JP2010075980A - かしめ保持方法、かしめ保持構造及びかしめ加工機 - Google Patents
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Abstract
【課題】かしめ加工用ローラによりワークにかしめ部を形成した場合において、かしめ部による被保持部材を保持するための挟持力を向上させる。
【解決手段】かしめ加工用ローラ24のかしめ面28では湾曲部分28aの折り曲げ方向での曲率半径Rは、未加工部8xの厚さtとアウターレース14aの角部14cの曲率半径rとの合計よりも小さい曲率半径としている。このことにより未加工部8xにかしめ面28が当接することで角部14cに沿わせるように折り曲げる工程の途中で、通常よりもベアリングホルダの周壁部8cに沿った方向の圧力成分が大きくできる。このことにより周壁部8cへの塑性流動が増加されて周壁部8cの弾性変形量が減少するので、アウターレース14aとの間で弾性変形量の差が大きくなる。このため周壁部8cでの残留軸力増加が生じて、ベアリングのアウターレース14aを保持するための挟持力を向上させることができる。
【選択図】図9
【解決手段】かしめ加工用ローラ24のかしめ面28では湾曲部分28aの折り曲げ方向での曲率半径Rは、未加工部8xの厚さtとアウターレース14aの角部14cの曲率半径rとの合計よりも小さい曲率半径としている。このことにより未加工部8xにかしめ面28が当接することで角部14cに沿わせるように折り曲げる工程の途中で、通常よりもベアリングホルダの周壁部8cに沿った方向の圧力成分が大きくできる。このことにより周壁部8cへの塑性流動が増加されて周壁部8cの弾性変形量が減少するので、アウターレース14aとの間で弾性変形量の差が大きくなる。このため周壁部8cでの残留軸力増加が生じて、ベアリングのアウターレース14aを保持するための挟持力を向上させることができる。
【選択図】図9
Description
本発明は、かしめ加工用ローラのかしめ面によりワークの端部を被保持部材の角部に沿って折り曲げるかしめ加工を行うことによりかしめ部を形成し、このかしめ部の挟持力によりワークの基部に沿って前記被保持部材を保持するかしめ保持方法、かしめ保持構造及びかしめ加工機に関する。
内燃機関などを駆動対象装置として、これに直動駆動力を付与するために取り付けられる回転−直動変換アクチュエータが知られている(例えば特許文献1,2参照)。これら特許文献1,2は内燃機関のバルブリフト装置を駆動する回転−直動変換アクチュエータを開示している。この回転−直動変換アクチュエータの本体ケース内にはベアリングを介して回転体が回転可能に支持されている。この回転体がモータ駆動により回転され、このことでネジ軸が直動して軸方向に移動することにより、バルブリフト装置を駆動している。
特許文献1,2では、回転体を回転可能に支持するためのベアリングを、ハウジング内に固定するために、環状の支持部材をハウジング内部に配置し、この支持部材をハウジング内面にボルト締結している。
このようにベアリングを固定するために環状の支持部材をハウジング内部に配置してボルト締結する構成であるために、ハウジングの体格が大型化しやすい。これをかしめ加工(例えば特許文献3,4参照)を組み合わせることによりベアリングを支持する手法が考えられる。
特開2007−303408号公報(第5頁、図1)
特開2007−303479号公報(第5頁、図2)
特開2000−87979号公報(第4頁、図10)
特開2007−263360号公報(第5頁、図1)
しかし特許文献3,4のようなローリングかしめ治具を用いた手法では、ハウジングの端部を内側に折り曲げてハウジングの内側にベアリングを挟持するかしめ加工を実行することが困難である。
ハウジングの内側にベアリングをかしめ加工により保持するには、かしめ加工用ローラを端部にて転動させることにより内側に折り曲げる手法を採用することが考えられる。
ところがベアリングなどの或る程度の挟持力が必要な被保持部材をハウジングで保持する場合には、単にハウジングをローラによるかしめ加工にて挟持したのでは保持のための挟持力が不足するおそれがある。すなわちハウジングの端部をベアリングの端面に沿うようにかしめ加工する際に、加工圧力を増加してハウジングのかしめ部による挟持力を強めようとしても、この圧力の増加分のほとんどは、ハウジングの端部に形成されるかしめ部では軸方向とは直交する径方向への塑性変形の増加に寄与するものとなっていた。このことにより最終的に挟持力を発生させる役割を果たすべきハウジングの残留軸力を十分に大きくできないという問題が生じていた。
ところがベアリングなどの或る程度の挟持力が必要な被保持部材をハウジングで保持する場合には、単にハウジングをローラによるかしめ加工にて挟持したのでは保持のための挟持力が不足するおそれがある。すなわちハウジングの端部をベアリングの端面に沿うようにかしめ加工する際に、加工圧力を増加してハウジングのかしめ部による挟持力を強めようとしても、この圧力の増加分のほとんどは、ハウジングの端部に形成されるかしめ部では軸方向とは直交する径方向への塑性変形の増加に寄与するものとなっていた。このことにより最終的に挟持力を発生させる役割を果たすべきハウジングの残留軸力を十分に大きくできないという問題が生じていた。
本発明は、かしめ加工用ローラによりワークにかしめ部を形成した場合において、かしめ部による被保持部材を保持するための挟持力を向上させることを目的とするものである。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載のかしめ保持方法は、かしめ加工用ローラのかしめ面によりワークの端部を被保持部材の角部に沿って折り曲げるかしめ加工を行うことによりかしめ部を形成し、このかしめ部の挟持力によりワークの基部に沿って前記被保持部材を保持するかしめ保持方法であって、前記かしめ加工は、かしめ加工前の前記かしめ部相当部分の厚さと前記被保持部材の角部の曲率半径との合計よりも、前記かしめ面の折り曲げ方向の曲率半径が小さいかしめ加工用ローラを用いて行われることを特徴とする。
請求項1に記載のかしめ保持方法は、かしめ加工用ローラのかしめ面によりワークの端部を被保持部材の角部に沿って折り曲げるかしめ加工を行うことによりかしめ部を形成し、このかしめ部の挟持力によりワークの基部に沿って前記被保持部材を保持するかしめ保持方法であって、前記かしめ加工は、かしめ加工前の前記かしめ部相当部分の厚さと前記被保持部材の角部の曲率半径との合計よりも、前記かしめ面の折り曲げ方向の曲率半径が小さいかしめ加工用ローラを用いて行われることを特徴とする。
従来のかしめ加工用ローラにてかしめ加工する場合、かしめ加工用ローラのかしめ面は、かしめ加工前のかしめ部相当部分の厚さと被保持部材の角部の曲率半径との合計に等しい曲率半径に、折り曲げ方向の曲率半径を設定している。
本発明のかしめ加工用ローラのかしめ面では、折り曲げ方向の曲率半径を、かしめ加工前のかしめ部相当部分の厚さと被保持部材の角部の曲率半径との合計よりも小さい曲率半径としている。
このことにより、ワークの端部にかしめ面が当接することで端部を、被保持部材の角部に沿わせるように折り曲げる工程の途中では、かしめ加工の圧力は、従来のごとくかしめ面にて折り曲げ方向の曲率半径を設定した場合よりも、ワークの基部に沿ってワークを変形させる圧力成分が大きくなる。このことによりワークの基部側への塑性流動が増加される。
かしめ加工ではかしめ部を形成する際に、折り曲げられていない部分であるワークの基部側にも、かしめ加工時の圧力により弾性変形と共に塑性変形が生じる。このことで被保持部材との間で弾性変形量の差が生じ、これが残留軸力となり、かしめ部による挟持力を発生させる。
本発明では、上述したごとく、かしめ面での曲率半径を設定したことによってワークの基部において塑性変形量が増加することになる。この塑性変形量増加に対応してワークの基部での弾性変形量が減少することになるので、ワークの基部と被保持部材との間の弾性変形量の差が大きくなり、ワークの基部での残留軸力の増加となる。
このようにしてかしめ加工用ローラによりワークにかしめ部を形成した場合において、かしめ部による被保持部材を保持するための挟持力を向上させることができる。
請求項2に記載のかしめ保持方法では、請求項1に記載のかしめ保持方法において、前記かしめ面の折り曲げ方向の曲率半径が、かしめ加工前の前記かしめ部相当部分の厚さと前記被保持部材の角部の曲率半径との合計の90%以下であることを特徴とする。
請求項2に記載のかしめ保持方法では、請求項1に記載のかしめ保持方法において、前記かしめ面の折り曲げ方向の曲率半径が、かしめ加工前の前記かしめ部相当部分の厚さと前記被保持部材の角部の曲率半径との合計の90%以下であることを特徴とする。
特にかしめ面の折り曲げ方向の曲率半径を、かしめ加工前のかしめ部相当部分の厚さと被保持部材の角部の曲率半径との合計の90%以下としてかしめ加工されることにより、確実にワークの基部での残留軸力を増加させて、このことによりワークのかしめ部による被保持部材を保持するための挟持力を向上させることができる。
請求項3に記載のかしめ保持方法では、請求項2に記載のかしめ保持方法において、前記かしめ面の折り曲げ方向の曲率半径が、かしめ加工前の前記かしめ部相当部分の厚さと前記被保持部材の角部の曲率半径との合計の65%〜85%の範囲であることを特徴とする。
特にかしめ面の折り曲げ方向の曲率半径を、かしめ加工前のかしめ部相当部分の厚さと被保持部材の角部の曲率半径との合計の65%〜85%の範囲に限定することにより、ワークの基部での残留軸力を十分に増加でき、このことによりワークのかしめ部による被保持部材を保持するための挟持力を十分に向上させることができる。
請求項4に記載のかしめ保持方法では、請求項1〜3のいずれか一項に記載のかしめ保持方法において、前記被保持部材はベアリングであり、前記ワークは、このベアリングにより回転可能に配置されている回転部材を内部に収納するハウジング、もしくはこのハウジング内に配置されるベアリングホルダであることを特徴とする。
このようにハウジングもしくはベアリングホルダ内にベアリングを保持するために本発明を適用でき、ベアリングと、ハウジングもしくはベアリングホルダとの間で軸方向での弾性変形量の差を通常よりも拡大できる。このため、通常のかしめ加工に比較してハウジングもしくはベアリングホルダでの残留軸力が大きくなり、ベアリングを保持するための挟持力を向上させたかしめ保持が実現できる。
このようにベアリングを、ハウジングもしくはベアリングホルダ内にボルト等にて取り付ける機構を別に用意することなく、十分な残留軸力にて挟持力を向上させたかしめ保持が可能となるので、ハウジングもしくはベアリングホルダ全体を小型化できる。
請求項5に記載のかしめ保持方法では、請求項4に記載のかしめ保持方法において、前記ベアリング及び前記ハウジングもしくは前記ベアリングホルダは、回転−直動変換アクチュエータにおけるベアリング及びハウジングもしくはベアリングホルダであり、この回転−直動変換アクチュエータは、駆動対象装置に取り付けられる前記ハウジングもしくは前記ベアリングホルダ内に前記ベアリングを介して回転可能に回転部材を配置すると共に、この回転部材の回転によりワークの軸方向に移動する出力シャフトを前記ハウジングから外部に突出させた状態に配置してこの出力シャフトから前記駆動対象装置に駆動力を伝達するものであることを特徴とする。
このような回転−直動変換アクチュエータの製造に対して本発明を適用できる。このことによりハウジングもしくはベアリングホルダでは大きな残留軸力が設定でき、かしめ加工により十分なベアリング保持が実現できる。このため回転−直動変換アクチュエータを小型化でき、更に駆動対象装置全体に対しても小型化に貢献できる。
請求項6に記載のかしめ保持方法では、請求項5に記載のかしめ保持方法において、前記回転部材は遊星差動ネジ型回転−直動変換機構のナットであり、前記出力シャフトはサンシャフトであり、ナットとサンシャフトとの間にはプラネタリシャフトが配置されていることにより、前記ナット内に形成された前記サンシャフト、前記プラネタリシャフト及び前記ナット間の噛み合い機構により回転−直動変換がなされることを特徴とする。
回転−直動変換アクチュエータはこのような遊星差動ネジ型回転−直動変換機構として構成しても良く、請求項5と同様な作用・効果を生じる。
請求項7に記載のかしめ保持方法では、請求項5又は6に記載のかしめ保持方法において、前記駆動対象装置は内燃機関であることを特徴とする。
請求項7に記載のかしめ保持方法では、請求項5又は6に記載のかしめ保持方法において、前記駆動対象装置は内燃機関であることを特徴とする。
このことにより、内燃機関全体として小型化が可能となる。
請求項8に記載のかしめ保持構造では、請求項1〜7のいずれか一項に記載のかしめ保持方法にて前記ワーク内に前記被保持部材を保持したことを特徴とする。
請求項8に記載のかしめ保持構造では、請求項1〜7のいずれか一項に記載のかしめ保持方法にて前記ワーク内に前記被保持部材を保持したことを特徴とする。
このように請求項1〜7のいずれか一項に記載のかしめ保持方法にて被保持部材が保持されたかしめ保持構造は、前述したごとく、向上された挟持力にて被保持部材を確実に保持することができる。
請求項9に記載のかしめ加工機は、かしめ加工用ローラのかしめ面によりワークの端部を被保持部材の角部に沿って折り曲げるかしめ加工を行うことによりかしめ部を形成し、このかしめ部の挟持力によりワークの基部に沿って前記被保持部材を保持するためのかしめ加工機であって、前記かしめ加工用ローラのかしめ面の折り曲げ方向の曲率半径は、かしめ加工前の前記かしめ部相当部分の厚さと前記被保持部材の角部の曲率半径との合計よりも小さいことを特徴とする。
このようなかしめ面を形成したかしめ加工用ローラを備えたかしめ加工機により、前述したごとくのかしめ保持方法の実行が可能となる。このことにより、かしめ加工後のワークにおいて、被保持部材を保持するための挟持力を向上させたものとすることができる。
請求項10に記載のかしめ加工機では、請求項9に記載のかしめ加工機において、前記かしめ面の折り曲げ方向の曲率半径が、かしめ加工前の前記かしめ部相当部分の厚さと前記被保持部材の角部の曲率半径との合計の90%以下であることを特徴とする。
特にかしめ面の折り曲げ方向の曲率半径を、かしめ加工前のかしめ部相当部分の厚さと被保持部材の角部の曲率半径との合計の90%以下としたかしめ加工用ローラを備えることで、確実にワークの基部での残留軸力を増加させるかしめ加工が可能となる。このことにより、かしめ加工後のワークにおいて、被保持部材を保持するための挟持力を向上させたものとすることができる。
請求項11に記載のかしめ加工機では、請求項10に記載のかしめ加工機において、前記かしめ面の折り曲げ方向の曲率半径が、かしめ加工前の前記かしめ部相当部分の厚さと前記被保持部材の角部の曲率半径との合計の65%〜85%の範囲であることを特徴とする。
特にかしめ面の折り曲げ方向の曲率半径を、かしめ加工前のかしめ部相当部分の厚さと被保持部材の角部の曲率半径との合計の65%〜85%の範囲に限定したかしめ加工用ローラを備えることにより、ワークの基部での残留軸力を十分に増加できるかしめ加工が可能となる。このことにより、かしめ加工後のワークにおいて、被保持部材を保持するための挟持力を十分に向上させたものとすることができる。
請求項12に記載のかしめ加工機では、請求項9〜11のいずれか一項に記載のかしめ加工機において、前記ワークは円筒状であり、前記かしめ加工部は前記かしめ加工用ローラを前記ワークの端部に接触させて転動させることにより、前記かしめ部を形成することを特徴とする。
このように円筒状のワークに対してかしめ加工用ローラを転動させることにより、容易にかしめ部を形成することができる。
[実施の形態1]
図1に示した縦断面図は、上述した発明が適用された回転−直動変換アクチュエータ(以下、「アクチュエータ」と称する)2の構成を表している。このアクチュエータ2は、内燃機関を駆動対象装置として、そのシリンダヘッドあるいはカムキャリアの外面に取り付けられる。特にアクチュエータ2はシリンダヘッド上の可変動弁機構を駆動するために、可変動弁機構に備えられたコントロールシャフトを軸方向に駆動するものである。ここではアクチュエータ2は、一点鎖線にて示すごとくカムキャリア4の外周面4aに取り付けられるものである。
図1に示した縦断面図は、上述した発明が適用された回転−直動変換アクチュエータ(以下、「アクチュエータ」と称する)2の構成を表している。このアクチュエータ2は、内燃機関を駆動対象装置として、そのシリンダヘッドあるいはカムキャリアの外面に取り付けられる。特にアクチュエータ2はシリンダヘッド上の可変動弁機構を駆動するために、可変動弁機構に備えられたコントロールシャフトを軸方向に駆動するものである。ここではアクチュエータ2は、一点鎖線にて示すごとくカムキャリア4の外周面4aに取り付けられるものである。
アクチュエータ2のハウジング6内には、前方側(図示F側)にベアリングホルダ8がボルト締結されており、後方側(図示B側)にステータ10がボルト締結されている。ハウジング6の後端側は制御盤12にて閉塞状態とされている。
ベアリングホルダ8の内部には、後端側にベアリング14が取り付けられている。ベアリングホルダ8は、このベアリング14を介して遊星差動ネジ型回転−直動変換機構16の外周を構成しているナット16aを回転可能に支持している。
この遊星差動ネジ型回転−直動変換機構16は、ハウジング6の内部空間に軸方向の全長にわたって配置されている。図2の部分破断斜視図に示すごとく、遊星差動ネジ型回転−直動変換機構16は、回転部材であるナット16a、サンシャフトである出力シャフト16b、及びナット16aと出力シャフト16bとの間に配置されたプラネタリシャフト16cを備えている。ナット16aとプラネタリシャフト16cとはギヤとネジとで噛み合い、同様にプラネタリシャフト16cと出力シャフト16bとの間についてもギヤとネジとで噛み合っている。
ナット16aの後端部には図1に示したごとくロータ18が圧入により取り付けられており、制御盤12からの駆動信号により前述したステータ10を介してロータ18が回転駆動され、このことによりナット16aは軸周りに回転する。このナット16aの回転により、プラネタリシャフト16cは自転しつつ出力シャフト16bの周りを公転する。このプラネタリシャフト16cの自転と公転とにより生じるネジの差動作用により、ベアリングホルダ8の先端との間でスプライン嵌合されて軸周りの回転が阻止されている出力シャフト16bは軸方向(矢線F−B方向)移動を生じる。この出力シャフト16bの軸方向移動に連動して、カムキャリア4内の空間に存在する可変動弁機構のコントロールシャフトが軸方向に移動し、この移動により内燃機関の各気筒において吸気バルブの最大バルブリフト量が連続的に調節される。
遊星差動ネジ型回転−直動変換機構16の全体を支持するベアリング14(被保持部材に相当)は、そのアウターレース14aが、段差によりベアリングホルダ8内部に設置された当接面8aと、後端部のかしめ部8bとにより軸方向に挟持されている。このことにより遊星差動ネジ型回転−直動変換機構16全体がベアリングホルダ8を介してハウジング6内の基準位置に保持されている。
ここでかしめ部8bを形成するためのかしめ加工について説明する。かしめ加工直前の組立状態を図3の断面図に示す。かしめ加工前では、ベアリングホルダ8(円筒状のワークに相当)の後方側(図3では上側)の端部は円筒状に立ち上がった形状の未加工部8xである。したがって後方側は開放されており、この後方側からベアリングホルダ8内部に遊星差動ネジ型回転−直動変換機構16が挿入されている。この遊星差動ネジ型回転−直動変換機構16は、挿入に先立って、ナット16aの外周にベアリング14を嵌合してスナップリング20により固定した状態とされている。この他、シールリング22についても、予め後方側から挿入されて所定の位置に配置されている。尚、シールリング22は、予め遊星差動ネジ型回転−直動変換機構16に嵌合されることで遊星差動ネジ型回転−直動変換機構16の挿入時に同時に配置しても良い。
かしめ加工に際しては、図3に示した構成を、図4のブロック図に示すごとくのかしめ加工機23に配置する。このことで図5,6に示すごとくかしめ加工機23に備えられた2つのかしめ加工用ローラ24がベアリングホルダ8に対してその軸Ax周りに配置される。図5は配置状態を示す平面図、図6は正面側からの配置説明図である。ただし図6ではベアリングホルダ8及びベアリング14は縦断面にて示している。
図示するごとく、2つのかしめ加工用ローラ24がベアリングホルダ8の軸Ax周りで180°の位相間隔で対向するように配置されており、2つのかしめ加工用ローラ24に共通の回転軸Bxはベアリングホルダ8の軸Axに直交する状態とされている。
このかしめ加工用ローラ24をベアリングホルダ8の軸Axに沿って下降させて、ベアリングホルダ8の未加工部8xに、かしめ加工用ローラ24の先端部外周に形成されているかしめ面28を図7に示すごとく接触させる。そして、かしめ加工用ローラ24を、かしめ加工機23に設けられた回転機構23aによりベアリングホルダ8の軸Ax周りに公転させる。この公転状態にて、加工用ローラ24の回転軸体24aに対して、ベアリングホルダ8の軸Axに沿って下方へ、かしめ加工機23に備えられている加圧機構23bからの圧力を加える。
この加圧機構23bには、油圧などの圧力発生装置が設けられていると共に、圧力調節機構が設けられており、この圧力調節機構により、かしめ加工用ローラ24に対して、かしめ加工用に要求される圧力が加えられる。この工程はかしめ加工制御部23cを介して、作業者による手動あるいは自動処理により実行される。
尚、かしめ加工用ローラ24は回転軸体24aを介して軸Bx周りに自転可能に支持されているため、加圧により、公転と同時に自転も生じる。
このように、かしめ加工用ローラ24を未加工部8xに接触させて転動させることにより、かしめ加工用ローラ24は、ベアリングホルダ8の端部である未加工部8xをかしめ加工することができる。このかしめ加工では、図8に示すごとく、未加工部8xはベアリングホルダ8の軸Axに直交する方向に、内側に折り曲げられて、かしめ部8bを形成する。このことでアウターレース14aをかしめ部8bと当接面8aとの間で挟持でき、ベアリング14をベアリングホルダ8内部に保持することができる。
このように、かしめ加工用ローラ24を未加工部8xに接触させて転動させることにより、かしめ加工用ローラ24は、ベアリングホルダ8の端部である未加工部8xをかしめ加工することができる。このかしめ加工では、図8に示すごとく、未加工部8xはベアリングホルダ8の軸Axに直交する方向に、内側に折り曲げられて、かしめ部8bを形成する。このことでアウターレース14aをかしめ部8bと当接面8aとの間で挟持でき、ベアリング14をベアリングホルダ8内部に保持することができる。
図9の(a)に拡大図として示すごとく、かしめ部8bが挟持力を与えるアウターレース14aの端面14bにはアール状の角部14cが形成されている。この角部14cの曲率半径rと、この角部14cにてかしめ部8bを形成する未加工部8x(かしめ加工前のかしめ部相当部分)の厚さtとは、加工用ローラ24のかしめ面28において角部14cに対応する湾曲部分28aの曲率半径Rに対しては、式1に示すごとくの関係にある。
[式1] R < t+r
実際には曲率半径Rは、式2に示す範囲(「t+r」の65%〜85%)に設定されている。
実際には曲率半径Rは、式2に示す範囲(「t+r」の65%〜85%)に設定されている。
[式2] R=(t+r)×0.65〜(t+r)×0.85
このため、かしめ加工時には、加工用ローラ24のかしめ面28の圧力により、図9の(b)に示すごとく湾曲部分28aにて、未加工部8xの先端がガイドされてアウターレース14aの角部14cに沿って折れ曲がり始める。
このため、かしめ加工時には、加工用ローラ24のかしめ面28の圧力により、図9の(b)に示すごとく湾曲部分28aにて、未加工部8xの先端がガイドされてアウターレース14aの角部14cに沿って折れ曲がり始める。
この時、未加工部8xの先端は、図10に実線の矢線にて示すごとく湾曲部分28aにてかしめ面28に垂直な圧力Pxを受ける。この圧力Pxにより、未加工部8xを内側に折り曲げる力成分Finと共に、ベアリングホルダ8の周壁部8cをベアリングホルダ8の軸Axに沿って変形させる力成分Fxが生じる。この軸方向の力成分Fxは、未加工部8xの先端が、かしめ面28の水平領域(図10において湾曲部分28aの右側に隣接する領域)に近づくほど大きくなる。
もし湾曲部分28aが、従来のごとく曲率半径R0(=t+r)であった場合には、本実施の形態での曲率半径Rより大きいため、湾曲部分28aの内で水平領域に近い領域では、破線で示す矢線のごとく前記圧力Pxの方向よりも水平側に傾いた圧力P0となる。この圧力P0は、力成分Finが大きくなり未加工部8xを急速に折り曲げるのには寄与するが、ベアリングホルダ8の周壁部8cをベアリングホルダ8の軸Axに沿って変形させる力成分Fxについては小さくなる。
この軸Axに沿って変形させる力成分Fx、すなわち挟持力方向の力は、未加工部8xからベアリングホルダ8の周壁部8cにかけて、軸Ax方向での弾性変形と塑性変形とを生じさせ、この塑性変形分の変形量により、周壁部8cでの弾性変形量が減少することになる。したがって本実施の形態では、力成分Fxが大きい分、更に周壁部8cでの弾性変形量が減少することになる。
尚、ベアリング14のアウターレース14aについても、かしめ加工時には、未加工部8x(かしめ部8b)を介して、かしめ面28の圧力を端面14bから受けるが、このアウターレース14aについては、硬質材料であり弾性変形のみである。例えば、ベアリングホルダ8とアウターレース14aとは共にスチール製であるが、ベアリングホルダ8よりもアウターレース14aの方が高硬質のスチール製である。例えば、ベアリングホルダ8は一般的なステンレススチールなどを材質とし、アウターレース14aは高炭素クロム鋼などの高硬度のスチールを材質としている。
したがってアウターレース14aでの弾性変形量とベアリングホルダ8の周壁部8cでの弾性変形量との差が生じて、この差により、かしめ加工後にベアリングホルダ8に残留軸力が生じる。この残留軸力により、アウターレース14aが当接面8aに当接した状態にて、かしめ部8bから挟持圧を受け、ベアリング14全体がベアリングホルダ8内に保持されることになる。このようにして、かしめ保持構造が形成されて、遊星差動ネジ型回転−直動変換機構16のナット16aがベアリングホルダ8内にて回転可能に支持されることになる。
しかも本実施の形態では、上述したごとく曲率半径R<R0(=t+r)であり、従来のごとく曲率半径R0(=t+r)とした場合よりもベアリングホルダ8の周壁部8cでの塑性変形量が増加されて、ベアリングホルダ8の周壁部8cでの弾性変形量がその分小さくされている。このことからアウターレース14aでの弾性変形量とベアリングホルダ8の周壁部8cでの弾性変形量との差により生じるベアリングホルダ8の残留軸力が増加されていることになる。
以上説明した本実施の形態1によれば、以下の効果が得られる。
(イ).本実施の形態のかしめ加工用ローラ24のかしめ面28では、その湾曲部分28aの折り曲げ方向での曲率半径Rは、未加工部8xの厚さtとアウターレース14aの角部14cの曲率半径rとの合計よりも小さい曲率半径としている。このことによりワークの端部である未加工部8xにかしめ面28が当接することで未加工部8xを角部14cに沿わせるように折り曲げる工程の途中で、かしめ加工の圧力Pxは、通常よりもワークの基部であるベアリングホルダ8の周壁部8cに沿った方向の圧力成分(力成分Fx)が大きくできる。このことにより周壁部8c側への塑性流動が増加される。
(イ).本実施の形態のかしめ加工用ローラ24のかしめ面28では、その湾曲部分28aの折り曲げ方向での曲率半径Rは、未加工部8xの厚さtとアウターレース14aの角部14cの曲率半径rとの合計よりも小さい曲率半径としている。このことによりワークの端部である未加工部8xにかしめ面28が当接することで未加工部8xを角部14cに沿わせるように折り曲げる工程の途中で、かしめ加工の圧力Pxは、通常よりもワークの基部であるベアリングホルダ8の周壁部8cに沿った方向の圧力成分(力成分Fx)が大きくできる。このことにより周壁部8c側への塑性流動が増加される。
したがって前述したごとく塑性変形量増加に対応して周壁部8cでの弾性変形量が減少してアウターレース14aとの間の弾性変形量の差が大きくなって、周壁部8cでの残留軸力の増加となり、このことによりかしめ部8bによりベアリング14を保持するための挟持力を向上させることができる。
特に曲率半径Rを、未加工部8xの厚さtと角部14cの曲率半径rとの合計の65%〜85%の範囲に限定したことにより、周壁部8cでの残留軸力を十分に増加でき、かしめ部8bによる、ベアリング14を保持するための挟持力を十分に向上させることができる。
そして、このことによりベアリング14を、ベアリングホルダ8内にボルト等にて取り付ける機構を別に用意することなく、十分な挟持力によるかしめ保持が可能となるので、ベアリングホルダ8全体を小型化できる。このためアクチュエータ2を小型化でき、更に駆動対象装置である内燃機関全体に対しても小型化に貢献できる。
[その他の実施の形態]
(a).前記実施の形態において、曲率半径Rは、前記式2に示す範囲(「t+r」の65%〜85%)が、かしめ加工性を維持して挟持力を十分に高める点から特に好適であるが、曲率半径Rは、「t+r」の90%以下としても良く、周壁部8cでの塑性変形量を増加させて、かしめ部8bによる挟持力を高めることに有効である。
(a).前記実施の形態において、曲率半径Rは、前記式2に示す範囲(「t+r」の65%〜85%)が、かしめ加工性を維持して挟持力を十分に高める点から特に好適であるが、曲率半径Rは、「t+r」の90%以下としても良く、周壁部8cでの塑性変形量を増加させて、かしめ部8bによる挟持力を高めることに有効である。
(b).前記実施の形態において、かしめ加工用ローラ24は、回転機構23aによる公転に伴って円筒状のワーク(ここではベアリングホルダ8)との摩擦により自転したが、この自転についても回転機構23aや他の回転機構を利用して、回転駆動力により積極的に回転させても良い。
(c).前記実施の形態では、かしめ加工機23は、2つのかしめ加工用ローラ24を180°の位相間隔で対向させて配置したものであった。これ以外に、1つのかしめ加工用ローラ24にてかしめ加工を実行しても良い。
又、かしめ加工用ローラ24は3つ以上配置しても良く、これらを軸Ax周りに等位相間隔に配置することにより、かしめ加工時に圧力バランスが良好に維持でき、高精度にかしめ部8bを形成でき、残留軸力もベアリングホルダ8の軸Ax周りに、より均一なものにできる。
(d).前記実施の形態において、ベアリング14のアウターレース14aの挟持はベアリングホルダ8にて行っていたが、ベアリングホルダ8を用いずにハウジングにて直接挟持しても良い。すなわち、かしめ加工をハウジングに加えることで、ハウジングにかしめ部を形成して、ハウジングにてベアリングのアウターレースを直接保持する構造としても良い。この際にも、ハウジングの端部をかしめ加工するかしめ加工用ローラのかしめ面を前記式1、前記式2、又は上記(a)に述べたごとくとすることにより、前述したごとくベアリングホルダ8にて保持する場合と同様な効果を生じる。
(e).前記実施の形態では、アクチュエータ2にて駆動される機構としては、内燃機関に設けられて、吸気バルブの最大バルブリフト量を連続的に調節できる可変動弁機構であったが、排気バルブの最大バルブリフト量を連続的に調節できる可変動弁機構でも良い。更に、アクチュエータにて駆動される機構としては可変動弁機構に限らず他の機構でも良い。又、内燃機関での用途に限らない。
(f).前記実施の形態では、回転−直動変換機構として遊星差動ネジ型回転−直動変換機構を採用していたが、送りネジ機構を用いても良い。
2…アクチュエータ、4…カムキャリア、4a…外周面、6…ハウジング、8…ベアリングホルダ、8a…当接面、8b…かしめ部、8c…周壁部、8x…未加工部、10…ステータ、12…制御盤、14…ベアリング、14a…アウターレース、14b…端面、14c…角部、16…遊星差動ネジ型回転−直動変換機構、16a…ナット、16b…出力シャフト、16c…プラネタリシャフト、18…ロータ、20…スナップリング、22…シールリング、23…かしめ加工機、23a…回転機構、23b…加圧機構、23c…かしめ加工制御部、24…かしめ加工用ローラ、24a…回転軸体、28…かしめ面、28a…湾曲部分、Fx,Fin…力成分、Px…圧力、R,r…曲率半径。
Claims (12)
- かしめ加工用ローラのかしめ面によりワークの端部を被保持部材の角部に沿って折り曲げるかしめ加工を行うことによりかしめ部を形成し、このかしめ部の挟持力によりワークの基部に沿って前記被保持部材を保持するかしめ保持方法であって、
前記かしめ加工は、かしめ加工前の前記かしめ部相当部分の厚さと前記被保持部材の角部の曲率半径との合計よりも、前記かしめ面の折り曲げ方向の曲率半径が小さいかしめ加工用ローラを用いて行われることを特徴とするかしめ保持方法。 - 請求項1に記載のかしめ保持方法において、前記かしめ面の折り曲げ方向の曲率半径が、かしめ加工前の前記かしめ部相当部分の厚さと前記被保持部材の角部の曲率半径との合計の90%以下であることを特徴とするかしめ保持方法。
- 請求項2に記載のかしめ保持方法において、前記かしめ面の折り曲げ方向の曲率半径が、かしめ加工前の前記かしめ部相当部分の厚さと前記被保持部材の角部の曲率半径との合計の65%〜85%の範囲であることを特徴とするかしめ保持方法。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載のかしめ保持方法において、前記被保持部材はベアリングであり、前記ワークは、このベアリングにより回転可能に配置されている回転部材を内部に収納するハウジング、もしくはこのハウジング内に配置されるベアリングホルダであることを特徴とするかしめ保持方法。
- 請求項4に記載のかしめ保持方法において、前記ベアリング及び前記ハウジングもしくは前記ベアリングホルダは、回転−直動変換アクチュエータにおけるベアリング及びハウジングもしくはベアリングホルダであり、この回転−直動変換アクチュエータは、駆動対象装置に取り付けられる前記ハウジングもしくは前記ベアリングホルダ内に前記ベアリングを介して回転可能に回転部材を配置すると共に、この回転部材の回転によりワークの軸方向に移動する出力シャフトを前記ハウジングから外部に突出させた状態に配置してこの出力シャフトから前記駆動対象装置に駆動力を伝達するものであることを特徴とするかしめ保持方法。
- 請求項5に記載のかしめ保持方法において、前記回転部材は遊星差動ネジ型回転−直動変換機構のナットであり、前記出力シャフトはサンシャフトであり、ナットとサンシャフトとの間にはプラネタリシャフトが配置されていることにより、前記ナット内に形成された前記サンシャフト、前記プラネタリシャフト及び前記ナット間の噛み合い機構により回転−直動変換がなされることを特徴とするかしめ保持方法。
- 請求項5又は6に記載のかしめ保持方法において、前記駆動対象装置は内燃機関であることを特徴とするかしめ保持方法。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載のかしめ保持方法にて前記ワーク内に前記被保持部材を保持したことを特徴とするかしめ保持構造。
- かしめ加工用ローラのかしめ面によりワークの端部を被保持部材の角部に沿って折り曲げるかしめ加工を行うことによりかしめ部を形成し、このかしめ部の挟持力によりワークの基部に沿って前記被保持部材を保持するためのかしめ加工機であって、
前記かしめ加工用ローラのかしめ面の折り曲げ方向の曲率半径は、かしめ加工前の前記かしめ部相当部分の厚さと前記被保持部材の角部の曲率半径との合計よりも小さいことを特徴とするかしめ加工機。 - 請求項9に記載のかしめ加工機において、前記かしめ面の折り曲げ方向の曲率半径が、かしめ加工前の前記かしめ部相当部分の厚さと前記被保持部材の角部の曲率半径との合計の90%以下であることを特徴とするかしめ加工機。
- 請求項10に記載のかしめ加工機において、前記かしめ面の折り曲げ方向の曲率半径が、かしめ加工前の前記かしめ部相当部分の厚さと前記被保持部材の角部の曲率半径との合計の65%〜85%の範囲であることを特徴とするかしめ加工機。
- 請求項9〜11のいずれか一項に記載のかしめ加工機において、前記ワークは円筒状であり、前記かしめ加工部は前記かしめ加工用ローラを前記ワークの端部に接触させて転動させることにより、前記かしめ部を形成することを特徴とするかしめ加工機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008248367A JP2010075980A (ja) | 2008-09-26 | 2008-09-26 | かしめ保持方法、かしめ保持構造及びかしめ加工機 |
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JP2008248367A JP2010075980A (ja) | 2008-09-26 | 2008-09-26 | かしめ保持方法、かしめ保持構造及びかしめ加工機 |
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ID=42207030
Family Applications (1)
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JP2008248367A Pending JP2010075980A (ja) | 2008-09-26 | 2008-09-26 | かしめ保持方法、かしめ保持構造及びかしめ加工機 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015209865A (ja) * | 2014-04-24 | 2015-11-24 | 三菱重工オートモーティブサーマルシステムズ株式会社 | ベアリング固定工具、ベアリング固定方法、およびベアリング固定方法を用いて製造された車載用冷媒コンプレッサ |
CN110947814A (zh) * | 2019-12-09 | 2020-04-03 | 中航沈飞民用飞机有限责任公司 | 一种滚轮式轴承旋压收口器及其使用方法 |
-
2008
- 2008-09-26 JP JP2008248367A patent/JP2010075980A/ja active Pending
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