JP2010085546A - 液晶表示装置 - Google Patents

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JP2010085546A
JP2010085546A JP2008252590A JP2008252590A JP2010085546A JP 2010085546 A JP2010085546 A JP 2010085546A JP 2008252590 A JP2008252590 A JP 2008252590A JP 2008252590 A JP2008252590 A JP 2008252590A JP 2010085546 A JP2010085546 A JP 2010085546A
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Kazunori Mori
一徳 森
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Abstract

【課題】液晶パネルの保持方法が原因となって生じる液晶パネルの表示不良が低減された
液晶表示装置を提供すること。
【解決手段】本発明の液晶表示装置10は、液晶パネル11を挟んで設けられる前面側の
外枠13及び背面側の内枠27と、内枠27の背面側に導光板23を有し、導光板23は
内枠を貫通して液晶パネル11を背面から支持する円柱状の突起32を備えている。また
、内枠27は液晶パネル11の側面を押圧する第1〜第4押圧部42〜45を備えている
ことが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明はバックライトユニットを有する液晶表示装置に関する。詳しくは、液晶パネル
の背面の内枠を貫通している支持部材によって液晶パネルの背面側を支持した液晶表示装
置に関するものである。
液晶表示装置はCRT(陰極線管)と比較して軽量、薄型、低消費電力という特徴があ
るため、表示用として多くの電子機器に使用されている。液晶表示装置は、配向膜に対し
てラビング処理することにより所定方向に整列された液晶分子の向きを電界により変えて
、液晶層を通過する光の量を変化させて画像を表示させるものである。液晶層に入射され
る光には、反射型の外光と透過型のバックライトがある。反射型の液晶表示装置は省電力
、強い外光での視認性が高いという長所があり、透過型の液晶表示装置は暗い環境での視
認性が高いという長所がある。また、その両方を備えた半透過型の液晶表示装置もある。
暗い環境での視認性が高いという長所のために、ほとんどの液晶表示装置が透過型あるい
は半透過型である。
図8は透過型あるいは半透過型の液晶表示装置の要部の構成を示す分解斜視図である。
この液晶表示装置80は、液晶パネル81の背面にバックライトユニット82が配設さ
れている。バックライトユニット82の液晶パネル81側は内枠83になっている。内枠
83は額縁状の形状であり、中央にバックライト84からの光が通る大きな矩形の開口を
有している。外枠85が、液晶パネル81を内枠83との間に挟み込むように、内枠83
と嵌合している。
内枠83と液晶パネル81との間にはXYZ軸方向にそれぞれ嵌合隙間が設けられてい
る。この嵌合隙間は部品の寸法公差と線膨張率の差(温度変化による膨張・収縮の寸法差
)を考慮したものである。特に、内枠83が合成樹脂であるはときは大きな隙間が必要と
なり、また、液晶表示装置が車両に搭載される場合は−40℃〜+85℃の温度に耐えら
れるように設計しなければならず、大きな隙間が必要となる。液晶パネル81は、この嵌
合隙間内で移動しないように、一般的には内枠83の額縁の4辺に両面テープ86(ある
いは接着剤)で固着されている。
ところが、両面テープ86で固着すると、修理などで分解するときに作業性が悪いとい
う問題や両面テープ86を剥離するときに液晶パネル81に負荷が掛って損傷するという
問題点が存在していた。そこで、液晶パネル81を内枠83に固定するための両面テープ
86を削除する方法が種々検討された。例えば、下記特許文献1に開示された液晶表示装
置では、液晶パネルと外枠の間に弾性部材を設けて液晶パネルを内枠に押圧することで、
液晶パネルを内枠に固定している。
特開2006−235082号公報
しかしながら、発明者等は両面テープを使用して液晶パネルを内枠内に固定すると、上
述の問題点以外に他の問題点も存在していることを見出した。すなわち、内枠は中央に大
きな空部を有する額縁状の形状であり、ねじれなどの平面度を損なう変形が大きい。この
変形は、内枠が射出成型品のときに大きく生じるが、内枠が板金の押出し品や曲げ加工品
のときにも生じる。変形した内枠に液晶パネルを両面テープで固着すると、液晶パネルに
変形した内枠による応力が掛る。液晶パネルに応力が掛ると、液晶パネルが変形して液晶
の配向が乱れ、白い表示ムラが生じるという問題がある。
また、内枠に外部から応力(例えば、内枠に係合する筐体がネジにより螺着されたとき
に掛る応力)が掛ると、内枠に固着された液晶パネルにも応力が掛る。さらに、液晶パネ
ルにはFPC(フレキシブル配線基板)がバンプ接着されており、このFPCが液晶表示
装置の筐体に両面テープで固着されたり、外部のコントローラ基板に接続されたりすると
、FPCに張力などの応力が掛る。このために、液晶パネルが内枠に固着されていると、
FPCへの応力を緩和することができないので、そのまま液晶パネルに応力が掛り、液晶
パネルが変形してFPCのバンプ接着部近傍の液晶の配向状態に乱れが生じ、FPCに沿
った白い表示ムラが生じることがある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、液晶パネルの保
持方法が原因となって生じる液晶パネルの表示不良を低減して、白い表示ムラが生じるこ
とがなく、表示画質が良好な液晶表示装置を得ることにある。
上記目的を達成するために、本発明の液晶表示装置は、液晶パネルを挟んで設けられる
前面側の外枠及び背面側の内枠と、前記内枠の背面側に設けられるバックライト部材とを
有し、前記内枠と前記バックライト部材とでバックライトユニットを構成する液晶表示装
置であって、前記バックライト部材は内枠を貫通して前記液晶パネルを背面から支持する
支持部材を備えていることを特徴とする。
本発明の液晶表示装置においては、液晶パネルの支持部材は変形性が大きい内枠に形成
されておらず、内枠よりも変形性が小さいバックライト部材に形成されているので、液晶
パネルの背面は、変形性が大きい内枠に支持されておらず、支持部材を介して変形性が小
さいバックライト部材に支持されていることになる。そのため、本発明の液晶表示装置に
よれば、液晶パネルには内枠の変形による厚み方向の応力が掛かることがないので、内枠
の変形に起因する液晶の配向の乱れによる白い表示ムラが生じることを低減することがで
きる。
また、本発明の液晶表示装置においては、前記内枠は、前記内枠の一部に形成された片
持ち梁状の弾性部と前記片持ち梁状の弾性部の先端側に形成されたアテ部とからなる押圧
部を備え、前記押圧部の弾性力によって前記液晶パネルの側面が押圧されていることが好
ましい。
本発明の液晶表示装置においては、液晶パネルの背面を支持部材によって支持する他、
液晶パネルの側面が内枠に形成された押圧部の弾性力で押圧されている。そのため、本発
明の液晶表示装置によれば、従来の液晶表示装置において使用されている両面テープを使
用しなくても、液晶パネルが内枠との嵌合隙間を遊動することを防止することができるよ
うになり、修理時の分解も容易となり、液晶パネルを取り外すときに液晶パネルが損傷し
難くなる。
また、本発明の液晶表示装置においては、記液晶パネルにはフレキシブルプリント配線
基板が接続されており、前記押圧部は前記フレキシブルプリント配線基板が接続された側
の側面を押圧するように設けられていることが好ましい。
本発明の液晶表示装置においては、押圧部が液晶パネルのフレキシブルプリント配線基
板が接続された側の側面を押圧するようになされているため、フレキシブルプリント配線
基板から液晶パネルへの応力の伝達を押圧部の変形によって緩和することができる。この
ために、本発明の液晶表示装置によれば、フレキシブルプリント配線基板からの応力によ
って液晶パネルが変形し難くなり、従来例のようなフレキシブルプリント配線基板のバン
プ接着部近傍の液晶の配向の乱れによる白い表示ムラが発生し難くなる。
また、本発明の液晶表示装置においては、前記押圧部は複数形成され、前記押圧部のア
テ部の前記液晶パネル側面の高さ方向の長さは少なくとも2種類以上あることが好ましい
液晶パネルのガラスの側面エッジがアテ部とこすれるとき、ガラスが水平に近い方がア
テ部に食い込み難いので、アテ部が削れ難い。そのため、本発明の液晶表示装置によれば
、押圧部を変形させて液晶パネルを内枠に装着させる際に、液晶パネルによって押圧部の
アテ部が削られることが抑制される。
また、本発明の液晶表示装置においては、前前記押圧部の片持ち梁状の弾性部は、前記
片持ち梁状の弾性部の支持点と前記アテ部との間の前記外枠側に凸部が形成されているこ
とが好ましい。
片持ち梁状の弾性部の支持点と前記アテ部との間の前記外枠側に凸部が形成されている
と、外部からの衝撃によって片持ち梁状の弾性部が大きく変形すると、この凸部が外枠に
接触するので、片持ち梁状の弾性部はその先端部と凸部とで外枠に接することができる。
そのため、本発明の液晶表示装置によれば、耐衝撃性に優れた液晶表示装置が得られる。
また、本発明の液晶表示装置においては、前記支持部材は、前記内枠を貫通する柱状の
突起と、前記柱状の突起の先端に形成された前記液晶パネルを粘着する粘着部とからなる
ことが好ましい。
本発明の液晶表示装置においては、液晶パネルは粘着部によって柱状の突起の先端部に
固定されており、しかも、粘着部は柱状の突起の先端に形成されているので、粘着部と液
晶パネルとの間の接触面積は小さい。そのため、本発明の液晶表示装置によれば、液晶パ
ネルは、内枠との間の嵌合隙間をXYZの3方向に遊動することが防止された状態となり
、しかも、修理時の分解も容易となり、液晶パネルを取り外すときに液晶パネルが損傷し
難くなる。
また、本発明の液晶表示装置においては、前記支持部材は柱状の弾性部材からなること
が好ましい。
本発明の液晶表示装置においては、柱状の弾性部材が内枠を通して液晶パネルを保持し
ているので、柱状の弾性部材の弾性変形の寸法を大きく確保することができ、液晶パネル
の背面側も弾性力で支持することが可能となる。そのため、本発明の液晶表示装置によれ
ば、液晶パネルの厚み方向の変形を緩和することができ、液晶の配向の乱れによる白い表
示ムラが生じることを低減することができる。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態
は、本発明の技術思想を具体化するための液晶表示装置の一例を説明したものであって、
本発明をこの液晶表示装置に特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含
まれるその他の実施形態にも等しく適応し得るものである。なお、この明細書における説
明のために用いられた各図面においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大き
さとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならせて表示しており、必ずしも実際の寸法に
比例して表示されているものではない。
[第1実施形態]
図1は第1実施形態に係る液晶表示装置の分解斜視図である。図2Aは内枠の液晶パネ
ル保持を示す平面図であり、図2Bは内枠の押圧部の変形を示す図である。図3は図2A
のIII−III線の断面図である。図4Aは図2AのIVA−IVA線の断面図であり、図4Bは
図2AのIVB−IVB線の断面図である。図5Aは内枠の右上方向からの斜視図であり、図
5Bは内枠の左上方向からの斜視図である。図6が第2実施形態に係る液晶表示装置の分
解斜視図である。図7は図4Aに対応する第2実施形態の断面図である。
本発明の第1実施形態の液晶表示装置を図1〜図5を用いて説明する。第1実施形態の
液晶表示装置10は、透過型の液晶パネル11と、液晶パネル11の背面に配設されるバ
ックライトユニット12と、液晶パネル11をバックライトユニット12とで挟んで収納
する外枠13を有している。液晶パネル11は液晶層14と、これを挟持するアレイ基板
15とカラーフィルタ基板16と、液晶が漏れないようにするため液晶層14の周囲を囲
むシール材17と、液晶パネル11を駆動するゲートドライバ18と、ソースドライバ1
9と、外部のコントロール基板(図示せず)から映像信号を受信し電源を供給するための
フレキシブルプリント配線基板20を有している。
図1〜図4に示すように、バックライトユニット12は、液晶表示装置10の背面側か
ら底ケース21、反射シート22、導光板23、第1拡散シート24、プリズムシート2
5、第2拡散シート26、内枠27が重畳されている。そして、バックライトユニット1
2は導光板23の入光面となる側面28に対向してLED基板29が底ケース21に熱伝
導性に優れた両面テープ30で粘着されている。
底ケース21はステンレス板を押出し加工して形成されている。これに白色の反射シー
ト22が貼り付けられている。LED基板29はフレキシブル基板に白色光を出射するL
EDが複数個配設されている。導光板23の入光面となる側面28にはLEDからの入光
の輝度を均一にするための凹凸の処理が施されており、出光面となる上面31には所望す
る方向に光を集光するための凹凸の処理が施されている。また、導光板23の上面31の
4隅に円柱状突起32が突出している。円柱状の突起32は内枠27を貫通して延在して
いる。第1、第2拡散シート24は輝度が均一になるように拡散し、プリズムシート25
は図2BのY軸方向(表示の縦方向)に向かう光を液晶パネル11側に集光させる。3枚
のシート24、25、26の4隅には切欠き33が設けられており、導光板23の円柱状
の突起32に切欠き33が当接することにより、シート24、25、26の位置決めとな
っている。
内枠27は合成樹脂財であり射出整形によって形成される。内枠27は底ケース21と
嵌合して、反射シート22、導光板23、第1拡散シート24、プリズムシート25、第
2拡散シート26、LED基板29を収納している。底ケース21の側壁34の第1突起
35と内枠27の側壁36の第1角孔37とが係合することにより、底ケース21と内枠
27が機械的に結合されている。図5に示すように、内枠27は中央に光が通る大きな第
1開口38を有した額縁の形状をしている。液晶パネル11側となる上面39に導光板2
3の円柱状の突起32が貫通する丸孔40が形成されている。円柱状の突起32の先端に
は円形の両面粘着シート41が貼り付けられている。両面粘着シート41の液晶パネル1
1側の粘着面は内枠27の上面39よりも高く突出しており、液晶パネル11の背面が両
面粘着シート41に粘着されている。したがって、内枠27の上面39は液晶パネル11
の背面と当接していない。
図5A及び図5Bに示すように、内枠27には液晶パネル11の長手方向のソースドラ
イバ19側の側面の左側を押圧する第1押圧部42と、その右側を押圧する第2押圧部4
3と、液晶パネル11の短手方向のゲートドライバ18側の側面を押圧する第3押圧部4
4と、その下側を押圧する第4押圧部45を備えている。第1〜第4押圧部42〜45は
それぞれ側壁36から片持ち梁状に延在するアーム46を有している。第1〜第3押圧部
42〜44のアーム46の先端には液晶パネル11のアレイ基板15と当接する円弧柱の
第1アテ部47が形成されており、第4押圧部45のアーム46の先端には液晶パネル1
1のアレイ基板15と当接する円弧柱の第2アテ部48が形成されている。図5Bの拡大
部に示すように、第1アテ部47の高さは液晶パネル11の厚みと略同一であり、当接す
るアレイ基板15の厚さを大幅に超えている。図5Aの拡大部に示すように、第2アテ部
48の高さは当接するアレイ基板15の厚さをわずか越えている。従って、第2アテ部4
8の高さは第1アテ部47の高さよりも低く設計されている。
図2Bに示すように、第1〜第4押圧部42〜45のアーム46は片持ち梁状に根元を
支持点P1とし、第1、第2アテ部47、48を作用点P2として、弾性変形する。支持
点P1と作用点P2の間のアーム46に、アーム46が液晶パネル11とは逆方向に反っ
たときに外枠13に当接する球面の第2突起49が設けられている。この第2突起49が
外枠13と当接する点をP3とする。図2BのA1のアーム46の位置は初期状態であり
、A2のアーム46の位置は液晶パネル11が組み込まれた状態であり、A3のアーム4
6の位置は当接点をP3が外枠13に当接した状態であり、A4のアーム46の位置は弾
性変形の限界となる状態、即ち、これを越えて変形すれば荷重を除去しても元の形状に戻
らない塑性変形になる臨界点である。第1〜第4押圧部42〜45の付勢によって液晶パ
ネル11が移動するのを受ける4つのストッパ50がそれぞれ第1〜第4押圧部42〜4
5と対向した側壁36にリブ状に設けられている。
液晶パネル11は弾性変形により第1〜第4押圧部42〜45で押圧される。したがっ
て、液晶パネル11を内枠27に挿入するためには第1〜第4押圧部42〜45を変形さ
せなければならない。そこで、液晶パネル11を内枠27に挿入する手順は、液晶パネル
11の側面が第1押圧部42と第3押圧部44に当接するように斜めに挿入後、液晶パネ
ル11の側面が第2押圧部43に当接するように時計方向に回転させ、第4押圧部45を
図2BのA2の位置からA4の間まで変形させて液晶パネル11が第1〜第4押圧部42
〜45の全てに当接するように寄せ、第4押圧部45を変形させていた負荷を除去する。
このように、第1〜第3押圧部42〜44は液晶パネル11の挿入力で変形させることが
でき、第4押圧部45のみを残りの手で変形させて液晶パネル11を内枠27に挿入する
ことができる。このとき、第4押圧部45の第2アテ部48の高さが第1〜第3押圧部4
2〜44の第1アテ部47の高さよりも低くなっているので、作業ミスにより第2アテ部
48が液晶パネル11によって削られることを低減することができる。
外枠13はステンレス板を押出し加工して形成されている。外枠13は内枠27と嵌合
して、液晶パネル11を収納している。内枠27の側壁36の第2突起51と外枠13の
側壁52の第2角孔53とが係合することにより、内枠27と外枠13が機械的に結合さ
れている。図1に示すように、外枠13は中央に表示窓となる大きな第2開口54を有し
た額縁の形状をしている。液晶パネル11のフレキシブルプリント配線基板20は底ケー
ス21の背面に両面テープ55で粘着されている。
上述の構成により、LED基板29のLEDから照射された光は導光板23の側面28
で拡散され、反射板22で反射拡散され、導光板23で所定の方向の輝度が高められ、第
1拡散シート24で拡散され、プリズムシート25で所定の方向に集光され、第2拡散シ
ート26で拡散されて、液晶パネル11の背面に照射される。
内枠27と液晶パネル11とには部品寸法のばらつきや線膨張率の差を考慮した嵌合隙
間が設けられるが、上述のように、液晶パネル11の厚み方向の変形が大きい内枠27に
は液晶パネル11が保持されず、液晶パネル11は第1〜第4押圧部42〜45の付勢に
よって、液晶パネル11の面方向の揺動が防止されている。したがって、両面テープを削
除することができ、両面テープによる修理の困難や両面テープから剥離するときの液晶パ
ネルの損傷を防止することができる。
また、第1、第2押圧部42、43は液晶パネル11のフレキシブルプリント配線基板
20側の側面を弾性の反力で押圧するので、フレキシブルプリント配線基板20に整形時
の応力が掛かっても、第1、第2押圧部42、43が弾性変形する。このために、フレキ
シブルプリント配線基板からの応力によって液晶パネルが変形し、フレキシブルプリント
配線基板のバンプ接着部近傍の液晶の配向が乱れ、フレキシブルプリント配線基板に沿っ
た白い表示ムラが生じることを低減することができる。
また、第1〜第4押圧部42〜45の液晶パネル11が押圧される方向とは逆方向にア
ーム46が変形するときに、アーム46が外枠13と当接する当接点P3を支持点P1と
作用点P2の中間に設けている。このために、大きな外力が液晶パネル11に掛かったと
きのアーム46の耐久性を向上させることができる。
また、液晶パネル11は変形がほとんど無い導光板23から突出する柱状の突起32に
両面粘着シート41によって粘着されている。この粘着により、液晶パネル11が内枠2
7との嵌合隙間をXYZの3方向に遊動することを防止できる。
[第2実施形態]
次に第2実施形態を、図6、7を用いて説明する。ただし、図6、7においては、第1
実施形態の液晶表示装置10と同一の構成部分には同一の参照符号を付与してその詳細な
説明は省略する。概略、第2実施形態の液晶表示装置60の液晶パネル11の背面は第1
実施形態の導光板23から突出する柱状の突起32でなく、底ケース21に当接する柱状
の弾性部材61によって支持されている。
図6、7に示すように、液晶パネル11の4隅の背面側に弾性材の柱状の弾性部材61
が配設されている。柱状の弾性部材61は底ケース21に当接し、反射シート62、導光
板63、第1拡散シート64、プリズムシート65、第2拡散シート66、内枠67を通
して液晶パネル11の背面を柱状の弾性部材61の弾性力で押圧している。柱状の弾性部
材61が貫通できるように、反射シート62、導光板63、内枠67にはそれぞれ丸孔6
8、69、70が設けられ、柱状の弾性部材61が通るように第1拡散シート64、プリ
ズムシート65、第2拡散シート66にはそれぞれ切欠き71が設けられている。柱状の
弾性部材61の材質は、例えば、ウレタンフォーム、ゴム、ゲルなどの弾性材料であり、
ウレタンフォーム、ゴムであれば硬度40以下が適切である。
このように、複数の部材を通して液晶パネル11を保持するために、弾性変形の寸法を
大きく確保することができ、液晶パネル11の背面側も弾性力で支持することが可能とな
る。これにより、液晶パネル11の厚み方向の変形を緩和することができ、液晶の配向の
乱れで白いムラが生じることを低減することができる。尚、反射シート62に丸孔を設け
ずに柱状の弾性部材61を反射シート62に当接させてもよい。
上述の第1、第2実施形態ように、内枠は額縁形状の射出成型品であるので、液晶パネ
ルの厚み方向の変形が大きい内枠には液晶パネルの背面が支持されず内枠の背面側のバッ
クライトユニットの部材(導光板や底ケース)などで支持されている。この部材には導光
板の内枠のような開口がないために、液晶パネルに内枠の変形による厚み方向の応力が掛
かることがない。したがって、内枠の変形に起因する液晶の配向の乱れで白いムラが生じ
ることを低減することができる。
第1実施形態に係る液晶表示装置の分解斜視図である。 図2Aは内枠の液晶パネル保持を示す平面図であり、図2Bは内枠の押圧部の変形を示す図である。 図2AのIII−III線の断面図である。 図4Aは図2AのIVA−IVA線の断面図であり、図4Bは図2AのIVB−IVB線の断面図である。 図5Aは内枠の右上方向からの斜視図であり、図5Bは内枠の左上方向からの斜視図である。 第2実施形態に係る液晶表示装置の分解斜視図である。 図4Aに対応する第2実施形態の断面図である。 従来の液晶表示装置の分解斜視図である。
符号の説明
10、60:液晶表示装置 11:表示パネル 12:バックライトユニット 13:外
枠 14:液晶層 15:アレイ基板 16:カラーフィルタ基板 17:シール材 1
8:ゲートドライバ 19:ソースドライバ 20:フレキシブルプリント配線基板 2
1:底ケース 22、62:反射シート 23、63:導光板 24、64:第1拡散シ
ート 25、65:プリズムシート 26、66:第2拡散シート 27、67:内枠
28:側面 29:LED基板 30:両面テープ 31:上面 32:柱状の突起 3
3、71:切欠き 34:側壁 35:第1突起 36:側壁 37:第1角孔 38:
第1開口 39:上面 40、68、69、70:丸孔 41:両面粘着シート 42〜
45:第1〜第4押圧部 46:アーム 47:第1凸部 48:第2凸部 49:第1
突起 50:ストッパ 51:(内枠の)第2突起 52:(外枠の)側壁 53:(外
枠の)第2角孔 54:(外枠の)第2開口 55:両面テープ 61:柱状の弾性部材

Claims (7)

  1. 液晶パネルを挟んで設けられる前面側の外枠及び背面側の内枠と、前記内枠の背面側に
    設けられるバックライト部材とを有し、前記内枠と前記バックライト部材とでバックライ
    トユニットを構成する液晶表示装置であって、
    前記バックライト部材は内枠を貫通して前記液晶パネルを背面から支持する支持部材を
    備えていることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記内枠は、前記内枠の一部に形成された片持ち梁状の弾性部と前記片持ち梁状の弾性
    部の先端側に形成されたアテ部とからなる押圧部を備え、前記押圧部の弾性力によって前
    記液晶パネルの側面が押圧されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記液晶パネルにはフレキシブルプリント配線基板が接続されており、前記押圧部は前
    記フレキシブルプリント配線基板が接続された側の側面を押圧するように設けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記押圧部は複数形成され、前記押圧部のアテ部の前記液晶パネル側面の高さ方向の長
    さは少なくとも2種類以上あることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
  5. 前記押圧部の片持ち梁状の弾性部は、前記片持ち梁状の弾性部の支持点と前記アテ部と
    の間の前記外枠側に凸部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装
    置。
  6. 前記支持部材は、前記内枠を貫通する柱状の突起と、前記柱状の突起の先端に形成され
    た前記液晶パネルを粘着する粘着部とからなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
    に記載の液晶表示装置。
  7. 前記支持部材は柱状の弾性部材からなることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装
    置。
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