JP2010071887A - プローブおよび計測システム - Google Patents
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Abstract
【課題】遅延時間を調整することが可能なプローブを提供すること。
【解決手段】第1プローブ部10Aおよび第2プローブ部10Bは、第1内部導体11と第2内部導体21との電気的接続、第1外部導体13と第2外部導体23との電気的接続、第1内部導体11および第2内部導体21と第1外部導体13および第2外部導体23との絶縁を保持した状態で、第1プローブ部10Aと第2プローブ部10Bとを互いに挿入するための複数の空間が設けられた調整領域を有する。
【選択図】 図2
【解決手段】第1プローブ部10Aおよび第2プローブ部10Bは、第1内部導体11と第2内部導体21との電気的接続、第1外部導体13と第2外部導体23との電気的接続、第1内部導体11および第2内部導体21と第1外部導体13および第2外部導体23との絶縁を保持した状態で、第1プローブ部10Aと第2プローブ部10Bとを互いに挿入するための複数の空間が設けられた調整領域を有する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、プローブおよび計測システムに関する。
オシロスコープ等の計測装置に2本以上の同軸ケーブルにそれぞれ接続されたプローブを使用して測定を行うことがよくある。
通常、同軸ケーブルは1本ずつ単独で製造され、同じ長さのケーブルでも微妙に長さが違うため、遅延時間に多少の誤差が発生する。そのため、複数の信号間で遅延時間を揃えて測定する必要がある場合は、計測装置側で調整することになる。(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−15317号公報
ところが、計測装置側で調整を行うと、調整により測定誤差が発生する可能性がある。
本発明の目的は、遅延時間を調整することが可能なプローブおよび計測システムを提供することにある。
本発明の一例に係わるプローブは、被検査物に接触するコンタクト部と、中心部に設けられた第1内部導体と、前記第1内部導体の一部を被覆し、少なくとも一部の断面形状が円環状の第1絶縁体と、前記第1絶縁体の一部を被覆し、少なくとも一部の断面形状が円環状の第1外部導体とを有する第1プローブ部と、中心部に設けられた第2内部導体と、前記第2内部導体の一部を被覆し、少なくとも一部の断面形状が円環状の第2絶縁体と、前記第2絶縁体の一部を被覆し、少なくとも一部の断面形状が円環状の第2外部導体とを有する第2プローブ部とを有し、前記第1プローブ部および前記第2プローブ部は、第1内部導体と第2内部導体との電気的接続、第1外部導体と第2外部導体との電気的接続、第1内部導体および第2内部導体と第1外部導体および第2外部導体との絶縁を保持した状態で、前記第1プローブ部と前記第2プローブ部とを互いに挿入するための複数の空間が設けられた調整領域を有することを特徴とする。
本発明によれば、遅延時間を調整することが可能になる。
本発明の実施の形態を以下に図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係わる計測装置の構成を示す図である。
図1に示すように、2本のプローブ10が同軸ケーブル110を介して計測装置(例えばオシロスコープ)に接続されている。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係わる計測装置の構成を示す図である。
図1に示すように、2本のプローブ10が同軸ケーブル110を介して計測装置(例えばオシロスコープ)に接続されている。
図2および図3にプローブ10の長手方向に平行な方向の断面図を示す。
図2および図3に示すように、プローブ10は、コンタクト部31、第1プローブ部10A、第2プローブ部10B、およびプローブ長調整つまみ32から構成されている。第1プローブ部10Aは、第1内部導体11、第1絶縁体12、第2外部導体13、および第3絶縁体14等から構成されている。第2プローブ部10Bは、第2内部導体21、第2絶縁体22、第2外部導体23、および第4絶縁体24等から構成されている。
図2および図3に示すように、プローブ10は、コンタクト部31、第1プローブ部10A、第2プローブ部10B、およびプローブ長調整つまみ32から構成されている。第1プローブ部10Aは、第1内部導体11、第1絶縁体12、第2外部導体13、および第3絶縁体14等から構成されている。第2プローブ部10Bは、第2内部導体21、第2絶縁体22、第2外部導体23、および第4絶縁体24等から構成されている。
第1プローブ部10Aおよび第2プローブ部10Bはそれぞれ空間を有し、第1プローブ部10Aおよび第2プローブ部10Bが互いに挿入することができるようになっている。挿入深さはプローブ長調整つまみ32を回転させることで調整することができる。
例えば、プローブ長調整つまみを回すことによって、図3に示すように、プローブ10の長さを無段階に調整することができる。図2はプローブ10の長さが一番短い状態であり、図3はプローブ10の長さを伸ばした状態である。プローブ10の長さを調整することによって遅延時間の誤差を調整することができる。現在の計測機器では、遅延時間を調整することができるが、誤差を調整することができるのは階段状である。本プローブ10のように、無段階に調整することで、誤差を調整を高い精度で行うことができる。
例えば、プローブ長調整つまみを回すことによって、図3に示すように、プローブ10の長さを無段階に調整することができる。図2はプローブ10の長さが一番短い状態であり、図3はプローブ10の長さを伸ばした状態である。プローブ10の長さを調整することによって遅延時間の誤差を調整することができる。現在の計測機器では、遅延時間を調整することができるが、誤差を調整することができるのは階段状である。本プローブ10のように、無段階に調整することで、誤差を調整を高い精度で行うことができる。
次に、図4に遅延時間調整領域を拡大した断面図を示す。また、図5(A)に図4のA−A部の断面図を示す。図5(B)に図4のB−B部の断面図を示す。図5(C)に図4のC−C部の断面図を示す。
遅延時間調整領域における第1内部導体11は、外形が空間を有する。そして、遅延時間調整領域における第2内部導体21は、他の領域の第1内部導体11の直径より細くなっている。第2内部導体21の直径は、空間の内径と略同じである。
遅延時間調整領域における第1内部導体11は、外形が空間を有する。そして、遅延時間調整領域における第2内部導体21は、他の領域の第1内部導体11の直径より細くなっている。第2内部導体21の直径は、空間の内径と略同じである。
また、第1絶縁体12および第2絶縁体22は、長手方向に直交する方向の断面形状が円環状である。遅延時間調整領域における第1絶縁体12の外径は、他の領域の第1絶縁体12の外径より細くなっている。遅延時間調整領域における第2絶縁体22の内径は、他の領域の第2絶縁体22の内径より太くなっている。遅延時間調整領域における第2絶縁体22の内径は、遅延時間調整領域における第1絶縁体12の外径とほぼ同じである。
また、第1外部導体13および第2外部導体23は、長手方向に直交する方向の断面形状が円環状である。遅延時間調整領域における第1外部導体13の内径は、他の領域の第1外部導体13の内径より太くなっている。遅延時間調整領域における外部導体の外径は、他の領域の第2外部導体23の外径より細くなっている。遅延時間調整領域における第1外部導体13の内径は、遅延時間調整領域における第2外部導体23の外径とほぼ同じである。
また、第3絶縁体14および第4絶縁体24は、長手方向に直交する方向の断面形状が円環状である。遅延時間調整領域における第3絶縁体14の外径は、他の領域の第3絶縁体14の外径より細くなっている。遅延時間調整領域における第4絶縁体24の内径は、他の領域の第4絶縁体24の内径より太くなっている。遅延時間調整領域における第4絶縁体24の内径は、遅延時間調整領域における第3絶縁体14の外径とほぼ同じである。
遅延時間調整領域において、第1内部導体11の空間の中に第2内部導体21が接触した状態で、第1内部導体11および第2内部導体21が抜き差しできるようになる。また、遅延時間調整領域において、外径が細い第1絶縁体12の外側に内径が太い第2外部導体23の内側が接触した状態で、第1絶縁体12と第2絶縁体22とが抜き差しできるようになる。また、遅延時間調整領域において、内径が太い第1外部導体13の内側に内径が細い第2外部導体23の外側が接触した状態で、第1外部導体13と第2外部導体23とが抜き差しできるようになる。また、遅延時間調整領域において、外径が細い第3絶縁体14の外側に内径が太い第4外部導体の内側が接触した状態で、第3絶縁体14と第4絶縁体24とが抜き差しできるようになる。
その結果、第1内部導体11と第2内部導体21との電気的接続、第1外部導体13と第2外部導体23との電気的接続、第1内部導体11および第2内部導体21と第1外部導体13および第2外部導体23との絶縁を保ったままプローブ10の長さを調整することができる。
[第2の実施形態]
ところで、第1の実施形態に述べたプローブ10では、長さを調整した場合に、遅延時間調整領域において、第1内部導体11と第1外部導体13との間の空間、および第2内部導体21と第2外部導体23との間の空間の大きさが変化する。空間の大きさが変化するとインピーダンスが変化し、測定時にインピーダンスの変化を考慮しなければならなくなる。本実施形態では、長さを調整してもインピーダンスが変化しないプローブ10について説明する。
ところで、第1の実施形態に述べたプローブ10では、長さを調整した場合に、遅延時間調整領域において、第1内部導体11と第1外部導体13との間の空間、および第2内部導体21と第2外部導体23との間の空間の大きさが変化する。空間の大きさが変化するとインピーダンスが変化し、測定時にインピーダンスの変化を考慮しなければならなくなる。本実施形態では、長さを調整してもインピーダンスが変化しないプローブ10について説明する。
図6に、本発明の第2の実施形態に係わるプローブ10の遅延時間調整領域を拡大した断面図を示す。図6は、プローブ10の長手方向に直交する方向の断面図である。また、図7(A)に図6のD−D部の断面図を示し、図7(B)に図6のE−E部の断面図を示す。
図7(A)に示すように、調整領域の第1内部導体11の挿入する方向に直交する方向の断面は半円形状である。調整領域の第1絶縁体12の直交する方向の断面は半円環状である。調整領域の第1外部導体13の直交する方向の断面は半円環状である。調整領域の第1内部導体11、第1絶縁体12、および第1外部導体13を一体と見なした構造の直交する方向の断面は半円状である。調整領域の第3絶縁体14の内径は第1外部導体13の外径と略同じである。図6に示すように、遅延時間調整領域における第3絶縁体14の外径は、他の領域の第3絶縁体14の外径より細くなっている。
また、図7(B)に示すように、調整領域の第2内部導体21の挿入する方向に直交する方向の断面は半円形状であり、調整領域の第2絶縁体22の直交する方向の断面は半円環状であり、調整領域の第2外部導体23の直交する方向の断面は半円環状であり、調整領域の第2内部導体21、第2絶縁体22、および第2外部導体23を一体と見なした構造の直交する方向の断面は半円状であり、調整領域の第4絶縁体24の内径は調整領域の第3絶縁体14の外径と略同じである。図6に示すように、遅延時間調整領域における第4絶縁体24の内径は、他の領域の第4絶縁体24の内径より太くなっている。
半円状の第1内部導体11、第1絶縁体12、および第1外部導体13と第3絶縁体14との間に半円状の第2内部導体21、第2絶縁体22、および第2外部導体23が挿入される空間が形成され、半円状の第2内部導体21、第2絶縁体22、および第2外部導体23と第4絶縁体24との間に半円状の第1内部導体11、第1絶縁体12、および第1外部導体13が挿入される空間が形成されている。第1プローブ部10Aと第2プローブ部10Bとを互いに挿入することができる。
以上の構成であると、プローブ10の長さを調整しても、第1内部導体11と第1外部導体13との間に空間はできない。また、プローブ10の長さを調整しても、第2内部導体21と第2外部導体23との間に空間はできない。従って、プローブ10の長さを調整しても、インピーダンスの変化が生じない。
[第3の実施形態]
また、第2の実施形態で説明した構造に対し、外部導体を二重構造にすることで外部からのEMIノイズの影響を防ぐことができる構造について説明する。
また、第2の実施形態で説明した構造に対し、外部導体を二重構造にすることで外部からのEMIノイズの影響を防ぐことができる構造について説明する。
図8に、本発明の第3の実施形態に係わるプローブ10の遅延時間調整領域を拡大した断面図を示す。図9は、プローブ10の長手方向に直交する方向の断面図である。また、図9(A)に図8のF−F部の断面図を示し、図9(B)に図8のG−G部の断面図を示す。
図9(A)に示すように、調整領域の第1内部導体11の挿入する方向に直交する方向の断面は半円形状であり、調整領域の第1絶縁体12の直交する方向の断面は半円環状である。調整領域の第1外部導体13の直交する方向の断面は、第1絶縁体12の外側を覆う半円環形状と、第1絶縁体12の外側を覆わず、内径が半円環形状の第1外部導体13の外径にほぼ等しい逆半円環形状との二つの形状を有する。調整領域の第1内部導体11、第1絶縁体12、および半円環形状の第1外部導体13を一体と見なした構造の直交する方向の断面は半円状である。半円状の第1内部導体11、第1絶縁体12、および第1外部導体13とシールドとなる第1外部導体13との間に空間が設けられている。図8に示すように、遅延時間調整領域における第3絶縁体14の外径は、他の領域の第3絶縁体14の外径より細くなっている。
また、図9(B)に示すように、調整領域の第2内部導体21の挿入する方向に直交する方向の断面は半円形状である。調整領域の第2絶縁体22の直交する方向の断面は半円環状である。調整領域の第2外部導体23の直交する方向の断面は、第2絶縁体22の外側を覆う外径が逆半円環形状の第1外部導体13の外径にほぼ等しい半円環形状と、第2絶縁体22の外側を覆わず、内径が逆半円環形状の第1外部導体13の外径にほぼ等しい逆半円環形状との二つの形状を有する。調整領域の第2内部導体21、第2絶縁体22、および半円環形状の第2外部導体23を一体と見なした構造の直交する方向の断面は半円状である。半円状の第2内部導体21、第2絶縁体22、および第2外部導体23とシールドとなる第2外部導体23との間に空間が設けられている。図8に示すように、遅延時間調整領域における第4絶縁体24の内径は、他の領域の第4絶縁体24の内径より太くなっている。
そして、図8に示すように、半円状の第1内部導体11、第1絶縁体12、および第1外部導体13と逆半円形状の第1外部導体13との間に半円状の第2内部導体21、第2絶縁体22、および第2外部導体23が挿入される空間が形成され、半円状の第2内部導体21、第2絶縁体22、および第2外部導体23と逆半円形状の第2外部導体23との間に半円状の第1内部導体11、第1絶縁体12、および第1外部導体13が挿入される空間が形成されている。
そして、遅延時間調整領域において、外径が細い第3絶縁体14の外側に内径が太い第4外部導体の内側が接触した状態で、第3絶縁体14と第4絶縁体24とを互いに挿入できるようになる。
外部導体を二重二分割することによって内部導体がシールドされるので、外部からのEMIノイズの影響を防ぐことができる
[第4の実施形態]
また、第3の実施形態で説明した構造に対し、外部導体の外側に別途導体を設けることで、外部からのEMIノイズの影響を防ぐ構造について説明する。
[第4の実施形態]
また、第3の実施形態で説明した構造に対し、外部導体の外側に別途導体を設けることで、外部からのEMIノイズの影響を防ぐ構造について説明する。
図10に、本発明の第3の実施形態に係わるプローブ10の遅延時間調整領域を拡大した断面図を示す。図10は、プローブ10の長手方向に直交する方向の断面図である。また、図11(A)に図10のH−H部の断面図を示し、図11(B)に図10のJ−J部の断面図を示す。
図10,図11に示すように、第1外部導体13および第2外部導体23の外側に第1追加導体15および第2追加導体25、並びに第5絶縁体16および第6絶縁体26が設けられている。
遅延時間調整領域における第1追加導体15の外径は他の領域の第1追加導体15の外径より細い。遅延時間調整領域における第2追加導体25の内径は他の領域の第1追加導体15の内径より太い。遅延時間調整領域における第5絶縁体16の外径は他の領域の第5絶縁体16の外径より細い。遅延時間調整領域における第6絶縁体26の内径は他の領域の第6絶縁体26の内径より太い。
第1および第2外部導体13,23の外側に別途第1追加導体15および第2追加導体25を設けることで、外部からのEMIノイズの影響を更に防ぐことができる。
通常、同軸ケーブル110は1本ずつ単独で製造され、同じ長さのケーブルでも微妙に長さが違うため、遅延時間に多少の誤差が発生する。そのため、複数の信号間で遅延時間を揃えて測定する必要がある場合は、計測器側で調整することになるが、調整により測定誤差が発生する可能性がある。
そこで、ケーブルに接続するプローブ10に長さを調節できる機能を持たせることで、計測器に接続した際に計測器側で遅延時間の調整を行う手間を省くとともに、高精度の測定を行うことができる。
なお、図12に示すように、第1の実施形態に示したプローブの構成を用いて差動プローブを構成することもできる。なお、第1の実施形態に示したプローブの構成の他に第2〜第4の実施形態に示した構成を差動プローブの構成に適用することができる。
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
10…プローブ,10A…第1プローブ部,10B…第2プローブ部,11…第1内部導体,12…第2絶縁体,13…第1外部導体,14…第3絶縁体,15…第1追加導体,16…第5絶縁体,21…第2内部導体,22…第2絶縁体,23…第2外部導体,24…第4絶縁体,25…第2追加導体,26…第6絶縁体,31…コンタクト部,100…計測装置,110…同軸ケーブル。
Claims (10)
- 被検査物に接触するコンタクト部と、
中心部に設けられた第1内部導体と、前記第1内部導体の一部を被覆し、少なくとも一部の断面形状が円環状の第1絶縁体と、前記第1絶縁体の一部を被覆し、少なくとも一部の断面形状が円環状の第1外部導体とを有する第1プローブ部と、
中心部に設けられた第2内部導体と、前記第2内部導体の一部を被覆し、少なくとも一部の断面形状が円環状の第2絶縁体と、前記第2絶縁体の一部を被覆し、少なくとも一部の断面形状が円環状の第2外部導体とを有する第2プローブ部とを有し、
前記第1プローブ部および前記第2プローブ部は、第1内部導体と第2内部導体との電気的接続、第1外部導体と第2外部導体との電気的接続、第1内部導体および第2内部導体と第1外部導体および第2外部導体との絶縁を保持した状態で、前記第1プローブ部と前記第2プローブ部とを互いに挿入するための複数の空間が設けられた調整領域を有することを特徴とするプローブ。 - 前記調整領域における前記第2内部導体は前記調整領域以外の領域の径より細い第1の径を有し、
前記第1内部導体は、前記調整領域に前記調整領域の前記第2内部導体が挿入される円柱状の空間を有し、前記空間の径は前記第1の径と略同じであり、
前記調整領域における円環状の前記第2絶縁体の内径は前記調整領域以外の領域の第2絶縁体の内径より大きい第3の径を有し、前記調整領域における円環状の前記第2絶縁体の内径は前記第3の径を有し、前記調整領域における円環状の前記第2絶縁体の外径は第4の径を有し、
前記調整領域における円環状の前記第1絶縁体の前記内径は前記第1内部導体の外径と略同じであり、前記調整領域における円環状の前記第1絶縁体の外径は前記第3の径と略同じであり、前記調整領域における円環状の前記第1外部導体の内径は前記第5の径と略同じであり、前記調整領域における前記第1絶縁体と前記第1外部導体との間に前記調整領域における前記第2絶縁体および前記第2外部導体が挿入される空間が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のプローブ。 - 前記第1プローブ部は、前記第1外部導体の一部を被覆し、少なくとも一部の断面形状が円環状の第3絶縁体を更に有し、
前記第2プローブ部は、前記第2外部導体の一部を被覆し、少なくとも一部の断面形状が円環状の第4絶縁体を更に有し、
前記調整領域の前記第1内部導体の前記挿入する方向に直交する方向の断面は半円形状であり、前記調整領域の前記第1絶縁体の前記直交する方向の断面は半円環状であり、前記調整領域の前記第1外部導体の前記直交する方向の断面は半円環状であり、前記調整領域の前記第1内部導体、前記第1絶縁体、および前記第1外部導体を一体と見なした構造の前記直交する方向の断面は半円状であり、前記調整領域の前記第3絶縁体の内径は前記第1外部導体の外径と略同じであり、前記調整領域の前記第3絶縁体の外径は第5の径であって、
前記調整領域の前記第2内部導体の前記挿入する方向に直交する方向の断面は半円形状であり、前記調整領域の前記第2絶縁体の前記直交する方向の断面は半円環状であり、前記調整領域の前記第2外部導体の前記直交する方向の断面は半円環状であり、前記調整領域の前記第2内部導体、前記第2絶縁体、および前記第2外部導体を一体と見なした構造の前記直交する方向の断面は半円状であり、前記調整領域の前記第4絶縁体の内径は前記第5の径と略同じであって、
前記半円状の前記第1内部導体、前記第1絶縁体、および前記第1外部導体と前記第3絶縁体との間に前記半円状の前記第2内部導体、前記第2絶縁体、および前記第2外部導体が挿入される空間が形成され、前記半円状の前記第2内部導体、前記第2絶縁体、および前記第2外部導体と前記第4絶縁体との間に前記半円状の前記第1内部導体、前記第1絶縁体、および前記第1外部導体が挿入される空間が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプローブ。 - 前記調整領域の前記第1内部導体の前記挿入する方向に直交する方向の断面は半円形状であり、前記調整領域の前記第1絶縁体の前記直交する方向の断面は半円環状であり、前記調整領域の前記第1外部導体の前記直交する方向の断面は、前記第1絶縁体の外側を覆い、外径が第6の径である半円環形状と、前記第1絶縁体の外側を覆わず、内径が略前記第6の径、外径が第7の径である逆半円環形状との二つの形状を有し、前記調整領域の前記第1内部導体、前記第1絶縁体、および前記半円環形状の第1外部導体を一体と見なした構造の前記直交する方向の断面は半円状であり、
前記調整領域の前記第2内部導体の前記挿入する方向に直交する方向の断面は半円形状であり、前記調整領域の前記第2絶縁体の前記直交する方向の断面は半円環状であり、前記調整領域の前記第2外部導体の前記直交する方向の断面は、前記第2絶縁体の外側を覆う外径が略第7の径である半円環形状と、前記第2絶縁体の外側を覆わず、内径が略前記第7の径である逆半円環形状との二つの形状を有し、前記調整領域の前記第2内部導体、前記第2絶縁体、および前記半円環形状の第2外部導体を一体と見なした構造の前記直交する方向の断面は半円状であり、
前記半円状の前記第1内部導体、前記第1絶縁体、および前記第1外部導体と前記逆半円形状の第1外部導体との間に前記半円状の前記第2内部導体、前記第2絶縁体、および前記第2外部導体が挿入される空間が形成され、前記半円状の前記第2内部導体、前記第2絶縁体、および前記第2外部導体と前記逆半円形状の前記第2外部導体との間に前記半円状の前記第1内部導体、前記第1絶縁体、および前記第1外部導体が挿入される空間が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプローブ。 - 前記第1プローブ部は、前記調整領域に前記半円状の前記第1内部導体、前記第1絶縁体、および前記第1外部導体を囲う、前記直交する方向の断面が円環状、外径が第9の径の第1追加導体を有し、
前記第2プローブ部は、前記調整領域に前記半円状の前記第2内部導体、前記第2絶縁体、および前記第2外部導体を囲う、前記直交する方向の断面が円環状、内径が略第9の径の第2追加導体を有することを特徴とする請求項4に記載のプローブ。 - 2本以上のプローブおよび同軸ケーブルを介して入力される被試験体からの信号を計測装置によって計測するための計測システムであって、
前記一対のプローブの少なくとも一方は、
被検査物に接触するコンタクト部と、
中心部に設けられた第1内部導体と、前記第1内部導体の一部を被覆し、少なくとも一部の断面形状が円環状の第1絶縁体と、前記第1絶縁体の一部を被覆し、少なくとも一部の断面形状が円環状の第1外部導体とを有する第1プローブ部と、
中心部に設けられた第2内部導体と、前記第2内部導体の一部を被覆し、少なくとも一部の断面形状が円環状の第2絶縁体と、前記第2絶縁体の一部を被覆し、少なくとも一部の断面形状が円環状の第2外部導体とを有する第2プローブ部とを有し、
前記第1プローブ部および前記第2プローブ部は、第1内部導体と第2内部導体との電気的接続、第1外部導体と第2外部導体との電気的接続、第1内部導体および第2内部導体と第1外部導体および第2外部導体との絶縁を保持した状態で、前記第1プローブ部と前記第2プローブ部とを互いに挿入するための複数の空間が設けられた調整領域を有することを特徴とする計測システム。 - 前記調整領域における前記第2内部導体は前記調整領域以外の領域の径より細い第1の径を有し、
前記第1内部導体は、前記調整領域に前記調整領域の前記第2内部導体が挿入される円柱状の空間を有し、前記空間の径は前記第1の径と略同じであり、
前記調整領域における円環状の前記第2絶縁体の内径は前記調整領域以外の領域の第2絶縁体の内径より大きい第3の径を有し、前記調整領域における円環状の前記第2絶縁体の内径は前記第3の径を有し、前記調整領域における円環状の前記第2絶縁体の外径は第4の径を有し、
前記調整領域における円環状の前記第1絶縁体の前記内径は前記第1内部導体の外径と略同じであり、前記調整領域における円環状の前記第1絶縁体の外径は前記第3の径と略同じであり、前記調整領域における円環状の前記第1外部導体の内径は前記第5の径と略同じであり、前記調整領域における前記第1絶縁体と前記第1外部導体との間に前記調整領域における前記第2絶縁体および前記第2外部導体が挿入される空間が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の計測システム。 - 前記第1プローブ部は、前記第1外部導体の一部を被覆し、少なくとも一部の断面形状が円環状の第3絶縁体を更に有し、
前記第2プローブ部は、前記第2外部導体の一部を被覆し、少なくとも一部の断面形状が円環状の第4絶縁体を更に有し、
前記調整領域の前記第1内部導体の前記挿入する方向に直交する方向の断面は半円形状であり、前記調整領域の前記第1絶縁体の前記直交する方向の断面は半円環状であり、前記調整領域の前記第1外部導体の前記直交する方向の断面は半円環状であり、前記調整領域の前記第1内部導体、前記第1絶縁体、および前記第1外部導体を一体と見なした構造の前記直交する方向の断面は半円状であり、前記調整領域の前記第3絶縁体の内径は前記第1外部導体の外径と略同じであり、前記調整領域の前記第3絶縁体の外径は第5の径であって、
前記調整領域の前記第2内部導体の前記挿入する方向に直交する方向の断面は半円形状であり、前記調整領域の前記第2絶縁体の前記直交する方向の断面は半円環状であり、前記調整領域の前記第2外部導体の前記直交する方向の断面は半円環状であり、前記調整領域の前記第2内部導体、前記第2絶縁体、および前記第2外部導体を一体と見なした構造の前記直交する方向の断面は半円状であり、前記調整領域の前記第4絶縁体の内径は前記第5の径と略同じであって、
前記半円状の前記第1内部導体、前記第1絶縁体、および前記第1外部導体と前記第3絶縁体との間に前記半円状の前記第2内部導体、前記第2絶縁体、および前記第2外部導体が挿入される空間が形成され、前記半円状の前記第2内部導体、前記第2絶縁体、および前記第2外部導体と前記第4絶縁体との間に前記半円状の前記第1内部導体、前記第1絶縁体、および前記第1外部導体が挿入される空間が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の計測システム。 - 前記調整領域の前記第1内部導体の前記挿入する方向に直交する方向の断面は半円形状であり、前記調整領域の前記第1絶縁体の前記直交する方向の断面は半円環状であり、前記調整領域の前記第1外部導体の前記直交する方向の断面は、前記第1絶縁体の外側を覆い、外径が第6の径である半円環形状と、前記第1絶縁体の外側を覆わず、内径が略前記第6の径、外径が第7の径である逆半円環形状との二つの形状を有し、前記調整領域の前記第1内部導体、前記第1絶縁体、および前記半円環形状の第1外部導体を一体と見なした構造の前記直交する方向の断面は半円状であり、
前記調整領域の前記第2内部導体の前記挿入する方向に直交する方向の断面は半円形状であり、前記調整領域の前記第2絶縁体の前記直交する方向の断面は半円環状であり、前記調整領域の前記第2外部導体の前記直交する方向の断面は、前記第2絶縁体の外側を覆う外径が略第7の径である半円環形状と、前記第2絶縁体の外側を覆わず、内径が略前記第7の径である逆半円環形状との二つの形状を有し、前記調整領域の前記第2内部導体、前記第2絶縁体、および前記半円環形状の第2外部導体を一体と見なした構造の前記直交する方向の断面は半円状であり、
前記半円状の前記第1内部導体、前記第1絶縁体、および前記第1外部導体と前記逆半円形状の第1外部導体との間に前記半円状の前記第2内部導体、前記第2絶縁体、および前記第2外部導体が挿入される空間が形成され、前記半円状の前記第2内部導体、前記第2絶縁体、および前記第2外部導体と前記逆半円形状の前記第2外部導体との間に前記半円状の前記第1内部導体、前記第1絶縁体、および前記第1外部導体が挿入される空間が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の計測システム。 - 前記第1プローブ部は、前記調整領域に前記半円状の前記第1内部導体、前記第1絶縁体、および前記第1外部導体を囲う、前記直交する方向の断面が円環状、外径が第9の径の第1追加導体を有し、
前記第2プローブ部は、前記調整領域に前記半円状の前記第2内部導体、前記第2絶縁体、および前記第2外部導体を囲う、前記直交する方向の断面が円環状、内径が略第9の径の第2追加導体を有することを特徴とする請求項9に記載の計測システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008241537A JP2010071887A (ja) | 2008-09-19 | 2008-09-19 | プローブおよび計測システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008241537A JP2010071887A (ja) | 2008-09-19 | 2008-09-19 | プローブおよび計測システム |
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JP2010071887A true JP2010071887A (ja) | 2010-04-02 |
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ID=42203804
Family Applications (1)
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JP2008241537A Withdrawn JP2010071887A (ja) | 2008-09-19 | 2008-09-19 | プローブおよび計測システム |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2010071887A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021085198A1 (ja) * | 2019-10-28 | 2021-05-06 | ソニー株式会社 | センサ装置および水分量測定装置 |
-
2008
- 2008-09-19 JP JP2008241537A patent/JP2010071887A/ja not_active Withdrawn
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WO2021085198A1 (ja) * | 2019-10-28 | 2021-05-06 | ソニー株式会社 | センサ装置および水分量測定装置 |
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