JP4858912B2 - SrRuO3膜の製法と得られる膜 - Google Patents

SrRuO3膜の製法と得られる膜 Download PDF

Info

Publication number
JP4858912B2
JP4858912B2 JP2007080184A JP2007080184A JP4858912B2 JP 4858912 B2 JP4858912 B2 JP 4858912B2 JP 2007080184 A JP2007080184 A JP 2007080184A JP 2007080184 A JP2007080184 A JP 2007080184A JP 4858912 B2 JP4858912 B2 JP 4858912B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
srruo
film
pressure
substrate
resistivity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007080184A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008240040A (ja
Inventor
浩 舟窪
嵩史 加茂
謙 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furuuchi Chemical Corp
Tokyo Institute of Technology NUC
Original Assignee
Furuuchi Chemical Corp
Tokyo Institute of Technology NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furuuchi Chemical Corp, Tokyo Institute of Technology NUC filed Critical Furuuchi Chemical Corp
Priority to JP2007080184A priority Critical patent/JP4858912B2/ja
Publication of JP2008240040A publication Critical patent/JP2008240040A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4858912B2 publication Critical patent/JP4858912B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Description

本発明はSrRuO膜の製法と得られるSrRuO膜に係わり、特にスパッタ法でバルクと同等の低抵抗率のSrRuO膜を成膜する方法を提供するものである。
ペロブスカイト構造を有する物質は、誘電体、磁性体、導電体等の多くの機能の発現が報告されており、今後の発展が期待できる物質群である。
基礎研究で用いる単結晶のうち、電極に関しては、現在導電性のSrTiOとしてNbまたはLaをドープしたSrTiOが使用されている。しかし、熱処理によって表面が半導体化するため、使用用途が限られている。したがって、SrTiO上に単結晶導電層を作成する必要がある。
SrRuOは、ペロブスカイト構造を有する、高い熱的安定性および化学的安定性と、低い抵抗率(室温ρ=280μΩcm)を有する導電体であることから、強誘電体、磁気抵抗素子、超伝導体等の電極として期待されている。またSrRuOは、エピタキシャル強誘電体薄膜を評価する上で重要な電極材料である。SrRuOは、スイカ(商標)等のICカードに使われている強誘電体メモリの電極等として実際に使用され始めている。現在、SrRuOが、ペロブスカイト構造を有する各種機能性物質の電極として最有力候補である。
SrRuOの成膜方法としては、本発明者らが先駆けて開示したMOCVD法のほか、パルスレーザ堆積法、分子ビームエピタキシ法などの方法がある(特許文献1等)。MOCVD法は高い再現性を有し、有望な成膜方法であるが、コストを含めた量産性に劣る問題がある。
工業的な量産性を考えると、安定した再現性、大面積化が容易なスパッタ法が望まれる。しかし、従来、90°オフ・アクシス・スパッタ法、高圧DCスパッタ法など、非常に析出速度を遅くした極端な条件のスパッタ法を除くと、通常のスパッタ法で成膜したSrRuO膜は、バルクのSrRuOと比べて、抵抗率が5倍以上高く、抵抗率が負の温度依存性を有していて、結晶の単位胞体積が大きいという問題を有していた(非特許文献1)。
特開2005−079118号公報 Jpn.J.Appl.Phys.Vol.41(2002) pp5376-5380, Part.1,No.8,August 2002
そこで、本発明は、バルクに匹敵する低抵抗のSrRuO結晶膜を量産性に優れたスパッタ法で成膜する方法及びバルクに匹敵する低抵抗のスパッタSrRuO結晶膜を提供することを目的とする。
本発明者は、上記の目的を達成するために、鋭意、各種のスパッタ方法およびスパッタ条件を変えて検討する過程において、低抵抗で高品質のSrRuOを得るためにはプラズマ独特の問題であるプラズマによるダメージを低減させる必要があること、ダメージの低減のためにはプラズマ粒子の加速を低減させるために成膜圧力を上昇させることが有効であること、しかし成膜圧力をあまり高くすると成膜速度が低下して量産性に劣ることを見出し、特定の成膜圧力を採用することでバルクに匹敵する低抵抗のSrRuOをスパッタ法において高い成膜速度で成膜できることを確認し、本発明を完成したものである。
こうして、本発明は下記を提供する。
(1)ターゲットと基板を対向させたスパッタ法で、酸素含有雰囲気、8Pa以上300Pa未満の圧力下で、基板上にSrRuOを堆積することを特徴とするSrRuO膜の製法。
(2)圧力が13Pa〜150Paの範囲内である、上記(1)に記載のSrRuO膜の製法。
(3)圧力が16Pa〜130Paである、上記(1)に記載のSrRuO膜の製法。
(4)基板が、ペロブスカイト構造、フローライト構造、面心立方構造、単純立方晶構造、c−希土類構造、NaCl構造から選ばれる材料からなる、上記(1)〜(3)のいずれか1項に記載のSrRuO膜の製法。
(5)成膜速度が10nm/hr以上である、上記(1)〜(4)のいずれか1項に記載のSrRuO膜の製法。
(6)上記(1)〜(5)のいずれか1項に記載の製法で得られたSrRuO膜。
(7)面内格子定数が3.905±0.2Å、面外格子定数が3.98〜3.92Åのペロブスカイト構造である、上記(6)に記載のSrRuO膜。
本発明のスパッタ法で堆積する膜は、ペロブスカイトSrRuO結晶である。図1にSrRuOの結晶構造を示す(R.J.Bouchard et al., Mater.Res.Bull.7(1972)873)。SrRuOの室温抵抗率はρ=280μΩcmである。
従来、量産性に優れた通常のスパッタ法では良好なSrRuO膜は得られていない。通常のスパッタ法で成膜したSrRuO膜は、バルクのSrRuOと比べて、抵抗率が5倍以上高く、抵抗率が負の温度依存性(半導体性)を有し、結晶の単位胞体積が大きいという問題を有している(特許文献1等)。しかし、本発明によれば、ターゲットと基板を対向配置する通常のスパッタ法で、酸素含有雰囲気の圧力を8Paから300Pa未満の比較的高い圧力にすると、他の条件に依存せずに、SrRuO結晶膜はバルクと同様の単位胞体積と物性(抵抗率等)を示すものが得られ、しかも堆積速度は高い速度であることが見出された。本発明者は量産性に優れるスパッタについて各種の方法、条件を変えて検討するなかで、他の方法あるいは条件では変化はないが、通常のスパッタ法で特定の圧力が所望の結果をもたらすことを見出した。これまで、通常のスパッタ法で、高い堆積速度において、バルクと同様の単位胞体積と物性を示すSrRuO結晶膜を堆積できることは知られていなかったので、この知見は驚くべきものであり、かつ、MOCVD等の製法と比べて通常のスパッタ法は工業的に明らかに優位であることから、本発明の有用性は極めて高いものである。
本発明のスパッタ法は、基板とターゲットを対向配置して行なうスパッタ法である。基板とターゲットを90°に配置する90°オフ・アクシス法と異なり、高い堆積速度を得ることが可能なスパッタ法である。図2に本発明に用いるマグネトロンスパッタ法を実施する装置を模式的に示す。真空容器1内に基板2とターゲット3を対向して配置し、基板2はヒータ4に取り付けられ、かつ電源5に接続されている。ターゲット3も電源6に接続されている。電源は高周波電源及び直流電源のいずれでもよい。真空容器1はターボ分子ポンプとロータリーポンプなどを組み合わせた真空ポンプ7により真空引される一方、ボンベ8,9(たとえば、酸素8、アルゴン9)から流量計10を経て雰囲気ガスが導入され、真空容器1内を酸素含有ガス雰囲気にしている。
ターゲットとしては、典型的には堆積すべきSrRuOの粉末、焼結体などを用いることができるが、堆積すべきSrRuOを与える複合ターゲットでもよい。たとえば、SrCOとRuOの複合ターゲットを用いることができる。
SrRuOを堆積する基板は、限定されないが、堆積すべきSrRuOに近い格子定数を有する結晶基板が好ましい。基板はペロブスカイト構造である必要はないが、ペロブスカイト構造であることは好ましい。代表的には、LaAlO(ペロブスカイト構造),(001)SrTiO(ペロブスカイト構造)、(001)〔(LaAlO0.3−(SrAl0.5Ta0.50.7〕(LSAT;ペロブスカイト構造)、MgO(NaCl構造),Pt(面心立方構造)、LaNiO(ペロブスカイト構造)などを挙げることができる。
スパッタ成膜ガスにはアルゴン、ネオンなどの不活性ガスに酸素または酸素を与える物質が雰囲気中に存在しないと、堆積するSrRuOに酸素欠陥等の結晶欠陥が生じるおそれがある。不活性ガスと酸素付与物質の混合比率は、特に限定しないが、一般的には1:1〜10:1の範囲内、好ましくは5:4〜10:1の範囲内である。酸素が不足しても多すぎても抵抗率が上昇し、また酸素が多すぎるとプラズマが立ちにくくなったり、堆積速度が遅くなる。酸素付与物質が不足しても多すぎても結晶品質が安定しないおそれがある。
本発明のスパッタにおける雰囲気圧力は、8Pa以上300Pa未満である。雰囲気圧力が8Pa未満では、得られる膜のSrRuOの単位胞体積がバルクより大きく、抵抗率が不所望に低いものとなるので好ましくない。雰囲気圧力が300Pa以上では、SrRuO膜の堆積速度が遅いので実用的でない上に、抵抗率も上昇する。雰囲気圧力は13Pa〜150Paの範囲内が好ましく、16Pa〜130Paの範囲内がより好ましく、20〜130Paがさらに好ましく、27Pa付近が最も好ましい。
本発明において、雰囲気圧力以外の条件は殆ど影響しないことを確認しているので、特に限定されず、一般的な成膜条件を採用できる。たとえば、基板温度は約450〜650℃の範囲内、さらには約500〜600℃の範囲内が好ましく採用される。電源は交流電力、直流電力のいずれでもよい。
成膜速度は、工業的にはより高いことが望まれるが、1nm/hr以上であること好ましく、5nm/hr以上がより好ましく、10nm/hr以上であることがさらに好ましい。
本発明ではSrRuOについて成膜圧力の効果を実験的に確認した。実験結果から考察すると、従来の通常のスパッタ法ではプラズマ中の電離した酸素、ターゲットからたたき出された高速粒子による膜へのダメージにより、酸素空孔、格子間酸素、Sr,Ruのアンチサイトなどが起きて、結晶単位胞体積を大きくし、また抵抗率を高くする原因であったと考えられ、本発明の成膜圧力ではプラズマ粒子が他の粒子と衝突して膜への衝撃を小さくした結果、結晶欠陥をなくすことができ、単位胞体積を小さくし、また抵抗率を低くできるが、圧力が高くなりすぎると非常に長時間の成膜になり基板からTiなどの原子が拡散したり、膜表面からRuなどが揮散したりして、結晶品質を低下させ、抵抗率を上昇させるものと考えられる。
本発明によれば、スパッタ法で成膜されたSrRuO膜において、バルクのSrRuOと比べて、単位胞体積が室温で61Å以下(より好ましくは室温60.7Å以下)、抵抗率が室温で400μΩcm以下(より好ましくは室温で300μΩcm以下)の差を有するにすぎない膜を得ることができる。
図2に示したスパッタ装置を用い、下記の成膜条件で、SrRuOを(001)SrTiO基板上に堆積した。
ターゲット:SrRuO粉末の圧密体
ターゲット寸法:2インチ(5.12cm)径の円板状
基板:(001)SrTiO
基板温度:550℃
雰囲気ガス:Ar/O=20:5(供給流量比)
入力パワー:RF50W(高周波電力)
基板とターゲットの距離:120mm
成膜圧力:1.3Pa,8.0Pa,13Pa,27Pa,53Pa,130Pa
堆積膜厚:60nm
得られたSrRuO膜について、X線回折装置(Philips X'pert-MRD)で結晶構造を解析し、四探針法で室温抵抗率(於室温25℃)を測定し、ファン・デル・パウ法(van der Pauw法)で抵抗率の温度依存性を測定した。
図3に、得られた膜のX線回折チャートをθが40°〜50°の領域だけを拡大して示す。成膜圧力が1.3Paから13Paまでは圧力が上昇するにしたがって(002)SrRuOのピーク位置は高角側(格子定数は小さくなる方向)へシフトするが、27Paから130Paまでは(002)SrRuOのピーク位置がほぼ一定である。
SrRuO膜の単位胞の格子定数を求めると、図4及び図5に参照されるように、すべての膜において、基板面内方向(2軸とも)は基板であるSrTiOと同じ3.905Åであったが、基板に垂直方向の格子定数は、低圧側で大きく、圧力が約8Paより低い辺りから増加するとともに小さくなり、27Paで最低になり、その後一定であった。したがって、単位胞体積は面外格子定数に比例する。この格子定数から計算される単位胞体積は、図5に見られるように、基板に垂直な方向の格子定数と同じような形状をなすが、27Pa以上の圧力で得られたSrRuO膜の単位胞体積(3.905Å×3.905Å×3.965Å=6.046×10−2nm)は、バルクのSrRuOの単位胞体積(3.93Å×3.93Å×3.93Å=6.05×10−2nm)とほぼ同じ(僅かに小さい)であった。
図6に、SrRuO膜の室温における抵抗率を成膜圧力の関数として示す。成膜圧力が27Paまでは、単位胞体積と同じように圧力の増加とともに低下したが、成膜圧力が27Paを超えて増加すると、抵抗率は単位胞体積のように一定ではなく、圧力とともに僅かに上昇した。
SrRuO膜の格子定数、単位胞体積及び室温抵抗率を表1に示す。比較のために特許文献1及びバルクの値も示す。
Figure 0004858912
図7に、SrRuO膜の抵抗率の温度依存性を成膜圧力の関数として示す。成膜圧力が低圧側では抵抗率は負の温度依存性、すなわち半導体的な挙動を示したが、高圧側では抵抗率は正の温度依存性、すなわち金属的な挙動を示した。金属的な挙動を示すものが望ましいことはいうまでもない。
さらに、成膜圧力27Paで得られたSrRuO膜について約150Kで強磁性相への相転移を示す抵抗率の変化を観察した。これはバルクのSrRuOに見られる特徴と一致した。
これらの結果から、圧力27Paで成膜したSrRuO膜において、実質的にバルクと同じ単位胞体積(結晶構造)と物性を持つSrRuO結晶が得られていること、通常のスパッタ法でもバルクと同等の結晶膜が得られることが確認された。
図8に、SrRuO膜の成膜速度を成膜圧力の関数として示す。成膜圧力の増加とともに成膜速度が低下している。成膜圧力130Paで成膜速度が約10nm/hrである。
これらの結果及びその他の結果から、本発明における成膜圧力は、8Pa以上300Pa未満が好ましく、13Pa〜150Paがより好ましく、16Pa〜130Paがさらに好ましく、20〜130Paがさらにより好ましく、27Pa付近が最も好ましいと考えられる。
上記と同様の条件で、成膜圧力を27Paとした上で、(i)基板温度を500℃、600℃に変えた例、(ii)膜厚を35nm、65nmに変えた例、(iii)パワーをRF20W,RF40W、DC40Wに変えた例、(iv)基板とターゲットの距離を70mm、100mmに変えた例、(v)Ar/(Ar+O)の割合を33%、45%、90%に変えた例について、それぞれ成膜実験を行ない、得られたSrRuO膜について上記と同様の評価を行なったが、結果に実質的な変化は見られなかった。
また、上記と同様の条件で成膜圧力を8Paとして得られたSrRuO膜について、酸素雰囲気及び大気中で、熱処理温度を300℃、500℃、650℃、750℃、850℃として、10分間ポストアニールを行なった。熱処理温度が750℃、850℃の場合に単位胞体積がわずかに減少したが、バルクの値までは回復しなかった。室温抵抗率は僅かに低下するが、900μΩcmレベルであり、バルクの値(280μΩcm)より高いままであった。以上の実施例ではターゲットと基板との距離は120mmであったが、この値に限定されるものではない。
本発明のスパッタ法は、誘電体、磁性体、導電体等の物性で多くの有益な機能を発現するSrRuO結晶材料の堆積に用いることができ、また、高い導電性、高い熱的安定性、高い化学的安定性を有し、電極材料としてペロブスカイト材料と格子整合し易い電極材料を工業的に成膜する方法を提供するものであり、その産業上の有用性は高いものである。
SrRuOのペロブスカイト結晶構造を示す。 スパッタ装置の模式図を示す。 実施例1で成膜したSrRuOのθが40°〜50°の領域だけを拡大したX線回折チャートである。 実施例1で成膜したSrRuOの単位胞(格子定数)を示す。 実施例1で成膜したSrRuOの格子定数及び単位胞体積の成膜圧力依存性を示すグラフである。 実施例1で成膜したSrRuOの室温での抵抗率を成膜圧力の関数として示すグラフである。 実施例1で成膜したSrRuOの抵抗率を温度依存性を示すグラフである。 実施例1で成膜したSrRuOの成膜速度を成膜圧力の関数として示すグラフである。
符号の説明
1 真空容器
2 基板
3 ターゲット
4 ヒータ
5、6 電源
7 真空ポンプ
8,9 ボンベ(酸素、アルゴン)
10 流量計

Claims (7)

  1. ターゲットと基板を対向させたスパッタ法で、酸素含有雰囲気、8Pa以上300Pa未満の圧力下で、基板上にSrRuOを堆積することを特徴とするSrRuO膜の製法。
  2. 圧力が13Pa〜150Paの範囲内である、請求項1に記載のSrRuO膜の製法。
  3. 圧力が16Pa〜130Paである、請求項1に記載のSrRuO膜の製法。
  4. 基板が、ペロブスカイト構造、フローライト構造、面心立方構造、単純立方晶構造、c−希土類構造、NaCl構造から選ばれる材料からなる、請求項1〜3のいずれか1項に記載のSrRuO膜の製法。
  5. 成膜速度が10nm/hr以上である、請求項1〜4のいずれか1項に記載のSrRuO膜の製法。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の製法で得られたSrRuO膜。
  7. 面内格子定数が3.905±0.2Å、面外格子定数が3.98〜3.92Åのペロブスカイト構造である、請求項6に記載のSrRuO膜。
JP2007080184A 2007-03-26 2007-03-26 SrRuO3膜の製法と得られる膜 Expired - Fee Related JP4858912B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007080184A JP4858912B2 (ja) 2007-03-26 2007-03-26 SrRuO3膜の製法と得られる膜

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007080184A JP4858912B2 (ja) 2007-03-26 2007-03-26 SrRuO3膜の製法と得られる膜

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008240040A JP2008240040A (ja) 2008-10-09
JP4858912B2 true JP4858912B2 (ja) 2012-01-18

Family

ID=39911724

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007080184A Expired - Fee Related JP4858912B2 (ja) 2007-03-26 2007-03-26 SrRuO3膜の製法と得られる膜

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4858912B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140104045A (ko) * 2011-12-22 2014-08-27 캐논 아네르바 가부시키가이샤 SrRuO3 막 증착 방법
US11220735B2 (en) * 2018-02-08 2022-01-11 Medtronic Minimed, Inc. Methods for controlling physical vapor deposition metal film adhesion to substrates and surfaces

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10121233A (ja) * 1996-10-15 1998-05-12 Fujitsu Ltd 誘電体薄膜の作製方法
JPH1153935A (ja) * 1997-08-06 1999-02-26 Fujitsu Ltd Lsro薄膜およびその製造方法
JP3944341B2 (ja) * 2000-03-28 2007-07-11 株式会社東芝 酸化物エピタキシャル歪格子膜の製造法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008240040A (ja) 2008-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Majumder et al. Dielectric and magnetic properties of sol-gel-derived lead iron niobate ceramics
JP5826476B2 (ja) 強誘電体薄膜の製造方法
US7541105B2 (en) Epitaxial ferroelectric and magnetic recording structures including graded lattice matching layers
Kim et al. The effects of La substitution on ferroelectric domain structure and multiferroic properties of epitaxially grown BiFeO3 thin films
Liu et al. Effect of Ce doping on the microstructure and electrical properties of BiFeO3 thin films prepared by chemical solution deposition
TWI616425B (zh) MgO-TiO sintered body target and manufacturing method thereof
JP2017005243A (ja) 垂直磁化膜と垂直磁化膜構造並びに磁気抵抗素子および垂直磁気記録媒体
JP4230374B2 (ja) ペロブスカイトマンガン酸化物薄膜及び該薄膜を備えてなるスイッチング素子、並びに該薄膜の製造方法
Song et al. Energy storage and multiferroic properties of La-doped epitaxial BiFeO3 thin films according to La doping concentration
JP2017204542A (ja) 垂直磁化膜と垂直磁化膜構造並びに磁気抵抗素子および垂直磁気記録媒体
JP4858912B2 (ja) SrRuO3膜の製法と得られる膜
West et al. Magnetic properties and spin polarization of Ru doped half metallic CrO2
KR20120112716A (ko) 산화물 막 및 그 제조 방법, 및 타겟 및 산화물 소결체의 제조 방법
Huang et al. Preparation and characterization of RuO2 thin films from Ru (CO) 2 (tmhd) 2 by metalorganic chemical vapor deposition
Lardjane et al. Structural, electrical and magnetic characterization of in-situ crystallized ZnO: Co thin films synthesized by reactive magnetron sputtering
Bag et al. Impact of Sr-doping on structural and electrical properties of Pb (Zr0. 52Ti0. 48) O3 thin films on RuO2 electrodes
JP6826344B2 (ja) 強磁性トンネル接合体の製造方法及び強磁性トンネル接合体
Park et al. Enhanced piezoelectric properties of lead-free 0.935 (Bi 0.5 Na 0.5) TiO 3-0.065 BaTiO 3 thin films fabricated by using pulsed laser deposition
Kato et al. Impact of oxygen ambient on ferroelectric properties of polar-axis-oriented CaBi4Ti4O15 films
TW201946307A (zh) 關聯電子材料元件之製造
Abe et al. C-axis-oriented Ru thin films prepared by sputtering in Ar and O2 gas mixture
Lee et al. Electrical properties of thin films deposited with MnO-and MnO 2-modified BiFeO 3 oxide targets
JP7501550B2 (ja) 磁性薄膜およびその製造方法
Zhang et al. Parametric study of sputtered Sr-deficient SrBi2Ta2O9 thin films
Lee et al. (200)-predominant growth of radio-frequency sputtered SrBi2Ta2O9 thin films

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100317

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110912

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110927

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111025

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141111

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees