵抗値から知ることができる。
さらに、中間固定部22が図1中、横方向に伸縮する運動に限らず、中間固定部22が折り曲げられる(ねじられる)運動がされてもよい。この場合においても、2つの測定部23は負荷に応じて変形するため、使用者の筋力を算出することが可能である。
例えば、使用者により、図7Aに示すようにトレーニング機器11に負荷が加えられていない状態から、図7Bに示すように、図中、矢印の方向に負荷がかけられる運動がされてもよい。つまり、グリップ部21の図中、下側の端同士がより近づき、上側の端同士がより遠ざかるようにグリップ部21に対して負荷が加えられる。
この場合には、中間固定部22の図中、上側に設けられた測定部23−2からの電気抵抗値の変化は、中間固定部22が外側方向に伸びる変形を示すものとなり、中間固定部22の下側に設けられた測定部23−1からの電気抵抗値の変化は、中間固定部22が内側に縮む変形を示すものとなる。したがって、制御部82は、これらの2つの電気抵抗値の変化から、中間固定部22が図中の矢印に示される方向に折り曲げられたことを知ることができる。
同様に、グリップ部21の図中、下側の端同士がより遠ざかり、上側の端同士がより近づくようにグリップ部21に対して負荷が加えられたときも、図7Bの例とは逆の電気抵抗値の変化が得られるので、制御部82は、中間固定部22に対する負荷の方向を知ることができる。
さらに、中間固定部22に2つの測定部23ではなく、それ以上の数の測定部23を設けることで、使用者は、より多くの方向に負荷を加える運動をすることができる。例えば、中間固定部22の図1中、手前側と、奥側との両方に新たに測定部23を設けると、中間固定部22を使用者から見て前後方向に折り曲げたり、それぞれ前後逆方向にねじったりする運動をすることができる。これらの運動についても、制御部82は、新たな2つの測定部23からの電気抵抗値の変化により、どの方向に負荷が加えられたかを知ることができる。
通常のエキスパンダでは、使用者はエキスパンダを一方向に引っ張る運動しかすることはできず、単調なトレーニングになりがちであるが、トレーニング機器11では、複数の測定部23を設けることで、より多くの種類の運動をすることができるようになる。したがって、使用者は、より多くの部分の筋力を、より楽しく、飽きずに鍛えることができる。
なお、トレーニングにおいては、グリップ部21を外側方向に引っ張るなどの1つの運動だけでなく、複数の運動が組み合わされて行われるメニューを設けてもよい。
例えば、複数の運動の組み合わせとして、グリップ部21に対して負荷を加える方向を、外側方向および内側方向に順番に変えることが考えられる。そのような場合、例えば、図6に示した目標筋力の最大値と最小値とが、互いに異なる方向の筋力とされる。
また、以上においては、1つの中間固定部22により一対のグリップ部21同士が接続される例について説明したが、2つのグリップ部21を接続する部位は、複数であってもよい。そのような場合、トレーニング機器11は、例えば、図8に示すように構成される。なお、図8において、図1における場合と対応する部分には、同一の符号を付してあり、その説明は適宜、省略する。
図8に示すトレーニング機器11では、2つのグリップ部21が2つの中間固定部121−1および中間固定部121−2により接続されている。すなわち、グリップ部21の図中、下側の端同士が中間固定部121−1により接続され、グリップ部21の上側の端同士が中間固定部121−2により接続されている。
また、中間固定部121−1には測定部23−1が設けられ、中間固定部121−2には、測定部23−2が設けられて、それらの測定部23を構成する歪みゲージの変形により生じた電気抵抗値の変化から、使用者の実筋力が算出される。さらに、中間固定部121−2には、表示部24が設けられている。
このように、グリップ部21の両端同士を中間固定部121−1および中間固定部121−2により接続することで、グリップ部21の中央部分が握りやすくなり、トレーニング機器11の使い勝手を向上させることができる。
以上のように、トレーニング機器11の僅かな変形を検知して使用者の実筋力を測定する構成とするとともに、目標筋力および実筋力を表示するようにしたので、より安全性が高く、かつ場所を選ばずどこでもトレーニングのできるハンディ型のトレーニング機器11を提供することができる。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
本発明を適用したトレーニング機器の一実施の形態の外観の構成例を示す図である。 トレーニング機器の使用例を示す図である。 トレーニング機器の機能的な構成例を示す図である。 トレーニング管理処理を説明するフローチャートである。 筋力表示画面の例を示す図である。 筋力表示画面の例を示す図である。 トレーニング機器の他の使用例を示す図である。 トレーニング機器の他の外観の構成例を示す図である。
符号の説明
11 トレーニング機器, 21−1,21−2,21 グリップ部, 22 中間固定部, 23−1,23−2,23 測定部, 24 表示部, 26 位置センサ, 82 制御部, 121−1,121−2 中間固定部

Claims (4)

  1. 使用者により把持される一対のグリップ部と、
    前記グリップ部同士を接続する中間固定部と、
    前記中間固定部に設けられ、前記使用者による前記グリップ部への負荷により生じた前記中間固定部の変形を検出する変形検出部と、
    前記変形検出部による検出結果に基づいて前記中間固定部の変形量を求めることで、前記使用者の筋力を算出する算出部と、
    前記算出部により算出された前記筋力と、前記使用者が目標とすべき目標筋力とを表示する表示部と
    を備えることを特徴とするハンディ型トレーニング機器。
  2. 前記ハンディ型トレーニング機器の移動方向を検出する位置検出部をさらに備え、
    前記算出部は、前記位置検出部により検出された前記移動方向に基づいて、前記使用者による負荷の左右のバランスの偏りを求め、
    前記表示部は、前記左右のバランスの偏りを表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載のハンディ型トレーニング機器。
  3. 前記中間固定部には、前記変形検出部として、少なくとも1つの方向への前記中間固定部の変形を検出する歪みゲージが設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のハンディ型トレーニング機器。
  4. 前記使用者の筋力、年齢、またはトレーニングの目的の少なくとも1つに基づいて、前記使用者が前記グリップ部に対して負荷をかけるトレーニングのメニューであって、前記目標筋力、トレーニング時間、またはトレーニング回数の少なくとも1つが互いに異なる複数のメニューから、前記使用者に行わせるメニューを選択する選択部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のハンディ型トレーニング機器。
JP2008262845A 2008-10-09 2008-10-09 ハンディ型トレーニング機器 Withdrawn JP2010088724A (ja)

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