JP2010084526A - 内燃機関の動弁装置 - Google Patents

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    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L2800/00Methods of operation using a variable valve timing mechanism
    • F01L2800/15Balancing of rotating parts

Abstract

【課題】 カムシャフトのトルク変動を低速回転領域から高速回転領域まで効果的に低減する。
【解決手段】 直列に並ぶN個の気筒にそれぞれ設けられる複数の機関弁を開閉駆動する複数の動弁カム31A〜31Cが形成されたカムシャフト20に、複数の機関弁20,22から作用する反力によりトルク変動が生じたとき、そのトルク変動を低減すべくトルク低減機構がカムシャフト20に加えるキャンセルトルクを、複数の機関弁20,21の各バルブリフト曲線を合成した合成バルブリフト曲線を、θ=360°÷N÷2で算出される角度θだけ位相をずらした第1キャンセルリフト曲線で与えるので、内燃機関の高速回転時の慣性力に起因するトルク変動の増大を抑制し、低速回転領域から高速回転領域までの広い領域でカムシャフト20のトルク変動を最小限に抑えることができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、直列に並ぶN個の気筒にそれぞれ設けられた複数の機関弁と、前記複数の機関弁を開閉駆動する複数の動弁カムが形成されたカムシャフトと、前記複数の機関弁からの反力により前記カムシャフトに生じるトルク変動を低減するキャンセルトルクを該カムシャフトに加えるトルク低減機構とを備える内燃機関の動弁装置に関する。
内燃機関のカムシャフトに設けた動弁カムで機関弁を開閉駆動すると、機関弁の弁ばねの反力が動弁カムに作用するためにカムシャフトにトルク変動が発生する。このカムシャフトのトルク変動を低減すべく、カムシャフトにトルクキャンセルカムを設け、トルクキャンセルカムに付勢部材を弾発的に当接させることで、前記カムシャフトのトルク変動をキャンセルするトルクを発生させるものが、下記特許文献1により公知である。前記トルクキャンセルカムからカムシャフトに加えられるトルクのカーブは、動弁カムからカムシャフトに加えられるトルクのカーブを反転させたものとされる。
特公昭62−048105号公報
ところで、上記従来のものは、内燃機関の低・中速回転領域ではカムシャフトのトルク変動を低減することが可能であるが、内燃機関の高速回転領域では付勢部材からトルクキャンセルカムが受ける慣性力が増大するためにカムシャフトのトルク変動の低減効果が低くなり、逆にカムシャフトのトルク変動が増加する可能性があった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、カムシャフトのトルク変動を低速回転領域から高速回転領域まで効果的に低減することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、直列に並ぶN個の気筒にそれぞれ設けられた複数の機関弁と、前記複数の機関弁を開閉駆動する複数の動弁カムが形成されたカムシャフトと、前記複数の機関弁からの反力により前記カムシャフトに生じるトルク変動を低減するキャンセルトルクを該カムシャフトに加えるトルク低減機構とを備える内燃機関の動弁装置において、前記トルク低減機構が前記カムシャフトに加えるキャンセルトルクは、前記複数の機関弁の各バルブリフト曲線を合成した合成バルブリフト曲線を、θ=360°÷N÷2で算出される角度θだけ位相をずらした第1キャンセルリフト曲線で与えられることを特徴とする内燃機関の動弁装置が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記トルク低減機構は、前記カムシャフトに設けられて前記第1キャンセルリフト曲線に対応するプロファイルを有するトルクキャンセルカムと、前記トルクキャンセルカムに弾発的に当接する付勢部材とで構成されることを特徴とする内燃機関の動弁装置が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、α=360°÷N÷2÷2としたとき、前記キャンセルトルクは、前記第1キャンセルリフト曲線と、前記第1キャンセルリフト曲線を角度αだけ遅角した第2キャンセルリフト曲線と、前記第1キャンセルリフト曲線を角度αだけ進角した第3キャンセルリフト曲線とを合成したもので与えられることを特徴とする内燃機関の動弁装置が提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、請求項3の構成に加えて、前記トルク低減機構は、前記カムシャフトに設けられて前記第1キャンセルリフト曲線に対応するプロファイルを有する第1トルクキャンセルカムと、前記第1トルクキャンセルカムに弾発的に当接する第1付勢部材と、前記カムシャフトに設けられて前記第2キャンセルリフト曲線に対応するプロファイルを有する第2トルクキャンセルカムと、前記第2トルクキャンセルカムに弾発的に当接する第2付勢部材と、前記カムシャフトに設けられて前記第3キャンセルリフト曲線に対応するプロファイルを有する第3トルクキャンセルカムと、前記第3トルクキャンセルカムに弾発的に当接する第3付勢部材とで構成されることを特徴とする内燃機関の動弁装置が提案される。
また請求項5に記載された発明によれば、請求項4の構成に加えて、前記第2、第3トルクキャンセルカムは共用される単一部材であり、前記第1付勢部材は前記機関弁に略対向する第1の方向から前記第1トルクキャンセルカムを付勢し、前記第2、第3付勢部材は前記第1の方向に対して直交する方向の両側から共用される前記第2、第3トルクキャンセルカムをそれぞれ付勢することを特徴とする内燃機関の動弁装置が提案される。
また請求項6に記載された発明によれば、請求項5の構成に加えて、前記第1〜第3付勢部材のうち、前記機関弁に略対向する側に配置される付勢部材は、カムホルダと協働して前記カムシャフトを支持するカムキャップに支持されることを特徴とする内燃機関の動弁装置が提案される。
また請求項7に記載された発明によれば、請求項4の構成に加えて、前記第1〜第3トルクキャンセルカムは共用される単一部材であることを特徴とする内燃機関の動弁装置が提案される。
尚、実施の形態の吸気バルブ20および排気バルブ22は本発明の機関弁に対応し、実施の形態の第1〜第3トルクキャンセルカム32A〜32Cは本発明のトルクキャンセルカムに対応し、実施の形態のトルクキャンセルアーム38および第1〜第3トルクキャンセルピストン51A〜51Cは本発明の付勢部材に対応する。
請求項1の構成によれば、直列に並ぶN個の気筒にそれぞれ設けられた複数の機関弁を開閉駆動する複数の動弁カムが形成されたカムシャフトに、複数の機関弁から作用する反力によりトルク変動が生じたとき、そのトルク変動を低減すべくトルク低減機構がカムシャフトに加えるキャンセルトルクを、複数の機関弁の各バルブリフト曲線を合成した合成バルブリフト曲線を、θ=360°÷N÷2で算出される角度θだけ位相をずらした第1キャンセルリフト曲線で与えるので、内燃機関の高速回転時の慣性力に起因するトルク変動の増大を抑制し、低速回転領域から高速回転領域までの広い領域でカムシャフトのトルク変動を最小限に抑えることができる。
また請求項2の構成によれば、トルク低減機構を、カムシャフトに設けられてキャンセルリフト曲線に対応するプロファイルを有するトルクキャンセルカムと、トルクキャンセルカムに弾発的に当接する付勢部材とで構成したので、簡単な構造でカムシャフトにキャンセルトルクを加えることができる。
また請求項3の構成によれば、α=360°÷N÷2÷2としたとき、キャンセルトルクを、第1キャンセルリフト曲線と、第1キャンセルリフト曲線を角度αだけ遅角した第2キャンセルリフト曲線と、第1キャンセルリフト曲線を角度αだけ進角した第3キャンセルリフト曲線とを合成したもので与えるので、第1キャンセルリフト曲線により低減したカムシャフトのトルク変動を、第2、第3キャンセルリフト曲線により更に低減し、特に高速回転領域におけるカムシャフトのトルク変動をより一層効果的に低減することができる。
また請求項4の構成によれば、第1キャンセルリフト曲線に対応するプロファイルを有する第1トルクキャンセルカムに第1付勢部材を弾発的に当接させ、第2キャンセルリフト曲線に対応するプロファイルを有する第2トルクキャンセルカムに第2付勢部材を弾発的に当接させ、第3キャンセルリフト曲線に対応するプロファイルを有する第3トルクキャンセルカムに第3付勢部材を弾発的に当接させるので、単純な構造で高速回転領域におけるカムシャフトのトルク変動を低減することができる。
また請求項5の構成によれば、第2、第3トルクキャンセルカムを共用される単一部材で構成したので、それらを2個の部材で構成する場合に比べて部品点数を削減することができる。しかも第1付勢部材は機関弁に略対向する第1の方向から第1トルクキャンセルカムを付勢し、第2、第3付勢部材は第1の方向に対して直交する方向の両側から共用される第2、第3トルクキャンセルカムをそれぞれ付勢するので、第1付勢部材の付勢力を機関弁からの反力でキャンセルし、かつ第2、第3付勢部材の付勢力を相互にキャンセルすることで、カムシャフトのジャーナル部に作用するフリクションを低減することができる。
また請求項6の構成によれば、第1〜第3付勢部材のうち、機関弁に略対向する側に配置される付勢部材を、カムホルダと協働してカムシャフトを支持するカムキャップに支持したので、第1付勢部材を支持するための特別の部材が不要にしながら、第1付勢部材の支持剛性を充分に確保することができる。
また請求項7の構成によれば、第1〜第3トルクキャンセルカムを共用される単一部材で構成したので、それらを2個の部材あるいは3個の部材で構成する場合に比べて部品点数を大幅に削減することができる。
以下、本発明の実施の形態を添付の図面に基づいて説明する。
図1〜図7は本発明の第1の実施の形態を示すもので、図1は内燃機関のシリンダヘッドの平面図、図2は図1の2−2線断面図、図3は図1の3−3線断面図、図4は図1の4−4線断面図、図5は動弁カムの形状およびトルクキャンセルカムの形状を示す図、図6は動弁カムおよびトルクキャンセルカムのリフト量、リフト速度およびリフト加速度を示すグラフ、図7はトルクキャンセルカムによりキャンセルした後のトルクを各回転数毎に示すグラフである。
図1〜図3に示すように、直列3気筒内燃機関Eは、シリンダブロック11と、その上面に結合されたシリンダヘッド12と、その上面に結合されたヘッドカバー13とを備えており、シリンダブロック11に形成したシリンダボア14に摺動自在に嵌合するピストン15の上面に臨むシリンダヘッド12の下面に燃焼室16が区画される。シリンダヘッド12には、燃焼室16に連なる吸気ポート17および排気ポート18が形成されており、吸気ポート17の下流端に形成された吸気バルブ孔19が吸気バルブ20のバルブヘッド20aで開閉されるとともに、排気ポート18の上流端に形成された排気バルブ孔21が排気バルブ22のバルブヘッド22aで開閉される。吸気バルブ20のバルブステム20bはシリンダヘッド12に設けたバルブガイド23に摺動自在に嵌合し、バルブスプリング24で閉弁方向に付勢される。また排気バルブ22のバルブステム22bはシリンダヘッド12に設けたバルブガイド25に摺動自在に嵌合し、バルブスプリング26で閉弁方向に付勢される。前記吸気バルブ20および前記排気バルブ22は、各気筒に2個ずつ設けられる。
次に、吸気側および排気側の動弁機構の構造を説明するが、両動弁機構の構造は実質的に同一であるため、排気側の動弁機構の構造を例にとって説明する。
シリンダヘッド12の上面に一体に設けられたカムホルダ27と、その上面に2本のボルト28で締結されたカムキャップ29A(29B)との間にカムシャフト30が回転自在に支持される。カムシャフト30には、合計6個の排気バルブ22に対応する合計6個の動弁カム31A,31B,31Cと、1個のトルクキャンセルカム32とが設けられる。カムシャフト30の下方に配置されるロッカーアーム33は、その一端がシリンダヘッド12に設けた油圧タペット34に支持されるとともに、その他端が排気バルブ22のバルブステム22bに当接し、ロッカーアーム33の中間部に軸支されたローラ35が動弁カム31A,31B,31Cに当接する。
トルクキャンセルカム32のカム形状は、各気筒の動弁カム31A,31B,31Cの概ね卵形のカム形状の位相を120°ずつずらしたもので、概ね角を丸めた三角形状となる(図5参照)。
一対のカムキャップ29Aは、それらの端部から相互に接近するように延びる軸支持部29aを備えており、両軸支持部29a間に架設されてボルト36で固定されたピン37を介してトルクキャンセルアーム38の中間部が揺動自在に枢支される。シリンダヘッド12の上面から上向きに突出するガイド筒39に摺動自在に嵌合するトルクキャンセルピストン40がスプリング41で上向きに付勢されており、トルクキャンセルアーム38の一端に軸支したローラ42がトルクキャンセルカム32に当接し、トルクキャンセルアーム38の他端に軸支したローラ43がトルクキャンセルピストン39に当接する。
図1〜図4に示すように、シリンダヘッド12のカムホルダ27に形成した油路P1に供給されたオイルは、カムキャップ29Aに形成した油路P2,P3を経てピン37の内部を軸方向に貫通する油路P4に供給され、そこからピン37を径方向に貫通する油孔P5を経てトルクキャンセルアーム38とピン37との摺動面を潤滑する。また油孔P5を出たオイルはトルクキャンセルアーム38の内部に形成された油路P6を経てローラ43およびトルクキャンセルピストン40の摺動面を潤滑した後、ガイド筒39の内部のスプリング41を潤滑して排出される。
次に、上記構成を備えた本発明の第1の実施の形態の作用を説明する。
図6(A)は3個の動弁カム31A,31B,31Cのバルブリフト量を示すグラフであって、動弁カム31Aのバルブリフト量は一点鎖線で、動弁カム31Bのバルブリフト量は二点鎖線で、動弁カム31Cのバルブリフト量は破線で示されており、これら三つのバルブリフト量は120°の位相差を持つ同一形状である。
一方、実線はトルクキャンセルカム32のキャンセルリフト量であり、3個の動弁カム31A,31B,31Cのリフト量を合成したものと同一形状である。但し、トルクキャンセルカム32のキャンセルリフト量のラインは、3個の動弁カム31A,31B,31Cのバルブリフト量を合成したラインを、角度θ=60°進角したものとなっている。
直列に配置された気筒数をN(実施の形態ではN=3)とすると、前記角度θは、
θ=360°÷N÷2=360°÷3÷2=60°
で与えられる。
図6(B)は、3個の動弁カム31A,31B,31Cおよびトルクキャンセルカム32のリフト速度のグラフであり、図6(C)は、3個の動弁カム31A,31B,31Cおよびトルクキャンセルカム32のリフト加速度のグラフである。図6(A)のバルブリフト量のラインおよびキャンセルリフト量のラインは殆ど上下対称であり、図6(B)のバルブリフト速度のラインおよびキャンセルリフト速度のラインは概ね上下対称であるが、図6(C)のバルブリフト加速度のラインおよびキャンセルリフト加速度のラインは上下非対称になっていることが分かる。
図7は、3個の動弁カム31A,31B,31Cによりカムシャフト30に作用するトルク(一点鎖線)と、トルクキャンセルカム32によりカムシャフト30に作用するキャンセルトルク(二点鎖線)とを合成した合成トルク(実線)を、内燃機関Eの各回転数毎に示すもので、図7(A)は2000rm、図7(B)は4000rpm、図7(C)は7000rpmにそれぞれ対応する。
図7(A)に示す2000rmの低速回転領域では実線で示す合成トルクは大幅に低減しており、図7(B)に示す4000rmの中速回転領域では実線で示す合成トルクはかなり低減しており、図7(C)に示す7000rmの高速回転領域では実線で示す合成トルクは殆ど低減していない。
図19は前記図6に対応する従来例、図20は前記図7に対応する従来例である。
この従来例は、図19(A)に示すように、3個の動弁カム31A,31B,31Cのバルブリフト量(それぞれ一点鎖線、二点鎖線および破線参照)を合成したラインを上下反転したものを、トルクキャンセルカム32のキャンセルリフト量(実線参照)として設定したものである。
図7(実施の形態)および図20(従来例)を比較すると明らかなように、低速回転領域および中速回転領域では実施の形態は従来例と比べてカムシャフト30のトルク低減効果に顕著な差はないが、高速回転領域では実施の形態は従来例と比べてカムシャフト30のトルクのピーク値が約20%低減していることが分かる。
図8〜図11は本発明の第2の実施の形態を示すもので、図8は動弁カムの位相と第1〜第3トルクキャンセルカムの位相との関係を示す図、図9は第1〜第3トルクキャンセルカムの位相および第1〜第3付勢手段の関係を示す図、図10はトルクキャンセルカムによりキャンセルした後のトルクを各回転数毎に示すグラフ、図11はベースライン、30°進角ライン、60°進角ライン、90°進角ラインの説明図である。
第1の実施の形態では3個の気筒に対して1個のトルクキャンセルカム32が設けられているが、図8に示すように、第2の実施の形態では、3個の気筒のそれぞれに第1〜第3トルクキャンセルカム32A〜32Cが設けられる。
第1トルクキャンセルカム32A(図8(C)参照)は第1の実施の形態のトルクキャンセルカム32と同じ機能を発揮するもので、そのキャンセルリフト量のラインは、3個の動弁カム31A,31B,31C(図8(A)参照)のバルブリフト量を合成したラインを、角度θ=60°進角したものとなっている。
第2トルクキャンセルカム32B(図8(B)参照)のキャンセルリフト量のラインは、第1トルクキャンセルカム32Aのキャンセルリフト量のラインを角度α(実施の形態ではα=30°)だけ遅角したものであり、また第3トルクキャンセルカム32C(図8(D)参照)のキャンセルリフト量のラインは、第1トルクキャンセルカム32Aのキャンセルリフト量のラインを角度α(実施の形態ではα=30°)だけ進角したものである。
直列に配置された気筒数をN(実施の形態ではN=3)とすると、前記角度αは、
α=360°÷N÷2÷2=360°÷3÷2÷2=30°
で与えられる。よって、図11から明らかなように、3個の動弁カム31A,31B,31Cのバルブリフト量を合成したライン(実線参照)を基準とすると、第3トルクキャンセルカム32Cのキャンセルリフト量のライン(二点鎖線参照)は角度θ+α=90°進角し、第1トルクキャンセルカム32Aのキャンセルリフト量のライン(破線参照)は角度θ=60°進角し、第2トルクキャンセルカム32Bのキャンセルリフト量のライン(一点鎖線参照)は角度θ−α=60°−30°=30°進角したものとなる。
尚、図11において、実際の特性ラインは連続する波形の曲線となるが、便宜的に連続する折れ線で表している。
図9に示すように、第1〜第3トルクキャンセルカム32A〜32Cのトルクキャンセルピストン51A〜51Cを同一位相(例えば、下向き)に設けると、第1トルクキャンセルカム32A(図9(B)参照)の位相に対して、第2、第3トルクキャンセルカム32B,32C(図9(C)および(A)参照)は両側にそれぞれ30°ずつ遅角および進角している。
図10は、3個の動弁カム31A,31B,31Cにより作用するトルクおよびθ(=60°)進角した第1トルクキャンセルカム32Aにより作用するトルクの合力(二点鎖線)と、第2、第3トルクキャンセルカム32B,32Cにより作用する二つのトルク(一点鎖線)を合成した合成トルク(実線)とを、内燃機関Eの各回転数毎に示すもので、図10(A)は2000rm、図10(B)は4000rpm、図10(C)は7000rpmにそれぞれ対応する。
上記前者のトルク(二点鎖線)と、上記後者のトルク(一点鎖線)とは、振幅および位相が概ね同一であって符号が逆になっているため、それらが効率的にキャンセルし合って合成トルク(実線)は、第1の実施の形態に比べて大幅に低減し、特に高速回転領域でのトルク低減効果が顕著なものとなる。よって、第1の実施の形態では高速回転領域でのトルク低減効果が不充分であったものが、第2の実施の形態では全ての回転領域で充分なトルク低減効果を得ることができる。
図12〜図15は本発明の第3の実施の形態を示すもので、図12は内燃機関のシリンダヘッドの平面図、図13は図12の13−13線断面図、図14は図12の14−14線断面図、図15は図12の15−15線断面図である。
以下、上述した第2の実施の形態の原理を適用した第3の実施の形態を、第1の実施の形態との相違点を中心として説明する。図12〜図15において説明のない部分の構造および作用は、第1の実施の形態と同じである。第3の実施の形態の動弁機構の構造は、吸気側と排気側とで実質的に同一であるため、吸気側の動弁機構を例にとって構造を説明する。
第1の実施の形態では、カムシャフト30を支持するカムキャップ29A,29Bが3個に分割されていたが、第3の実施の形態のカムキャップ29Cは3個の気筒について1個に纏められており、6本のボルト28でカムホルダ27に固定される。カムキャップ29Cは3個のカムキャップ本体部29bと、それらを接続する2個のブリッジ部29cとで構成される。トルクキャンセルカムは、第2の実施の形態の第1トルクキャンセルカム32Aに対応するもの(図14参照)と、第2の実施の形態の第2、第3トルクキャンセルカム32B,32Cを共用化したもの(図15参照)との、合計2個がカムシャフト30に固定される。
図14から明らかなように、第1トルクキャンセルカム32Aを付勢する第1トルクキャンセルピストン51Aは、カムキャップ29Cのブリッジ部29cに一体に形成されたガイド筒52に摺動自在に嵌合し、スプリング53で下向きに付勢されて第1トルクキャンセルカム32Aに当接する。
図15から明らかなように、第2トルクキャンセルカム32Bと共通の第3トルクキャンセルカム32Cを付勢する第3トルクキャンセルピストン51Cは、カムキャップ29Cのブリッジ部29cに一体に形成されたガイド筒54に摺動自在に嵌合し、スプリング55で下向きに付勢されて第3トルクキャンセルカム32Cに当接する。また第3トルクキャンセルカム32Cと共通の第2トルクキャンセルカム32Bを付勢する第2トルクキャンセルピストン51Bは、シリンダヘッド12に形成されたガイド筒56に摺動自在に嵌合し、スプリング57で上向きに付勢されて第2トルクキャンセルカム32Bに当接する。
尚、第1〜第3トルクキャンセルカム32A〜32Cの表面と、それらに当接する第1〜第3トルクキャンセルピストン51A〜51C8の表面とには、摩擦係数を低減すべくDLC(ダイヤモンド・ライク・コーティング)処理が施される。
第1トルクキャンセルピストン51Aは第1トルクキャンセルカム32Aの頂点を付勢しているのに対し(図14参照)、第3トルクキャンセルピストン51Cはそれよりも30°進角した第3トルクキャンセルカム32C(=第2トルクキャンセルカム32B)を付勢し、かつ第2トルクキャンセルピストン51Bはそれよりも30°遅角した第2トルクキャンセルカム32B(=第3トルクキャンセルカム32C)を付勢している(図15参照)。従って、第1〜第3トルクキャンセルカム32A〜32Cに対するキャンセルトルクの入力状態は、図8〜図11で説明した第2の実施の形態と同じになり、第2の実施の形態と同様の作用効果を達成することができる。
しかも第3の実施の形態によれば、第2の実施の形態の作用効果に加えて、以下のような更なる作用効果を達成することができる。
即ち、第1〜第3トルクキャンセルカム32A〜32Cのうちの第2、第3トルクキャンセルカム32B,32Cを一部材として共通化したので、その分だけ部品点数を削減することができる。また第1トルクキャンセルカム32Aには吸気バルブ20あるいは排気バルブ22から上向きの反力が加わるが、その反力を第1トルクキャンセルピストン51Aによる下向きの荷重で打ち消すことができ、しかも共用される第2、第3トルクキャンセルカム32B,32Cに対して相互に対向するように配置された第2、第3トルクキャンセルピストン51B,51Cから入力される荷重は相互に打ち消し合うので、カムホルダ27およびカムキャップ29Cに支持されたカムシャフト30のジャーナル部の摩擦力を低減することができる。
次に、図16に基づいて本発明の第4の実施の形態を説明する。
第3の実施の形態では、第1〜第3トルクキャンセルカム32A〜32Cのうち、第2、第3トルクキャンセルカム32B,32Cを一部材として共通化しているが、第4の実施の形態では第1〜第3トルクキャンセルカム32A〜32Cを一部材として共通化している。そして一部材である第1〜第3トルクキャンセルカム32A〜32Cに第1〜第3トルクキャンセルピストン51A〜51Cを三つの方向から当接させている。
この第4の実施の形態によれば、トルクキャンセルカムの数を1個に抑えて部品点数を削減しながら、3個のトルクキャンセルカム32A,32B,32Cを有する第2の実施の形態と同様にカムシャフト30のトルクを低速回転領域から高速回転領域まで大幅に低減することができる。
図17は、内燃機関Eの回転数に対するカムシャフト30のトルクを、キャンセラ無し(◆参照)、図19および図20で説明した従来例のリフトライン反転(■参照)、第1の実施の形態(▲参照)および第2〜第4の実施の形態(△参照)について示すものである。
■で示すリフトライン反転は、◆で示すキャンセラ無しに比べて、約6000rpm未満の回転数でカムシャフトトルクが低減しているが、約6000rpm以上の領域でカムシャフトトルクが増加している。
▲で示す第1の実施の形態は、キャンセラ無しに比べて、2000rpmで−82%、4000rpmで−42%、6000rpmで−17%のカムシャフトトルクの低減が達成されており、特に低・中速回転領域での効果が顕著である。
△で示す第2〜第4の実施の形態は、キャンセラ無しに比べて、2000rpmで−79%、4000rpmで−81%、6000rpmで−78%のカムシャフトトルクの低減が達成されており、全ての回転領域での効果が顕著である。
次に、図18に基づいて本発明の第5の実施の形態を説明する。
第5の実施の形態は直列4気筒内燃機関E(N=4)に対応するものである。
第5の実施の形態では、第1トルクキャンセルカム32Aのキャンセルリフト量のラインを決定すべく、4個の動弁カムのバルブリフト量を合成したライン(ベースライン)を進角させる角度θは、N=4とすることで、
θ=360°÷N÷2=360°÷4÷2=45°
で与えられる。
第2、第3トルクキャンセルカム32B,32Cのキャンセルリフト量のラインを決定すべく、第1トルクキャンセルカム32Aのキャンセルリフト量のラインを進角および遅角する角度αは、
α=360°÷N÷2÷2=360°÷4÷2÷2=22.5°
で与えられる。
よって、ベースラインを基準とすると、第3トルクキャンセルカム32Cのキャンセルリフト量のラインは角度θ+α=45°+22.5°=67.5°進角し、第1トルクキャンセルカム32Aのキャンセルリフト量のラインは角度θ=45°進角し、第2トルクキャンセルカム32Bのキャンセルリフト量のラインは角度θ−α=45°−22.5°=22.5°進角したものとなる。
図18において、4個の動弁カムのバルブリフト量を合成したライン(実線で示すベースライン)に対して位相が180°ずれた位置は、同じベースラインであるため、第3の実施の形態の如く吸気バルブ20あるいは排気バルブ22からカムシャフト30が受ける荷重を、第1キャンセルピストン51Aの荷重で相殺し、カムシャフト30のフリクションを有効に低減しようとしても、それは不可能である。但し、第1キャンセルピストン51Aの荷重の代わりに、ベースライン(実線参照)に対して位相が157.5°ずれた第2キャンセルピストン51Bの荷重(一点鎖線参照)、あるいは位相が202.5°ずれた第3キャンセルピストン51Cの荷重(二点鎖線参照)を用いれば、カムシャフト30のフリクションをある程度低減することができる。
同様に、例えば第3キャンセルリフト量のライン(二点鎖線参照)に対して位相が180°ずれた位置は、同じ第3キャンセルリフト量のラインであるため、第3の実施の形態の如く第3キャンセルピストン51Cからカムシャフト30が受ける荷重を、第2キャンセルピストン51Bの荷重で相殺し、カムシャフト30のフリクションを有効に低減しようとしても、それは不可能である。但し、第2キャンセルピストン51Bの荷重の代わりに、第3キャンセルリフト量のライン(二点鎖線参照)に対して位相が157.5°ずれたベースラインの荷重(実線参照)、あるいは位相が202.5°ずれた第1キャンセルピストン51Aの荷重(破線参照)を用いれば、カムシャフト30のフリクションをある程度低減することができる。
尚、図18において、実際の特性ラインは連続する波形の曲線となるが、便宜的に連続する折れ線で表している。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計設定を行うことが可能である。
例えば、実施の形態では直列3気筒内燃機関E(N=3)および直列4気筒内燃機関E(N=4)を例示したが、本発明は3気筒および4気筒筒以外の直列内燃機関に対して適用することができ、V型内燃機関の各バンクに対しても適用することができる。
また実施の形態ではトルクキャンセルカム32のキャンセルリフト量のラインを、3個の動弁カム31A,31B,31Cのバルブリフト量を合成したラインを角度θだけ進角させているが、角度θだけ遅角させても同様の効果を得ることができる。
また実施の形態ではトルクキャンセルアーム40や第1、第3トルクキャンセルピストン51A,51Cをカムキャップ29A,29Cに支持しているが、それをシリンダヘッド12やヘッドカバー13に支持しても良い。
第1の実施の形態に係る内燃機関のシリンダヘッドの平面図 図1の2−2線断面図 図1の3−3線断面図 図1の4−4線断面図 動弁カムの形状およびトルクキャンセルカムの形状を示す図 動弁カムおよびトルクキャンセルカムのリフト量、リフト速度およびリフト加速度を示すグラフ トルクキャンセルカムによりキャンセルした後のトルクを各回転数毎に示すグラフ 第2の実施の形態に係る動弁カムの位相と第1〜第3トルクキャンセルカムの位相との関係を示す図 第1〜第3トルクキャンセルカムの位相および第1〜第3付勢手段の関係を示す図 トルクキャンセルカムによりキャンセルした後のトルクを各回転数毎に示すグラフ ベースライン、30°進角ライン、60°進角ライン、90°進角ラインの説明図 第3の実施の形態に係る内燃機関のシリンダヘッドの平面図 図12の1−13線断面図 図12の14−14線断面図 図12の15−15線断面図 第4の実施の形態に係る第1〜第3トルクキャンセルカムの位相および第1〜第3付勢手段の関係を示す図 第1〜第4の実施の形態の効果を示すグラフ 第5の実施の形態の説明図 動弁カムおよびトルクキャンセルカムのリフト量、リフト速度およびリフト加速度を示す、従来例のグラフ トルクキャンセルカムによりキャンセルした後のトルクを各回転数毎に示す、従来例のグラフ
符号の説明
20 吸気バルブ(機関弁)
22 排気バルブ(機関弁)
27 カムホルダ
29C カムキャップ
30 カムシャフト
31A 動弁カム
31B 動弁カム
31C 動弁カム
32 トルクキャンセルカム
32A 第1トルクキャンセルカム(トルクキャンセルカム)
32B 第2トルクキャンセルカム(トルクキャンセルカム)
32C 第3トルクキャンセルカム(トルクキャンセルカム)
38 トルクキャンセルアーム(付勢部材)
51A 第1トルクキャンセルピストン(付勢部材)
51B 第2トルクキャンセルピストン(付勢部材)
51C 第3トルクキャンセルピストン(付勢部材)

Claims (7)

  1. 直列に並ぶN個の気筒にそれぞれ設けられた複数の機関弁(20,22)と、前記複数の機関弁(20,22)を開閉駆動する複数の動弁カム(31A,31B,31C)が形成されたカムシャフト(30)と、前記複数の機関弁(20,22)からの反力により前記カムシャフト(30)に生じるトルク変動を低減するキャンセルトルクを該カムシャフト(30)に加えるトルク低減機構とを備える内燃機関の動弁装置において、
    前記トルク低減機構が前記カムシャフト(30)に加えるキャンセルトルクは、前記複数の機関弁(20,22)の各バルブリフト曲線を合成した合成バルブリフト曲線を、θ=360°÷N÷2で算出される角度θだけ位相をずらした第1キャンセルリフト曲線で与えられることを特徴とする内燃機関の動弁装置。
  2. 前記トルク低減機構は、前記カムシャフト(30)に設けられて前記第1キャンセルリフト曲線に対応するプロファイルを有するトルクキャンセルカム(32)と、前記トルクキャンセルカム(32)に弾発的に当接する付勢部材(38)とで構成されることを特徴とする、請求項1に記載の内燃機関の動弁装置。
  3. α=360°÷N÷2÷2としたとき、前記キャンセルトルクは、前記第1キャンセルリフト曲線と、前記第1キャンセルリフト曲線を角度αだけ遅角した第2キャンセルリフト曲線と、前記第1キャンセルリフト曲線を角度αだけ進角した第3キャンセルリフト曲線とを合成したもので与えられることを特徴とする、請求項1に記載の内燃機関の動弁装置。
  4. 前記トルク低減機構は、前記カムシャフト(30)に設けられて前記第1キャンセルリフト曲線に対応するプロファイルを有する第1トルクキャンセルカム(32A)と、前記第1トルクキャンセルカム(32A)に弾発的に当接する第1付勢部材(51A)と、前記カムシャフト(30)に設けられて前記第2キャンセルリフト曲線に対応するプロファイルを有する第2トルクキャンセルカム(32B)と、前記第2トルクキャンセルカム(32B)に弾発的に当接する第2付勢部材(51B)と、前記カムシャフト(30)に設けられて前記第3キャンセルリフト曲線に対応するプロファイルを有する第3トルクキャンセルカム(32C)と、前記第3トルクキャンセルカム(32C)に弾発的に当接する第3付勢部材(51C)とで構成されることを特徴とする、請求項3に記載の内燃機関の動弁装置。
  5. 前記第2、第3トルクキャンセルカム(32B,32C)は共用される単一部材であり、前記第1付勢部材(51A)は前記機関弁(20,22)に略対向する第1の方向から前記第1トルクキャンセルカム(32A)を付勢し、前記第2、第3付勢部材(51B,51C)は前記第1の方向に対して直交する方向の両側から共用される前記第2、第3トルクキャンセルカム(32B,32C)をそれぞれ付勢することを特徴とする、請求項4に記載の内燃機関の動弁装置。
  6. 前記第1〜第3付勢部材(51A〜51C)のうち、前記機関弁(20,22)に略対向する側に配置される付勢部材(51A,51C)は、カムホルダ(27)と協働して前記カムシャフト(30)を支持するカムキャップ(29C)に支持されることを特徴とする、請求項5に記載の内燃機関の動弁装置。
  7. 前記第1〜第3トルクキャンセルカム(32A,32B,32C)は共用される単一部材であることを特徴とする、請求項4に記載の内燃機関の動弁装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016004938A1 (de) * 2014-07-08 2016-01-14 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Verfahren zum betrieb eines nockenwellenverstellers und regelvorrichtung für einen nockenwellenversteller
CN111919014A (zh) * 2018-03-28 2020-11-10 五十铃自动车株式会社 内燃机的气门装置

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