JP2010085542A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】中間転写ユニットと現像ユニットとの間の接合点におけるトナーの漏洩、噴出あるいは逆流を防止する。
【解決手段】トナー出口部37を開閉する出口シャッタ35は、トナー出口部37を閉とする閉止位置(第1姿勢)と、トナー出口部37を開とする開放位置(第2姿勢)との間で位置変更(姿勢変更)可能とされ、閉止位置のときにトナーコンテナ20と干渉する一方で、開放位置のときにトナーコンテナ20と非干渉となる複数の干渉片354,354′と、閉止位置のときに突片141と位置合わせされて中間転写ユニット30の装置本体11からの取り出しを許容する一方で、開放位置のときに突片141との位置あわせが解除される切り欠き溝355とを備えている。
【選択図】図9

Description

本発明は、トナーコンテナから現像装置へ現像剤を受け渡すための現像剤供給経路が、現像装置とその上方に対向配置されたトナーコンテナとの間に配設される中間転写ユニットに形成されてなる画像形成装置に関するものである。
従来、特許文献1に記載されているようなタンデム方式が採用されたカラー印刷用の画像形成装置が知られている。この画像形成装置は、4種類の異なる色のトナー(具体的には、マゼンタ、シアン、イエローおよびブラックの4色)を、画像情報に基づき各色に対応した4つの感光体ドラムを介して中間転写ベルトに重畳(塗り重ね)転写し、一旦中間転写ベルト上にカラー画像を現出させ、このカラー画像を用紙に転写するようになされている。中間転写ベルトは、駆動ローラおよび従動ローラ間に掛け回された状態で中間転写ユニットとしてユニット化されている。
かかる画像形成装置にあっては、中間転写ベルトが装置本体の上下方向の略中央位置に横方向へ延びるように配設されている。この中間転写ベルトの直上位置に各色のトナーに対応した現像装置へのトナー補給用の4つのトナーコンテナが着脱可能に並設されている。また、中間転写ベルトの下方位置に各色のトナーに対応するように4つの感光体ドラムと、各感光体ドラムの周面に画像情報に基づくレーザー光線を照射して静電潜像を形成させる露光装置と、当該各感光体ドラムの周面に形成された静電潜像に向けてトナーを供給する現像装置等が配設されている。現像装置は、各色のトナー用として4台が設けられている。これら4台の現像装置は、並設されて現像ユニットとしてユニット化されている。
各トナーコンテナからのトナーは、中間転写ベルトの前面位置に設けられたトナー搬送ダクトを介してそれぞれ対応した現像装置へ向けて補給される。
そして、現像ユニットは、バネの弾性力で上方の中間転写ユニットに向けて押圧され、この押圧による固定で両者が確実に連結された状態になる。
特開2008−176047号公報
ところで、特許文献1の画像形成装置にあっては、中間転写ユニットにおける前記トナー搬送ダクトにシャッタおよび当該シャッタを閉止方向へ向けて付勢するスプリングが設けられている。そして、中間転写ユニットが画像形成装置の装置本体に装着されているときには、スプリングの付勢力に抗してシャッタが開放されているとともに、中間転写ユニットを装置本体から引き出すと、スプリングの付勢力でシャッタが閉止するようになされている。
従って、中間転写ユニットが装置本体に装着されているときは、シャッタが開放されてトナーコンテナからのトナーが搬送経路およびシャッタを介して現像装置へ補給されるのに対し、中間転写ユニットが装置本体から引き出されると、スプリングの付勢力でシャッタが閉止されるため、中間転写ユニットが取り外されたときに、トナーが搬送ダクトから外部へ漏洩することが防止される。
しかしながら、例えば、シャッタが完全に閉止されていないにも拘わらず、中間転写ユニットが装置本体から取り外されてしまうことがある。そうすると、完全に閉まっていないシャッタによって形成された隙間からトナーが外部に漏洩し、周りを汚染するという不都合が生じる。
また、画像形成装置を出荷するときの輸送時などに、振動等によって中間転写ユニットが装置本体から外れた場合にも、トナーが噴出したり、現像装置内のトナーが搬送経路に逆流したりするという問題点も存在する。
本発明は、上記のような状況に鑑みなされたものであって、中間転写ユニットと現像ユニットとの間の接合点におけるトナーの漏洩、噴出あるいは逆流を防止することができる画像形成装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明(画像形成装置)は、現像剤像を担持する横方向に並設された複数の像担持体と、各々が現像剤供給口を有し、前記現像剤を収納する複数の現像剤収容部と、各々が現像剤受給口を有し、前記現像剤収容部各々の下方に設けられる複数の現像装置と、複数の前記現像剤収容部と複数の前記現像装置との間に配置され、複数の前記像担持体から一次転写された現像剤像を用紙に二次転写するための中間転写ユニットと、前記像担持体、現像剤容器、現像装置および中間転写ユニットを収容する本体フレームと、を備え、前記中間転写ユニットは筐体構造を有し、該筐体の一側端部には、前記現像剤供給口の各々に位置が対応している複数の現像剤入口部と、前記現像剤受給口の各々に位置が対応している複数の現像剤出口部と、前記現像剤入口部の各々から前記現像剤出口部の各々に続く複数の現像剤供給経路と、前記現像剤出口部を開閉する出口シャッタと、が備えられ、前記本体フレームには、ガイド部が備えられ、前記出口シャッタは、前記現像剤出口部を閉とする第1姿勢と、前記現像剤出口部を開とする第2姿勢との間で姿勢変更可能とされ、前記第1姿勢のときに前記現像剤収容部と干渉する一方で、前記第2姿勢のときに前記現像剤収容部と非干渉となる複数の干渉部と、前記第1姿勢のときに前記ガイド部と位置合わせされて前記中間転写ユニットの前記本体フレームからの取り出しを許容する一方で、前記第2姿勢のときに前記ガイド部との位置あわせが解除される切り欠き部と、を備えることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、出口シャッタを閉じられた状態の第1姿勢と開かれた状態の第2姿勢との間で適宜姿勢変更させることにより、現像剤出口部からの現像剤(トナー)の飛散を防止することができる。また、出口シャッタは、閉じられた第1姿勢のときに現像剤収容部と干渉する干渉部を備えているので、例えば中間転写ユニットの装置本体への組み付け時において、当該出口シャッタが閉じているときには現像剤収容部が干渉部と干渉するため当該現像剤収容部を本体フレームに装着することができず、これにより出口シャッタの開口不良を作業者に容易に認知させることができる。その結果、現像剤出口部が開口されていないにも拘わらずに現像剤収容部が中間転写ユニットに装着されてしまうような不都合の発生を有効に防止することができる。
そして、出口シャッタには、閉じられた第1姿勢のときにガイド部と位置合わせされて中間転写ユニットの本体フレームからの取り出しを許容する一方で、現像剤出口部を開とする第2姿勢のときにガイド部との位置あわせが解除される切り欠き部が設けられているため、現像剤出口部が開放状態であるにも拘わらず中間転写ユニットが本体フレームから引き出されることが防止される。従って、現像剤出口部が開放状態で中間転写ユニットが引き出されることにより、開いた現像剤出口部から現像剤が外部に飛散するような不都合が生じることはない。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記出口シャッタは、金属製のものが採用され、かつ、当該出口シャッタに接続された所定の導通部材と、前記本体フレームとを介してアースされていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、出口シャッタがアースされて静電気を帯びることがなくなるため、静電気的な吸引力によるトナーの付着で出口シャッタが汚染されるような不都合の発生が防止される。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記中間転写ユニットには、周回している前記中間転写ベルトの表面にクリーニングブレードが摺接することで当該中間転写ベルトの表面にクリーニング処理を施すクリーニング装置が設けられ、前記クリーニング装置には、前記クリーニングブレードを支持するホルダー板金が設けられ、前記ホルダー板金と、前記出口シャッタとの間にはスプリングが介設され、前記ホルダー板金のアース処理は、前記スプリングおよび前記出口シャッタを介して行われることを特徴とするものである。かかる構成によれば、スプリングの弾性力によってアース線が弛むことが防止される。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記出口シャッタには、前記出口シャッタの開閉操作を行う操作部が設けられ、前記操作部は、合成樹脂製であることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、出口シャッタの開閉操作を行う操作部は、合成樹脂製であるため、製造が容易であるとともに、手で操作するに際して感電することがなく、操作性を向上させることができる。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記操作部に操作レバーが設けられ、前記操作レバーは、前記出口シャッタの開閉操作を行う前に手で摘む摘持片を有し、前記摘持片は、当該一旦摘んだ摘持片から手を離すことで前記出口シャッタの開閉状態がロックされるように構成されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、摘持片を摘んだ状態で出口シャッタの開閉操作を行うことができるとともに、一旦摘んだ摘持片から手を離すことによって、開閉状態がロックされるため、一々ロックのための操作を行う必要がなくなり、結果として出口シャッタは、ロックも含めた出口シャッタの開閉操作を容易に行い得るものになる。
また、出口シャッタを開閉操作するためには、摘持片を摘むという動作を行わなければならないため、不用意に出口シャッタが開閉されてしまうような不都合の発生が防止される。
本発明に係る画像形成装置によれば、現像剤搬送路が形成された中間転写ユニットを備えた画像形成装置において、現像剤の飛散を防ぐ一方で、現像剤出口部の開放不良を確実に抑止し得るようにした上で、中間転写ユニットの現像剤供給経路に設けられた出口シャッタの開閉状態に応じて、中間転写ユニットの本体フレームに対する着脱を適切に規制したり許容したりするようになされているため、本体フレームに対する着脱操作時に、現像剤が、中間転写ユニットの現像剤供給経路から外部に漏洩することが防止され、結果として本体フレーム内が漏洩した現像剤で汚染されるような不都合の発生を有効に防止することができる。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態を説明するためのカラープリンタ10を示す外観視の斜視図であり、図2は、カラープリンタ10をその正面側から見た断面視の説明図である。なお、図1および図2において、X方向を左右方向、Y方向を前後方向といい、特に−Xを左方、+Xを右方、−Yを前方、+Yを後方という。
カラープリンタ10は、骨格としての装置本体(本体フレーム)11に、着脱可能に装着される複数のトナーコンテナ(現像剤収容部)20と、各トナーコンテナ20の下部に配設される中間転写ユニット30と、この中間転写ユニット30の下部に配設される画像形成ユニット40と、この画像形成ユニット40の下部に配設されるレーザスキャナユニット50と、このレーザスキャナユニット50のさらに下部に配設された給紙カセット60と、前記中間転写ユニット30の右位置に配設された定着ユニット70と、この定着ユニット70の直ぐ下流側の左方位置に配設された排紙ユニット80とが内装されてなる基本構成を有している。
前記装置本体11の頂部であって、排紙ユニット80の直ぐ左方位置にはトップカバー12が設けられているとともに、装置本体11の右面には、排紙ユニット80の上部および定着ユニット70の右角部、さらにはその下方位置を全体的に覆うフロントカバー13が設けられている。
トップカバー12は、装置本体11の上面を覆うカバー部材の役割と、画像形成後の用紙が載置される排紙トレイの役割とを兼ねている。ユーザやサービスマンは、トップカバー12を開いて、上方から前記トナーコンテナ20、中間転写ユニット30、画像形成ユニット40およびレーザスキャナユニット50の着脱やメンテナンスを行う。一方、フロントカバー13は、装置本体11の右面側を全体的に覆うものであり、排紙ユニット80や定着ユニット70の着脱やメンテナンス時に開閉される。
トナーコンテナ20は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)およびK(ブラック)各色のトナー(現像剤)を収容するものであって、各色のトナーが画像形成ユニット40に備えられた後述の現像装置42にそれぞれ供給される。なお、以後、トナーコンテナ20や現像装置42等のトナーの種類に応じて専用のものが採用される部材の場合、説明の都合上、当該部材を特にトナーの色によって区別する必要があるときは、部品符号の末尾にY、M、CおよびKのいずれかを付して表示することにする。従って、例えばトナーコンテナ20Mは、マゼンタ用のトナーコンテナ20のことであり、現像装置42Cは、シアン用の現像装置42のことである。
画像形成ユニット40は、トナーコンテナ20の下方に配置され、各色のトナーに対応した複数の画像形成部(左からマゼンタ用画像形成部40M、シアン用画像形成部40C、イエロー用画像形成部40Yおよびブラック用画像形成部40K)を有する。これら画像形成部40M,40C,40Y,40Kには、それぞれの色のトナー像を担持する4つの感光体ドラム(像担持体)41、各感光体ドラム41へ対応した色のトナーを供給する現像装置42、各感光体ドラム41の周面を一様に帯電させる帯電装置43およびトナー像転写後の各感光体ドラム41の周面を清浄化処理するクリーニング装置44等が設けられている。
現像装置42は、トナーコンテナ20から供給される各色のトナーを用いて、各感光体ドラム41上にレーザスキャナユニット50の作用で形成された静電潜像を現像(可視像化)する。各感光体ドラム41上に形成されたそれぞれのトナー像は、中間転写ユニット30に設けられた中間転写ベルト31の表面に塗り重ねられて一次転写される。
装置本体11における中間転写ベルト31の左端部に対向した位置には、中間転写ベルト31の表面に付着した残留トナーを取り除いてクリーニングするベルトクリーニング装置311が設けられている。
レーザスキャナユニット50は、光源やポリゴンミラー、反射ミラー、偏向ミラーなどの各種の光学系機器を有し、前記画像形成部の各々に設けられた感光体ドラム41の周面に、画像データに基づく光を照射して、静電潜像を形成する。
中間転写ユニット30は、装置本体11内の右側部に前後方向(図2の紙面に直交する方向)へ延びた状態で配設された駆動ローラ32と、同左側部に前後方向へ延びた状態で配設された従動ローラ33と、これら駆動および従動ローラ32,33間に掛け回された中間転写ベルト31等とが所定の枠体(筐体)39に装着されることによって構成されている。
中間転写ベルト31には、複数の感光体ドラム41からの各色のトナー像が重畳転写され、これによって中間転写ベルト31上にカラー画像が形成される。このカラー画像は、駆動ローラ32に隣接配置された二次転写部301において給紙カセット60から搬送されてきた用紙へ二次転写される。
給紙カセット60は、画像形成される用紙を収容するものであって、フロントカバー13側から、装置本体11に対して着脱可能に装着されている。
定着ユニット70は、中間転写ユニット30から二次転写されたトナー像を用紙に定着させた後、その用紙を排紙ユニット80へ導くものである。かかる定着ユニット70は、ヒートローラおよび加圧ローラなどを有している。
排紙ユニット80は、定着ユニット70から搬送された用紙を、排紙トレイとしてのトップカバー12上に排出するためのものである。かかる排紙ユニット80は、用紙を搬送するための排紙ローラを有している。
図3は、図2に示したトナーコンテナ20、中間転写ユニット30および現像装置42を抜き出して示す斜視図であって、これら3要素が接続された状態を示し、図3(A)は、中間転写ユニット30の前面に出口シャッタ35が装着された状態、図3(B)は、出口シャッタ35が取り外された状態をそれぞれ示している。因みに図3(B)では、中間転写ユニット30の前方側板391が取り外されて中間転写ユニット30におけるトナー供給経路(現像剤供給経路)38を視認し得るようにしている。また、図3におけるXおよびYによる方向表示は、図1の場合と同様(−X:左方、+X:右方、−Y:前方、+Y:後方)である。
中間転写ユニット30は、図3に示すように、左右方向(横方向)に並設された4つのトナーコンテナ20と、各トナーコンテナ20の下方に設けられ、横方向に並設された4つの現像装置42との間に配置されている。トナーコンテナ20、中間転写ユニット30および現像装置42の各々は、図略の位置固定部材によって相互に、または装置本体11に着脱可能に位置固定されている。なお、中間転写ユニット30の詳細については後に詳述する。
各トナーコンテナ20の前面側には、図3(B)に示すように、内部に収容されたトナーを供給するためのトナー供給口(現像剤供給口)21がそれぞれ設けられている。これらのトナー供給口21は、それぞれ図略のコンテナシャッタによって開閉される。
また、現像装置42の長手方向(前後方向)の一端側には、図3(B)に示すように、トナーを受け取るためのトナー受給口(現像剤受給口)421が設けられているとともにと、トナー受給口421から供給されたトナーをトナー受入れ路423の下部から現像装置42内へ導くトナー導入部422が設けられている。
ところで、従来の装置では、トナー供給口21とトナー受給口421との間は、中間転写ユニット30の外側を迂回して配置されるパイプによって接続されていた。このため、少なくともそのパイプの寸法分だけ画像形成装置のサイズが拡大していた。また、各トナー供給口21と各トナー受給口421とを個別のパイプで接続する必要があったため、組立作業効率が悪く、生産性やメンテナンス性が悪いという問題もあった。これに対し、本実施形態に係るカラープリンタ10は、各トナーコンテナ20からそれぞれ対応した各現像装置42にトナーを供給するためのトナー受入れ路423が中間転写ユニット30にそれぞれ形成されているため、装置のサイズ拡大が生じないばかりか、組み立て作業の作業性やメンテナンス性を向上させることができる。
図4は、中間転写ユニット30の一実施形態を示す斜視図であり、図4(A)は、中間転写ユニット30の前面に出口シャッタ35が装着された状態、図4(B)は、出口シャッタ35が取り外された状態をそれぞれ示している。因みに図4(B)では、中間転写ユニット30の前方側板391が取り外されて中間転写ユニット30におけるトナー供給経路38が視認視得るようにしている。また、図3におけるXおよびYによる方向表示は、図1の場合と同様(−X:左方、+X:右方、−Y:前方、+Y:後方)である。
中間転写ユニット30は、画像形成ユニット40に設けられた複数の感光体ドラム41から一次転写されたトナー像を用紙に二次転写する中間転写ベルト31と、回転することによって中間転写ベルト31を走行駆動させる駆動および従動ローラ32,33と、駆動および従動ローラ32,33を支持する枠体39と、トナーコンテナ20の中間転写ユニット30への着脱で開閉する入口シャッタ34と、手操作で開閉する出口シャッタ35とを備えて構成されている。
かかる中間転写ユニット30は、図4(A)に示すように、カラープリンタ10の装置本体11を構成する前面側の第1本体フレーム14および第2本体フレーム15によってその前後の端部が保持されている。
このような中間転写ベルト31は、駆動および従動ローラ32,33に、所定の張力で掛け渡されている無端のベルトである。駆動ローラ32は、装置本体11の適所に設けられた図略のモータなどからの駆動力によって回転駆動される。この回転により、中間転写ベルト31が周回駆動されるとともに、従動ローラ33が中間転写ベルト31を介して従動回転する。
前記枠体39は、中間転写ベルト31の両側部を覆い駆動および従動ローラ32,33を回転自在に支持する前後方向一対の側板(前方側板391および後方側板392)と、トナーコンテナ20が載置される天板394とを含む、平面視で長方形状を呈する箱体である。
枠体39の前方側板391には、トナーコンテナ20に設けられたトナー供給口21の各々に位置が対応しているトナー入口部(現像剤入口部)35と、現像装置42に設けられたトナー受給口421の各々に位置が対応しているトナー出口部(現像剤出口部)36と、各トナー入口部36からそれぞれ対応した各トナー出口部(現像剤出口部)37にそれぞれトナーを送るためのトナー供給経路(現像剤供給経路)38とが形成されている。
トナー入口部36は、枠体39の天板394部分にスライド可能に設けられた入口シャッタ34によって各々個別に開閉される。一方、トナー出口部37は、枠体39の前方側板391にスライド可能に設けられた1つの出口シャッタ35により、同時に開閉される。これら入口シャッタ34および出口シャッタ35については後に詳述する。
トナー供給経路38は、各トナー入口部36から対応した各トナー出口部37へ続く、独立した4つが備えられている。また、各トナー供給経路38には、入口シャッタ34の直下位置で略水平方向に形成された水平経路381と、このトナー供給経路381から下方へ向けて延設された略鉛直方向に延びる鉛直経路382とが含まれている。鉛直経路382は、水平経路381の水平方向略中央位置に接続されている。これにより各トナー供給経路38は、正面視で概ね“T”字形状になっている。
4つの水平経路381は、一つの軸線上に位置するように配列されている。本実施形態においては、水平経路381は、一つの水平方向空間を4つのシール部材383で仕切ることによって形成されている。トナー入口部36は、このような水平経路381の上面側の適所にそれぞれ設けられている。
ここで、図3に示すように、左から2番目のトナーコンテナ20(マゼンタ用のもの)に対応するトナー出口部37は、対応するトナー入口部36の略鉛直下位置に存在している。このため、トナー入口部36から供給されるマゼンタトナーは、その自重によって直接トナー供給経路38の鉛直経路382内を落下して、トナー出口部37に到達することができる。
ところが、カラープリンタ10の小型化や黒色に対応するトナーコンテナ20の容量を大きく確保するなどの目的で、各トナーコンテナ20のトナー供給口21の配置間隔と、各現像装置42のトナー受給口421の配置間隔とがずれて設計されている。そのため、マゼンタ用トナー供給経路38を除くトナー供給経路38では、各トナー出口部37がトナー入口部36の鉛直下方向に位置していない。
前記水平経路381は、かかる配置間隔ずれに柔軟に対応できるようにするためのものである。すなわち、トナー入口部36から供給されるイエロートナー、シアントナーおよびブラックトナーは、各々の水平経路381を経て、鉛直経路382に流入させることができる。従って、上記配置間隔にずれのないマゼンタ用トナー供給経路38については、水平経路381を省いてもよいが、図4(B)に示す例では、マゼンタ用のトナー供給経路38にも水平経路381が採用されている。
ところで、水平経路381では、トナーを自重に依存して自然落下で移送することができない。従って、トナー供給経路38では、各水平経路381から各鉛直経路382までトナーを円滑に搬送するための手段が具備されている。本実施形態では、トナー供給経路38内に、トナーを水平方向に搬送するトナー搬送部材384が設けられている。
トナー搬送部材384は、回転軸に4つの独立したスクリュー部385が一体形成された棒状の部材である。かかるトナー搬送部材384は、4つの水平経路381内を貫通するように配設され、その右端側には、該トナー搬送部材384を回転駆動させる回転駆動部380が設けられている。各スクリュー部385は、各水平経路381の内部に対応している。
回転駆動部380によってトナー搬送部材384が回転駆動されると、水平経路381内においてトナーが水平方向に搬送される。そして、トナーを鉛直経路382の位置まで移送させ、自重落下させることができる。
トナー搬送部材384が、異なる色のトナーに対応する各トナー供給経路38をそれぞれ貫通して配置されているため、各トナー供給経路38には、外部へのトナーの流通を遮断する弾性部材などからなるシール部材383が設けられている。これにより、各トナー供給経路38の間のトナーの流通が防止される。
また、トナー供給経路38の鉛直経路382は、水平経路381の左右方向の中央部に設けられているため、鉛直経路382を境にして左右の水平経路381内のトナーを中央部の鉛直経路382へ向けて搬送する必要がある。そのため、トナー搬送部材384は、設けられる螺旋の捲き方向が、鉛直経路382を境にして左右で逆になるように設定されている。
ついで、主に図4を基に必要に応じて他の図面も参照しながら、入口シャッタ34について説明する。中間転写ユニット30の枠体39の上面には、トナーコンテナ20を装着する装着部30aが設けられている(図4)。また、これら装着部30aにそれぞれ対応して、各トナーコンテナ20の着脱動作に連動して、中間転写ベルト31の水平移動方向にスライドして各トナー入口部36をそれぞれ開閉する複数の入口シャッタ34が設けられている。
入口シャッタ34は、三角形状のカム部材341と、このカム部材341と連動するシール材342とを備えている。カム部材341には、トナーコンテナ20の底部と干渉する傾斜面が形成されている。シール材342には、トナー入口部36と同形状のトナー注入口が形成されている。かかる入口シャッタ34は、所定の引張バネによって、トナー入口部36を塞ぐ方向に向けて付勢されている。
従って、トナーコンテナ20を上方から中間転写ユニット30の装着部30aへ装着していくと、トナーコンテナ20の底部が入口シャッタ34のカム部材341の傾斜面に干渉し、当該カム部材341を左方へ向けて押圧するため、入口シャッタ34は、引張バネの付勢力に抗して左方へ向けて移動する。これに連動してシール材342が左方へ向けて移動し、そのトナー注入口がトナー入口部36と一致することで、トナーコンテナ20内のトナーは、トナー入口部36を介してトナー供給経路38へ向けて抜き出されることになる。
一方、トナーコンテナ20を中間転写ユニット30の装着部30aから上方へ引き上げて取り外すと、トナーコンテナ20底部の入口シャッタ34のカム部材341に対する干渉が解消されるため、入口シャッタ34は、引張バネの付勢力で右方へ向けて移動し、これによって中間転写ユニット30のトナー入口部36は、シール材342によって閉止される。
ついで、図5〜図7を基に必要に応じて他の図面も参照しながら、出口シャッタ35について説明する。図5は、出口シャッタ35がトナーコンテナ20の左端面の位置に装着された状態を裏面側から見た斜視図であり、図6は、出口シャッタ35の操作部352を上から見た斜視図である。
また、図7は、出口シャッタ35の一実施形態を示す斜視図であり、図7(A)は、背面視の組み立て斜視図、図7(B)は、分解斜視図であって、図7(B)−aは、スライドプレート351、図7(B)−bは、操作部352、図7(B)−cは、シャッタプレート353をそれぞれ示し、図7(B)−dは、操作部の背面視の断面図である。
なお、図5〜図7におけるXおよびYによる方向表示は、図1の場合と同様(−X:左方、+X:右方、−Y:前方、+Y:後方)である。
まず、出口シャッタ35は、図5並びに先の図3(A)および図4(A)に示すように、中間転写ユニット30の4つのトナー出口部37を同時に開閉するものであって、中間転写ユニット30の前端位置に左右方向に向けて正逆移動可能に設けられている。
一方、中間転写ユニット30の前方側板391には、各トナー出口部37に対応した位置に前方へ向かって突設された左右方向に長尺の台座板393(図5)がそれぞれ設けられている。これらの台座板393は、前記トナー供給経路38(図4(B))の鉛直経路382を構成する部材の一部を受け持っている。そして、各台座板393には、左方位置に角孔がそれぞれ設けられ、トナー出口部37は、実質的にこれら各角孔によって形成されている。
そして、出口シャッタ35が右方へスライドされることによって各トナー出口部37が開放され(図5はその状態を示している)、出口シャッタ35が左方へスライドされることにより、トナー出口部37が閉止される。
かかる出口シャッタ35は、図7に示すように、左右方向に正逆移動されるスライドプレート351と、このスライドプレート351の移動を操作する操作部352と、前記スライドプレート351に連結されて同伴移動するシャッタプレート353とを備えた基本構成を有している。
前記スライドプレート351は、各トナー入口部36に対応した位置に設けられ、右方へ向けてスライドされることにより、各トナー出口部37が開放される一方、左方へ向けてスライドされることにより各トナー出口部37が閉止される。かかるスライドプレート351は、前方縁部が第1本体フレーム14(図4)に摺接されるとともに後方縁部が中間転写ユニット30の前方側板391に摺接されることによって安定した状態で左右方向へスライドすることができる。
このようなスライドプレート351には、その右側部に左右一対の係止孔(左方係止孔351aおよび右方係止孔351b)が穿設されている。これら一対の係止孔351a,351bは、操作部352の一部を係止して操作部352をスライドプレート351と一体化させるためのものである。
また、スライドプレート351には、その中央部および左部に大きな貫通窓351cが設けられているとともに、スライドプレート351の右端部は二股状に形成され、二股間に隙間351dが形成されている。これらの貫通窓351cおよび隙間351dは、トナーコンテナ20の各トナー供給口21を中間転写ユニット30の対応した各トナー供給経路38に連通させるためのものである。
また、スライドプレート351には、その上面位置に上方へ向けて突設された3つの干渉片(干渉部)354が設けられている。これらの干渉片354は、シャッタプレート353の後述のシャッタ片353cがそれぞれ対応したトナー出口部37(図5)を閉止した状態で、マゼンタ、シアンおよびイエロー用のトナーコンテナ20M,20C,20Yの底部とそれぞれ干渉してこれらのトナーコンテナ20M,20C,20Yの装着部30aへの装着を阻止するためのものである(図12参照)。
従って、シャッタ片353cがトナー出口部37を開放した状態(図10参照)では、マゼンタ〜イエロー用のトナーコンテナ20M,20C,20Yは、干渉片354と干渉することがないため、装着部30aへ装着することができる。
なお、ブラック用のトナーコンテナ20Kについては、当該トナーコンテナ20Kの着脱に関し、操作部352に設けられた干渉片(干渉部)354′が関与するのであるが、これについては後の操作部352の説明時に後述する。
因みに、図8は、トナーコンテナ20M,20C,20Yと干渉片354との間の相対的な位置関係を示す斜視図であり、図8(A)は、出口シャッタ35が開放されることによってた干渉片354が退避位置に位置設定された状態、図8(B)は、出口シャッタ35が閉止されることによって干渉片354が干渉位置に位置設定された状態をそれぞれ示している。
まず、図8(A)に示すように、出口シャッタ35が開放されることで干渉片354が退避位置に位置しているときには、当該干渉片354は、トナーコンテナ20M,20C,20Yの右に退避した状態になっているため、当該トナーコンテナ20は、その底部が干渉片354と干渉することはなく、装着部30aに装着されている。
これに対し出口シャッタ35が閉止されることで干渉片354が干渉位置に位置設定されているときは、トナーコンテナ20M,20C,20Yを上から装着部30aに装着しようとしても、図8(B)に示すように、トナーコンテナ20M,20C,20Yの底部(具体的にはトナーコンテナ20の前面に設けられた所定の部材の底部)が干渉片354と干渉するため、トナーコンテナ20を装着部30aに装着することができない。
図7(B)−aに戻り、さらにスライドプレート351には、その前方縁部351eに切り欠き溝(切り欠き部)355が設けられている。この切り欠き溝355は、出口シャッタ35が開放位置(第2姿勢)に位置設定された状態では、スライドプレート351の前方縁部351eとの干渉で装置本体11から取り出し得なかった中間転写ユニット30を、前記干渉を回避することで取り出し得るようにするためのものである。このようにされるのは、出口シャッタ35が開放位置に位置設定されたままで中間転写ユニット30が装置本体11から取り出されると、開いたままのトナー出口部37からトナーが外部に飛散し、これによって周りをトナーで汚染する虞があるからである。
図9は、切り欠き溝355の作用を説明するための出口シャッタ35を上から見た斜視図であり、図9(A)は、前方縁部351eが第1本体フレーム14の突片141と干渉した状態、図9(B)は、切り欠き溝355が突片141と対向することにより前方縁部351eの突片141に対する干渉が解除された状態をそれぞれ示している。
図9に示すように、第1本体フレーム14には、その内面側(後面側)における切り欠き溝355に対応した位置に、下縁部がスライドプレート351の前方縁部351eに摺接するように突設された突片(ガイド部)141が設けられている。この突片141は、左右寸法および前後寸法の双方が切り欠き溝355のそれらより小さめに設定され、これによって切り欠き溝355を潜ることができる。
かかる突片141は、図9(A)に示すように、出口シャッタ35が開放位置に位置設定された状態で切り欠き溝355から左方へ所定距離だけ離間した位置に設けられている。そして、突片141は、出口シャッタ35が左方に向けて移動されて閉止位置へ位置変更された状態で、図9(B)に示すように、切り欠き溝355と対向するように設置位置が設定されている。
従って、干渉片354が解除位置に位置設定された状態、すなわち出口シャッタ35が開放位置に位置設定された状態において、トナーコンテナ20が装着部30aから取り外された直後は、図9(A)に示すように、第1本体フレーム14の突片141が出口シャッタ35の前方縁部351eと干渉しているため、中間転写ユニット30を装置本体11内から取り出すことができない。
これに対し、トナーコンテナ20が装着部30aから取り外された後に、出口シャッタ35を左方へ移動させて切り欠き溝355を突片141と対向させ、これにより出口シャッタ35を閉止位置(第1姿勢)に移動させてトナー出口部37を塞ぐことにより、突片141が切り欠き溝355を相対的に擦り抜けることで中間転写ユニット30を装置本体11内から取り外すことができる。
従って、中間転写ユニット30のトナー出口部37が開口状態で装着部30aから取り外されることにより、トナーがトナー出口部37から飛散して周りを汚染するような不都合の発生を有効に防止することができる。
前記操作部352は、指で摘んで左右方向に向けて操作することにより、出口シャッタ35を開放位置と閉止位置との間で位置変更させるためのものであり、熱可塑性の合成樹脂材料を原料とした射出成形法によって一体的に製造されている。かかる操作部352は、図7(B)に示すように、平面視で矩形状を呈した板状の操作部本体356と、この操作部本体356の左右方向の中央部から左端部に亘って形成された操作レバー357とを備えている。
前記操作レバー357は、操作部本体356の左方寄りの位置で当該操作部本体356を前後方向に横断するように一体的に立設された固定摘持片357aと、この固定摘持片357aと対向するように右方側に設けられた可動摘持片357bとを備えている。固定摘持片357aは、図7(B)−dに示すように、+Y方向から見た背面視でL字状に形成されている。かかる固定摘持片357aは、上下方向へ延びる摘持部(摘持片)357dと、この摘持部357dの下縁部から左方へ向かって延設された延設部357eとからなっている。これら摘持部357dおよび延設部357eは、いずれも変形不能状態で操作部本体356に固定されている。
可動摘持片357bは、図7(B)−dに示すように、操作部本体356の中央部に貫設された平面視で左右方向に長尺の矩形状を呈する貫通窓357cに揺動可能に嵌め込まれている。かかる可動摘持片357bは、−Y方向から見た正面視でL字状に形成され、前記固定摘持片357aの摘持部357dに対向された可動の摘持部(摘持片)357fと、この摘持部357fの下縁部から右方へ向けて延設された可動の延設部357gとを備えている。固定摘持片357aの摘持部357dと、可動摘持片357bの摘持部357fとは、上下方向の中央部より若干下寄りの位置において、弾性変改が可能な架設片357hによって互いに連結されている。
従って、指で固定摘持片357aおよび可動摘持片357bの各摘持部357d,357fを摘むことにより、架設片357hの弾性変形によって可動摘持片357bが架設片357h周りに図7(B)−dにおける時計方向へ回動することになる。
また、操作部本体356の右端部には、前後方向の略中央位置に上方へ向かって突設された干渉片354′が設けられている。この干渉片354′は、ブラック用のトナーコンテナ20Kを対象として、装着部30aに対する装着を阻止したり許容したりするものであり、先のトナーコンテナ20M,20C,20Yを対象とした干渉片354と同一の作用(出口シャッタ35が開放位置に位置設定されているときは、トナーコンテナ20Kの装着部30aへの装着を阻止するという作用)を行うものである。
このような操作レバー357において、固定摘持片357aの延設部357eには、左端部から下方へ向けて突設された不動突起357mが設けられているとともに、可動摘持片357bの延設部357gには、右端部から下方へ向けて突設された可動突起357nが設けられている。
前記不動突起357mは、操作部352がスライドプレート351に装着された状態で前記左方係止孔351aに嵌入されるものであり、可動突起357nは、同状態で前記右方係止孔351bに嵌入されるものである。不動突起357mは、突出量がスライドプレート351の厚み寸法より小さく設定されているのに対し、可動突起357nは、突出量がスライドプレート351の厚み寸法より大きく設定されている、従って、可動突起357nは、スライドプレート351を貫通しないのに対し、可動突起357nは、スライドプレート351を貫通して下方へ向かうことになる。
一方、スライドプレート351の直下位置には、図10に示すように、第1本体フレーム14と一体の台座プレート350が配設されている。スライドプレート351は、この台座プレート350上に支持された状態でこの台座プレート350上をスライドすることにより、出口シャッタ35が開放位置と閉止位置との間で位置変更する。
かかる台座プレート350は、出口シャッタ35が開放位置に位置設定された状態で可動摘持片357bの可動突起357nが嵌り込む開放位置用係止孔350aが穿設されている(図10参照)とともに、出口シャッタ35が閉止位置に位置設定された状態で可動突起357nが嵌り込む閉止位置用係止孔350bが穿設されている(図12参照)。
従って、出口シャッタ35は、開放位置および閉止位置のいずれに設定されたときでも、その設定状態がロックされる。このロック状態を解消して出口シャッタ35を位置変更するためには、指で操作レバー357の各摘持部357d,357fを摘めばよい。こうすることで、可動摘持片357bが、架設片357h回りに図11における反時計方向に回動し、これによって可動突起357nが開放位置用係止孔350aまたは閉止位置用係止孔350bから上方へ向けて抜け出るため、出口シャッタ35を左右方向へ向けてスライドさせることができる。
ついで、前記シャッタプレート353は、図7(B)−cに示すように、左右方向に長尺(前記スライドプレート351より若干長め)のプレート本体353aと、このプレート本体353aの下縁部から下方に向けて突設された複数の脚片353bと、各脚片353bの下端部から後方に向けて突設されたシャッタ片353cとを備えて構成されている。各シャッタ片353cは、中間転写ユニット30の各トナー出口部37を一斉に開閉するためのものである。
かかるシャッタプレート353には、そのプレート本体353aの適所から上方へ向けて突設された連結突起353dが設けられている。一方、スライドプレート351には、連結突起353dに対応した位置に連結孔351fが穿設されている。そして、連結突起353dを連結孔351fに嵌入することにより、シャッタプレート353がスライドプレート351と一体的に移動可能になる。
以下、図10〜図12を基に、必要に応じて他の図面も参照しながら出口シャッタ35の作用を説明する。図10〜図12は、出口シャッタ35の作用を説明するための正面視の説明図であり、図10は、出口シャッタ35が開放位置に位置設定されてロックされた状態、図11は、出口シャッタ35が開放位置と閉止位置との間にある状態、図12は、出口シャッタ35が閉止位置に位置設定されてロックされた状態をそれぞれ示している。
なお、図10〜図12におけるXによる方向表示は、図1の場合と同様(−X:左方、+X:右方)である。また、図10〜図12においては、図示を簡単にするべく、各トナー入口部36と各トナー出口部37とが上下で対向する配置とし、水平経路381の図示を省略してトナー供給経路38を上下方向に延びる鉛直経路382のみとしている。
まず、図10に示すように、出口シャッタ35が開放位置に位置設定された状態では、シャッタ片353cが台座板393上を右方へスライドしてトナー出口部37が開放状態になっている。また、マゼンタ〜イエローのトナーコンテナ20M,20C,20Y用の各干渉片354およびブラックのトナーコンテナ20K用の干渉片354′は、いずれも各トナーコンテナ20の底部と干渉しない非干渉位置(退避姿勢)に位置設定されているため、各トナーコンテナ20は、装着部30aに装着可能になっている。
そして、この状態においては、操作レバー357の可動摘持片357bの可動突起357nが台座プレート350の開放位置用係止孔350aに嵌り込んでいるため、出口シャッタ35は移動することができないロック状態になっている。
このロック状態で新旧交換のために各トナーコンテナ20を装着部30aから取り外し、かつ、出口シャッタ35を閉止位置に位置変更させるには、操作レバー357の固定摘持片357aおよび可動摘持片357bの各摘持部357d,357fを指で強く摘まんで操作される。
こうすることで、可動摘持片357bが架設片357hの弾性変形で反時計方向へ回動し、これによって可動突起357nが、図11に示すように、台座プレート350の開放位置用係止孔350aから上方へ抜け出るため、出口シャッタ35は移動可能になる。従って、操作レバー357を指で摘みながら操作レバー357を左方へ向けて動かすことにより、スライドプレート351が、図11に白抜き矢印で示すように、台座プレート350上を左方へ向けてスライドすることになる。
そして、出口シャッタ35が閉止位置に到達すると、図12に示すように、各トナー出口部37が対応した各シャッタ片353cによってそれぞれ閉止されるとともに、操作レバー357の可動摘持片357bの可動突起357nが台座プレート350の閉止位置用係止孔350bに嵌り込むため、出口シャッタ35の閉止位置に位置設定された状態がロックされることになる。
また、この状態では、各干渉片354,354′は、各トナーコンテナ20の底部と干渉する干渉位置に位置設定されるため、この状態、すなわち、トナー出口部37が閉止された状態では、トナーコンテナ20を装着部30aに装着することができない。
また、図10に示すように、出口シャッタ35が開放位置に位置設定されているときは、第1本体フレーム14の突片141がスライドプレート351の前方縁部351eと干渉し、これによって中間転写ユニット30を装置本体11から取り出すことができないのは、先に図9(A)に基づき先に説明した通りである。従って、中間転写ユニット30を装置本体11から取り出すときは、図12に示すように、出口シャッタ35が閉止姿勢に姿勢設定された状態で行われる。こうすることで、中間転写ユニット30のトナー出口部37からのトナーの飛散を防止することができる。
以下、図13および図14を基に、出口シャッタ35を用いたアース処理について説明する。まず、図13は、出口シャッタ35を用いたアース処理を説明するためにアース線310が前記ベルトクリーニング装置311のブレード312を支持するホルダー板金313に接続された状態を示す斜視図であり、図13(A)は、枠体39を含めて示した図、図13(B)は、ベルトクリーニング装置311からアース線310、ブレード312およびホルダー板金313を抜き出して示した図である。なお図13におけるXおよびYによる方向表示は、図1の場合と同様(−X:左方、+X:右方、−Y:前方、+Y:後方)である。
図13に示すように、ベルトクリーニング装置311は、先端縁部が中間転写ベルト31の表面に当接するブレード312と、このブレード312を支持するホルダー板金313とを備えて構成されている。ホルダー板金313は、枠体39の左端部で前後方向一対の側板(前方側板391および後方側板392)間に架設されている。
そして、アース線310は、ホルダー板金313の前端部と、出口シャッタ35のシャッタプレート353との間に張設されている。かかるアース線310には、適所にコイルスプリング314が介設されている。コイルスプリング314は、その弾性力でアース線310が弛むのを防止する役割を果たす。
図14は、シャッタプレート353から装置本体11へのアース処理を説明するための、中間転写ユニット30の左端部前方を裏面側から見た斜視図である。なお、図14におけるXおよびYによる方向表示は、図1の場合と同様(−X:左方、+X:右方、−Y:前方、+Y:後方)である。
図14に示すように、シャッタプレート353には、第1コイルスプリング315が貫通支持されているとともに、スライドプレート351には、その裏面側から第2コイルスプリング316が下方に向かって突設されている。そして、第1コイルスプリング315と第2コイルスプリング316との間には、シャッタプレート353の裏側に配線された第2アース線317が架設されている。
前記第2コイルスプリング316は、中間転写ユニット30が装置本体11に装着された状態で、当該装置本体11の適所に設けられた図略のフレームに圧縮弾性変形して当接するように長さ寸法が設定されている。
従って、中間転写ユニット30が装置本体11に装着されると、第2コイルスプリング316が装置本体11の所定のフレームに接続された状態になるため、中間転写ベルト31と摺接することによってブレード312に帯電した静電気は、コイルスプリング314を備えたアース線310、シャッタプレート353、第1コイルスプリング315,第2アース線317および第2コイルスプリング316を通り、装置本体11を介してアースされることになる。
以上詳述したように、本実施形態に係るカラープリンタ(画像形成装置)10は、トナー像を担持する横方向に並設された複数の感光体ドラム41と、各々がトナー供給口21を有し、トナーを収納する複数のトナーコンテナ20と、各々がトナー供給口21を有し、各トナーコンテナ20の下方に設けられる複数の現像装置42と、複数のトナーコンテナ20と複数の現像装置42との間に配置され、複数の感光体ドラム41から一次転写されたトナー像を用紙に二次転写するための中間転写ユニット30と、感光体ドラム41、トナーコンテナ20、現像装置42および中間転写ユニット30を収容する装置本体11とを備えた基本構成を有している。
そして、中間転写ユニット30の枠体39の一側端部には、トナー供給口21の各々に位置が対応している複数のトナー入口部36と、トナー供給口21の各々に位置が対応している複数のトナー出口部37と、トナー入口部36の各々からトナー出口部37の各々に続く複数のトナー供給経路38と、トナー出口部37を開閉する出口シャッタ35と、が備えられ、装置本体11には、本発明に係るガイド部としての突片141が備えられている。
しかも、出口シャッタ35は、トナー出口部37を閉とする閉止位置(第1姿勢)と、トナー出口部37を開とする開放位置(第2姿勢)との間で位置変更(姿勢変更)可能とされ、閉止位置のときにトナーコンテナ20と干渉する一方で、開放位置のときにトナーコンテナ20と非干渉となる複数の干渉片354,354′と、閉止位置のときに突片141と位置合わせされて中間転写ユニット30の装置本体11からの取り出しを許容する一方で、開放位置のときに突片141との位置あわせが解除される切り欠き溝355とを備えている。
かかる構成によれば、出口シャッタ35を閉じられた状態の閉止位置と開かれた状態の開放位置との間で適宜姿勢変更させることにより、トナー出口部37からのトナーの飛散を防止することができる。また、出口シャッタ35は、閉じられた閉止位置のときにトナーコンテナ20と干渉する干渉片354,354′を備えているので、例えば中間転写ユニット30の装置本体への組み付け時において、当該出口シャッタ35が閉じているときにはトナーコンテナ20が干渉片354,354′と干渉するため当該トナーコンテナ20を装置本体11に装着することができず、これにより出口シャッタ35の開口不良を作業者に容易に認知させることができる。
その結果、トナー出口部37が開口されていないにも拘わらずにトナーコンテナ20が中間転写ユニット30に装着されてしまうような不都合の発生を有効に防止することができる。
そして、出口シャッタ35には、閉じられた閉止位置のときに突片141と位置合わせされて中間転写ユニット30の装置本体11からの取り出しを許容する一方で、トナー出口部37を開とする開放位置のときに突片141との位置あわせが解除される切り欠き溝355が設けられているため、トナー出口部37が開放状態であるにも拘わらず中間転写ユニット30が装置本体11から引き出されることが防止される。従って、トナー出口部37が開放状態で中間転写ユニット30が引き出されることにより、開いたトナー出口部37からトナーが外部に飛散するような不都合の発生を有効に防止することができる。
また、出口シャッタ35は、金属製のものが採用され、中間転写ユニット30に設けられたブレード312は、出口シャッタ35と、この出口シャッタ35に接続された所定の導通部材(上記の実施形態では第1コイルスプリング315、第2コイルスプリング316および両者間に介設された第2アース線317)と、装置本体11とを介してアースされるため、専用のアースのための部材を別途採用する必要がなくなり、その分部品点数の削減に貢献することができる。
また、コイルスプリング314がその弾性力でアース線310の弛みを防止するため、確実なアース処理を確保することができるとともに、弛んだアース線310が他の部材と干渉することを回避することができる。
そして、出口シャッタ35には、出口シャッタ35の開閉操作を行う操作部352は、合成樹脂製であるため、製造が容易であるとともに、手で操作するに際して感電することがない。
さらに、操作部352の構成要素である操作レバー357は、出口シャッタ35の開閉操作を行う前に手で摘む摘持部357d,357fを有し、摘持部357d,357fは、当該一旦摘んだ摘持部357d,357fから手を離すことで出口シャッタ35の開閉状態がロックされるように構成されているため、摘持部357d,357fを摘むという操作を行わないと出口シャッタ35を開閉操作することができず、誤って出口シャッタ35が開閉してしまうような誤操作を防止することができる。また、摘持部357d,357fを摘んだ状態で出口シャッタ35の開閉操作を行うことができるとともに、一旦摘んだ摘持部357d,357fから手を離すことによって、開閉状態がロックされるため、一々ロックのための操作を行う必要がなくなり、結果として出口シャッタ35は、ロックも含めた出口シャッタ35の開閉操作を容易に行うことができる。
以上、本発明の一実施形態につき説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば次のような変形実施形態を取ることができる。
(1)上記の実施形態では、画像形成装置としてカラープリンタ10を例に挙げて説明したが、カラープリンタ10に代えて複写機やファクシミリ装置、さらには、これらの機能を全て備えた、いわゆる複合機であってもよい。
(2)上記実施形態では、トナーコンテナ20と干渉片354,354′とが干渉した場合に、トナーコンテナ20の装着が不能となる例を示した。こうする代わりに、別途の報知手段で作業者に出口シャッタ35の開放不良を認知させるようにしてもよい。例えば、トナーコンテナ20と干渉片354,354′とが干渉状態にあるときに動作する回路部を付設し、該回路部が発生する電気信号に基づきカラープリンタ10の操作パネル上に何らかのメッセージ表示を行わせるようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、各トナーコンテナ20M,20C,20Y、20Kにそれぞれ対応付けて、複数の干渉片354,354′が出口シャッタ35に設けられているが、こうする代わりにいずれかのトナーコンテナ20を対象として干渉片354を1つだけ設けてもよい。
(4)上記の実施形態では、出口シャッタ35のスライドプレート351の前方縁部351e切り欠き溝355を設けるとともに、これに対応して第1本体フレーム14に突片141が設けられているが、前方縁部351e側に突片を設け、突片141側に当該突片と対応する溝を設けてもよい。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態を説明するためのカラープリンタを示す外観視の斜視図である。 図1に示すカラープリンタの正面側から見た内部構造の概要を説明するための断面視の説明図である。 図2に示したトナーコンテナ、中間転写ユニットおよび現像装置を抜き出して示す斜視図であって、これら3要素が接続された状態を示し、(A)は、中間転写ユニットの前面に出口シャッタが装着された状態、(B)は、出口シャッタが取り外された状態をそれぞれ示している。 中間転写ユニットの一実施形態を示す斜視図であり、(A)は、中間転写ユニットの前面に出口シャッタが装着された状態、(B)は、出口シャッタが取り外された状態をそれぞれ示している。 出口シャッタ35がトナーコンテナ20の左端面の位置に装着された状態を裏面側から見た斜視図であり、図6は、出口シャッタ35の操作部352を上から見た斜視図である。 出口シャッタの操作部を上から見た斜視図である。 出口シャッタの一実施形態を示す斜視図であり、(A)は、背面視の組み立て斜視図、(B)は、分解斜視図であって、(B)−aは、スライドプレート、(B)−bは、操作部、(B)−cは、シャッタプレートをそれぞれ示し、図7(B)−dは、操作部の背面視の断面図である。 トナーコンテナと干渉片との間の相対的な位置関係を示す斜視図であり、(A)は、出口シャッタが開放されることによってた干渉片が退避位置に位置設定された状態、(B)は、出口シャッタが閉止されることによって干渉片が干渉位置に位置設定された状態をそれぞれ示している。 切り欠き溝の作用を説明するための出口シャッタを上から見た斜視図であり、(A)は、前方縁部が第1本体フレームの突片と干渉した状態、(B)は、切り欠き溝が突片と対向することにより前方縁部の突片に対する干渉が解除された状態をそれぞれ示している。 出口シャッタの作用を説明するための正面視の説明図であり、出口シャッタが開放位置に位置設定されてロックされた状態を示している。 出口シャッタの作用を説明するための正面視の説明図であり、出口シャッタが開放位置と閉止位置との間にある状態を示している。 出口シャッタの作用を説明するための正面視の説明図であり、出口シャッタが閉止位置に位置設定されてロックされた状態を示している。 出口シャッタを用いたアース処理を説明するためにアース線がベルトクリーニング装置のブレードを支持するホルダー板金に接続された状態を示す斜視図であり、(A)は、枠体を含めて示した図、(B)は、ベルトクリーニング装置からアース線、ブレードおよびホルダー板金を抜き出して示した図である。 シャッタプレートから装置本体へのアース処理を説明するための、中間転写ユニットの左端部前方を裏面側から見た斜視図である。
符号の説明
10 カラープリンタ(画像形成装置)
11 装置本体(本体フレーム)
12 トップカバー 13 フロントカバー
14 第1本体フレーム 141 突片(ガイド部)
15 第2本体フレーム 20 トナーコンテナ(現像剤収容部)
21 トナー供給口(現像剤供給口)
30 中間転写ユニット 30a 装着部
301 二次転写部 31 中間転写ベルト
310 アース線 311 ベルトクリーニング装置
312 ブレード 313 ホルダー板金
314 コイルスプリング 315 第1コイルスプリング
316 第2コイルスプリング 317 アース線
32 駆動ローラ
33 従動ローラ 34 入口シャッタ
341 カム部材 342 シール材
35 出口シャッタ(現像剤入口部)
350 台座プレート 350a 開放位置用係止孔
350b 閉止位置用係止孔 351 スライドプレート
351a 左方係止孔
351b 右方係止孔 351c 貫通窓
351d 隙間 351e 前方縁部
351f 連結孔 352 操作部
353 シャッタプレート 353a プレート本体
353b 脚片 353c シャッタ片
353d 連結突起 354 干渉片(干渉部)
355 切り欠き溝
356 操作部本体 357 操作レバー
357a 固定摘持片 357b 可動摘持片
357c 貫通窓 357d 摘持部(摘持片)
357e 延設部 357f 摘持部(摘持片)
357g 延設部 357h 架設片
357m 不動突起 357n 可動突起
36 トナー入口部(現像剤出口部)
37 トナー出口部(現像剤出口部)
38 トナー供給経路(現像剤供給経路)
380 回転駆動部
381 水平経路 382 鉛直経路
383 シール部材 384 トナー搬送部材
385 スクリュー部 391 前方側板
392 後方側板 393 台座板
394 天板 39 枠体
40 画像形成ユニット 40M マゼンタ用画像形成部
40C シアン用画像形成部 40Y イエロー用画像形成部
40K ブラック用画像形成部 41 感光体ドラム(像担持体)
42 現像装置 421 トナー受給口(現像剤受給口)
422 トナー導入部 423 トナー受入れ路
43 帯電装置 44 クリーニング装置
50 レーザスキャナユニット 60 給紙カセット
70 定着ユニット 80 排紙ユニット

Claims (5)

  1. 現像剤像を担持する横方向に並設された複数の像担持体と、
    各々が現像剤供給口を有し、前記現像剤を収納する複数の現像剤収容部と、
    各々が現像剤受給口を有し、前記現像剤収容部各々の下方に設けられる複数の現像装置と、
    複数の前記現像剤収容部と複数の前記現像装置との間に配置され、複数の前記像担持体から一次転写された現像剤像を用紙に二次転写するための中間転写ユニットと、
    前記像担持体、現像剤容器、現像装置および中間転写ユニットを収容する本体フレームと、を備え、
    前記中間転写ユニットは筐体構造を有し、該筐体の一側端部には、
    前記現像剤供給口の各々に位置が対応している複数の現像剤入口部と、
    前記現像剤受給口の各々に位置が対応している複数の現像剤出口部と、
    前記現像剤入口部の各々から前記現像剤出口部の各々に続く複数の現像剤供給経路と、
    前記現像剤出口部を開閉する出口シャッタと、が備えられ、
    前記本体フレームには、ガイド部が備えられ、
    前記出口シャッタは、
    前記現像剤出口部を閉とする第1姿勢と、前記現像剤出口部を開とする第2姿勢との間で姿勢変更可能とされ、
    前記第1姿勢のときに前記現像剤収容部と干渉する一方で、前記第2姿勢のときに前記現像剤収容部と非干渉となる複数の干渉部と、
    前記第1姿勢のときに前記ガイド部と位置合わせされて前記中間転写ユニットの前記本体フレームからの取り出しを許容する一方で、前記第2姿勢のときに前記ガイド部との位置あわせが解除される切り欠き部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記出口シャッタは、金属製のものが採用され、かつ、当該出口シャッタに接続された所定の導通部材と、前記本体フレームとを介してアースされていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記中間転写ユニットには、周回している前記中間転写ベルトの表面にクリーニングブレードが摺接することで当該中間転写ベルトの表面にクリーニング処理を施すクリーニング装置が設けられ、
    前記クリーニング装置には、前記クリーニングブレードを支持するホルダー板金が設けられ、
    前記ホルダー板金と、前記出口シャッタとの間にはスプリングが介設され、
    前記ホルダー板金のアース処理は、前記スプリングおよび前記出口シャッタを介して行われることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記出口シャッタには、前記出口シャッタの開閉操作を行う操作部が設けられ、
    前記操作部は、合成樹脂製であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記操作部に操作レバーが設けられ、
    前記操作レバーは、前記出口シャッタの開閉操作を行う前に手で摘む摘持片を有し、
    前記摘持片は、当該一旦摘んだ摘持片から手を離すことで前記出口シャッタの開閉状態がロックされるように構成されていることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013231947A (ja) * 2012-04-04 2013-11-14 Canon Inc 画像形成装置
JP2016197216A (ja) * 2015-04-06 2016-11-24 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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