JP2010082089A - 吸込具およびこれを用いた電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気掃除機の吸込具において、アジテータに物が咬み込んでロック状態となっても、その後、ロック状態の自動解除が可能な吸込具を提供すること。
【解決手段】アジテータ3を正逆回転させるDCモータ(電動機)25と、アジテータ3を一方向に回転させる吸引風と、アジテータ3の回転数を検出する回転数検出手段48とを備え、吸引風によるアジテータ3の回転数が予め定めた所定数より低くなった場合に回転力不足と判断して、DCモータ25を用いて回転させると共に、回転数検出手段48の検出結果からアジテータ3が回転していないことを検出したときは、DCモータ25によりアジテータ3を逆回転させる構成としたことにより、アジテータ3に物が咬み込んでロック状態となっても、その後アジテータ3の逆回転により、ロック状態の自動解除が可能な吸込具を、提供できるようになる。
【選択図】図4

Description

本発明は、アジテータを有する電気掃除機用の吸込具に関するものである。
アジテータを有する吸込具をの操作性を向上するものとして、吸引風を駆動源としつつ、小型の電動機も備えてアジテータの駆動力を確保できるようにした吸込具がいくつか考案されている。例えば、タービンと電動機を同軸で接続し、風量が多いときにタービンを用い、風量が少ないときには電動機を用いてアジテータを回すものである(例えば、特許文献1参照)。また、電動機を一定時間ごとにオン・オフさせ、オフの間は吸引風によりブラシを回転させるというものがある(例えば、特許文献2参照)。さらに、吸引風によるブラシの回転はしないが、負圧の検知により集塵力が低下した場合にのみ電動機を駆動するとしたものがある(例えば、特許文献3参照)。
特開昭60−58122号公報 特許第3343979号公報 特開平1−303118号公報
これらの発明によれば、吸引風によるアジテータの回転と電動機によるアジテータの回転を行って集塵性能を確保しているが、実際に掃除を行う際の吸込具の操作に対する考慮がなされておらず、動きに対しての追従性から、却って使い勝手が悪くなる場合がある。
例えば、布などの大きな異物のアジテータへの吸い込みがあっても、アジテータの吸引風による回転を、直ぐには停止できないため、布等がアジテータに何重にも巻き付き、あるいは強く咬みこまれるという課題があった。
本発明はこれらの課題を解決すべく、アジテータに物が咬み込んでロック状態と仮になっても、その後、ロック状態の解除(解決)が可能な、使い勝手のよい電気掃除機用の吸込具を提供することを目的とするものである。
前記従来の課題を解決するために本発明の吸込具は、アジテータを回転自在に取り付けたアジテータ収納室と、前記アジテータを正逆回転させるDCモータによる第1の駆動手段と、前記アジテータを一方向に回転させる吸引風による第2の駆動手段と、前記アジテータの回転数を検出する回転数検出手段とを備え、吸引風による第2の駆動手段によるアジテータの回転数が予め定めた所定数より低くなった場合に回転力不足と判断して、DCモータによる第1の駆動手段を用いて回転させると共に、回転数検出手段の検出結果からアジテータが回転していないことを検出したときは、DCモータによりアジテータを逆回転させる構成としたものである。
これにより、回転数検出手段の検出結果からアジテータが回転していないことを検出したときは、アジテータに物が咬みこまれて、アジテータがロック状態にあると判断し、DCモータによりアジテータを逆回転させることで、ロック状態を解除(解決)させることが可能になるものである。
本発明の電気掃除機によれば、2つの駆動源をもつアジテータの回転制御において、アジテータのロック状態の解除(解決)が可能な、使い勝手のよい電気掃除機用の吸込具を提供することができる。
第1の発明は、アジテータを回転自在に取り付けたアジテータ収納室と、前記アジテータを正逆回転させるDCモータによる第1の駆動手段と、前記アジテータを一方向に回転させる吸引風による第2の駆動手段と、前記アジテータの回転数を検出する回転数検出手段とを備え、吸引風による第2の駆動手段によるアジテータの回転数が予め定めた所定数より低くなった場合に回転力不足と判断して、DCモータによる第1の駆動手段を用いて回転させると共に、回転数検出手段の検出結果からアジテータが回転していないことを検出したときは、DCモータによりアジテータを逆回転させるものである。
これにより、回転数検出手段の検出結果からアジテータが回転していないことを検出したときは、アジテータに物が咬みこまれて、アジテータがロック状態にあると判断し、DCモータによりアジテータを逆回転させることで、ロック状態を解除(解決)させることが可能になり、使い勝手の良い電気掃除機用の吸込具を提供できるものである。
第2の発明は、アジテータを回転自在に取り付けたアジテータ収納室と、前記アジテータを正逆回転させるDCモータによる第1の駆動手段と吸引風による第2の駆動手段と、前記アジテータの回転数を検出する回転数検出手段とを備え、吸引風による第2の駆動手段によるアジテータの回転数が予め定めた所定数より低くなった場合に回転力不足と判断して、DCモータによる第1の駆動手段を用いて回転させると共に、回転数検出手段の検出結果からアジテータが回転していないことを検出したときは、DCモータによるアジテータの正逆回転を連続で所定回数繰り返すものである。
これにより、回転数検出手段の検出結果からアジテータが回転していないことを検出したときは、アジテータに物が咬みこまれて、アジテータがロック状態にあると判断し、アジテータの正逆回転を連続で所定回数繰り返すことで、ロック状態を解除(解決)させることが可能になり、使い勝手の良い電気掃除機用の吸込具を提供できるものである。
第3の発明は、アジテータを回転自在に取り付けたアジテータ収納室と、前記アジテータをクラッチを介して回転させる電動機による第1の駆動手段と吸引風による第2の駆動手段と、前記アジテータの回転数を検出する回転数検出手段とを備え、吸引風による第2の駆動手段によるアジテータの回転数が予め定めた所定数より低くなった場合に回転力不足と判断して、電動機による第1の駆動手段を用いて回転力のアシストを行うと共に、回転数検出手段の検出結果からアジテータが回転していないことを検出したときは、電動機とアジテータを切り離し、アジテータを回転フリーな状態にするものである。
これにより、回転数検出手段の検出結果からアジテータが回転していないことを検出したときは、アジテータに物が咬みこまれて、アジテータがロック状態にあると判断し、電動機とアジテータを切り離して、アジテータを回転フリーな状態にすることで、ロック状態の確認や解除作業が行い易くなり、使い勝手の良い電気掃除機用の吸込具を提供できるものである。
第4の発明は、第1〜第3のいずれか1つの発明の吸込具を用いた電気掃除機としたもので、使い勝手のよい吸込具を用いた電気掃除機を提供できるものである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。尚、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態について、図1〜図6を参照しながら説明する。
先ず、図1を用いて各構成要素について説明する。1は、本実施の形態を示す吸込具で、ブラシ2を配列したアジテータ3を、アジテータ収納室4に回転自在に配備してある。収納室はアジテータ3とほぼ同径の断面で形成しており、底部には吸い込み口7が設けてある。9は延長管10と接続するためのユカノズルパイプで、収納室4と連通しており、吸い込み口7から吸引されたごみは、ユカノズルパイプ9を通り、延長管10、およびホース11を経て掃除機本体8に吸引される。13はホース11の一端近傍に設けた操作手段である。
尚、ユカノズルパイプ9と収納室4は、上下方向に回動自在に連結されており、12はその回動中心を示す。(具体的構成は既存の構成と同じであるため説明は省略する)
収納室4の前方下部には、前記吸い込み口7とは別の吸引風を取り入れる空気流入口14が形成されており、アジテータ3を回転させる空気が取り入れられる。
空気流入口14の開口面積は、平らな床面において掃除機本体の吸引風量の約30%の風量が吸引できるよう設定してあり、吸い込み口7が塞がれた時でも50〜70%の風量が吸引される程度の圧損に抑えてある。また空気流入口14は、収納室4前方の中央寄りに2箇所形成しており、吸引風がアジテータ3の中央付近に当たるようにしてある。
16は前後に配備したローラーで、アジテータ3のブラシ2先端が底部8より1mm突出するよう床面との距離を維持している。
17は、回転ブラシ収納室4の前方に形成した突出部で、壁に当たった時の衝撃を受ける補強材の役目をなすとともに、前に配置したローラー16を回転自在に取り付けてある。
突出部17の上面には上方に開口した上方空気取入口18を、突出部17の前面には前方に開口した前方空気取入口19を形成しており、それぞれ前述の2箇所の空気流入口14の位置に揃えて配置してある。
さらに詳細な位置関係を述べると上方空気取入口18は空気流入口14より高い位置にあり、空気流入口14とほぼ直交する向きに形成されている。一方前方空気取入口19は空気流入口14に対向する位置にあり、上方空気取入口18とほぼ直交する向きに開口されている。
上方空気取入口18の下方には平板20が形成されており、平板20の下流側は回転ブラシ収納室4の空気流入口14まで至り、上方空気取入口18および前方空気取入口19から入った空気を空気流入口14までガイドする。
アジテータ3の両端には第1の軸5と第2の軸6が設けてあり、それぞれ第1の保護筒21と第2の保護筒22に覆われている。
アジテータ3の第1の軸5を受ける軸受部品には、クラッチ23を使用している。またクラッチ23の外輪は大ギア24に固定してあるため大ギヤ24とクラッチ23は同方向に回転する。
26は、電動機25に取り付けられた小ギアであり、大ギア24とかみ合い、それぞれのギア軸(大ギア24の回転軸27と小ギア26のモータ軸28)は、取り付け板29に軸間ピッチを維持しながら回転自在に取り付けられていることで、電動機25の回転力が増幅されてクラッチ23に伝達される。
クラッチ23は制御手段からの信号を受けて外輪と軸5を接続・非接続状態の設定を行う。非接続状態のときには,軸5は外輪に対して空転する。接続時には、電動機25回転時にその回転力がアジテータ3に伝達されるように構成されている。
30は、電動機25を覆うモータ室。31はアジテータ3の第1の保護筒21を覆う軸受体で、衝撃などでアジテータ3の径方向に過重が加わった場合に、クラッチ23に過重が集中しないよう第1の保護筒21を受ける役目を成すとともに、クラッチ23部分への塵埃の浸入を防止する。また、電動機25は正逆回転および制動が可能なDCモータで、制御手段からの信号によって、回転方向の切替及び制動をかけることができる。
32は他端に設けた着脱自在の蓋体で、中央にアジテータ3の第2の軸6を回転自在に保持する樹脂軸受33を一体で形成してあり、蓋体32を開閉することにより、アジテータ3の着脱を行うことができる。
34は電動機制御手段42を介して電動機25に電源を供給したり、クラッチ23などの制御対象に電力や信号を送るための配線である。
40はマイクロコンピュータなどから構成された制御手段で、操作手段13の信号を受けて電動送風機41を駆動する信号を送信し、また検出手段の結果を判断して制御を決定する。42は電動機25を駆動する電動機制御手段で、回転させるだけでなく制動制御などを行うことができる。
43はローラー16の回転方向を検出する操作方向検出手段で、例えば赤外センサを用いてローラー16の回転に同期する2相の信号を出力し、その2相の信号が入力されるパターンの違いで回転方向が判断できるように構成されているもので、実際の判断は信号を受けた制御手段40で行う。赤外センサ以外のエンコーダや磁気センサなどを用いてもよいのは言うまでもない。44は、吸込具1が床面などの被掃除面に接しているかどうかを検知するための離床検出手段で、例えばスイッチなどで構成し制御手段40に信号を送信することで制御手段40は吸込具1が被掃除面に接しているかどうかを判断することができる。45は計時手段であり制御手段40が制御に対する判断に適宜用いることができるものである。
46は風量調節弁で上方空気流入口18及び前方空気流入口19から空気流入口14へ入る面積を調整できるものであり、風力制御手段47の出力から操作される。同様に50はモータ室30に設けられた電動機冷却口51を開閉する電動機保護弁であり、風力制御手段47の出力で操作される。風力制御手段47は、制御手段40からの信号を受けて風量調節弁46および電動機保護弁50をモータやアクチュエータなどで操作する。
48はアジテータ3の回転数を検出する回転数検出手段であり、例えばホールIC(図示せず)などから構成され、アジテータ3の回転に同期した信号を制御手段40へ送るようにしたものである。49は電動機25の過負荷状態を判断できるようにした過負荷検出手段であり、例えば電動機25の近傍に配された温度検出素子などから構成されて温度情報を制御手段40へ送る。負荷状態に関しては電動機25に流れる電流を検出し電流値から判断してもよいのはいうまでもない。
上記構成においてその動作を説明する。
使用者が操作手段13を介して掃除機の運転を開始を指示すると、制御手段40は電動送風機41を運転させ、吸引力が発生する。このとき吸込具1を木床などの平らな被掃除面においた場合、電動送風機41の吸引力により吸い込み口7、空気流入口14、および後部の溝15から空気が吸引される。掃除機本体8の吸引風量の約70%の風量が吸い込み口7から吸引され、約25%が空気流入口14から、約5%が溝15の部分から吸引される。
アジテータ3は、前方向への回転に対してはフリー状態であるため、空気流入口14から吸引された空気は、アジテータ3とブラシ2を回転させる。そして床面のごみをかきあげる作用を発揮し、吸い込み口7からの吸引風と相まって床面のごみを集塵する。
このとき空気流入口14に入る空気は、上方空気取入口18から入る垂直方向の気流と前方空気取入口19から入る水平方向の気流とがぶつかり合うため斜め下方向への気流となって回転ブラシ収納室4に入る。そのためアジテータ3の外径側に風が当たり、高トルクの回転力が発揮される。
一方、絨毯などの毛羽立った被掃除面を掃除する場合は、吸い込み口7からの吸引風量が少なくなり、前部の空気流入口14から掃除機本体8の吸引風量の50%を超える空気が吸引されることになる。
そのため吸込み風でアジテータ3を回転させる力が倍増し、絨毯などの負荷の大きい床面でもブラシ2を回転させることができる。
さらに前方の空気流入口14から入った空気はアジテータ3を回転させるとともに、被掃除面のごみを浮き上がらせ、ユカノズルパイプ9側に搬送するため、吸い込み口7からの風量が半減してもごみ取れ性能が落ちることはない。
しかしながら、毛足の長いじゅうたんや吸引力によって被掃除面が浮き上がってしまう柔らかい素材でできた足拭きマットなどにおいては、アジテータ3に対する接触抵抗が大きくなり、風速による回転力では、アジテータ3は回転できなくなる。
制御手段40は、離床検出手段44の出力から吸込具1が床面に接し、かつ操作方向検出手段43の出力によって使用者が操作中であることを判断している状態で、回転数検出手段48によりアジテータ3の回転数が所定値より小さくなった場合には、電動機制御手段42を介して電動機25を起動し、その回転力をアジテータ3に伝達させることにより、アジテータ3すなわちブラシ2を回転させ、集塵を行う。
アジテータ3が回転すれば、前述の空気の流れが形成されるので風速による回転力およびごみを浮かび上げる力が作用し、モータの駆動力が低くてもすぐれたごみ取れ性能を確保することができる。
このとき、吸込具1が床面から浮いている状態や、操作が全くされていない状態ではブラシ2を回転して掃除を行う必要はなく、電動機25を駆動する必要がない。制御手段40はこの場合には電動機25を動作しない。これによって無駄な電力の消費を抑えることができる。
また、離床時には積極的にアジテータ3に対して制動をかける制御にすることも考えられる。何かが大きなものが吸い付いた場合にはとっさに吸込具1を床から離しても、吸引風でブラシが回転し続けることが考えられるが、このとき制動をかけることでブラシ2を直ちに停止させることができ、吸い付いたものを傷めることなく容易に取り除くことができる。さらに、風力制御手段47によって風力調整弁46を閉じ吸引風によるアジテータ3の回転力を発生させないようにすることで、より早く停止させるとともに電動機25での制動によって停止させるのに必要な電力を少なくすることができる。
また、比較的大きな塵埃が集中して吸引された場合に一時的にアジテータへの負荷が大きくなり、回転力が低下することが考えられる。この場合に駆動源である電動機がDCモータであることから容易に正逆回転が行えるので、制御手段40は回転数検出手段48の変化から過負荷状態を判断し、所定時間もしくは所定回数電動機制御手段42を介して電動機25の正逆回転を行うことで、一時的な過負荷を解除することができる。
さらに、回転数検出手段48の結果から完全にロックしたと判断できる場合には、制御手段40は、電動送風機41の入力を低下もしくは停止させ、吸引風によるアジテータ3への駆動力を落とすと共に、クラッチ23によって電動機25からの駆動力もカットしてアジテータ3を回転フリー状態にし、使用者がすぐにアジテータ3のロック状態を確認し、解除作業を行えるようにすることができる。このとき、使用者へのロック状態の報知については独立した報知手段を設けて報知することも可能であるが、電動送風機41の入力低下によって報知することも可能である。
また、アジテータ3の回転数を吸引風量の加減によって調整する手段も考えられる。床面の種類や状態だけでなく電動送風機41にかかる入力やごみのたまりぐらいによっても吸引風量は異なるためアジテータ3の回転数も変化する。制御手段40は回転数検出手段48の出力を受けて、風力制御手段47に信号を送信し、風力制御手段47が風量調整弁46を操作してアジテータ3の回転力を得るための風量を調節する。これにより電動機による電力を消費することなく、安定したブラシ回転を行える。また、制御手段40は電動送風機41の入力とアジテータ3の回転数から空気流入口14からの風量とそれから生じる風切り音の大きさを推定し、あらかじめ実験によって定めた判断設定に基づき電動機25によるアジテータ3の駆動を行う方が音量を低くできる場合には、電動機25を動かすように電動機制御手段42と風力制御手段47へ信号を送ることで、より使用者が使いやすい掃除機を提供できる。
また、実際の掃除では、一定のリズムで吸込具1を操作している場合でも、ブラシ2にかかる負荷は不規則になることも多く、短時間の離床もある。これらの変動に対して安定した挙動を行うために制御手段40は操作方向検出手段43の変化の周期を計時手段45により計時して、操作方向の変更時間や短時間の離床のパターンを学習判断しながら、変化の周期に合わせて電動機制御手段42や風力制御手段47へ指示を出す。これにより、使用者の操作に追随した、より安定した挙動にすることができる。
このように吸い込む空気の力を活用して集塵を行い、必要に応じて電動機25の駆動力によって回転を補助する構成であるため、搭載する電動機25は、従来よりも回転力が低く、長寿命の必要のない小型モータを選択することができるので、吸込具自体の小型、軽量化を実現することができ、かつその制御を使用者による吸込具1の操作に応じて行うため操作性に優れ集塵力も確保した使い勝手の良い吸込具を提供することができる。
以上のように、本発明にかかる電気掃除機用吸込具もしくはそれを用いた電気掃除機は、小型軽量で集塵力を確保しつつ使用者の操作に反応した使い勝手のよい極めて有用なものである。
本発明の実施の形態1における吸込具の構成を示す底面図 同、吸込具の上面図 同、吸込具の要部断面図 同、吸込具のシステムブロック図 同、吸込具のブラシの正面図 同、吸込具を用いた電気掃除機まわりの全体構成を示す外観斜視図
符号の説明
1 吸込具
3 アジテータ
4 回転ブラシ収納室
8 掃除機本体
10 延長管
11 ホース
14 空気流入口
16 ローラー
18 上方空気取入口
19 前方空気取入口
23 クラッチ
25 DCモータ(電動機)
40 制御手段
44 離床検出手段
47 風力制御手段
48 回転数検出手段
49 過負荷検出手段

Claims (4)

  1. アジテータを回転自在に取り付けたアジテータ収納室と、前記アジテータを正逆回転させるDCモータによる第1の駆動手段と、前記アジテータを一方向に回転させる吸引風による第2の駆動手段と、前記アジテータの回転数を検出する回転数検出手段とを備え、吸引風による第2の駆動手段によるアジテータの回転数が予め定めた所定数より低くなった場合に回転力不足と判断して、DCモータによる第1の駆動手段を用いて回転させると共に、回転数検出手段の検出結果からアジテータが回転していないことを検出したときは、DCモータによりアジテータを逆回転させる吸込具。
  2. アジテータを回転自在に取り付けたアジテータ収納室と、前記アジテータを正逆回転させるDCモータによる第1の駆動手段と、前記アジテータを一方向に回転させる吸引風による第2の駆動手段と、前記アジテータの回転数を検出する回転数検出手段とを備え、吸引風による第2の駆動手段によるアジテータの回転数が予め定めた所定数より低くなった場合に回転力不足と判断して、DCモータによる第1の駆動手段を用いて回転させると共に、回転数検出手段の検出結果からアジテータが回転していないことを検出したときは、DCモータによるアジテータの正逆回転を連続で所定回数繰り返す吸込具。
  3. アジテータを回転自在に取り付けたアジテータ収納室と、前記アジテータをクラッチを介して回転させる電動機による第1の駆動手段と、前記アジテータを一方向に回転させる吸引風による第2の駆動手段と、前記アジテータの回転数を検出する回転数検出手段とを備え、吸引風による第2の駆動手段によるアジテータの回転数が予め定めた所定数より低くなった場合に回転力不足と判断して、電動機による第1の駆動手段を用いて回転力のアシストを行うと共に、回転数検出手段の検出結果からアジテータが回転していないことを検出したときは、電動機とアジテータを切り離し、アジテータを回転フリーな状態にする吸込具。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸込具を用いた電気掃除機。
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