JP2010080851A - 受電コイル及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子機器と充電装置の位置関係に関わりなく、効率よく充電が行われる受電コイルを提供する。
【解決手段】受電コイル100は、鉄心としての導磁性の高い、例えば、フェライトのコア101を持つ。コア101の各頂点100A−100D−100C−100G−100F−100Eから構成される辺に溝103が掘られている。この溝103には受電コイル100の巻き線102が巻かれる。
【選択図】図1
【解決手段】受電コイル100は、鉄心としての導磁性の高い、例えば、フェライトのコア101を持つ。コア101の各頂点100A−100D−100C−100G−100F−100Eから構成される辺に溝103が掘られている。この溝103には受電コイル100の巻き線102が巻かれる。
【選択図】図1
Description
本発明は、受電コイル及びその受電コイルを備える電子機器に関する。
従来の小型充電式の電子機器への充電は、電子機器ごとに決められた専用充電装置にて行わなければならなかった。その充電方式として、充電装置の接続端子と電子機器の接続端子を直接結合し、電子機器の充電電池へ充電する方式がある。
これに対し、非接触で充電する方式がある。
図14は、従来例に係る磁気結合による非接触充電システムの構成図である。
図14において、充電装置403には、電力を送電する一次側の給電コイル402及び磁性体でできた位置合わせ用凸部404を備えている。電子機器400には、位置合わせ用の凹部を備え二次側の受電コイル401が設置されている。
図14に示すように、一次側の給電コイル402と二次側の受電コイル401を1対1で対峙させて磁気結合によって電力を搬送しているが、一次側の給電コイル402と二次側の受電コイル401の距離が離れると電力の伝送効率が低下する。
そのため、図14に示すように、嵌合させるための凹部と凸部を電子機器と充電装置それぞれに設けている。あるいは、図示しない位置決め用ガイドを設けていた。
また、他の従来技術として、受電機器(電子機器)を送電機器(充電装置)に相当する磁性体でできた箱に収納することで、受電機器に非接触で電力供給するものがある(特許文献1参照)。
また、送電機器と受電機器に複数の給電コイル及び受電コイルを設け、電力の供給状況に応じて適宜切り替える技術も提案されている(特許文献2参照)。
特開平04−317527号公報
特開2005−110399号公報
しかしながら、上記図14に示す従来技術によれば、充電装置と充電される電子機器の位置関係が厳しく限定されることになり、使用者にとっては、使い勝手が悪いという問題があった。
特許文献1に提案の技術では、受電機器を上述した箱の中のいずれかの位置に収納しさえすれば充電可能なため、送電機器と受電機器の位置関係が、図14に示した従来構成例より限定されない。しかし、箱自体が磁性体でなければならず、また箱を閉じなければ有効な電力供給ができず、使用者には使い勝手が悪いという問題があった。
また、特許文献2に提案の技術では、受電側の受電コイルを複数設ける必要があった。また、複数の受電コイルを選択するスイッチ及びスイッチ切り替え回路を設ける必要があった。複数の受電コイルを受電側の電子機器に設ける場合、複数のスイッチ切り替え回路によりシステムの構成が複雑になる。また、受電コイルが複数あることで、コストや実装面積が大きくなる点で不利となる。
本発明の目的は、電子機器と充電装置の位置関係に関わりなく、効率よく充電が行われる受電コイル及び電子機器を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の受電コイルは、直方体または立方体形状の鉄心と、前記鉄心の隣接する3面の外周に巻回された巻き線とを備えることを特徴とする。
本発明の受電コイルは、直方体または立方体形状の鉄心と、前記鉄心の1つの頂点で交わる三辺のうち夫々の辺の任意の点を結ぶ三角形状の断面の外周に巻回された巻き線とを備えることを特徴とする。
本発明の受電コイルは、直方体または立方体形状の鉄心と、前記鉄心の隣接する3平面の夫々の外周に連続して巻回される巻き線とを備え、前記巻き線の巻き方向が各面の回転軸に対して同一方向であることを特徴とする。
本発明の受電コイルによれば、電子機器と充電装置の位置関係に関わりなく、効率よく充電が行われる。
以下、本発明を図面を参照しながら詳細に説明する。
但し、この実施の形態に記載する構成要素、組み合わせ、種類、形状、その相対配置などは、特定的な記載が無い限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明に過ぎない。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る受電コイルの斜視図である。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る受電コイルの斜視図である。
図1において、受電コイル100は、鉄心としての導磁性の高い、例えば、フェライトのコア101を持つ。コア101の各頂点を100A、100B、100C、100D、100E、100F、100G、100Hとする。コア101には、巻き線102が巻回されている。
図2は、図1における鉄心の第1の構成例を示す図である。
直方体形状(立方体形状)を有するコア101の隣接する3面の外周には、図2(a)に示すような溝103が形成されている。上面101―A、手前面101−B、右側面101−Cは、(b)に示す形状となる。
ここでは、一例として、図1に示す頂点100A−100D−100C−100G−100F−100Eから構成される辺に溝103が掘られている。この溝103には受電コイル100の巻き線102が巻かれる。
溝103の形状は、図示のものでなくとも良い。後述する図15に示すように、巻き線102と巻き位置に合わせて形状を変えても良い。
受電コイル100の巻き線ループのx軸y軸平面、y軸z軸平面、z軸x軸平面への各投影像は、夫々コア101の各面と同面積になる。これにより、図1におけるx軸、y軸、z軸方向夫々の3軸方向からの電磁界が受電コイル100のループと必ず交差するため、3軸方向で受電可能となる。このとき、巻き線102を巻く面は直方体形状のコアの隣接する3面のいずれかの面の組み合わせから選択しても構わない。
また、コア101の形状を立方体にすることで、3軸方向からの投影面の面積が等しくなる。これにより、どの軸方向からの電磁界も一様に受電可能であり、設置時の姿勢に依らない安定した受電が可能である。
コア101の形状を直方体にし、隣接する3面を合わせた外周に巻き線102を巻くことで、3軸方向からの受電を可能にし、さらに単純な形状のため整形しやすい利点がある。また、単一の受電コイル100で複数軸からの受電を可能にしたことで、受電コイル100を複数設ける必要がなくまた、切り替え回路等も必要ないためコスト・実装面積においても有利である。
コア101への巻き線102の固定構造は、コア101へ彫られた溝に巻き線102を巻き付ける構造でなくとも構わない。
粘着テープ等を図1のコイル巻き位置に貼付し、直接コアへ巻き線102を貼り付けることで巻き線102を固定しても良い。あるいは、図3に示す構造でも良い。
図3は、図1における鉄心の第2の構成例を示す図である。(a)、(b)は図2と対応している。
図3(a)に示すように、樹脂あるいはセラミックのような加工性の高い材質でボビン104を形成し、その中心にコア101を配置(内蔵)する。巻き線102をボビン104に巻くことで受電コイル100を構成しても良い。
ボビン104には、溝103が形成され、また、上面には開口部104−Dが形成されている。上面104―A、手前面104−B、右側面104−Cは、(b)に示す形状となる。
図4は、電子機器(受電機器)としてのデジタルカメラの斜視図である。また、図5は、図4のデジタルカメラにおける受電コイルの配置を示す図である。
例えば、図5のデジタルカメラ200のように、直方体形状で、複数の設置安定面を持つ形状の場合、複数の設置安定面の隣接する角に受電コイル100を設置することが望ましい。
一般に、電磁誘導による非接触充電システムでは、一次側の受電コイル100と二次側の受電コイル100との距離に反比例して充電効率が低下する。
このため、デジタルカメラ200の外装寄りに、受電コイル100を配置することで充電効率の低下を防ぐことが可能である。また、デジタルカメラ200内部の駆動回路に給電される電磁界が遮断されることも少ないため、充電装置からの磁界を受電し易い。
図6は、図4のデジタルカメラにおける受電コイルの配置の詳細(a)と、発生する磁界(b)、(c)、(d)を示す図である。
受電コイルの面α、面β、面γの外周を夫々、図5のデジタルカメラの設置安定面である、頂点200B、C、G、Fで囲まれる面、頂点200A、B、F、Eで囲まれる面、頂点200E、F、G、Hで囲まれる面に近接するように配置する。
このようにして、設置安定面の夫々の方向からの磁界302によって発生する電流の向きを同じにすることが可能である。これにより、隣接するデジタルカメラ200の複数の設置安定面から磁界が供給された場合、磁束が打ち消しあわないようになる。
図7は、本発明の実施の形態に係る充電装置の斜視図である。
充電装置300は、例えば、図7に示すように、平面状の形状をしており、内部には給電コイル301を持つ。給電コイル301から磁界302が発生する。充電装置300は、電子機器が置かれると、磁界を発生させ給電を行う。充電装置300は、常に磁界を出力し続けても構わない。
一次側の給電コイル301が複数備わった時には、給電コイルごとの電磁界の出力を切り替え、電子機器からの受電可能を判定する信号を通信によって得た時に、その位置関係に応じて最適な給電コイル301を選択し出力を行っても構わない。
一例として、平面形状の充電装置300を図示したが、充電装置300の表面あるいは周辺に磁界を発生させることが可能であり、電子機器を磁界発生面の周辺に設置可能であれば特に形状は問わない。
図8は、図4のテジタルカメラと図7の充電装置の配置位置を示す図である。
(a−1)、(a−2)、(a−3)、(b−1)、(b−2)、(b−3)のようにデジタルカメラ200を充電装置300に置いた場合、設置安定面に沿った位置に受電コイル100が配置されることとなる。
このとき、充電装置300の出力磁界はデジタルカメラ200の置かれた方向に出ているものとする。受電コイル100の設置安定面と充電装置300の給電コイル301のループ面は平行でなくとも構わない。
更に、デジタルカメラ200に対して、いずれの姿勢方向に受電コイル100が設置されている場合においても、3軸方向からの磁界を検出可能である。また、充電中にレンズ部201を駆動し、撮影動作を行いながら充電も可能である。
中央上部のデジタルカメラ200の表示部202が上になるように配置した場合でも受電コイル100は、充電装置300から磁界を受けることが可能である。
これにより、充電を行いながら撮影した画像を再生表示して楽しむことができる。充電装置300からの出力の磁界が十分に強ければ、充電装置300上に設置せずに一定距離を離した状態でも、姿勢に関係なく電子機器内の受電コイル100は受電可能である。例えば、使用者が手に持って姿勢を変えながら充電を続けることも可能である。
本実施の形態によれば、操作者は電子機器の姿勢を気にすることなく充電することが可能である。
(第2の実施の形態)
図9は、本発明の第2の実施の形態に係る受電コイルの斜視図である。図10は、図9におけるコアの斜視図である。
図9は、本発明の第2の実施の形態に係る受電コイルの斜視図である。図10は、図9におけるコアの斜視図である。
直方体形状を有するコア101の隣接する3面の外周には、図10に示すような溝103が形成されている。ここでは、一例として、図9のコア101の隣接した3平面の頂点100E−100B、100B−100G、100G−100Eから構成される辺に溝103が掘られている。この溝103には受電コイル100の巻き線102が巻かれている。
巻き線102を巻く位置は、必ずしも頂点でなくとも構わない。図9の辺100E−100B、100B−100G、100G−100Eの3返上の点を結ぶ三角形の外周を巻くのでも良い。また、コア101の面上を曲線状に巻き線102を巻いても良い。但し、巻き線102を頂点を巻くことにより受電可能な面積が広くなるため、頂点で巻くことが望ましい。
受電コイル100の巻き線ループのx軸y軸平面、y軸z軸平面、z軸x軸平面への各投影像は、夫々頂点100E−100B−100F、100B−100G−100F、100G−100E−100Fからなる三角形の面積となる。
これにより、コア101の各面に投影される巻き線102に囲まれた面積を直交して通過する磁束が巻き線102を通過する磁界となる。従って、図9におけるx軸、y軸、z軸方向夫々の3軸方向からの電磁界が受電コイル100のループと必ず交差するため、3軸方向で受電可能となる。
このとき、巻き線102を巻く面は直方体形状のコア101の隣接する3面のいずれの面の組み合わせから選択しても構わない。また、コア101の形状を立方体にすることで、3軸方向からの投影面の面積が等しくなる。これにより、どの軸方向からの電磁界も一様に受電可能であり、設置時の姿勢に依らない安定した受電が可能である。
また、コアへの受電コイル100の固定方法は、コアへ彫られた溝でなくとも構わない。第1の実施の形態と同様に、樹脂あるいはセラミックのような加工性の高い材質でボビン104を形成し、その中心にコア101を配置することで受電コイル100を構成しても良い。
図11は、本発明の第2の実施の形態の変形例に係る受電コイルの斜視図である。
図11のように、重複しない2組の隣接する3平面に巻き線102を続けて巻くことも有効である。
受電コイル100の巻き線ループのz軸x軸平面への各投影像は、頂点100E−100B−100Fと100H−100C−100Dで構成される三角形になる。
また、受電コイル100の巻き線ループのx軸y軸平面への各投影像は、頂点100B−100G−100Fと100A−100H−100Dで構成される三角形になる。
また、受電コイル100の巻き線ループのy軸z軸平面への各投影像は、頂点100G−100E−100Fと100A−100C−100Dで構成される三角形になる。
図11の受電コイル100は、x軸、y軸、z軸の各軸方向からの投影面が図9の受電コイル100よりも大きくなるため、より大きな面積で受電可能となる。充電装置300から出力される磁界の磁束密度が一定の時、受電可能な面積が大きいほど、よりロスの少ない充電が可能となる。
コア101の形状を直方体にし、隣接する3面を合わせた外周に受電コイル100を巻くことで、3軸方向からの受電が可能になる。また、コア101は、単純な形状のため成型しやすい利点がある。
また、単一の受電コイル100で複数軸からの受電を可能にしたことで、受電コイル100を複数設ける必要がなく、また、切り替え回路等も必要ないためコスト・実装面積においても有利である。
(第3の実施の形態)
図12は、本発明の第3の実施の形態に係る受電コイルの斜視図である。
図12は、本発明の第3の実施の形態に係る受電コイルの斜視図である。
直方体形状を有するコア101の隣接する3面の外周には、第1、第2の実施の形態と同様に、巻き線102の巻かれた辺に溝が形成されている。
ここでは、一例として、頂点100A−100B−100F−100Eで囲まれる平面の外周に巻き線102が巻かれている。また、頂点100B−100C−100G−100Fで囲まれる平面の外周に巻き線102が巻かれている。また、頂点100E−100F−100G−100Hで囲まれる平面の外周に巻き線102が巻かれている。
図13は、図12におけるコアの展開図である。
巻き線102は、巻き線方向105に巻かれる。頂点100A−100B−100F−00E、頂点100B−100C−100G−100F、頂点100D−100F−100G−100Hで囲まれる夫々の面を通過する磁界によって発生する電流が同一方向に流れるように巻かれている。夫々の3平面は、外周上に溝が彫られ、この溝には受電コイル100の巻き線102が巻かれている。
これにより、図12におけるx軸、y軸、z軸方向夫々の3軸方向からの電磁界が受電コイル100のループと必ず交差するため、3軸方向で受電可能となる。
このとき、受電コイル100を巻く面は直方体形状のコア101の隣接する3面のいずれの面の組み合わせから選択しても構わない。また、コア101への受電コイル100の固定構造は、コア101へ彫られた溝でなくとも構わない。
第1の実施の形態と同様に、図示しない樹脂あるいはセラミックのような加工性の高い材質でボビン104を形成し、その中心にコア101を配置することで受電コイル100を構成しても良い。
受電コイル100の巻き線ループのx軸y軸平面、y軸z軸平面、z軸x軸平面への各投影像は、夫々コアの各面と同面積になる。これにより、コア101を通過する各軸方向の磁束を漏れなく受電することができる。
また、コアの形状を立方体にすることで、3軸方向からの投影面の面積が等しくなる。これにより、どの軸方向からの電磁界も一様に受電可能であり、設置時の姿勢に依らない安定した受電が可能である。
頂点100A−100B−100F−100Eで囲まれる面の外周をO回巻いた巻き線は、続けて頂点100E−100F−100G−100Hで囲まれる面の外周をP回巻き、頂点100F−100B−100C−100Gで囲まれる面の外周をQ回巻かれる。
このとき、O、P、Qは同じ巻き数でなくとも構わない。コア101が立法体であり、かつO、P、Qの巻き数が等しく、以下の面に同じ強さの磁界が供給されたとき、受電量は等しくなる。頂点100A−100B−100F−100Eで囲まれる面、頂点100B−100C−100G−100Fで囲まれる面、頂点100D−100F−100G−100Hで囲まれる面である。
一方、各面へ供給される磁界が等しくコア101が直方体で、各面の面積が異なる場合、あるいは巻き数〇、P、Qが異なる場合、巻き線を流れる電流値が異なる。これにより、巻き数O、P、Qをコアの面ごとに変えることでデジタルカメラ200が磁界を受ける方向を検出することが可能である。
また、コア101が、夫々が異なる面積をもつ3対の面で構成される直方体形状からなるとき、夫々の面に供給される一様な磁界によって発生する電流値が異なる。面積の異なる直方体形状でコア101を構成することにより、電子機器が受電している磁界の向きを検出することが可能である。検出した磁界によって、使用者に充電装置の位置を教示することも可能である。
図15は、本発明の受電コイルのコアに形成された溝の形状を示す図である。
(a)、(b)、(c)、(d)に示す各種の形状の溝103が形成され、その溝103に巻き線102が巻かれる。
本発明の受電コイル100は、直方体または立方体形状の鉄心と、鉄心の隣接する3面の外周に巻回された巻き線102とを備える。
巻き線102は、具体的には、鉄心の1つの頂点で交わる三辺のうち夫々の辺の任意の点を結ぶ三角形状の断面の外周に巻回される。また、巻き線102は、鉄心の隣接する3平面の夫々の外周に連続して巻回され、その巻き方向が各面の回転軸に対して同一方向となっている。
以上、第1乃至第3の実施の形態で示したように、コア101の形状を直方体にし、隣接する3面のそれぞれの外周に受電コイル100を巻くことで、3軸方向からの受電を可能にしている。また、コア101は、単純な形状のため成型しやすい。
また、単一の受電コイル100で複数軸からの受電を可能にしたことで、受電コイル100を複数設ける必要がなくまた、切り替え回路等も必要がないため、コスト・実装面積においても有利である。
また、コア101の形状を立方体にすることで、3軸方向からの投影面の面積が等しくなる。これにより、どの軸方向からの電磁界も一様に受電可能であり、設置時の姿勢に依らない安定した受電が可能である。
100 受電コイル
101 コア
102 巻き線
103 溝
104 ボビン
105 巻き線方向
200 デジタルカメラ
201 レンズ部
202 表示部
300 充電装置
301 給電コイル
302 磁界
101 コア
102 巻き線
103 溝
104 ボビン
105 巻き線方向
200 デジタルカメラ
201 レンズ部
202 表示部
300 充電装置
301 給電コイル
302 磁界
Claims (10)
- 直方体または立方体形状の鉄心と、
前記鉄心の隣接する3面の外周に巻回された巻き線と、
を備えることを特徴とする受電コイル。 - 直方体または立方体形状の鉄心と、
前記鉄心の1つの頂点で交わる三辺のうち夫々の辺の任意の点を結ぶ三角形状の断面の外周に巻回された巻き線と、
を備えることを特徴とする受電コイル。 - 直方体または立方体形状の鉄心と、
前記鉄心の隣接する3平面の夫々の外周に連続して巻回される巻き線とを備え、
前記巻き線の巻き方向が各面の回転軸に対して同一方向であることを特徴とする受電コイル。 - 前記鉄心がコアであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の受電コイル。
- 前記鉄心がコアと前記コアを内蔵したボビンとで構成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の受電コイル。
- 前記鉄心の3平面の形状が同一であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の受電コイル。
- 前記鉄心の3平面の形状が互いに異なることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の受電コイル。
- 前記鉄心の3平面の面積が等しいことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の受電コイル。
- 前記鉄心の3平面の面積が互いに異なることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の受電コイル。
- 請求項1乃至9のいずれかに記載の受電コイルを備える電子機器。
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