JP2010075594A - 洗面化粧台 - Google Patents

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Hidetoshi Motoyama
英俊 本山
Yuzo Ikeda
勇蔵 池田
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Abstract

【課題】 本発明の目的は、カウンターのバックガード面に蛇口引き出し水栓を有する洗面化粧台で、施工後に不具合を生じた際に洗面化粧台を壁から外すことなく、洗面化粧台下方の収納部から水受けのメンテを可能にする洗面化粧台を提供することにある。
【解決手段】
収納部を扉で覆うキャビネットと、前記キャビネット上部に載置され、バックガードを有するカウンターと、前記バックガードに取付けられ、引き出しを可能とするホース付きの水栓と、を備える洗面化粧台であって、前記洗面化粧台の後方には、前記ホースに付着し収納された際に滴下する水を貯留するトレイと、前記ホースをガイドするホースカバーと、からなる水受けを有し、前記水受けが、前記ホースカバーの下部に位置する差込部を前記トレイの上部に位置する受け部に差込まれてなることを特徴とする洗面化粧台を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シャワーホースに付着した水滴の水受けを備える洗面化粧台に関し、特に、施工後に不具合を生じた際に洗面化粧台を壁から外すことなく、洗面化粧台下方の収納部から水受けのメンテを可能にする洗面化粧台に関する。
従来、洗面化粧台本体に引き出し可能に取り付けられたシャワーヘッドのシャワーホースに付着する水滴の排水対策として、洗面ボウルの主排水口と洗面ボウル内の水位が所定以上の水位になると水を流出させて水位を制限するオーバーフロー口とを連通する連通室を洗面ボウルの背面側に一体的に形成し、この連通室内にシャワーホースを収納できるようにしたものがあった。
しかし、従来の洗面化粧台では、連通室内にシャワーホースが収納されている状態でオーバーフロー口から排水されると、この排水によってシャワーホースが濡れたままの状態になってしまうという問題がある。また、連通室の一部にはシャワーヘッドの出し入れに伴ってシャワーホースが通過できる孔が形成されおり、連通室内のオーバーフローの排水性能を維持するための通気孔としての役割を果たしているが、シャワーホースが連通室に収納された状態では、この通気孔がシャワーヘッドによって塞がれてしまうためオーバーフローの排水性能を維持することが難しいという問題がある。
このため、ホースを収納するホース収納部と、このホース収納部の下部に形成されこのホース収納部内で受けた水を排水する水受け排水部とを備えたホース収納水受け排水手段と、洗面ボウルの排水口に接続され、この排水口から洗面化粧台本体の外部へ排水する洗面ボウル排水路と、水受け排水部からの排水を上記洗面ボウル排水路に導くホース排水路と、を有する洗面化粧台が提案されている。(特許文献1)
特開2007−117476号公報
上記特許文献1に記載されている洗面化粧台では、水栓の吐水部から吐水を行った後、ホース部がホース収納水受け部に収納されると、ホース部の表面に付着している水は、ホース収納水受け部内で受けられて、水受け排水部からホース排水路および洗面ボウル排水路を経由して洗面化粧台の外部へ排水されるため、大変使い勝手のよい洗面化粧台となっている。しかしながら、ホース収納水受け部の排水口をゴミや虫等が塞いでしまうとホース収納部をメンテする必要が生じ、壁に固定された洗面化粧台を壁から外してからメンテしなければならないという解決すべき課題がまだある。
そこで、本発明の目的は、カウンターのバックガード面に蛇口引き出し水栓を有する洗面化粧台で、施工後に不具合を生じた際に洗面化粧台を壁から外すことなく、洗面化粧台下方の収納部から水受けのメンテを可能にする洗面化粧台を提供することにある。
本発明の一態様によれば、収納部を扉で覆うキャビネットと、前記キャビネット上部に載置され、バックガードを有するカウンターと、前記バックガードに取付けられ、引き出しを可能とするホース付きの水栓と、を備える洗面化粧台であって、前記洗面化粧台の後方には、前記ホースに付着し収納された際に滴下する水を貯留するトレイと、前記ホースをガイドするホースカバーと、からなる水受けを有し、前記水受けが、前記ホースカバーの下部に位置する差込部を前記トレイの上部に位置する受け部に差込まれてなることを特徴とする洗面化粧台を提供する。
本発明の一態様によれば、洗面化粧台下部の収納部の扉を開け、この収納部から水受けのメンテを可能にする洗面化粧台を提供することが可能となる。
図1から図5を用いて、本発明の実施の形態を説明をする。
図1は、洗面化粧台1を裏側から見た図であり、洗面化粧台は収納部有するキャビネット部6と、このキャビネット部6に載置される洗面ボール部2とからなる。洗面ボールの奥側にバックガード4がある。バックガード4は起立状の壁面で通し孔9を介して水栓5が取付けられている。バックガード4は水栓5から吐水された湯水が跳ねて付着した湯水を滴下する。また、バックガード4には、湯水の温度や水量を調節するハンドル(図示せず)が取付けられている。このハンドルは洗面ボールの奥側の平面部に取付けてもよい。また、洗面ボールとバックガードは樹脂で一体に成型された物でもよく、また別体でもよい。
バックガード4は上部に裏面側に屈曲した上辺を有している。また、バックガード4の中央の上部に取付けられる水栓5は、バックガードに固定される水栓本体とホースが取付けられ引き出し可能な蛇口とからなる。水栓5は水栓本体のネジ部がバックガード4の通し孔9に差し込まれ、バックガード4とホースカバー8を挟んで、ナット(図示せず)で固定される。
図2に示すように、ホースカバー8は断面コ字状をしてキャビネットの上面から、バックガードの上辺の裏面付近に達する長さを有している。ホースカバー8は樹脂性で、コ字状の開口は横方向を向き、向かい合う前面8b、後面8cが、洗面化粧台を家の壁に取付けられた際に、それぞれバックガードの裏面、家の壁に当接するようになっている。
ホースカバー8の前面8b上部には、バックガード4の通し孔9に嵌合しホースカバー8を固定できる固定金具8dが取付けられている。この取付金具8dをバックガード4の通し孔9に嵌合させ、水栓本体のネジを通しナットで固定される。
ホースカバー8の下部には、ホースカバーの外周より一回り小さくした差込部8aが形成されている。この差込部8aはトレイ7の上部に形成された受け部7aに嵌合状に差し込まれる。
トレイ7は袋状をしており、上述したようにホースカバーの差込部8aを受ける受け部7aが形成されている。受け部7aには、ホースカバー8が内倒れしないよう、ホースカバーの差込部8aの前面側端部および後面側端部をガイドするガイド部7bを有している。こうすることで、ホースカバーとトレイとは、容易に勘合または取外しでき、嵌合した際には水漏れのない連結構造となる。
また、トレイ7の下端には溜まった水を排水可能にする排出口7dを有し、排水ホース(図示せず)が接続される。
また、トレイ7の裏面に複数の下方に段状となった係止凸部7eを有している。また、トレイ7の下部には切り欠7cが形成されている。トレイの係止凸部7eは、収納部の背面側にある横桟の上面に係止され、螺子で切り欠7cを介して横桟に固定される。ここで、切り欠7cは1箇所でもよいが、トレイ7に少なくとも2箇所以上にするとよい。また切り欠に代えて貫通穴としてもよい。水受けは上述したトレイ7にホースカバー8が差し込まれることで完成する。
水受けにメンテが必要となった場合には、収納部の扉を開き、収納部の手前から手を入れてドライバーで横桟10に固定されたネジを緩める。次いで、トレイ7を上方に持ち上げ、係止凸部7eが横桟10から外れる位置まで手前に移動させ、下方に下げると、しだいにホースカバー8の差込部8aが、トレイの受け部7aから抜けて、トレイ7が外せる。
メンテが終わると、収納部手前からトレイ7を入れて、ホースカバー8の差込部8aを、トレイ7の受け部7aに位置させ上方に持ち上げる。次いで、トレイ7の係止凸部7eを横桟に載置し、切り欠7cをネジにて横桟10に固定すれば、取り付けが終了する。
ホースカバーの差込部8aがトレイ7の受け部7aに嵌合しているため、ホースに付着した水が漏れることがない。また、水受けのメンテを洗面化粧台を壁から外すことなく、収納部から容易に行うことができる。
本発明の一態様である洗面化粧台を示す図である。 本発明の一態様である洗面化粧台を示す図である。 本発明の一態様である水受けの図である。 本発明の一態様である水受けの図である。 本発明の一態様である水受けを示す図である。
符号の説明
1 洗面化粧台
2 洗面ボール部
3 ボール
4 バックガード
5 水栓
6 キャビネット部
7 トレイ
8 ホースガイド
9 通し孔
10 横桟

Claims (3)

  1. 収納部を扉で覆うキャビネットと、
    前記キャビネット上部に載置され、バックガードを有するカウンターと、
    前記バックガードに取付けられ、引き出しを可能とするホース付きの水栓と、を備える洗面化粧台であって、
    前記洗面化粧台の後方には、前記ホースに付着し収納された際に滴下する水を貯留するトレイと、前記ホースをガイドするホースカバーと、からなる水受けを有し、
    前記水受けが、前記ホースカバーの下部に位置する差込部を前記トレイの上部に位置する受け部に差込まれてなることを特徴とする洗面化粧台。
  2. 前記ホースカバーが横断面視コ字状をして、前後方向の面と一側面をカバーすることを特徴とする請求項1に記載の洗面化粧台。
  3. 前記トレイが、前記キャビネットの収納部裏面の横桟に固定されることを特徴とする請求項1または2に記載の洗面化粧台。
JP2008249900A 2008-09-29 2008-09-29 洗面化粧台 Pending JP2010075594A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014190012A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Toto Ltd 水槽付き家具
JP2016077594A (ja) * 2014-10-17 2016-05-16 株式会社Lixil 汚物流しユニット
JP2019063053A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 Toto株式会社 立壁付き洗面台

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