JP2010077895A - 軸流ファン及び多重軸流ファン - Google Patents

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Abstract

【課題】リード線をハウジングの側面に沿って引き出す作業が容易であり、係止されたリード線がハウジングの側面から外れたり撓んだりしにくい軸流ファン及び多重軸流ファンを提供する。
【解決手段】軸流ファンのハウジング1は、略円筒形状の風洞を有する筒部11と、その軸方向両端側に形成された略正方形の外形を有するフランジ部14及び15とを有する。フランジ部14及び15の一方又は両方において四隅のうちの3箇所のみに取付孔141が形成され、他の1箇所にはフランジ部の厚み方向に貫通する開口であるリード線収容部142が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は軸流ファン、及び、複数の軸流ファンを軸方向に重なるように結合した多重軸流ファンに関する。詳しくは、軸流ファン、特に多重軸流ファンにおけるリード線の引き出しのためのハウジング構造の改良に関する。
電子機器の内部の冷却等のために使用される軸流ファンは通常、略円筒形状の風洞を有する筒部、その軸方向両端側に形成されたフランジ部、及び、筒部の径方向中心部に配置され複数の連結部を介して筒部に支持されたベース部を有するハウジングを備えている。ハウジングのベース部にはモータのステータ部が固定され、モータのロータ部に固定されたインペラがハウジングの筒部の内部で回転することにより、軸方向の空気流が発生する。
このような軸流ファンにおいて、モータの駆動電流を外部から供給したり、回転数制御のための制御信号等を外部から与えたりするための複数のリード線が軸流ファンから引き出される。例えば、駆動電流供給用の2本、回転センサの検出信号出力用の1本、回転数制御信号用の1本を含む計4本のリード線がモータのステータ部を構成する回路基板から外部へ引き出される。
特許文献1等に例示されているように、ハウジングのフランジ部には、上記のようなリード線をハウジングに沿って外部に引き出す際にリード線を係止し、収容するための切欠きであるリードフック部が設けられていることが多い。また、一般にフランジ部は略正方形の外形を有し、その四隅に取付螺子が挿通される取付孔が形成されている。リードフック部は通常、四隅の取付孔のうちの1つの近くに設けられている。
また、近年の電子機器では、筐体内部の電子部品の高密度実装に伴って、冷却ファンに高い性能が求められている。特に、サーバ等の比較的大型の電子機器では、静圧が高く、かつ、風量が大きい冷却ファンが求められている。このような要求を満たすことができる冷却ファンとして、特許文献2に開示されているような多重軸流ファン(直列式軸流ファン)がある。
多重軸流ファンは、複数の軸流ファンが軸方向に重なるように結合されたものであり、例えば二重軸流ファンや三重軸流ファンが使用されている。三重軸流ファンでは、吸気側軸流ファンによって吸い込まれた空気流が中間軸流ファンを通って排気側軸流ファンへ流入し、エネルギー損失を最小限に抑えながら、排気側軸流ファンから効率良く空気が排出される。
特開2006−214419号公報 特開2007−315348号公報
上記のような多重軸流ファンにおいて、複数の軸流ファンからのリード線群が軸方向に沿って同じ方向に引き出されるときに、複数の軸流ファンからのリード線群が重なってリード線の本数が多くなる箇所では、ハウジングのフランジ部に形成されたリードフック部にすべてのリード線が収まらなくなり、リード線がハウジングの側面から外れたり、撓んだりするおそれがある。
リード線がハウジングの側面から外れたり、撓んだりすると、電子機器内でリード線が他の部品と干渉する可能性がある。あるいは、多重軸流ファンを電子機器に取り付ける作業性が悪くなるといった問題がある。この問題の対策として、粘着テープや接着剤等を用いてリード線をハウジングに固定することが考えられるが、そのような作業は余分なコストや工数が必要となるので好ましくない。
上記のような問題は、多重軸流ファンに限らず、単一の軸流ファンの場合にも起こり得る問題である。つまり、外径の太いリード線が使用されたり、リード線の本数が多くなったりする場合等に、ハウジングのフランジ部に形成されたリードフック部にすべてのリード線が収まらなくなり、リード線がハウジングの側面から外れたり、撓んだりするおそれがある。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑み、リード線をハウジングの側面に沿って引き出す作業が容易であり、係止されたリード線がハウジングの側面から外れたり撓んだりしにくい軸流ファン及び多重軸流ファンを提供することを目的とする。
本発明による軸流ファンは、略円筒形状の風洞を有する筒部、その軸方向両端側に形成されたフランジ部、及び、前記筒部の径方向中心部に配置され複数の連結部を介して前記筒部に支持されたベース部を有するハウジングと、ステータ部及びロータ部からなり、前記ステータ部が前記ベース部に固定されたモータと、前記モータのロータ部に固定され、前記ハウジングの筒部の内部で回転するインペラとを備え、前記ハウジングの軸方向両端側に形成されたフランジ部のうち、一方又は両方のフランジ部において、少なくとも1個の取付孔と前記フランジ部の厚み方向に貫通する開口であるリード線収容部が形成されていることを特徴とする(請求項1)。
このような構成によれば、十分な大きさ(開口断面積)を有するリード線収容部をハウジングのフランジ部に形成することができるので、外径の太いリード線が使用されたり、リード線の本数が多くなった場合でも、すべてのリード線をリード線収容部に容易に収容することができ、係止されたリード線がハウジングの側面から外れたり撓んだりしにくい軸流ファンが得られる。
好ましい実施形態において、複数個の前記取付孔と1個の前記リード線収容部が前記フランジ部の周方向に所定間隔で配列されている(請求項2)。更に好ましくは、前記フランジ部は略正方形の外形を有し、前記ハウジングの軸方向両端側に形成されたフランジ部のうち、一方又は両方のフランジ部において、四隅のうちの3箇所のみに前記取付孔が形成され、他の1箇所には前記リード線収容部が形成されている(請求項3)。つまり、従来はフランジ部の四隅に4個の取付孔が形成されていたが、本発明の好ましい形態では、そのうちの1箇所の取付孔を省いて、代わりにリード線収容部を形成する。これにより、フランジ部の大きさを変えることなく十分な大きさ(開口断面積)を有するリード線収容部を確実に形成することができ、すべてのリード線をリード線収容部に容易に収容することができる。その結果、引き出されたリード線がハウジングの側面から外れたり撓んだりしにくい軸流ファンが得られる。
また、本発明による多重軸流ファンは、上記のような構成の軸流ファンが軸方向に2個以上重なるように結合された多重軸流ファンであって、軸方向両端側のフランジ部の一方又は両方のフランジ部は前記取付孔のみが形成され、他の複数のフランジ部は前記取付孔及び前記リード線収容部が形成されていることを特徴とする(請求項4)。例えば、軸方向両端側のフランジ部の一方又は両方のフランジ部は四隅に取付孔を有し、軸方向中間部のフランジ部を含む他のフランジ部は四隅のうちの3箇所のみに取付孔を有し、他の1箇所にはリード線収容部が形成されている。
このような構成の多重軸流ファンを電子機器に取り付ける場合は、取付孔のみが形成された(四隅に取付孔が形成された)フランジ部を電子機器の筐体に固定し、各軸流ファンからのリード線を軸方向に沿ってまとめるようにして反対側のフランジ部の方向へ引き出すようにすればよい。そして軸方向中間部のフランジ部を含む他のフランジ部には十分な大きさ(開口断面積)を有するリード線収容部が形成されているので、外径の太いリード線が使用されたり、リード線の本数が多くなった場合でも、すべてのリード線をリード線収容部に容易に収容することができ、係止されたリード線がハウジングの側面から外れたり撓んだりしにくい多重軸流ファンが得られる。
好ましい実施形態において、前記複数のフランジ部に形成された複数のリード線収容部が前記軸方向に略一直線状に並んでいる(請求項5)。これにより、多重軸流ファンを構成する各軸流ファンからのリード線を軸方向に沿ってまとめるようにして引き出すことが容易になる。
別の好ましい実施形態において、前記リード線収容部の径方向外側を囲むと共に前記フランジ部の径方向外側輪郭を形成するリード線収容側壁部が前記フランジ部に設けられ、前記リード線収容側壁部には前記軸方向に形成された貫通溝であるリード線通し口が設けられている(請求項6)。この場合に、前記複数のフランジ部に形成された複数のリード線収容部が前記軸方向に略一直線状に並び、かつ、前記複数のフランジ部のリード線収容側壁部に形成された複数のリード線通し口が前記軸方向に一直線状に並ばないように周方向の互いに異なる位置に形成されていることが更に好ましい(請求項7)。
複数のフランジ部に形成されたリード線通し口が前記軸方向に一直線状に並ばないように周方向の互いに異なる位置に形成されている(例えばジグザグ状に配列されている)ことにより、リード線収容部に収容された複数のリード線がリード線通し口から外れにくくなる。したがって、多重軸流ファンの軸方向に沿って引き出されたリード線がハウジングの側面から外れたり撓んだりする可能性が一層低くなる。
更に別の好ましい実施形態において、前記リード線収容部は径方向外側に開放する開口を有し、前記リード線収容部の径方向外側を囲むように前記フランジ部に装着されるリード線収容壁部材を備えている(請求項8)。この構成によれば、リード線収容部にすべてのリード線を収容した後に、リード線収容壁部材を装着して、リード線収容部の径方向外側を囲む(閉じる)ので、リード線収容部に収容されたリード線がリード線収容部から外れることがない。したがって、多重軸流ファンの軸方向に沿って引き出されたリード線がハウジングの側面から外れたり撓んだりすることが無くなる。
また、この場合に更に好ましい実施形態として、隣接する軸流ファンのハウジング同士を連結固定するクリップ部材を備え、当該クリップ部材が前記リード線収容壁部材を兼ねている(請求項9)。例えば、隣接する軸流ファンのハウジングのフランジ部の四隅を4個のクリップ部材で互いに挟み付けるようにしてハウジング同士を軸方向に重なるように固定する場合に、4個のクリップ部材のうちの1個がリード線収容部の径方向外側を囲むリード線収容壁部材の機能を兼ねている。これにより、リード線の引き出しのために部品点数や作業工数が増加することを抑えながら、リード線収容部に収容されたリード線がリード線収容部から外れない合理的な構造を実現することができる。
更に別の好ましい実施形態において、前記リード線収容部が、隔壁によって周方向に分離された複数のリード線収容空間を有する(請求項10)。この構成によれば、 多重軸流ファンを構成する各軸流ファンからのリード線群を個別のリード線収容空間に収容することができるので、リード線をハウジングの側面に沿って引き出す際の作業性が良くなる。
この場合に更に好ましい実施形態として、前記複数のリード線収容空間は径方向外側に開放する開口をそれぞれ有し、前記複数のリード線収容空間の径方向外側を個別に囲むように前記フランジ部に装着される複数のリード線収容壁部材を備えている(請求項11)。あるいは、前記複数のリード線収容空間は径方向外側に開放する開口をそれぞれ有し、前記複数のリード線収容空間の径方向外側をまとめて囲むように前記フランジ部に装着される単一のリード線収容壁部材を備えている(請求項12)。いずれの構成でも、各軸流ファンからのリード線を個別のリード線収容空間に収容し、リード線収容壁部材を装着して、リード線収容部の径方向外側を囲む(閉じる)ことができる。これにより、リード線収容部に収容されたリード線がリード線収容部から外れることが無く、したがって多重軸流ファンの軸方向に沿って引き出されたリード線がハウジングの側面から外れたり撓んだりすることが無くなる。
本発明の軸流ファン及び多重軸流ファンによれば、十分な大きさ(開口断面積)を有するリード線収容部をハウジングのフランジ部に形成することができるので、外径の太いリード線が使用されたり、リード線の本数が多くなったりする場合でも、すべてのリード線をリード線収容部に容易に収容することができる。したがって、モータのリード線をハウジングの側面に沿って引き出す作業が容易になり、係止されたリード線がハウジングの側面から外れたり撓んだりしにくい軸流ファン及び多重軸流ファンが得られる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。まず、単一の軸流ファンの実施形態を説明し、その後で多重軸流ファンの実施形態を説明する。
本発明の実施形態に係る軸流ファンのハウジングの下面図を図1(A)に示す。また、この軸流ファンのリード線が引き出される形態の一例を図1(B)に示す。さらに、この軸流ファンの斜視図を図2に示し、その概略構造を断面図として図3に示す。これらの図面に基づいて、本実施形態の軸流ファンの概略構造を説明する。
この軸流ファンは、電子機器の内部の冷却等のために使用され、電子機器の筐体等に固定されるハウジング1の内部に、モータ2及びインペラ4を組み込んだ構造を有する。この軸流ファンの大きさを例示すると、平面視で略正方形の外形の一辺が約40mmである。
ハウジング1は、略円筒形状の風洞を有する筒部11と、その軸方向両端側に形成されたフランジ部14、15と、筒部11の径方向中心部に配置されたベース部12とを有する。ベース部12は、複数(図1の例では3本)の連結部13を介して筒部11に支持されている。なお、軸方向において、ベース部12及び連結部13が設けられている側を軸方向基端側といい、反対側を軸方向先端側と記す。
フランジ部14及び15は、平面視で略正方形の外形を有し、軸方向先端側のフランジ部15の四隅には、軸流ファンを電子機器の筐体に取り付けるためのボルトを挿入する4個の取付孔151が設けられている。他方、軸方向基端側のフランジ部14は、四隅のうちの3箇所のみに取付孔141が形成され、他の1箇所にはフランジ部14の厚み方向に貫通する開口であるリード線収容部142が形成されている。
リード線収容部142は、フランジ部14の四隅のうちの1箇所における径方向外側輪郭を形成するリード線収容側壁部143と筒部11の外周面111とで囲まれた空間である。リード線収容側壁部143には、軸方向に形成された貫通溝であるリード線通し口144が形成されている。なお、図1(A)及び(B)は、ハウジング1を軸方向基端側から見た下面図であり、リード線収容部142を通して見えるべき軸方向先端側のフランジ部15の一隅とその取付孔151の図示を省略している。また、図1(B)には4本のリード線6が引き出されてリード線収容部142に収容された状態が図示されているが、図2及び図3ではリード線の図示を省略している。
図3の断面図からも分かるように、ハウジング1の筒部11の内周面112は、インペラ4の外周縁と所定の空隙を挟んで対向する略円筒形状の風洞を構成している。インペラ4の回転によって発生する空気流は、軸方向先端側から軸方向基端側へ流れる。
なお、ハウジング1は、樹脂成形(又はアルミニウムのダイカスト)により作製される。ハウジング1の筒部11、フランジ部14、15、ベース部12、及び連結部13は、樹脂の射出成形やアルミニウムのダイカストにより一体に形成される。また、連結部13は、静翼を構成していてもよいし、単なる連結リブであってもよく、連結部13の本数や断面形状は適宜変更可能である。
ハウジング1のベース部12には、モータ2のステータ部が固定され、保持されている。詳しく説明すると、ベース部12の中心に、略円筒形状を有する金属製(例えば真鍮等の合金製)、又は樹脂製の円筒部材23が立設され、この中にモータ2の回転軸21を回転自在に支持する一対の軸受22が装着されている。一対の軸受22は、軸方向に離間するように配置され、その外周面が円筒部材23の内周面に密着している。この円筒部材23は、ハウジング1のベース部12の中心に一体として固定されている。また、円筒部材23の外周面には、モータ2のステータ部を構成するステータコア等が外嵌し固定されている。なお、回転軸21の軸方向基端側端部には、抜け防止用のワッシャ211が装着され、軸方向基端側の軸受22とワッシャ211との間にコイルばね212が介装されている。
回転軸21の軸方向先端側には、磁性体(例えば亜鉛メッキ鋼板)で形成されたロータホルダ(ロータヨークともいう)25が固定されている。ロータホルダ25は、回転軸21に外嵌し、一体に固定された中心筒部251と、中心筒部251の軸方向先端側から径方向外方に略円板状に広がる円板部252と、その外周縁から軸方向基端側へ延びる円筒部253を有する。円筒部253の内周面には、略円筒状のロータマグネット26の外周部が固着され、保持されている。ロータマグネット26は周方向にS極とN極が交互に形成されるように、例えば4極に磁化されている。
ロータホルダ25の外周面には、インペラ4が固定されている。インペラ4は樹脂成形品であり、ロータホルダ25の外面及び回転軸21の軸方向先端側端面を覆うインペラカップ41と、その外周面から径方向外方へ延び周方向に所定間隔で配列された複数枚の動翼42とを有する。インペラ4がモータ2によって回転駆動されると、軸方向先端側から軸方向基端側へ流れる空気流が発生する。
いわゆるブラシレスDCモータであるモータ2はステータ部とロータ部からなり、ロータ部は上記のロータマグネット26、ロータホルダ25、及び回転軸21を含んでいる。ステータ部は、コイル31が巻回されたステータコア32と、コイル31の電線端部が接続される回路基板35とを含む。コイル31の電線端部は、後述するインシュレータに固定された導電ピン(図示は省略)を介して回路基板35に接続されている。
回路基板35には、ロータマグネット26の回転に伴う磁束の変化を検出するホール素子(又はホールIC)、その出力信号に基づいてコイル31への供給電流を制御するモータ駆動用IC等の回路部品が実装されている。また、電源供給や回転数制御のために外部(電子機器)と接続される複数本のリード線6が回路基板35に接続される(図1(B)参照)。なお、図3ではこれらの回路部品やリード線6の図示を省略している。
ステータコア32は、回転中心軸AXを中心として周方向の複数箇所から径方向外方に伸びる複数の極歯を有し、各極歯にコイル31が巻回されている。ステータコア32は複数枚の電磁鋼板が回転中心軸AXの方向に積層された構造を有し、各電磁鋼板は、略環状の部分の外周から上記の極歯を構成する部分が径方向外方へ延びる形状を有している。略環状の部分が積層されて構成されるステータコア32の中央円筒部が、ハウジング1のベース部12に固定された円筒部材23の外周面に外嵌して固定され、これによってステータコア32を含むステータ部がハウジング1のベース部12に固定されている。
また、コイル31は、樹脂製の絶縁体であるインシュレータ33を介してステータコア32に巻回される。インシュレータ33は、軸方向先端側の部材と軸方向基端側の部材とに分かれており、両者が軸方向両側からステータコア32に被せられ、その上からコイル31が巻回される。ステータコア32の各極歯の外周面では電磁鋼板の径方向外側端面が露出しており、所定のギャップを隔ててロータマグネット26の内周面に対向している。
図1(A)及び(B)に示されているように、平面視で略円形のベース部12の外周部1箇所(リード線収容部142に近い箇所)に略長方形の切欠き121が形成されている。また、モータ2を構成する回路基板35の軸方向基端側の面の外周部にリード接続部(半田付ランド)351が4個並ぶように設けられ、回路基板35のこの部分がベース部12の切欠き121から露出するように構成されている。そして、4本のリード線6が半田付けによって回路基板35のリード接続部351に接続されている。4本のリード線6には、電源供給用の2本、回転センサの検出信号出力用の1本、及び回転数制御信号用の1本が含まれている。
4本のリード線は、1本ずつリード線通し口144からリード線収容部142へ入れられて収容され、外部に引き出される。4本のリード線の先端部にはコネクタ(図示せず)が接続されており、このコネクタを介して、電子機器の所定箇所に電気接続される。
上記のように、本実施形態の軸流ファンでは、ハウジング1の軸方向基端側のフランジ部14の四隅のうちの1箇所に、取付孔141に代えて大きな開口断面積のリード線収容部142が形成されている。したがって、外径の太いリード線6が使用されたり、リード線6の本数が多くなったりする場合でも、すべてのリード線6をリード線収容部142に確実かつ容易に収容することができる。その結果、係止されたリード線がハウジングの側面から外れたり撓んだりしにくい軸流ファンが得られる。
図4(A)及び(B)は、上記の実施形態の変形例に係る軸流ファンの斜視図を示している。上記の実施形態では、軸方向基端側のフランジ部14のみにおいて、四隅のうちの1箇所に取付孔141に代えてリード線収容部142が形成されているが、図4(A)に示すように、軸方向先端側のフランジ部15についても、四隅のうちの1箇所に、取付孔151に代えて、リード線収容部152を形成するようにしてもよい。リード線収容部152は、フランジ部15の径方向外側輪郭を形成するリード線収容側壁部153と筒部11の外周面111とで囲まれた空間として形成され、リード線収容側壁部153には軸方向に形成された貫通溝であるリード線通し口154が形成されている。この場合は、軸方向基端側のフランジ部14又は軸方向先端側のフランジ部15の四隅のうちの3箇所に形成された取付孔を用いて軸流ファンを電子機器の筐体に固定することになる。
また、図2に示した軸流ファンでは軸方向先端側のフランジ部15にリード線を係止するための切欠き(リードフック部)が形成されていないが、図4(B)に示すように、左上隅に形成された取付孔151の近傍にそのようなリードフック部を設けるようにしてもよい。この変形例では、軸方向先端側のフランジ部15の左上隅に形成された取付孔151の両側に、リード線通し口155aを有するリードフック部155とリード線通し口156aを有するリードフック部156が形成されている。もちろん、リードフック部155とリードフック部156を合わせてもリード線収容部142(又は152)ほど大きな開口断面積にはならないが、ある程度の太さ及び数のリード線6を係止することが可能である。
また、上記の実施形態の軸流ファンでは、ハウジング1のフランジ部14、15が軸方向から見て略正方形の外形を有しているが、本発明はこれに限らず、その他の多角形や略円形、略楕円形など様々な形状が適用可能である。例えば略正五角形のフランジ部を有する軸流ファンにも適用することができる。その場合、5箇所のコーナ部のうちの4箇所に取付孔を形成し、1箇所にリード線収容部142を設ける実施形態が考えられる。一般的な表現で言えば、複数個の取付孔と1個のリード線収容部がフランジ部の周方向に所定間隔で配列されておればよい。具体的には、本実施形態では等間隔で配列される。
次に、上記のような軸流ファンを軸方向に2個以上重ねるように結合してなる多重軸流ファンの実施形態について説明する。図5は、本発明の多重軸流ファンの実施形態を示す斜視図である。この軸流ファンは、3個の軸流ファンF1、F2及びF3を軸方向に重ねるように結合したものである。それぞれの軸流ファンを吸気側軸流ファンF1、中間軸流ファンF2、及び排気側軸流ファンF3ということにする。
これらの軸流ファンF1、F2及びF3の結合方法として、隣接する軸流ファンのハウジングのフランジ部同士の接着、溶着、螺子止め、嵌合等、任意の手段が可能である。嵌合によって隣接する軸流ファンのハウジングのフランジ部同士を結合する構造の一例として、例えば図1に破線枠で示すように、フランジ部の四隅のうちの3箇所において、隣接するフランジ部の一方(例えば軸方向基端側のフランジ部14)の当接面には嵌合孔を設け、他方のフランジ部(例えば軸方向先端側のフランジ部15)の当接面には嵌合突起を設け、両者を嵌合させる構造が可能である。
この多重軸流ファンでは、吸気側軸流ファンF1によって吸い込まれた空気流が中間軸流ファンF2を通って排気側軸流ファンF3へ流入し、エネルギー損失を最小限に抑えながら、排気側軸流ファンF3から効率良く空気が排出される。また、吸気側軸流ファンF1及び排気側軸流ファンF3はインペラ4の形状が同じで同一方向に回転するが、中間軸流ファンF2は、それらに対してインペラ4の形状が異なり、逆方向に回転するように構成されている。このような構成により、送風効率が向上する。なお、以下の説明では本発明に係るリード線の引き出しのためのハウジングの構造に絞って説明する。
図5に示す多重軸流ファンでは、吸気側軸流ファンF1として、図2に示したように、軸方向先端側のフランジ部15は4隅に取付孔151を有し、軸方向基端側のフランジ部14は四隅のうちの1箇所にリード線収容部142を有する軸流ファンが使用されている。また、中間軸流ファンF2及び排気側軸流ファンF3のハウジング1は、軸方向基端側のフランジ部14及び軸方向先端側のフランジ部15の両方において四隅のうちの1箇所にリード線収容部142を有する。この多重軸流ファンは、吸気側軸流ファンF1の軸方向先端側のフランジ部15に設けられた4個の取付孔151を用いて電子機器の筐体にねじ止めすることができる。もちろん、使用形態によっては、排気側軸流ファンF3の軸方向基端側のフランジ部14に設けられた3個の取付孔141を用いて電子機器の筐体にねじ止めしてもよい。
また、排気側軸流ファンF3として、軸方向先端側のフランジ部15のみが四隅のうちの1箇所にリード線収容部142を有し、軸方向基端側のフランジ部14は四隅に取付孔141を有する軸流ファンを用いてもよい。逆に、吸気側軸流ファンF1として、軸方向基端側のフランジ部14及び軸方向先端側のフランジ部15の両方において四隅のうちの1箇所にリード線収容部142を有し、残り3箇所に取付孔151を有する軸流ファンを用いてもよい。
図6は、図5の多重軸流ファンにおける各軸流ファンF1、F2、F3からのリード線の引き出し方法の例を模式的に示している。なお、図5に示すように、各軸流ファンF1、F2、F3のハウジング1のリード線収容部142を構成する筒部11の外周面111の基端側には、回路基板35に接続されたリード線6を径方向外側へ引き出すための切欠き145が形成されている。
図6に示すリード線6の引き出し方法の例では、排気側軸流ファンF3の切欠き145から径方向外側へ引き出された4本のリード線群6がハウジング筒部11の外周面111に沿って軸方向先端側(吸気側)へ引き出される。そして、排気側軸流ファンF3のリード線収容部152及び中間軸流ファンF2のリード線収容部142を通って、中間軸流ファンF2の切欠き145から径方向外側へ引き出された4本のリード線群6と合流して合計8本のリード線群となり、中間軸流ファンF2のハウジング筒部11の外周面111に沿って軸方向先端側(吸気側)へ引き出される。これら8本のリード線群は更に、中間軸流ファンF2のリード線収容部152及び吸気側軸流ファンF1のリード線収容部142を通って、吸気側軸流ファンF1の切欠き145から径方向外側へ引き出された4本のリード線群6と合流して合計12本のリード線群となる。そして、図示は省略しているが、これら12本のリード線群は、ハウジング筒部11の外周面111から離れて径方向外側へ引き出される。
なお、図6に示すリード線6の引き出し方法は一例であって、多重軸流ファンの電子機器への取付方法や電子機器内でのリード線の接続先位置、引き回し経路等に応じて、種々の引き出し方法が可能である。例えば図6とは逆に、各軸流ファンF1、F2、F3からのリード線をまとめて軸方向基端側(排気側)へ引き出しても良い。また、多重軸流ファンの電子機器への取付方法やリード線の引き出し方法に応じて、前述のように排気側軸流ファンF3の軸方向基端側のフランジ部14の形状を変えたり、吸気側軸流ファンF1の軸方向先端側のフランジ部15の形状を変えたりしてもよい。
いずれの引き出し方法であっても、図5に示した本実施形態の多重軸流ファンは、軸方向中間部のフランジ部を含む各フランジ部14、15に十分な大きさ(開口断面積)を有するリード線収容部142、152が形成されているので、外径の太いリード線が使用されたり、リード線の本数が多くなったりする場合でも、すべてのリード線6をリード線収容部142、152に確実かつ容易に収容することができる。
次に、図5に示した多重軸流ファンの変形例を図7に示す。この多重軸流ファンが図5に示した多重軸流ファンと異なる点は、リード線収容部142及び152のリード線通し口144及び154が軸方向に一直線状に並ばないように周方向の互いに異なる位置に形成されている点である。図5に示した多重軸流ファンでは、各軸流ファンF1、F2、F3において、軸方向基端側のリード線収容部142のリード線通し口144と軸方向先端側のリード線収容部152のリード線通し口154とが周方向の同じ位置に形成されている。したがって、これらの軸流ファンF1、F2、F3が軸方向に重なるように連結されて多重軸流ファンとなったとき、リード線通し口144及び154が軸方向に一直線状に並んでいる。この構成では、各リード線6をリード線通し口144及び154からリード線収容部142及び152へ通して収納する(図6参照)際の作業性が良いメリットが得られる。
他方、図7に示した多重軸流ファンでは、各軸流ファンF1、F2、F3において、軸方向基端側のリード線収容部142のリード線通し口144と軸方向先端側のリード線収容部152のリード線通し口154とが周方向の異なる位置(互いにずれた位置)に形成されている。したがって、これらの軸流ファンF1、F2、F3が軸方向に重なるように連結されて多重軸流ファンとなったとき、リード線通し口144及び154が軸方向に一直線状に並んでおらず、ジグザグ状に配置されている。この構成では、リード線収容部142及び152に収容されたリード線6がリード線通し口144及び154から外れにくくなるメリットが得られる。
次に、図8は、本発明の軸流ファンのフランジ部に形成されるリード線収容部の構造の別実施形態を示している。図2に示した軸流ファンでは、リード線収容部142は、リード線通し口144を有するリード線収容側壁部143とハウジング筒部11の外周面111とで囲まれた開口(空間)であり、リード線収容側壁部143は軸方向基端側のフランジ部14と一体に形成されている。図5に示した多重軸流ファンを構成する各軸流ファンにおける軸方向先端側のフランジ部15に形成されたリード線収容部142についても同様である。
これに対して、図8に示す軸流ファンでは、フランジ部14に形成されたリード線収容部142は径方向外側に開放する開口を有し、リード線収容部142の径方向外側を囲むようにフランジ部14に装着されるリード線収容壁部材146が設けられている。言い換えれば、フランジ部14の4隅のうちの1箇所にリード線収容壁部材146が装着されたときに、リード線収容壁部材146とハウジング筒部11の外周面111とで囲まれた空間としてリード線収容部142が形成される。なお、フランジ部14の4隅のうちの1箇所にリード線収容壁部材146を装着する方法として、接着、溶着、嵌合、螺子止め等、種々の方法を用いることができる。図示の例では、フランジ部14側に形成された嵌合凸部147とリード線収容壁部材146側に形成された嵌合凹部146aとの嵌合によって両者が結合される。
この構成によれば、リード線収容部142にすべてのリード線を収容した後に、リード線収容壁部材146を装着して、リード線収容部142の径方向外側を囲む(閉じる)ので、リード線収容部142に収容されたリード線がリード線収容部142から外れることがない。
次に、図9は、本発明の多重軸流ファンのフランジ部に形成されるリード線収容部の構造の別実施形態を示している。この多重軸流ファンでは、隣接する軸流ファン同士を連結固定するクリップ部材166を備え、このクリップ部材166がリード線収容壁部材を兼ねている。詳しく説明すると、吸気側軸流ファンF4のフランジ部14と排気側軸流ファンF5のフランジ部15とが四隅の一箇所でクリップ部材(リード線収容壁部材)166によって連結され、固定されている。
つまり、吸気側軸流ファンF4のフランジ部14に形成された嵌合凸部147と排気側軸流ファンF5のフランジ部15に形成された嵌合凸部157とが並置された状態でクリップ部材(リード線収容壁部材)166の嵌合凹部166aに嵌合されている。その結果、クリップ部材(リード線収容壁部材)166と吸気側軸流ファンF4の筒部外周面111とで囲まれた空間としてリード線収容部142が形成され、クリップ部材(リード線収容壁部材)166と排気側軸流ファンF5の筒部外周面111とで囲まれた空間としてリード線収容部152が形成される。
フランジ部14及び15の四隅のうち、他の3箇所については、同様のクリップ部材で連結固定してもよいし、前述のようにフランジ部14及び15の互いに当接する面の一方に嵌合孔を設け、他方の面に嵌合突起を設けて、両者を嵌合させるようにしてもよい。このとき、連結固定するためのクリップ部材の数は限定されない。このような構成によれば、リード線の引き出しのための構造に要する部品点数や作業工数が増加することを抑えながら、リード線収容部142及び152に収容されたリード線がリード線収容部142及び152から外れない合理的な構造を実現することができる。なお、図9では二重軸流ファンが示されているが、図5に示した三重軸流ファンの場合は、吸気側軸流ファンF1と中間軸流ファンF2との連結部、及び、中間軸流ファンF2と排気側軸流ファンF3との連結部について、同様の構造とすることができる。
次に、図10(A)から(C)は本発明の軸流ファンのフランジ部に形成されるリード線収容部の構造の変形例を示している。これらの図は、図1(A)に示したハウジングの下面図の一部(右下隅部)に対応している。図1(A)に示したハウジングでは、リード線収容部142は、リード線通し口144を有するリード線収容側壁部143とハウジング筒部の外周面111とで囲まれた1つの開口(空間)として構成されている。これに対して、図10(A)に示す変形例のハウジングでは、リード線収容部142が隔壁148によって周方向に分離された2個のリード線収容空間142a及び142bで構成されている。
また、図10(A)に示したハウジングでは、図1(A)に示したハウジングと同様に、リード線収容部142を囲むリード線収容側壁部143がフランジ部14と一体に形成されている。これに対して、図10(B)に示すハウジングは、図8に示した実施形態と同様に、別体のリード線収容壁部材146を有する。つまり、リード線収容空間142a及び142bは径方向外側に開放する開口をそれぞれ有し、これらのリード線収容空間を囲むリード線収容側壁部143がフランジ部14に装着される。
更に、図10(B)に示したハウジングでは単一のリード線収容側壁部146が2個のリード線収容空間142a及び142bをまとめて囲むように構成されているが、図10(C)に示すハウジングは、2個のリード線収容空間142a及び142bを個別に囲むようにフランジ部14に装着される2個のリード線収容壁部材146a及び146bを備えている。
なお、図10(A)から(C)に示した変形例では、隔壁148によってリード線収容部142を周方向に並ぶ2個のリード線収容空間142a及び142bに仕切っているが、複数の隔壁を用いてリード線収容部142を3個以上のリード線収容空間に仕切るように構成してもよい。このように、リード線収容部142を複数のリード線収容空間に仕切る構成によれば、各軸流ファンからのリード線を個別のリード線収容空間に収容することができるので、リード線をハウジングの側面に沿って引き出す際の作業性が良くなる。また、多重軸流ファンにおいて、図9で示されるように、クリップ部材(リード線収容壁部材)等で、リード線収容部の形成を兼ねながら隣接する軸流ファン同士を連結固定しても良い。
以上、本発明のいくつかの実施形態について、適宜変形例を含めながら説明したが、本発明は、これらの実施形態や変形例を適宜組み合わせて実施することができる。例えば、本発明の多重軸流ファンにおいて、軸方向両端側のフランジ部の両方にリード線収容部が形成されても良い。更に、これらの実施形態や変形例に限ることなく、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内で、種々の実施形態を採用することが可能である。
(A)は本発明の実施形態に係る軸流ファンのハウジングの下面図であり、(B)はリード線引き出し形態の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る軸流ファンの斜視図である。 本発明の実施形態に係る軸流ファンの概略構造を示す断面図である。 (A)及び(B)は、本発明の実施形態の変形例に係る軸流ファンの斜視図である。 本発明の多重軸流ファンの実施形態を示す斜視図である。 図5の多重軸流ファンにおける各軸流ファンからのリード線の引き出し方法の例を模式的に示す図である。 図5に示した多重軸流ファンの変形例を示す斜視図である。 本発明の軸流ファンのフランジ部に形成されるリード線収容部の構造の別実施形態を示す斜視図である。 本発明の多重軸流ファンのフランジ部に形成されるリード線収容部の構造の別実施形態を示す斜視図である。 (A)から(C)は本発明の軸流ファンのフランジ部に形成されるリード線収容部の構造の変形例を示す部分図である。
符号の説明
1 ハウジング
11 筒部
12 ベース部
13 連結部
14、15 フランジ部
141、151 取付孔
142、152 リード線収容部
144、154 リード線通し口
146、166 リード線収容壁部材
2 モータ
4 インペラ
6 リード線

Claims (12)

  1. 略円筒形状の風洞を有する筒部、その軸方向両端側に形成されたフランジ部、及び、前記筒部の径方向中心部に配置され複数の連結部を介して前記筒部に支持されたベース部を有するハウジングと、
    ステータ部及びロータ部からなり、前記ステータ部が前記ベース部に固定されたモータと、
    前記モータのロータ部に固定され、前記ハウジングの筒部の内部で回転するインペラとを備えた軸流ファンであって、
    前記ハウジングの軸方向両端側に形成されたフランジ部のうち、一方又は両方のフランジ部において、少なくとも1個の取付孔と前記フランジ部の厚み方向に貫通する開口であるリード線収容部が形成されていることを特徴とする軸流ファン。
  2. 複数個の前記取付孔と1個の前記リード線収容部が前記フランジ部の周方向に所定間隔で配列されていることを特徴とする
    請求項1記載の軸流ファン。
  3. 前記フランジ部は略正方形の外形を有し、前記ハウジングの軸方向両端側に形成されたフランジ部のうち、一方又は両方のフランジ部において、四隅のうちの3箇所のみに前記取付孔が形成され、他の1箇所には前記リード線収容部が形成されていることを特徴とする
    請求項2記載の軸流ファン。
  4. 請求項1から3のいずれか1項記載の軸流ファンが軸方向に2個以上重なるように結合された多重軸流ファンであって、軸方向両端側のフランジ部の一方又は両方のフランジ部は前記取付孔のみが形成され、他の複数のフランジ部は前記取付孔及び前記リード線収容部が形成されていることを特徴とする多重軸流ファン。
  5. 前記複数のフランジ部に形成された複数のリード線収容部が前記軸方向に略一直線状に並んでいることを特徴とする
    請求項4記載の多重軸流ファン。
  6. 前記リード線収容部の径方向外側を囲むと共に前記フランジ部の径方向外側輪郭を形成するリード線収容側壁部が前記フランジ部に設けられ、前記リード線収容側壁部には前記軸方向に形成された貫通溝であるリード線通し口が設けられていることを特徴とする
    請求項4又は5記載の多重軸流ファン。
  7. 前記複数のフランジ部に形成された複数のリード線収容部が前記軸方向に略一直線状に並び、かつ、前記複数のフランジ部のリード線収容側壁部に形成された複数のリード線通し口が前記軸方向に一直線状に並ばないように周方向の互いに異なる位置に形成されていることを特徴とする
    請求項6記載の多重軸流ファン。
  8. 前記リード線収容部は径方向外側に開放する開口を有し、前記リード線収容部の径方向外側を囲むように前記フランジ部に装着されるリード線収容壁部材を備えていることを特徴とする
    請求項4又は5記載の多重軸流ファン。
  9. 隣接する軸流ファンのハウジング同士を連結固定するクリップ部材を備え、当該クリップ部材が前記リード線収容壁部材を兼ねていることを特徴とする
    請求項8記載の多重軸流ファン。
  10. 前記リード線収容部が、隔壁によって周方向に分離された複数のリード線収容空間を有することを特徴とする
    請求項4から9のいずれか1項記載の多重軸流ファン。
  11. 前記複数のリード線収容空間は径方向外側に開放する開口をそれぞれ有し、前記複数のリード線収容空間の径方向外側を個別に囲むように前記フランジ部に装着される複数のリード線収容壁部材を備えていることを特徴とする
    請求項10記載の多重軸流ファン。
  12. 前記複数のリード線収容空間は径方向外側に開放する開口をそれぞれ有し、前記複数のリード線収容空間の径方向外側をまとめて囲むように前記フランジ部に装着される単一のリード線収容壁部材を備えていることを特徴とする
    請求項10記載の多重軸流ファン。
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