JP2010087604A - 受信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 受信信号が弱電界状態である度合いを出力信号のレベルとして定量的に検出することができ、また、当該出力信号を用いて弱電界状態におけるノイズ出力を抑制する。
【解決手段】 搬送波の振幅を変化させずに変調された受信信号を中間周波信号に変換する周波数変換部と、前記中間周波信号の振幅レベルが所定の割合以上に変動した頻度を示す第1の信号を平滑化して、第2の信号として出力する変動頻度検出部と、前記第1の信号に含まれる所定の周波数以上の成分を平滑化して、第3の信号として出力する変動レベル検出部と、前記第2の信号から前記第3の信号を減算して、前記受信信号が弱電界状態である度合いをレベルによって示す弱電界検出信号として出力する弱電界検出部と、を有する。
【選択図】 図1
【解決手段】 搬送波の振幅を変化させずに変調された受信信号を中間周波信号に変換する周波数変換部と、前記中間周波信号の振幅レベルが所定の割合以上に変動した頻度を示す第1の信号を平滑化して、第2の信号として出力する変動頻度検出部と、前記第1の信号に含まれる所定の周波数以上の成分を平滑化して、第3の信号として出力する変動レベル検出部と、前記第2の信号から前記第3の信号を減算して、前記受信信号が弱電界状態である度合いをレベルによって示す弱電界検出信号として出力する弱電界検出部と、を有する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、受信装置に関する。
無線通信において、受信信号は、一般に、フィルタ処理、周波数変換処理、増幅処理などを経たうえで、ベースバンド信号に復調される。また、例えば特許文献1の図1に示されているように、復調回路への入力信号レベルに応じて高周波増幅回路および中間周波増幅回路の利得を制御するAGC(Automatic Gain Control:自動利得制御)回路を有する受信装置が一般に知られている。
このようにして、AGC回路を用いて増幅回路の利得を制御することによって、復調回路への入力信号レベルを入力許容範囲内に収め、出力信号の歪みを抑制することができる。
特開2005−27056号公報
上記AGC回路は、復調回路への入力信号レベルが高ければ増幅回路の利得が小さくなるように、入力信号レベルが低ければ利得が大きくなるように制御する。しかしながら、所望の周波数を有する搬送波が存在しない場合や、受信状態が良好でない場合など、受信信号が弱電界状態となっている場合には、復調回路への入力信号レベルが非常に小さくなり、増幅回路の利得が非常に大きくなってしまう。
そのため、弱電界状態においては、復調回路から大きなノイズが出力されることとなる。特に、ラジオやテレビの放送波などのように、ベースバンド信号が音声信号を含む場合には、当該ノイズは耳障りな音として出力されてしまう。
前述した課題を解決する主たる本発明は、搬送波の振幅を変化させずに変調された受信信号を中間周波信号に変換する周波数変換部と、前記中間周波信号の振幅レベルが所定の割合以上に変動した頻度を示す第1の信号を平滑化して、第2の信号として出力する変動頻度検出部と、前記第1の信号に含まれる所定の周波数以上の成分を平滑化して、第3の信号として出力する変動レベル検出部と、前記第2の信号から前記第3の信号を減算して、前記受信信号が弱電界状態である度合いをレベルによって示す弱電界検出信号として出力する弱電界検出部と、を有することを特徴とする受信装置である。
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
本発明によれば、受信信号が弱電界状態である度合いを出力信号のレベルとして定量的に検出することができ、また、当該出力信号を用いて弱電界状態におけるノイズ出力を抑制することができる。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
<第1実施形態>
===受信装置全体の構成および動作===
以下、図2を参照して、本発明の第1の実施形態における受信装置全体の構成について説明する。
===受信装置全体の構成および動作===
以下、図2を参照して、本発明の第1の実施形態における受信装置全体の構成について説明する。
図2に示されている受信装置は、アンテナ1、高周波増幅部2、周波数変換部3、中間周波増幅部4、復調増幅部5、スピーカ6、および信号処理部7を含んで構成されており、例えばFMラジオ放送やアナログテレビジョン放送の音声信号のように、搬送波の振幅を変化させずに変調された信号の受信に用いられる。アンテナ1は高周波増幅部2に接続されており、高周波増幅部2の出力信号は、周波数変換部3に入力されている。また、周波数変換部3の出力信号は、中間周波増幅部4に入力されるとともに、信号処理部7にも入力されている。さらに、中間周波増幅部4および信号処理部7の出力信号は、ともに復調増幅部5に入力されている。そして、復調増幅部5の出力信号は、スピーカ6に入力されている。
次に、本実施形態における受信装置全体の動作について説明する。
アンテナ1および高周波増幅部2は、所望の搬送波が含まれる周波数帯域を選択的に受信および増幅し、RF(Radio Frequency:高周波)信号として出力する。また、周波数変換部3は、RF信号を周波数変換し、BPF(Band-Pass Filter:帯域通過フィルタ)などを用いてイメージ信号などの妨害信号を適宜除去したうえで、IF(Intermediate Frequency:中間周波)信号として出力する。なお、IF信号は、中間周波増幅部4および信号処理部7以降の構成に応じて、アナログ信号またはデジタル信号として出力される。さらに、復調増幅部5は、中間周波増幅部4によって適宜増幅されたIF信号を復調および増幅し、AF(Audio Frequency:可聴周波数)信号として出力する。そして、スピーカ6は、AF信号を音声に変換して出力する。
アンテナ1および高周波増幅部2は、所望の搬送波が含まれる周波数帯域を選択的に受信および増幅し、RF(Radio Frequency:高周波)信号として出力する。また、周波数変換部3は、RF信号を周波数変換し、BPF(Band-Pass Filter:帯域通過フィルタ)などを用いてイメージ信号などの妨害信号を適宜除去したうえで、IF(Intermediate Frequency:中間周波)信号として出力する。なお、IF信号は、中間周波増幅部4および信号処理部7以降の構成に応じて、アナログ信号またはデジタル信号として出力される。さらに、復調増幅部5は、中間周波増幅部4によって適宜増幅されたIF信号を復調および増幅し、AF(Audio Frequency:可聴周波数)信号として出力する。そして、スピーカ6は、AF信号を音声に変換して出力する。
一方、IF信号は信号処理部7にも入力され、信号処理部7は、後述する処理を行い、弱電界検出信号WEを出力する。そして、復調増幅部5は、弱電界検出信号WEのレベルに応じて、スピーカ6から出力されるノイズが耳障りでない程度まで利得を小さくし、または、AF信号を消音する。
このようにして、信号処理部7から出力される弱電界検出信号WEのレベルに応じて復調増幅部5の利得を制御することによって、弱電界状態におけるノイズ出力を抑制することができる。
===信号処理部の構成===
以下、図1を参照して、信号処理部7の構成について説明する。
図1に示されている信号処理部7は、変動頻度検出部10、変動レベル検出部20、および弱電界検出部30を含んで構成されており、受信信号が弱電界状態である度合いを弱電界検出信号WEのレベルとして検出する。
以下、図1を参照して、信号処理部7の構成について説明する。
図1に示されている信号処理部7は、変動頻度検出部10、変動レベル検出部20、および弱電界検出部30を含んで構成されており、受信信号が弱電界状態である度合いを弱電界検出信号WEのレベルとして検出する。
変動頻度検出部10は、例えば振幅レベル検出部11、変動検出部12、頻度計数部13、および平滑化処理部14で構成されている。周波数変換部3から出力されるIF信号は、振幅レベル検出部11に入力されている。また、振幅レベル検出部11の出力信号は、変動検出部12に入力され、変動検出部12の出力信号は、頻度計数部13に入力されている。そして、頻度計数部13の出力信号は、変動レベル検出部20に入力されるとともに、平滑化処理部14を介して弱電界検出部30に入力されている。
変動レベル検出部20は、例えばHPF(High-Pass Filter:高域通過フィルタ)21、絶対値演算部22、および平滑化処理部23で構成されている。変動頻度検出部10の頻度計数部13の出力信号は、HPF21に入力されている。また、HPF21の出力信号は、絶対値演算部22に入力され、絶対値演算部22の出力信号は、平滑化処理部23を介して弱電界検出部30に入力されている。
弱電界検出部30は、例えば増幅部31および減算部32で構成されている。変動頻度検出部10の平滑化処理部14の出力信号は、減算部32に入力されている。また、変動レベル検出部20の平滑化処理部23の出力信号は、増幅部31を介して減算部32に入力されている。そして、減算部32の出力信号は、弱電界検出信号WEとして信号処理部7から出力されている。
===信号処理部の動作===
以下、図4ないし図10を参照して、信号処理部7の動作について説明する。
前述したように、本発明の受信装置は、搬送波の振幅を変化させずに変調された信号の受信に用いられる。そのため、受信状態が良好で、受信信号が強電界状態となっている場合には、周波数変換部3から出力されるIF信号は、例えば図4(A)に示すように、略定振幅となる。しかしながら、所望の周波数を有する搬送波が存在しない場合や、受信状態が良好でない場合など、受信信号が弱電界状態となっている場合には、IF信号は、例えば図4(B)に示すように、白色雑音(ホワイトノイズ)の影響によって不規則に変動する。
以下、図4ないし図10を参照して、信号処理部7の動作について説明する。
前述したように、本発明の受信装置は、搬送波の振幅を変化させずに変調された信号の受信に用いられる。そのため、受信状態が良好で、受信信号が強電界状態となっている場合には、周波数変換部3から出力されるIF信号は、例えば図4(A)に示すように、略定振幅となる。しかしながら、所望の周波数を有する搬送波が存在しない場合や、受信状態が良好でない場合など、受信信号が弱電界状態となっている場合には、IF信号は、例えば図4(B)に示すように、白色雑音(ホワイトノイズ)の影響によって不規則に変動する。
振幅レベル検出部11は、例えば包絡線検波回路などを用いて、入力されるIF信号の振幅レベルを示す振幅レベル信号S11を出力する。また、変動検出部12は、振幅レベル信号S11の所定の割合以上の変動を示す変動検出信号S12を出力する。例えば、振幅レベル信号S11が所定の期間における平均値に対して60%以下となった場合に、変動検出信号S12を出力する。さらに、頻度計数部13は、変動検出信号S12を単位時間ごとに計数し、振幅レベル信号S11の変動の頻度を示す変動頻度信号S13を出力する。したがって、変動頻度信号S13は、略定振幅のIF信号が入力される強電界状態の場合には、例えば図5(A)に示すように、低いレベルで小さく変動し、不規則に変動するIF信号が入力される弱電界状態の場合には、例えば図5(B)に示すように、高いレベルで大きく変動する。そして、平滑化処理部14は、例えばLPF(Low-Pass Filter:低域通過フィルタ)などを用いて、変動頻度信号S13を平滑化して平滑化頻度信号S14を出力し、当該平滑化頻度信号S14は、強電界状態の場合には、例えば図6(A)に示すように、低いレベルとなり、弱電界状態の場合には、例えば図6(B)に示すように、高いレベルとなる。なお、振幅レベル検出部11の包絡線検波回路の時定数、変動検出部12において振幅レベル信号S11の平均値を求める所定の期間、頻度計数部13において変動検出信号S12を計数する単位時間、および平滑化処理部14のLPFの時定数などは、必要な弱電界状態の検出周期などに応じて適宜設定される。
このようにして、変動頻度信号S13(第1の信号)および平滑化頻度信号S14(第2の信号)は、強電界状態の場合と弱電界状態の場合とで異なる波形となり、弱電界状態の検出に用いることもある程度可能である。しかしながら、受信信号の電界強度が高い場合であっても、例えば、FMラジオ放送において搬送波が規格以上の周波数帯域に変調され、過変調状態となっている場合には、IF信号は、例えば図4(C)に示すように、周波数変換部3で用いられているBPFの周波数特性に応じて、周期的に変動する。同様に、隣接妨害およびマルチパス妨害などの妨害信号が存在する場合にも、IF信号は、周期的に変動する。そのため、このような過変調状態などの場合には、変動頻度信号S13および平滑化頻度信号S14は、それぞれ例えば図5(C)および図6(C)のようになり、弱電界状態との判別が困難である。本発明の受信装置では、変動レベル検出部20および弱電界検出部30を用いて、弱電界状態の場合と過変調状態などの場合とを判別可能な弱電界検出信号WEを生成している。なお、前述したように、振幅レベル検出部11の包絡線検波回路の時定数は適宜設定され得るが、本実施形態の受信装置では、変動検出部12が過変調状態などの場合におけるIF信号の周期的な変動を検出できる程度に、当該時定数を小さな値に設定する必要がある。
HPF21は、変動頻度信号S13から直流に近い低周波成分を除去する。前述したように、過変調状態などの場合にはIF信号が周期的に変動するため、ベースバンド信号が音声信号であれば、当該変動のパワースペクトルは、変動原因に応じて、可聴周波数以上のピークを持つこととなる。一方、弱電界状態の場合にはIF信号が白色雑音の影響によって不規則に変動するため、当該変動のパワースペクトルは、周波数によらず略一定となる。したがって、HPF21が少なくとも可聴周波数域未満、より望ましくは、100Hz程度未満の成分を除去することとすると、弱電界状態の場合および過変調状態などの場合のHPF21の出力信号S21は、それぞれ図7(B)および(C)のようになり、弱電界状態の場合に、より大きな割合の信号成分が除去される。なお、変動頻度信号S13が低いレベルで小さく変動する強電界状態の場合には、HPF21の出力信号S21は、図7(A)に示すように、略0となる。また、絶対値演算部22は、正および負の値を有するHPF21の出力信号S21を絶対値信号S22に変換し、強電界状態の場合、弱電界状態の場合、および過変調状態などの場合の当該絶対値信号S22は、それぞれの図8(A)ないし(C)のようになる。そして、平滑化処理部23は、絶対値信号S22を平滑化して変動レベル信号S23を出力し、当該変動レベル信号S23は、それぞれの図9(A)ないし(C)のようになり、過変調状態などの場合に、より高いレベルとなり、強電界状態の場合には、略0となる。
減算部32は、平滑化頻度信号S14から、増幅部31において所定の補正利得で増幅された変動レベル信号S23を減算し、弱電界検出信号WEを出力する。前述したように、強電界状態の場合には、変動レベル信号S23が略0となるため、弱電界検出信号WEは、例えば図10(A)に示すように、平滑化頻度信号S14と同様に低いレベルの信号となる。また、過変調状態などの場合には、変動レベル信号S23が高いレベルの信号となるため、弱電界検出信号WEは、例えば図10(B)に示すように、平滑化頻度信号S14に対して大きく減衰される。一方、弱電界状態の場合には、変動レベル信号S23が過変調状態などの場合より低いレベルの信号となるため、弱電界検出信号WEは、例えば図10(C)に示すように、平滑化頻度信号S14に対する減衰量は比較的小さくなる。なお、増幅部31の補正利得は、変動レベル信号S23のレベルが平滑化頻度信号S14に対して大きくなり過ぎないよう、より望ましくは、過変調状態などの場合に弱電界検出信号WEが0に近くなるよう設定される。
このようにして、平滑化頻度信号S14(第2の信号)から変動レベル信号S23(第3の信号)を減算することによって、信号処理部7は、弱電界状態の場合のみ高いレベルとなり、強電界状態の場合および過変調状態などの場合には低いレベルとなる、弱電界検出信号WEを出力することができる。また、当該弱電界検出信号WEのレベルによって、弱電界状態である度合いを定量的に検出することもできる。
<第2実施形態>
以下、図3を参照して、本発明の第2の実施形態における受信装置全体の構成について説明する。
図3に示されている受信装置は、特許文献1の図1受信装置と同様に、信号処理部7が利得制御信号GCによって高周波増幅部2および中間周波増幅部4の利得を制御する場合の構成例であり、中間周波増幅部4によって増幅されたIF信号が信号処理部7に入力されている。
以下、図3を参照して、本発明の第2の実施形態における受信装置全体の構成について説明する。
図3に示されている受信装置は、特許文献1の図1受信装置と同様に、信号処理部7が利得制御信号GCによって高周波増幅部2および中間周波増幅部4の利得を制御する場合の構成例であり、中間周波増幅部4によって増幅されたIF信号が信号処理部7に入力されている。
第1実施形態の受信装置では、高周波増幅部2および中間周波増幅部4に対する自動利得制御は行われていないため、受信信号の電界強度は、振幅レベル検出部11の時定数に応じて振幅レベル信号S11に反映され、振幅レベル信号S11によって弱電界状態を検出することもある程度可能である。そのため、第1実施形態においては、弱電界検出信号WEによる弱電界状態の検出の効果は、定量的な検出精度の向上に留まっている。一方、本実施形態の受信装置では、IF信号のレベルに応じた自動利得制御が行われ、図4に示したIF信号は、強電界状態の場合、弱電界状態の場合、および過変調状態などの場合で、同程度のレベルに制御され、信号処理部7に入力される。そのため、振幅レベル信号S11によって弱電界状態を検出することは困難である。弱電界検出信号WEは、振幅レベル信号S11の変動の頻度を利用して生成されるため、IF信号のレベルによらず、弱電界状態である度合いを定量的に検出することができる。
このようにして、弱電界検出信号WEによる弱電界状態の検出は、自動利得制御が行われる本実施形態の受信装置において、より高い効果を発揮する。
このようにして、弱電界検出信号WEによる弱電界状態の検出は、自動利得制御が行われる本実施形態の受信装置において、より高い効果を発揮する。
前述したように、図2および図3に示した受信装置において、信号処理部7は、IF信号の振幅レベルが所定の割合以上に変動した頻度を示す変動頻度信号S13(第1の信号)、および、変動頻度信号S13を平滑化した平滑化頻度信号S14(第2の信号)を変動頻度検出部10から出力し、変動頻度信号S13に含まれる所定の周波数以上の成分を平滑化した変動レベル信号S23(第3の信号)を変動レベル検出部20から出力し、そして、平滑化頻度信号S14から変動レベル信号S23を減算した弱電界検出信号WEを弱電界検出部30から出力することによって、搬送波の振幅を変化させずに変調された受信信号が弱電界状態である度合いを弱電界検出信号WEのレベルとして定量的に検出することができる。
また、周波数変調された音声信号を受信する受信装置とすることによって、FMラジオ放送やアナログテレビジョン放送の音声信号に適用することができる。
また、IF信号から音声信号を復調して増幅する復調増幅部において、弱電界検出信号WEが所定のレベル以上の場合に音声信号を消音することによって、弱電界状態におけるノイズ出力を抑制することができる。
また、IF信号をデジタル信号に変換することによって、信号処理部7においてデジタル信号処理をし、検出、計数、演算などを高精度に行い、弱電界検出信号WEを生成することができる。
なお、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るととともに、本発明にはその等価物も含まれる。
上記実施形態では、受信信号は、例えばFMラジオ放送やアナログテレビジョン放送の音声信号となっているが、これに限定されるものではない。本発明の受信装置は、搬送波の振幅を変化させずに変調された信号を受信すればよく、このような変調方式としては、当該音声信号に用いられているFM(Frequency Modulation:周波数変調)方式以外に、PM(Phase Modulation:位相変調)方式やFSK(Frequency Shift Keying:周波数偏移変調)方式であってもよい。
上記実施形態では、信号処理部の構成例として、図1において、IF信号が入力されて弱電界検出信号WEのみを出力する信号処理部7を示したが、これに限定されるものではない。信号処理部7には、図3に示したように、利得制御信号GCを出力するためのAGC部が含まれ得る。また、信号処理部7は、弱電界状態以外に、過変調状態、隣接妨害、およびマルチパス妨害などの検出部を含んでいてもよい。
1 アンテナ
2 高周波増幅部
3 周波数変換部
4 中間周波増幅部
5 復調増幅部
6 スピーカ
7 信号処理部
10 変動頻度検出部
11 振幅レベル検出部
12 変動検出部
13 頻度計数部
14 平滑化処理部
20 変動レベル検出部
21 HPF(高域通過フィルタ)
22 絶対値演算部
23 平滑化処理部
30 弱電界検出部
31 増幅部
32 減算部
2 高周波増幅部
3 周波数変換部
4 中間周波増幅部
5 復調増幅部
6 スピーカ
7 信号処理部
10 変動頻度検出部
11 振幅レベル検出部
12 変動検出部
13 頻度計数部
14 平滑化処理部
20 変動レベル検出部
21 HPF(高域通過フィルタ)
22 絶対値演算部
23 平滑化処理部
30 弱電界検出部
31 増幅部
32 減算部
Claims (4)
- 搬送波の振幅を変化させずに変調された受信信号を中間周波信号に変換する周波数変換部と、
前記中間周波信号の振幅レベルが所定の割合以上に変動した頻度を示す第1の信号を平滑化して、第2の信号として出力する変動頻度検出部と、
前記第1の信号に含まれる所定の周波数以上の成分を平滑化して、第3の信号として出力する変動レベル検出部と、
前記第2の信号から前記第3の信号を減算して、前記受信信号が弱電界状態である度合いをレベルによって示す弱電界検出信号として出力する弱電界検出部と、
を有することを特徴とする受信装置。 - 前記受信信号は、周波数変調された音声信号を含むことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
- 前記中間周波信号から前記音声信号を復調して増幅する復調増幅部をさらに有し、
前記復調増幅部は、前記弱電界検出信号が所定のレベル以上の場合に前記音声信号を消音することを特徴とする請求項2に記載の受信装置。 - 前記中間周波信号は、デジタル信号であることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の受信装置。
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A711 | Notification of change in applicant |
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