JP2010075091A - 細胞培養システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の細胞培養システムは、第1の細胞培養担体が収容された第1の培養容器、前記第1の培養容器内に第1の培養液を供給する第1の培養液供給系及び前記第1の培養液供給系における前記第1の培養液の流動方向を制御する第1の制御手段を備える第1の細胞培養手段と、第2の細胞培養担体が収容された第2の培養容器、前記第2の培養容器内に第2の培養液を供給する第2の培養系供給系及び前記第2の培養系供給系における前記第2の培養液の流動方向を制御する第2の制御手段を備える第2の細胞培養手段と、前記第1の培養容器内で培養された細胞を前記第1の培養液ごと前記第2の培養容器に供給する供給手段とを備える。
【選択図】図1
Description
第1の細胞培養担体が収容された第1の培養容器、前記第1の培養容器内に第1の培養液を供給する第1の培養液供給系及び前記第1の培養液供給系における前記第1の培養液の流動方向を制御する第1の制御手段を備える第1の細胞培養手段と、
第2の細胞培養担体が収容された第2の培養容器、前記第2の培養容器内に第2の培養液を供給する第2の培養系供給系及び前記第2の培養系供給系における前記第2の培養液の流動方向を制御する第2の制御手段を備える第2の細胞培養手段と、
前記第1の培養容器内で培養された細胞を前記第1の培養液ごと前記第2の培養容器に供給する供給手段と、
を備えることを特徴としている。
前記第2の培養液供給系及び前記第2の制御手段を用いて前記第2の細胞培養担体で培養された前記細胞に付与される圧力を制御することによって、前記細胞を前記第2の細胞培養担体から剥離するようにしてもよい。
本実施形態1に係る本発明の細胞培養システム1000の概略構成を図1に示す。図1に示すように、本実施形態の本発明に係る細胞培養システム1000は、第1の細胞培養手段1310、供給手段1350、第2の細胞培養手段1410、回収手段1100及び集中制御手段1200を有している。
まず、第1の細胞培養手段1310の第1の培養容器1340の第1の細胞培養担体S1の第1の凹部S11に培養する細胞を供給する。次に、図2の時刻t0において、第1の制御手段1320によって第1の培養液供給系1330の培養液の流れを「ダウン」にし、培養容器1340内に培養液が完全に満たされるまで供給する。第1の培養液供給系1330に培養液が完全に満たされた状態で、培養液の流れをダウンに維持する。この培養液の供給を継続させることで、培養液を第1の培養液供給系1330と第1の培養容器1340との間で循環させる。このように、培養液の供給する方向をダウンに継続させることで、培養液を第1の培養液供給系1330と第1の培養容器1340との間に循環させつつ、細胞培養担体S1の第1の凹部S11方向に液圧P1を供給する。そのため、骨細胞等の圧力に強い細胞も培養することができる。この状態を時刻t0〜t1の間維持し、細胞を培養する。
次に、第1の細胞培養手段1310の第1の凹部S11の細胞を剥離する。図2の時刻t1において、第1の制御手段1320によって第1の培養液供給系1330の培養液の流れを「アップ(Up)」状態とすることで、細胞培養担体S1の第1の凹部S11の細胞を剥離する。このように、培養液の供給する方向をアップとすることで、細胞培養担体S1の第2面Sbに液圧P2が供給される。この液圧により、細胞培養担体S1の第1の凹部S11で培養された細胞は、細胞培養担体S1の第1の凹部S11から剥離され、第1の細胞培養容器1340内の培養液内に浮遊する。この状態を図2の時刻t1〜t2の間維持する。
次に、剥離した細胞を供給手段1350によって第2の細胞培養手段1420に供給するステップについて説明する。時刻t2において、第1の制御手段1320によって第1の培養液供給系1330の培養系の流れを「アップ」とし、供給手段1350を「active」にする(即ち、第3の制御手段1353によって回収部1351を「active」にする)ことによって、第1の細胞培養手段1310で培養した細胞を培養液ごと第2の細胞培養手段1410の第2の凹部S21に供給することができる。このとき、第2の細胞培養手段1410の第2の培養液供給系1430を第2の制御手段1420によって制御することにより、第2の培養容器1440内の培養液の循環方向をダウンに制御する。この状態を時刻t2〜t3の間維持する。
次に、図2の時刻t3において、第2の制御手段1420によって第2の培養液供給系1430の培養液の流れを「ダウン」にし、第2の培養容器1440内に培養液が完全に満たされるまで供給する。第2の培養液供給系1430に培養液が完全に満たされた状態で、培養液の流れをダウンに維持する。この培養液の供給を継続させることで、培養液を第2の培養液供給系1430と第2の培養容器1440との間で循環させる。このように、培養液の供給する方向をダウンに継続させることで、培養液を第2の培養液供給系1430と第2の培養容器1440との間に循環させつつ、細胞培養担体S2の第2の凹部S21方向に液圧P3を供給する。そのため、骨細胞等の圧力に強い細胞も培養することができる。この状態を時刻t3〜t4の間維持し、細胞を培養する。本実施形態1に係る本発明の細胞培養システム1000においては、第1の細胞培養手段1310の第1の凹部S11の面積よりも第2の細胞培養システム1410の第2の凹部S21の面積の方が大きいため、第2の凹部S21においては、第1の凹部S11で培養された細胞がより大きな細胞に培養される。
次に、第2の細胞培養手段1410の第2の凹部S21の細胞を剥離する。図2の時刻t4において、第2の制御手段1420によって第2の培養液供給系1430の培養液の流れを「アップ(Up)」状態とすることで、細胞培養担体S2の第2の凹部S21の細胞を剥離する。このように、培養液の供給する方向をアップとすることで、細胞培養担体S2の第2面Sbに液圧P4が供給される。この液圧により、細胞培養担体S2の第2の凹部S21で培養された細胞は、細胞培養担体S2の第2の凹部S21から剥離され、第2の細胞培養容器1440内の培養液内に浮遊する。この状態を図2の時刻t4〜t5の間維持する。
次に、剥離した細胞を回収手段1100によって回収するステップについて説明する。時刻t5において、第2の制御手段1420によって第2の培養液供給系1430の培養系の流れを「アップ」とし、回収手段1100を「active」にすることによって、第2の細胞培養手段1410で培養した細胞を培養液ごと回収手段1100に回収することができる。
本実施形態2においては、実施形態1の細胞培養手段をn個(nは2以上の自然数)接続した本発明の細胞培養システム2000について説明する。本実施形態の細胞培養システム2000において、実施形態1の第1の細胞培養手段1310及び第2の細胞培養手段1410を有する細胞培養システム1000と同様の構成については説明を省略する場合がある。
凹部S11の面積<凹部S21の面積<凹部S31の面積
<・・・<凹部S(n-1)1の面積<凹部Sn1の面積 ・・・(1)
実施形態1と同様のプロセスを経て、第2の細胞培養手段1410の培養容器1440の第2の凹部S21に培養された細胞が剥離される。次に、剥離した細胞を供給手段1450によって第3の細胞培養手段1530に供給・移動する。そして、第3の細胞培養手段1530への細胞の供給後、第3の細胞培養手段1530における細胞培養プロセスを行う。
次に、第nの細胞培養手段nにおいて剥離した細胞を回収手段2320によって細胞を回収するステップについて説明する。時刻tn-1において、第12の制御手段1420によって第2の培養液供給系1430の培養系の流れを「アップ」とし、回収手段1100を「active」にすることによって、第nの細胞培養手段nで培養した細胞を培養液ごと回収手段1100に回収することができる。
(実施例1)
本実施1に係る本発明の細胞培養システム100を図5に示す。図5に示すように、本実施例1の本発明に係る細胞培養システム100は、第1の細胞培養モジュール1及び第2の細胞培養モジュール2を有している。第1の細胞培養モジュール1及び第2の細胞培養モジュール2は、それぞれ、細胞回収部60で連結されている。本実施例1においては、細胞回収部60は、細胞供給管50並びに2つの供給制御部51及び61を有している。本実施例1に係る本発明の細胞培養システム100における細胞培養モジュール1及び細胞培養モジュール2、細胞回収部60及び細胞回収部70は、それぞれ、上述の実施形態1に係る本発明の細胞培養システム1000における第1の細胞培養手段1310、第2の細胞培養手段1410、供給手段1350及び回収手段1100に相当する。
図6を参照する。まず、第1の細胞培養モジュール1の内部空間14の第1の凹部S11に培養する細胞を供給する。次に、図11の時刻t0において、可変部20の空気圧制御部22を「開(Open)」状態とし、第1の細胞培養モジュール1の循環量制御部118a、118bを「開(Open)」状態とし、供給制御部51を「閉(Close)」状態とし、ポンプ41を「ダウン(Down)」状態とし、予め培養液が収容されている培養液収容部31からポンプ41を用いて、密閉系部材10の内部空間14内に培養液を完全に満たされるまで供給する。図6においては、培養液の流れる方向を矢印で示している。図6に示すように内部空間14内に培養液が完全に満たされた状態で、培養液の流れをダウン(矢印方向)に維持する。この培養液の供給を継続させることで、培養液を密閉系部材10の内部空間14と循環部30との間を循環させる。このように、培養液の供給する方向をダウンに継続させることで、培養液を密閉系部材10と循環部30との間に循環させつつ、細胞培養担体S1の第1の凹部S11方向に液圧P1が供給される。そのため、骨細胞等の圧力に強い細胞も培養することができる。この状態を時刻t0〜t1の間維持し、細胞を培養する。
図7を参照する。次に、第1の細胞培養モジュール1の内部空間14の第1の凹部S11の細胞を剥離する。図11の時刻t1において、可変部20の空気圧制御部22を「閉(Close)」状態とし、第1の細胞培養モジュール1の循環量制御部118a、118bを「開(Open)」状態とし、供給制御部51を「閉(Close)」状態とし、ポンプ41を「アップ(Up)」状態とすることで、細胞培養担体S1の第1の凹部S11の細胞を剥離する。このように、培養液の供給する方向をアップとすることで、細胞培養担体S1の第2面Sbに液圧P2が供給される。この液圧により、細胞培養担体S1の第1の凹部S11で培養された細胞は、細胞培養担体S1の第1の凹部S11から剥離され、内部空間14内の培養液内に浮遊する。この状態を図11の時刻t1〜t2の間維持する。
図8を参照する。次に、剥離した細胞を細胞回収部60によって第2の細胞培養モジュール2に供給するステップについて説明する。時刻t2において、可変部20の空気圧制御部22を「閉(Close)」状態とし、第1の細胞培養モジュール1の循環量制御部118a、118bを「開(Open)」状態とし、供給制御部51を「開(Open)」状態とし、供給制御部61を「開(Open)」状態とし、ポンプ41を「アップ(Up)」状態とすることで、第1の細胞培養モジュール1で培養した細胞を培養液ごと第2の細胞培養モジュール2の第2の凹部S21に供給することができる。このとき、第2の細胞培養モジュール2内の培養液の循環方向をダウン(図中矢印方向)に制御する。この状態を時刻t2〜t3の間維持する。
図9を参照する。次に、細胞培養担体S2の第2の凹部S21の細胞を培養させる動作について説明する。図11に示すように、時刻t3において、可変部120の空気圧制御部222を「開(Open)」状態とし、第2の細胞培養モジュール2の循環量制御部1118a、1118bを「開(Open)」状態とし、排出量制御部79を「閉(Close)」状態とし、供給制御部61を「閉(Close)」状態とし、ポンプ141を「ダウン(Down)」状態とし、予め培養液が収容されている培養液収容部131からポンプ141を用いて、密閉系部材110の内部空間114内に培養液を完全に満たされるまで供給する。内部空間114内に培養液が完全に満たされた状態で、図9に示すように培養液を供給する方向をダウン(矢印方向)に維持する。この培養液の供給を継続させることで、培養液を密閉系部材110の内部空間114と循環部130との間を循環させる。このように、培養液の供給する方向をダウンに継続させることで、培養液が密閉系部材110と循環部130との間を循環させつつ、細胞培養担体S2の第2の凹部S21方向に液圧P3が供給される。そのため、骨細胞等の圧力に強い細胞も培養することができる。この状態を時刻t3〜t4の間維持し、細胞を培養する。本実施例1に係る本発明の細胞培養システム100においては、第1の細胞培養モジュール1の第1の凹部S11の面積よりも第2の細胞培養モジュール2の第2の凹部S21の面積の方が大きいため、第2の細胞モジュール2の第2の凹部S21においては、第1の凹部S11で培養された細胞がより大きな細胞に培養される。
図10を参照する。次に、第2の細胞培養モジュール2の内部空間114の第2の凹部S21の細胞を剥離する。図11の時刻t4において、可変部120の空気圧制御部222を「閉(Close)」状態とし、第2の細胞培養モジュール2の循環量制御部1118a、1118bを「開(Open)」状態とし、供給制御部61を「閉(Close)」状態とし、ポンプ141を「アップ(Up)」状態とすることで、細胞培養担体S2の第2の凹部S21の細胞を剥離する。このように、培養液の供給する方向をアップとすることで、細胞培養担体S2の第2面Sbに液圧P4が供給される。この液圧により、細胞培養担体S2の第2の凹部S21で培養された細胞は、細胞培養担体S2の第2の凹部S21から剥離され、内部空間114内の培養液内に浮遊する。この状態を図11の時刻t4〜t5の間維持する。
次に、剥離した細胞を細胞回収部70の細胞収容部78に収容するステップについて説明する。図11の時刻t5において、可変部120の空気圧制御部222を「閉(Close)」状態とし、第2の細胞培養モジュール2の循環量制御部1118a、1118bを「開(Open)」状態とし、排出量制御部79を「開(Open)」状態とし、ポンプ141を「アップ(Up)」状態とすることで、剥離した細胞を細胞回収部70の細胞収容部78に収容することができる。この状態を図11の時刻t5〜t6の間維持する。
本実施例2においては、実施例1の細胞培養モジュール1をn個(nは2以上の自然数)接続した本発明の細胞培養システム200について説明する。本実施例2の細胞培養システム200は、上述の実施形態2に対応する実施例である。
凹部S11の面積<凹部S21の面積<凹部S31の面積
<・・・<凹部S(n-1)1の面積<凹部Sn1の面積 ・・・(1)
実施例1と同様のプロセスを経て、第2の細胞培養モジュール2の内部空間114の第2の凹部S21に培養された細胞が剥離される。次に、剥離した細胞を細胞回収部64によって第3の細胞培養モジュール3(図示せず)に供給するステップについて説明する。可変部220の空気圧制御部222を「閉(Close)」状態とし、第2の細胞培養モジュール2の循環量制御部1118a、1118bを「開(Open)」状態とし、供給制御部151を「開(Open)」状態とし、供給制御部161を「開(Open)」状態とし、ポンプ141を「アップ(Up)」状態とすることで、第2の細胞培養モジュール2で培養した細胞を培養液ごと第3の細胞培養モジュール3の第3の凹部S31に供給することができる。このとき、第3の細胞培養モジュール3内の培養液の循環方向をダウンに制御する。
次に、細胞培養担体S3の第3の凹部S31の細胞を培養させる動作について説明する。図示しないが、可変部320の空気圧制御部322を「開(Open)」状態とし、第3の細胞培養モジュール3の循環量制御部3118a、3118bを「開(Open)」状態とし、供給制御部361を「閉(Close)」状態とし、ポンプ341を「ダウン(Down)」状態とし、予め培養液が収容されている培養液収容部331からポンプ341を用いて、密閉系部材310の内部空間314内に培養液を完全に満たされるまで供給する。内部空間314内に培養液が完全に満たされた状態で、培養液を供給する方向をダウンに維持する。この培養液の供給を継続させることで、培養液を密閉系部材310の内部空間314と循環部330との間を循環させる。このように、培養液の供給する方向をダウンに継続させることで、培養液が密閉系部材310と循環部330との間を循環させつつ、細胞培養担体S3の第3の凹部S31方向に液圧が供給される。そのため、骨細胞等の圧力に強い細胞も培養することができる。この状態を維持し細胞を培養する。本実施例2に係る本発明の細胞培養システム200においては、第1の細胞培養モジュール1の第1の凹部S11の面積よりも第2の細胞培養モジュール2の第2の凹部S21の面積の方が大きく、第2の細胞培養モジュール2の第2の凹部S21の面積よりも第3の細胞培養モジュール3の第3の凹部S31の面積の方が大きいため、第3の細胞モジュール3の第3の凹部S31においては、第2の凹部S21で培養された細胞がより大きな細胞に培養される。
次に、第3の細胞培養モジュール3の内部空間314の第3の凹部S31の細胞を剥離する。図示しないが、可変部320の空気圧制御部322を「閉(Close)」状態とし、第3の細胞培養モジュール3の循環量制御部3118a、3118bを「開(Open)」状態とし、供給制御部361を「閉(Close)」状態とし、ポンプ341を「アップ(Up)」状態とすることで、細胞培養担体S3の第3の凹部S31の細胞を剥離する。このように、培養液の供給する方向をアップとすることで、細胞培養担体S3の第2面Sbに液圧が供給される。この液圧により、細胞培養担体S3の第3の凹部S31で培養された細胞は、細胞培養担体S3の第3の凹部S31から剥離され、内部空間314内の培養液内に浮遊する。この状態を維持する。
次に、第(n−1)の細胞培養モジュール(n−1)の内部空間において剥離した細胞を細胞回収部65によって第nの細胞培養モジュールnに供給するステップについて説明する。可変部22(n−1)の空気圧制御部22(n−1)を「閉(Close)」状態とし、第nの細胞培養モジュールnの循環量制御部118an、118bnを「開(Open)」状態とし、供給制御部51nを「開(Open)」状態とし、供給制御部61nを「開(Open)」状態とし、ポンプ41nを「アップ(Up)」状態とすることで、第(n−1)の細胞培養モジュール(n−1)で培養した細胞を培養液ごと第nの細胞培養モジュールnの第nの凹部Sn1に供給することができる。このとき、第nの細胞培養モジュールn内の培養液の循環方向をダウンに制御する。
次に、細胞培養担体Snの第nの凹部Sn1の細胞を培養させる動作について説明する。図13に示すように、時刻tnにおいて、可変部20nの空気圧制御部22nを「開(Open)」状態とし、第nの細胞培養モジュールnの循環量制御部118an、118bnを「開(Open)」状態とし、排出量制御部79nを「閉(Close)」状態とし、供給制御部60nを「閉(Close)」状態とし、ポンプ41nを「ダウン(Down)」状態とし、予め培養液が収容されている培養液収容部31nからポンプ41nを用いて、密閉系部材10nの内部空間14n内に培養液を完全に満たされるまで供給する。内部空間14n内に培養液が完全に満たされた状態で、培養液を供給する方向をダウンに維持する。この培養液の供給を継続させることで、培養液を密閉系部材10nの内部空間14nと循環部30nとの間を循環させる。このように、培養液の供給する方向をダウンに継続させることで、培養液が密閉系部材10nと循環部30nとの間を循環させつつ、細胞培養担体Snの第nの凹部Sn方向に液圧が供給される。そのため、骨細胞等の圧力に強い細胞も培養することができる。この状態を時刻tn−1〜tnの間維持し、細胞を培養する。
次に、第nの細胞培養モジュールnの内部空間14nの第2の凹部Sn1の細胞を剥離する。図13の時刻tnにおいて、可変部20nの空気圧制御部22nを「閉(Close)」状態とし、第nの細胞培養モジュールnの循環量制御部118an、118bnを「開(Open)」状態とし、供給制御部61nを「閉(Close)」状態とし、ポンプ41nを「アップ(Up)」状態とすることで、細胞培養担体Snの第nの凹部Sn1の細胞を剥離する。このように、培養液の供給する方向をアップとすることで、細胞培養担体Snの第2面Sbに液圧が供給される。この液圧により、細胞培養担体Snの第nの凹部Sn1で培養された細胞は、細胞培養担体Snの第nの凹部Sn1から剥離され、内部空間14n内の培養液内に浮遊する。この状態を図13の時刻t(n−1)〜tnの間維持する。
次に、剥離した細胞を細胞回収部70nによって細胞を回収するステップについて説明する。可変部20nの空気圧制御部22nを「閉(Close)」状態とし、第nの細胞培養モジュールnの循環量制御部118an、118bnを「開(Open)」状態とし、排出量制御部79nを「開(Open)」状態とし、供給制御部60nを「閉(Close)」状態とし、ポンプ41nを「アップ(Up)」状態とすることで、第nの細胞培養モジュールnで培養した細胞を培養液ごと細胞収容部78に回収される。
10、110 密閉系部材
20、120 可変部
30、130 循環部
40、140 培養液循環系
50、150 細胞供給管
60、160 細胞回収部
1000 細胞培養システム
2000 細胞培養システム
Claims (7)
- 第1の細胞培養担体が収容された第1の培養容器、前記第1の培養容器内に第1の培養液を供給する第1の培養液供給系及び前記第1の培養液供給系における前記第1の培養液の流動方向を制御する第1の制御手段を備える第1の細胞培養手段と、
第2の細胞培養担体が収容された第2の培養容器、前記第2の培養容器内に第2の培養液を供給する第2の培養系供給系及び前記第2の培養系供給系における前記第2の培養液の流動方向を制御する第2の制御手段を備える第2の細胞培養手段と、
前記第1の培養容器内で培養された細胞を前記第1の培養液ごと前記第2の培養容器に供給する供給手段と、
を備えることを特徴とする細胞培養システム。 - 前記供給手段は、前記第1の細胞培養手段の制御データに基づいて、前記供給手段の開閉動作を制御する第3の制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の細胞培養システム。
- 前記第1の培養液供給系及び前記第1の制御手段を用いて前記第1の細胞培養担体で培養された前記細胞に付与される圧力を制御することによって、前記細胞を前記第1の細胞培養担体から剥離し、
前記第2の培養液供給系及び前記第2の制御手段を用いて前記第2の細胞培養担体で培養された前記細胞に付与される圧力を制御することによって、前記細胞を前記第2の細胞培養担体から剥離することを特徴とする請求項1又は2に記載の細胞培養システム。 - 前記第1の培養液供給系は、前記第1の培養容器内及び前記第1の培養液供給系内で前記前記第1の培養液を循環させることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一に記載の細胞培養システム。
- 前記第1の培養液供給系は前記培養液を収容する第1の培養液収容部及び第1のポンプを含み、前記第2の培養液供給系は前記培養液を収容する第2の培養液収容部及び第2のポンプを含むことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一に記載の細胞培養システム。
- 前記第1の細胞培養担体は前記細胞を培養する第1の凹部を有し、前記第2の細胞培養担体は、前記第1の凹部より大きい面積を有する第2の凹部を有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一に記載の細胞培養システム。
- 前記第1の細胞培養担体及び前記第2の細胞培養担体は多孔体からなることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一に記載の細胞培養システム。
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