JP2010072333A - 合焦レンズ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】合焦状態の判別を行う範囲に複数の被写体が存在するとき、その中の撮影者の意図する特定の被写体を対象にして、精度の高い焦点調節を行う。
【解決手段】フォーカスレンズ群1、変倍レンズ群2、合焦状態検出手段5及びこれらの演算手段8を有し、フォーカスレンズ群1、変倍レンズ群2の少なくとも一方が焦点深度の深い方に移動している場合に、焦点の調節動作を停止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、焦点深度を勘案して合焦動作を行う合焦レンズ装置に関するものである。
従来のオートフォーカスシステムは特許文献1、2のように、合焦状態の判別を行う範囲の全ての被写体に対して、常に合焦状態を保持するための焦点の調節動作を行っている。そのため、ズームレンズのズーム動作中においても、合焦状態を判別する範囲が変化するため、合焦状態を保つために焦点の調節動作を行っている。
特開2004−117439号公報 特開平6−169423号公報
通常の撮影形態で、画面内に複数の被写体が存在し、その中の撮影者の意図する特定の被写体を対象にして、焦点の調節動作を行うことがある。オートフォーカスを用いないズームレンズを用いて、その広角側を利用してこの撮影を行う場合には、焦点深度が深いため、特定の被写体に対して精度の高い焦点の調節動作を行うことが困難である。
そのため撮影者は、一旦、焦点深度の浅い望遠側にズームレンズを移動して、特定の被写体に対する正確な焦点の調節動作を行い、その後に広角側にズームレンズを戻して撮影を行う方法がある。
しかし従来のオートフォーカスシステムでは、合焦状態の判別を行う範囲の全ての被写体に対して、合焦状態を保つための平均的な焦点の調節動作を行ってしまう。そのため、合焦状態の判別を行う範囲に複数の被写体が存在するとき、その中の特定の被写体に対して、特に焦点調節動作を行うことは困難である。
また、ズームレンズの望遠側を利用して、合焦状態の判別を行う範囲に特定の被写体のみを入れることが可能な場合に、その時点では精度の高い焦点の調節動作を自動的に行うことが可能である。しかし、広角側にズームレンズを移動すると、再度焦点の調節動作を行ってしまうため、同様に特定の被写体に対して焦点調節動作を行うことができない。
本発明の目的は、上述の問題点を解消し、撮影者の意図する特定の被写体を対象にして、精度の高い焦点調節動作を行うことができる合焦レンズ装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る合焦レンズ装置は、合焦のために移動するフォーカス群と、変倍のために移動する変倍レンズ群とを有するズームレンズを備え、前記変倍レンズ群が前記ズームレンズの焦点深度が深くなる方向に移動する場合に、前記フォーカス群による合焦動作を停止することを特徴とする。
本発明に係る合焦レンズ装置によれば、合焦状態の判別を行う範囲に複数の被写体が存在するとき、その中の撮影者の意図する特定の被写体を対象にして、精度の高い焦点調節動作の実施が可能となる。
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は実施例1のオートフォーカス機能を備えたズームレンズの光学系と制御系のブロック回路構成図である。光軸上に、フォーカスレンズ群1、変倍レンズ群2、分岐光学系3、撮像手段4が配列され、分岐光学系3の反射方向には合焦状態検出手段5が配置されている。フォーカスレンズ群1の位置及び変倍レンズ群2の位置は、フォーカス位置検出手段6及びズーム位置検出手段7によりそれぞれ検出され、これらの検出手段6、7の出力及び合焦状態検出手段5の出力は演算手段8に接続されている。また演算手段8の出力は、フォーカス駆動手段9、ズーム駆動手段10にそれぞれ接続され、これらの駆動手段9、10によりフォーカスレンズ群1、変倍レンズ群2がそれぞれ駆動するようにされている。更に、演算手段8にはズーム駆動指令手段11の出力が接続されている。
フォーカスレンズ群1を通過した光束は変倍レンズ群2を通過し、更にこの光束は分岐光学系3において透過光と反射光の2つの光束に分割される。そして透過光は撮像手段4に結像し、反射光は合焦状態検出手段5に結像する。
合焦状態検出手段5は結像した光束から、撮像手段4の焦点の状態を示す合焦状態を判別することができ、フォーカスレンズ群1を駆動することにより、撮像手段4に結像する画像の焦点の調節動作を行うことが可能である。
演算手段8は合焦状態検出手段5で得られる合焦状態から、撮像手段4における焦点を合焦するためにフォーカスレンズ群1の移動量を演算し、フォーカス駆動手段9を制御することでフォーカスレンズ群1を駆動し合焦の調節動作を行う。また、フォーカス位置検出手段6はフォーカスレンズ群1の位置の検出を行う。
ズーム位置検出手段7は変倍レンズ群2の位置の検出を行い、演算手段8の指令によりズーム駆動手段10が変倍レンズ群2の駆動を行い、撮像手段4に結像する画像の倍率の調節を行うことが可能となる。また、ズーム駆動指令手段11の指示により、演算手段8はズーム駆動手段10を制御することで変倍レンズ群2を駆動する。
図2はオートフォーカス(AF)の状態を示し、変倍レンズ群2が広角端から望遠端まで移動すると、ズーム位置Zpは広角端ZWから望遠端ZTに変化する。ズーム位置Zpはズーム位置検出手段7を介して演算手段8に入力される値である。また、ズーム位置Zpは倍率が望遠側ほど大きな値となり、広角側ほど小さな値となる。一般的に、ズーム位置Zpが望遠側に移動するほど焦点深度は浅くなり、広角側に移動するほど焦点深度は深くなる。
ズーム位置Zpが所定の閾値であるAF有効位置AFon以上の場合には、常にオートフォーカス動作(合焦動作、AF動作)は有効になり、ズーム位置Zpが所定の閾値であるAF無効位置AFof以下の場合には、常にオートフォーカス動作は無効になる。なお、AF有効位置AFonとAF無効位置AFofは、AFon≧AFofの条件を満たす任意の値である。
また、ズーム位置Zpが[AF停止位置AFsp+AF停止不感帯α]以上の場合には、オートフォーカス動作は有効になり、以下の場合にはオートフォーカス動作は無効になる。ここで、AF停止位置AFsp、AF停止不感帯αは変数である。またAF停止不感帯αは、オートフォーカス動作の有効・無効が頻繁に変更されることを防止するための不感帯である。AF動作が有効の時のAF停止不感帯αに代入されるAF有効停止不感帯αon、及びAF動作が無効の時のAF停止不感帯αに代入されるAF無効停止不感帯αofは、所定の値である。
図3は演算手段8による動作フローチャート図である。演算手段8はステップS101で動作を開始し、ステップS102でAF停止位置AFspにAF無効位置AFofを設定し、AF停止不感帯αにAF有効停止不感帯αonを設定し、次にステップS103を実行する。ステップS103では、ズーム位置Zpと[AF停止位置AFsp+AF停止不感帯α]との大小の判断を行う。ズーム位置Zpが大きい場合には、ステップS109の合焦判定動作が実行され、小さい場合には合焦が無効となりステップS104が実行される。
ステップS109では、合焦状態検出手段5から入力された合焦状態を判別する。次のステップS110で、焦点が合焦状態でないと判断した場合にステップS111を実行し、合焦の場合にはステップS112を実行する。ステップS111ではフォーカスレンズ群1を駆動し、オートフォーカスを行うことで焦点調節を行い、ステップS103に戻り処理を繰り返す。
ステップS112では、AF停止不感帯αにAF有効停止不感帯αonを設定し、次のステップS113で、ズーム位置ZpとAF停止位置AFspの大小の判断を行う。ズーム位置Zpが小さい場合にはステップS103に戻り処理を繰り返し、ズーム位置Zpが大きい場合つまり望遠側に移動するときにAF停止位置AFspの更新を行うためにステップS114が実行される。
ステップS114では、ズーム位置ZpとAF有効位置AFonの大小の判断を行う。ズーム位置Zpが小さい場合には、ステップS115でAF停止位置AFspにズーム位置Zpを入力し、ステップS103に戻り処理を繰り返す。ズーム位置Zpが大きい場合には、ステップS116でAF停止位置AFspにAF有効位置AFonを入力し、ステップS103に戻り処理を繰り返す。なお、AFsp≦AFonの関係にある。
ステップS104では、AF停止不感帯αにAF無効停止不感帯αofを設定し、次のステップS105でズーム位置ZpとAF停止位置AFspの大小の判断を行う。ズーム位置Zpが大きい場合にはステップS103に戻り処理を繰り返し、小さい場合つまり広角側に移動するときにAF停止位置AFspの更新を行うためにステップS106が実行される。
ステップS106では、ズーム位置ZpとAF無効位置AFofの大小の判断を行い、ズーム位置Zpが大きい場合には、ステップS108でAF停止位置AFspにズーム位置Zpを入力し、ステップS103に戻り処理を繰り返す。ズーム位置Zpが小さい場合には、ステップS107でAF停止位置AFspにAF無効位置AFofを入力し、ステップS103に戻り処理を繰り返す。なお、AFsp≧AFofの関係にある。
つまり、ステップS103の判断において、オートフォーカス動作が有効な場合には、ステップS112でAF停止不感帯αにAF有効停止不感帯αonが設定される。また、オートフォーカス動作が無効な場合には、ステップS104でAF停止不感帯αにAF無効停止不感帯αofが設定される。
ステップS112に続くステップS113において、AF停止位置AFspはオートフォーカス有効時にズーム位置ZpがAF停止位置AFspよりも望遠側に移動すると、ズーム位置Zpに再設定される。ただし、ズーム位置ZpがAF有効位置AFonを超える場合には、AF停止位置AFspはAF有効位置AFonとなる。
ステップS104に続くステップS105において、AF停止位置AFspはオートフォーカス無効時に、ズーム位置ZpがAF停止位置AFspより広角側に移動すると、ズーム位置Zpに再設定される。ただし、ズーム位置ZpがAF無効位置AFofを超える場合には、AF停止位置AFspはAF無効位置AFofとなる。
このように、ズーム位置が望遠側に移動する場合に焦点調整を行うが、広角側に移動する場合には焦点調整を行わないといった動作が行われる。オートフォーカスシステムを用いた変倍レンズ群2の焦点深度が浅い望遠側を利用して、撮影者が意図する特定の被写体を対象にした精度の高い焦点調節動作ができる。
また、変倍レンズ群2を深度の焦点が深い広角側に移動したときに、オートフォーカス動作を無効にし、合焦状態の判別を行う範囲に複数の被写体が存在しても、特定の被写体への合焦の状態を保つことができる。そして、変倍レンズ群2を焦点深度が浅い望遠側に移動することで、再度オートフォーカスを用いた焦点の調節動作ができる。
つまり、フォーカスレンズ群1又は変倍レンズ群2の少なくとも一方が、焦点深度が深い方に移動している場合に焦点の調節動作を停止する。
なお本実施例1では、オートフォーカス有効/無効の判断に、ズーム位置Zpを利用したが、例えばズーム位置Zpと、フォーカス位置により求めることができる変倍レンズ群2の画角、画界、焦点距離、敏感度等を用いても、同様の効果を得ることができる。
図4は実施例2の光学系と制御系のブロック回路構成図を示し、図1に対して、変倍レンズ群2と分岐光学系3との間に防振レンズ21が配置されている。そして、演算手段8の出力は防振制御手段22を介して防振レンズ21に接続されている。そして、フォーカスレンズ群1を通過した光束は、変倍レンズ群2、防振レンズ21を通過する。
防振制御手段22は変倍レンズ群2の微振動を除去し、撮像手段4に結像する映像を静止すると共に、変倍レンズ群2が大きく動いているパンニング状態の振動検出もできる。このパンニング状態では、撮影者が意図する特定の被写体が変更されたと判断できる。
図5は実施例2における演算手段8による動作フローチャート図である。演算手段8はステップS202でAF停止位置AFspにAF無効位置AFofを設定し、AF停止不感帯αに定数を設定し、AF有効フラグFLonに有効を設定する。
ステップS203では、AF有効フラグFLonが有効の場合には、次にステップS206の動作が実行され、それ以外の場合にはステップS204が実行される。ステップS206では、ズーム位置Zpと[AF停止位置AFsp+AF停止不感帯α]との大小の判断を行う。ズーム位置Zpが大きい場合には、次にステップS208の動作が実行され、小さい場合にはステップS207が実行される。
ステップS208では、合焦状態検出手段5から得られた合焦状態を判別する。次にステップS209で、焦点が合焦状態と判断された場合にステップS211を実行し、合焦状態でない場合にはステップS210を実行する。ステップS210では、フォーカスレンズ群1を駆動し、オートフォーカスを行うことで焦点調節を行い、ステップS203に戻り処理を繰り返す。
ステップS211では、ズーム位置ZpとAF停止位置AFspの大小の判断を行う。ズーム位置Zpが小さい場合にはステップS203に戻り、処理を繰り返す。大きい場合にはステップS212が実行される。ステップS212では、ズーム位置ZpとAF有効位置AFonの大小の判断を行う。ズーム位置Zpが小さい場合には、ステップS214でAF停止位置AFspにズーム位置Zpを入力し、ステップS203に戻り処理を繰り返す。
ズーム位置Zpが大きい場合には、ステップS213でAF停止位置AFspにAF有効位置AFonを入力し、ステップS203に戻り処理を繰り返す。
ステップS207では、AF有効フラグFLonに無効を設定してステップS203に戻り、処理を繰り返す。
ステップS204では、防振制御手段22より入力されるパンニング状態を判断し、パンニング中の場合には次のステップS205が実行され、パンニングしていない場合にはステップS203に戻り処理を繰り返す。パンニングしていると判断されたステップS205では、被写体が変化したと想定し、AF停止位置AFspにAF無効位置AFofを設定し、AF有効フラグFLonに有効を設定し、ステップS203に戻りAF動作を再開する。
ステップS206で、ズーム位置Zpが[AF停止位置AFsp+AF停止不感帯α]以上のときで、かつAF有効フラグFLonが有効な場合には、ステップS208でオートフォーカス動作は有効になる。また、それ以外の場合には、ズーム位置が広角側に移動した場合で、常に同一の被写体を撮影していると想定しオートフォーカス動作は行わず、ステップS207でAF有効フラグFLonが無効に設定される。
ステップS212で、ズーム位置ZpがAF有効位置AFon以上で判断した場合には、常にオートフォーカス動作は有効になり、ズーム位置ZpがAF無効位置AFof以下の場合には、常にオートフォーカス動作は無効になる。
オートフォーカス有効時に、ステップS212でAF停止位置AFspはズーム位置ZpがAF停止位置AFspよりも望遠側に移動すると、ズーム位置Zpに再設定される。ただし、ズーム位置ZpがAF有効位置AFonを超える場合には、AF停止位置AFspはAF有効位置AFonとなる。また、変倍レンズ群2がパンニング中の場合には、AF有効フラグFLonが有効に設定される。
このようにして、オートフォーカスシステムを用いた変倍レンズ群2の焦点深度が浅い望遠側を利用して、撮影者が意図する特定の被写体を対象にした精度の高い焦点の調節動作ができる。
また、変倍レンズ群2を焦点深度が深い広角側に移動したときにオートフォーカス動作を無効にし、合焦状態の判別を行う範囲に複数の被写体が存在しても、特定の被写体への合焦の状態を保持することができる。更に、変倍レンズ群2のパンニング状態を判断することで、再度オートフォーカスを用いた焦点の調節動作ができる。
図6は実施例3の光学系と制御系のブロック回路構成図であり、図1に対して演算手段8に再開スイッチ31が接続されている。実施例2で防振動作の検出後にAF有効状態の設定していたのを、本実施例3では再開スイッチ31によりAF有効状態の設定する。
図7は実施例3の演算手段8による動作フローチャート図である。演算手段8はステップS302でAF停止位置AFspにAF無効位置AFofを設定し、AF停止不感帯αに定数を設定し、AF有効フラグFLonに有効を設定する。
ステップS303では、AF有効フラグFLonが有効の場合には、次のステップS306の動作が実行され、無効の場合にはステップS304が実行される。ステップS306では、ズーム位置Zpと[AF停止位置AFsp+AF停止不感帯α]との大小の判断を行う。ズーム位置Zpが大きい場合には、ステップS308の動作が実行され、小さい場合にはステップS307が実行される。
ステップS308では、合焦状態検出手段5から入力された合焦状態を判別し、ステップS309で焦点が合焦状態と判断した場合には、次にステップS311を実行し、それ以外の場合にはステップS310を実行する。ステップS310では、フォーカスレンズ群1を駆動し、オートフォーカスを行うことで焦点調節動作を行い、ステップS303に戻り処理を繰り返す。
ステップS311では、ズーム位置ZpとAF停止位置AFspとの大小の判断を行う。ズーム位置Zpが小さい場合にはステップS303に戻り、処理を繰り返し、大きい場合にはステップS312が実行される。
ステップS312では、ズーム位置ZpとAF有効位置AFonとの大小の判断を行い、ズーム位置Zpが小さい場合には、ステップS314でAF停止位置AFspにズーム位置Zpを入力し、ステップS303に戻り処理を繰り返す。ズーム位置Zpが大きい場合には、ステップS313でAF停止位置AFspにAF有効位置AFonを入力し、ステップS303に戻り処理を繰り返す。
ステップS307では、AF有効フラグFLonに無効を設定し、ステップS303に戻り処理を繰り返す。
ステップS304では、再開スイッチ31から入力されるON/OFF状態を判断し、ONの場合にはステップS305が実行され、OFFの場合にはステップS303に戻り、処理を繰り返す。ステップS305では、AF停止位置AFspにAF無効位置AFofを設定し、AF有効フラグFLonに有効を設定し、ステップS303に戻り処理を繰り返す。
図7のフローチャート図を実行した場合には、ステップS312でズーム位置ZpがAF有効位置AFon以上の場合には、常にオートフォーカス動作は有効になり、ズーム位置ZpがAF無効位置AFof以下の場合にはオートフォーカス動作は無効になる。
ステップS306でズーム位置Zpが[AF停止位置AFsp+AF停止不感帯α]以上のときで、かつAF有効フラグFLonが有効な場合には、オートフォーカス動作は有効になる。それ以外の場合にはオートフォーカス動作は無効になり、ステップS307でAF有効フラグFLonが無効に設定される。
AF停止位置AFspはオートフォーカス有効時に、ズーム位置ZpがAF停止位置AFspよりも望遠側に移動すると、ステップS314でズーム位置Zpに再設定される。ただし、ズーム位置ZpがAF有効位置AFonを超える場合には、ステップS313でAF停止位置AFspはAF有効位置AFonとなる。ステップS304で再開スイッチ31がONの場合には、AF有効フラグFLonが有効に設定される。
このようにして、オートフォーカスシステムを用いた変倍レンズ群2の焦点深度が浅い望遠側を利用して、撮影者の意図する特定の被写体を対象にした精度の高い焦点の調節動作ができる。
また、変倍レンズ群2を焦点深度が深い広角側に移動したときにオートフォーカス動作を無効にし、合焦状態の判別を行う範囲に複数の被写体が存在しても、特定の被写体への合焦の状態を保つことができる。更に、再開スイッチ31がONであるかを判断することで、オートフォーカス再開により焦点の調節動作ができる。
図8は実施例4の光学系と制御系のブロック回路構成図である。図1に対して、分岐光学系3、合焦状態検出手段5は省略されている。本実施例4は映像信号を利用してAF動作を行う。本実施例4を実現するための演算手段8の動作を、図3の動作フローチャート図を用いて説明する。ここで、ステップS109以外は実施例1の動作と同様である。
ステップS109では、合焦状態検出手段5を用いずに撮像手段4から入力される映像から、演算手段8により合焦状態を判別する。図3のフローチャート図を実行した場合のオートフォーカスの状態は、実施例1と同様である。
本実施例4では、変倍レンズ群2の焦点深度が浅い望遠側を利用して、撮影者が意図する特定の被写体を対象にした精度の高い焦点の調節動作が可能である。
また、変倍レンズ群2を焦点深度が深い広角側に移動した時のオートフォーカス動作を無効にし、合焦状態の判別を行う範囲に複数の被写体が存在しても、特定の被写体への合焦状態を保つことができる。更に、変倍レンズ群2を焦点深度が浅い望遠側に移動することで、再度オートフォーカスを用いた焦点の調節動作ができる。
なお本実施例4では、撮像手段4から入力される映像を基に合焦状態の判別を行っているが、図9に示すように別途にカメラ合焦位置演算手段41を撮像手段4と演算手段8の間に挿入する構成とすることもできる。
このカメラ合焦位置演算手段41には、撮像手段4の出力が接続されており、撮像手段4の合焦状態を判別することができる。この合焦状態を演算手段8に入力することで、同様の効果を得ることができる。
以上の説明では、本発明の好ましい実施例について述べたが、本発明はこれらの実施例に限定されないことは云うまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
実施例1のブロック回路構成図である。 実施例1のオートフォーカスの状態の説明図である。 実施例1の動作フローチャート図である。 実施例2のブロック回路構成図である。 実施例2の動作フローチャート図である。 実施例3のブロック回路構成図である。 実施例3の動作フローチャート図である。 実施例4のブロック回路構成図である。 実施例4の変形例のブロック回路構成図である。
符号の説明
1 フォーカスレンズ群
2 変倍レンズ群
3 分岐光学系
4 撮像手段
5 合焦状態検出手段
6 フォーカス位置検出手段
7 ズーム位置検出手段
8 演算手段
9 フォーカス駆動手段
10 ズーム駆動手段
11 ズーム駆動指令手段
21 防振レンズ
22 防振制御手段
31 再開スイッチ
41 カメラ合焦位置演算手段

Claims (8)

  1. 合焦のために移動するフォーカス群と、変倍のために移動する変倍レンズ群とを有するズームレンズを備え、
    前記変倍レンズ群が前記ズームレンズの焦点深度が深くなる方向に移動する場合に、前記フォーカス群による合焦動作を停止することを特徴とする合焦レンズ装置。
  2. 前記フォーカスレンズ群を駆動するフォーカス駆動手段と、前記フォーカスレンズ群の位置を検出するフォーカス位置検出手段と、合焦状態を検出する合焦状態検出手段と、前記変倍レンズ群を駆動するズーム駆動手段と、前記変倍レンズ群の位置を検出するズーム位置検出手段と、演算手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の合焦レンズ装置。
  3. 前記フォーカスレンズ群及び前記変倍レンズ群の少なくとも一方が焦点深度が浅い方に移動している場合には、前記演算手段は前記合焦動作を行うことを特徴とする請求項2に記載の合焦レンズ装置。
  4. 振動検出手段を有し、該振動検出手段により振動を検出した場合には、前記演算手段は前記合焦動作を再開することを特徴とする請求項2に記載の合焦レンズ装置。
  5. オートフォーカス再開手段を有し、該オートフォーカス再開手段が有効である場合には、前記演算手段は前記合焦動作を再開することを特徴とする請求項2に記載の合焦レンズ装置。
  6. 前記フォーカスレンズ群又は前記変倍レンズ群の少なくとも一方が所定の閾値よりも前記焦点深度が浅い方に位置する場合には、前記演算手段は常に前記合焦動作を行うことを特徴とする請求項2〜5の何れか1つの請求項に記載の合焦レンズ装置。
  7. 前記フォーカスレンズ群又は前記変倍レンズ群の少なくとも一方が所定の閾値よりも前記焦点深度が深い方に位置する場合には、前記演算手段は前記合焦動作を停止することを特徴とする請求項2〜6の何れか1つの請求項に記載の合焦レンズ装置。
  8. 請求項1〜7に記載の合焦レンズ装置を用いたカメラ。
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