JP2010084718A - 燃料噴射弁の取付構造 - Google Patents

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Arata Mizota
新 溝田
Masaru Ogawa
賢 小川
Masaki Suzuki
雅季 鈴木
Junji Yasuda
順司 安田
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Abstract

【課題】 構造の簡素化や低コスト化等を図りながら、シリンダヘッドから燃料噴射弁への伝熱を抑制した燃料噴射弁の取付構造を提供する。
【解決手段】 噴射弁装着孔7は、燃料噴射弁6を収容すべく段付き形状を呈しており、大径部41の下端が当接する係止面7aと、中径部42の環状固定部42aが嵌入する上方保持部7bと、ノズル部43の環状固定部43aが嵌入する下方保持部7cとを有している。上方保持部7bは、間隙C1をもって環状固定部42aに対峙している。また、下方保持部7cも、間隙C1をもって環状固定部43aに対峙している。そして、下方保持部7cは、間隙C1の10倍となる間隙C2をもって遊嵌部43bに対峙している。
【選択図】 図3

Description

本発明は、筒内噴射内燃機関における燃料噴射弁の取付構造に係り、構造の簡素化等を図りながらシリンダヘッドから燃料噴射弁への伝熱を効果的に抑制する技術に関する。
近年、熱効率の向上や有害排出ガス成分の減少等を図るべく、燃焼室内に燃料を直接噴射する筒内噴射ガソリンエンジンやHCCI(Homogeneous Charge Compression Ignition:予混合圧縮着火)エンジン、直噴ディーゼルエンジン等(以下、筒内噴射エンジンと記す)の開発/改良が進められている。筒内噴射エンジンでは、シリンダヘッドに各気筒の燃焼室に開口する噴射弁装着孔が穿設されており、各噴射弁装着孔に燃料噴射弁が嵌挿/固定される。燃料噴射弁の固定にあたっては、位置決め精度(噴射弁装着孔と燃料噴射弁との同軸度)の向上や噴射ノズルの曲がり防止を図る必要がある。そこで、PTFE(四弗化エチレン樹脂)製で外周面に凸部を有する筒状スペーサを燃料噴射弁に外嵌させ、嵌挿時に筒状スペーサの凸部を弾性変形させることにより、噴射弁装着孔に所定の緊締力をもって燃料噴射弁を保持させる方法が提案されている(特許文献1参照)。
特開2005−320898号公報
上述した特許文献1の方法では、燃料噴射弁の構成部品点数や組立工数が増加する他、高価なPTFEを素材とする筒状スペーサを用いるために製造コストが高くなる問題があった。また、特許文献1では、噴射ノズルと噴射弁装着孔との間に所定の間隙を設けているが、筒状スペーサが弾性変形しやすいものであることから、燃料噴射弁が偏心あるいは傾斜して噴射ノズルが噴射弁装着孔の内周面に接触する虞があった。この場合、高温のシリンダヘッドから噴射ノズルに多量の熱が伝達されるため、エンジンの高回転高負荷運転時等に燃料噴射弁の噴射ノズルの先端温度が上昇し(例えば、燃料の蒸留温度に近くなり)、噴射ノズルの噴射孔にデポジットが生成/堆積することが避けられなかった。そして、噴射孔にデポジットが堆積すると、燃料噴射量の低下や噴霧形状の変化が生じるため、熱効率の低下や有害排出ガス成分の増減がもたらされる虞があった。
本発明は、上記状況に鑑みなされたものであり、構造の簡素化や低コスト化等を図りながら、シリンダヘッドから燃料噴射弁への伝熱を抑制した燃料噴射弁の取付構造を提供することを目的とする。
第1の発明は、筒内噴射型内燃機関のシリンダヘッドに燃料噴射弁を取り付ける構造であって、前記シリンダヘッドには、前記燃料噴射弁が嵌挿される噴射弁装着孔が穿設され、前記燃料噴射弁は、前記噴射弁装着孔の内周面に対してそれぞれ第1の間隙をもって摺動可能に嵌合するとともに、互いに所定の離間距離をもって離間した複数の固定部と、その先端が前記噴射弁装着孔の内周面に対して前記第1の間隙より大きい第2の間隙をもって対峙する噴射ノズルとを有することを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明に係る燃料噴射弁の取付構造において、前記第2の間隙は、前記燃料噴射弁が前記噴射弁装着孔内で偏心あるいは傾斜した状態においても、前記噴射ノズルの先端が前記噴射弁装着孔の内周面に接触しない値に設定されたことを特徴とする。
また、第3の発明は、第1または第2の発明に係る燃料噴射弁の取付構造において、第1の間隙が略0.01mmに設定されたことを特徴とする。
また、第4の発明は、第1〜第3の発明に係る燃料噴射弁の取付構造において、前記離間距離が10mm以上に設定されたことを特徴とする。
また、第5の発明は、第1〜第4の発明に係る燃料噴射弁の取付構造において、前記複数の固定部は、少なくとも前記噴射弁装着孔への嵌挿方向側に、60°以下のテーパと0.5mm以上の半径を有するR面取りとの少なくとも一方を有することを特徴とする。
第1の発明によれば、互いに離間した複数の固定部が噴射弁装着孔の内周面に嵌合することで燃料噴射弁の偏心や傾斜が生じ難くなり、噴射ノズルの先端が噴射弁装着孔の内周面に接触することに起因する噴射孔へのデポジットの生成/堆積が抑制される。また、第2の発明によれば、何らかの原因により燃料噴射弁が偏心あるいは傾斜しても、噴射ノズルの先端が噴射弁装着孔の内周面に接触しなくなり、噴射孔へのデポジットの生成/堆積が起こり難くなる。また、第3の発明によれば、噴射弁装着孔への燃料噴射弁の嵌挿が比較的容易に行えるとともに、噴射弁装着孔内で燃料噴射弁が確実に保持される。また、第4の発明によれば、噴射弁装着孔内で燃料噴射弁が十分な支持スパンをもって支持され、噴射弁装着孔と燃料噴射弁との同軸度が向上する。また、第5の発明によれば、噴射弁装着孔への燃料噴射弁の挿入が容易となり、組付作業性が向上する。
以下、図面を参照して、本発明をHCCIエンジンの燃料噴射弁取付構造に適用した一実施形態を詳細に説明する。
図1は実施形態に係るエンジンの要部を示す模式的縦断面図であり、図2は実施形態に係る燃料噴射弁の縦断面図であり、図3は図1中のIII部拡大図である。なお、実施形態では、説明の便宜上、図1〜図3中の下方を下とする。
図1に示すように、エンジン1は、ピストン2が摺動自在に内嵌するシリンダブロック3と、シリンダブロック3の上部に締結されたシリンダヘッド4とを有している。シリンダヘッド4には、その下面に燃焼室5が画成されるとともに、燃料噴射弁6が嵌挿される噴射弁装着孔7と、点火プラグ8が取り付けられるプラグ装着孔9とが燃焼室5に開口するかたちで穿設されている。燃料噴射弁6は、いわゆるトップフィード型であり、シリンダヘッド4の上部に設置されたコモンレール10から燃料の供給を受ける。また、点火プラグ8は、いわゆるロングリーチ型であり、コイル一体型のプラグキャップ11から電力の供給を受ける。なお、シリンダヘッド4には吸排気バルブやその駆動機構等も設置されているが、煩雑になることを避けるため、それらについての図示や説明は省略する。
図2に示すように、燃料噴射弁6は、インジェクタボディ21と、インジェクタボディ21の下端に固着/一体化された(加締められた)バルブボディ22と、インジェクタボディ21の上部に外嵌したソケット23とを外殻としている。インジェクタボディ21には、コイル26やコア27、バルブスプリング28、カラー29、フィルタ30が内装されるとともに、上端側にOリング31やバックアップリング32が外嵌している。バルブボディ22には、ニードルバルブ33が摺動自在に内嵌するとともに、PTFEを素材とする筒状シール34が先端側に外嵌している。バルブボディ22の先端には噴射孔35が穿設されており、ニードルバルブ33がインジェクタボディ21側に移動することによってこの噴射孔35から燃料が噴射される。ソケット23にはリード線36が固着されており、図示しないインジェクタドライバからの電力がこのリード線36を介してコイル26に供給される。
バルブボディ22は、インジェクタボディ21に加締められる上端の大径部41と、大径部41の直下に形成された中径部42と、中径部42の下端から延設されたノズル部43とからなる段付筒状を呈している。本実施形態の場合、中径部42およびノズル部43の外周には、それぞれ環状固定部(固定部)42a,43aが突設されている。両環状固定部42a,43aは、上方や下方にあたる部位(遊嵌部42b,43b)に対し、その外径が有意に大きく設定されている。また、両環状固定部42a,43aの下端には、それぞれ約50°のテーパ42c,43cが設けられるとともに、環状固定部42a,43aとテーパ42c,43cとの間に1mmの半径を有するR面取り42d,43dが施されている。また、両環状固定部42a,43aは、10mm以上の離間距離L(本実施形態では、15mm)をもって離間している。また、ノズル部43の先端側には、環状固定部43aではなく、遊嵌部43bが形成されている。
図3に示すように、噴射弁装着孔7は、燃料噴射弁6を収容すべく段付き形状を呈しており、大径部41の下端が当接する係止面7aと、中径部42の環状固定部42aが嵌入する上方保持部7bと、小径部43の環状固定部43aが嵌入する下方保持部7cとを有している。上方保持部7bは、間隙C1(第1の間隙:本実施形態の場合、0.01mm)をもって環状固定部42aに対峙している。また、下方保持部7cも、間隙C1をもって環状固定部43aに対峙している。そして、下方保持部7cは、間隙C1の10倍となる間隙C2(第2の間隙:本実施形態の場合、0.1mm)をもって、バルブボディ22の下端に至る遊嵌部43bに対峙している。
本実施形態では、上述した構成を採ったことにより、シリンダヘッド4からの伝熱は、その殆どが両環状固定部42a,43aのみから行われる。また、両環状固定部42a,43aが比較的大きな離間距離Lをもって離間する(すなわち、バルブボディ22が比較的大きな支持スパンをもって支持される)とともに、間隙C2が間隙C1に対して十分に大きな値に設定されているため、何らかの原因で燃料噴射弁6が噴射弁装着孔7に対して偏心あるいは傾斜したような場合においても、ノズル部43の先端側が噴射弁装着孔7の内周面に接触することが起こらない。これらにより、エンジン1の高回転高負荷運転時等においても、ノズル部43の先端温度が適正な範囲に保たれ、噴射孔35へのデポジットの生成/堆積が効果的に抑制できるようになる。また、両環状固定部42a,43aの下方にテーパ42c,43cが設けられるとともに、環状固定部42a,43aとテーパ42c,43cとの間にR面取り42d,43dが施されているため、エンジン組立ラインにおける噴射弁装着孔7への燃料噴射弁6の挿入作業が容易となる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、上記実施形態はHCCIエンジンの燃料噴射弁取付構造に本発明を適用したものであるが、筒内噴射ガソリンエンジンや直噴ディーゼルエンジンの燃料噴射弁取付構造にも当然に適用できる。また、上記実施形態では、固定部の下方にテーパとR面取りとを設けるようにしたが、どちらか一方を設けるようにしてもよい。その他、本発明の主旨を逸脱しない範囲であれば、燃料噴射弁の具体的構造、固定部や噴射弁装着孔の具体的寸法や形状等についても適宜変更可能である。
実施形態に係るエンジンの要部を示す模式的縦断面図である。 実施形態に係る燃料噴射弁の縦断面図である。 図1中のIII部拡大図である。
符号の説明
1 エンジン
4 シリンダヘッド
6 燃料噴射弁
7 噴射弁装着孔
22 バルブボディ
42a 環状固定部(固定部)
42b 遊嵌部
42c テーパ
43 ノズル部(噴射ノズル)
43a 環状固定部(固定部)
43b 遊嵌部
42c テーパ
C1 第1の間隙
C2 第2の間隙
L 離間距離

Claims (5)

  1. 筒内噴射型内燃機関のシリンダヘッドに燃料噴射弁を取り付ける構造であって、
    前記シリンダヘッドには、前記燃料噴射弁が嵌挿される噴射弁装着孔が穿設され、
    前記燃料噴射弁は、
    前記噴射弁装着孔の内周面に対してそれぞれ第1の間隙をもって摺動可能に嵌合するとともに、互いに所定の離間距離をもって離間した複数の固定部と、
    その先端が前記噴射弁装着孔の内周面に対して前記第1の間隙より大きい第2の間隙をもって対峙する噴射ノズルと
    を有することを特徴とする燃料噴射弁の取付構造。
  2. 前記第2の間隙は、前記燃料噴射弁が前記噴射弁装着孔内で偏心あるいは傾斜した状態においても、前記噴射ノズルの先端が前記噴射弁装着孔の内周面に接触しない値に設定されたことを特徴とする、請求項1に記載された燃料噴射弁の取付構造。
  3. 前記第1の間隙が略0.01mmに設定されたことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載された燃料噴射弁の取付構造。
  4. 前記離間距離が10mm以上に設定されたことを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載された燃料噴射弁の取付構造。
  5. 前記複数の固定部は、少なくとも前記噴射弁装着孔への嵌挿方向側に、60°以下のテーパと0.5mm以上の半径を有するR面取りとの少なくとも一方を有することを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載された燃料噴射弁の取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014222233A (ja) * 2014-06-24 2014-11-27 セイコーエプソン株式会社 センサーデバイス及びモーションセンサー

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