JP2010084519A - エンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジン運転状態が常時変化する産業用エンジンにおいて、適正なEGR流量を環流させる。
【解決手段】EGR経路30が形成されるエンジン本体40と、少なくともエンジン本体40の回転数、エンジン本体の負荷、前記吸気ガス流量、前記EGR差圧、および前記EGR温度に基づいてEGR調整弁の開度を制御する制御手段と、を具備し、前記制御手段は、基準EGR開度、基準EGR率を算出し、前記吸気ガス流量、前記EGR差圧、および前記EGR温度に基づいて指標EGR率を算出し、基準EGR率と指標EGR率との偏差に基づいて補正EGR値を算出し、補正EGR値に基づいて基準EGR開度を補正して補正EGR開度を算出し、補正EGR開度の信号を前記EGR調整弁に送信するエンジン100。
【選択図】図1

Description

本発明は、EGR装置を備えるエンジンの技術に関する。
従来、EGR(Exhaust Gas Recirculation)装置を備えるエンジンは公知である。EGR装置は、排気経路から排気流量の一部をEGR流量として吸気経路へ環流させるため、排気経路と吸気経路とを接続するEGR経路と、EGR経路の中途部に配置され、EGR経路を通過する排気ガスの流量を調整するEGR調整弁と、を備えている。
EGR装置の制御手段として、λ制御手段は公知である。λ制御手段は、エンジンの体積効率と、筒内の未燃空気量(新気とEGRガス残留との合計)と、燃料噴射量と、から燃焼室における空気過剰率λ(理論空燃比に対する比)を算出し、空気過剰率λに基づいてEGR流量調整弁を調整する制御手段である。特許文献1は、排気圧力変化に応じてエンジンの体積効率を補正するλ制御手段を開示している。
特開2008−38709号公報
しかし、特許文献1に開示されたλ制御手段は、エンジン回転数およびエンジン負荷(エンジン運転状態)が定常的である自動車用エンジンに用いられることを想定しており、エンジン運転状態が常時変化する産業用エンジンに用いられることは想定していない。つまり、特許文献1に開示されたエンジンは、産業用エンジン等に用いられることができない点で不利である。
本発明は、エンジン運転状態が常時変化する産業用エンジンにおいて、適正なEGR流量を環流させることを課題とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、外気を吸入するための吸気経路の中途部と排気ガスを排出するための排気経路の中途部とを接続し、前記排気ガスの一部を前記排気経路から前記吸気経路に還流させるためのEGR経路が形成されるエンジン本体と、前記EGR経路の中途部に配置され、前記EGR経路を通過する排気ガスの流量を調整するEGR調整弁と、前記吸気経路において前記EGR経路との接続部分よりも上流となる位置に配置され、当該位置の吸気ガス流量を検出する吸気流量検出手段と、前記EGR経路の中途部に配置され、前記EGR経路における前記EGR調整弁の前後の圧力差であるEGR差圧を検出する差圧検出手段と、前記EGR経路の中途部の所定の位置に配置され、当該位置のEGR温度を検出する温度検出手段と、少なくとも前記エンジン本体の回転数、前記エンジン本体の負荷、前記吸気ガス流量、前記EGR差圧、および前記EGR温度に基づいて前記EGR調整弁の開度であるEGR開度を制御する制御手段と、を具備し、前記制御手段は、前記エンジン本体の回転数、前記エンジン本体の負荷、および、予め記憶されたエンジン本体の回転数およびエンジン本体の負荷と基準EGR開度との関係、に基づいて前記EGR調整弁の基準開度である基準EGR開度を算出し、前記エンジン本体の回転数、前記エンジン本体の負荷、および、予め記憶されたエンジン本体の回転数およびエンジン本体の負荷と基準EGR率との関係、に基づいて基準EGR率を算出し、前記吸気ガス流量、前記EGR差圧、および前記EGR温度に基づいて指標EGR率を算出し、前記基準EGR率および前記指標EGR率に基づいて補正EGR値を算出し、前記補正EGR値に基づいて前記EGR調整弁の開度を補正した値である補正EGR開度を算出し、前記補正EGR開度を示す信号を前記EGR開度として前記EGR調整弁に送信するエンジンである。
請求項2においては、前記補正EGR値は、前記基準EGR率と前記指標EGR率との偏差が0となるように算出される請求項1に記載のエンジンである。
請求項3においては、前記補正EGR値は、前記基準EGR率と前記指標EGR率との偏差が所定差以上となる算出回数が所定回数以上となる場合に算出される請求項1に記載のエンジンである。
請求項4においては、前記補正EGR値は、前記基準EGR率と前記指標EGR率との偏差の積算値が所定値以上となる場合に算出されるエンジンである。
請求項5においては、前記補正EGR値は、前記基準EGR率と前記指標EGR率との偏差の正負に基づいて決定される所定値である請求項1に記載のエンジンである。
請求項6においては、前記制御手段は、所定周期毎に前記補正EGR値を算出する請求項1乃至5記載のいずれか一項に記載のエンジンである。
請求項7においては、前記予め記憶されたエンジン本体の回転数およびエンジン本体の負荷と基準EGR開度との関係は、前記補正EGR開度に基づいて補正される請求項1乃至5記載のいずれか一項に記載のエンジンである。
請求項8においては、前記エンジン本体の回転数は、該エンジン本体の回転数の移動平均値であり、前記エンジン本体の負荷は、該エンジン本体の負荷の移動平均値であり、前記EGR温度は、前記温度検出手段により検出される前記EGR経路の中途部の所定の位置の温度の移動平均値であり、前記EGR差圧は、前記差圧検出手段により検出される前記EGR調整弁の前後の圧力差の移動平均値である請求項1乃至7記載のいずれか一項に記載のエンジンである。
請求項9においては、前記制御手段は、前記補正EGR値が、所定流量の排気ガスが前記EGR経路を通過するときの前記EGR調整弁の開度である最小EGR開度よりも小さい場合には、当該EGR開度の最小値を前記EGR開度として前記EGR調整弁に送信する請求項1乃至8記載のいずれか一項に記載のエンジンである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、吸気ガス流量と、EGR経路を通過する排気ガス温度と、EGR調整弁の前後の圧力差と、によって算出される指標EGR率に基づいて、EGR流量調整手段をフィードバック制御するため、適正なEGR流量を調整できる。つまり、エンジン運転状態が常時変化する産業用エンジンにおいて、適正なEGR流量を環流させることができる。
請求項2においては、適正な基準EGR率となるようにEGR流量を環流させることができる。
請求項3においては、微小な偏差では補正値を算出しないため、EGR流量がハンチングすることを防止できる。
請求項4においては、微小な偏差では補正値を算出しないため、EGR流量がハンチングすることを防止できる。
請求項5においては、過大な補正値が算出される場合であっても、適正なEGR流量を調整できる。
請求項6においては、頻繁に補正値が算出されることによってEGR流量がハンチングすることを防止できる。
請求項7においては、EGR流量調整手段の演算負荷を低減できる。
請求項8においては、エンジン運転状態が過渡状態であっても適正な指標EGR率を算出できる。
請求項9においては、EGR流量調整手段によって、EGR流量が0となることを防止できる。
次に、発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の実施形態に係るエンジンの全体的な構成を示す構成図、図2は同じくEGR補正制御の実施形態1を示すフロー図、図3は同じく合流部の構成を示す構成図である。
図4は同じくEGR補正制御の実施形態2を示すフロー図、図5は同じくEGR補正制御の実施形態3を示すフロー図、図6は同じくEGR補正制御の実施形態4を示すフロー図である。
図7は同じくEGR補正制御の実施形態5を示すフロー図である。
図1を用いて、本発明の実施形態であるエンジン100の構成について説明する。エンジン100は、産業用の直列4気筒ディーゼルエンジンである。また、エンジン100は、エンジン本体40と、ECU60と、を備えている。
エンジン本体40は、シリンダブロックおよびシリンダヘッドと、吸気経路10と、排気経路20と、EGR経路30と、を備えている。
吸気経路10は、外気を吸入するための経路である。吸気経路10の中途部において、外気側からシリンダヘッドに接続される吸気マニホールド15に向かって、エアクリーナ11、吸気流量検出手段としての吸気流量センサー63、EGR合流部13、および吸気マニホールド15、の順でそれぞれ配置されている。
排気経路20は、排気ガスを排出するための経路である。排気経路20の中途部において、シリンダヘッドに接続される排気マニホールド25から外気側に向かって、排気マニホールド25、EGR分岐部23、およびマフラー21、の順でそれぞれ配置されている。
EGR経路30は、排気経路20から排気流量の一部をEGR流量として吸気経路10に環流させるための経路であって、排気経路20の中途部としてのEGR分岐部23と、吸気経路10の中途部としてのEGR合流部13とを接続している。EGR経路30の中途部において、EGR分岐部23からEGR合流部13に向かって、EGRクーラ31、EGR調整弁35、差圧検出手段としての差圧センサー62、および温度検出手段としての温度センサー61、の順でそれぞれ配置されている。
ECU60は、制御手段としての演算装置(以下、コントローラ)50と、記憶装置55と、を備えている。また、ECU60は、温度センサー61と、差圧センサー62と、吸気流量センサー63と、EGR調整弁35と、エンジン回転数センサー65と、エンジン負荷センサー66と、を接続して構成されている。
温度センサー61は、温度検出手段として、EGR経路30において温度センサー61が配置される位置の排気ガス(EGRガス)温度である温度Tを検出し、ECU60に送信する機能を有する。差圧センサー62は、差圧検出手段として、EGR経路30においてEGR調整弁35の前後の圧力差(dP=P1―P2)を検出し、ECU60に送信する機能を有する。なお、差圧検出手段として、2つの圧力センサーをEGR調整弁35の前後に配置して、その圧力差を検出しても良い。吸気流量センサー63は、吸気流量検出手段として、吸気経路10においてEGR経路30との接続部分13よりも上流となる位置の吸気ガス流量Gaを検出し、ECU60に送信する機能を有する。
エンジン回転数センサー65は、エンジン回転数センサー65によって検出されるエンジン回転数NeをECU60に送信する機能を有する。エンジン負荷センサー66は、エンジン負荷センサー66によって検出されるエンジン負荷LをECU60に送信する機能を有する。なお、本実施形態において、エンジン負荷センサー66は、ガバナ機構のラック位置を検出するラック位置センサーとしている。エンジン負荷Lは、燃料噴射量を算出しても良く、或いは目標エンジン回転数とエンジン回転数との偏差から算出しても良い。
[実施形態1]
図2を用いて、EGR補正制御の実施形態1について説明する。コントローラ50は、各ステップを実行することで実施形態1のEGR補正制御を行う。
S100において、エンジン回転数Neと、エンジン負荷Lと、温度Tと、圧力差dPと、吸気ガス流量Gaと、が検出される。
S200において、エンジン回転数Neおよびエンジン負荷Lを、エンジン本体の回転数およびエンジン本体の負荷と基準EGR開度との関係であるEGR調整弁開度マップf(Ne、L)に代入して、基準EGR開度EGR_sが算出される。なお、EGR調整弁開度マップf(Ne、L)は、ECU60の記憶装置55に予め記憶されている2次元マップである。
S300において、所定サンプリング毎に検出したエンジン回転数Neと、エンジン負荷Lと、温度Tと、圧力差dPとについて、移動平均として直近のサンプリング10回分の単純移動平均が算出される。以下、エンジン回転数Neと、エンジン負荷Lと、温度Tと、圧力差dPとについては、単純移動平均の値であるとする。
このようにして、エンジン運転状態が過渡状態であっても適正な指標EGR率を算出できる。
S400において、温度Tと、圧力差dPと、吸気ガス流量Gaとに基づいて指標EGR率EGR_tが算出される。
図3を用いて、指標EGR率EGR_tについてより詳しく説明する。EGR合流部13において、流量Gaの吸気ガス(空気)と、流量GeのEGRガスと、が合流し、流量(Ga+Ge)の吸気ガス(EGR混合気)として生成される。EGR率は、吸気ガス流量中のおけるEGRガス流量の割合であって、(式1−1)で表される。
Figure 2010084519
また、EGR経路30において、EGR調整弁35の前(速度v1、圧力P1、温度T)と後(速度v2、圧力P2、温度T)のエネルギーは等しく、ベルヌーイの式より(式1−2)によって表される。
Figure 2010084519
(式1−2)について、z1=0、z2=0、v1=0としたとき、(式1−3)が得られる。
Figure 2010084519
(式1−3)について、比重量を温度考慮し、定数部をまとめてCとしたとき、(式1−4)が得られる。
Figure 2010084519
(式1−4)について、EGR調整弁35の開度面積Aとしたとき、連続の式によって、(式1−5)が得られる。
Figure 2010084519
ここで、(式1−5)によって表されるEGRガス流量Geと、吸入ガス流量Gaと、を(式1−1)に代入して、指標EGR率EGR_tが得られる。
S500において、エンジン回転数Neおよびエンジン負荷Lを、エンジン本体の回転数およびエンジン本体の負荷と基準EGR率との関係である基準EGR率マップf(Ne、L)に代入して、適正なEGR率である基準EGR率EGR_stdが算出される。なお、基準EGR率マップf(Ne、L)は、ECU60の記憶装置55に予め記憶されている2次元マップである。
S600において、指標EGR率EGR_tと基準EGR率EGR_stdとの偏差である偏差EGR_gapが算出される。
S700において、偏差EGR_gapが0となるように補正EGR値EGR_reが算出される。
S800において、補正EGR値EGR_reに基づいて基準EGR開度EGR_sを補正EGR開度EGR_s_reに補正する。
S900において、補正EGR開度EGR_s_reがEGR調整弁35に送信される。
このようにして、吸気ガス流量と、EGR経路を通過する排気ガス温度と、EGR調整弁の前後の圧力差とによって算出される指標EGR率EGR_tに基づいて、EGR調整弁35をフィードバック制御するため、適正なEGR流量を調整できる。つまり、エンジン運転状態が常時変化する産業用のエンジン100において、適正なEGR流量を環流させることができる。
[実施形態2]
図4を用いて、EGR補正制御の実施形態2について説明する。実施形態2において、S100〜S600は、実施形態1と同様であるため、説明を省略する。
S620において、S600で算出された偏差EGR_gapが所定偏差r1より大きいかどうかが判定される。ここで、所定偏差r1より大きければ、S621において、カウント数nが+1増加され、所定偏差r1より大きくなければ、S622において、カウント数nはそのままとされる。なお、所定偏差r1とは、補正を行うかどうかの閾値である。
S623において、カウント数nが所定カウント数n1より大きいかどうかが判定され、所定カウント数n1より大きければ、S700に移行される。なお、S700〜S900は、実施形態1と同様であるため、説明を省略する。
このようにして、コントローラ50は、偏差EGR_gapが所定偏差r1である回数が所定カウント数n1より大きい場合にのみ、補正値EGR_reを算出する。つまり、微小な偏差では補正値を算出しないため、EGR流量がハンチングすることを防止できる。
[実施形態3]
図5を用いて、EGR補正制御の実施形態3について説明する。実施形態3において、S100〜S600は、実施形態1と同様であるため、説明を省略する。
S630において、S600で算出された偏差EGR_gapの積算値EGR_gap_sumを算出する。
S631において、積算値EGR_gap_sumが所定積算値r2より大きいかどうかが判定され、所定積算値r2より大きければ、S700へ移行され、所定積算値r2より大きくなければ、EGR補正制御が終了される。なお、所定積算値r2とは、補正を行うかどうかの閾値である。
また、S700〜S900は、実施形態1と同様であるため、説明を省略する。
このようにして、コントローラ50は、積算値EGR_gap_sumが所定積算値r2より大きい場合にのみ、補正値EGR_reを算出する。つまり、微小な偏差では補正値を算出しないため、EGR流量がハンチングすることを防止できる。
[実施形態4]
図6を用いて、EGR補正制御の実施形態4について説明する。実施形態4において、S100〜S600は、実施形態1と同様であるため、説明を省略する。
S640において、S600で算出された偏差EGR_gapが0より大きいかどうかが判定され、0より大きければ、S740において、補正値EGR_reが所定補正値dとして算出され、0より大きくなければ、S641へ移行される。
S641において、偏差EGR_gapが0より小さいかどうかが判定され、0より小さければ、S742において、補正値EGR_reが所定補正値−dとして算出され、0より小さくなければ0であるため、S741において、補正値EGR_reが0として算出される。なお、S800、S900は、実施形態1と同様であるため、説明を省略する。
このようにして、コントローラ50は、偏差EGR_gapの値の大きさに係らず所定補正値EGR_reずつ補正する。つまり、過大な補正値EGR_reが算出される場合であっても、適正なEGR流量を調整できる。
[実施形態5]
図7を用いて、EGR補正制御の実施形態5について説明する。実施形態5において、S100〜S600は、実施形態1と同様であるため、説明を省略する。
S650において、待機時間tが所定時間t1より大きいかどうかが判定され、所定時間t1より大きければ、S700へ移行され、所定時間t1より大きくなければ、EGR補正制御が終了される。なお、S700〜S900は、実施形態1と同様であるため、説明を省略する。このように実行されることで、補正値EGR値EGR_reは、コントローラ50の実行速度よりも遅い所定周期t1毎に算出される。
このようにして、コントローラ50は、所定時間t1毎にのみ、補正値EGR_reを算出する。つまり、頻繁に補正値EGR_reが算出されることによってEGR流量がハンチングすることを防止できる。
なお、実施形態1〜5において、EGR調整弁35は、EGR開度が最小である最小EGR開度の場合には、所定流量の排気ガスが前記EGR経路を通過するように設定されている。また、補正EGR開度EGR_s_reが最小EGR開度より小さい開度となった場合には、あらかじめ規定の最小EGR開度をEGR調整弁35に送信する。
このようにして、EGR経路30を通過するEGR流量が0となることを防止できる。
また、実施形態1〜5において、EGR調整弁開度マップf(Ne、L)における予め記憶された基準EGR開度EGR_sは、補正EGR開度EGR_s_reによって更新されるものとする。
ここで、基準EGR開度EGR_sを補正する必要性の要因は主に経年劣化であることに鑑みると、EGR調整弁開度マップf(Ne、L)は、補正EGR開度EGR_s_reを利用してもなんら問題はない。このようにして、コントローラ50の演算負荷を低減できる。
本発明の実施形態に係るエンジンの全体的な構成を示す構成図。 同じくEGR補正制御の実施形態1を示すフロー図。 同じく合流部の構成を示す構成図。 同じくEGR補正制御の実施形態2を示すフロー図。 同じくEGR補正制御の実施形態3を示すフロー図。 同じくEGR補正制御の実施形態4を示すフロー図。 同じくEGR補正制御の実施形態5を示すフロー図。
符号の説明
10 吸気経路
13 合流部
20 排気経路
30 EGR経路
35 EGR調整弁
50 コントローラ
55 記憶装置
60 ECU
61 温度センサー
62 差圧センサー
63 吸気流量センサー
100 エンジン
EGR_s 基準EGR開度
EGR_re 補正EGR値
EGR_s_re 補正EGR開度
EGR_std 基準EGR率
EGR_t 指標EGR率
EGR_gap 偏差
EGR_gap_sum 積算値

Claims (9)

  1. 外気を吸入するための吸気経路の中途部と排気ガスを排出するための排気経路の中途部とを接続し、前記排気ガスの一部を前記排気経路から前記吸気経路に還流させるためのEGR経路が形成されるエンジン本体と、
    前記EGR経路の中途部に配置され、前記EGR経路を通過する排気ガスの流量を調整するEGR調整弁と、
    前記吸気経路において前記EGR経路との接続部分よりも上流となる位置に配置され、当該位置の吸気ガス流量を検出する吸気流量検出手段と、
    前記EGR経路の中途部に配置され、前記EGR経路における前記EGR調整弁の前後の圧力差であるEGR差圧を検出する差圧検出手段と、
    前記EGR経路の中途部の所定の位置に配置され、当該位置のEGR温度を検出する温度検出手段と、
    少なくとも前記エンジン本体の回転数、前記エンジン本体の負荷、前記吸気ガス流量、前記EGR差圧、および前記EGR温度に基づいて前記EGR調整弁の開度であるEGR開度を制御する制御手段と、
    を具備し、
    前記制御手段は、
    前記エンジン本体の回転数、前記エンジン本体の負荷、および、予め記憶されたエンジン本体の回転数およびエンジン本体の負荷と基準EGR開度との関係、に基づいて前記EGR調整弁の基準開度である基準EGR開度を算出し、
    前記エンジン本体の回転数、前記エンジン本体の負荷、および、予め記憶されたエンジン本体の回転数およびエンジン本体の負荷と基準EGR率との関係、に基づいて基準EGR率を算出し、
    前記吸気ガス流量、前記EGR差圧、および前記EGR温度に基づいて指標EGR率を算出し、
    前記基準EGR率および前記指標EGR率に基づいて補正EGR値を算出し、
    前記補正EGR値に基づいて前記EGR調整弁の開度を補正した値である補正EGR開度を算出し、
    前記補正EGR開度を示す信号を前記EGR開度として前記EGR調整弁に送信するエンジン。
  2. 前記補正EGR値は、
    前記基準EGR率と前記指標EGR率との偏差が0となるように算出される請求項1に記載のエンジン。
  3. 前記補正EGR値は、
    前記基準EGR率と前記指標EGR率との偏差が所定差以上となる算出回数が所定回数以上となる場合に算出される請求項1に記載のエンジン。
  4. 前記補正EGR値は、
    前記基準EGR率と前記指標EGR率との偏差の積算値が所定値以上となる場合に算出される請求項1に記載のエンジン。
  5. 前記補正EGR値は、
    前記基準EGR率と前記指標EGR率との偏差の正負に基づいて決定される所定値である請求項1に記載のエンジン。
  6. 前記制御手段は、所定周期毎に前記補正EGR値を算出する請求項1乃至5記載のいずれか一項に記載のエンジン。
  7. 前記予め記憶されたエンジン本体の回転数およびエンジン本体の負荷と基準EGR開度との関係は、前記補正EGR開度に基づいて補正される請求項1乃至5記載のいずれか一項に記載のエンジン。
  8. 前記エンジン本体の回転数は、
    該エンジン本体の回転数の移動平均値であり、
    前記エンジン本体の負荷は、
    該エンジン本体の負荷の移動平均値であり、
    前記EGR温度は、
    前記温度検出手段により検出される前記EGR経路の中途部の所定の位置の温度の移動平均値であり、
    前記EGR差圧は、
    前記差圧検出手段により検出される前記EGR調整弁の前後の圧力差の移動平均値である請求項1乃至7記載のいずれか一項に記載のエンジン。
  9. 前記制御手段は、
    前記補正EGR値が、所定流量の排気ガスが前記EGR経路を通過するときの前記EGR調整弁の開度である最小EGR開度よりも小さい場合には、当該EGR開度の最小値を前記EGR開度として前記EGR調整弁に送信する請求項1乃至8記載のいずれか一項に記載のエンジン。
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