JP2010088149A - インバータ制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】モータインバータ41からモータ39に出力される2相間の電圧Vu−v、Vw−vのそれぞれのレベルが切り替わるタイミングの所定時間t1前から所定時間t1の2倍の所定時間t2後まで、交流電流Iu、Iv、Iwを保持し、保持した交流電流、又は、保持しなかった交流電流と、外部から入力される指令値とに基づいて、モータインバータ41からモータ39に出力される各相のそれぞれの電圧が矩形波になるようにモータインバータ41の各スイッチング素子42〜47のそれぞれのオン、オフを制御する。
【選択図】図1
Description
図3に示すインバータ制御装置30は、位置速度算出部31と、電流算出部32と、電流変換部33と、電流テーブル34と、指令電圧出力部35と、電圧変換部36と、制御信号生成部37とを備えて構成されている。
電流テーブル34は、外部(例えば、ECU(Engine Control Unit)など)から入力される指令値(例えば、モータ39の回転数やトルクなど)と、回転速度ωと、モータ39のd軸方向に流すべき指令電流id1(d軸指令電流)及びモータ39のq軸方向に流すべき指令電流iq1(q軸指令電流)とが対応付けられて格納されており、指令値と回転速度ωとが入力されると、それらに対応する指令電流id1、iq1を出力する。
電圧変換部36は、ロータの現在の位置θに基づいて、指令電圧Vd、Vqを、指令電圧Vu、Vv、Vwに変換する。
図4(b)に示すように、交流電流Iuに重畳される各次の高調波成分のうち5次、7次の高調波成分の振幅が大きいことがわかる。
すなわち、本発明のインバータ制御装置は、モータインバータに備えられる複数のスイッチング素子がそれぞれオン、オフすることによりモータインバータからモータに流れる各相の交流電流に基づいて、前記モータインバータから前記モータに出力される各相のそれぞれの電圧が矩形波になるように前記各スイッチング素子のそれぞれのオン、オフを制御するインバータ制御装置であって、前記各相の電圧に基づいて前記各相の交流電流を算出する電流算出手段と、前記各相の電圧のうち2相間の電圧レベルが切り替わるタイミングの第1の所定時間前から前記第1の所定時間より長い第2の所定時間後まで、前記各相の交流電流を保持するサンプルホールド手段と、前記サンプルホールド手段により保持された前記各相の交流電流、又は、前記サンプルホールド手段により保持されなかった前記各相の交流電流と、外部から入力される指令値とに基づいて、前記各スイッチング素子のそれぞれのオン、オフを制御する制御手段とを備える。
また、前記制御手段は、モータ位置センサにより検出される前記モータのロータの位置情報に基づいて前記ロータの現在の位置及び回転速度を算出する位置速度算出手段と、前記指令値と、前記位置速度算出手段により算出される回転速度と、前記モータのd軸方向に流すべきd軸指令電流及び前記モータのq軸方向に流すべきq軸指令電流とが対応付けられて格納される電流テーブルと、前記サンプルホールド手段により保持された前記各相の交流電流、又は、前記サンプルホールド手段により保持されなかった前記各相の交流電流を前記ロータの現在の位置に基づいて前記モータのd軸方向に流れるd軸電流及び前記モータのq軸方向に流れるq軸電流に変換する電流変換手段と、前記指令値及び前記回転速度により前記電流テーブルから取り出されたd軸指令電流及びq軸指令電流、並びに、前記電流変換手段により変換されたd軸電流及びq軸電流に基づいてd軸指令電圧及びq軸指令電圧を出力する指令電圧出力手段と、前記指令電圧出力手段から出力されたd軸指令電圧及びq軸指令電圧を前記ロータの現在の位置に基づいて前記各相にそれぞれ対応する指令電圧に変換する電圧変換手段と、前記電圧変換手段により変換される各指令電圧に基づいて前記各スイッチング素子のオン、オフを制御するための制御信号を生成する制御信号生成手段とを備えるように構成してもよい。
図1は、本発明の実施形態のインバータ制御装置を示す図である。なお、図3に示す構成と同じ構成には同じ符号を付している。
また、上記実施形態において所定時間t2は、所定時間t1の2倍に設定しているが、所定時間t1、t2はそれぞれ任意な値に設定可能である。
図2(c)に示すように、所定時間t2を一番長くした場合(一点鎖線)、交流電流Iuに重畳する5次、7次の高調波成分の振幅が最も低減することがわかる。
このように、本実施形態のインバータ制御装置1では、モータインバータ41からモータ39に出力される2相間の電圧Vu−v及び電圧Vw−vのそれぞれのレベルの切り替わりタイミングで生じる交流電流Iu、Iv、Iwの高調波成分を無視して制御信号生成部37によりスイッチング素子42〜47のオン、オフを制御することができるため、スイッチング素子42〜47を正確に制御することができモータ39を制御性良く駆動させることができる。
2 サンプルホールド部
30 インバータ制御装置
31 位置速度算出部
32 電流算出部
33 電流変換部
34 電流テーブル
35 指令電圧出力部
36 電圧変換部
37 制御信号生成部
38 レゾルバ
39 モータ
40 電流センサ
41 モータインバータ
42〜47 スイッチング素子
Claims (4)
- モータインバータに備えられる複数のスイッチング素子がそれぞれオン、オフすることによりモータインバータからモータに流れる各相の交流電流に基づいて、前記モータインバータから前記モータに出力される各相のそれぞれの電圧が矩形波になるように前記各スイッチング素子のそれぞれのオン、オフを制御するインバータ制御装置であって、
前記各相の電圧に基づいて前記各相の交流電流を算出する電流算出手段と、
前記各相の電圧のうち2相間の電圧レベルが切り替わるタイミングの第1の所定時間前から前記第1の所定時間より長い第2の所定時間後まで、前記各相の交流電流を保持するサンプルホールド手段と、
前記サンプルホールド手段により保持された前記各相の交流電流、又は、前記サンプルホールド手段により保持されなかった前記各相の交流電流と、外部から入力される指令値とに基づいて、前記各スイッチング素子のそれぞれのオン、オフを制御する制御手段と、
を備えることを特徴とするインバータ制御装置。 - 請求項1に記載のインバータ制御装置であって、
前記モータは、3相モータであり、
前記サンプルホールド手段は、前記2相間の電圧レベルの6つの切替タイミングにおいて、それぞれ、前記第1の所定時間前から前記第2の所定時間後まで、前記各相の交流電流を保持する、
ことを特徴とするインバータ制御装置。 - 請求項1又は請求項2に記載のインバータ制御装置であって、
前記第2の所定時間は、前記第1の所定時間の2倍である、
ことを特徴とするインバータ制御装置。 - 請求項1〜3の何れか1項に記載のインバータ制御装置であって、
前記制御手段は、
モータ位置センサにより検出される前記モータのロータの位置情報に基づいて前記ロータの現在の位置及び回転速度を算出する位置速度算出手段と、
前記指令値と、前記位置速度算出手段により算出される回転速度と、前記モータのd軸方向に流すべきd軸指令電流及び前記モータのq軸方向に流すべきq軸指令電流とが対応付けられて格納される電流テーブルと、
前記サンプルホールド手段により保持された前記各相の交流電流、又は、前記サンプルホールド手段により保持されなかった前記各相の交流電流を前記ロータの現在の位置に基づいて前記モータのd軸方向に流れるd軸電流及び前記モータのq軸方向に流れるq軸電流に変換する電流変換手段と、
前記指令値及び前記回転速度により前記電流テーブルから取り出されたd軸指令電流及びq軸指令電流、並びに、前記電流変換手段により変換されたd軸電流及びq軸電流に基づいてd軸指令電圧及びq軸指令電圧を出力する指令電圧出力手段と、
前記指令電圧出力手段から出力されたd軸指令電圧及びq軸指令電圧を前記ロータの現在の位置に基づいて前記各相にそれぞれ対応する指令電圧に変換する電圧変換手段と、
前記電圧変換手段により変換される各指令電圧に基づいて前記各スイッチング素子のオン、オフを制御するための制御信号を生成する制御信号生成手段と、
を備えることを特徴とするインバータ制御装置。
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-
2008
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US9742328B2 (en) | 2014-05-22 | 2017-08-22 | Audi Ag | Method for controlling an electric machine |
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JP5262521B2 (ja) | 2013-08-14 |
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