JP2010078654A - 画像形成装置 - Google Patents

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    • G03G2221/1684Frame structures using extractable subframes, e.g. on rails or hinges

Abstract

【課題】カートリッジPを支持して、装置本体100Aの外側に引き出されてカートリッジを装置本体の外側において着脱出来る引き出し位置と、カートリッジを装置本体の内側に移動させるための内側位置と、を取り得る移動部材35を有する画像形成装置について、引き出し位置においてカートリッジをより容易に着脱可能とし、ユーザビィリティの更なる向上を図る。
【解決手段】引き出し位置に引き出された移動部材35に支持されているカートリッジPを移動部材内で着脱方向に変位させるカートリッジ変位部材61を有する。
【選択図】図14

Description

本発明は、プロセスカートリッジを着脱可能であって、記録媒体に画像を形成するための画像形成装置に関するものである。
ここで、画像形成形装置には、例えば、電子写真方式・静電記録方式・磁気記録方式等の複写機、プリンタ(レーザービームプリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置、ワードプロセッサ等が含まれる。
カートリッジは、潜像が形成される画像担持体(像担持体)又は画像担持体に形成された潜像を現像剤で現像する現像手段の少なくとも1つを有するものである。装置本体はカートリッシ及びカートリッジを支持する移動部材を除いた画像形成装置部分である。カートリッジは、使用者(ユーザー)自身によって装置本体に対する着脱を行うことができる。そのため、装置本体のメンテナンスを容易に行うことができる。
画像担持体は、現像剤で現像される潜像(静電荷潜像・電位潜像・抵抗潜像・磁気潜像等)が形成される部材である。電子写真プロセスにおける電子写真感光体、静電記録プロセスにおける静電記録誘電体、磁気記録プロセスにおける磁気記録磁性体等が挙げられる。
画像形成装置の装置本体に対するカートリッジの交換方式として、特許文献1には次のような構成が記載されている。即ち、カートリッジ30を、側面カバー80に連動して前進、後退しつつ上下される昇降板61に対し、2段階に伸縮可能なガイド部材70を介して支持する。そして、側面カバー80を開放することによってカートリッジ30を画像形成位置(I)より引き出し位置(II)に上昇しつつ移動したあと、カートリッジ30を直接引き出す。この引き出しによって、停止位置(III)を含む特定した位置に任意に移動して、各機材の着脱ならびにジャム紙の処理を可能にした構成である。
また、特許文献2には、装置本体に対して移動可能な移動部材に複数個のカートリッジを支持させる構成がある。この構成によれば、前記移動部材を装置本体に挿入することにより、複数のカートリッジを装置本体内に同時に挿入することができる。また、前記移動部材を装置本体から引き出すことで、必要なカートリッジについて移動部材に対する新旧交換を行うことができる。
特開平8−220824号公報 特開2007−178482号公報
本発明は、前述した従来の構成を更に発展させたもので、引き出し位置においてカートリッジをより容易に着脱可能とし、ユーザビィリティの更なる向上を図った画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、装置本体と潜像が形成される画像担持体又は画像担持体に形成された潜像を現像剤で現像する現像手段の少なくとも1つを有するカートリッジを支持して、前記装置本体の外側に引き出されて前記カートリッジを前記装置本体の外側において着脱出来る引き出し位置と、前記カートリッジを前記装置本体の内側に移動させるための内側位置と、を取り得る移動部材と、前記引き出し位置に引き出された前記移動部材に支持されているカートリッジを前記移動部材の内で着脱方向に変位させるカートリッジ変位部材と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、カートリッジを支持した移動部材の引き出し位置においてカートリッジをより容易に着脱可能とし、ユーザビィリティの更なる向上を図ることができる。
[実施例1]
(画像形成装置例の全体的な概略構成)
図1は本実施例の画像形成装置100の外観斜視図、図2は縦断右側面図である。この画像形成装置は、カートリッジが着脱可能な、4色フルカラーの電子写真レーザープリンタである。即ち、パソコン・イメージリーダ・相手方ファクシミリ装置等のホスト装置(不図示)から制御回路部(制御手段:CPU)200に入力する電気的画像信号に基いて記録媒体(例えば、用紙、OHPシート、ラベル等)に対する画像形成を実行する。制御回路部200はホスト装置や操作部(不図示)との間で各種の電気的情報の授受をすると共に、画像形成装置の画像形成動作を所定の制御プログラムや参照テーブルに従って統括的に制御する。
以下の説明において、画像形成装置100に関して、前側(正面側)とは、開閉部材である装置開閉ドア31を配設した側である。後側とは、それとは反対側である。前後方向とは、画像形成装置100の後側から前側に向かう方向(前方向)と、その逆の方向(後方向)である。左右とは画像形成装置100を前側から見て左または右である。左右方向とは、右から左に向かう方向(左方向)と、その逆の方向(右方向)である。装置本体100Aとは、カートリッジ及び移動部材以外の画像形成装置構成部分である。
装置本体100A内には、後側から前側にかけて、第1から第4の4つのカートリッジPY・PM・PC・PKが水平方向に並べられて配設(インライン構成、タンデム型)されている。各カートリッジは、収容させたトナーの色が異なるだけで、互いに同様の構成のものである。本実施例の各カートリッジは、それぞれ、現像剤で現像される潜像が形成される画像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(以下、ドラムと記す)1を有する。また、このドラム1に作用するプロセス手段としての帯電器(帯電手段)2・現像器(現像手段)3・クリーニング器(クリーニング手段)4を有する。そして、上記のドラム1・帯電器2・現像器3・クリーニング器4をカートリッジ枠体(外装ケース、筐体)5内に一体に組み付けたプロセスカートリッジである。帯電器2は接触帯電ローラである。現像器3は、ドラム1に形成された潜像を現像するための現像剤(トナー)を担持する現像剤担持体(現像剤供給部材)としての現像ローラ3aと、現像剤を収容する現像剤容器(現像剤収納部)を有する。クリーニング器4はブレード式である。
第1のカートリッジPYは、現像器3にイエロー(Y)のトナーを収容しており、ドラム1面にY色トナー像(現像剤像)を形成する。第2のカートリッジPMは、現像器3にマゼンタ(M)のトナーを収容しており、ドラム1面にM色トナー像を形成する。第3のカートリッジPCは、現像器3にシアン(C)のトナーを収容しており、ドラム1面にC色トナー像を形成する。第4のカートリッジPKは、現像器3にブラック(K)のトナーを収容しており、ドラム1面にK色トナー像を形成する。
カートリッジPY・PM・PC・PKの上方部には、露光装置としてのレーザースキャナユニット11が配設されている。このスキャナユニット11は、ホスト装置から制御回路部200に入力する各色の画像情報に対応して変調したレーザー光Lを出力する。そのレーザー光Lがカートリッジ枠体5の上面板に設けた露光窓6を通して各カートリッジ内に進入する。これにより、ドラム1の表面にレーザー走査露光がなされる。
装置本体100Aは、中間転写ベルトユニット12を有する。このユニット12は、カートリッジP(PY・PM・PC・PK)の下方部に配置されている。このユニット12はエンドレスベルト13を有する。ベルト13は、記録媒体(以下、用紙と記す)Sに画像を形成するために、各カートリッジPのドラム1と接触する中間転写体(中間転写ベルト)である。ベルト13は、誘電体製で、可撓性を有する。そして、ベルト13の内側には、ベルト13を張設して循環移動させる駆動ローラ14・ターンローラ15・テンションローラ16が設けられている。駆動ローラ14とテンションローラ16は装置本体100A内の後側に配設してある。ターンローラ15は装置本体100A内の前側に配設してある。各カートリッジPのドラム1の下面はベルト13の上行側ベルト部分の上面に接している。ベルト13の内側には、4個の一次転写ローラ17が配設されている。一次転写ローラ17は、ベルト13の上行側ベルト部分を介して各カートリッジのドラム1に対向している。駆動ローラ14には、ベルト13を介して二次転写ローラ22と対向している。
ユニット12の下方部には、給紙ユニット18が配設されている。給紙ユニット18は、給紙カセット19、給紙ローラ20、分離パッド21等を有する。給紙カセット19は装置本体100Aの前側から出し入れ自由である(フロントローデング)。
装置本体100A内の後側の上部には、定着装置23と、排紙ローラ対24が配設されている。装置本体100Aの上面に排紙部25が設けられている。定着装置23は定着フィルムアセンブリ23aと加圧ローラ23bを有する。排紙ローラ対24は排紙ローラ24aと排紙コロ24bを有する。
装置本体100A内の転写接触位置(潜像形成位置)に位置している各カートリッジPは、押圧部材(不図示)により押圧されて所定の位置決め部に固定されている。ここで、転写接触位置とは、ドラム1とベルト13が接触している位置であり、ドラム1に潜像形成が可能な位置のことを指す。この転写接触位置では、カートリッジP側のドラム駆動入力部53(図3)と現像駆動入力部54に対して装置本体100A側のドラム駆動出力部(不図示)と現像駆動出力部(不図示)がそれぞれ結合している。ドラム駆動出力部からドラム駆動入力部53への駆動力によりドラム1が回転駆動される。また、現像駆動出力部から現像駆動入力部54への駆動力により現像ローラ3aが回転駆動される。更に、カートリッジP側の電気接点55a・55b(図4)に対して装置本体100A側の給電系統(不図示)が導通化している。電気接点55aは帯電バイアス印加用の電気接点である。電気接点55bは現像バイアス印加用の電気接点である。
フルカラー画像を形成するための動作は次のとおりである。第1〜第4の各カートリッジPのドラム1が矢印の反時計方向に所定の制御速度で回転駆動される。ベルト13も矢印の時計方向(ドラム回転に順方向)にドラム1の速度に対応した速度で回転駆動される。スキャナユニット11も駆動される。この駆動に同期して、各カートリッジPにおいてそれぞれ所定の制御タイミングで帯電ローラ2がドラム1の表面を所定の極性・電位に一様に帯電する。スキャナユニット11は各ドラム1の表面を各色の画像信号に応じて変調されたレーザー光Lで走査露光する。これにより、各ドラム1の表面に対応色の画像信号に応じた静電潜像が形成される。この静電潜像が現像器3によりトナー像として現像される。各一次転写ローラ17には所定の制御タイミングにて所定の一次転写バイアスが印加される。
上記のような電子写真画像形成プロセス動作により、第1のカートリッジPYのドラム1にはフルカラー画像のイエロー成分に対応するY色トナー像が形成され、そのトナー像がベルト13上に一次転写バイアスと一次転写圧により一次転写される。
第2のカートリッジPMのドラム1にはフルカラー画像のマゼンタ成分に対応するM色トナー像が形成され、そのトナー像が、ベルト13上にすでに転写されているY色トナー像に重畳されて一次転写バイアスと一次転写圧により一次転写される。
第3のカートリッジPCのドラム1にはフルカラー画像のシアン成分に対応するC色トナー像が形成され、そのトナー像が、ベルト13上にすでに転写されているY色+M色トナー像に重畳されて一次転写バイアスと一次転写圧により一次転写される。
第4のカートリッジPCのドラム1にはフルカラー画像のブラック成分に対応するK色トナー像が形成され、そのトナー像が、ベルト13上にすでに転写されているY色+M色+C色トナー像に重畳されて一次転写バイアスと一次転写圧により一次転写される。
かくして、ベルト13上にY色+M色+C色+K色の4色フルカラーの未定着トナー像が合成形成される。
各カートリッジにおいて、ベルト13に対するトナー像の一次転写後のドラム1面に残留した転写残トナーはクリーニング器4により除去される。
一方、所定の制御タイミングで給紙ローラ20が駆動される。これにより、給紙ローラ20と分離パッド21との協働で、給紙トレイ19上に積載されている用紙Sが1枚分離給送されて、二次転写ローラ22とベルト13とのニップ部(二次転写ニップ部)に導入される。二次転写ローラ22には所定の制御タイミングにて所定の二次転写バイアスが印加される。これにより、用紙Sが該ニップ部を挟持搬送されていく過程でベルト13上の4色重畳のトナー像が用紙Sの面に順次に二次転写バイアスと二次転写圧により一括二次転写される。
用紙Sはベルト13の面から分離されて定着装置23へ導入され、定着ニップ部で加熱・加圧される。これにより、各色トナー像の混色及び用紙への定着がなされる。そして用紙Sは、定着装置23を出て、フルカラー画像形成物として排紙ローラ対24で排紙部25上に排出される。
用紙分離後のベルト13の表面に残留した二次転写残トナーは、本実施例の場合は、例えば第1のカートリッジPYの一次転写部においてドラム1の表面に静電的に付着し、クリーニング器4にて除去される。
(カートリッジP)
図3はカートリッジPを駆動側から見た斜視図、図4は非駆動側から見た斜視図である。各カートリッジPは、ドラム1の軸線方向を左右方向とし、この左右方向を長手とする横長箱型のアセンブリである。ドラム1はカートリッジ枠体5の右側面部と左側面部に配設した軸受部51・52間に回転可能に支持されてカートリッジ枠体5内に配設されている。カートリッジ枠体5の上面板には長手に沿ってスリット状の露光窓部6が形成されている。右軸受部51にはドラム駆動入力部としてのカップリング嵌合部53が配設されている。また、カートリッジ枠体5の右側面部には、現像ローラ3aを駆動するための現像駆動入力部としてのカップリング嵌合部54が配設されている。カートリッジ枠体5の左側面部には、帯電ローラ2に対する帯電バイアス印加用の電気接点55aと、現像ローラ3aに対する現像バイアス印加用の電気接点55bが配設されている。カートリッジ枠体5の左側面部と右側面部の上辺部には、それぞれ、カートリッジ枠体5の上面板部分を左右方向に延長して張り出させて庇部56が設けられている。上記のカートリッジにおいて、カップリング嵌合部53・54を具備させた右側面部側が駆動側であり、その反対側の左側面部側が非駆動側である。
(カートリッジ交換方式)
各カートリッジP(PY・PM・PC・PK)は、画像形成に使用されるにつれて、それぞれ、現像器3に収容されている現像剤(トナー)が消費される。そして、カートリッジを購入した使用者にとって満足できる品質の画像を形成することが出来なくなる程度まで現像剤が消費された際に、カートリッジの交換が必要となる。
そこで、例えば、個々のカートリッジの現像剤残量を検知する手段(不図示)を具備させて、制御回路部200において、検知残量値を、予め設定したカートリッジ寿命予告や寿命警告のための閾値と比較させる。そして、検知残量値が閾値よりも少ない残量値となったカートリッジについては、表示部(不図示)に、そのカートリッジについての寿命予告あるいは寿命警告を表示させる。これにより使用者に、交換用のカートリッジの準備を促す、あるいはカートリッジの交換を促して、出力画像の品質を維持するようにしている。
本実施例の画像形成装置において、カートリッジの交換は、ユーザビリティ向上のために、カートリッジPを引き出し式の枠型部材である移動部材としてのカートリッジトレイ(以下、トレイと記す)35に乗せ、フロントアクセスにより交換する方式である。
装置本体100Aの前側には、装置本体100Aの内側へカートリッジを押し込む、又は、装置本体100Aからカートリッジを引き出す際に、トレイ35(カートリッジP)が通過する開口部30が設けられている。装置本体100Aの前側には、回動可能なドア31が配設されている。このドア31は、開口部30を閉じる閉鎖位置と開口部30を開放する開放位置とを取り得る開閉部材である。
本実施例においては、このドア31は、ドア下辺側の横軸(ヒンジ軸)32を中心に装置本体に対して開閉回動可能である。すなわち、ドア31は、横軸32を中心に立て起こすように回動して、図1・図2のように、装置本体100Aの開口部30を閉じることができる。また、横軸32を中心に装置本体100Aの前側に倒すように回動して図5・図6のように、開口部30を開くことができる。31aはドア31を開閉するためにドアに設けられた把持部(指掛け部)である。
図5・図6を参照して、装置本体100Aの骨格となるメインフレーム80の左フレーム80Lと右フレーム80Rの内側には左右一対のトレイ保持部材(移動手段)としてのレール部材34(34L・34R)が配設されている。左右のレール部材34はそれぞれが対向して設けられている。レール部材34は、装置本体100Aの前後方向を長手方向としている。そして、左右のレール部材34の間にトレイ35が設けられている。トレイ35は、前後方向に水平にスライド可能にレール部材34に保持されている。トレイ35はカートリッジPを支持している。即ち、トレイ35は、複数のカートリッジP(PY・PM・PC・PK)がそれぞれ取り外し可能に装着される装着部を有する。
そして、ドア31が開くのに連動して、連動機構(不図示)を介してレール部材34が前方及び上方に所定量移動する。即ち、レール部材34が、第一の位置から第二の位置へ移動する。ここで、第一の位置とは、トレイ35(カートリッジP)を図2の転写接触位置に位置させるためのレール部材34の位置である。第二の位置とは、トレイ35を装置本体100Aに対する押し込み位置(図6)と引き出し位置(図7・図8)との間で移動させるためのレール部材34の位置である。
ここで、押し込み位置とは、トレイ35がレール部材34に設けられたストッパ部(不図示)に突き当って受け止められるまで装置本体100Aの内側に押し込まれた位置(内側位置)である。
また、引き出し位置とは、トレイ35が装置本体100Aの外側に引き出された位置であり、カートリッジPを前記装着部に取り外し可能に装着出来る位置である。
トレイ35の移動方向は、カートリッジPが有するドラム1の軸線方向(カートリッジの長手方向)に対して直交している。そして、レール部材34が第一の位置(図2)から第二の位置(図6)に移動することにより、レール部材34の前部が、開口部30から前方へ所定量突出する。これにより、トレイ35の前枠に設けた取手部35aが開口部30に露呈する。
また、レール部材34が第一の位置から第二の位置へ移動するのに連動して、各カートリッジPの駆動入力部53・54に対する装置本体100A側の駆動出力部の結合が解除される(駆動解除)。更に、各カートリッジPを位置決め固定している押圧部材の押圧が解除される(押圧解除)。更に、各カートリッジPの電気接点55a・55bに対する装置本体100A側の給電系統の導通が解除される(給電解除)。更に、トレイ35の位置決め固定手段(不図示)による位置決め固定が解除される。
上記のように、レール部材34が第一の位置から第二の位置に移動した際には、レール部材34と一緒にトレイ35及び各カートリッジPも上方へ移動して、ドラム1がベルト13から離隔する(図6)。即ち、トレイ35が、ドラム1とベルト13とを接触させる転写接触位置(図2)から、ドラム1とベルト13とを離隔させる転写離隔位置(=押し込み位置)(図6)へ移動する。
そこで、図5・図6のようにドア31が開かれた状態において、開口部30から露呈しているトレイ35の取手部35aを掴む。ここで、取手部35aの内側には、トレイ35の移動を規制しているロック機構(移動規制手段:不図示)のロックを解除するためレバー(移動規制解除手段)36が配設されている。取手部35aを掴むことでレバー36が揺動してロック機構の解除がなされる。即ち、トレイ35の引き出し移動が可能となる。そこで、取手部35aを掴んでトレイ35をレール部材34に沿って移動させて装置本体100Aの内側から外側に十分に引き出す。即ち、引き出しを開けるようにトレイ35をレール部材34に対して滑走させて前方向に水平にスライド移動させる。そして、トレイ35を、図7・図8のように、開口部30から装置本体100Aの外側の所定の引き出し位置まで引き出す。これにより、トレイ35に保持されている4つのカートリッジPの全体が、開口部30を通過して装置本体100Aの外側に引き出される。即ち、トレイ35が押し込み位置(図5・図6)から引き出し位置(図7・図8)へ移動して、全カートリッジPの上面が開放される。トレイ35は、所定量引き出されると、ストッパ部(不図示)によりそれ以上の引き出し移動が阻止される。また、トレイ35は、引き出し位置まで水平に引き出されている状態がレール部材34により保たれる。このトレイ35の引き出し移動時には、各カートリッジのドラム1とベルト13とは離隔しているので両者間での擦れは生じない。
トレイ35は、個々のカートリッジPを真上に取り出し可能に支持している。そこで、図8の2点鎖線示のように、交換すべき使用済みのカートリッジPを、トレイ35から上方に持ち上げて外す。また、トレイ35は、個々のカートリッジを真下に向かって移動させることによって支持する。そして、新しいカートリッジをトレイ35に対して上から嵌め入れて載せる。
トレイ35に対するカートリッジの交換後は、トレイ35を引き出し位置(図7・図8)から押し込み位置(図5・図6)に移動させる。トレイ35をストッパ部(不図示)で受け止められるまで十分に押し込み移動させるとロック機構(不図示)によりトレイ35の戻り移動が阻止される。次いで、ドア31を閉じる。ドア31を閉じるのに連動して、連動機構(不図示)を介してレール部材34は第二の位置(図6)から第一の位置(図2)に移動して、トレイ35は押し込み位置から転写接触位置(潜像形成位置)に移動する。このレール部材34の移動に連動して、各カートリッジPは押圧部材により押圧されて所定の位置決め部に固定される。その結果、各カートリッジPのドラム1の下面がベルト13の所定の位置に接触する。更に、カートリッジP側の駆動入力部53・54に対して装置本体100A側の駆動出力部(不図示)が結合する。更に、カートリッジP側の電気接点55a・55bに対して装置本体100A側の給電系統(不図示)が導通化する。更に、トレイ35の位置決め固定手段による位置決め固定がなされる。
まとめると、トレイ35は、カートリッジPが有するドラム1の軸線方向とは交差する方向に移動可能に設けられた移動部材である。また、該トレイ35が、前記開口部30を通過してカートリッジPを装置本体100Aの外側において引き出された引き出し位置を取り得る。また、トレイ35は、カートリッジPを装置本体100Aの内側に押し込んだ押し込み位置(内側位置)を取り得る。トレイ35は、カートリッジPを装置本体100Aの内側に装着するための装着位置と、ドラム1をベルト13に接触させる転写接触位置(ドラム1に静電潜像を形成できる潜像形成位置)と、を取り得る。また、左右のトレイ保持部材34L・34Rは、移動部材であるトレイ35を、カートリッジを着脱出来る引き出し位置に移動する前に、トレイ35を装着位置から上方向に移動させる、あるいは、装着位置へ向かって下方向に移動させる移動手段である。別の言い方をすれば、保持部材34L・34Rは、トレイ35を支持する支持部材であって、トレイ35を前記引き出し位置と前記装着位置との間で移動させるための第一の位置と、トレイ35を前記潜像形成位置に位置させるための第二の位置とを取り得る。そして、ドア31が閉じるのに連動して、トレイ保持部材34L・34Rは、前記第一の位置から前記第二の位置に移動する。
(トレイ35)
図9〜図12によりトレイ35の構成を説明する。図9の外観斜視図のように、トレイ35は、前枠板35bと後枠板35cと左枠板35dと右枠板35eとが結合された矩形の大枠部を有する。そして、その大枠部内を3枚の仕切り板35fで前後方向に略等分に4つに仕切って、後枠板35c側から前枠板35b側へ順に、第1〜第4の左右方向に横長の小枠部35(1)〜35(4)が形成されている。その各小枠部35(1)〜35(4)が、それぞれ、第1〜第4の4つのカートリッジPY・PM・PC・PKが取り外し可能に装着される装着部である。各小枠部35(1)〜35(4)の右枠板35e部分には、それぞれ、装置本体100A側の現像駆動出力部である現像駆動カップリング(不図示)が出入りする孔部35gが形成されている。
トレイ35の左枠板35dと右枠板35eの外側には、それぞれ、前後方向を長手とするリフト部材61が左右対称に配置されている。即ち、左枠板35dと右枠板35eの前側部分と後側部分には、それぞれ、上下方向を長手とする溝穴35jが設けられている。一方、左側と右側のリフト部材61の前側部分と後側部分には、それぞれ、ボス64が植設されている。そして、左側リフト部材61の前側部分と後側部分のボス64が、それぞれ、左枠板35dの前側部分と後側部分の溝穴35jに差し込まれている。このボス64と溝穴35jによるガイドにより、左側リフト部材61は左枠板35dに対して上下方向にスライド移動可能である。また、右側リフト部材61の前側部分と後側部分のボス64が、それぞれ、右枠板35eの前側部分と後側部分の溝穴35jに差し込まれている。このボス64と溝穴35jによるガイドにより、右側リフト部材61は右枠板35eに対して上下方向にスライド移動可能である。
即ち、左右のリフト部材61は、それぞれ、ボス64が溝穴35jの下端面に当たって受け止められた位置を下降終点とし、ボス64が溝穴35jの上端面に当たって受け止められた位置を上昇終点として、上下方向にスライド移動可能である。
左右のリフト部材61は通常は下降終点に位置している。この位置において、左右のリフト部材61の上面(上縁部)61aがトレイ35の左枠板35dと右枠板35eの上縁部とほぼ同じ高さレベルになっている。第1〜第4の各カートリッジPY・PM・PC・PKは、それぞれ、トレイ35の対応する装着部である第1〜第4の小枠部35(1)〜35(4)内に上から挿入される。そして、左右側の庇部56の下面が、それぞれ、左右のリフト部材61の上面61aに受け止められことで、トレイ35に乗って支持される(図10・図11)。すなわち、トレイ35は、各カートリッジPを真上に取り出し可能に支持しており、各カートリッジを真下に向かって移動させることによって支持する。トレイ35は各カートリッジをそれぞれラフに保持している。この構成により、カートリッジの交換を容易にすることができる。
上記のように左枠板35dと右枠板35eの外側にリフト部材61を配置したトレイ35の左右側には、さらに、前後方向を長手とする補助レール60(右側の補助レールは不図示)が組み付けられている。図12の分解斜視図のように、補助レール60とリフト部材61は両者の間に配設された前側と後側のリンク62を介して連結されている。各リンク62には、一端部側にボス62aが、他端部側に丸穴62bが設けられている。ボス62aは補助レール60に設けた丸穴60aに回動可能に差し込まれている。丸穴62bにはリフト部材61側のボス64が回動可能に差し込まれている。ここで、図12は、トレイ35の左枠板35dと、左側リフト部材61と、リンク62と、左側補助レール60との分解斜視図である。右側の補助レールとリフト部材61も、左側の補助レール60とリフト部材61と同様に左右対称の構造で前側部分と後側部分のリンク62を介して連結されている。
トレイ35は上記のように左右側にそれぞれリフト部材61と補助レール60が配設された状態で、装置本体100A側の左右のレール部材34L・34R間に支持されている。即ち、左右の補助レール60がそれぞれ左右のレール部材34L・34Rに設けられた前後方向の溝部に嵌合して支持されている。トレイ35はリフト部材61・補助レール60と共にレール部材34の溝部を滑走してレール部材34に対して前後方向に水平にスライド移動可能である。
トレイ35はリフト部材61と補助レール60と共に、装置本体100Aに対する押し込み位置から引き出し位置へと引き出される。そして、トレイ35が引き出しきる直前に補助レール60は、図10のように、補助レール60側のストッパ部60bがレール部材34側の受け部34aに引っ掛かって停止する。補助レール60が停止した後、さらにトレイ35を引き出すと、その引き出し移動に伴って、トレイ35側の溝穴35jに係合しているリフト部材61側のボス64が前側に引かれる。これにより、リンク62にはボス62aを中心に起立方向への回動モーメントが作用して、リンク62が起立する方向に回動する。このときボス64は溝穴35i内を上方に移動していく。このようにリンク62が起立する方向に回動することで、左右のリフト部材61が持ち上げられる。即ち、各カートリッジP(PY・PM・PC・PK)が左右のリフト部材61により押し上げられてトレイ35の装着部からせり上がる(ポップアップ)。図13・図14は各カートリッジPがトレイ35からせり上げられた状態を示している。左右のリフト部材61は、トレイ35を各カートリッジPを着脱可能な引き出し位置に引き出したときに、トレイ35に収納されているカートリッジPを収納状態から持ち上げた状態に保持する。このときカートリッジ側面がトレイ35の側壁より持ち上がるなどしてアクセス可能となり、把手などを設けることで取り出し時の操作部として用いることができる。
ここで、トレイ35には爪81が、補助レール60にはフック82が備えられている。図20に示すように係合部としてのフック82は被係合部としての爪81から受ける力により弾性的に変形可能になっている。そして、引き出し動作時に補助レール60がストッパ部により停止したあと図21の(a)に示す状態からトレイ35をさらに引き出すことで爪81がフック82を乗り越え(b)の状態になって停止する。このとき、前述したようにリンク62およびリフト部材61によりプロセスカートリッジを持ち上げているが、カートリッジPの自重によりリンク62およびリフト部材61が格納位置に戻らないようにトレイ35が補助レール60に対し係止される。この係止作用はカートリッジPの自重による戻り力を支えるには十分であり、ユーザのカートリッジ交換作業の間に、カートリッジPをせり出し位置に保持することが可能となっている。また、ユーザがトレイ35を押し戻すことで爪81が再びフック82を乗り越え(b)の状態から(a)の状態となることで収納状態に戻すことが可能となっている。この爪81及びフック82が係合したときのクリック感によって、ユーザは引き出し完了位置を認識することができる。
本実施例においては、上記の左右のリフト部材61が、引き出し位置に引き出されたトレイ35に支持されているカートリッジPをトレイ内(移動部材内)で着脱方向に変位させるカートリッジ変位部材である。
補助レール60の後側部分には固定部材63が回動可能に備えられている。即ち、固定部材63はレバー状部材であり、ボス63aが植設されている。そのボス63aが補助レール60の後側部分に設けられた丸穴60cに回動可能に差し込まれている。これにより、固定部材63は補助レール60の後側部分においてボス63aを中心に回動可能である。そして、固定部材63は、自由状態において、自重もしくはバネなどの付勢部材(不図示)によって一端側(先端側)が装置本体100Aに設けられた固定穴65に落ち込む方向に回動されている。そして、リフト部材61が下降終点に位置している状態にある場合は、倒れ込み回動姿勢(格納位置)になっている後側部分のリンク62の先端部が固定部材63に押し当たっている。これにより、固定部材63は、自重もしくは付勢部材の付勢力に抗してボス63aを中心に固定穴65に落ち込む方向とは逆方向に回動されて、固定穴65から退避した回動姿勢に保持されている(図9〜図12)。
そして、前記のように、補助レール60の引き出し方向への移動がストッパ部60bと受け部34aとにより停止されたあと、トレイ35を引き出しきることで、リンク62が起立方向に回動してリフト部材61が持ち上げられる。そうすると、固定部材63に対する後側部分のリンク62の押し当たり状態が解除されて、固定部材63が自由状態になる。これにより、固定部材63が自重もしくは付勢部材の付勢力によって一端側(先端側)が装置本体100Aに設けられた固定穴65に落ち込む方向に回動して固定部材先端部が固定穴65に入り込み、補助レール60が装置本体100A内に戻る方向も固定される。
このように構成することで、トレイ35にカートリッジPをセットして装置本体内に再び戻そうとするときに、補助レール60もつれて移動することが防止される。従って、補助レール60もつれて移動することでカートリッジPがトレイ35内に下降収納される前に開口部30を通過しようとして引っかかるような動作を防止出来る。
トレイ35を所定の引き出し位置に引き出して、図13・図14のように上昇動したリフト部材61によってトレイ35の装着部からせり上げられているカートリッジPのうちの交換すべきカートリッジについて交換したら、トレイ35を押し込み移動する。
この押し込み移動の初期において、トレイ35の押し込み移動に伴って、トレイ35側の溝穴35jに係合しているリフト部材61側のボス64が後方に押される。これにより、リンク62にはボス62aを中心に後方へ倒れる方向への回動モーメントが作用して、リンク62が後方へ倒れる方向に回動する。このときボス64は溝穴35i内を下方に移動していく。このようにリンク62が後方へ倒れる方向に回動することで、左右のリフト部材61が下降動する。即ち、カートリッジP(PY・PM・PC・PK)が左右のリフト部材61により持ち下げられてトレイ35の装着部に所定に収まった状態になる。また、リフト部材61が下降終点に移動することで、倒れ回動姿勢(格納位置)になった後側部分のリンク62の先端部が固定部材63に押し当る。これにより、固定部材63は、自重もしくは付勢部材の付勢力に抗してボス63aを中心に固定穴65に落ち込む方向とは逆方向に回動されて固定穴65から退避した回動姿勢に保持さる。即ち、補助レール60の、装置本体100A内に戻る方向への固定が解除される。
そこで、トレイ35を引き続き押し込み移動して図5・図6の引き出し前の状態(押し込み位置)に戻す。そして、開かれているドア31を図1・図2のように閉じ込む。このドア31の閉じ回動に連動して、レール部材34が後方向と下方に所定量移動する。これにより、各カートリッジPは装着位置に位置する。そして、レール部材34の移動に連動して、各カートリッジは押圧部材(不図示)により押圧されて所定の位置決め部に固定された状態に保持され、各カートリッジPのドラム1の下面がベルト13に所定に接触する。また、カートリッジPの駆動入力部53・54に対して装置本体側の駆動出力部が結合する。また、カートリッジPの電気接点55a・55bに対して装置本体側の給電系統が導通化する。更に、トレイ35の位置決め固定手段による位置決め固定がなされる。
以上説明したように、本実施例の画像形成装置は、トレイ35の移動動作によって、カートリッジPをトレイ35内の収容位置から突出させて交換を容易に行うことができる。即ち、トレイ35を引き出した際に搭載されたカートリッジがトレイ35から自動的にせり上がる。これにより、カートリッジ側面など操作可能な部位が増加することで着脱操作が容易となる。
[実施例2]
本実施例の画像形成装置の概略構成は実施例1の画像形成装置と同等であるため、再度の説明は省略する。
図15に本実施例におけるトレイ35の構成を示す。基本的な構成は実施例1のトレイ35と同様である。トレイ35の左枠板35dおよび右枠板35eには左右対称にガイド溝35k−1〜4を備えている。ガイド溝35kには、図16・図17に示すように、対応したカム部材67−1〜4のボス68−1〜4が挿入されている。さらに、カム部材67−1〜4は補助レール60に設けられた穴69−1〜4にボス70を差し込んで補助レール60に対して回転可能に取り付けられている。
そして、実施例1と同様に、トレイ35とともに補助レール60がひきだされ、補助レール60が停止したのち(図16・図17)、さらにトレイ35を引き出す。そうすると、図18・図19に示すように、カム部材67−1〜4がガイド溝35k−1〜4とボス68−1〜4にガイドされて、ボス70を中心に起立する方向に回転してカートリッジPの庇部56を押し上げる。即ち、カートリッジP(PY・PM・PC・PK)が左右のカム部材67−1〜4により押し上げられてトレイ35の装着部からせり上がる。左右のリフト部材カム部材67−1〜4はトレイ35を各カートリッジPを着脱可能な引き出し位置に引き出したときに、トレイ35に収納されているカートリッジPを収納状態から持ち上げた状態に保持する。
本実施例においては、上記の左右のカム部材67が、引き出し位置に引き出されたトレイ35に支持されているカートリッジPをトレイ内(移動部材内)で着脱方向に変位させるカートリッジ変位部材である。
本実施例では、ガイド溝35k−1〜4とカム部材67−1〜4が各カートリッジP(PY・PM・PC・PK)ごとに異なっているため、カートリッジのせり出し量が異なっている。本実施例では、手前側のカートリッジから奥側のカートリッジに向かって、即ち、第4、第3、第2、第1のカートリッジの順でせり出し量が多くなるように構成している。このため、図19に示すように、カートリッジPの長手方向中央部に取っ手58を設けて操作部とすることも可能となる。即ち、本実施例では、カム部材67−1〜4は、カートリッジPY・PM・PC・PKをトレイ内(移動部材内)で着脱方向に変位させる変位をカートリッジ毎に変化させる。
各カートリッジP(PY・PM・PC・PK)は基本的に同形状であり、外形を形成するカートリッジ枠体(外装ケース、筐体)5は遮光性やコスト等の面から黒一色が選択される場合が多い。そのため、小型化をも追求する画像形成装置構成においては、カートリッジ間の間隔も可能な限り切りつめるため一見してどのカートリッジが交換すべきものか分かりにくく、ラベルなどの識別表示を多用するなどの工夫が必要である。本実施例の画像形成装置のように交換時にカートリッジ間の位置に図18・図19のように段差がつくことで一見して判別がつくため、ラベル等の識別表示を最小限にできる。
以上説明したように、本実施例の画像形成装置においては、複数搭載されたカートリッジPY・PM・PC・PKがせり出す際にせり出し量が各カートリッジで異なる。即ち、個々のカートリッジのせり出し量に差をつけ、カートリッジ格納状態では互いに重なり合い指などが入り込めないカートリッジ長手方向中央部などに操作部を設けて個々のカートリッジをより容易に着脱操作可能にしている。さらに、せり出し量に差を設け段差がつくことで操作すべきカートリッジとそうでないカートリッジの境界の判別が容易になる。
ここで、各実施例においては、カートリッジPは、画像担持体1と、これに作用するプロセス手段としての帯電手段2・現像手段3・クリーニング手段4とを一体的にカートリッジ化したプロセストリッジであるが、このカートリッジに限られるものではない。即ち、カートリッジPは、潜像が形成される画像担持体又は画像担持体に形成された潜像を現像剤で現像する現像手段の少なくとも1つを有するものであればよい。前記プロセス手段は、例えば、帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも1つである画像担持体は、現像剤で現像される潜像が形成される部材である。実施例のように、電子写真プロセスにおける電子写真感光体の他、静電記録プロセスにおける静電記録誘電体、磁気記録プロセスにおける磁気記録磁性体等が挙げられる。
移動部材としてのトレイ35は、実施例においては、その移動方向において、4つのカートリッジ(PY・PM・PC・PK)を並べて支持するものを示したけれども、トレイ35に支持させるカートリッジは1つにした画像形成装置構成であってもよい。また、トレイ35に、2つ或いは3つ、若しくは5つ以上の複数のカートリッジを並べて支持可能である画像形成装置構成であってもよい。
実施例1における画像形成装置の外観斜視図である。 その画像形成装置の縦断左側面図である。 カートリッジを駆動側から見た外観斜視図である。 カートリッジを非駆動側から見た外観斜視図である。 前面ドアを開いた状態の画像形成装置の外観斜視図である。 その画像形成装置の縦断左側面図である。 図5の状態から更にトレイを引き出した状態の画像形成装置の外観斜視図である。 図6の状態から更にトレイを引き出した状態の画像形成装置の縦断左側面図である。 トレイの斜視図である。 引き出しきる直前状態のトレイの左側面図である。 引き出しきる直前状態のトレイの斜視図である。 トレイの左枠板側の分解斜視図である。 引き出しきった状態のトレイの左側面図である。 引き出しきった状態のトレイの斜視図である 実施例2におけるトレイの斜視図である。 引き出しきる直前状態のトレイの左側面図である。 引き出しきる直前状態のトレイの斜視図である。 引き出しきった状態のトレイの左側面図である。 引き出しきった状態のトレイの斜視図である フックと爪の拡大図である。 (a)フックと爪が係合する直前の図、(b)はフックと爪が係合している図である。
符号の説明
100・・画像形成装置、100A・・装置本体、P(PY・PM・PC・PK)・・カートリッジ、1・・画像担持体、3・・現像手段、35・・移動部材(カートリッジトレイ)、61・・カートリッジ変位部材(リフト部材)、67・・カートリッジ変位部材(カム部材)

Claims (3)

  1. 記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、
    装置本体と、
    潜像が形成される画像担持体又は画像担持体に形成された潜像を現像剤で現像する現像手段の少なくとも1つを有するカートリッジを支持して、前記装置本体の外側に引き出されて前記カートリッジを前記装置本体の外側において着脱出来る引き出し位置と、前記カートリッジを前記装置本体の内側に移動させるための内側位置と、を取り得る移動部材と、
    前記引き出し位置に引き出された前記移動部材に支持されているカートリッジを前記移動部材の内で着脱方向に変位させるカートリッジ変位部材と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記移動部材は、その移動方向において、複数の前記カートリッジを並べて支持可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記移動部材は、その移動方向において、複数の前記カートリッジを並べて支持可能であり、前記カートリッジ変位部材はカートリッジを前記移動部材の内で着脱方向に変位させる変位をカートリッジ毎に変化させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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