JP2010076556A - ステアリングホイール - Google Patents
ステアリングホイール Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010076556A JP2010076556A JP2008246286A JP2008246286A JP2010076556A JP 2010076556 A JP2010076556 A JP 2010076556A JP 2008246286 A JP2008246286 A JP 2008246286A JP 2008246286 A JP2008246286 A JP 2008246286A JP 2010076556 A JP2010076556 A JP 2010076556A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heater
- leather
- rim
- groove
- steering wheel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Steering Controls (AREA)
Abstract
【解決手段】ステアリングホイールのリム部芯体22には皮革部21と加飾部19との区画部位に皮革20の端縁部20aを木目込みための木目込み溝29が形成されている。皮革部21におけるリム部芯体22は、第1ヒータ部25によって覆われている。また、加飾部19におけるリム部芯体22は、第2ヒータ部26によって覆われている。さらに、木目込み溝29には、第1ヒータ部25と第2ヒータ部26とを接続する中間ヒータ部30が配置されている。そして、第1ヒータ部25、第2ヒータ部26、中間ヒータ部30は、共通のヒータ線を有しており、中間ヒータ部30の短手方向の幅は、第1ヒータ部25の短手方向の幅及び第2ヒータ部26の短手方向の幅よりも狭く形成されている。
【選択図】図4
Description
この発明では、第1ヒータ部及び第2ヒータ部が共有するヒータ線に電流が流されると、第1ヒータ部及び第2ヒータ部は発熱する。すると、皮革は第1ヒータ部からの熱によって暖められるとともに、意匠部材は第2ヒータ部からの熱によって暖められる。したがって、厳寒時において、人は不快を感じずに皮革部及び表面意匠部のどちらも把持することができる。
図1に示すように、車両の運転席に装備されるステアリングホイール11は、正面視円形状であるとともに、ステアリングホイール11の中心部には操舵輪に連結される操舵軸12が一体回転可能に連結されている。そして、ステアリングホイール11を構成するリム部(ハンドル部)13は、操舵軸12の軸線Lを中心とした円環状に形成されるとともに、通常、運転者がステアリングホイール11を操作するときに把持する部分として構成されている。また、リム部13の内周面には、リム部13によって囲まれているパッド14が複数(本実施形態では、4本)のスポーク部15を介して連結されている。パッド14の内側には電子制御ユニット(以下、ECUという。)16が配設されている。そして、リム部13及びスポーク部15には、その内部に、ステアリングホイール11全体の骨格部分をなす芯材としての芯体17が設けられている。そして、芯体17には、パッド14が装着されている。
まず、第1ヒータ部25、中間ヒータ部30、第2ヒータ部26を準備して、皮革部21に対応するリム部芯体22に対して第1ヒータ部25を巻き付けるとともに、加飾部19に対応するリム部芯体22に対して第2ヒータ部26を巻き付けて、さらに、木目込み溝29に中間ヒータ部30を差し込む。そして、図示しない保持手段(例えば、接着剤)によって、第1ヒータ部25及び第2ヒータ部26をリム部芯体22に巻き付けた状態を保持する。次に、位置決め突部27に形成された凹部28が中間ヒータ部30に対応するようにして、一対の加飾部材18それぞれの位置決め突部27を木目込み溝29に差し込む。このとき、図4(a)に示すように、中間ヒータ部30が存在しない箇所では、位置決め突部27は木目込み溝29の底部29aに達するまで差し込まれる。そして、位置決め突部27を木目込み溝29に差し込んだ後、一対の加飾部材18を相互に接合することで、加飾部材18をリム部芯体22に取り付ける。さらに、皮革部21に対応するリム部芯体22に対して第1ヒータ部25を覆うように皮革20を巻き付けた後、充填材24を巻き込みつつ皮革20の端縁部20aを木目込み溝29に入れ込む。このとき、木目込み溝29に対して中間ヒータ部30が配置されている領域の割合は小さいため、木目込み溝29には皮革20の端縁部20aを木目込める程の深さが確保され、中間ヒータ部30にシワが寄ることもない。したがって、皮革20の端縁部20aは木目込み溝29に木目込まれて、加飾部材18及び皮革20の取り付け作業は完了する。
車両が冬季の厳寒下で駐車されると、車内の温度が低くなり、これに伴い、リム部13を含むステアリングホイール11の温度も低くなる。この状態で、運転者が運転席に座って運転を開始する場合、運転者によってエンジン始動のためのスイッチ操作が行われる。すると、ECU16によって通電制御が開始され、電線34を介して第1ヒータ部25、中間ヒータ部30、第2ヒータ部26が共有するヒータ線32には電流が流される。ヒータ線32に電流が流されると、ヒータ線32はジュール熱を発生する。すると、皮革20には第1ヒータ部25から熱が放熱され、加飾部材18には第2ヒータ部26から熱が放熱される。したがって、皮革20及び加飾部材18は暖められて昇温するため、運転者は、不快に感じずにリム部13を把持してステアリングホイール11を操作することができる。
(1)中間ヒータ部30の短手方向の幅T1は、第1ヒータ部25の短手方向の幅S1、及び第2ヒータ部26の短手方向の幅S2よりも狭く設定されている。したがって、木目込み溝29に皮革20の端縁部20aを木目込もうとしたときに、中間ヒータ部30にシワが寄って、木目込み溝29に皮革20の端縁部20aを木目込めなくなることを抑制できる。
・ 中間ヒータ部30の短手方向の幅T1を変更してもよい。中間ヒータ部30の短手方向の幅T1は、第1ヒータ部25の短手方向の幅S1及び第2ヒータ部26の短手方向の幅S2よりも狭く、なおかつヒータ線32を形成することが可能な範囲内であれば、広くしてもよいし、狭くしてもよい。
・ 充填材24を構成する材料を変更してもよい。例えば、充填材24を硬質材料であるポリプロピレンによって形成してもよい。
・ ステアリングホイール11の径方向におけるリム部13の断面形状は、真円形状でもよいし、楕円形状でもよい。また、多角形状でもよい。
Claims (2)
- リム部は、表面部が皮革によって構成された皮革部、及び表面部が前記皮革とは異なる素材からなる意匠部材によって構成された表面意匠部を有し、前記リム部の芯体には前記皮革部と前記表面意匠部との区画部位に溝が形成され、前記溝に前記皮革の端縁を入れ込む構成のステアリングホイールにおいて、
通電されると発熱するとともに、前記皮革に対して放熱可能な状態で前記皮革部内に設けられた第1ヒータ部と、
通電されると発熱するとともに、前記意匠部材に対して放熱可能な状態で前記表面意匠部内に設けられた第2ヒータ部と、
前記第1ヒータ部と前記第2ヒータ部との間で前記溝に入れ込まれた状態に配置され、前記第1ヒータ部及び前記第2ヒータ部を接続する中間ヒータ部と、を備え、
前記第1ヒータ部、前記第2ヒータ部、前記中間ヒータ部は、共通のヒータ線を有しており、
前記リム部の周方向における前記中間ヒータ部の幅は、前記リム部の周方向における前記第1ヒータ部の幅及び前記リム部の周方向における前記第2ヒータ部の幅よりも狭いことを特徴とするステアリングホイール。 - 前記意匠部材の端部には、前記溝に挿入されて前記意匠部材を前記リム部の前記芯体に対して位置決めする位置決め突部が形成されており、
前記位置決め突部には、前記中間ヒータ部との干渉を避けるための凹部が形成されている請求項1に記載のステアリングホイール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008246286A JP5115427B2 (ja) | 2008-09-25 | 2008-09-25 | ステアリングホイール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008246286A JP5115427B2 (ja) | 2008-09-25 | 2008-09-25 | ステアリングホイール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010076556A true JP2010076556A (ja) | 2010-04-08 |
JP5115427B2 JP5115427B2 (ja) | 2013-01-09 |
Family
ID=42207504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008246286A Active JP5115427B2 (ja) | 2008-09-25 | 2008-09-25 | ステアリングホイール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5115427B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101326447B1 (ko) * | 2011-07-22 | 2013-11-07 | (주)엘지하우시스 | 우드부와 피혁부에 균일한 발열이 가능한 발열 스티어링 휠 및 이의 제조방법 |
JP2014504226A (ja) * | 2011-02-14 | 2014-02-20 | ファジン カンパニー リミテッド | ステアリングホイールのリム表面に導電性加熱要素を塗布する方法 |
JP2014094728A (ja) * | 2012-11-12 | 2014-05-22 | Toyoda Gosei Co Ltd | ステアリングホイール |
JP2015229463A (ja) * | 2014-06-06 | 2015-12-21 | 株式会社東海理化電機製作所 | ステアリング |
JP2019137096A (ja) * | 2018-02-06 | 2019-08-22 | 日本プラスト株式会社 | ハンドル用被覆部材、ハンドル、及びハンドルの製造方法 |
JP2019167014A (ja) * | 2018-03-23 | 2019-10-03 | 日本プラスト株式会社 | ハンドル用被覆部材、ハンドル、及びハンドルの製造方法 |
JP7451724B2 (ja) | 2020-01-16 | 2024-03-18 | オートリブ ディベロップメント エービー | 加熱デバイスを有する乗物用ステアリングホイール |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000190853A (ja) * | 1998-12-28 | 2000-07-11 | Toyoda Gosei Co Ltd | ステアリングホイ―ル |
JP2002104200A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-04-10 | Nippon Plast Co Ltd | ステアリング装置 |
JP2007284033A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-11-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ステアリングホイール用面状発熱体 |
JP2008010354A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-17 | Swcc Showa Device Technology Co Ltd | ステアリングホイール用分離型ヒータ |
-
2008
- 2008-09-25 JP JP2008246286A patent/JP5115427B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000190853A (ja) * | 1998-12-28 | 2000-07-11 | Toyoda Gosei Co Ltd | ステアリングホイ―ル |
JP2002104200A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-04-10 | Nippon Plast Co Ltd | ステアリング装置 |
JP2007284033A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-11-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ステアリングホイール用面状発熱体 |
JP2008010354A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-17 | Swcc Showa Device Technology Co Ltd | ステアリングホイール用分離型ヒータ |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014504226A (ja) * | 2011-02-14 | 2014-02-20 | ファジン カンパニー リミテッド | ステアリングホイールのリム表面に導電性加熱要素を塗布する方法 |
US9352767B2 (en) | 2011-02-14 | 2016-05-31 | Hwajin Co., Ltd. | Method of applying electrically conductive heating element on surface of rim of steering wheel |
KR101326447B1 (ko) * | 2011-07-22 | 2013-11-07 | (주)엘지하우시스 | 우드부와 피혁부에 균일한 발열이 가능한 발열 스티어링 휠 및 이의 제조방법 |
JP2014094728A (ja) * | 2012-11-12 | 2014-05-22 | Toyoda Gosei Co Ltd | ステアリングホイール |
JP2015229463A (ja) * | 2014-06-06 | 2015-12-21 | 株式会社東海理化電機製作所 | ステアリング |
JP2019137096A (ja) * | 2018-02-06 | 2019-08-22 | 日本プラスト株式会社 | ハンドル用被覆部材、ハンドル、及びハンドルの製造方法 |
JP6998782B2 (ja) | 2018-02-06 | 2022-02-10 | 日本プラスト株式会社 | ハンドル用被覆部材、ハンドル、及びハンドルの製造方法 |
JP2019167014A (ja) * | 2018-03-23 | 2019-10-03 | 日本プラスト株式会社 | ハンドル用被覆部材、ハンドル、及びハンドルの製造方法 |
JP7451724B2 (ja) | 2020-01-16 | 2024-03-18 | オートリブ ディベロップメント エービー | 加熱デバイスを有する乗物用ステアリングホイール |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5115427B2 (ja) | 2013-01-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5115427B2 (ja) | ステアリングホイール | |
US11305805B2 (en) | Steering wheel for a motor vehicle and process for producing a steering wheel | |
JP5304139B2 (ja) | ステアリングホイール | |
JP6998782B2 (ja) | ハンドル用被覆部材、ハンドル、及びハンドルの製造方法 | |
JP5601301B2 (ja) | ステアリングホイール及びその製造方法 | |
JP2010076559A (ja) | ステアリングホイール | |
JP2002502759A (ja) | 自動車の把持可能な部分、特に、ステアリングホイールのための加熱部材 | |
JP6123686B2 (ja) | ステアリングホイール | |
EP3281841B1 (en) | Steering wheel decorative member | |
JP2014501191A (ja) | ステアリングホイールの製造方法及びステアリングホイールのステアリングホイールリムを覆うカバー | |
JP2019167014A (ja) | ハンドル用被覆部材、ハンドル、及びハンドルの製造方法 | |
JP6388496B2 (ja) | ステアリングホイール構造 | |
JP2014151776A (ja) | ステアリングホイール | |
JP4150477B2 (ja) | ステアリングホイール | |
JP2014162330A (ja) | ハンドル | |
JP5098974B2 (ja) | ステアリングホイール | |
KR20220123307A (ko) | 가열 장치를 갖는 차량 스티어링 휠 | |
JP6283581B2 (ja) | ステアリングホイール | |
JP6770355B2 (ja) | ステアリングホイール用加飾部材 | |
JP5975008B2 (ja) | ステアリングホイール用のヒータエレメント | |
JP4623034B2 (ja) | ステアリングホイール | |
JP4340979B2 (ja) | ハンドルカバー | |
JP2008285022A (ja) | ステアリングホイール | |
JP2022152440A (ja) | 被覆部材及びステアリングホイール | |
JP2010125985A (ja) | ステアリングホイール |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110322 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120726 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120918 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121001 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5115427 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151026 Year of fee payment: 3 |