JP2010080132A - ポール灯 - Google Patents
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Abstract
【課題】ポール受け部をポール部に固定するためのボルトの緩みの程度を容易に視認することができ、メンテナンスの要否を簡単に判断できるポール灯を提供する。
【解決手段】地上から立設される筒状のポール部2と、このポール部2の上端部に結合される筒状のポール受け部3と、このポール受け部3の上部に取り付けられる照明器具4とを備え、前記ポール受け部3の周壁には取付ねじ穴が形成され、この取付ねじ穴に螺合されたボルトが前記ポール部の周壁またはポール部2の端部に一体に設けられたアダプタ5に当接することにより前記ポール部2に前記ポール受け部3が固定されているポール灯であって、前記ボルト8のねじ部8aは軸方向に沿って複数の色に色分けされている。
【選択図】図2
【解決手段】地上から立設される筒状のポール部2と、このポール部2の上端部に結合される筒状のポール受け部3と、このポール受け部3の上部に取り付けられる照明器具4とを備え、前記ポール受け部3の周壁には取付ねじ穴が形成され、この取付ねじ穴に螺合されたボルトが前記ポール部の周壁またはポール部2の端部に一体に設けられたアダプタ5に当接することにより前記ポール部2に前記ポール受け部3が固定されているポール灯であって、前記ボルト8のねじ部8aは軸方向に沿って複数の色に色分けされている。
【選択図】図2
Description
本発明は、ポール灯に関する。
従来より、街路照明、公園照明、道路照明等を行うためにポール灯が使用されている。このポール灯は、高位置から地上を照明することを目的とするため、全体が長尺のものとなる一方、運搬や設置等を行う際の利便性を考慮して、各部分を分解した状態で現場に搬送し、現場で各部を組み立てるようにしている。
そのため、従来のポール灯は、地上から立設される筒状のポール部と、このポール部の上端部に結合される筒状のポール受け部と、このポール受け部の上部に取り付けられる照明器具とを備えており、現場でポール部と照明器具が取り付けられたポール受け部とをボルトで結合するようにしている。
すなわち、従来のポール灯は、ポール受け部の周壁の周方向に沿う複数箇所に取付ねじ穴が形成され、この取付ねじ穴にボルトを螺合し、このボルトをポール部の周壁またはポール部の端部に一体に設けられたアダプタに当接することによりポール部にポール受け部を固定して組み立てるようにした構成のものが提供されている(例えば、下記の特許文献1参照)。
特開2003−151320号公報
ところで、ポール灯を現場に設置した当初は、ポール部にポール受け部がボルトで十分に締結されていても、例えば照明器具やポール受け部などが風に煽られて振動すると、次第にボルトが緩んでくることがある。
しかし、ポール灯を組み立てて一旦現場に設置した場合、ポール部にポール受け部をボルトで固定した箇所は地面から高所に位置しているため、ボルトが緩んだ場合にもその程度を容易に視認し難く、メンテナンスに支障を生じる。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、ポール部にポール受け部を固定するためのボルトの緩みの程度を容易に視認することができ、メンテナンスの要否を簡単に判断することができるポール灯を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明にあっては、地上から立設される筒状のポール部と、このポール部の上端部に結合される筒状のポール受け部と、このポール受け部の上部に取り付けられる照明器具とを備え、前記ポール受け部の周壁には取付ねじ穴が形成され、この取付ねじ穴に螺合されたボルトが前記ポール部の周壁またはポール部の端部に一体に設けられたアダプタに当接することにより前記ポール部に前記ポール受け部が固定されているポール灯において、前記ボルトのねじ部は軸方向に沿って複数の色に色分けされていることを特徴としている。
この場合、前記ボルトのねじ部の色分けは、前記ボルトが前記ポール部の周壁またはポール部の端部に設けられたアダプタに当接した状態において、前記ポール受け部の周壁の外面を境として少なくともその内側が複数の色に着色されているようにすることができる。
本発明のポール灯によれば、設置現場においてポール受け部をポール部にボルトで固定した箇所が地面から高所に位置していても、ボルトの緩みの程度を容易に視認することができるため、メンテナンスの要否を簡単に判断することができる。したがって、ボルトの緩みが放置されてしまうといった不具合を確実に防止することができる。
特に、ポール受け部の周壁の外面を境として少なくともその内側が複数の色に着色されている場合には、ポール受け部の周壁の外面からねじ部が露出した際の色の違いによって、どの程度までボルトが緩んだかを判断できるため、メンテナンスの要否をさらに容易に判定することができて都合が良い。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳しく説明する。図1は本発明の実施の形態におけるポール灯の全体を示す正面図、図2は同ポール灯のポール部にポール受け部をボルトで固定した箇所を一部切り欠いて示す正面図である。
この実施の形態のポール灯は、地上1から立設される長尺で円筒状のポール部2と、このポール部2の上端部に結合される円筒状のポール受け部3と、このポール受け部3の上部に設けられた照明器具4とを備える。そして、図示していないが、ポール部2の下方からポール受け部3を通って配線用のケーブルが挿通されて照明器具4に接続されている。なお、照明器具4の光源としては、例えば高輝度ランプ、蛍光灯、白熱灯などが適用される。
ポール部2には、その上端部分に固定具としてのアダプタ5が一体に突設されている。このアダプタ5は円筒状のもので、その外径はポール部2やポール受け部3の内径よりも小径になるように形成されている。
また、ポール受け部3は、その外径と内径とがポール部2の外径と内径の寸法と略同じになるように形成されており、このポール受け部3の下端部の周壁には複数の取付ねじ穴3aが形成され、各取付ねじ穴3aにボルト8が螺合されている。そして、各ボルト8がアダプタ5の周壁の外面に当接することによりポール部2にポール受け部3が一体的に固定されている。
この場合、ボルト8のねじ部8aは軸方向に沿って複数の色に色分けされている。すなわち、図3に示すように、ボルト8のねじ部8aの先端がアダプタ5に当接した状態において、ねじ部8aは、ポール受け部3の周壁の外面を境としてその内側と外側とが異なる色となるように色分けされている。例えば、ポール受け部3の周壁の外面よりも外側(図中、符号Aで示す部分)が素地の色とすると、内側(図中、符号Bで示す部分)は赤色に着色されている。
このように、ボルト8のねじ部8aを色分けしておくと、図3(a)に示すように、ボルト8が確実に締結されているときには、ポール受け部3の周壁の外面よりも内側(符号Bの部分)の着色(この例では赤色)を目視することができないが、図3(b)に示すように、ボルト8が緩むと内側(符号Bの部分)の着色が外部に露出するようになる。
したがって、ポール灯を設置した現場において、ポール受け部3をポール部2にボルト8で固定した箇所が地面から高所に位置していても、ボルト8の緩みの程度を容易に視認することができ、このため、メンテナンスの要否を簡単に判断することができる。したがって、ボルト8の緩みが放置されてしまうといった不具合を確実に防止することができる。
なお、上記の実施の形態では、ボルト8の先端がアダプタ5に当接した状態において、ポール受け部3の周壁の外面を境としてその内側と外側とでねじ部8aを色分けしている場合について説明したが、これに限らず、ボルト8のねじ部8aのポール受け部3の周壁の外面よりも内側の部分(符号Bで示す部分)をさらに複数の色に着色するようにしてもよい。例えば、ポール受け部3側を黄色、アダプタ5側を赤色というように2色に着色してもよい。
このようにすれば、ポール受け部3の周壁の外面からねじ部8aが露出した際の色の違い(例えば、露出している色が黄色か赤色かの違い)によって、どの程度までボルト8が緩んだかを判断できるため、メンテナンスの要否をさらに容易に判定することができて都合が良い。
また、上記の実施の形態では、ポール部2の端部に設けられたアダプタ5にボルト8を当接させてポール部2にポール受け部3を固定する構成の場合について説明したが、本発明はこのような構成のものに限らず、例えばポール部2の端部にポール受け部3を外嵌し、ポール受け部3に設けた取付ねじ穴3aにボルト8を螺合してポール受け部3をポール部2に固定する構成のものについても適用することが可能である。
2 ポール部
3 ポール受け部
3a 取付ねじ穴
4 照明器具
5 アダプタ
8 ボルト
8a ねじ部
3 ポール受け部
3a 取付ねじ穴
4 照明器具
5 アダプタ
8 ボルト
8a ねじ部
Claims (2)
- 地上から立設される筒状のポール部と、このポール部の上端部に結合される筒状のポール受け部と、このポール受け部の上部に取り付けられる照明器具とを備え、前記ポール受け部の周壁には取付ねじ穴が形成され、この取付ねじ穴に螺合されたボルトが前記ポール部の周壁またはポール部の端部に一体に設けられたアダプタに当接することにより前記ポール部に前記ポール受け部が固定されているポール灯であって、前記ボルトのねじ部は軸方向に沿って複数の色に色分けされていることを特徴とするポール灯。
- 前記ボルトのねじ部の色分けは、前記ボルトが前記ポール部の周壁またはポール部の端部に設けられたアダプタに当接した状態において、前記ポール受け部の周壁の外面を境として少なくともその内側が複数の色に着色されていることを特徴とする請求項1記載のポール灯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008244735A JP2010080132A (ja) | 2008-09-24 | 2008-09-24 | ポール灯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008244735A JP2010080132A (ja) | 2008-09-24 | 2008-09-24 | ポール灯 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010080132A true JP2010080132A (ja) | 2010-04-08 |
Family
ID=42210349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008244735A Pending JP2010080132A (ja) | 2008-09-24 | 2008-09-24 | ポール灯 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010080132A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018158829A (ja) * | 2017-03-23 | 2018-10-11 | 中国電力株式会社 | ベルトコンベヤ装置 |
-
2008
- 2008-09-24 JP JP2008244735A patent/JP2010080132A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018158829A (ja) * | 2017-03-23 | 2018-10-11 | 中国電力株式会社 | ベルトコンベヤ装置 |
JP7013663B2 (ja) | 2017-03-23 | 2022-02-01 | 中国電力株式会社 | ベルトコンベヤ装置 |
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