JP2010073017A - 画像形成システム及び印刷制御方法並びに印刷制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】電圧降下が生じた場合でも最も早く印刷が完了する画像形成装置を確実に選択して印刷を実行させる。
【解決手段】複数の画像形成装置を備える画像形成システムにおいて、各々の前記画像形成装置における複数の電圧値と各々の電圧値におけるウォームアップ時間との関係を示すテーブルを記憶する記憶部と、印刷が指示された時に、各々の前記画像形成装置から、当該画像形成装置に供給されている現在の電圧値を取得する取得部と、取得した前記現在の電圧値と記憶した前記テーブルとに基づいて、前記現在の電圧値に対応するウォームアップ時間を特定し、特定した前記ウォームアップ時間と指示された枚数の印刷を実行するために要する印刷時間とを加算して印刷完了時間を算出し、前記印刷完了時間が最も短い画像形成装置を選択し、選択した前記画像形成装置に印刷を実行させる判断部とを少なくとも備える。
【選択図】図2
【解決手段】複数の画像形成装置を備える画像形成システムにおいて、各々の前記画像形成装置における複数の電圧値と各々の電圧値におけるウォームアップ時間との関係を示すテーブルを記憶する記憶部と、印刷が指示された時に、各々の前記画像形成装置から、当該画像形成装置に供給されている現在の電圧値を取得する取得部と、取得した前記現在の電圧値と記憶した前記テーブルとに基づいて、前記現在の電圧値に対応するウォームアップ時間を特定し、特定した前記ウォームアップ時間と指示された枚数の印刷を実行するために要する印刷時間とを加算して印刷完了時間を算出し、前記印刷完了時間が最も短い画像形成装置を選択し、選択した前記画像形成装置に印刷を実行させる判断部とを少なくとも備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、画像形成システム及び印刷制御方法に関し、特に、複数台の画像形成装置を含む画像形成システム及び印刷が早く完了する画像形成装置を選択して印刷を実行させる印刷制御方法並びに印刷制御プログラムに関する。
電子写真方式の画像形成装置では、帯電装置により一様に帯電された感光体ドラムに露光装置から光を照射して静電潜像を形成し、現像装置で静電潜像にトナーを付着させてトナー像として顕像化し、そのトナー像を中間転写ベルトを介して感光体ドラム上から用紙に転写し、その後、定着装置で加熱及び加圧することによりトナー像を用紙上に定着させる処理を行っている。
上記画像形成装置では、停止モードや省電力モードからスタンバイモードになるまでに所定の時間(以下、ウォームアップ時間と呼ぶ。)を要する。特に、定着装置は、用紙に転写されたトナー像を適切な温度で加熱するため、加熱ローラや加熱ランプ等の加熱源を所定の温度に上昇させるのに時間がかかる。そのため、複数台の画像形成装置を含む画像形成システムにおいて、印刷を早く完了させるためには、各々の画像形成装置の処理能力(単位時間当たりの印刷枚数)のみならず、ウォームアップ時間を考慮して、画像形成装置を選択する必要がある。
上記画像形成装置の選択に対して、例えば、下記特許文献1には、互いに接続する通信手段を有し、入力画像データに基づいて画像を記録媒体上に形成する電子写真方式の画像形成装置を、前記通信手段により互いに複数台接続してなるタンデム画像形成システムにおいて、省電力モードからの立ち上がり時間やCPM(Copy per minute)に応じて、最短時間で出力終了できる画像形成装置のみで画像出力を行う方法が開示されている。
ここで、各々の画像形成装置のウォームアップ時間が常に一定であれば、上記特許文献1の方法を用いて、印刷完了時間が最も短い装置を選択することができる。しかしながら、画像形成装置は単独の電源ラインに接続されるとは限らず、同一の電源ラインを使用する複数台の装置があり、これらの複数台の装置を同時に起動した場合には、電源ソースのパワーが不十分になって電圧降下が発生し、画像形成装置の各部の動作に影響が現れる。
特に、ゼログラフィー方式の画像形成装置などはウォームアップ時に定着装置にかかる電力が大きく占めるため、電圧降下によりウォームアップ時間が長くなる。そのため、ウォームアップ時間が一定であるという前提で装置の選択を行うと、システム全体として印刷完了時間が長い画像形成装置を選択してしまう場合が生じるという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、実際の使用状態において電圧降下が生じた場合でも、最も早く印刷が完了する画像形成装置を確実に選択して印刷を実行させることができる画像形成システム及び印刷制御方法並びに印刷制御プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、複数の画像形成装置を備える画像形成システムにおいて、各々の前記画像形成装置における、定格の電圧値及び電圧降下により低下した電圧値を含む複数の電圧値と各々の電圧値におけるウォームアップ時間との関係を示すテーブルを記憶する記憶部と、印刷が指示された時に、各々の前記画像形成装置から、当該画像形成装置に供給されている現在の電圧値を取得する取得部と、取得した前記現在の電圧値と記憶した前記テーブルとに基づいて、前記現在の電圧値に対応するウォームアップ時間を特定し、特定した前記ウォームアップ時間と指示された枚数の印刷を実行するために要する印刷時間とを加算して印刷完了時間を算出し、前記印刷完了時間が最も短い画像形成装置を選択し、選択した前記画像形成装置に印刷を実行させる判断部と、を少なくとも備えるものであり、前記ウォームアップ時間は、定着装置が室温から動作可能温度に到達するまでの時間とすることができる。
また、本発明は、複数の画像形成装置を備える画像形成システムにおいて、印刷が指示された時に、各々の前記画像形成装置から、ウォームアップ動作を開始してから所定時間が経過するまでの定着装置の温度情報を取得する取得部と、取得した前記温度情報に基づいて、前記定着装置が室温から動作可能温度に到達するまでのウォームアップ時間を推定し、推定した前記ウォームアップ時間と指示された枚数の印刷を実行するために要する印刷時間とを加算して印刷完了時間を算出し、前記印刷完了時間が最も短い画像形成装置を選択し、選択した前記画像形成装置に印刷を実行させる判断部と、を少なくとも備えるものである。
本発明においては、前記画像形成システムに、前記複数の画像形成装置に通信ネットワークで接続されるコントローラを備え、前記コントローラに、少なくとも前記取得部と前記判断部とを備える構成とすることができる。
また、本発明は、複数の画像形成装置を備える画像形成システムにおける印刷制御方法であって、各々の前記画像形成装置における、定格の電圧値及び電圧降下により低下した電圧値を含む複数の電圧値と各々の電圧値におけるウォームアップ時間との関係を示すテーブルを作成し、記憶する記憶ステップと、印刷が指示された時に、各々の前記画像形成装置から、当該画像形成装置に供給されている現在の電圧値を取得する取得ステップと、取得した前記現在の電圧値と記憶した前記テーブルとに基づいて、前記現在の電圧値に対応するウォームアップ時間を特定し、特定した前記ウォームアップ時間と指示された枚数の印刷を実行するために要する印刷時間とを加算して印刷完了時間を算出し、前記印刷完了時間が最も短い画像形成装置を選択し、選択した前記画像形成装置に印刷を実行させる判断ステップと、を少なくとも有するものである。
また、本発明は、複数の画像形成装置を備える画像形成システムにおける印刷制御方法であって、印刷が指示された時に、各々の前記画像形成装置から、ウォームアップ動作を開始してから所定時間が経過するまでの定着装置の温度情報を取得する取得ステップと、取得した前記温度情報に基づいて、前記定着装置が室温から動作可能温度に到達するまでのウォームアップ時間を推定し、推定した前記ウォームアップ時間と指示された枚数の印刷を実行するために要する印刷時間とを加算して印刷完了時間を算出し、前記印刷完了時間が最も短い画像形成装置を選択し、選択した前記画像形成装置に印刷を実行させる判断ステップと、を少なくとも有するものである。
また、本発明は、複数の画像形成装置を備える画像形成システムで動作する印刷制御プログラムであって、コンピュータを、印刷が指示された時に、各々の前記画像形成装置から、当該画像形成装置に供給されている現在の電圧値を取得する取得部、取得した前記現在の電圧値と、予め記憶された、各々の前記画像形成装置における、定格の電圧値及び電圧降下により低下した電圧値を含む複数の電圧値と各々の電圧値におけるウォームアップ時間との関係を示すテーブルと、に基づいて、前記現在の電圧値に対応するウォームアップ時間を特定し、特定した前記ウォームアップ時間と指示された枚数の印刷を実行するために要する印刷時間とを加算して印刷完了時間を算出し、前記印刷完了時間が最も短い画像形成装置を選択し、選択した前記画像形成装置に印刷を実行させる判断部、として機能させるものである。
また、本発明は、複数の画像形成装置を備える画像形成システムで動作する印刷制御プログラムであって、コンピュータを、印刷が指示された時に、各々の前記画像形成装置から、ウォームアップ動作を開始してから所定時間が経過するまでの定着装置の温度情報を取得する取得部、取得した前記温度情報に基づいて、前記定着装置が室温から動作可能温度に到達するまでのウォームアップ時間を推定し、推定した前記ウォームアップ時間と指示された枚数の印刷を実行するために要する印刷時間とを加算して印刷完了時間を算出し、前記印刷完了時間が最も短い画像形成装置を選択し、選択した前記画像形成装置に印刷を実行させる判断部、として機能させるものである。
本発明の画像形成システム及び印刷制御方法並びに印刷制御プログラムによれば、実際の使用状態において電圧降下が生じた場合でも、最も早く印刷が完了する画像形成装置を確実に選択して印刷を実行させることができる。
その理由は、複数台の画像形成装置を備える画像形成システムにおいて、各々の画像形成装置における、定格の電圧値と電圧降下により低下した電圧値とを含む複数の電圧値と当該電圧値におけるウォームアップ時間との関係を示すテーブルを記憶しておき、印刷が指示された時に、各々の画像形成装置から、現在の電圧値を取得し、取得した電圧値と記憶したテーブルとに基づいて、現在の電圧値における各々の画像形成装置のウォームアップ時間を特定し、特定したウォームアップ時間と指示された枚数の印刷を実行するために要する印刷時間とを加算して印刷完了時間を算出し、算出した印刷完了時間を比較することによって印刷が最も早く終了する画像形成装置を選択して印刷を実行させる制御を行うからである。
また、複数台の画像形成装置を備える画像形成システムにおいて、印刷が指示された時に、各々の画像形成装置から、ウォームアップ動作を開始してから所定時間が経過するまでの定着装置の温度情報を取得し、取得した温度情報に基づいて、定着装置が室温から所定の温度に到達するまでのウォームアップ時間を推定し、推定したウォームアップ時間と指示された枚数の印刷を実行するために要する印刷時間とを加算して印刷完了時間を算出し、算出した印刷完了時間を比較することによって印刷が最も早く終了する画像形成装置を選択して印刷を実行させる制御を行うからである。
本発明は、複数台の画像形成装置を備える画像形成システムにおいて、印刷を実行させる画像形成装置を選択する際に、各画像形成装置の実際の動作状態に基づいてウォームアップ時間を補正し、印刷完了時間を正確に算出できるようにするものである。
具体的には、電圧値とウォームアップ時間との関係を記述したテーブルを記憶しておき、印刷が指示された時に、各画像形成装置から現在の電圧値を取得し、取得した電圧値と記憶したテーブルとに基づいてウォームアップ時間を特定する。また、印刷が指示された時に、各画像形成装置から、ウォームアップ動作を開始してから所定時間が経過するまでの定着装置の温度情報を取得し、取得した温度情報に基づいて、定着装置が室温から定格温度に到達するまでのウォームアップ時間を推定する。
これにより、電源ラインに電圧降下が生じた場合でも、その状態におけるウォームアップ時間を正確に求めることができ、印刷が最も早く完了する画像形成装置を確実に選択することができる。
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の第1の実施例に係る画像形成システム及び印刷制御方法並びに印刷制御プログラムについて、図1乃至図9を参照して説明する。図1は、本実施例の画像形成システムの構成を模式的に示す図であり、図2は、画像形成システムの各装置の具体的な構成を示すブロック図、図3は、画像形成装置のプリント部の具体例を示す図である。また、図4乃至図7は、本実施例の画像形成システムの動作を示すフローチャート図であり、図8及び図9は、本実施例の画像形成装置の特性例を示す図である。
図1に示すように、本実施例の画像形成システムは、イントラネット上に、通信ネットワークで接続可能なクライアント10、コントローラ20、画像形成装置30がそれぞれ配置される。なお、通信ネットワークの規格としてEthernet(登録商標)などを用いることができるが、コントローラ20から画像形成装置30へのデータ転送はEthernet(登録商標)以外にもIEEE1394、Parallelなどを用いることも可能である。また、図1では、コントローラ20を画像形成装置30とは別に設けているが、コントローラ20は画像形成装置30に内包してもよい。以下、図2を参照して各々の装置について詳細に説明する。
[クライアント]
クライアント10は、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ機器であり、制御部11、OS(Operating System)12、アプリケーション13、プリンタドライバ14、ネットワークI/F部15、記憶部16、表示部17、操作部18などを備える。
クライアント10は、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ機器であり、制御部11、OS(Operating System)12、アプリケーション13、プリンタドライバ14、ネットワークI/F部15、記憶部16、表示部17、操作部18などを備える。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)及びROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などのメモリからなり、クライアント10全体の動作を制御する。OS12は、Windows(登録商標)やMacintosh(登録商標)などであり、クライアント10でアプリケーション13を動作可能にする。アプリケーション13は、文書などを作成するためのソフトウェアである。プリンタドライバ14は、アプリケーション13で作成された文書をコントローラ20が読み取り可能な言語(PCL(Printer Control Language)やPostScriptなどのPDL)の印刷ジョブに変換する。ネットワークI/F部15は、NIC(Network Interface Card)などからなり、クライアント10を通信ネットワークに接続する。記憶部16は、メモリやHDD(Hard Disk Drive)などからなり、印刷データなどを記憶する。表示部17は、LCD(Liquid Crystal Display)などからなり文書作成画面や印刷画面などを表示する。操作部18は、マウスやキーボードなどからなり印刷指示などの操作を可能にする。
[コントローラ]
コントローラ20は、クライアント10の指示に従って画像形成装置30を制御する機器であり、制御部21、ネットワークI/F部22、RIP部23、記憶部24、プリンタI/F部25、アプリケーション部26、必要に応じて表示部27及び操作部28などを備える。
コントローラ20は、クライアント10の指示に従って画像形成装置30を制御する機器であり、制御部21、ネットワークI/F部22、RIP部23、記憶部24、プリンタI/F部25、アプリケーション部26、必要に応じて表示部27及び操作部28などを備える。
制御部21は、CPU及びROMやRAMなどのメモリからなり、コントローラ20全体の動作を制御する。また、制御部21は、通信ネットワークに接続されている各画像形成装置30から当該画像形成装置30に供給されている現在の電圧値を取得する取得部、取得した現在の電圧値と後述するテーブルとに基づいて、各画像形成装置30の実際のウォームアップ時間を特定し、特定したウォームアップ時間に、各画像形成装置30の処理能力(単位時間当たりの印刷枚数)と印刷枚数とを掛け合わせ印刷時間を加算して、クライアント10から指示された印刷ジョブを実行するために必要な時間(以下、印刷完了時間と呼ぶ。)を算出し、印刷完了時間が最も短い画像形成装置30を選択して印刷を実行させる判断部、としても機能する。上記取得部及び判断部は、ハードウェアとして構成してもよいし、コンピュータを、取得部及び判断部として機能させる印刷制御プログラムとして構成し、当該印刷制御プログラムを制御部21上で実行させる構成としてもよい。
ネットワークI/F部22は、NICなどからなり、コントローラ20を通信ネットワークに接続する。RIP部23は、PDLで記述された印刷ジョブを翻訳しビットマップ形式のイメージデータに展開し、必要に応じてスクリーニングする。記憶部24は、メモリやHDDなどからなり、印刷ジョブやイメージデータ、各画像形成装置30に関する情報(例えば、電圧値とウォームアップ時間との関係を記述したテーブルや処理能力)などを記憶する。プリンタI/F部25は、画像形成装置30にイメージデータの送信及び出力方法の指示を行う。アプリケーション部26は、RIP部23により作成されたイメージデータの編集や仕上げ処理を行うためのジョブチケットを編集し、印刷のためのデータ制御を行う。表示部27は、LCDなどからなり、各種設定画面を表示する。操作部28は、マウスやキーボードなどからなり、各種操作を可能にする。
[画像形成装置]
画像形成装置30は、コントローラ20の指示に従って印刷を実行する装置であり、制御部31、コントローラI/F部32、パネル操作部33、プリンタ部34、記憶部35、状態検出部36などにより構成される。
画像形成装置30は、コントローラ20の指示に従って印刷を実行する装置であり、制御部31、コントローラI/F部32、パネル操作部33、プリンタ部34、記憶部35、状態検出部36などにより構成される。
制御部31は、CPU及びROMやRAMなどのメモリからなり、画像形成装置30全体の動作を制御する。また、制御部31は、定格の電圧値と電圧降下により低下した電圧値とを含む複数の電圧値における、定着装置の温度を後述する状態検出部36から取得して、電圧値とウォームアップ時間との関係を記述したテーブルを作成する機能と、コントローラ20からの要求に応じて、画像形成装置30に供給されている現在の電圧値を状態検出部36から取得してコントローラ20に通知する機能を有する。
コントローラI/F部31は、NICなどからなり、コントローラ20との通信を可能にする。パネル操作部33は、表示部上に透明電極が格子状に配置された感圧式の操作部(タッチパネル)を設けたものであり、画像形成装置30の操作や定着装置の温度特性の取得などを可能にする。
プリンタ部34は、電子写真方式や静電記録方式等の作像プロセスを利用して、コントローラ20から受信したイメージデータの画像を用紙に転写する。具体的には、図3に示すように、イメージデータに基づいてレーザ光を照射して露光する書き込みユニット(図示せず)と、感光体ドラムと現像装置と帯電装置と感光体クリーニング部と1次転写ローラとを備え、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像を形成する感光体ユニットと、ローラによって回転され、感光体ユニットで形成されたトナー像を用紙に搬送する中間転写体として機能する中間転写ベルトと、中間転写ベルト上に形成されたトナー像を用紙に転写する2次転写ローラと、用紙に転写されたトナー像を定着させる定着装置と、用紙トレイから所望の用紙を搬送する給紙ローラやレジストローラ、ループローラ、反転ローラ、排紙ローラ等の搬送部などにより構成される。なお、図3はプリンタ部34の一例であり、各部の構成や配置、構造などは適宜変更可能である。例えば、図では、加熱ローラを用紙に接触させて加熱する接触型の定着装置を示しているが、加熱ランプやヒータ等の輻射熱で用紙を加熱する非接触型の定着装置としてもよい。
記憶部35は、メモリやHDDなどからなり、イメージデータや電圧値とウォームアップ時間との関係を記述したテーブルなどを記憶する。状態検出部36は、公知の電圧測定手段及び温度測定手段などからなり、電圧測定手段は、画像形成装置30に供給されている電圧値を検出し、温度測定手段は、定着装置の加熱源の温度を検出する。
ここで、クライアント10から送信される印刷ジョブを最も早く処理させるために、コントローラ20では、通常、各画像形成装置30の処理能力を考慮して印刷完了時間を算出し、印刷処理時間が最も短い画像形成装置30に印刷を指示する。しかしながら、各画像形成装置30のウォームアップ時間は異なり、処理能力が高くてもウォームアップ時間が長い装置は印刷完了時間が長くなる場合がある。そこで、各画像形成装置30の処理能力とウォームアップ時間を考慮して印刷完了時間を算出する方法が提案されていた。
しかしながら、各画像形成装置30の電源供給形態は様々であり、同一電源アウトレット(例えば、トランス単位やブレーカー単位、もしくは、延長アウトレットなど)に他の装置(例えば、他の画像形成装置や空調機、家電機器)が接続されている場合には、その複数の装置に電力を分け合うために電圧降下が生じ、装置の動作に影響が現れる。特に、画像形成装置30の定着装置は、加熱ローラや加熱ランプなどの加熱源の消費電力が大きく、電圧降下が生じた場合には加熱源の温度上昇が著しく遅くなる。その結果、定着装置が室温から定格温度に到達するまでの時間(ウォームアップ時間)が長くなり、定格電圧が供給された場合に印刷完了時間が最も短くなる画像形成装置30に印刷を実行させても、必ずしも最短の時間で印刷を完了させることはできない。
そこで、本実施例では、各画像形成装置30に定格電圧が供給されている場合と電圧降下が生じている場合におけるウォームアップ時間を測定し、その測定結果(テーブル)をコントローラ20の記憶部24(又はクライアント10の記憶部16や画像形成装置30の記憶部35等)に記憶しておく。また、印刷ジョブを受信した場合に、コントローラ20の制御部21(又はクライアント10の制御部11)は、各画像形成装置30から状態検出部36で検出した電圧値を取得する。そして、現在の状態における画像形成装置30のウォームアップ時間を特定し、特定したウォームアップ時間と処理能力と印刷枚数とに基づいて印刷完了時間を算出し、印刷処理時間が最も短い画像形成装置30を選択して印刷を指示する。
このような制御を行うことにより、各画像形成装置30の電源ラインに電圧降下が生じている場合であっても正確なウォームアップ時間を知ることができ、印刷処理時間が最も短い画像形成装置30を確実に選択することができる。
以下、本実施例の画像形成システムの動作について、図4乃至図7のフローチャート図を参照して説明する。図4及び図5は、画像形成装置30の動作を示し、図6及び図7は、コントローラ20の動作を示している。
まず、印刷が指示される前の段階における動作について説明する。図4のステップS101で、画像形成装置30の制御部31は、状態検出部36に自装置に供給されている電圧値を検出させ、検出した電圧値を記憶部35に記憶する。
次に、ステップS102で、制御部31は、画像形成装置30の動作状態を停止モード又は省電力モードからスタンバイモードに変更して、画像形成装置30のウォームアップ動作を開始し、定着装置に電力を供給する。
次に、ステップS103で、制御部31は、状態検出部36に定着装置の温度を検出させ、検出した温度を記憶部35に記憶する。そして、この処理を定着装置が動作可能になる温度(例えば、印刷インクのトナーが紙に固着できる温度、以下、定格温度と呼ぶ。)に到達するまで継続して実行する。図8に、定着装置の温度変化の一例を示す。
定着装置が定格温度に達したら(ステップS104のYes)、ステップS105で、制御部31は、定着装置が停止モード又は省電力モード時の温度(室温、例えば20℃)から定格温度(例えば、200℃)に到達するまでのウォームアップ時間を算出する。
そして、ステップS106で、制御部31は、電圧値とその電圧値におけるウォームアップ時間とを、自装置を識別する情報(例えば、IP(Internet Protocol)アドレスやBios(Basic Input/Output System)名)に関連付けてコントローラ20に通知する。
以上の一連の動作を画像形成装置30に定格電圧が供給されている時、及び、電源ラインに他の装置が接続されて電圧降下が生じている時に実行する。そして、コントローラ20の制御部21は、複数の画像形成装置30に対して電圧値とウォームアップ時間との関係を記述したテーブルを作成し、記憶部24に記憶する。なお、このテーブルは各画像形成装置30に対する電圧値とウォームアップ時間との関係のみを記述してもよいし、表1に示すように、各画像形成装置30の処理能力を記述してもよいし、表2に示すように、各画像形成装置30の処理能力で所定枚数の印刷を実行した場合の印刷完了時間を記述してもよい。また、このテーブルは一度取得すればよいが、時間の経過と共に画像形成装置30の状態が変化する恐れがあることから、所定の頻度(例えば、一か月に一度程度)で測定を実行してテーブルを更新することが望ましい。
次に、印刷が指示された時の動作について説明する。なお、コントローラ20が参照可能な記憶部(記憶部24や記憶部35)には、前述した図4のフローに従って取得されたテーブルや各画像形成装置30の処理能力が記憶されているものとする。
まず、図6のステップS301で、コントローラ20の制御部21は、クライアント10から送信される印刷ジョブを監視し、印刷ジョブを受信したら、ステップS302で、制御部21(取得部)は、通信ネットワークに接続されている各画像形成装置30に対して、自装置に供給されている電圧値の取得を指示する。
一方、画像形成装置30では、図5のステップS201で、制御部31は、コントローラ20からの指示を監視し、電圧値の取得指示を受信したら、ステップS202で、状態検出部36に自装置に供給されている電圧値を検出させる。そして、ステップS203で、制御部31は、コントローラI/F部32を介して取得した現在の電圧値をコントローラ20に通知する。
次に、図6に戻って、ステップS303で、制御部21(取得部)は、各画像形成装置30から現在の電圧値を取得し、その電圧値を画像形成装置30の識別情報に関連付けて記憶部24に記憶する。
次に、ステップS304で、制御部21(判断部)は、各画像形成装置30の印刷完了時間を演算する。具体的には、図7のステップS304aで、予め記憶したテーブルと取得した現在の電圧値とに基づいて現在の電圧値に対応するウォームアップ時間を特定する。次に、ステップS304bで、印刷ジョブを解析して印刷ジョブで指定された印刷枚数を特定し、ステップS304cで、ウォームアップ時間に、処理能力と印刷枚数を掛け合わせた値を加算して印刷完了時間を演算する。そして、ステップS304dで、全ての画像形成装置30に対して印刷完了時間の演算を繰り返す。
次に、図6に戻って、ステップS305で、制御部21(判断部)は、全ての画像形成装置30に対して演算した印刷完了時間を比較し、最も印刷完了時間が短い画像形成装置30を選択する。そして、ステップS306で、制御部21は、上記ステップで選択した画像形成装置30に対して、印刷ジョブから作成したイメージデータを送信し、印刷を指示する。
上記印刷完了時間について、具体的に説明する。表2に示すように、画像形成装置30を低速機と中速機の2種類とし、低速機の処理能力を20枚/分、ウォームアップ時間を定格電圧時60秒、5%電圧降下時72秒、10%電圧降下時84秒、中速機の処理能力を50枚/分、ウォームアップ時間を定格電圧時100秒、5%電圧降下時120秒、10%電圧降下時140秒とする。
上記条件において、例えば、50枚印刷する場合の印刷完了時間(表2の左側太枠部、図9の四角マーク)は、定格電圧が供給されている状態(100V)では、低速機は210秒、中速機は160秒であり、中速機で処理した方が早くプリントが終了する。同様に、5%の電圧降下を起こしている状態(95V)では、低速機は222秒、中速機は160秒であり、やはり中速機で処理した方が早くプリントが終了する。同様に、10%の電圧降下を起こしている状態(90V)では、低速機は234秒、中速機は200秒であり、やはり中速機で処理した方が早くプリントが終了する。
一方、25枚印刷する場合の印刷完了時間(表2の右側太枠部、図9の三角マーク)は、定格電圧が供給されている状態(100V)では、低速機は135秒、中速機は130秒であり、中速機で処理した方が早くプリントが終了する。しかしながら、5%の電圧降下を起こしている状態(95V)では、低速機は147秒、中速機は150秒であり、低速機で処理した方が早くプリントが終了する。同様に、10%の電圧降下を起こしている状態(90V)では、低速機は159秒、中速機は170秒であり、低速機で処理した方が早くプリントが終了する。従って、この場合は定格電圧時の印刷完了時間で装置を選択すると、実際の電圧状態では印刷完了時間が遅い装置を選択する場合が生じるが、本実施例では、実際の電圧状態において印刷完了時間を比較するため、印刷完了時間が最も短い装置を確実に選択することができる。
このように、定格電圧供給時及び電圧降下発生時における各画像形成装置30の特性(ウォームアップ時間)を測定し、テーブルを作成、記憶しておき、印刷ジョブを受信した時に、各画像形成装置30に供給されている現在の電圧値を取得し、現在の電圧値とテーブルとに基づいて現在の電圧値に対応するウォームアップ時間を特定し、特定したウォームアップ時間に処理能力と印刷枚数とを掛け合わせた値を加算して印刷完了時間を算出し、印刷完了時間が最も短い画像形成装置30を選択して、その画像形成装置30に印刷を指示するため、電圧降下によってウォームアップ時間が変動する場合であっても最短で印刷を実行することが可能となる。
なお、上記では、ウォームアップ時間が定着装置の温度に依存する場合を例にして説明したが、ウォームアップ時間が定着装置以外の構成要素の状態に依存する場合は、その構成要素に対して電圧値とウォームアップ時間との関係を記述したテーブルを作成しておけばよい。
次に、本発明の第2の実施例に係る画像形成システム及び印刷制御方法並びに印刷制御プログラムについて、図10乃至図13を参照して説明する。図10乃至図12は、本実施例の画像形成システムの動作を示すフローチャート図であり、図13は、本実施例の画像形成装置の特性を示す図である。
前記した第1の実施例では、予め定格電圧供給時及び電圧降下時にウォームアップ時間を測定してテーブルとして記憶しておき、印刷ジョブ受信時に現在の電圧値を取得し、テーブルを参照してウォームアップ時間を特性し、特定したウォームアップ時間を用いて印刷完了時間を算出する構成としたが、本実施例では、予めテーブルを作成して記憶することなく印刷完了時間を算出する方法を提案する。
具体的には、取得部は、印刷ジョブ受信時に、各画像形成装置30から、ウォームアップ動作を開始してから所定時間が経過するまでの定着装置の温度情報を取得し、判断部は、取得した温度情報に基づいて温度上昇率を算出し、算出した温度上昇率に基づいてウォームアップ時間を推定し、推定したウォームアップ時間を用いて印刷完了時間を算出する。その場合、画像形成システムの構成は図1乃至図3と同様であるが、本実施例では、コントローラ20の記憶部24や画像形成装置30の記憶部35にはテーブルを記憶する必要はない。
以下、本実施例の画像形成システムの動作について、図10乃至図12のフローチャート図を参照して説明する。図10は画像形成装置30の動作を示し、図11及び図12はコントローラ20の動作を示している。
まず、図11のステップS501で、コントローラ20の制御部21は、クライアント10からの印刷ジョブを監視し、印刷ジョブを受信したら、ステップS502で、制御部21(取得部)は、通信ネットワークに接続されている各画像形成装置30に対して、定着装置の温度の取得を指示する。
一方、画像形成装置30では、図10のステップS401で、制御部31は、コントローラ20からの指示を監視し、定着装置の温度の取得指示を受信したら、ステップS402で、画像形成装置30の動作状態を停止モード又は省電力モードからスタンバイモードに変更してウォームアップ動作を開始し、定着装置に電力を供給する。
次に、ステップS402で、制御部31は、状態検出部36に定着装置の温度を検出させ、この動作を所定時間が経過するまで繰り返し実行する。この所定時間は、定着装置の加熱源の温度上昇が安定し、定格温度に到達するまでのウォームアップ時間を推定できるデータが得られる時間であればよく、各画像形成装置30の定着装置の特性に応じて適宜設定可能である。このようにして得られた定着装置の温度変化は、例えば図13の実線のようになる。
次に、ウォームアップ開始後、所定の時間が経過したら、ステップS405で、制御部31は、自装置の識別情報に関連づけて、コントローラ20に取得した定着装置の温度情報を通知する。なお、ここではコントローラ20に測定した温度情報を通知する構成とするが、温度情報から温度上昇率を算出して、その温度上昇率を通知してもよいし、更に、算出した温度上昇率から定格温度に到達するまでのウォームアップ時間を推定し、そのウォームアップ時間を通知してもよい。
次に、図11に戻って、ステップS503で、制御部21(取得部)は、各画像形成装置30から定着装置の温度情報を取得し、その温度情報を画像形成装置30の識別情報に関連付けて記憶部24に記憶する。
次に、ステップS504で、制御部21(判断部)は、各画像形成装置30の印刷完了時間を演算する。具体的には、図12のステップS504aで、温度情報から温度上昇率を算出し、算出した温度上昇率から定格温度に到達するまでのウォームアップ時間を推定する。次に、ステップS504bで、印刷ジョブを解析して印刷ジョブで指定された印刷枚数を特定し、ステップS504cで、ウォームアップ時間に、処理能力と印刷枚数を掛け合わせた値を加算して印刷完了時間を演算する。そして、ステップS504dで、全ての画像形成装置30に対して印刷完了時間の演算を繰り返す。
例えば、上記所定の時間を20秒とした場合の例を図13に示す。この場合、ウォームアップ動作の開始から20秒経過時までの温度変化(図の実線)に基づいて温度上昇率を算出し、その温度上昇率で温度が上昇すると仮定して定格温度(200℃)になるまでの温度推移(図の破線)を求め、定格温度(200℃)に到達した時の時間をウォームアップ時間として推定する。なお、温度上昇率の算出は、ウォームアップ動作開始時の温度と所定の時間(20秒)経過時の温度の2点で算出してもよいし、ウォームアップ動作の開始から所定の時間(20秒)経過時までの各時間の温度の点を最小自乗法等で処理して算出してもよい。
次に、図11に戻って、ステップS505で、制御部21(判断部)は、全ての画像形成装置30に対して演算した印刷完了時間を比較し、最も印刷完了時間が短い画像形成装置30を選択する。そして、ステップS506で、制御部21は、上記ステップで選択した画像形成装置30に対して、印刷ジョブから作成したイメージデータを送信し、印刷を指示する。
このように、印刷ジョブを受信した時に、各画像形成装置30の定着装置の温度情報を取得し、この温度情報から温度上昇率を算出し、算出した温度上昇率からウォームアップ時間を推定し、推定したウォームアップ時間に処理能力と印刷枚数を掛け合わせた値を加算して印刷完了時間を演算し、印刷完了時間が最も短い画像形成装置30に対して印刷を指示するため、電圧降下によってウォームアップ時間が変動する場合であっても最短で印刷を実行することが可能となる。
なお、上記各実施例では、コントローラ20で印刷完了時間を演算する構成としたが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、クライアント10や通信ネットワークに接続される他の装置(例えば、サーバなど)で印刷完了時間を演算して印刷を実行する画像形成装置30を選択できるようにしてもよい。
本発明は、複数の画像形成装置を備える画像形成システム及び該画像形成システムにおける印刷動作を制御する方法並びにプログラムに利用可能である。
10 クライアント
11 制御部
12 OS
13 アプリケーション
14 プリンタドライバ
15 ネットワークI/F部
16 記憶部
17 表示部
18 操作部
20 コントローラ
21 制御部
22 ネットワークI/F部
23 RIP部
24 記憶部
25 プリンタI/F部
26 アプリケーション部
27 表示部
28 操作部
30 画像処理装置
31 制御部
32 コントローラI/F部
33 パネル操作部
34 プリンタ部
35 記憶部
36 状態検出部
11 制御部
12 OS
13 アプリケーション
14 プリンタドライバ
15 ネットワークI/F部
16 記憶部
17 表示部
18 操作部
20 コントローラ
21 制御部
22 ネットワークI/F部
23 RIP部
24 記憶部
25 プリンタI/F部
26 アプリケーション部
27 表示部
28 操作部
30 画像処理装置
31 制御部
32 コントローラI/F部
33 パネル操作部
34 プリンタ部
35 記憶部
36 状態検出部
Claims (11)
- 複数の画像形成装置を備える画像形成システムにおいて、
各々の前記画像形成装置における、定格の電圧値及び電圧降下により低下した電圧値を含む複数の電圧値と各々の電圧値におけるウォームアップ時間との関係を示すテーブルを記憶する記憶部と、
印刷が指示された時に、各々の前記画像形成装置から、当該画像形成装置に供給されている現在の電圧値を取得する取得部と、
取得した前記現在の電圧値と記憶した前記テーブルとに基づいて、前記現在の電圧値に対応するウォームアップ時間を特定し、特定した前記ウォームアップ時間と指示された枚数の印刷を実行するために要する印刷時間とを加算して印刷完了時間を算出し、前記印刷完了時間が最も短い画像形成装置を選択し、選択した前記画像形成装置に印刷を実行させる判断部と、
を少なくとも備えることを特徴とする画像形成システム。 - 前記ウォームアップ時間は、定着装置が室温から動作可能温度に到達するまでの時間であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
- 複数の画像形成装置を備える画像形成システムにおいて、
印刷が指示された時に、各々の前記画像形成装置から、ウォームアップ動作を開始してから所定時間が経過するまでの定着装置の温度情報を取得する取得部と、
取得した前記温度情報に基づいて、前記定着装置が室温から動作可能温度に到達するまでのウォームアップ時間を推定し、推定した前記ウォームアップ時間と指示された枚数の印刷を実行するために要する印刷時間とを加算して印刷完了時間を算出し、前記印刷完了時間が最も短い画像形成装置を選択し、選択した前記画像形成装置に印刷を実行させる判断部と、
を少なくとも備えることを特徴とする画像形成システム。 - 前記画像形成システムに、前記複数の画像形成装置に通信ネットワークで接続されるコントローラを備え、
前記コントローラに、少なくとも前記取得部と前記判断部とを備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の画像形成システム。 - 複数の画像形成装置を備える画像形成システムにおける印刷制御方法であって、
各々の前記画像形成装置における、定格の電圧値及び電圧降下により低下した電圧値を含む複数の電圧値と各々の電圧値におけるウォームアップ時間との関係を示すテーブルを作成し、記憶する記憶ステップと、
印刷が指示された時に、各々の前記画像形成装置から、当該画像形成装置に供給されている現在の電圧値を取得する取得ステップと、
取得した前記現在の電圧値と記憶した前記テーブルとに基づいて、前記現在の電圧値に対応するウォームアップ時間を特定し、特定した前記ウォームアップ時間と指示された枚数の印刷を実行するために要する印刷時間とを加算して印刷完了時間を算出し、前記印刷完了時間が最も短い画像形成装置を選択し、選択した前記画像形成装置に印刷を実行させる判断ステップと、
を少なくとも有することを特徴とする印刷制御方法。 - 前記ウォームアップ時間は、定着装置が室温から動作可能温度に到達するまでの時間であることを特徴とする請求項5に記載の印刷制御方法。
- 複数の画像形成装置を備える画像形成システムにおける印刷制御方法であって、
印刷が指示された時に、各々の前記画像形成装置から、ウォームアップ動作を開始してから所定時間が経過するまでの定着装置の温度情報を取得する取得ステップと、
取得した前記温度情報に基づいて、前記定着装置が室温から動作可能温度に到達するまでのウォームアップ時間を推定し、推定した前記ウォームアップ時間と指示された枚数の印刷を実行するために要する印刷時間とを加算して印刷完了時間を算出し、前記印刷完了時間が最も短い画像形成装置を選択し、選択した前記画像形成装置に印刷を実行させる判断ステップと、を少なくとも有することを特徴とする印刷制御方法。 - 前記画像形成システムに、前記複数の画像形成装置に通信ネットワークで接続されるコントローラを備え、
前記コントローラで、少なくとも前記取得ステップと前記判断ステップとを実行することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか一に記載の印刷制御方法。 - 複数の画像形成装置を備える画像形成システムで動作する印刷制御プログラムであって、
コンピュータを、
印刷が指示された時に、各々の前記画像形成装置から、当該画像形成装置に供給されている現在の電圧値を取得する取得部、
取得した前記現在の電圧値と、予め記憶された、各々の前記画像形成装置における、定格の電圧値及び電圧降下により低下した電圧値を含む複数の電圧値と各々の電圧値におけるウォームアップ時間との関係を示すテーブルと、に基づいて、前記現在の電圧値に対応するウォームアップ時間を特定し、特定した前記ウォームアップ時間と指示された枚数の印刷を実行するために要する印刷時間とを加算して印刷完了時間を算出し、前記印刷完了時間が最も短い画像形成装置を選択し、選択した前記画像形成装置に印刷を実行させる判断部、
として機能させることを特徴とする印刷制御プログラム。 - 前記ウォームアップ時間は、定着装置が室温から動作可能温度に到達するまでの時間であることを特徴とする請求項9に記載の印刷制御プログラム。
- 複数の画像形成装置を備える画像形成システムで動作する印刷制御プログラムであって、
コンピュータを、
印刷が指示された時に、各々の前記画像形成装置から、ウォームアップ動作を開始してから所定時間が経過するまでの定着装置の温度情報を取得する取得部、
取得した前記温度情報に基づいて、前記定着装置が室温から動作可能温度に到達するまでのウォームアップ時間を推定し、推定した前記ウォームアップ時間と指示された枚数の印刷を実行するために要する印刷時間とを加算して印刷完了時間を算出し、前記印刷完了時間が最も短い画像形成装置を選択し、選択した前記画像形成装置に印刷を実行させる判断部、
として機能させることを特徴とする印刷制御プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008241036A JP2010073017A (ja) | 2008-09-19 | 2008-09-19 | 画像形成システム及び印刷制御方法並びに印刷制御プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008241036A JP2010073017A (ja) | 2008-09-19 | 2008-09-19 | 画像形成システム及び印刷制御方法並びに印刷制御プログラム |
Publications (1)
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---|---|
JP2010073017A true JP2010073017A (ja) | 2010-04-02 |
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ID=42204715
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JP2008241036A Withdrawn JP2010073017A (ja) | 2008-09-19 | 2008-09-19 | 画像形成システム及び印刷制御方法並びに印刷制御プログラム |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012117897A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Kyocera Document Solutions Inc | 検出装置及び画像形成装置 |
-
2008
- 2008-09-19 JP JP2008241036A patent/JP2010073017A/ja not_active Withdrawn
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JP2012117897A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Kyocera Document Solutions Inc | 検出装置及び画像形成装置 |
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