JP2010081325A - モニタへの印刷物表示方法、装置及びプログラム - Google Patents

モニタへの印刷物表示方法、装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】同一観察環境下での印刷物のモニタプルーフにおいて、フレアが存在しても印刷物とモニタとの見えを一致させることを可能とするモニタへの印刷物表示方法、装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】同一観察環境200下において印刷物側とモニタ側の両フレア量を考慮し、印刷物22をモニタ14に再現しようとするモニタ用画像データを補正演算部を利用して求めているので、印刷物側とモニタ側のそれぞれのフレアを正しく考慮した印刷物22の印刷画像20の見えをモニタ14にプルーフ画像120として再現することができる。
【選択図】図2

Description

この発明は、印刷物の見えをモニタに再現するモニタへの印刷物表示方法、装置及びプログラムに関する。
近時、モニタ(ディスプレイ、表示部)上に印刷物のプルーフ画像を表示して前記印刷物の色校正を行うモニタプルーフ(ソフトプルーフ)が提案されている。このモニタプルーフは、校正が迅速に行えるという利点がある。
印刷物の見えをモニタに再現するモニタプルーフにおいては、印刷物とモニタを同時に観察する必要性から明室環境(明室条件)の同一観察環境下で観察される場合が多い。しかし、明室環境ではモニタ表面で反射するフレア光が存在するため、モニタ側のプルーフ画像の見えが変化してしまう問題がある。
この問題を解決するため、特許文献1では、環境光が照明された状態と遮断された状態でそれぞれモニタ上の色を測定することで、環境光の影響を考慮した測定を行うことができると開示されている。
特開2006−349835号公報
ところで、モニタ側に限らず、印刷物側でも、設置環境によって正反射光に近い光が目に入ってくることがあり、これもモニタのフレア光と同様の働きをすることから、印刷物の見えも環境によって変化する。
しかしながら、上記した特許文献1に係る技術では、印刷物側に対するフレアの補正技術については何も言及されておらず、依然として印刷物の見えとモニタプルーフの見えが合わない場合がある。
この発明は、このような課題を考慮してなされたものであって、同一観察環境下での印刷物のモニタプルーフにおいて、フレアが存在しても印刷物とモニタとの見えを一致させることを可能とするモニタへの印刷物表示方法、装置及びプログラムを提供することを目的とする。
この発明に係るモニタへの印刷物表示方法では、同一観察環境下において、印刷物の見えをモニタに再現する際、前記印刷物側のフレア量を取得するとともに、前記モニタ側のフレア量を取得し、取得した両フレア量に基づいて前記モニタに再現しようとする画像を演算により求め、求めた画像を前記モニタに表示するようにしている。
この発明は、種々の形態で実現することが可能であり、上記モニタへの印刷物表示方法の他、例えば、モニタへの印刷物表示装置、この装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム等の形態で実現することができる。
この発明によれば、同一観察環境下において印刷物側とモニタ側の両フレア量を考慮して、印刷物をモニタに再現しようとする画像を求めているので、印刷物側とモニタ側のそれぞれのフレアを正しく考慮した印刷物の見えをモニタに再現することができる。
すなわち、明室下での印刷物のモニタプルーフにおいて、それぞれにフレアが存在していても印刷物とモニタでの見えを一致させることができる。
以下、この発明のモニタへの印刷物表示方法を実施する画像処理再現システムについて図面を参照して説明する。
図1は、画像処理再現システム10の構成例を示している。この画像処理再現システム10は、ワークステーション等のコンピュータ12と表示装置であるモニタ14とを含んで構成される。
この画像処理再現システム10は、図2に示すように、印刷物22に形成されたカラー画像である印刷画像20と、この印刷画像20に対応してモニタ14に表示された同一絵柄のカラー画像であるプルーフ画像120との観察環境(観察照明環境)200下でのフレアを考慮した観察者204による見えを一致させるシステムである。
なお、観察環境200とは、例えば、予め定めた所定の蛍光灯等の光源(照明)202により照明された部屋等を意味する。
図1において、コンピュータ12は、CPUが各種入力に基づきROM等のメモリに記憶されているプログラムを実行することで各種の機能を実現する機能実現部(機能実現手段)として動作する。これらの機能は、ハードウエアにより実現することもできる。その場合、用語「〜部」は、「〜回路」、「〜器」、または「〜装置」に置換することができる。
CTP装置16は、入力ポート101を通じて入力される画像データCMYK(シアン、マゼンタ、黄、黒)を受けて、対応する刷版CMYKを作成する。なお、CTP装置16に入力される画像データCMYKとして、この実施形態では、図2に示す所望のカラー画像である印刷画像20が形成された印刷物22を印刷するための印刷物用画像データCMYKと、周知のIT8カラーチャート等の複数のカラーパッチからなるカラーチャート25(図1参照)が形成された印刷物26を印刷するためのカラーチャート用画像データCMYKとを含む。
CTP装置16により作成された各刷版CMYKは、印刷機18に装填される。印刷機18は、装填された各刷版CMYKにインクを付けて多色刷りし、それぞれ、印刷用紙上に印刷画像20(図2)が形成された印刷物22、多数の色パッチからなるカラーチャート25が形成された印刷物26(図1)を出力する。
なお、デバイス依存の画像データであるカラーチャート用画像データCMYKは、コンピュータ12内の印刷プロファイル50によりデバイス非依存の画像データである測色値XYZに変換された後、模式的に描いたスイッチ60(60a、60c)及びスイッチ62(62c、62a)を通じてモニタプロファイル52に供給され、モニタプロファイル52によりデバイス依存の画像データであるカラーチャート画像データRGB(赤、緑、青)に変換される。
カラーチャート画像データRGBがモニタ14に供給されることで、モニタ14上に印刷物26のカラーチャート25と同一図柄のカラーチャート125が表示される。
なお、図1、図2において、モニタ14及び印刷物22、26は、蛍光灯等の光源202により照明される室内等の同一観察環境200下に置かれる。
図1において、通常の測色計30A及び通常の測色計30Bは、同一の測色計でも異なる測色計でもよいが、理解の便宜のために符号を変えている。ただし、通常の測色計30Bは、内部光源をオフ状態としてモニタ14に接触させて測色可能な接触型測色計として用いる。
また、望遠型測色計32A、望遠型測色計32B、及び望遠型測色計32Cも、同一の望遠型測色計でも異なる望遠型測色計でもよいが、理解の便宜のために符号を変えている。
コンピュータ12内のメモリ40は、4つの格納部40a〜40dを備える。格納部40aは、通常の測色計30Aによる印刷物26のカラーチャート25の各パッチの測色結果であるフレアの無い状態の測色値(Xpi,Ypi,Zpi)を格納する。
格納部40bは、観察環境200下で観察者の観察方向から望遠型測色計32Aにより印刷物26のカラーチャート25の各パッチを測色した測色結果であるフレアの有る状態の測色値(X´pi,Y´pi,Z´pi)を格納する。
格納部40cは、外部照明が入らない条件で、例えば、通常の測色計30Bを該測色計30Bの内部の光源をオフ状態にしてモニタ14に接触させた状態で、すなわち接触型測色計としてあるいは光源202をオフ状態として望遠型測色計32Bによりカラーチャート125の各パッチを測色した測色結果であるフレアの無い状態の測色値(Xmi,Ymi,Zmi)を格納する。
格納部40dは、光源202をオン状態とした観察環境200下において、望遠型測色計32Cによりカラーチャート125の各パッチを測色した測色結果であるフレアの有る状態の測色値(X´mi,Y´mi,Z´mi)を格納する。
印刷物側の差演算部34は、カラーチャート25を構成する同一のパッチに対して格納部40aから読み出した印刷物26のフレアが有る場合の測色値(X´pi,Y´pi,Z´pi)と格納部40bから読み出したフレアが無い場合の測色値(Xpi,Ypi,Zpi)との差(差分値)(X´pi−Xpi,Y´pi−Ypi,Z´pi−Zpi)を演算して印刷物側のフレア量算出部42に供給する。
印刷物側のフレア量算出部42は、次の(1)〜(3)式により印刷物側のフレア量(Xpf,Ypf,Zpf)を算出する。
Xpf={Σ(X´pi−Xpi)}/N …(1)
Ypf={Σ(Y´pi−Ypi)}/N …(2)
Zpf={Σ(Z´pi−Zpi)}/N …(3)
ここで、Nは、測定パッチ数である。
モニタ側の差演算部36は、カラーチャート125を構成する同一のパッチに対して格納部40dから読み出したモニタ14のフレアが有る場合の測色値(X´mi,Y´mi,Z´mi)と格納部40cから読み出したフレアが無い場合の測色値(Xmi,Ymi,Zmi)との差(差分値)(X´mi−Xmi,Y´mi−Ymi,Z´mi−Zmi)を演算してモニタ側のフレア量算出部44に供給する。
モニタ側のフレア量算出部44は、次の(4)〜(6)式によりモニタ側のフレア量(Xmf,Ymf,Zmf)を算出する。
Xmf={Σ(X´mi−Xmi)}/K …(4)
Ymf={Σ(Y´mi−Ymi)}/K …(5)
Zmf={Σ(Z´mi−Zmi)}/K …(6)
ここで、Kは、測定パッチ数である。この実施形態では、K=Nであるが、K≠Nであってもよい。
補正演算部46は、カラー画像である印刷画像20を構成する画素毎の印刷物用画像データCMYKが印刷プロファイル50によって変換された測色値XYZのフレア補正演算を次の(7)〜(9)式により行い、フレア補正結果の測色値(X´,Y´,Z´)をモニタプロファイル52に供給する。
X´=X+(Xpf−Xmf) …(7)
Y´=Y+(Ypf−Ymf) …(8)
Z´=Z+(Zpf−Zmf) …(9)
モニタプロファイル52は、フレア補正結果の測色値(X´,Y´,Z´)を画素毎のモニタ用画像データRGBに変換してモニタ14に供給する。
このように構成することでモニタ14には、印刷物26とモニタ14の両方のフレアを考慮したカラー画像(プルーフ画像ともいう。)120を表示することができる。
よって、モニタ14上に表示されたプルーフ画像120(図2参照)は、その観察環境200下での印刷物22のカラー画像である印刷画像20にフレアを含めて見えが一致する。
次に、上述の実施形態に係るフレアを考慮した印刷物22上のカラー画像である印刷画像20に対するプルーフ画像120の表示手順について、図3に示すフローチャートを参照して説明する。
ステップS1において、例えばコンピュータ12のユーザである観察者は、モニタ14の表示対象、すなわちモニタプルーフの対象となる印刷系、ここでは印刷機18を用いて予めIT8カラーチャート等の複数のカラーパッチからなるカラーチャート25を印刷用紙上に印刷した印刷物26を作成し、作成した印刷物26上の前記カラーチャート25の各パッチを、通常の測色計30Aにより測色し、測色結果である印刷物26のフレアの無い状態での測色値(Xpi,Ypi,Zpi)を取得しておき、メモリ40の格納部40aに格納しておく。
なお、カラーチャート25が形成された印刷物26を作成する際には、このカラーチャート25に対応するカラーチャート用画像データCMYKを、印刷物のデザインレイアウト等を行う図示しないDTP(Desk Top Publishing)装置から入力ポート101を介してCTP装置16に供給し、CTP装置16により作成された各刷版CMYKを印刷機18に装填することで、印刷機18からカラーチャート25が形成された印刷物26が出力される。
次に、ステップS2において、光源202がオン状態(点灯状態)の観察環境200下にカラーチャート25が形成された前記印刷物26を配置し、望遠型測色計32Aにより観察者204の観察方向から印刷物26のカラーチャート25の各パッチを測色し、測色結果である印刷物26のフレアの有る状態での測色値(X´pi,Y´pi,Z´pi)を取得しておき、メモリ40の格納部40bに格納しておく。
次いで、ステップS3において、印刷物側の差演算部34及び印刷物側のフレア量算出部42により、上記(1)〜(3)式を用いて印刷物側のフレア量(Xpf,Ypf,Zpf)を算出する。
このようにして、ステップS1〜S3で印刷物側のフレア量(Xpf,Ypf,Zpf)が決定する。
次にステップS4において、モニタ14にカラーチャート用画像データRGBを供給することで、カラーチャート125をモニタ14上に表示し、先ず、外部照明である光源202をオフ(消灯)にした状態で、モニタ14上のカラーチャート125の各パッチを内部光源をオフ状態にした通常の測色計30Bを接触させて又は望遠型測色計32Bにより測色し、測色結果であるモニタ14のフレアの無い状態での測色値(Xmi,Ymi,Zmi)を取得してメモリ40の格納部40cに格納する。
なお、カラーチャート125をモニタ14上に表示する際には、このカラーチャート125に対応するカラーチャート用画像データCMYKを上述したDTP装置等から入力ポート101を介して印刷プロファイル50に供給し、カラーチャート用測色値XYZに変換し、このカラーチャート用測色値XYZをスイッチ60(端子60a、60c)及びスイッチ62(端子62c、62a)を通じてモニタプロファイル52によりカラーチャート用画像データRGBに変換してモニタ14に供給することで、モニタ14上にカラーチャート25と同一図柄のカラーチャート125を表示することができる。
次いで、ステップS5において、ステップS4の状態で外部照明である光源202をオン(点灯)にした状態でモニタ14上のカラーチャート125の各パッチを望遠型測色計32Cで測色し、測色結果であるモニタ14のフレアの有る状態での測色値(X´mi,Y´mi,Z´mi)を取得して、メモリ40の格納部40dに格納する。
次に、ステップS6において、モニタ側の差演算部36及びフレア量算出部44により、上記(4)〜(6)式を用いてモニタ側のフレア量(Xmf,Ymf,Zmf)を算出する。
このようにして、ステップS4〜S6でモニタ側のフレア量(Xmf,Ymf,Zmf)が決定する。
ステップS3で算出された印刷物側のフレア量(Xpf,Ypf,Zpf)とステップS6で算出されたモニタ側のフレア量(Xmf,Ymf,Zmf)との差の測色値(Xpf−Xmf,Ypf−Ymf,Zpf−Zmf)が、印刷プロファイル50により変換された測色値XYZのフレアを考慮した補正値とされる。
補正演算は、補正演算部46で上記した(7)〜(9)式により行われる。
そこで、ステップS7において、印刷物22のカラー画像である印刷画像20(図2)のプルーフ画像120(図2)をモニタ14に表示しようとする際、印刷物22の印刷画像20を表す印刷物用画像データCMYKを入力ポート101からコンピュータ12の印刷プロファイル50に供給すると、印刷プロファイル50により測色値XYZに変換される。この測色値XYZは、スイッチ60(端子60a、端子60b)を介して補正演算部46に供給される。
次いで、ステップS8において、補正演算部46は、印刷画像20を構成する印刷物用画像データCMYKが印刷プロファイル50によって変換された画素毎の測色値XYZのフレア補正演算を上記の(7)〜(9)式により行い、フレア補正結果の測色値(X´,Y´,Z´)に変換し、スイッチ62(62b、62a)を通じてモニタプロファイル52に供給する。
ステップS9において、モニタプロファイル52は、フレア補正結果の測色値(X´,Y´,Z´)を画素毎のモニタ用画像データRGBに変換してモニタ14に供給する。
このようにしてモニタ14には、フレアを考慮したカラー画像であるプルーフ画像120が表示される(図2参照)。
このようにすれば、モニタ14上に表示されたプルーフ画像120は、その観察環境200下での印刷物22の印刷画像20にフレアを含めて見えが一致する。
以上説明したように、上述した実施形態によれば、同一観察環境200下において、印刷物22のカラー画像である印刷画像20の見えをモニタ14にプルーフ画像120として再現する際、印刷物側のフレア量(Xpf,Ypf,Zpf)を取得するとともに、モニタ側のフレア量(Xmf,Ymf,Zmf)を取得し、取得した両フレア量{(Xpf,Ypf,Zpf)、(Xmf,Ymf,Zmf)}に基づいてモニタ14に再現しようとするプルーフ画像120を補正演算により求め、求めたプルーフ画像120をモニタ14に表示するようにしている。
このように、同一観察環境200下において印刷物側とモニタ側の両フレア量を考慮して、モニタ14に再現しようとする印刷物22の印刷画像20のプルーフ画像120を求めているので、印刷物側とモニタ側のそれぞれのフレアを正しく考慮した印刷物22の印刷画像20の見えをモニタ14にプルーフ画像120として再現することができる。
すなわち、光源202がオン状態(点灯した状態)での明室(観察環境200)下での印刷物22の、いわゆるモニタプルーフにおいて、印刷物22及びモニタ14のそれぞれにフレアが存在していても印刷物22とモニタ14での印刷画像20とプルーフ画像120の観察者204による見えを一致させることができる(図2参照)。
なお、印刷物側のフレア量(Xpf,Ypf,Zpf)を取得する際、上述したように、印刷画像20が形成された印刷物26を印刷する印刷機18から出力された印刷物26上の複数(N個)のカラーパッチからなるカラーチャート25を通常の測色計30Aにより測色した測色値(Xpi,Ypi,Zpi)と、複数のカラーパッチからなるカラーチャート25を観察環境200下で光源202をオンした状態で望遠型測色計32Aにより測色した測色値(X´pi,Y´pi,Z´pi)との差分値(X´pi−Xpi,Ypi−Y´pi,Z´pi−Zpi)の平均値{(X´pi−Xpi)/N,(Ypi−Y´pi)/N,(Z´pi−Zpi)/N}を印刷物側のフレア量(Xpf,Ypf,Zpf)とすることができる。
また、モニタ側のフレア量(Xmf,Ymf,Zmf)を取得する際、上述したように、観察環境200下において複数(K個、この実施形態ではK=N)のカラーパッチからなるカラーチャート125をモニタ14に表示し、表示された複数のカラーパッチからなるカラーチャート125を接触型の内部光源をオフ状態にした通常の測色計30Bにより測色した測色値(Xmi,Ymi,Zmi)と、望遠型測色計32Cとにより測色した測色値(X´mi,Y´mi,Z´mi)の差分値(X´mi−Xmi,Y´mi−Ymi,Z´mi−Zmi)の平均値{(X´mi−Xmi)/K,(Y´mi−Ymi)/K,(Z´mi−Zmi)/K}を前記モニタ側のフレア量(Xmf,Ymf,Zmf)とすることができる。
なお、印刷物側のフレア量(Xpf,Ypf,Zpf)を取得する際の他の実施形態として、図4に示すように、印刷機18から出力された印刷物26A上に形成された黒パッチを含むグレイスケールチャート25Aを通常の測色計30Aにより測色した測色値(Xpi,Ypi,Zpi)と、前記黒パッチを含むグレイスケールチャート25Aを観察環境200下で望遠型測色計32Aで測色した測色値(X´pi,Y´pi,Z´pi)との差分値(X´pi−Xpi,Y´pi−Ypi,Z´pi−Zpi)の平均値を印刷物側のフレア量(Xpf,Ypf,Zpf)とすることができる。グレイスケールチャート25Aは、例えば、網パーセント階調で60%から5%刻みで100%までの9個のパッチを利用することができる。一般に、黒パッチを含むグレイスケールチャート25Aは、フレア光量に対するパッチ自身の反射光量の比の値が,白パッチなどに比べて低いという理由からフレア量をより正確に測定することができる。
モニタ側のフレア量(Xmf,Ymf,Zmf)を取得する際にも、同様にして、図4に示すように、観察環境200下において黒パッチを含むグレイスケールチャート125Aをモニタ14に表示し、表示された黒パッチを含むグレイスケールチャート125Aを内部光源をオフ状態にし接触させて測色する通常の測色計30B(接触型測色計)と、望遠型測色計32Cとによりそれぞれ測色し、得られた各測色値の差分値の平均値を前記モニタ側のフレア量とすることができる。
なお、モニタ14にカラーチャート125を表示させた場合(図1参照)に、モニタ側のフレア量(Xmf,Ymf,Zmf)を取得する際、前記複数のカラーパッチからなるカラーチャート125を、観察環境200下及び該観察環境200に係る光源202をオフ状態にした環境下で、望遠型測色計32Cによりそれぞれ測色し、測色値の差分値の平均値を前記モニタ側のフレア量(Xmf,Ymf,Zmf)とすることができる。
モニタ14にグレイスケールチャート125Aを表示させた場合(図4参照)に、モニタ側のフレア量(Xmf,Ymf,Zmf)を取得する際、前記黒パッチを含むグレイスケールチャート125Aを、観察環境200下及び該観察環境200に係る光源202をオフ状態にした環境下で、望遠型測色計32Cによりそれぞれ測色し、測色値の差分値の平均値を前記モニタ側のフレア量(Xmf,Ymf,Zmf)とすることができる。
そして、取得した前記印刷物側のフレア量(Xpf,Ypf,Zpf)と前記モニタ側のフレア量(Xmf,Ymf,Zmf)の両フレア量に基づいて前記モニタに再現しようとするプルーフ画像120を演算により求めるとき、印刷物22を作成しようとする際のデバイス依存の画像データである印刷物用画像データCMYKを印刷プロファイル50によりデバイス非依存の画像データである測色値XYZに変換した後、該デバイス非依存の画像データである測色値XYZを前記両フレア量により補正し、すなわち、補正演算部46により、前記(7)〜(9)式により補正し、補正後のデバイス非依存の画像データである測色値(X´,Y´,Z´)をモニタプロファイル52によりモニタ14のデバイス依存の画像データであるモニタ用画像データRGBに変換する。
このモニタ用画像データRGBをモニタ14に供給することで、モニタ14上に、両フレア量を考慮した印刷物22のカラー画像である印刷画像20の見えを表すプルーフ画像120を表示することができる(図2参照)。
なお、上記実施形態において、通常の測色計30A、30B及び望遠型測色計32A〜32Cは、フレア量取得手段であり、フレア量取得量手段により取得した両フレア量に基づいてモニタ14に再現しようとする画像を演算により求める演算手段は、補正演算部46が該当する。モニタ14への印刷物表示装置は、これら測色計30A、30B、望遠型測色計32A〜32C及びコンピュータ12が該当する。
また、コンピュータ12に、印刷物側のフレア量と、モニタ側のフレア量とに基づいてモニタ14に再現しようとする画像を演算により求める機能を実現させるためのプログラムは、補正演算部46の前記(7)〜(9)式に該当する。
なお、この発明は、上述の実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
この発明の一実施形態に係わる画像処理再現システムの構成図である。 同一観察環境下で印刷物上のカラー画像とモニタ上のプルーフ画像を観察者が観察している状態を示す説明図である。 図1例の画像処理再現システムの動作説明に供されるフローチャートである。 黒パッチを含むグレイスケールチャートの測色計による測色動作の説明図である。
符号の説明
10…画像処理再現システム 12…コンピュータ
14…モニタ 18…印刷機
20…印刷画像(カラー画像) 22…印刷物
25…カラーチャート 25A…グレイスケールチャート
26、26A…印刷物 30A、30B…通常の測色計
32A〜32C…望遠型測色計 34、36…差演算部
40…メモリ 42、44…フレア量算出部
46…補正演算部 50…印刷プロファイル
52…モニタプロファイル 120…プルーフ画像
125…カラーチャート 125A…グレイスケールチャート
200…観察環境 202…光源

Claims (10)

  1. 同一観察環境下において、印刷物の見えをモニタに再現する際、
    前記印刷物側のフレア量を取得するとともに、前記モニタ側のフレア量を取得し、
    取得した両フレア量に基づいて前記モニタに再現しようとする画像を演算により求め、
    求めた画像を前記モニタに表示する
    ことを特徴とするモニタへの印刷物表示方法。
  2. 請求項1記載のモニタへの印刷物表示方法において、
    前記印刷物側のフレア量を取得する際、
    前記印刷物を印刷する印刷機から出力された複数のカラーパッチからなるカラーチャートを通常の測色計により測色した測色値と、前記複数のカラーパッチからなる前記カラーチャートを前記観察環境下で望遠型測色計により測色した測色値との差分値の平均値を前記印刷物側のフレア量とする
    ことを特徴とするモニタへの印刷物表示方法。
  3. 請求項1記載のモニタへの印刷物表示方法において、
    前記モニタ側のフレア量を取得する際、
    複数のカラーパッチからなるカラーチャートを前記モニタに表示し、表示された前記複数のカラーパッチからなる前記カラーチャートを、接触型測色計と前記観察環境下で望遠型測色計とによりそれぞれ測色し、得られた各測色値の差分値の平均値を前記モニタ側のフレア量とする
    ことを特徴とするモニタへの印刷物表示方法。
  4. 請求項1記載のモニタへの印刷物表示方法において、
    前記印刷物側のフレア量を取得する際、
    前記印刷物を印刷する印刷機から出力されたグレイスケールチャートを通常の測色計により測色した測色値と、前記グレイスケールチャートを前記観察環境下で望遠型測色計で測色した測色値との差分値の平均値を前記印刷物側のフレア量とする
    ことを特徴とするモニタへの印刷物表示方法。
  5. 請求項1記載のモニタへの印刷物表示方法において、
    前記モニタ側のフレア量を取得する際、
    グレイスケールチャートを前記モニタに表示し、表示されたグレイスケールチャートを、接触型測色計と前記観察環境下で望遠型測色計とによりそれぞれ測色し、得られた各測色値の差分値の平均値を前記モニタ側のフレア量とする
    ことを特徴とするモニタへの印刷物表示方法。
  6. 請求項1記載のモニタへの印刷物表示方法において、
    前記モニタ側のフレア量を取得する際、
    複数のカラーパッチからなるカラーチャートを前記モニタに表示し、表示された前記複数のカラーパッチからなる前記カラーチャートを、前記観察環境下及び該観察環境に係る光源をオフ状態にした環境下で、望遠型測色計によりそれぞれ測色し、測色値の差分値の平均値を前記モニタ側のフレア量とする
    ことを特徴とするモニタへの印刷物表示方法。
  7. 請求項1に記載のモニタへの印刷物表示方法において、
    前記モニタ側のフレア量を取得する際、
    グレイスケールチャートを前記モニタに表示し、表示されたグレイスケールチャートを、前記観察環境下及び該観察環境に係る光源をオフ状態にした環境下で、望遠型測色計によりそれぞれ測色し、各測色値の差分値の平均値を前記モニタ側のフレア量とする
    ことを特徴とするモニタへの印刷物表示方法。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のモニタへの印刷物表示方法において、
    取得した前記印刷物側のフレア量と前記モニタ側のフレア量の両フレア量に基づいて前記モニタに再現しようとする画像を演算により求める際、
    前記印刷物のデバイス依存の画像データを印刷プロファイルによりデバイス非依存の画像データに変換した後、該デバイス非依存の画像データを前記両フレア量により補正し、補正後のデバイス非依存の画像データをモニタプロファイルにより前記モニタのデバイス依存の画像データに変換する
    ことを特徴とするモニタへの印刷物表示方法。
  9. 同一観察環境下において、印刷物の見えをモニタに再現するモニタへの印刷物表示装置において、
    前記印刷物側のフレア量を取得するとともに、前記モニタ側のフレア量を取得するフレア量取得手段と、
    取得した両フレア量に基づいて前記モニタに再現しようとする画像を演算により求める演算手段と、
    を備えることを特徴とするモニタへの印刷物表示装置。
  10. 同一観察環境下において、印刷物の見えをモニタに再現する際、
    コンピュータに、
    前記印刷物側のフレア量と、前記モニタ側のフレア量とに基づいて前記モニタに再現しようとする画像を演算により求める機能
    を実現させるためのプログラム。
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