JP2010080812A - 磁気抵抗素子の製造方法 - Google Patents

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ヨンスック チョイ
Yoshinori Nagamine
佳紀 永峰
Motomasa Nagai
基将 長井
Koji Tsunekawa
孝二 恒川
Jayapurawira David
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Abstract

【課題】化学量論における構成比が最適で、かつ結晶性の高いトンネルバリア層を作成し、磁気抵抗素子のMR比を向上させる製造方法を提供する。
【解決手段】磁化固定層(CoFeB)を成膜する工程と、非磁性中間層(MgO)を成膜する工程と、磁化自由層(CoFeB)を成膜する工程とを有する。非磁性中間層(MgO)を成膜する工程は、酸化マグネシウムターゲットを0.0400Pa以上26.66Pa以下の処理ガス圧力下で高周波スパッタすることにより、化学論量の酸化マグネシウム膜を成膜する工程を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、磁気抵抗素子の製造方法に関するものであり、詳しくは、MRAM、RRAM、FeRAM、フラッシュメモリ、及びDRAMのような磁気読込センサや半導体不揮発性メモリの内部における薄膜酸化物の堆積方法に関するものである。
現代電子工学において、酸化物薄膜が広く使用されている。例えば、磁気読込ヘッドやMRAMに用いられる磁気抵抗素子のトンネルバリア層、メモリや論理機器に用いられるMOSFETゲート誘電体、格子整合した電極、緩衝層等の酸化物薄膜である。また、RRAM(resistance random access memory)の中のデータストレージ層、強誘電体メモリFeRAM(ferroelectric random access memory)の中の緩衝層やデータストレージ層としても、酸化物薄膜が使用されている。
今日において最も一般的に実施されている酸化物薄膜の堆積法は、RFマグネトロンスパッタである。RFマグネトロンスパッタが使用されるのは、コストパフォーマンスに優れ、制御が容易であり、メンテナンス性が高いためである。さらに、堆積速度が速く、炭素や水素の混入が少なく、原子層成長法や化学気相堆積法にわたる広範囲な材料研究が行われているため、有利な技術となっている(非特許文献1乃至7参照)。
Choi et al. Journal of Applied Physics, vol. 101, pp103907, 2007 Yan et al. Journal of Applied Physics, vol. 94, pp594, 2003 Kim et al. Japanese Journal of Applied Physics, vol. 41, pp1470, 2002 Miyazaki et al. Journal of European Ceramic Society, vol. 24, pp1005, 2004. Faucheux et al. Journal of Crystal Growth, vol. 275, pp947, 2005 Wakiya et al. Thin Solid Films, vol. 410, pp114, 2002, Yang et al. Applied Physics Letters, vol. 66, pp2643, 1995
しかしながら、上述した従来技術を用いたとしても、磁気抵抗素子の製造において、化学量論における構成比が最適で、かつ結晶性の高いトンネルバリア層を生成することができなかった。そこで、本発明は、化学量論における構成比が最適で、かつ結晶性の高いトンネルバリア層を作成し、MR比を向上させることが可能な磁気抵抗素子の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の磁気抵抗素子の製造方法は、上述した目的を達成するため、以下の特徴点を有している。
すなわち、本発明の磁気抵抗素子の製造方法は、磁化固定層を成膜する工程と、非磁性中間層を成膜する工程と、磁化自由層を成膜する工程と、を有する磁気抵抗素子の製造方法であって、
前記非磁性中間層を成膜する工程は、酸化マグネシウムターゲットを0.0400Pa以上26.66Pa以下(0.3mTorr以上200mTorr以下)、好ましくは0.0667Pa以上13.33Pa以下(0.5mTorr以上100mTorr以下)の処理ガス圧力下で高周波スパッタすることにより、化学量論の酸化マグネシウム膜を成膜する工程を含む、ことを特徴とする。
本発明に係る磁気抵抗素子の製造方法によれば、従来の磁気抵抗素子と比較して、化学量論における構成比が最適で、かつ結晶性の高いMgO層を有する磁気抵抗素子を作成することができる。また、本発明に係る磁気抵抗素子の製造方法により作成されたMgO層を有する磁気抵抗素子は、MR比を向上させることができる。
以下、本発明に係る磁気抵抗素子の製造方法の実施形態を説明する。
上述したように、現代電子工学において、酸化物薄膜が広く使用されている。例えば、磁気読込ヘッドやMRAMに用いられる磁気抵抗素子のトンネルバリア層、メモリや論理機器に用いられるMOSFETゲート誘電体、格子整合した電極、緩衝層等の酸化物薄膜である。また、RRAM(resistance random access memory)の中のデータストレージ層、強誘電体メモリFeRAM(ferroelectric random access memory)の中の緩衝層やデータストレージ層としても、酸化物薄膜が使用されている。
酸化物薄膜の物理的及び化学的特性は、完全な機能性を追及するために電子技術応用分野から要求される共通の側面がある。例えば、結晶性が高いこと、特定の方向性に沿ってきめ細かいつやを有すること、体積密度が高いこと、化学量論比が最適であることなどである。
磁気抵抗素子に使用されるMgOトンネルバリア層の場合、多結晶の磁気抵抗素子における継続的なトンネル現象を実現するために、重要な要素が示唆されている。高品質なMgOトンネルバリアとすること、すなわち化学量論における均質性を保つことや、格子間欠陥の密度を減少させることである(Applied Physics Letters, vol. 101, pp1039907, 2007)。
本発明の実施形態に係る磁気抵抗素子の製造方法は、磁化固定層(CoFeB層)を成膜する工程と、非磁性中間層(トンネルバリア層(MgO層))を成膜する工程と、磁化自由層(CoFeB層)を成膜する工程とを基本的な製造工程としている。
以下、本発明の実施形態に係る磁気抵抗素子の製造方法におけるMgO堆積法を説明する(図3の右図参照)。
まず、基板表面に付着している不純物を洗浄するために、プラズマ処理チャンバでプラズマ処理により基板をエッチングする。
次に、プラズマ処理された基板上に、下地層(Ta/CuN/Ta/CuN/Ru)を堆積させる。反強磁性ピン層(IrMn)は、下地層(Ta)の上に堆積させる。強磁性ピン層(CoFe)は、反強磁性ピン層(IrMn)の上に堆積させる。金属スペーサ層(Ru)は、強磁性ピン層(CoFe)の上に堆積させる。強磁性リファレンス層(CoFeB)は、金属スペーサ層(Ru)の上に堆積させる。
その後、本発明の特徴部分である、比較的高い処理ガス圧力下でトンネルバリア層を形成する工程が開始される。すなわち、トンネルバリア層(MgO)は、真空チャンバ(the oxide growth chamber)内で、RF高周波スパッタ法による高周波スパッタを行うことにより、強磁性リファレンス層(CoFeB)の上に堆積させる。
処理ガス圧力は、化学量論の酸化マグネシウム膜を成膜する上で、0.0400Pa以上26.66Pa以下(0.3mTorr以上200mTorr以下)であることが好ましく、特に0.0667Pa以上13.33Pa以下(0.5mTorr以上100mTorr以下)であることが好ましい。処理ガス圧力が0.0400Pa(0.3mTorr)未満となると、化学量論から大きく外れた組成の酸化マグネシウム膜が成膜される。具体的には、本発明において最も好ましいマグネシウム1原子当り酸素1原子で構成した酸化マグネシウム膜と比較し、50原子%以上の非化学量論比の酸化マグネシウム膜が成膜される。一方、処理ガス圧力が26.66Pa以下(200mTorr)より大きくなると、成膜レートが落ち、生産性が低下するので好ましくない。
第1強磁性フリー層(CoFeB)は、トンネルバリア層(MgO)の上に堆積させる。キャップ層(Ta/Cu/Ta/Ru)は、第1強磁性フリー層(CoFeB)の上に堆積させる。こうして出来上がった磁気抵抗素子は高真空の炉アニールに搬送され、アニール処理される。
以下、真空チャンバ内の処理ガス圧力を変更して、トンネルバリア層(MgO)を作成し、そのときのMgO層の化学量論を測定した。
図1を参照して、熱酸化したSi基板上に、磁気抵抗素子を堆積した場合について説明する。図1は、磁気抵抗素子の相対的な化学組成を表す、基板からの深さ方向における分析結果図である。
図1に示すように、熱酸化したSi基板上に、CoFeB18nm/MgO5nm/CoFeB10nmの構造を有する磁気抵抗素子を堆積させた。MgO層は、焼結したMgOターゲット(酸化マグネシウムターゲット)から、酸化物堆積チャンバで、高周波スパッタであるRF高周波マグネトロンスパッタリングにより堆積される。なお、MgOターゲット(酸化マグネシウムターゲット)は、組成比が1:1のものを使用したが、これに限定されるものではなく、組成比MgX100-X(40≦X≦60)を満たしていればよい。また、RF高周波マグネトロンスパッタリングは、周波数13.56MHz以上100MHz以下の高周波を用いることが好ましい。この理由の詳細については、後述する。本実施例では、RF高周波マグネトロンスパッタリングの周波数を13.56MHzとした。
MgO堆積中の処理ガス圧力(アルゴンガス、キセノンガス等の不活性ガスを用いたスパッタガス圧)は、0.0307Pa(0.23mTorr)と0.100Pa(0.75mTorr)とし、MgO層をラザフォード後方散乱分析法により測定した。図1から明らかなように、0.100Pa(0.75mTorr)でMgOを堆積させ場合は、0.0307Pa(0.23mTorr)で堆積させたMgO層と比べて、Mg:O=1:1の化学量論を満たしていることが分かる。
ラザフォード後方散乱分析とは、薄膜の組成・密度を分析する方法の一種である。具体的には、加速器を用いてヘリウムなどの軽元素イオンを高速で試料に衝突させて、試料中の原子核に衝突してはね返ってきたイオンのエネルギーの大きさを測定することで、相手元素やその分布などを分析する。
図2を参照して、熱酸化したSi基板上に金属スペーサ層Ruを堆積し、その後、磁気抵抗素子を堆積した実施例について説明する。
図2は、磁気抵抗素子からの面外X線回析パターン図である。
図2に示すように、熱酸化したSi基板上に、Ru1nm/CoFeB3nm/MgO10nm/CoFeB3nmの構造を有する磁気抵抗素子を作成した。MgOは、酸化物堆積チャンバを用いて、焼結したMgOターゲット(酸化マグネシウムターゲット)から、RF高周波マグネトロンスパッタリングにより堆積させる。MgO堆積中の処理ガス圧力は、0.0307Pa(0.23mTorr)と0.100Pa(0.75mTorr)とし、MgO層を面外X線回析により測定したた。処理ガス圧力0.100Pa(0.75mTorr)で堆積させたMgO層は、0.0307Pa(0.23mTorr)で堆積させたMgO層と比べて、MgO層の(001)配向度がより良質になっていることが分かる。
図3を参照して、熱酸化したSi基板上に、完全な磁気抵抗素子を堆積した実施例について説明する。図3は、磁気抵抗素子のMR比と素子抵抗RAの関係図である。
図3に示すように、下地層/IrMn7nm/CoFe2.5nm/Ru0.85nm/CoFeB3nm/MgO xnm/CoFeB3nmの構造を有する磁気抵抗素子を、熱酸化したSi基板上に作成した。MgO層は、酸化物堆積チャンバを用いて、焼結したMgOターゲット(酸化マグネシウムターゲット)から、RF高周波マグネトロンスパッタリングにより堆積させる。
MgO堆積中の処理ガス圧力は、0.0307Pa(0.23mTorr)と0.100Pa(0.75mTorr)とした。処理ガス圧力0.100Pa(0.75mTorr)でMgO堆積を行い、このMgO層を面外X線回析により測定すると、0.0307Pa(0.23mTorr)で堆積させたMgO層と比べて、(001)面外テクスチャ面がより良質であることが分かる。0.100Pa(0.75mTorr)で堆積したトンネルバリア層を有する磁気抵抗素子は、電流を膜面内に流した場合、5Ωμm2の製品抵抗値で110%の高いMR比を示す。一方、0.0307Pa(0.23mTorr)で堆積したトンネルバリア層は、11Ωμm2以下の製品抵抗値でMR比を示さなかった。
図4は、真空チャンバの処理ガス圧力と磁気抵抗素子のMR比の関係図である。図4から明らかなように、処理ガス圧力が0.0667Pa(0.5mTorr)以上で50%以上のMR比を達成できることが分かる。
図5は、真空チャンバ内に印加する高周波電源の周波数と、その周波数で作成された磁気抵抗素子のMR比の関係図である。図5から明らかなように、周波数が13.56MHz以上で作成した磁気抵抗素子は、200%以上のMR比を達成することができる。これは、13.56MHz以上の高周波電源を使用することにより、プラズマ電位と基板電位との電位差(以下、セルフバイアス(Vdc)と称す)が比較的小さくなり、プラズマから基板上の膜へ入射するイオンによるダメージを抑制できるためと考えられる。
図6は、セルフバイアス(Vdc)と磁気抵抗素子のMR比の関係図である。図6から明らかなように、セルフバイアス(Vdc)が30V以下で200%以上のMR比を達成できることが分かる。これは、セルフバイアス(Vdc)が30V以下になると、プラズマから基板上の膜へ入射するイオンによるダメージを抑制できるためと考えられる。
図7を参照して、本発明に係る磁気抵抗素子の製造方法を適用可能な高周波スパッタリング装置の構成の一例について説明する。図7は、高周波スパッタリング装置の概略構成図である。
図7に示すように、本発明に係る磁気抵抗素子の製造方法を適用可能な高周波スパッタリング装置1は、カソード14a及び14bを備えており、カソード14a及び14bはそれぞれターゲット載置台を備えている。カソード14a及び14bのターゲット載置台には、ターゲット5a及び5bがそれぞれ搭載されている。本実施例においては、ターゲット5aは絶縁物MgOターゲット(酸化マグネシウムターゲット)であり、ターゲット5bは金属Taターゲットであるが、ユーザの選択により適宜変更することが可能である。カソード14aは、高周波電源6と接続しており、カソード14bは、DC電源16に接続している。さらに、高周波スパッタリング装置1は、スパッタリング処理が施される基板2を載置する基板載置台を備えた基板ホルダ3と、ターゲット5a、5bから放出されるスパッタリング粒子が真空チャンバ17へ付着するのを防止するメタルシールド7とを有している。カソード14a及び14bそれぞれのターゲット載置台の表面は、基板ホルダ3の基板載置台に対して非平行に設置されている。ここで、ターゲット5a及び5bの直径は、基板ホルダ3と同じか、または小さいことが好ましい。
基板ホルダ3には、基板ホルダ3を回転駆動する回転駆動部12が設けられている。基板ホルダ3の内部に設けられた電極13には、可変インピーダンス機構4が電気的に接続されている。Arなどの反応性ガスは、ガス供給装置15によって、真空チャンバ17内部に供給される。また、図示しないが、高周波スパッタリング装置1は、真空チャンバ17内部のガスを排気するためのガス排気手段を含んでいる。
図8を参照して、高周波スパッタリング装置を用いた成膜方法について説明する。図8は、高周波スパッタリング装置を用いた成膜方法を示す説明図である。
本実施形態において使用した高周波スパッタリング装置1は、適速度Vで回転する直径dの基板2の法線Hに対し、カソード14に搭載されている直径Dのターゲット5の中心軸線Aを角度θにして設置している。また、法線Hと、中心軸線Aと基板2を含む面との交点Pのオフセット距離Fを適宜定め、かつターゲット5と、基板2との距離Lを適宜定めて、スパッタリングするようになっている。そして、基板2の直径dとターゲット5の直径Dの比率、角度θ、距離F、Lの数値を以下のように設定する。なお、Oは基板2の中心点、Bは基板2の中心軸線である。
基板2の回転数Vは、V≦100rpm、角度θは、15度≦θ≦45度、距離Fは、50mm≦F≦400mm、距離Lは、50mm≦L≦800mmの条件を満たす。具体的には、Vを100rpm、θを30度、Fを250mm、Lを346.6mmとした。
成膜中、真空チャンバ17内の圧力は、上述したように、0.3mTorr以上200mTorr以下に維持される。図7に示すように、ガス供給装置15より、真空チャンバ17内にArガスが導入され、高周波電源6より、カソード14aに高周波電力(13.56MHz〜60MHz)が印加されると、真空チャンバ17内にプラズマが発生する。プラズマから引き出されたArイオンがターゲット5aに衝突し、スパッタリング粒子として基板2上にMgO膜(酸化マグネシウム膜)が形成される。なお、スパッタ中は、回転駆動部12により、基板ホルダ3が所定の回転数(100rpm)で回転する。
磁気抵抗素子の相対的な化学組成を表す、基板からの深さ方向における分析結果図。 磁気抵抗素子からの面外X線回析パターン図。 磁気抵抗素子のMR比と素子抵抗RAの関係図。 真空チャンバの処理ガス圧力と磁気抵抗素子のMR比の関係図。 真空チャンバ内に印加する高周波電源の周波数と、その周波数で作成された磁気抵抗素子のMR比の関係図。 セルフバイアスと磁気抵抗素子のMR比の関係図。 高周波スパッタリング装置の概略構成図。 高周波スパッタリング装置を用いた成膜方法を示す説明図。
符号の説明
1 高周波スパッタリング装置
2 基板
3 基板ホルダ
4 可変インピーダンス機構
5a、5b ターゲット
6 高周波電源
7 メタルシールド
12 回転駆動部
13 電極
14a、14b カソード
15 ガス供給装置
16 DC電源
17 真空チャンバ

Claims (5)

  1. 磁化固定層を成膜する工程と、非磁性中間層を成膜する工程と、磁化自由層を成膜する工程と、を有する磁気抵抗素子の製造方法であって、
    前記非磁性中間層を成膜する工程は、酸化マグネシウムターゲットを0.0400Pa以上26.66Pa以下の処理ガス圧力下で高周波スパッタすることにより、化学量論の酸化マグネシウム膜を成膜する工程を含む、
    ことを特徴とする磁気抵抗素子の製造方法。
  2. 前記処理ガス圧力は、0.0667Pa以上13.33Pa以下であることを特徴とする請求項1記載の磁気抵抗素子の製造方法。
  3. 前記酸化マグネシウムターゲットは、組成比MgX100-X(40≦X≦60)であることを特徴とする請求項1又は2に記載の磁気抵抗素子の製造方法。
  4. 前記高周波スパッタは、周波数13.56MHz以上100MHz以下の高周波を用いることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の磁気抵抗素子の製造方法。
  5. 前記高周波スパッタは、30V以下のセルフバイアス下で行なわれることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の磁気抵抗素子の製造方法。
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