JP2010085139A - 薄膜試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明の目的は、外部アクチュエータを使わずに、マイクロマシンの薄膜材料の曲げ,引張及びねじりの疲労特性を高精度に測定できる薄膜試験装置を提供することにある。
【解決手段】
薄膜を成形した評価チップと、評価チップに外力を加える手段と、外力により評価チップに発生する歪量を計測する計測手段とを備える薄膜試験装置で、評価チップは、コイルが上側に形成された外力発生基板,薄膜試験片及びこれらを支持する枠構造物を有し、外力発生基板のコイルに電流を流した時に発生するローレンツ力により、外力発生基板が変位して薄膜試験片に外力を加えるように構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、マイクロマシンの材料で用いられる薄膜材料の曲げ,引張,ねじりの静的特性と疲労特性を測定する薄膜試験装置に関する。
マイクロマシンの製作において、材料として単結晶シリコン,シリコン化合物,金属薄膜材料等が用いられている。しかし、これらの薄膜材料の電気的特性が明らかになっていることに対し、機械特性は充分解明されていない。更に、マイクロマシンの長期間の信頼性を保障するには、これらの薄膜材料の疲労特性を充分に把握しておく必要がある。
様々な機械特性の中で、引張強度,ヤング率はマイクロマシン設計の基礎データであるため、比較的多くの評価方法が開発されている。試験方法としては、マイクロマシン技術により、微小試験片を製作し、それに引張荷重を印加する手法が一般的である。
微小試験片に引張荷重を印加する方法として、特許文献1に、トーションバーを利用して、曲げ荷重を引張荷重に変えて、引張荷重を印加する方法が記載されている。また、微小試験片を固定する方法として、特許文献2に、静電チャックを利用した方法が記載されている。この方法は、機械的クランプ方式よりも正確に引張加重を印加できる長所がある。
マイクロマシンの信頼性を保障するため、薄膜材料の疲労特性を充分に調べておく必要がある。現状、引張強度とヤング率の試験方法は多く評価方法が開発されているが、薄膜材料の疲労試験方法の報告は少ない。薄膜疲労の試験方法として、非特許文献1に、共振構造体と試験片を一緒に作り、共振構造体を共振させることにより疲労破壊まで繰返し荷重を印加する方法が記載されている。この方法の特徴は、微小試験片と荷重印加部が同一基板上でできていて、外部から荷重を印加するためのアクチュエータが不要な点である。
特開平9−21842号公報 特開2002−221474号公報 C.L.Muhlstein et al.,"High-cycle fatigue and durability of polycrystalline silicon thin film in ambient air", Sensors and Actuators A: Physical, Volume 94,Number 3, 20 November 2001, pp. 177-188.
マイクロマシンの薄膜材料の機械特性を高精度に測定するためには、評価チップの同じ位置に、荷重を正確に印加する必要がある。疲労試験の場合、評価チップに繰返し荷重を印加してこの状態を維持し続ける必要がある。現在の薄膜の試験方法では、微小試験片に荷重を印加するために、試験チップに比べて充分大きなアクチュエータを用いている。また、評価チップの正確な位置に荷重を印加するため、精密位置合わせ機構も必要となる。更に、疲労特性を調べるために、長時間繰返し荷重を微小試験片に印加する必要があるが、その時に生じる誤差は、測定結果の信頼性を低下させる原因となる。
非特許文献1では、評価チップの製造プロセスの制限から、シリコン以外の薄膜材料の疲労特性を調べることが難しい。また、非特許文献1の評価チップは、曲げの疲労特性は評価できるが、引張,ねじりの疲労特性を調べることはできない。マイクロマシンデバイスでは、引張やねじりを利用するデバイスも多く、曲げの疲労特性だけではなく、引張,ねじりの疲労特性の試験方法も必要となる。
本発明の目的は、外部アクチュエータを使わずに、マイクロマシンの薄膜材料の曲げ,引張及びねじりの疲労特性を高精度に測定できる薄膜試験装置を提供することにある。
本発明では、外部アクチュエータを使わずに、マイクロマシンの薄膜材料に繰返し荷重を加える機構を評価チップに内在化させる。
即ち、本発明は、評価対象の薄膜を成形した評価チップと、固定された前記評価チップに外力を加える手段と、外力により前記評価チップに発生する歪量を計測する計測手段とを備える薄膜試験装置で、前記評価チップは、コイルが上側に形成された外力発生基板,薄膜試験片及びこれらを支持する枠構造物を有し、更に前記外力発生基板のコイルに水平磁場を加える磁石を備え、前記外力発生基板のコイルに電流を流した時に発生するローレンツ力により、前記外力発生基板が変位して前記薄膜試験片に外力を加えるように構成する。
本発明によれば、薄膜試験片に繰返し荷重を加える機構を評価チップに内在化させたことにより、誤差の原因になる外部アクチュエータを使わずに、繰返し荷重を、薄膜試験片の同じ位置に正確に印加させることができ、この状態を維持し続けることができる。
従って、薄膜材料の機械特性である曲げ,引張及びねじりの疲労特性を高精度に測定できる。更に、評価チップの位置合わせ作業を省略できるため、試験に伴う作業の手順が減り、作業効率が向上することも期待できる。
(1)装置の構成
図1に、本発明による薄膜試験装置1の一例の全体構成を示す。薄膜試験装置1は、評価チップ2の薄膜試験片3を観察するための観察装置11を備える。観察装置11として、光学顕微鏡,電子顕微鏡,CCDカメラなどを用いる。薄膜試験装置1は、評価チップ2の薄膜試験片3の変位(歪量)を検出するための変位検出器12を備える。変位検出器12は、レーザ変位計などを用いる。変位検出器12で測定した変位情報は、オシロスコープ13に送られ、更に制御用PC14に転送されて記録される。
評価チップ2は、平行磁場(水平磁場)21を発生する磁石22を備える固定台23に固定されている。評価チップ2を固定する手段として、真空吸着などを用いる。評価チップ2と固定台23は、台座24の上に設置される。台座24は、外部振動による測定ノイズを抑えるため、除振台などを用いる。
評価チップ2は、磁場と電流によるローレンツ力を発生するためのコイル25を備えており、電力印加のための電極が形成されている。評価チップ2に電力を供給するため、電源15を用いる。電源15は、直流電流および交流電流が印加できるものを用いる。
評価チップ2は、ローレンツ力により回転する外力発生基板26を備え、外力発生基板26の回転軸としてトーションバー27を備える。評価チップ2の薄膜試験片3の下に位置するトーションバー27のねじり角を検出するため、トーションバー27はピエゾ素子センサを備える。薄膜試験装置1は、ピエゾ抵抗を測定するためのマルチメータ16を備え、マルチメータ16で測定したトーションバー27のねじり角の情報を制御用PC14に送る。制御用PC14は、ねじり角の情報を基準に電源15の出力を調節し、トーションバー27のねじり角を一定にするクローズド・ループ制御を行う。
この構成において、実際の試験は、評価チップ2が固定台23に吸着された状態で、評価チップ2の外力発生基板26にねじりを発生させ、この外力発生基板26が薄膜試験片3に荷重を与えることで行われる。評価チップ2に供給する電流を増加すると、外力発生基板26の回転によって薄膜試験片3を押し上げる量が増え、薄膜試験片3に与えられる荷重が大きくなる。評価チップ2に交流を印加して薄膜試験片3に繰返し荷重を加えることにより、疲労試験を行うことができる。評価チップ2は、曲げ試験用,引張試験用,ねじり試験用の3種類がある。同一製造工程で製造された評価チップ2を薄膜試験装置上で交換することにより、薄膜の曲げ,引張及びねじりの疲労特性を評価できる。
(2)装置の動作
図2に、薄膜試験装置の動作と測定原理を示す。図2(a)は評価チップ2に電流を流す前の様子を示す図、図2(b)は評価チップ2に電流を流した後の様子を示す図である。
薄膜試験片3は、評価チップ2のSi(シリコン)片持ち梁の上に形成されている。評価チップ2の外部の磁石22により、平行磁場21が評価チップ2を含む空間に発生する。評価チップ2の外力発生基板26の上にはコイル25が形成されており、コイル25に電流を流すと平行磁場21の影響でローレンツ力が発生し、外力発生基板26がトーションバー27を中心に回転して、Si片持ち梁を押し上げる。これにより、薄膜試験片3に荷重を与える。コイル25に供給する電流値を変えることで、外力発生基板26がSi片持ち梁を押し上げる量を調節できる。即ち、薄膜試験片3に与える荷重は、コイル25に供給する電流によって制御できる。
外力発生基板26がローレンツ力により回転した時の薄膜試験片3の変位を、変位検出器12で測定する。図2では、変位検出器12としてレーザ変位計を用いた場合のレーザ光を、破線の矢印で示している。変位検出器12の測定信号は、オシロスコープ13を通して制御用PC14に記録される。
外力発生基板26の変位角は、トーションバー27に設置されたピエゾ素子センサで構成したホイーストンブリッジ(図示せず)により計測する。計測した外力発生基板26の変位角を一定に保つように、評価チップ2に加わる外力を制御する。具体的には、外力発生基板26の変位角を一定に保つように、電源15からコイル25に供給する電流を制御する(クローズド・ループ制御)。
静的試験および疲労試験により、薄膜試験片3に破断および/または亀裂が発生した場合、変位検出器12によって薄膜試験片3の変位の異常が検出される。この時の異常を解析することにより、薄膜試験片3の降伏,破断,疲労破壊などの情報を得ることができる。
(3)試験片の測定結果の解析
図3は、薄膜試験片3に荷重を加えた時の特性図を示す。図3(a)は、評価チップ2に直流電流を印加して薄膜試験片3に静的荷重を加えた時の電流と薄膜試験片3の変位との関係を示す図である。ローレンツ力は電流に比例するため、電流を増加すると、外力発生基板26の変位角が大きくなり、薄膜試験片3に加える荷重も大きくなる。薄膜試験片3の弾性領域では、電流と変位が線形(比例)の関係を示す。そして、降伏が始まる塑性領域では、電流と変位が非線形の関係を示す。図3(a)のグラフの線形領域と非線形領域が分かれる部分(分岐点)の値を測定することで、薄膜材料のヤング率や降伏応力の測定が可能である。
図3(b)は、評価チップ2に交流電流を印加して薄膜試験片3に繰返し荷重を与え、疲労試験を行った時の荷重繰返し数と薄膜試験片3の剛性との関係を示す図である。薄膜試験片3に疲労が起きると亀裂が発生し、薄膜試験片3の剛性が低下する。これにより、繰返し荷重を与え、薄膜試験片3の剛性の変化を記録することで、疲労破壊の時点を測定し、疲労寿命を決めることができる。
(4)評価チップ2の製造方法
図4に、本発明による評価チップ2の製造方法の一例を示す。評価チップ2は、N型SOI基板を用いる(工程1)。ピエゾ素子センサを作るため、活性層31の上面(全面)にボロンドーピングを行い、P型Si層34を形成する(工程2)。P型Si層34は、活性層31の一部(上面)を構成する。薄膜試験片となる薄膜35を活性層31の上に形成する(工程3)。薄膜の種類は、シリコン,シリコン化合物,各種金属薄膜である。薄膜形成法では、CVD,PVD,めっきなどが用いられる。
次に、フォトリソグラフィで、薄膜35を試験片の形になるようパターニングを行う(工程4)。薄膜のパターニングには、ウェットエッチング,ドライエッチングおよびリフトオフ法などが用いられる。コイル25を形成する前に、絶縁層36を形成しパターニングを行う(工程5)。絶縁層36の材質としては、TEOS酸化膜やポリイミドなどが用いられる。絶縁層36の上にコイル25を形成する(工程6)。コイル25の形成法としては、スパッタ,めっき,蒸着などがある。コイルの材質としては、Au,Cu,Alなどが用いられる。
活性層31の表面をパターニングした後、ドライエッチング法を用いて活性層31の部分のエッチングを行う(工程7)。ハンドル層33をパターニングした後、ドライエッチング法を用いてハンドル層33の部分のエッチングを行う(工程8)。最後に、BOX層酸化膜32を除去して薄膜試験片3をリリースすることにより、評価チップ2が完成する(工程9)。
(5)評価チップ2の構成
図5に、曲げ試験用の評価チップ2aの一例の斜視図を示す。評価チップ2aは、SOI基板を用いて製作される。薄膜試験片3aは、SOI基板の活性層の上に形成されている。薄膜試験片3aは、BOX層酸化膜のエッチングにより、評価チップ2aの中央部にあるSOI基板の外力発生基板(ハンドル層)26から分離されている。2つの薄膜試験片3aは、その一端が枠構造物(SOI基板)29に支持された片持ち梁構造を有する。
2つのトーションバー27は、外力発生基板26の上部に形成され、2つの薄膜試験片3aの位置に対して90度異なる水平方向の両側に形成されている。これにより、外力発生基板26は、2つのトーションバー27を両持ち梁として、枠構造物29に支持される。トーションバー27には、P++ドープで形成されたピエゾ素子センサが内蔵され、トーションバー27の変位角を検出する。
このように、外力発生基板26と薄膜試験片3aは、分離されて、別々に枠構造物29に支持されている。コイル25は外力発生基板26の上に形成されており、コイル25に電流を供給するための電極28及び給電ライン28aが、枠構造物29の上に形成されている。
コイル25に直流電流を流すと、ローレンツ力が発生し、外力発生基板26がトーションバー27を中心に(中心軸として)回転し、薄膜試験片3aの自由端に外力を加える。これにより、薄膜試験片3aに曲げ荷重(応力)が与えられる。また、コイル25に交流電流を印加した(流した)場合、電流の方向が周期的に変わるため、外力発生基板26の回転方向も周期的に変わる。これにより、薄膜試験片3aに繰返し曲げ荷重を印加して、曲げ疲労試験を行うことができる。
図6に、引張試験用の評価チップ2bの一例の斜視図を示す。評価チップ2bは、SOI基板でできている。薄膜試験片3bは、SOI基板の活性層の上に形成されている。1つの薄膜試験片3bは、その一端が枠構造物29に支持され、その多端が評価チップ2bの中央部にあるSOI基板の外力発生基板26の上部と連結されている。これにより、外力発生基板26と枠構造物29は、薄膜試験片3bを介して一体構造をなしている。
2つのトーションバー27は、外力発生基板26の上部に形成され、薄膜試験片3aの位置に対して90度異なる水平方向の両側に形成されている。これにより、外力発生基板26は、2つのトーションバー27を両持ち梁として、枠構造物29に支持される。トーションバー27には、P++ドープで形成されたピエゾ素子センサが内蔵され、トーションバー27の変位角を検出する。コイル25は外力発生基板26の上に形成されており、コイル25に電流を供給するための電極28及び給電ライン28aが、枠構造物29の上に形成されている。
コイル25に直流電流を流すと、ローレンツ力が発生し、外力発生基板26がトーションバー27を中心に回転し、薄膜試験片3bを引っ張り始める。これにより、薄膜試験片3bに引張荷重(応力)が与えられる。また、コイル25に交流電流を印加した場合、電流の方向が周期的に変わるため、外力発生基板26の回転方向も周期的に変わる。これにより、薄膜試験片3bに繰返し引張荷重を印加して、引張疲労試験を行うことができる。
図7に、ねじり試験用の評価チップ2cの一例の斜視図を示す。評価チップ2cは、SOI基板でできている。薄膜試験片3cは、SOI基板の活性層の上に形成されている。2つのトーションバー27は、外力発生基板26の上部に形成され、水平方向の両側に形成されている。これにより、外力発生基板26は、2つのトーションバー27を両持ち梁として、枠構造物29に支持される。1つの薄膜試験片3cは、一方のトーションバー27の上に形成されている。トーションバー27には、P++ドープで形成されたピエゾ素子センサが内蔵され、トーションバー27の変位角を検出する。コイル25は外力発生基板26の上に形成されており、コイル25に電流を供給するための電極28及び給電ライン28aが、枠構造物29の上に形成されている。
コイル25に直流電流を流すと、ローレンツ力が発生し、外力発生基板26がトーションバー27を中心に回転し、トーションバー27上の薄膜試験片3cをねじり始める。これにより、薄膜試験片3cにねじり荷重(応力)が与えられる。また、コイル25に交流電流を印加した場合、電流の方向が周期的に変わるため、外力発生基板26の回転方向も周期的に変わる。これにより、薄膜試験片3cに繰返しねじり荷重を印加して、ねじり疲労試験を行うことができる。
(6)試験装置における評価チップ2の交換
図8に、薄膜試験装置1における評価チップの交換の概念図を示す。同図で、曲げ試験用の評価チップ2a,引張試験用の評価チップ2b及びねじり試験用の評価チップ2cは、同じ外部寸法(外側寸法,外形寸法)でできており、薄膜試験装置1に対して互換性を有している。
薄膜試験装置1でこれらの評価チップを交換することにより、薄膜の曲げ,引張及びねじりの評価試験を実施できる。また、各評価チップは、同一製造工程で、同じウェハ内で形成することができる。このため、同じ条件で形成した薄膜試験片3に対して、曲げ,引張及びねじりの評価試験を実施できる。
本発明による薄膜試験装置の一例を示す全体構成図。 薄膜試験装置の動作と測定原理を示す図で、(a)は評価チップに電流を流す前を示す図、(b)は評価チップに電流を流した後を示す図。 薄膜試験片に荷重を加えた時の特性図で、(a)は薄膜試験片に静的荷重を加えた時の電流と薄膜試験片の変位との関係を示す図、(b)は薄膜試験片に繰返し荷重を加えた時の荷重繰返し数と薄膜試験片の剛性との関係を示す図。 本発明による評価チップの製造方法の一例を示す図。 曲げ試験用評価チップの一例を示す斜視図。 引張試験用評価チップの一例を示す斜視図。 ねじり試験用評価チップの一例を示す斜視図。 薄膜試験装置における評価チップの交換の概念図。
符号の説明
1 薄膜試験装置
2,2a,2b,2c 評価チップ
3,3a,3b,3c 薄膜試験片
11 観察装置
12 変位検出器
13 オシロスコープ
14 制御用PC
15 電源
16 マルチメータ
21 平行磁場
22 磁石
23 固定台
24 台座
25 コイル
26 外力発生基板
27 トーションバー
28 電極
29 枠構造物
31 活性層
32 BOX層酸化膜
33 ハンドル層
34 P型Si層
35 薄膜
36 絶縁層

Claims (6)

  1. 評価対象の薄膜を成形した評価チップと、該評価チップを固定する手段と、固定された前記評価チップに外力を加える手段と、外力により前記評価チップに発生する歪量を計測する計測手段とを備える薄膜試験装置であって、
    前記評価チップは、コイルが上側に形成された外力発生基板,薄膜試験片及びこれらを支持する枠構造物を有し、更に前記外力発生基板のコイルに水平磁場を加える磁石を備え、
    前記外力発生基板のコイルに電流を流した時に発生するローレンツ力により、前記外力発生基板が変位して前記薄膜試験片に外力を加えるように構成した薄膜試験装置。
  2. 請求項1において、前記外力発生基板及び前記薄膜試験片は別々に前記枠構造物に支持され、
    前記薄膜試験片はその一端を前記枠構造物に支持された片持ち梁構造を有し、
    前記外力発生基板は、前記薄膜試験片と異なる水平方向の両側に位置する両持ち梁を介して前記枠構造物に支持され、
    前記外力発生基板のコイルに電流を流した時に発生するローレンツ力により、前記外力発生基板が前記両持ち梁を中心に回転し、その変位によって前記薄膜試験片に曲げ応力を加えるように構成した薄膜試験装置。
  3. 請求項1において、前記外力発生基板及び前記枠構造物は、前記薄膜試験片を介して一体構造をなし、
    前記外力発生基板は、前記薄膜試験片と異なる水平方向の両側に位置する両持ち梁を介して前記枠構造物に支持され、
    前記外力発生基板のコイルに電流を流した時に発生するローレンツ力により、前記外力発生基板が前記両持ち梁を中心に回転し、その変位によって前記薄膜試験片に引張応力を加えるように構成した薄膜試験装置。
  4. 請求項1において、前記外力発生基板は、水平方向の両側に位置する両持ち梁を介して前記枠構造物に支持され、前記薄膜試験片は前記両持ち梁の一方の上に形成され、
    前記外力発生基板のコイルに電流を流した時に発生するローレンツ力により、前記外力発生基板が前記両持ち梁を中心に回転し、その変位によって前記薄膜試験片にねじり応力を加えるように構成した薄膜試験装置。
  5. 請求項2乃至4の何れかにおいて、ローレンツ力により回転する前記外力発生基板の変位角を一定に保つように、前記評価チップに加わる外力を制御する薄膜試験装置。
  6. 請求項1において、曲げ試験用評価チップ,引張試験用評価チップ及びねじり試験用評価チップが前記薄膜試験装置と互換性を有しており、これらの評価チップを前記薄膜試験装置で交換することにより、前記薄膜の曲げ,引張及びねじりの評価試験を実施する薄膜試験装置。
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