JP2010074523A - 犠牲層のエッチング方法、memsデバイスの製造方法およびmemsデバイス - Google Patents

犠牲層のエッチング方法、memsデバイスの製造方法およびmemsデバイス Download PDF

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Abstract

【課題】被覆膜で被覆された犠牲層をエッチングするときに、エッチングによる被覆膜の損傷の発生を抑制できる犠牲層のエッチング方法、該エッチング方法を用いたMEMSデバイスの製造方法および該製造方法により製造されるMEMSデバイスを提供すること。
【解決手段】シリコン基板2上に犠牲酸化膜29を形成し、犠牲酸化膜29を、シリコン基板2の一方面に対向する対向部17と、シリコン基板2の一方面に形成された段差部19と、対向部17と段差部19とを連設する側部18とを有する表面膜11で被覆する。次いで、側部18に、犠牲酸化膜29とのエッチング選択比が、表面膜11の犠牲酸化膜29とのエッチング選択比よりも大きい材料からなる保護膜16を形成する。そして、犠牲酸化膜29をエッチングして、表面膜11をシリコン基板2との間に中空部分を有する状態で支持される中空支持膜とすることにより、シリコンマイク1を得る。
【選択図】図2I

Description

本発明は、犠牲層のエッチング方法、そのエッチング方法を用いたMEMSデバイスの製造方法およびその製造方法により製造されるMEMSデバイスに関する。
近年、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を応用したデバイスが携帯電話機などに搭載され始めたことから、MEMSデバイスの注目度が急激に高まっている。MEMSデバイスの代表的なものとして、たとえば、シリコンマイクがある。
図3A〜図3Iは、従来のシリコンマイクの製造方法を工程順に示す模式的な断面図である。
従来のシリコンマイクの製造に際しては、まず、図3Aに示すように、熱酸化処理により、シリコン基板102の一方面および他方面に、熱酸化膜111および熱酸化膜121がそれぞれ形成される。
次いで、図3Bに示すように、熱酸化膜111が一方側からエッチングされることにより、熱酸化膜111に、複数の凹部112が形成される。
次に、LPCVD(Low Pressure Chemical Vapor Deposition:減圧化学気相成長)法により、熱酸化膜111および熱酸化膜121の表面全域を覆うようにポリシリコンが堆積される。そして、熱酸化膜111を覆うポリシリコンは、不純物がドープされた後、凹部112に入り込んだ部分を包含する所定部分以外の部分が除去される。これにより、図3Cに示すように、熱酸化膜111上には、凹部112に入り込むことによりシリコン基板102に突出する凸部108を複数有するダイヤフラム104が形成される。一方、熱酸化膜121上には、図3Cに示すように、堆積されたままのポリシリコンからなるポリシリコン膜113が形成される。
続いて、PECVD(Plasma Enhanced Chemical Vapor Deposition:プラズマ化学気相成長)法により、シリコン基板102の一方側に、ダイヤフラム104を被覆するように酸化シリコンが堆積される。そして、この酸化シリコンの不要部分が、エッチングにより除去される。これにより、図3Dに示すように、ダイヤフラム104を被覆する犠牲酸化膜114およびダイヤフラム104を取り囲む第2絶縁膜119が形成される。
次いで、LPCVD法により、シリコン基板102の一方側および他方側に、ポリシリコンが堆積される。そして、シリコン基板102の一方側に堆積されたポリシリコンは、不純物がドープされた後、パターニングされる。これにより、図3Eに示すように、シリコン基板102の一方側には、犠牲酸化膜114上に、多数の孔106を有するバックプレート105が形成される。一方、シリコン基板102の他方側には、図3Eに示すように、堆積されたポリシリコンとポリシリコン膜113とが一体化してなる、ポリシリコン膜115が形成される。
次に、図3Fに示すように、孔106を介して犠牲酸化膜114がエッチングされることにより、犠牲酸化膜114に、複数の凹部117が形成される。そして、図3Fに示すように、犠牲酸化膜114および第2絶縁膜119から露出する熱酸化膜111が除去される。これにより、犠牲酸化膜114とシリコン基板102との間に残存した熱酸化膜111と、犠牲酸化膜114とからなる犠牲酸化膜122が形成される。また、熱酸化膜111が、第2絶縁膜119とシリコン基板102との間に残存することにより第1絶縁膜123が形成される。
次いで、PECVD法により、図3Gに示すように、シリコン基板102の一方側に、犠牲酸化膜122および第2絶縁膜119の表面全域を覆うように、窒化シリコンが堆積される。これにより、犠牲酸化膜114の凹部117に入り込むことによりシリコン基板102に突出する凸部109を複数有する表面膜107が形成される。
次いで、図3Hに示すように、表面膜107における孔106に対向する部分がエッチングされる。これにより、表面膜107に、バックプレート105の孔106に連通する孔118が形成される。
一方、図3Hに示すように、熱酸化膜121におけるダイヤフラム104に対向する部分がエッチングされることにより、熱酸化膜121に開口120が形成される。
次いで、たとえば、フッ酸を含むエッチング液で満たされた容器内に、シリコン基板102が浸漬(ディップ)される。これにより、開口120を介してシリコン基板102の他方面にエッチング液が供給されて、シリコン基板102がエッチングされる。また、孔116,118を介して犠牲酸化膜122にエッチング液が供給されて、犠牲酸化膜122が除去される。
これにより、図3Iに示すように、シリコン基板102に、その他方面から一方面に貫通する音孔103が形成される。また、ダイヤフラム104がシリコン基板102の一方面から浮いた状態になるとともに、ダイヤフラム104とバックプレート105との間に、微小な間隔の空隙110が形成される。なお、ダイヤフラム104は、図示しない位置において、第1絶縁膜123および第2絶縁膜119により支持されている。また、犠牲酸化膜122の表面を被覆していた表面膜107は、犠牲酸化膜122の除去により、シリコン基板102の一方面との間に中空部分を有する状態で支持される中空支持膜となる。
その後、シリコン基板102が各素子サイズに分割されることにより、シリコンマイク101が得られる。
そして、このシリコンマイク101において、ダイヤフラム104およびバックプレート105は、それらを対向電極とするコンデンサを形成している。このコンデンサ(ダイヤフラム104およびバックプレート105間)には、所定の電圧が印加される。
その状態で、音孔103から音圧(音波)が入力されると、その音圧の作用により、ダイヤフラム104が振動して、コンデンサの静電容量が変化し、この静電容量の変化によるダイヤフラム104およびバックプレート105間の電圧変動が音声信号として出力される。
特開2006−300831号公報
シリコンマイク101が有する表面膜107の中空構造は、犠牲酸化膜122の材料として用いられる酸化シリコンと、表面膜107の材料として用いられる窒化シリコンとの高いエッチング選択比を利用して形成される。
ところが、酸化シリコンと窒化シリコンとのエッチング選択比は、無限値ではない。そのため、犠牲酸化膜122のエッチング時、エッチング液に晒される表面膜107は、微量ではあるがエッチングされる。そして、表面膜107における犠牲酸化膜122の側面に対向する部分では、表面膜107のその他の部分よりも被膜性(カバレッジ)に乏しいため、エッチング液による浸食量が大きく、エッチングによる損傷を生じるおそれがある。
本発明の目的は、被覆膜により被覆された犠牲層をエッチングするときに、エッチングによる被覆膜の損傷の発生を抑制することのできる犠牲層のエッチング方法を提供することにある。
また、本発明の別の目的は、犠牲層を被覆する被覆膜を形成し、その犠牲層をエッチングすることにより形成される中空支持膜を有するMEMSデバイスの製造方法において、エッチングによる中空支持膜の損傷の発生を抑制することのできるMEMSデバイスの製造方法およびその製造方法により製造されるMEMSデバイスを提供することにある。
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、基層上に突出した形状の犠牲層を形成する工程と、前記犠牲層を被覆する被覆膜を形成する工程と、前記被腹膜における前記犠牲層の側面に対向する部分上に、前記犠牲層とのエッチング選択比が、前記被腹膜の前記犠牲層とのエッチング選択比よりも大きい材料からなる保護膜を形成する工程と、前記保護膜の形成後、前記犠牲層をエッチングする工程とを含む、犠牲層のエッチング方法である。
この方法によれば、犠牲層のエッチングに先立って、被覆膜における犠牲層の側面に対向する部分(被覆膜の側部)上に、犠牲層とのエッチング選択比が、被覆膜の犠牲層とのエッチング選択比よりも大きい材料からなる保護膜が形成される。つまり、犠牲層除去のためのエッチング液によるエッチング量(浸食量)が被覆膜よりも小さい保護膜が、被覆膜の側部に形成される。
そのため、犠牲層のエッチング時に、被覆膜の側部に対するエッチング液による浸食量を低減することができる。その結果、エッチングによる被覆膜の損傷の発生を抑制することができる。
そして、この犠牲層のエッチング方法は、たとえば、請求項3に記載の発明に採用される。つまり、請求項3に記載の発明は、基板の一方面上に突出した形状の犠牲層を形成する工程と、前記犠牲層を被覆する被覆膜を形成する工程と、前記被覆膜における前記犠牲層の側面に対向する部分上に、前記犠牲層とのエッチング選択比が、前記被覆膜の前記犠牲層とのエッチング選択比よりも大きい材料からなる保護膜を形成する工程と、前記犠牲層をエッチングにより除去することにより、前記被覆膜と前記基板との間に空間を形成し、前記被腹膜を前記一方面との間に中空部分を有する状態で支持される中空支持膜とする工程とを含む、MEMSデバイスの製造方法である。
この方法によれば、上記したように、犠牲層のエッチング時に、被覆膜の側部に対するエッチング液による浸食量を低減することができる。その結果、犠牲層のエッチング除去により形成される中空支持膜の損傷の発生を抑制することができる。
そして、このMEMSデバイスの製造方法により、請求項4に記載のMEMSデバイスを製造することができる。つまり、請求項3に記載の発明により、基板と、前記基板の一方面に対して間隔を空けて対向される対向部と、前記基板の一方面に形成された段差部と、前記対向部と前記段差部とを連設する側部とを一体的に有し、前記一方面との間に中空部分を有する状態で支持される中空支持膜と、前記中空支持膜の側部に選択的に形成された保護膜とを含む、MEMSデバイスを製造することができる。
また、請求項2に記載の発明は、前記保護膜を形成する工程が、前記被腹膜の全表面に前記保護膜の材料を堆積させる工程と、堆積された前記材料をエッチバックすることにより、前記被腹膜における前記犠牲層の側面に対向する部分上に、前記材料を残存させる工程とを含む、請求項1に記載の犠牲層のエッチング方法である。
エッチングによる被覆膜の損傷の発生を抑制する手法として、たとえば、エッチングによる被覆膜の側部の浸食量を予め推測し、その推測された浸食量に基づいて、被覆膜の厚さを一様に大きくする手法が考えられる。しかし、厚さの大きい被覆膜を形成するには、被覆膜の形成時間を長くする必要がある。したがって、このような手法を、たとえば、請求項3に記載されるようなMEMSデバイスの製造方法(ただし、保護膜を形成する工程を除く。)に採用しても、MEMSデバイスの製造時間が全体として長くなり、生産効率が低下する。
一方、請求項2に記載の方法によれば、被覆膜の全表面に保護膜の材料が堆積され、堆積された材料がエッチバックされることにより保護膜が形成される。つまり、保護膜が、保護膜材料の堆積および堆積された保護膜材料のエッチバックという簡易な手法により作製される。そのため、この方法が採用されたMEMSデバイスの製造方法において、製造時間の増加を抑制することができる。その結果、MEMSデバイスの生産効率を低下させることなく、エッチングによる被覆膜(中空支持膜)の損傷の発生を抑制することができる。
以下では、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るシリコンマイクの模式的な断面図である。
シリコンマイク1は、MEMS技術により製造されるデバイス(MEMSデバイス)である。シリコンマイク1は、シリコン基板2を備えている。シリコン基板2の中央部には、シリコン基板2の他方側(裏面側)から一方側(表面側)へ貫通し、一方側ほど窄まる(他方側ほど広がる)断面台形状の音孔3(貫通孔)が形成されている。
シリコン基板2上には、第1絶縁膜4が積層されている。第1絶縁膜4は、たとえば、酸化シリコンからなる。
第1絶縁膜4上には、第2絶縁膜5が積層されている。第2絶縁膜5は、たとえば、PSG(Phospho Silicate Glass:リンシリケートガラス)からなる。
第1絶縁膜4および第2絶縁膜5は、音孔3およびシリコン基板2の一方面における音孔3の周囲の部分(以下、この部分を「貫通孔周辺部」という。)上から除去されている。これにより、貫通孔周辺部は、第1絶縁膜4および第2絶縁膜5から露出している。
また、シリコン基板2の上方には、ダイヤフラム6が設けられている。ダイヤフラム6は、たとえば、不純物のドープにより導電性が付与されたポリシリコンからなる。ダイヤフラム6は、図示しない位置において、第1絶縁膜4および第2絶縁膜に片持ち支持されている。
ダイヤフラム6は、平面視円形状の部分を有し、音孔3および貫通孔周辺部に対向して、貫通孔周辺部から浮いた状態に配置されている。これにより、片持ち支持されたダイヤフラム6は、シリコン基板2の一方面と対向する方向に振動可能とされている。ダイヤフラム6の下面(貫通孔周辺部との対向面)には、ダイヤフラム6と貫通孔周縁部との密着を防止するための複数の突起状の下ストッパ9が形成されている。
ダイヤフラム6の上方には、バックプレート10が設けられている。バックプレート10は、ダイヤフラム6の円形部分よりも小径な平面視円形状の外形を有し、ダイヤフラム6に対して空隙を挟んで対向している。バックプレート10は、たとえば、不純物のドープにより導電性が付与されたポリシリコンからなる。
シリコンマイク1の最表面は、表面膜11により被覆されている。表面膜11は、たとえば、窒化シリコンからなり、第2絶縁膜5およびバックプレート10の上面を被覆している。
このような表面膜11は、バックプレート10を被覆することによりシリコン基板2の一方面に対して間隔を空けて対向される対向部17と、ダイヤフラム6の側方においてシリコン基板2の一方面に形成された段差部19と、対向部17と段差部19とを連設し、ダイヤフラム6の側方をダイヤフラム6の周縁と間隔を有して取り囲む側部18とを一体的に有している。これにより、表面膜11は、シリコン基板2の一方面との間に中空部分を有する状態で支持されている。したがって、シリコン基板2上には、表面膜11(対向部17、側部18および段差部19)により区画される空間12が形成されており、この空間12内に、ダイヤフラム6がシリコン基板2および表面膜11と非接触な状態で配置されている。
表面膜11の側部18には、その側面全域に密着して形成された保護膜16が形成されている。保護膜16は、表面膜11に対してエッチング選択比を有する材料からなり、たとえば、窒化チタン(TiN)、窒化タンタル(TaN)、窒化タングステン(WN)などの無機物、有機SOG(Spin On Glass)、ポリイミドなどの有機物からなる。また、保護膜16の厚さは、好ましくは、100〜500nmである。保護膜16が所定の厚さを有することにより、表面膜11の側部18は、その側面全域および側部18における段差部19との交差部分(段差角部26)の表面が、保護膜16により覆われる。
バックプレート10および表面膜11には、これらを連続して貫通する多数の微小な孔13が形成されている。一部の孔13には、表面膜11が入り込んでおり、表面膜11の孔13に入り込んだ各部分には、バックプレート10の下面(ダイヤフラム6との対向面)よりも下方に突出する突起状の上ストッパ14が形成されている。上ストッパ14が形成されていることにより、ダイヤフラム6の振動時に、ダイヤフラム6がバックプレート10と接触することが阻止される。
また、表面膜11には、バックプレート10の周囲に、複数の連通孔15が円形状に整列して形成されている。
ダイヤフラム6およびバックプレート10は、それらを対向電極とするコンデンサを形成している。このコンデンサ(ダイヤフラム6およびバックプレート10間)には、所定の電圧が印加される。その状態で、音圧(音波)によりダイヤフラム6が振動すると、コンデンサの静電容量が変化し、この静電容量の変化によるダイヤフラム6およびバックプレート10間の電圧変動が音声信号として取り出される(出力される)。
図2A〜図2Jは、図1に示すシリコンマイクの製造方法を工程順に示す模式的な断面図である。
シリコンマイク1の製造に際しては、まず、図2Aに示すように、熱酸化処理により、シリコン基板2の一方面および他方面に、熱酸化膜7および熱酸化膜8がそれぞれ形成される。
次いで、図2Bに示すように、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により、熱酸化膜7が上面から所定パターンでエッチングされることにより、熱酸化膜7に、複数の凹部20が形成される。
次に、LPCVD(Low Pressure Chemical Vapor Deposition:減圧化学気相成長)法により、熱酸化膜7および熱酸化膜8の表面全域を覆うようにポリシリコンが堆積される。そして、熱酸化膜7を覆うポリシリコンは、不純物がドープされた後、凹部20に入り込んだ部分を包含する所定部分以外の部分が除去される。これにより、図2Cに示すように、熱酸化膜7上に、凹部20に入り込むことによりシリコン基板2の一方面へ向かって突出する下ストッパ9を複数有するダイヤフラム6が形成される。一方、熱酸化膜8上には、図2Cに示すように、堆積されたままのポリシリコンからなるポリシリコン膜21が形成される。
続いて、PECVD(Plasma Enhanced Chemical Vapor Deposition:プラズマ化学気相成長)法により、熱酸化膜7上に、ダイヤフラム6を被覆するように酸化シリコンが堆積される。そして、この酸化シリコンの不要部分が、エッチングにより除去される。これにより、図2Dに示すように、ダイヤフラム6を被覆する犠牲酸化膜22およびダイヤフラム6を取り囲む第2絶縁膜5が形成される。
次いで、LPCVD法により、シリコン基板2の一方側および他方側に、ポリシリコンが堆積される。そして、シリコン基板2の一方側に堆積されたポリシリコンは、不純物がドープされた後、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により、パターニングされる。これにより、図2Eに示すように、シリコン基板2の一方側には、犠牲酸化膜22上に、多数の孔23を有するバックプレート10が形成される。一方、シリコン基板2の他方側には、図2Eに示すように、堆積されたポリシリコンとポリシリコン膜21とが一体化してなる、ポリシリコン膜24が形成される。
次に、図2Fに示すように、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により、孔23を介して犠牲酸化膜22がエッチングされる。これにより、犠牲酸化膜22における孔23に対向する部分の所定箇所に、複数の凹部25が形成される。また、図2Fに示すように、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により、犠牲酸化膜22および第2絶縁膜5から露出する熱酸化膜7が除去される。これにより、犠牲酸化膜22とシリコン基板2との間に残存した熱酸化膜7と、犠牲酸化膜22とからなる犠牲酸化膜29が形成される。また、熱酸化膜7が、第2絶縁膜5とシリコン基板2との間に残存することにより第1絶縁膜4が形成される。
次いで、PECVD法により、図2Gに示すように、シリコン基板2の一方側に、犠牲酸化膜29および第2絶縁膜5の表面全域を覆うように、窒化シリコンが堆積される。これにより、犠牲酸化膜22の凹部25に入り込むことによりシリコン基板2の一方面へ向かって突出する上ストッパ14を複数有する表面膜11が形成される。
続いて、図2Hに示すように、スパッタ法、CVD法などにより、シリコン基板2の一方側に、表面膜11の表面全域(全表面)を覆うように、保護膜材料27が堆積される。保護膜材料27は、犠牲酸化膜29とのエッチング選択比が、表面膜11の犠牲酸化膜29とのエッチング選択比よりも大きい材料であって、たとえば、上記した窒化チタン(TiN)、窒化タンタル(TaN)、窒化タングステン(WN)などの無機物、有機SOG(Spin On Glass)、ポリイミドなどの有機物からなる。なお、ここでいう保護膜材料27の犠牲酸化膜29とのエッチング選択比とは、保護膜材料27のエッチングレートと、犠牲酸化膜29のエッチングレートとの比を表したものであって、エッチング選択比=(犠牲酸化膜29のエッチングレート/保護膜材料27のエッチングレート)で表される値である。一方、表面膜11の犠牲酸化膜29とのエッチング選択比とは、エッチング選択比=(犠牲酸化膜29のエッチングレート/表面膜11のエッチングレート)で表される値である。
次いで、図2Iに示すように、保護膜材料27がエッチバックされることにより、保護膜材料27における表面膜11の対向部17および段差部19上の部分が除去される。これにより、犠牲酸化膜29の側面に対向する表面膜11の側部18に保護膜材料27が選択的に残存して、保護膜16が形成される。
次いで、図2Iに示すように、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により、表面膜11がエッチングされることにより、表面膜11を貫通して犠牲酸化膜29に達する連通孔15が形成される。また、図2Iに示すように、表面膜11における孔23に対向する部分がエッチングされる。これにより、表面膜11およびバックプレート10を連続して貫通する孔13が形成される。
一方、図2Iに示すように、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により、熱酸化膜8におけるダイヤフラム6に対向する部分がエッチングされることにより、熱酸化膜8に開口28が形成される。
次いで、たとえば、フッ酸を含むエッチング液が満たされた容器内に、シリコン基板2が浸漬(ディップ)される。これにより、開口28を介してシリコン基板2の他方面にエッチング液が供給されて、シリコン基板2が他方側からエッチングされる。また、連通孔15および孔13を介して犠牲酸化膜29にエッチング液が供給されて、犠牲酸化膜29が除去される。
これにより、図2Jに示すように、シリコン基板2に、その他方面から一方面に貫通する音孔3が形成される。また、ダイヤフラム6がシリコン基板2の一方面から浮いた状態になるとともに、ダイヤフラム6とバックプレート10との間に、微小な間隔の空間12が形成される。また、犠牲酸化膜29の表面を被覆していた表面膜11は、犠牲酸化膜29の除去により、シリコン基板2の一方面との間に中空部分を有する状態で支持される中空支持膜となる。
その後、シリコン基板2が各素子サイズに分割されることにより、シリコンマイク1が得られる。
以上のように、上記の方法によれば、犠牲酸化膜29(犠牲酸化膜22および熱酸化膜7)のエッチングに先立って、犠牲酸化膜29の側面に対向する表面膜11の側部18に、保護膜16が形成される。そして、この保護膜16は、犠牲酸化膜29とのエッチング選択比が、表面膜11の犠牲酸化膜29とのエッチング選択比よりも大きい保護膜材料27からなる。つまり、(犠牲酸化膜29のエッチングレート/保護膜16(保護膜材料27)のエッチングレート)>(犠牲酸化膜29のエッチングレート/表面膜11のエッチングレート)である。
したがって、犠牲酸化膜29の除去のためのエッチング液(たとえば、フッ酸を含む液)によるエッチング量(浸食量)が表面膜11よりも小さい保護膜16が、表面膜11の側部18に形成される。
そのため、犠牲酸化膜29のエッチング時に、表面膜11の側部18に対するエッチング液による浸食量を低減することができる。その結果、エッチングによる表面膜11の損傷の発生を抑制することができる。
また、表面膜11の側部18においては、そのステップカバレッジ(段差被膜性)により、とりわけ、その段差角部26においてエッチングによる損傷が発生しやすい。しかし、保護膜16が所定の厚さを有することにより、段差角部26の表面を確実に保護膜16で覆うことができる。その結果、段差角部26における損傷の発生を効果的に抑制することができる。
また、エッチングによる表面膜11の損傷の発生を抑制する手法として、たとえば、エッチングによる表面膜11の側部18の浸食量を予め推測し、その推測された浸食量に基づいて、表面膜11の厚さを一様に大きくする手法が考えられる。しかし、厚さの大きい表面膜11を形成するには、表面膜11形成のためのCVD処理時間(図2G参照)および表面膜11のパターニング時間(図2I参照)を長くする必要がある。したがって、保護膜16の形成を省略してこのような手法を採用しても、シリコンマイク1の製造時間が全体として長くなり、生産効率が低下する。
一方、上記の方法によれば、まず、スパッタ法、CVD法などにより、表面膜11の全表面に保護膜材料27が堆積され(図2H参照)、堆積された保護膜材料27がエッチバックされることにより保護膜16が形成される(図2I参照)。つまり、保護膜16が、スパッタ法などによる保護膜材料27の堆積および堆積された保護膜材料27のエッチバックという簡易な手法により作製される。そのため、この手法が採用された上記の製造方法において、製造時間の増加を抑制することができる。その結果、シリコンマイク1の生産効率を低下させることなく、エッチングによる表面膜11の損傷の発生を抑制することができる。
また、保護膜材料27のエッチバックは、犠牲酸化膜29の除去により表面膜11が中空支持膜となる前に行われる。つまり、保護膜材料27のエッチバック時、表面膜11が犠牲酸化膜29により支持された状態である。そのため、このような状態の表面膜11の全表面を覆う保護膜材料27を、作業性よくエッチバックすることができる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は他の形態で実施することもできる。
たとえば、表面膜11を保護する保護膜は、表面膜11の対向部17および段差部19に形成されていてもよい。ただし、上記の実施形態のように、表面膜11の側部18のみに形成されていることが好ましい。側部18のみに形成されている構成であれば、保護膜16とバックプレート10との距離を大きくすることができる。したがって、保護膜16の材料が導電性を有する場合でも、バックプレート10と保護膜16との間における短絡(ショート)の発生を抑制することができる。
たとえば、MEMSデバイスの一例として、シリコンマイクを取り上げたが、本発明は、シリコンマイクに限らず、物体の加速度を検出するための加速度センサおよび物体の角速度を検出するためのジャイロセンサなどに適用することができる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
本発明の一実施形態に係るシリコンマイクの模式的な断面図である。 図1に示すシリコンマイクの製造方法を工程順に示す模式的な断面図である。 図2Aの次の工程を示す断面図である。 図2Bの次の工程を示す断面図である。 図2Cの次の工程を示す断面図である。 図2Dの次の工程を示す断面図である。 図2Eの次の工程を示す断面図である。 図2Fの次の工程を示す断面図である。 図2Gの次の工程を示す断面図である。 図2Hの次の工程を示す断面図である。 図2Iの次の工程を示す断面図である。 従来のシリコンマイクの製造方法を工程順に示す模式的な断面図である。 図3Aの次の工程を示す断面図である。 図3Bの次の工程を示す断面図である。 図3Cの次の工程を示す断面図である。 図3Dの次の工程を示す断面図である。 図3Eの次の工程を示す断面図である。 図3Fの次の工程を示す断面図である。 図3Gの次の工程を示す断面図である。 図3Hの次の工程を示す断面図である。
符号の説明
1 シリコンマイク(MEMSデバイス)
2 シリコン基板(基層、基板)
11 表面膜(被覆膜、中空支持膜)
12 空間(中空部分)
16 保護膜
17 対向部
18 側部
19 段差部
27 保護膜材料
29 犠牲酸化膜(犠牲層)

Claims (4)

  1. 基層上に突出した形状の犠牲層を形成する工程と、
    前記犠牲層を被覆する被覆膜を形成する工程と、
    前記被腹膜における前記犠牲層の側面に対向する部分上に、前記犠牲層とのエッチング選択比が、前記被腹膜の前記犠牲層とのエッチング選択比よりも大きい材料からなる保護膜を形成する工程と、
    前記保護膜の形成後、前記犠牲層をエッチングする工程とを含む、犠牲層のエッチング方法。
  2. 前記保護膜を形成する工程が、前記被腹膜の全表面に前記保護膜の材料を堆積させる工程と、堆積された前記材料をエッチバックすることにより、前記被腹膜における前記犠牲層の側面に対向する部分上に、前記材料を残存させる工程とを含む、請求項1に記載の犠牲層のエッチング方法。
  3. 基板の一方面上に突出した形状の犠牲層を形成する工程と、
    前記犠牲層を被覆する被覆膜を形成する工程と、
    前記被覆膜における前記犠牲層の側面に対向する部分上に、前記犠牲層とのエッチング選択比が、前記被覆膜の前記犠牲層とのエッチング選択比よりも大きい材料からなる保護膜を形成する工程と、
    前記犠牲層をエッチングにより除去することにより、前記被覆膜と前記基板との間に空間を形成し、前記被腹膜を前記一方面との間に中空部分を有する状態で支持される中空支持膜とする工程とを含む、MEMSデバイスの製造方法。
  4. 基板と、
    前記基板の一方面に対して間隔を空けて対向される対向部と、前記基板の一方面に形成された段差部と、前記対向部と前記段差部とを連設する側部とを一体的に有し、前記一方面との間に中空部分を有する状態で支持される中空支持膜と、
    前記中空支持膜の側部に選択的に形成された保護膜とを含む、MEMSデバイス。
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