JP2010085645A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示装置表面における外光反射を低減し、高い視認性の表示装置を提供する。
【解決手段】対向電極16と画素電極12が、それぞれの内面に形成された上透明基板7と下透明基板9を対向させて配置し、シール材8を介して貼り合わすことにより形成される領域に液晶が封入される液晶パネル3の背面には背面側偏光板10が備えられ、前面には反射防止層5が設けられた観測側偏光板6が設置され、前記偏光板上の反射防止層5に、隣接する画素電極の間に対応させて形成された格子状の遮光壁を有する外光遮蔽部材が配置されている。
【選択図】 図2

Description

この発明は、表示面に入射する外光を低減させた表示装置に関するものである。
ディスプレイとして自発光型のディスプレイ、あるいはバックライトを光源とする液晶ディスプレイが知られている。このようなディスプレイは、屋外などの外光が強い環境では、ディスプレイ表面での反射光が強く、この反射光が強く観察されるため、表示のコントラストが低下し、表示の視認性が悪い。このため、屋外で使用される液晶ディスプレイの表示面に反射防止層を設け、この反射防止層を偏光板に積層することによって、表示品位の低下を防止している。(特許文献1参照)
特開2003−075603
前記を備えたディスプレイは、その反射防止層の、反射防止が十分ではなく表示品位の低下を防ぎきれず、視認性が悪い。本発明は、表示装置表面での反射光を低減した表示装置を提供することを目的としたものである。
本発明の請求項1に記載の表示装置は、観測側の外面に偏光板を配置した表示パネルと、前記表示パネルの観測側の偏光板側に設けられ、予め定めた高さと幅を持った格子状の遮光壁を有し、前記表示パネルの表示面に対して斜めに入射する外光を遮光する外光遮蔽部材と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の表示装置において、
前記表示パネルは、少なくとも一つの電極が形成された一方の基板と、前記一方の基板に対向位置され、複数の電極が形成された他方の基板と、これらの基板間に配置された液晶層とを有し、前記一方と他方の基板に形成された電極が互いに対向する領域によって複数の画素が形成される液晶パネルからなり、
前記外光遮蔽部材は、前記液晶パネルの隣接する画素の間の領域に対応させて形成された遮光壁を有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の表示装置において、外光遮蔽部材の遮光壁は、複数の画素をそれぞれ取り囲んで形成されたことを特徴とする
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の表示装置において、外光遮蔽部材は、液晶パネルの基板面の法線方向に予め定めた高さに伸び、前記液晶パネルの画素間領域に対応する幅を持った遮光壁が、それぞれの画素に対応する領域を取巻くように格子状に形成されてなることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2の記載の表示装置において、
液晶パネルの観察側に配置された偏光板の観察側に配置され、観察側に反射防止層が形成された透明フィルムをさらに備え、
外光遮蔽部材は、前記透明フィルムの反射防止層上に形成されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項2に記載の表示装置において、外光遮蔽部材は、液晶パネルの観察側に配置された偏光板の観察側に形成されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項2乃至請求項6のいずれかに記載の表示装置において、遮光壁は、その上端と、隣接する遮光壁の下端間の間隔の中点とを結ぶ線分と、偏光板面とのなす角度が80°以上、90°未満となるような高さと前記間隔に形成されていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項2乃至請求項7のいずれかに記載の表示装置において、前記液晶表示パネルの後方にバックライトを備えたことを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1の記載の表示装置において、
前記表示パネルは、複数の電極が形成された基板と、発光材料からなる有機EL層と、透明な対向電極と、この対向電極の観察側に配置された偏光板とが順次積層され、電極対向する領域によって複数の画素を形成するELパネルからなり、
前記外光遮蔽部材は、前記有機ELパネルの画素間の領域に対応させて観測側の偏光板上に形成された格子状の遮光壁からなることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項9の記載の表示装置において、遮光壁は、その上端と、隣接する遮光壁の下端間の間隔の中点とを結ぶ線分と、偏光板とのなす角度が80°以上、90°未満となるような高さと間隔に形成されていることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項9乃至請求項10のいずれかに記載の表示装置において、偏光板と外光遮蔽部材との間に反射防止層をさらに備えることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の表示装置において、外光遮蔽部材は、対向配置された第1、第2の透明フィルムの間に格子状に形成された遮光壁と、前記格子状の遮光壁と前記第1、第2の透明フィルムとにより囲まれる領域に充填された透明な樹脂とにより形成された外光遮蔽シートからなることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の表示装置において、外光遮蔽部材は、観察側と、その反対側の少なくとも一方の面に反射防止層が形成されていることを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項1の記載の表示装置において、外光遮蔽部材は、ハニカム形状の遮光壁を有することを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、請求項1の記載の表示装置において、外光遮蔽部材は、奇数行と偶数行でたがいに半格子分ずらした格子状の遮光壁を有することを特徴とする。
本発明の表示装置は、外光の反射散乱光を低減でき、屋外などの強い外光下で優れた視認性を得ることができる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る表示装置の外観を示し、図2は図1に示した表示装置の断面図を示している。これらの図1及び図2で示すように、この実施形態の表示装置は、観察側に偏光板を設けた表示パネル1と、この表示装置の観測側の偏光板6の観察側に配置され、予め定めた高さと幅を持った複数の遮光壁が格子状に形成された外光遮蔽部材2と、前記表示パネル1の観察側とは反対側に配置されたバックライト4とを備えている。
前記表示パネル1は、この実施形態では、例えば液晶表示素子が用いられ、この液晶表示素子は、液晶パネル3と、この液晶パネル3の観察側(以下、前面という)に配置された前面偏光板6と、前記液晶パネル3の前記観察側とは反対側(以下、背面という)に配置された背面側偏光板10を備えている。
前記液晶パネル3は、前面側の上透明基板7と背面側の下透明基板9とを互いに対向させて配置されている。前記上透明基板7の前記下透明基板9と対向する内面には表示領域の全体にわたって形成された一つの対向電極16が形成されている。前記下透明基板9の前記上透明基板7に対向する面には、前記対向電極16と対向する複数の画素電極12が形成されている。前記下透明基板9の画素電極12と前記上透明基板7の対向電極16と互いに対向する領域が、それぞれ一つの表示要素である複数の画素12aを形成し、これらの複数の画素12aは行及び列方向にマトリックス上に配列されている。
前記上透明基板7の内面には、さらに前記下透明基板9に形成された複数の画素電極12の間に対応する画素間領域に形成され、この画素間領域からの光の透過を遮断するためのブラックマスク13と、前記各画素12aに対応させて形成されたカラーフィルタ15R、15G、15Bとが設けられている
また、前記下透明基板9の内面には、マトリックス状に配置された複数の画素電極12ごとに設けられた複数の薄膜トランジスタ(TFT)11が形成され、このTFTは図示されていないゲートライン配線及びデータラインに接続されている。
前記上透明基板7と下透明基板9は、それぞれの内面に形成された対向電極16と画素電極12上に、図示していない配向膜が形成され、おのおの配向膜を互いに略直交する方向にラビング処理した後、シール材8を介して貼り合わされ、上透明基板7と下透明基板9及び前記シール材8により囲まれる領域に液晶層14が封止されている。
このようにして形成された液晶パネル3は、上透明基板7と下透明基板9間で液晶分子が略90゜にツイスト配向した液晶層14を有する透過型ノーマリーホワイト表示のカラー表示TNタイプであって、アクティブマトリック形の液晶表示素子を構成している。
前記バックライト4は、前記液晶パネル3の背面に均一な光を出射する面光源あり、図示してないが、導光板と、その側部または下部に配置したLED、冷陰極蛍光ランプ等の光源とからなっている。
観測側偏光板6の観察側には、表面反射を低減するための多層膜、あるいは表面に微細な凹凸を形成した反射防止層5を表面に形成した透明フィルム22が設けられ、この透明フィルム22の上には、外光遮蔽部材2が形成されている。
この外光遮蔽部材2は、前記上透明基板7の基板面の法線方向に予め定めた高さに伸び、前記液晶パネル3の画素間領域に対応する幅を持った遮光壁が、それぞれの画素に対応する領域を取巻くように形成され、これらの遮光壁が前記液晶パネル3の観察面側で格子状に形成されている。図3は、この発明の表示装置一部を上方から見た拡大平面図であり、図3で示すように、前記外光遮蔽部材2は、隣接する画素電極12の間の画素間領域21であって、透過光19の通過を妨げない位置に配置されている。すなわち、前記外光遮蔽部材2は、所謂ルーバーを前記液晶パネル3のブラックマスクに13に対応させて、行及び列方向に交差させて格子状に形成したものである。子状の外光遮蔽部材は、は、光硬化性樹脂、熱硬化性インク、常温硬化インク等を材料とし、フォトリソグラフィー方式、インクジェット印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷等により形成される。
尚、この実施形態では、前記外光遮蔽部材2を透明フィルム22の観察側に形成された反射防止層5の上に形成した例を示したが、本発明は、これに係わらず、前記透明フィルム22とは別体に形成してもよく、また透明フィルム22を設けなくても良い。すなわち、前記外光遮蔽部材2を前記観察側偏光板6の上に形成するようにしても良い。この場合、前記外光遮蔽部材2は、観察側偏光板6を上透明基板7に貼り付ける前に、偏光板6上に形成してもよいし、あるいは観察側偏光板6を上透明基板7に貼り付け後に形成してもよい。さらに、図示しないが、液晶パネル3の観測側偏光板6と液晶パネルとの間に配置してもよい。
この表示装置は、前記バックライト4からの光を前記液晶パネル3に入射させ、液晶層の液晶分子の配列を電界で制御することにより、液晶パネル3に入射した透過光19の強度を変化させ、画像あるいは文字情報を表示する。前記外光遮蔽部材2は、前記観測側偏光板6に全周囲方向の斜めから入射してくる外光を遮蔽することにより、観察側偏光板6の表面での反射光を低減させる。よって、コントラストが高い、視認性に優れた表示が得られる。
図4および図5に、この実施形態に用いる外光遮蔽部材2を拡大して示した。図4は格子状の外光遮蔽部材2の遮光壁で囲まれた格子の1つを液晶パネルの法線の方向から見た平面図であり、図5はその断面図である。
外光遮蔽の効率は、透明フィルム22の反射防止層の表面からほぼ垂直方向に伸びた遮光壁の高さと間隔により決定される。そこで、図4および図5に示すように、隣接する遮光壁2a,2aの間隔をW、の高さをHとし、前記遮光壁により遮光する外光の入射角である遮光角をθとする。この遮光角θを、遮光壁2aの観測側上端の頂点Pと、隣接する遮光壁2a,2a間の下端の中点Cとを結ぶ線分と、底面がなす角度とすると、外光遮蔽部材2aの高さHと間隔Wから次式によりθが求められる。
θ = arctan(H/(W/2))
外光を遮蔽する効果を評価するために外光照度率を
外光照度率(%)=(外光遮蔽した照度)/(外光遮蔽しない照度) × 100
と定義すると、遮光角θと外光照度率は図6に示ようになる。
図6に示すように遮光壁2a、2aの遮蔽角θが82度〜85度において外光照度率は約2%である。そこで、この実施形態では、外光照度率が略2%が得られる遮蔽角θが82度〜85度となるように、外光遮蔽部材2aの高さHと間隔Wに設定した。
すなわち、実施形態の表示装置は、例えば2.6インチワイドQVGA液晶パネル3が用いられている。この場合、画素ピッチ47ミクロンである。外光遮蔽部材2は、前記画素ピッチ毎に形成されているので、遮光角θを85度にするために、前記遮光壁の高さHは270ミクロンに設定した。
この実施形態の表示装置によれば、晴天時日中の屋外照度である10万ルクスの外光下でも、遮蔽角を82度〜85度にすることにで、液晶よりパネル表面の外光による照度は2000ルクスまで減少し、コントラストが100となる。
比較例として、外光遮蔽部材2を配置していない表示装置について、外光照度とコントラストとの関係を図7に示した。このように外光遮蔽部材2がない表示装置は、外光が入射しない環境下でコントラストは600を示すが、外光の照度を高くなると、偏光板表面での反射散乱光によりコントラストが低下し、外光が10万ルクスのときコントラストはおよそ6に低下する。これに比べて、この実施形態の表示装置は、10万ルクスの外光下でもコントラスト100が得られ、外光によるコントラストの低下が大幅に改善されている。
このように、格子状の遮光壁2aからなる外光遮蔽部材2を液晶パネル3の観察側に配置したので、屋外の強い外光下でもコントラストの低下を防ぐことができ、視認性の高い液晶表示装置を提供できる。
図8に第1の実施形態の第1の変形例を示す。この変形例の表示装置は、外光遮蔽部材2にブラックマスクの機能を持たせることにより、ブラックマスクを無くしたしたものである。
第1の変形例は、画素電極12間の画素間領域21にブラックマスクが形成されていない点のみで第1の実施形態と異なり、その他の構造は第1の実施形態と同じであるので、同一の部材には、同一の符号を付し、説明は省略する。
この第1の変形例によれば、ブラックマスクを形成しないので、製造工程数を低減することができる。
さらに、図9に第1の実施形態における第2変形例を示す。この第2変形例では、外光遮蔽部材2が、4画素電極をひとつの単位として格子状の遮光壁2aで取り囲む構造をなしている。この第2の変形例は、外光遮蔽部材2が、4画素電極をひとつの単位として取り囲む遮光壁を備える点のみで第1の実施形態と異なり、その他の構造は第1の実施形態と同じであるので、同一の部材には、同一の符号を付し、説明は省略する。
この第2変形例によれば、格子状遮光壁2aが複数の画素を囲んで、画素電極12の間の画素電極間部に対応するように形成されているので、格子状の遮光壁2aの間隔が広くなり、偏光板の上に設けられた反射防止層上への格子状ルーバーの製造を容易なものとしている。
また、第1の実施形態では、液晶表示装置を透過型ノーマリーホワイト表示のカラー表示TNタイプとしたが、これにとらわれることなくあらゆる方式の液晶表示装置に応用できる。
さらに、偏光板6の上に配置された透明フィルム22の反射防止層5を設けなくとも外光遮蔽部材2の外光遮蔽効果により実用上十分な表示品位が得られる。
(第2の実施形態)
図10は、第2の実施形態を示している。この第2の実施形態は、液晶パネルに代えてカラー有機EL表示を用いている点のみで第1の実施形態と異なり、その他の構造は第1の実施形態と同じであるので、同一の部材には、同一の符号を付し、説明は省略する。
第2の実施形態における表示装置はカラー有機EL表示パネル24の観察側に外光遮蔽部材2が配置されている
有機ELパネル24は、有機EL基板25上に、TFT11と画素電極12がマトリックス状に配置され、その上に発光材料である各色の有機EL層28R、28G、28B、一枚の膜状の透明な対向電極16、が順次積層されている。前記有機EL基板25と対向する透明保護基板26は、基板外周部を囲むシール31により貼り合わされている。前記画素電極12と対向電極16とが対向する領域複数の画素領域を形成し、前記画素領域部ごとに有機EL層である28R、28G、28Bがそれぞれ充填されている。
この有機ELパネル24は、TFT11を備えたアクティブマトリックス方式であり、各々の前記画素電極12に設けられたTFT11は図示されていないゲートライン配線及びデータラインに接続されている。そして、前記透明保護基板26の観測側の面には4分の1波長位相差板27、観測側偏光板6、反射防止層5を形成した透明フィルム22が順次貼り合わされている。
さらに透明フィルム22の反射防止層5の表面には、隣接する画素電極12の間の画素間領域に対応させて外光遮蔽部材2が形成されている。
有機ELパネル24は、TFTより電流が画素電極12に加えられると有機EL層が自ら発光し、有機ELパネル24の観測側の面からの出射光19により表示が行なわれる。
外光遮蔽部材2は、第1の実施形態と同様に最適な外光遮蔽効果が得られるように、遮光角θが82度〜85度となる遮光壁の間隔と高さに設定されている。
有機ELパネル24のような自発光装置においても、観測側の偏光板上に格外光遮蔽部材2を設けることにより、第1の実施形態に示した表示装置と同様に、外光による観測側偏光板6の表面での反射光18の影響を低減してコントラストの低下を防ぐことができ、すぐれた視認性が得られる。
この第2の実施形態では、観測側偏光板6の観察側に、反射防止層5を形成した透明フィルム22を設けているが、これに限ることなく、反射防止層5を形成した透明フィルム22を設けることなく、観測側偏光板6に外光遮蔽部材2を設けてもよく、この場合も、実用上十分な表示品位が得られる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態に係る表示装置の断面を図11に示す。この実施形態の表示装置は、液晶パネル3の観察側にシート化された外光遮蔽部材2を配置したものであり、このシート化された外光遮蔽部材シート29を配置した点のみで第1の実施形態と異なり、その他の構造は第1の実施形態と同じであるので、同一の部材には、同一の符号を付し、説明は省略する。
この実施形態の外光遮蔽部材34は、1対の透明フィルム30、31の間に格子状の遮光壁を形成し、前記遮光壁と前記透明フィルム30、31により囲まれる領域に透明樹脂32を充填し、前記1対の透明フィルム30、31が貼り合わされ、1枚のシート状に形成されている。
そして、このシート化された外光遮蔽部材シート29の一方の透明フィルム30の観察面側に反射防止層5を形成した透明フィルム22が積層形成されている。
第3の実施形態の表示装置によれば、外光遮蔽部材2をシート化し、外光遮光部材シート29としたので、扱いが容易になり、生産性を向上させることができる。
この第3の実施形態の表示装置において、反射防止層5を形成した透明フィルム22は、外光遮蔽部材シート29の観察側の面と、その反対側の面のうちの少なくとも一方の面に設けることにより外光による視認性の低下をより改善できる。
また、反射防止層5を形成した透明フィルム22を設けなくとも外光遮蔽部材シート29の外光遮蔽効果により実用上十分な表示品位が得られる。
上述した第1、第2の実施形態における外光遮蔽部材として、それぞれ遮光壁を行及び列方向に直線的に伸びる格子状に形成した例を示したが、前記外光遮蔽部材は、これに限ることなく、図12に示すような、ハニカム形状の遮光壁33を持った外光遮蔽部材、あるいは図13に示す、奇数行と偶数行でたがいに半格子ずらした格子状の遮光壁34を持った外光遮蔽部材を用いてもよい。
第1の実施形態の外光遮蔽部材を設けた表示装置を示す外観図。 第1の実施形態に係る表示装置の断面図。 第1の実施形態に係る表示装置の一部を拡大して示す平面図。 外光遮蔽部材の一部を拡大して示す平面図。 外光遮蔽部材の一部を拡大して示す断面図。 遮光角に対する外光照度率の変化を示す図。 外光遮蔽部材を配置しない比較例における外光照度とコントラストの関係を示す図。 第1の実施形態における第1の変形例を示す断面図。 第1の実施形態における第2の変形例を示す部分平面図。 第2の実施形態に係る表示装置を示す断面図。 第3の実施形態に係る表示装置を示す断面図。 ハニカム形状の遮光壁を有する外光遮蔽部材を示す平面図。 半格子ずらした格子状の遮光壁を有する外光遮蔽部材を示す平面図。
符号の説明
1 表示パネル
2 外光遮蔽部材
3 液晶パネル
4 バックライト
5 反射防止層
6 観測側偏光板
7 上透明基板
8 シール材
9 下透明基板
10 偏光板
11 TFT
12 画素電極
13 ブラックマスク
14 液晶層
15R カラーフィルタ赤
15G カラーフィルタ緑
15B カラーフィルタ青
16 対向電極
17 外光
18 反射散乱光
19 透過光
21 画素間領域
22 透明フィルム
24 有機ELパネル
25 有機EL基板
26 透明保護基板
27 位相差板
28R 赤色EL層
28G 緑色EL層
28B 青色EL層、
29 外光遮蔽部材シート
30、31 透明フィルム基板
32 透明樹脂
33 ハニカム形状外光遮蔽部材
34 半格子ずらし外光遮蔽部材
C 隣接するルーバー間の下端の中点
H 外光遮蔽部材の高さ
P 観測者側のルーバー上端の頂点
W 外光遮蔽部材の間隔
θ ルーバー角

Claims (15)

  1. 観測側の外面に偏光板を配置した表示パネルと、
    前記表示パネルの観測側の偏光板側に設けられ、予め定めた高さと幅を持った格子状の遮光壁を有し、前記表示パネルの表示面に対して斜めに入射する外光を遮光する外光遮蔽部材と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記表示パネルは、少なくとも一つの電極が形成された一方の基板と、前記一方の基板に対向位置され、複数の電極が形成された他方の基板と、これらの基板間に配置された液晶層とを有し、前記一方と他方の基板に形成された電極が互いに対向する領域によって複数の画素が形成される液晶パネルからなり、
    前記外光遮蔽部材は、前記液晶パネルの隣接する画素の間の領域に対応させて形成された遮光壁を有することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 外光遮蔽部材の遮光壁は、複数の画素をそれぞれ取り囲んで形成されたことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 外光遮蔽部材は、液晶パネルの基板面の法線方向に予め定めた高さに伸び、前記液晶パネルの画素間領域に対応する幅を持った遮光壁が、それぞれの画素に対応する領域を取巻くように格子状に形成されてなることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  5. 液晶パネルの観察側に配置された偏光板の観察側に配置され、観察側に反射防止層が形成された透明フィルムをさらに備え、
    外光遮蔽部材は、前記透明フィルムの反射防止層上に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  6. 外光遮蔽部材は、液晶パネルの観察側に配置された偏光板の観察側に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  7. 遮光壁は、その上端と、隣接する遮光壁の下端間の間隔の中点とを結ぶ線分と、偏光板面とのなす角度が80°以上、90°未満となるような高さと前記間隔に形成されていることを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれかに記載の液晶表示装置。
  8. 前記液晶表示パネルの後方にバックライトを備えたことを特徴とする請求項2乃至請求項7のいずれかに記載の液晶表示装置。
  9. 前記表示パネルは、複数の電極が形成された基板と、発光材料からなる有機EL層と、透明な対向電極と、この対向電極の観察側に配置された偏光板とが順次積層され、電極対向する領域によって複数の画素を形成するELパネルからなり、
    前記外光遮蔽部材は、前記有機ELパネルの画素間の領域に対応させて観測側の偏光板上に形成された格子状の遮光壁からなることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  10. 遮光壁は、その上端と、隣接する遮光壁の下端間の間隔の中点とを結ぶ線分と、偏光板とのなす角度が80°以上、90°未満となるような高さと間隔に形成されていることを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
  11. 偏光板と外光遮蔽部材との間に反射防止層をさらに備えることを特徴とする請求項9乃至請求項10のいずれかに記載の表示装置。
  12. 外光遮蔽部材は、対向配置された第1、第2の透明フィルムの間に格子状に形成された遮光壁と、前記格子状の遮光壁と前記第1、第2の透明フィルムとにより囲まれる領域に充填された透明な樹脂とにより形成された外光遮蔽シートからなることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の表示装置。
  13. 外光遮蔽部材は、観察側と、その反対側の少なくとも一方の面に反射防止層が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の表示装置。
  14. 外光遮蔽部材は、ハニカム形状の遮光壁を有することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  15. 外光遮蔽部材は、奇数行と偶数行でたがいに半格子分ずらした格子状の遮光壁を有することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
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